JP2007307204A - 遊技機 - Google Patents

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真希 早川
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理象 友安
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Abstract

【課題】役の当選を今までにない斬新な手段によって報知することにより、遊技者の期待感を喚起しつつ遊技性を向上させることができる遊技機を提供する。
【解決手段】本発明の遊技機は、遊技媒体を投入し、複数の図柄が表示された複数のリール40L,40C,40Rを回転させて停止させるまでの工程を一単位とする遊技を繰り返し実施可能な遊技機であって、複数の役の中から一の役を定める役抽選を行う役抽選手段410と、遊技媒体のクレジット数又は獲得数を数値表示する画像表示手段610と、画像表示手段610に数値表示を行わせる画像制御手段500とを備え、画像制御手段500が、役抽選の結果に応じて、画像表示手段610の数値表示を変化させる報知演出を行うようにしてある。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させて停止させるまでの工程を一単位とする遊技を繰り返し実施可能なパチンコやスロットマシン等の遊技機に関し、特に、遊技媒体のクレジット数や獲得数を表示する遊技機に関する。
一般に、スロットマシン等の遊技機では、制御手段により役抽選を行い、この役抽選で当選した役に対応した図柄が停止して入賞したときには、入賞した役に応じた態様の遊技を行うようになっている。このような役には、後述するビッグボーナス役やレギュラーボーナス役等の特別役、予め定められた数の遊技媒体が払い出される一般役、又は遊技媒体を投入しないで遊技を再実施できる再遊技役などがある。
また、近年のスロットマシンは、液晶表示装置等の画像表示手段を備えており、例えば、役抽選で特別役に当選した場合に、この特別役の当選を期待させたり、告知したりするための情報を含む報知画像を表示することによって、遊技をより面白く演出しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−350799号公報
上述した従来のスロットマシンでは、例えば、ビックボーナス役等の特別役に当選したときに、この特別役に対応する専用の報知画像(ex.「WIN」の文字)を画像表示手段に表示して、特別役の当選を分かりやすく報知していた。しかし、このような報知演出では、情報の伝達がストレートすぎ、遊技者は、報知画像が表示されたことで特別役の当選を確信してしまい、「当選しているかもしれない」という不確定な期待感(俗にいう「どきどき感」)を抱くことができないという問題があった。
また、市場に普及している多くのスロットマシンが、当選役に対応する専用の報知画像を表示するという報知演出を採用しているために、現在では常套手段となってしまい、遊技を面白くするための演出としては、新鮮味に欠けて、遊技者の興味を引く効果が低減しつつあるという問題があった。
一方、従来からスロットマシンでは、7セグメントLEDや液晶表示装置のCG(コンピュータグラフィック)を用いて、メダル等の遊技媒体のクレジット枚数と獲得枚数を数値表示していた。クレジット枚数とは、スロットマシンに貯留されている遊技媒体の枚数である。獲得枚数とは、遊技において役に入賞し獲得された遊技媒体の枚数である。
ところが、従来のスロットマシンにおけるクレジット枚数と獲得枚数の数値表示は、単に遊技媒体の加減変動をカウント表示するだけのものであり、これ以外の用途に用いられることはなかった。このため、従来のスロットマシンにおける遊技媒体のクレジット枚数と獲得枚数を数値表示は、繰り返し行われる一連の遊技において、何らビックボーナス等の特別役の当選を遊技者に期待させたり、告知したりするものではなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、役の当選を今までにない斬新な手段によって報知することにより、遊技者の期待感を喚起しつつ遊技性を向上させることができる遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技媒体を投入し、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させて停止させるまでの工程を一単位とする遊技を繰り返し実施可能な遊技機であって、複数の役の中から一の役を定める役抽選を行う役抽選手段と、前記遊技媒体のクレジット数又は獲得数を数値表示する画像表示手段と、前記画像表示手段に前記数値表示を行わせる画像制御手段とを備え、前記画像制御手段が、前記役抽選の結果に応じて、前記画像表示手段の前記数値表示を変化させる報知演出を行うようにしてある。
このような本発明の遊技機によれば、従来、クレジット数又は獲得数の加減変動を正確にカウントするだけだった数値表示が、役抽選の結果に応じて変化するので、その意外性に報知演出としての面白さがあり、何らかの役に当選しているのではないかとの遊技者の期待感を喚起するだけでなく、このような報知演出を複数組み合わせることによって、より複雑な情報の報知が可能となり、遊技機の遊技性をも向上させることができる。
ここで、「遊技媒体」とは、遊技を行うためにスロットマシンに投入する媒体であり、例えば、コイン、メダル、チップのようなものが考えられる。また、この目的を達成できるものであれば、現実の物には限られず、例えば、磁気カードのような電磁的に作用するものも適用可能である。
遊技媒体を「投入する」とは、遊技者が、スロットマシンに設けた遊技媒体投入口等に、コイン等の遊技媒体を実際に投入することが含まれる。また、スロットマシンの記憶媒体に予めクレジットした所定数の遊技媒体を用いることも含まれる。
「図柄が表示されたリール」については、モータ等によって物理的に回転、停止を行う現実の物としてのリールのほか、表示装置に表示されるCG(コンピュータグラフィック)等を用いた仮想上のリールも含まれる。
「役」には、例えば、入賞すると所定枚数の遊技媒体の払い出しを行う「一般役」と、遊技を遊技者にとって有利に進行させる「特別遊技」に移行させることが可能な「特別役」と、遊技媒体を投入しないで遊技を再実施できる「再遊技」とが含まれる。また、遊技の態様に応じて、その他様々な役を付加することができる。
「一般役」とは、抽選で一般役に当選し、その一般役に応じた図柄が揃って入賞すると、予め定められた数の遊技媒体が払い出される役である。「特別役」には、抽選で所定役が高確率で当選する遊技を一定条件下で所定回数行う「第1の特別遊技」に移行させることが可能な「第1の特別役」と、一般遊技と第1の特別遊技に相当する遊技の少なくとも一方の遊技を行える「第2の特別遊技」に移行させることが可能な「第2の特別役」とが含まれる。
ここで、第1の特別役は、特別遊技の1つである第1の特別遊技に移行させる役であり、レギュラーボーナス役(以下、RB役と称する)と呼ばれる役を含むものである。第1の特別遊技は、所定役が高確率で当選する遊技を、一定条件下で所定回数行うことができる。また、第2の特別役は、特別遊技の1つである第2の特別遊技に移行させる役であり、上述したビッグボーナス役(以下、BB役と称する)と呼ばれる役も含むものである。第2の特別遊技は、前記一般遊技と前記第1の特別遊技に相当する遊技の少なくとも一方の遊技を、所定の遊技媒体払出数に達するまで行うことができる遊技である。
「再遊技役」とは、役抽選で再遊技役に当選し、再遊技役に対応した図柄が停止して入賞したときに、遊技媒体を投入することなく遊技を再実施できる「再遊技」(「リプレイ」とも称する)を実施することができる役である。
一の役を定める「役抽選」は、例えば、乱数を発生させてその値によって、一つの当選役を定めることが望ましい。乱数の発生については、乱数発生器又はコンピュータ等のソフトウエア上で発生させることも考えられる。
「画像表示手段」には、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)又はLCD(Liquid Crystal Display)等の演出画像の表示が可能な表示装置、画像駆動装置が含まれる。また、本発明は、遊技媒体のクレジット数又は獲得数の数値表示を変化させるものであるから、7セグメントLED(Light Emitting Diode.)を用いた画像表示手段も含まれる。
ここで、「演出画像」には、画像表示装置に表示されるあらゆる画像が含まれ、例えば、文字、数字、図形、記号、図柄、色彩、模様のようなあらゆる画像が適用でき、静止画も動画も含まれる。また、音声と組み合わせることも可能である。
この「演出画像」には、本発明における「数値表示」も含まれる。この「数値表示」は、遊技媒体のクレジット数又は獲得数を表示するものであり、上述した7セグメントLED、CRT又はLCD等の画像表示手段により表示可能な数字であればよい。また、この「数値表示」の変化後の形態は、数字に限定されるものではなく、文字、図形、記号、図柄、色彩、模様等のあらゆる形態の画像が含まれる。
「クレジット数」とは、実際に投入され又は役の入賞により獲得され、遊技機の記憶媒体に記憶された遊技媒体の合計数をいう。「獲得数」とは、上述した特別役や一般役に含まれる個々の役に入賞したときに払い出される遊技媒体の数をいう。なお、スロットマシンのように、遊技媒体としてメダルやコインが用いられる場合には、これら「クレジット数」及び「獲得数」を、それぞれ「クレジット枚数」及び「獲得枚数」という。
また、「数値表示を変化させる」とは、遊技媒体の増減をカウントするための数値表示の加減変動を除き、報知演出としてあらゆる態様の数値変動の変化を含む。例えば、後述するような、実際の遊技媒体の増減と無関係な数値表示のカウントアップ又はカウントダウン、色彩の変化、位置の移動、大きさの変化のみならず、数値表示が回転したり、傾いたり、振動したり、形状を変化させたりすること等が含まれる。また、これらの変化の態様を2以上組み合わせることも含まれる。
さらに、「役抽選の結果に応じて」数値表示を変化させるとは、役抽選の結果に基づいて数値表示の変化態様が決定される場合を広く含み、例えば、役抽選で当選した役(はずれを含む)の種類と、数値表示の変化態様とが一対一で対応している場合のみならず、役抽選で当選した役の種類に応じて、いずれかの数値表示の変化態様が抽選等で選択されるようにしてもよい。また、単に役抽選の終了に起因して、数値表示が変化するような場合も含む。
好ましくは、上述した本発明に係る遊技機において、前記画像制御手段が、前記役抽選により所定の役に当選したときに、前記所定の役に入賞したならば獲得することができる前記遊技媒体の所定獲得数まで、前記画像表示手段の前記数値表示を増加又は減少させる報知演出を、前記所定の役の入賞前において行うようにしてもよい。
このような本発明の遊技機によれば、数値表示の増加分又は減少分、もしくは増加又は減少させた数値表示そのものに基づいて、当選した役の種類を予想することができる。これにより、遊技者は、当選した役に入賞させたり、故意に入賞させなかったりすることが可能となり、遊技性を向上させることができる。
数値表示の態様として、例えば、遊技媒体の所定獲得数(ex.メダル15枚)の分だけ数値表示を「01」→「02」→「03」…「14」→「15」のようにカウントアップさせ、逆に、「15」→「14」→「13」…「02」→「01」のようにカウントダウンさせるようにしてもよい。また、直接「00」→「15」の如く表示するようにしてもよい。遊技者は、変化した獲得数に基づいて、この獲得数が割り当てられた所定の役を予想することができる。
好ましくは、前記画像表示手段が、前記数値表示の色彩を変化させることが可能であり、前記画像制御手段が、前記役抽選の結果に応じて、前記画像表示手段の前記数値表示の色彩を変化させる報知演出を行うようにしてもよい。
このような本発明の遊技機によれば、例えば、個々の役ごとにそれぞれ異なる色を割り当て、役抽選の結果に応じて数値表示の色を変化させることにより、当選した役の種類を報知することができる。また、例えば、ビックボーナス等の特別役に当選したか否かの期待度を「高」「底」、「大」「中」「小」又は「80%」「60%」「40%」「20%」の如く段階分けし、期待度の段階ごとにそれぞれ異なる色を割り当て、役抽選の結果に応じて数値表示の色を変化させることにより、ビックボーナス等の特別役に当選したか否かの期待度を報知することもできる。
このように、数値表示の色彩を変化させるだけで、演出態様のバリエーションを豊富化することができるとともに、数値表示の色彩は、プログラム処理だけで変化させることができるので、演出態様のバリエーションを豊富化した場合でも、画像データの削減を図ることができる。
好ましくは、前記画像制御手段が、前記役抽選の結果に応じて、前記画像表示手段の表示領域の範囲内で前記数値表示を移動させる報知演出を行うようにしてある。
このような本発明の遊技機によれば、従来からクレジット数又は獲得数の数値表示は、その表示位置が固定されているものとの観念が定着しているので、これら数値表示を移動させることにより、意外性に富んだ斬新な報知演出を行うことができる。
ここで、「数値表示を移動させる」とは、例えば、数値表示を上下、左右、斜め方向に真っ直ぐ又は蛇行して移動させることなどが含まれる。
好ましくは、前記画像制御手段が、前記役抽選の結果に応じて、前記画像表示手段の表示領域の範囲内で前記数値表示を移動させ、前記数値表示の一部又は全部を前記表示領域から消滅させる報知演出を行うようにしてある。
このような本発明の遊技機によれば、数値表示が単に移動するだけでなく、画像表示装置の表示領域の限界を利用して、まるで、数値表示が画像表示装置の表示領域内から外へ出て行ってしまうような演出、又は、表示領域外から内に入ってきたような演出、あるいは、数値表示の一部が画像表示装置の表示領域外にはみ出し又は隠れたりしているような演出を行うことができ、報知演出をより面白いものとすることができる。
好ましくは、前記画像制御手段が、前記役抽選の結果に応じて、前記数値表示の大きさを変化させる報知演出を行うようにしてある。
このような本発明の遊技機によれば、従来からクレジット数又は獲得数の数値表示は、その大きさが固定されているものとの観念が定着しているので、これら数値表示の大きさを変化させることにより、意外性に富んだ斬新な報知演出を行うことができる。
ここで、「数値表示の大きさを変化させる」とは、元の数値表示の全体を相似形に拡大又は縮小する場合、元の数値表示の一部のみを大きくしたり、小さくしたりする場合、元の数値表示の形状を変形させながら大きくしたり、小さくしたりする場合等が含まれる。
好ましくは、前記画像制御手段が、前記数値表示の変化態様が異なる複数の前記報知演出を行うことができ、前記役抽選の結果に応じて、2以上の前記報知演出を組み合わせて実行するようにしてある。
このような本発明の遊技機によれば、数値表示の変化態様が異なる複数の報知演出を組み合わせることによって、演出態様のバリエーションを豊富化することができるとともに、より複雑な情報の報知が可能となって、遊技機の遊技性をも向上させることができる。例えば、特別役に当選したかもしれないという期待度を、複数回の報知演出で段階的に報知し、報知演出が回を重ねるごとに、特別役に当選したか否かがより明確になるような演出、又は期待度が高くなったり低くなったりするような演出を行うことができる。
好ましくは、少なくとも2つの前記画像表示手段を備え、一方の前記画像表示手段をLED表示装置とし、他方の前記画像表示手段が、前記報知演出を実行しているときに、前記LED表示装置が、正確にカウントされた現在の前記遊技媒体のクレジット数又は獲得数を数値表示するようにしてある。
このような本発明の遊技機によれば、一方の画像表示手段であるLED表示装置によって、常に正確なクレジット数又は獲得数が数値表示されるので、他方の画像表示手段であるCRT又はLCD等により実行される報知演出の自由度が大幅に増大する。
すなわち、LED表示装置によって、常に正確なクレジット数又は獲得数が見やすい状態で数値表示されるので、他方の画像表示手段における数値表示の正確性や視認性は問題にならなくなる。この結果、他方の画像表示装置において、数値表示の正確性や視認性に制限されることなく、より自由な内容の報知演出を行うことが可能となる。
ここで、LED表示装置としては、数値表示が可能な構成のものが全て含まれ、例えば、単色又は複数色による表示が可能な7セグメントLEDやドットマトリックスLED等により構成される表示装置が広く含まれる。
本発明の遊技機によれば、従来、クレジット数又は獲得数の加減変動を正確にカウントするだけだった数値表示が、役抽選の結果に応じて変化するので、その意外性に報知演出としての面白さがあり、何らかの役に当選しているのではないかとの遊技者の期待感を喚起するだけでなく、このような報知演出を複数組み合わせることによって、より複雑な情報の報知が可能となり、遊技機の遊技性をも向上させることができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る遊技機であるスロットマシンについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
[スロットマシンの構成]
<全体構造の説明>
図1は、本実施形態に係るスロットマシン(遊技機)の外観を示す正面図である。同図において、スロットマシン10の筐体の前面部には、パネル状の液晶表示装置(画像表示手段)20が設けてある。この液晶表示装置20は、中央に横長矩形の表示窓22を開設した略ドーナツ状となっており、動画又は静止画からなる演出画像を表示可能となっている。例えば、図17では、液晶表示装置20にグラデーションの背景55を表示し、この背景55上を円形模様56が大きさを変えながら移動している演出画像を表している。
さらに、本実施形態では、液晶表示装置20の表示窓22下方に、二桁の数値からなるCREDIT表示53とWIN表示54との画像を表示している。CREDIT表示53は、クレジットされている遊技媒体(本実施形態ではメダルを用いている)の枚数を数値表示する。一方、WIN表示54は、当選した役の入賞により獲得した遊技媒体の枚数を数値表示する。後に詳述するが、本スロットマシン10は、これらCREDIT表示53とWIN表示54とを用いた当選役の報知演出及び期待度演出を行うことを特徴としている。
また、スロットマシン10における液晶表示装置20下方には、略水平の操作パネル部30が設けてある。この操作パネル部30の左側には、3−ベットスイッチ36が配設してある。ここで、本実施形態に係るスロットマシン10は、いわゆる3枚掛け専用機であり、3−ベットスイッチ36を押動操作することによって、クレジットされた遊技媒体のうちの3枚が遊技の賭けの対象となる。
さらに、操作パネル部30の右側には、遊技媒体を投入することができる遊技媒体投入口38が設けてある。この遊技媒体投入口38から規定枚数以上の遊技媒体が投入された場合には、規定以上の枚数をクレジット数として後述するRAM110(図3参照)に記憶するようになっている。
ここで、本実施形態では、遊技媒体投入口38からの投入、又は3−ベットスイッチ36の操作に基づく遊技媒体の数を「ベット数」と称し、その後、RAM110に記憶されて設定されたベット数を「設定ベット数」と称する。
遊技者が、遊技媒体を3枚投入し、又は3−ベットスイッチ36を操作したときには、図中の鎖線に示す、水平の3本(中央、上、下)の入賞ラインと、斜めの2本(斜め右下がり、斜め右上がり)の入賞ラインとを全て有効する。
また、スロットマシン10の筐体の上方には、一対の7セグメントLED(画像表示手段)からなるCREDIT表示器71及びWIN表示器72が設けてある。これらのうち、CREDIT表示器71は、遊技媒体のクレジット枚数を二桁の数値で表示し、一方、WIN表示器72は、遊技媒体の獲得枚数を二桁の数値で表示する。なお、本実施形態では、液晶表示装置20との対応関係上、これらCREDIT表示器71及びWIN表示器72を総称して「セグメント表示装置71,72」という場合がある。
上述のように、本実施形態のスロットマシン10では、液晶表示装置20の画像としてCREDIT表示53及びWIN表示54を表示しているにもかかわらず、7セグメントLEDからなるCREDIT表示器71及びWIN表示器72を併設している。本実施形態のスロットマシン10では、後述するように、液晶表示装置20のCREDIT表示53又はWIN表示54を移動させたり、巨大化させたり、カウントアップ又はダウンさせたりして、遊技中の報知演出などを行っている。このような報知演出等の実行中であっても、正確なクレジット枚数及び獲得枚数を表示するために、これら7セグメントLEDからなるCREDIT表示器71及びWIN表示器72を、液晶表示装置20のCREDIT表示53及びWIN表示54とともに併設している。なお、これら7セグメントLEDからなるCREDIT表示器71及びWIN表示器72をカウントアップ又はダウンさせたり、表示色を変化させたりして、遊技中の報知演出などを行うようにしてもよい。
スロットマシン10の筐体の内部には、3個のリール40L,40C及び40Rが回転自在に設けてある。各リール40L,40C及び40Rは、それぞれリング形状となっており、その外周面には、図柄を印刷したリールテープが貼着してある。このリールテープには、例えば、21個の図柄が等間隔で描かれている。これら図柄の配列は、リール40L,40C及び40Rごとにそれぞれ異なっている。各リール40L,40C及び40Rは、上述した液晶表示装置20の表示窓22を介してそれぞれ視認可能となっている。リールが停止しているときには、表示窓22を介して、1本のリールにつき連続した3つの図柄が視認可能となる。このため、横長矩形の表示窓22全体を通して、合計9つの図柄が視認可能となる。
後述するように、各リール40L,40C及び40Rは、それぞれモータ(図示せず)により回転駆動され、表示窓22において、各リール40L,40C及び40Rの外周面に描かれた図柄が上から下に向かって移動する。
操作パネル部30の前面の左側には、スタートスイッチ(スタートレバー)50が傾動可能に設けてあり、また、操作パネル部30の前面の中央部には、3つのストップスイッチ52L,52C及び52Rが設けてある。ストップスイッチ52Lは左リール40Lに対応し、ストップスイッチ52Cは中リール40Cに対応し、ストップスイッチ52Rは右リール40Rに対応している。
遊技者が、スタートスイッチ50を傾動操作すると、上述した3つのリール40L,40C及び40Rが一斉に回転を開始する。これらリール40L,40C及び40Rの回転速度が一定速度に達すると、遊技者によるストップスイッチ52L,52C及び52Rの操作が有効となる。
遊技者が、ストップスイッチ52Lを押動操作すると左リール40Lが停止する。ストップスイッチ52Cを押動操作すると中リール40Cが停止する。ストップスイッチ52Rを押動操作すると右リール40Rが停止する。
各リール40L、40C又は40Rが停止したときは、それぞれの外周面に描かれた図柄が、上述した5つの入賞ライン(図中の鎖線参照)上に位置付けられるように停止制御している。
スロットマシン10の筐体の下方の右側には、筐体の内部に収納した図示しないスピーカ(後述する図5に示すスピーカ64に対応する)から発せられた音を筐体の外部へ出すための透音穴60が設けてある。スロットマシン10の筐体の下方の中央部には、遊技媒体払出口62が設けてある。各リール40L、40C又は40Rが停止して、入賞ライン(図1中の鎖線参照)上に停止表示された図柄の組み合わせが、所定の組み合わせ、すなわち、役を構成する図柄の組み合わせとなり、役に入賞したときには、この組み合わせに応じて予め定めた枚数の遊技媒体を遊技媒体払出口62から払い出すようになっている。
上述したように、スロットマシン10における遊技は、停止させた複数のリール40L、40C又は40Rの図柄の組み合わせによって遊技結果が定まるというものである。また、この遊技は、スタートスイッチ50を遊技者が傾動操作するたびに行われ、複数のリール40L、40C又は40Rの回転開始から回転停止までの行程を1単位の遊技として、繰り返し行うことができる。
上述した役の種類には、例えば、特別役、一般役、再遊技役等の種類がある。特別役は、抽選で特別役に当選し、その当たり役に応じた図柄が揃って入賞したときには、遊技を遊技者にとって有利に進行させる特別遊技を行うことができる役である。また、一般役は、抽選で一般役に当選し、その一般役に応じた図柄が揃って入賞すると、予め定めた数の遊技媒体を払い出す役である。また、再遊技役は、抽選で再遊技役に当選し、再遊技役に応じた図柄が揃って入賞したときに、遊技媒体を新たに投入することなく再遊技(リプレイとも称する)を行うことができる役である。
また、特別役には、BB(ビッグボーナス)役及びRB(レギュラーボーナス)役がある。RB役は、第1の特別遊技であるRB遊技に移行させる役である。このRB遊技は、所定役が高確率で当選する遊技を一定条件下で所定回数行うものである。一方、BB役は、第2の特別遊技であるBB遊技に移行させる役である。このBB遊技は、一般遊技を行うとともに、この一般遊技中に一定条件下でRB遊技に移行できるようにしたものであり、予め定められた遊技媒体の払い出し数に達するまで、一般遊技とRB遊技とを繰り返し行うことができる。
<機能ブロック図の説明>
図2は、スロットマシン10の制御に関する機能ブロック図である。同図において、制御回路として、主制御回路100と副制御回路200とが電気的に接続してある。
主制御回路100には、操作手段300が電気的に接続してあるとともに、上述したリール40L、40C及び40Rの各々に設けられたモータ80L、80C及び80Rが電気的に接続してある。また、操作手段300には、停止操作手段310、上述したスタートスイッチ50及び3−ベットスイッチ36が含まれる。さらに、停止操作手段310は、上述した3つのストップスイッチ52L,52C及び52Rから構成してある。なお、これらの操作手段300は、スイッチやボタンに限られず、遊技者の四肢を用いた操作に基づいて操作信号を発生させるものであれば、あらゆる手段が適用できる。
一方、副制御回路200には、報知手段600が電気的に接続してあり、この報知手段600には、上述した画像表示手段610及びスピーカ64が含まれている。また、画像表示手段610には、上述した略ドーナツ状の液晶表示装置20と、一対のセグメント表示装置71,72とが含まれている。
<主制御回路100の説明>
主制御回路100は、役抽選手段410と、リール制御手段420と、遊技制御手段430とを含んでいる。
役抽選手段410は、役抽選処理によって、役(特別役であるRB役とBB役、一般役、再遊技役)の抽選を行うものである。役抽選手段410は、例えば、役抽選用の乱数発生器412(ハード乱数等)と、この乱数発生器412が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段414と、乱数抽出手段414が抽出した乱数値に基づいて役の当選の有無及び当選役を判定する乱数判定手段416とを備えている。この役抽選手段410による制御処理を、役抽選処理サブルーチン(図7参照)に示す。
リール制御手段420は、スタートスイッチ50から発信されたリール回転開始信号を受信してモータ80L、80C、80Rを制御し、リール40L、40C、40Rを回転させ、そして、ストップスイッチ52L、52C、52Rから発信されたリール停止信号の受信又は所定時間の経過により、リール40L、40C、40Rを停止させるリール作動に関する制御を行う。停止の制御においては、当選した役に対応して、停止図柄が揃うようにするための図柄組み合わせ制御を行う。このリール制御手段420による制御処理を、リール変動・停止サブルーチン(図8参照)に示す。
遊技制御手段430は、役抽選処理で特別役、一般役、再遊技役に当選し、停止した図柄に関する入賞図柄判定により、各々の役に対応した図柄が揃ったと判別したときに、入賞した役に対応した処理を進める。
遊技制御手段430は、所定枚数の遊技媒体の払い出しを行う以外に、特別遊技制御手段432を含む。特別遊技制御手段432は、遊技が遊技者にとって有利に進行する特別遊技や所定枚数の遊技媒体の払い出しを行う。
<副制御回路200の説明>
副制御回路200には、画像制御手段500と、音声制御手段520とが含まれている。また、画像制御手段500には、演出抽選手段511と、報知演出制御手段512と、画像記憶手段513と、期待度演出制御手段514と、セグメント演出手段515とが含まれている。画像制御手段500は、主として、主制御回路100から受信した信号に基づいて、画像記憶手段513(実際は図5に示すROM208又はRAM210の記憶領域の一部)に記憶した各種画像データを読み出し、報知手段600の液晶表示装置20に所定の演出画像を表示させる。
なお、本実施形態の画像制御手段500は、セグメント演出手段515によってセグメント表示装置71,72を用いた報知演出を行うことも可能となっているが、これについては後述する。
以下、画像制御手段500について詳述する。まず、演出抽選手段511は、報知演出制御手段512による報知演出、又は期待度演出制御手段513による期待度演出を実行するか否か、それぞれ抽選で決定するものである。この演出抽選手段511は、上述した役抽選手段410による役抽選の結果に基づいて、図29に示すような演出抽選表1〜4のいずれかを読み出し、図5に示す乱数発生器511aを用いて抽選を行う。
図29の演出抽選表1〜4では、役抽選手段410において当選した役ごとに、報知演出等を実行する当選確率と、実行しない当選確率とを異ならせてある。例えば、BB役に当選した場合の抽選表1では、約80%(200/256)の確率で報知演出等が行われる設定としてある。また、RB役に当選した場合の抽選表2では、約50%(130/256)の確率で報知演出等が行われる設定としてある。逆に、その他一般役に当選した場合の抽選表3では、約70%(176/256)の確率で報知演出等が行われない設定としてある。また、どの役にも当選しなかった場合(はずれ)の抽選表4では、約90%(230/256)の確率で報知演出等が行われない設定としてある。
これにより、本スロットマシン10において報知演出等が実行されたときには、BB役又はRB役に当選したかもしれないという期待感を演出している。また、報知演出と期待度演出の両方が行われたときは、BB役等に当選したかもしれないという期待度が高く、いずれか一方の演出しか行われないときは、BB役等に当選したかもしれないという期待度がやや低いというように、特別役当選の期待感の程度を段階的に演出している。
また、演出抽選手段511は、図29に示す演出抽選表に基づく抽選の結果、報知演出制御手段512による報知演出を実行することに決定した場合には、引き続き、図30に示す報知演出抽選表(後に詳述する)を読み出して、同図に示す「移動演出」、「カウント演出」又は「巨大化演出」いずれかの報知演出を抽選により決定する。
さらに、演出抽選手段511は、図29に示す演出抽選表に基づく抽選の結果、期待度演出制御手段513による期待度演出を実行することに決定した場合には、引き続き、図31に示す期待度演出抽選表(後に詳述する)を読み出して、CREDIT表示53の表示色を「赤」又は「青」のいずれにするか抽選により決定する。
報知演出制御手段512は、上述した液晶表示装置20のCREDIT表示53及びWIN表示54を用いて、当選役の種類を報知したり、BB役等の特別役に当選したかもしれないという期待感を抱かせたりするための報知演出を行うものである。
ここで、図3は画像制御手段500に含まれる報知演出制御手段512及び画像記憶手段513を示すブロック図である。同図に示すように、報知演出制御手段512には、移動演出制御手段512aと、カウント演出制御手段512bと、巨大化演出制御手段512cとが含まれている。報知演出制御手段512は、これらの演出制御手段512a〜512cにより、図1に示すCREDIT表示53又はWIN表示54を用いた「移動演出」、「カウント演出」及び「巨大化演出」といった3種類の異なる報知演出を実行する。
移動演出制御手段512aは、図18〜図21に示すようなWIN表示54(これに限らず、CREDIT表示53でもよい)を用いた移動演出を制御処理する。この移動演出とは、通常は静止した状態で獲得枚数のカウントのみを行うWIN表示54を画面上で移動させる演出であり、例えば、所定のタイミングで転倒させたり(図18及び図19参照)、上下左右に移動させたり(図20及び図21参照)するものである。
このような移動演出は、一般的に遊技媒体の枚数を正確にカウントすることのみに用いられていた無機的なイメージのWIN表示54が動くという点に意外性があり、例えば、WIN表示54に人間や動物等の動作を真似たユニークな動きをさせることによって、演出としてのインパクトが強くなり、面白さも増大すると考えられる。例えば、図18及び図19において、WIN表示54を単に転倒させるだけでなく、転倒後にWIN表示54を微妙に振動させて痙攣するような動作を加えてもよい。また、図20及び図21に示すように、WIN表示54を液晶表示装置20の表示範囲の境界まで移動させて部分的に表示し、まるで、WIN表示54が、液晶表示装置20の表示範囲外にはみ出し又は隠れたりしているような演出、これと逆に、表示範囲外から表示範囲内に入ってきたような演出としてもよい。
カウント演出制御手段512bは、図22(a),(b)に示すようなCREDIT表示53(これに限らず、WIN表示54でもよい)を用いたカウント演出を制御処理する。このカウント演出とは、CREDIT表示53をカウントアップ(図22(a)参照)又はカウントダウン(図22(b)参照)させる演出である。
本実施形態では、役抽選手段410による役抽選でいずれかの役に当選した場合、図22(a)に示すように、この当選役に入賞したならば払い出されるであろう遊技媒体の枚数(ex.15枚)を、入賞前の時点において、CREDIT表示53をカウントアップさせることにより表示する演出を行っている。
また、役抽選手段410による役抽選でいずれの役にも当選しなかった場合には、図22(b)に示すように、一旦、「00」→「01」→「02」→「03」…というようにCREDIT表示53をカウントアップさせ、途中で、「05」→「04」…「00」というようにCREDIT表示53をカウントダウンさせる演出を行っている。
このようなカウント演出は、一般的に遊技媒体の投入枚数を正確にカウントするはずのCREDIT表示53が、遊技媒体を投入していないのに突然、カウントアップしたり、カウントダウンしたりする点に意外性があり、演出としてのインパクトが強く、遊技者の興味を大いに引くと考えられる。
また、このカウント演出では、CREDIT表示53がカウントアップしたか、カウントダウンしたかにより、役に当選したか否かを判別することができるとともに、カウントアップした場合は、CREDIT表示53に表示された払い出し枚数(ex.15枚)に基づいて、当選した役(ex.RB役又はBB役)の種類をある程度特定することができる。
巨大化演出制御手段512cは、図23及び図24に示すようなWIN表示54(これに限らず、CREDIT表示53でもよい)を用いた巨大化演出を制御処理する。この巨大化演出とは、通常は常に一定の大きさで表示されるWIN表示54を、画面上で大きくさせる演出であり、例えば、縦方向に大きくさせたり(図23参照)、横方向に大きくさせたり(図24参照)、又は図示しないが縦横両方向に大きくさせたりするものである。
このような巨大化演出は、一般的に一定の大きさで表示されるWIN表示54が、突然巨大化する点に意外性があり、上述した移動演出やカウント演出と同様に、演出としてのインパクトが強く、遊技者の興味を大いに引くと考えられる。
ここで、これら移動演出、カウント演出又は巨大化演出いずれかを決定するための図30に示す報知演出抽選表について説明する。図30の演出抽選表1〜4では、役抽選手段410において当選した役ごとに、これら移動演出、カウント演出又は巨大化演出の当選確率を異ならせてある。
例えば、BB役に当選した場合の抽選表1では、約60%(150/256)の確率で移動演出、約30%(80/256)の確率で巨大化演出、約10%(26/256)の確率でカウント演出が行われるように設定してあり、遊技中に移動演出が行われた場合には、BB役に当選したかもしれないという期待度が高いことになる。
また、RB役に当選した場合の抽選表2では、約60%(150/256)の確率で巨大化演出、約30%(80/256)の確率で移動演出、約10%(26/256)の確率でカウント演出が行われるように設定してあり、遊技中に巨大化演出が行われた場合には、RB役に当選したかもしれないという期待度が高いことになる。
さらに、その他一般役に当選した場合の抽選表3と、どの役にも当選しなかった場合(はずれ)の抽選表4とでは、共に、約60%(150/256)の確率でカウント演出、約30%(80/256)の確率で巨大化演出、約10%(26/256)の確率で移動演出が行われるように設定してある。これにより、一般役に当選した場合とはずれの場合には、カウント演出が行われる確率が高く、一般役に当選した場合は図22(a)に示すCREDIT表示53のカウントアップ、はずれの場合は図22(b)に示すCREDIT表示53のカウントダウンの報知演出が行われる。
図2及び図3に戻り、画像記憶手段513には、上述した移動演出制御手段512a,カウント演出制御手段512b及び巨大化演出制御手段512cにより実行される各種報知演出の画像データ(図18〜図24参照)を記憶する移動演出画像データ記憶手段513a、カウント演出画像データ記憶手段513b及び巨大化演出画像データ記憶手段513cを備えている。
移動演出制御手段512a、カウント演出制御手段512b又は巨大化演出制御手段512cは、それぞれ演出抽選手段511による報知演出抽選表(図30参照)に基づく抽選結果に応じて、移動演出画像データ記憶手段513a、カウント演出画像データ記憶手段513b又は巨大化演出画像データ記憶手段513cから所定の画像データを呼び出し、移動演出、カウント演出又は巨大化演出のいずれかを実行する。
期待度演出制御手段514は、図25(a),(b)に示すように、上述した液晶表示装置20のCREDIT表示53(これに限らず、WIN表示54でもよい)の表示色を「赤」53R又は「青」53Bのいずれかに変化させる期待度演出を実行する。このような期待度演出は、演出抽選手段511による図31に示す期待度演出抽選表1〜4の抽選結果に基づいて行われる。
図31の期待度演出抽選表1〜4では、役抽選手段410において当選した役ごとに、CREDIT表示53の表示色を「赤」53Rにするか、又は「青」53Bにするか当選確率を異ならせてある。例えば、BB役に当選した場合の抽選表1では、約80%(200/256)の確率で「赤」53Rに当選するように設定してある。また、RB役に当選した場合の抽選表2では、約50%(130/256)の確率で「赤」53Rに当選するように設定してある。逆に、その他一般役に当選した場合の抽選表3では、約70%(176/256)の確率で「青」53Bに当選するように設定してある。また、どの役にも当選しなかった場合(はずれ)の抽選表4では、約90%(230/256)の確率で「青」53Bに当選するように設定してある。
これにより、本スロットマシン10において、CREDIT表示53の表示色が「赤」53Rに変化したときは、BB役又はRB役に当選したかもしれないという期待度が高く、逆に、CREDIT表示53の表示色が「青」53Bに変化したときは、BB役又はRB役に当選したかもしれないという期待度が低いことを演出している。
このような期待度演出も、BB役又はRB役の当選に対する期待感を報知する点では、上述した報知演出制御手段512による報知演出と同様であり、期待度演出も報知演出の概念に包含されるものである。但し、この期待度演出は、報知演出のような画像データ(図18〜図24参照)を必要とせず、プログラム処理のみでCREDIT表示53の表示色を「赤」53R又は「青」53Bのいずれかに変化させている点で相違している。すなわち、上述した3種類の報知演出の他に、プログラム処理のみで実行できる期待度演出を追加することにより、画像データを削減しつつ報知演出のバリエーションの豊富化を図っている。
なお、上述したカウント演出やCREDIT表示の表示色を変更する期待度演出は、7セグメントLEDからなるセグメント表示装置71,72(図1参照)によって行うこともできる。すなわち、上述と同様に、役抽選手段410による役抽選の結果に基づいて、演出抽選手段511が抽選を行う。この抽選結果に基づいて、図2に示すセグメント演出手段515が、表示駆動回路222(図5参照)に駆動指令を発し、CREDIT表示器71(これに限らず、WIN表示器72でもよい)をカウントアップ又はカウントダウンさせたり、各LEDの発光色を変更させたりする。
また、このようなカウント演出や期待度演出を実行していないときは、主制御回路100からの信号に基づいて、副制御回路200が表示駆動回路222に駆動指令を発し、正確なクレジット枚数及び獲得枚数をセグメント表示装置71,72にそれぞれ表示させることとする。
ここで、副制御回路200のその他の構成要素について説明すると、音声制御手段520は、上述したように遊技中の効果音やBGMの制御を行うものである。この音声制御手段520は、主制御回路100から受信した信号に基づいてROM208(図5参照)に記憶した音声データを読み出し、スピーカ駆動回路224(図5参照)を制御して、報知手段600のスピーカ64から所定の音声を発する。
本実施形態では、例えば、上述した移動演出、カウント演出、巨大化演出又は期待度演出を行うときに、CREDIT表示53やWIN表示54の動きや変化にマッチした効果音やBGMを発し、これら演出をより面白いものとしている。
[スロットマシン10の制御手段の説明]
スロットマシン10を制御する制御手段は、上述のように主制御回路100と副制御回路200とで構成してある。ここで、図4は、主制御回路100のブロック図を示し、図5は、主制御回路100に電気的に接続した副制御回路200のブロック図を示す。
<主制御回路100>
図4において、上述したスタートスイッチ50は、主制御回路100のインターフェイス回路102に接続してあり、インターフェイス回路102は、入出力バス104に接続してある。スタートスイッチ50から発信されたリール回転開始信号は、インターフェイス回路102において所望の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。この入出力バス104を介して、中央処理回路(以下、CPUと称する)106にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになっている。
また、上述したインターフェイス回路102には、各ストップスイッチ52L,52C,52R及び3−ベットスイッチ36も接続してある。これらのボタンやスイッチから発せられる信号もインターフェイス回路102に供給され、所望の信号に変換された後、入出力バス104を介してCPU106に供給される。
上述した入出力バス104には、ROM108及びRAM110も接続してある。ROM108は、スロットマシンの全体の流れを制御する制御プログラムや、制御プログラムを実行するための初期データを記憶している。例えば、後述する図6に示すメインルーチン、図7から図10に示すサブルーチン、及びこれらのプログラムで使用するための初期データを記憶する。
また、RAM110は、上述した制御プログラムで使用するフラグや変数の値を一時的に記憶することができる。
入出力バス104には、乱数を発生させるための乱数発生器412も接続されている。乱数発生器412は、一定の範囲の数値、例えば、0〜65535(2の16乗)に含まれる乱数を発生させる。なお、CPU106の演算処理により乱数を発させるように構成してもよい。
入出力バス104には、モータ駆動回路114が接続してある。このモータ駆動回路114には、上述した3つのリール40L、40C及び40Rのそれぞれを回転駆動するステッピングモータ80L、80C及び80Rが接続してある。ステッピングモータ80L、80C及び80Rは、3つのリール40L、40C及び40Rの内部にそれぞれ設けてあり、ステッピングモータ80L、80C及び80Rの回転シャフトがリール40L、40C及び40Rの回転中心となるように取り付けてある。
CPU106から発せられる駆動制御命令は、モータ駆動回路114により駆動信号に変換され、駆動信号はステッピングモータ80L、80C及び80Rに供給される。なお、駆動制御命令には、回転速度の命令も含まれており、ステッピングモータ80L、80C及び80Rの回転制御及び停止制御を行うとともに、回転速度の制御も行っている。
CPU106が、上述したように、ステッピングモータ80L、80C及び80Rを制御することにより、リール40L、40C及び40Rの回転制御及び停止制御を行うとともに、回転速度の制御を行っている。
リール40L、40C及び40Rには、回転角度位置を検出するための回転角度位置センサ(図示せず)がそれぞれ設けてあり、各回転角度位置センサは、リール回転角度位置検出回路116に接続してある。各回転角度位置センサから発せられたリール40L、40C及び40Rの回転角度位置を示す信号は、リール回転角度位置検出回路116に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。CPU106は、供給された回転角度位置から図柄の番号を算出し、液晶表示装置20の表示窓22の位置で停止している図柄を特定する。
さらに、インターフェイス回路102には、接続線118も接続してある。この接続線118によって、主制御回路100に副制御回路200を電気的に接続してある。
<副制御回路200>
図5において、上述した接続線118は、副制御回路200のインターフェイス回路202に接続してあり、インターフェイス回路202は、入出力バス204に接続してある。主制御回路100から副制御回路200に送信された信号は、インターフェイス回路202において所望の信号に変換された後、入出力バス204に供給される。この入出力バス204を介して、中央処理回路(以下、CPUと称する)206にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになっている。
上述した入出力バス204には、ROM208及びRAM210も接続してある。ROM208は、表示駆動装置221、表示駆動回路222及びスピーカ駆動回路224を制御する制御プログラムや、この制御プログラムを実行するための初期データを記憶している。例えば、後述する図11〜図16に示す副制御回路サブルーチン、液晶表示装置20に表示される種々の画像データ、セグメント表示装置71,72の制御プログラム、スピーカ64から発するための演奏音データを記憶している。
入出力バス204には、図2に示す演出抽選手段511による各種抽選(図29〜図31参照)に用いられる乱数発生器511aも接続されている。乱数発生器511aは、上述した主制御回路100の乱数発生器412(図2及び図4参照)と同様に、一定の範囲の数値に含まれる乱数を発生させる。なお、CPU206の演算処理により乱数を発させるように構成してもよい。
入出力バス204には、液晶表示装置20を駆動させるための表示駆動装置221も接続してある。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じてROM208に記憶されている画像データや文字データ等を読み出し、そのデータを表示駆動装置221に供給する。これにより、液晶表示装置20には、画像データや文字データ等を含む種々の演出画像が表示される。
また、入出力バス204には、セグメント表示装置71,72を駆動させるための表示駆動回路222も接続してある。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じて駆動指令を表示駆動回路222に発し、駆動指令に応じてセグメント表示装置71,72を構成する各LEDを点灯駆動させる。
なお、上述したセグメント表示装置71,72を用いた報知演出又は期待度演出を行う場合には、CPU206が、駆動指令を表示駆動回路222に発し、駆動指令に応じてセグメント表示装置71,72をカウントアップ又はカウントダウンさせたり、各LEDの発光色を変更させたりする。
さらに、入出力バス204には、スピーカ64を駆動するためのスピーカ駆動回路224も接続してある。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じてROM208に記憶されている音声データを読み出し、そのデータをスピーカ駆動回路224に供給する。これにより、スピーカ64から所定の音声が発せられる。
[制御処理の説明]
<スロットマシン10の制御処理の説明>
以下に、上述したスロットマシン10の制御手段において行われる各種の制御について、フローチャートを用いながら詳細に説明する。
図6はスロットマシン10の主制御回路100で行われる制御処理のメインルーチンを示す。図7〜図10はメインルーチンで行われる制御処理である各サブルーチンを示す。
図7は役抽選手段410により行われる役抽選と、役抽選に引き続き行われるフラグオン処理を行う役抽選処理サブルーチンを示す。図8はリール制御手段420により、リールの回転、停止のための制御を行うリール変動・停止サブルーチンを示す。図9はリール変動・停止サブルーチンにより図柄が停止した後の制御処理であるフラグオフ処理サブルーチンを示す。図10はフラグオフ処理サブルーチンの制御処理の一部である役当選時処理サブルーチンを示す。
以下に説明する制御処理においては、スロットマシン10は予め起動されており、上述したスロットマシン10の主制御回路100や副制御回路200において用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作しているものとする。
<メインルーチンの説明>
図6のフローチャートを用いて、メインルーチンの制御処理を説明する。メインルーチンは、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を、1回行うときの制御処理を示す。
まず、再遊技状態に設定されており、再遊技を行う状態であるか否かを判断する(ステップS10)。なお、再遊技状態に設定する処理は、後述するように、例えば、図10に示す役当選時処理サブルーチンのステップS79において行われる。
再遊技状態に設定されていない(NO)と判別したときには、上述した3−ベットスイッチ36を遊技者が操作することによって発せられた信号に基づいて、設定ベット数を決定する(ステップS11)。この設定ベット数は、1回の遊技をするための賭けの対象とされた遊技媒体の枚数であり、上述のように、本実施形態のスロットマシン10では3枚のみとなっている。さらに、設定ベット数は、上述したクレジット数として一時的に蓄積されてから賭けの対象とされた遊技媒体の数に限られず、遊技媒体投入口38から投入されて直接賭けの対象とされた遊技媒体の数も含む。
なお、遊技媒体が投入されたときは、遊技媒体投入口38の下部に設置された遊技媒体カウンタでカウントした投入枚数を、ベット数として検出する。ただし、規定枚数(本実施形態では3枚)を越える枚数の遊技媒体が投入されたときには、規定枚数を越える分の遊技媒体は、クレジット枚数としてRAM110に記憶する。一方、遊技媒体が投入されていないと判断したときは、クレジットされた遊技媒体の有無を判断し、クレジットされた遊技媒体がない場合には、ステップS11において設定ベット数が決定できない。また、クレジットされた遊技媒体がある場合には、遊技者が3−ベットスイッチ36を操作したときに発信されるベット操作信号を受信の有無を判断し、ベット操作信号を受信していない場合は、ステップS11において設定ベット数が設定できない。一方、ベット操作信号を受信した場合は、受信したベット操作信号からベット数を検出し、遊技媒体の投入又はクレジットされた遊技媒体の使用、いずれの場合においても検出したベット数を新たなベット数としてRAM110に記憶する。クレジットされた遊技媒体を使用する場合には、同時に、遊技媒体のクレジット数から、検出したベット数分の枚数だけ減じる処理を行う。
ステップS10において、再遊技状態に設定されている(YES)と判別したときは、再遊技状態の設定を解除して(ステップS12)、遊技媒体を新たに投入したり、クレジットした遊技媒体を消費したりすることなく、3枚のベット数で再び遊技を行うことができる。
次に、スタートスイッチ50が遊技者によってオンされたか否かを判断する(ステップS13)。スタートスイッチ50がオンされていないと判別した場合(NO)は、ステップS13の処理を繰り返す。一方、スタートスイッチ50がオンされたと判別した場合(YES)は、役抽選処理サブルーチン(ステップS14)へ進む。
ステップS14の役抽選処理サブルーチンでは、役抽選手段410による役抽選処理が行われ、当選した役に応じて、RBフラグ、BBフラグ、再遊技フラグ、対応する一般役フラグをオンにするフラグオン処理が行われる。このサブルーチンの詳細については、図7のフローチャートを用いて後述する。
役抽選処理サブルーチン(ステップS14)に引き続き、役抽選結果に基づいて、リール40L、40C、40Rを回転させてから停止させるリールの動きに関する制御処理を行うリール変動・停止サブルーチン(ステップS15)が行われる。このリール変動・停止サブルーチンは、リール制御手段420によって行われ、このサブルーチンの詳細については、図8のフローチャートを用いて後述する。
次に、リール変動・停止サブルーチンによりリールが停止した後、入賞図柄判定を行い、その判定結果に基づいて、フラグオフの処理を行うフラグオフ処理サブルーチン(ステップS16)が行われる。このサブルーチンの詳細については、図9及び図10のフローチャートを用いて後述する。
そして、役抽選、入賞図柄判定の結果に基づいて、入賞した役に対応した所定枚数の遊技媒体を払い出す払い出し処理(ステップS17)が行われる。この払い出し処理は、実際に遊技媒体を遊技媒体払出口62から払い出すことも可能であるが、払い出す代わりに、所定枚数の遊技媒体をクレジットすることも可能である。以上の制御処理によって単位遊技が終了する。そして、このメインルーチンに示される制御処理を繰り返すことによって、遊技者は複数回数の単位遊技を行うことができる。
<役抽選処理サブルーチン>
図7を用いて役抽選処理とフラグオン処理とについて詳細に説明する。まず、遊技の態様が、RB遊技中であるか否かを判断する(ステップS31)。遊技の態様がRB遊技中である(YES)と判別したときは、ROM108に記憶されたRB用抽選表を読み出す(ステップS32)。ここで、RB用抽選表の実施例を図26に示す。
RB用抽選表では、図柄番号1〜3の一般役と、図柄番号4のはずれとが設定してあり、例えば、一般役2が当選した場合には、3つのリール全てにベルの図柄が揃うと入賞するように設定してある。後述するステップS36で行う役抽選において、一般役2が当選する確率は1/1.03であり、非常に高く設定してある。従って、RB遊技中においては、一般役2に当選する可能性が非常に高くなっている。逆に、はずれの確率は、約1/212.49であり非常に低く設定してある。
ステップS31の判断において、遊技の態様がRB遊技中ではない(NO)と判別したときには、次に、遊技の態様が、BB遊技中であるか否かを判断する(ステップS33)。遊技の態様がBB遊技中である(YES)と判別したときは、ROM108に記憶されたBB作動時抽選表を読み出す(ステップS34)。ここで、BB作動時抽選表の実施例を図27に示す。
BB作動時抽選表は、遊技の態様が、BB遊技中であって、かつRB遊技中ではない状態である場合に用いる抽選表である。BB作動時抽選表では、図柄番号1のRB役と、図柄番号2〜4の一般役と、図柄番号5のはずれとが設定してある。ここで、BB未作動時一般抽選表(図28参照)と比較すると、BB作動時抽選表では、BB役及び再遊技役がない設定になっている。
図柄番号1のRB役は、役抽選における当選確率が1/4.0であって、3つのリール共にBARの図柄が揃う場合に入賞するように設定してある。通常の遊技状態で用いるBB未作動時一般抽選表では、役抽選におけるRB役の当選確率は1/312であり、BB遊技中においては、通常時と比較してRB役に当選する確率が非常に高く設定してある。
また、図柄番号2の一般役1は、役抽選における当選確率が1/81.9であって、3つのリール全てにスイカの図柄が揃う場合に入賞するように設定してある。図柄番号3の一般役2は、役抽選における当選確率が1/20であって、3つのリール全てにベルの図柄が揃う場合に入賞するように設定してある。図柄番号4の一般役3は、役抽選における当選確率が1/81.9であって、第1のリールの図柄がチェリーであれば、残りのリールの図柄については、何れの図柄であっても入賞するように設定してある。
ステップS33の判断において、BB遊技の遊技中でもない(NO)と判別したときには、ROM108に記憶されたBB未作動時一般抽選表を読み出す(ステップS35)。BB未作動時一般抽選表の実施例を図28に示す。
BB未作動時一般抽選表は、特別遊技(RB遊技、BB遊技)ではない通常の遊技状態において用いられる抽選表であり、図柄番号1のBB役、図柄番号2のRB役そして図柄番号3〜5の一般役、図柄番号6の再遊技役と、図柄番号7のはずれとが設定されている。
図28のBB未作動時一般抽選表では、図柄番号1のBB役について、役抽選における当選確率と図柄組み合わせの設定がしてあり、さらに、終了条件として、451枚の最大獲得枚数が設定してある。また、はずれの役抽選における確率は約1/1.28に設定してある。
以上のように、遊技の状態に応じた抽選表を読み出した後、乱数を取得して抽選判定を行う役抽選を実施する(ステップS36)。
そして、判定結果として、RB役に当選したか否かを判断する(ステップS37)。RB役に当選した(YES)と判別したときには、RBフラグをオンに設定し(ステップS38)、副制御回路200へ信号を送信する(ステップS45)。その後、ステップS46へ進み、当選した図柄番号、図柄データをRAM110に記憶する。
ステップS37の判断でRB役に当選していない(NO)と判別したときには、次に、BB役に当選したか否かを判断する(ステップS39)。役抽選によってBB役に当選した(YES)と判別したときには、BBフラグをオンに設定し(ステップS40)、副制御回路200へ信号を送信する(ステップS45)。その後、ステップS46へ進み、当選した図柄番号、図柄データをRAM110に記憶する。
ステップS39の判断でBB役にも当選していない(NO)と判別したときには、一般役1、一般役2、一般役3のうちいずれかの一般役に当選したか否かを判断する(ステップS41)。一般役1等のうちいずれかの一般役に当選した(YES)と判別したときは、対応する一般役フラグをオンに設定して(ステップS42)、副制御回路200へ信号を送信する(ステップS45)。その後、ステップS46へ進み、当選した図柄番号と制御図柄データをRAM110に記憶する。
次いで、ステップS41の判断で、いずれの一般役にも当選していない(NO)と判別したときは再遊技役に当選したか否かを判断する(ステップS43)。もし、役抽選によって再遊技役に当選した(YES)と判別したときには、再遊技フラグをオンにして(ステップS44)、副制御回路200へ信号を送信する(ステップS45)。その後、ステップS46へ進み、当選した図柄番号と制御図柄データをRAM110に記憶する。
さらに、ステップS43の判断で、再遊技役にも当選していない(NO)と判別したときは、フラグオン処理は行わずに、そのまま副制御回路200へ信号を送信する(ステップS45)。その後、ステップS46へ進み、はずれの図柄番号と制御図柄データをRAM110に記憶する。
このように、フラグオンに関する一連の処理を行った後、ステップS46においてRAM110に記憶した図柄番号、制御図柄データのデータは、後述するリール変動・停止サブルーチンに用いられる。以上によって、役抽選処理サブルーチンを終了する。
<リール変動・停止サブルーチンの説明>
次に、図6のメインルーチンにおいて、役抽選処理サブルーチン(ステップS14)が終了すると、次に、リール変動・停止サブルーチン(ステップS15)を行う。図8を用いてリールの回転、停止制御について説明する。
まず、図7のステップS46で記憶した図柄番号と制御図柄データを読み出す(ステップS51)。そして、予め定められた最短時間を経過したか否かの判断を行う(ステップS52)。最短時間が経過していない(NO)と判別したときには、このステップS52の判断処理を繰り返し実行する。この結果、最短時間が経過するまで次の工程であるリールの回転は開始できないようになっている。この制御によって、一定時間に行われる遊技回数を、所定回数以内に抑える制御を行っている。
最短時間が経過した(YES)と判別したときには、リール回転開始信号を発信する(ステップS53)。この信号に基づいて、モータ駆動回路114が作動して、モータ80L、80C、80Rの回転を開始し、リール40L、40C、40Rが回転を始める。
次に、回転を始めたリールが定速回転になっているか否かを判断する(ステップS54)。リールの回転がまだ定速回転になっていない(NO)と判別したときには、このステップS54の判断処理を繰り返す。この結果、リールの回転が定速回転に達するまで、次の工程であるリール停止制御が行うことができないようになっている。
リールの回転が定速回転になっている(YES)と判別したときには、次に、リール停止信号を受信したか否かを判断する(ステップS55〜S57)。
リール停止信号は、ストップスイッチ52L、52C、52Rのうち、遊技者が何れか1つのスイッチを押動操作したときに発信される。すなわち、ステップS55において第1リール用のストップスイッチ52Lが押動操作された場合(YES)には、第1リール停止信号(操作信号)が発信され、第1リール40Lを回転させるモータ80Lの停止制御を行う(ステップS58)。同様に、ステップS56において第2リール用のストップスイッチ52Cが押動操作された場合(YES)には、第2リール停止信号(操作信号)が発信され、第2リール40Cを回転させるモータ80Cの停止制御を行う(ステップS58)。また、ステップS57において第3リール用のストップスイッチ52Rが押動操作された場合(YES)には、第3リール停止信号(操作信号)が発信され、第3リール40Rを回転させるモータ80Rの停止制御を行う(ステップS58)。
第1リール停止信号、第2リール停止信号又は第3リール停止信号のいずれも受信しないと判別したときは、ステップS55〜S57の判断処理を繰り返し行い、ステップS58の停止制御は行わない。一方、第1リール停止信号、第2リール停止信号又は第3リール停止信号のいずれか1つを受信したと判別したときには、ステップS58へ進む。
ステップS58では、当選した役があるか否かを判別し、当選した役があると判別した場合、リール停止可能範囲内に当選した役に対応する図柄があるときには、その図柄を入賞ライン(図1中の鎖線参照)上に停止させる。
そして、ステップS59に進み、全リールが停止したか否かを判別し、全リールが停止していない(NO)と判別したときには、ステップS55に戻り、全リールが停止するまで、ステップSS55〜S57のいずれかの判断処理と、ステップS58の停止制御と、ステップS59の全リール停止の判別とを繰り返す。一方、全リールが停止している(YES)と判別したときには、そのまま本サブルーチンを終了する。
<フラグオフ処理サブルーチンの説明>
図6のメインルーチンにおいて、上述のリール変動・停止サブルーチン(ステップS15)が終了すると、次に、フラグオフ処理サブルーチン(ステップS16)を行う。図9を用いてフラグオフ処理について説明する。
まず、遊技状態がRB遊技中であるか否かを判断する(ステップS61)。RB遊技中である(YES)と判別したときは、RB遊技処理(ステップS62)を行い、その後、フラグオフ処理サブルーチンが終了する。ここで、RB遊技処理とは、RB遊技中の入賞回数又はRB遊技回数が所定の回数に達するまで、RB用抽選表(図26)を用いた遊技に対する処理である。本実施態様においては、一般役2の当選する確率が1/1.03と非常に高く設定されていることから、RB遊技中、一般役2に当選する可能性が非常に高く、遊技者は有利な遊技を行うことができる。
次いで、ステップS61の判断で、遊技状態がRB遊技中ではない(NO)と判別したときは、遊技状態がBB遊技中であるか否かの判断を行う(ステップS63)。BB遊技中である(YES)と判別したときは、BB遊技処理(ステップS64)を行い、その後、フラグオフ処理サブルーチンが終了する。ここで、BB遊技処理とは、BB遊技の終了条件(最大獲得遊技媒体枚数)に達するまで、BB作動時抽選表(図27)を用いた遊技に対する処理である。本実施態様においては、RB役の当選する確率が1/4と非常に高く設定されていることから、RB遊技に移行できるRB役に当選する可能性が非常に高く、RB役に当選し入賞することにより、遊技者は有利な遊技を行うことができる。
さらに、ステップS63の判断で、遊技状態がBB遊技中ではない(NO)と判別したときは、当選役があるか否かを判断する(ステップS65)。当選役がある(YES)と判別したときには、後述する役当選時処理サブルーチン(ステップS66)を行い、その後、フラグオフ処理サブルーチンが終了する。
一方、ステップS65の判断で、当選役がない(NO)と判別したときは、そのまま、フラグオフ処理サブルーチンが終了する。
<役当選時処理サブルーチンの説明>
図10を用いて役当選時処理について説明する。この役当選時処理サブルーチンは、フラグオフ処理サブルーチンの制御処理の一部であり、図9に示すように、RB遊技中でもなく、かつBB遊技中でもない場合のみ実行される。
まず、上述のリール変動・停止サブルーチンによって停止したリール図柄が入賞しているか否かの入賞図柄判定を行う(ステップS71)。次に、この入賞図柄判定の結果、RB役に入賞しているか否かを判断する(ステップS72)。
RB役に入賞している(YES)と判別したときは、RBフラグをオフに設定してRB遊技状態に設定し(ステップS73)、本サブルーチンが終了する。RB遊技状態に設定することにより、次回の遊技からRB遊技が開始され、RB遊技中と判別される。
ステップS72において、RB役に入賞していない(NO)と判別したときは、BB役に入賞しているか否かを判断する(ステップS74)。BB役に入賞している場合(YES)、BB役フラグをオフに設定しBB遊技状態に設定する(ステップS75)。BB遊技状態に設定することにより、次回の遊技はBB遊技と判別される。
ステップS74において、BB役にも入賞していない(NO)と判別したときは、一般役1、一般役2又は一般役3に入賞しているか否かを判断する(ステップS76)。一般役1等のいずれかの一般役に入賞している場合(YES)は、対応する一般役フラグをオフに設定し(ステップS77)、本サブルーチンが終了する。
ステップS77において、一般役1等のいずれの一般役にも入賞していない(NO)と判別したときは、再遊技役に入賞しているか否かを判断する(ステップS78)。再遊技役に入賞している(YES)と判別したとき、再遊技フラグをオフに設定し、再遊技状態に設定する(ステップS79)。そして、本サブルーチンを終了する。再遊技状態に設定することにより、次回の遊技は再遊技と判別される。
ステップS78において、再遊技役にも入賞していない(NO)と判別したときは、そのまま役当選時処理サブルーチンが終了する。
<メインルーチンの説明(続き)>
以上のようにして、図9及び図10に示すフラグオフ処理サブルーチンが終了する。ここで、図6のメインルーチンに戻り、ステップS16の入賞判定、フラグオフ処理サブルーチンを終了し、ステップS17の払い出し処理を終了して、本メインルーチンを終了する。これにより、図柄が変動してから停止するまでの1工程を1回とする単位遊技を行うための制御処理が終了する。
<副制御回路サブルーチンの説明>
次に、図11及び図12を用いて副制御回路サブルーチンについて説明する。図11及び図12は副制御回路により実行される報知演出及び期待度演出に関する副制御回路サブルーチンを示すフローチャートである。
なお、図6に示す主制御回路のメインルーチンと同様、図11及び図12に示す副制御回路サブルーチンも、三つリール40L,40C,40Rを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を、1回行うときの制御処理を示す。
図11において、副制御回路サブルーチンでは、スタートスイッチ50が遊技者によってオンされたか否かを判断する(ステップS81)。スタートスイッチ50がオンされていないと判別した場合(NO)は、このステップS81の処理を繰り返す。
一方、ステップS81において、スタートスイッチ50がオンされたと判別した場合(YES)は、上述した役抽選処理サブルーチンで主制御回路100から送信された信号(図7のステップS45参照)に基づいて、いずれかの役に当選したか否かを判断し、当選した役の種類に応じて報知演出を行うか否か抽選により決定する。
まず、ステップS82において、BB役に当選したか否か判断する。BB役に当選した(YES)と判別した場合は、演出抽選手段511(図2参照)が、図29に示す演出抽選表1を読み出して、報知演出を行うか否か抽選により決定する(ステップS83)。この演出抽選表1では、約80%(200/256)の確率で報知演出が行われる設定としてある。
ステップS82において、BB役に当選していない(NO)と判別した場合は、ステップS84に進み、RB役に当選したか否か判断する。RB役に当選した(YES)と判別した場合は、演出抽選手段511が、図29に示す演出抽選表2を読み出して、報知演出を行うか否か抽選により決定する(ステップS85)。この演出抽選表2では、約50%(130/256)の確率で報知演出が行われる設定としてある。
ステップS84において、RB役に当選していない(NO)と判別した場合は、ステップS86に進み、その他一般役に当選したか否か判断する。いずれかの一般役に当選した(YES)と判別した場合は、演出抽選手段511が、図29に示す演出抽選表3を読み出して、報知演出を行うか否か抽選により決定する(ステップS87)。この演出抽選表3では、約70%(176/256)の確率で報知演出が行われない設定としてある。
ステップS86において、いずれの一般役にも当選していない(NO)と判別した場合は、演出抽選手段511が、図29に示す演出抽選表4を読み出して、報知演出を行うか否か抽選により決定する(ステップS88)。この演出抽選表4では、約90%(230/256)の確率で報知演出が行われない設定としてある。
次いで、ステップS89に進み、演出抽選手段511が、上記の抽選結果に基づいて、報知演出を行うか否か判断する。報知演出を行う(YES)と判別した場合は、上述したステップS82,S84又はS86において判別した当選役の種類に応じて、図30に示す報知演出抽選表1〜4のいずれかを読み出し、移動演出、カウント演出又は巨大化演出のいずれを実行するか抽選するとともに、この抽選結果を記憶する(ステップS90)。
一方、ステップS89において、報知演出を行わない(NO)と判別した場合は、移動演出、カウント演出又は巨大化演出のいずれの報知演出も実行されないので、ステップS90の制御処理を行うことなく、そのまま、図12に示すステップS91に進む。
図12のステップS91では、演出抽選手段511が、上述したステップS82,S84又はS86において判別した当選役の種類に応じて、図29の演出抽選表1〜4のいずれかを読み出し、期待度演出を行うか否か抽選により決定する。
そして、ステップS92に進み、演出抽選手段511が、上記の抽選結果に基づいて、期待度演出を行うか否か判断する。期待度演出を行う(YES)と判別した場合は、上述したステップS82,S84又はS86において判別した当選役の種類に応じて、図31に示す期待度演出抽選表1〜4のいずれかを読み出し、CREDIT表示53の表示色を「赤」53R又は「青」53B(図25参照)のいずれにするか抽選し、この抽選結果を記憶する(ステップS93)。
一方、ステップS92において、期待度演出を行わないと判別した場合(NO)は、期待度演出が実行されないので、ステップS93の制御処理を行うことなく、そのまま次のステップS94に進む。
ステップS94では、上述したステップS90における抽選で、報知演出として移動演出が選択されたか否か判断する。移動演出が選択された(YES)と判別した場合は、ステップS95に進み、後述する移動演出サブルーチン(図13参照)を実行する。その後、副制御回路サブルーチンを終了する。
ステップS94において、移動演出が選択されていない(NO)と判別した場合は、ステップS96に進み、上述したステップS90における抽選で、報知演出としてカウント演出が選択されたか否か判断する。カウント演出が選択された(YES)と判別した場合は、ステップS97に進み、後述するカウント演出サブルーチン(図14参照)を実行する。その後、副制御回路サブルーチンを終了する。
ステップS96において、カウント演出が選択されていない(NO)と判別した場合は、ステップS98に進み、上述したステップS90における抽選で、報知演出として巨大化演出が選択されたか否か判断する。巨大化演出が選択された(YES)と判別した場合は、ステップS99に進み、後述する巨大化演出サブルーチン(図15参照)を実行する。その後、副制御回路サブルーチンを終了する。
ステップS98において、巨大化演出が選択されていない(NO)と判別した場合は、ステップS100に進み、上述したステップS91における抽選の結果、期待度演出を行うか否か判断する。期待度演出を行う(YES)と判別した場合は、ステップS101に進み、後述する期待度演出サブルーチン(図16参照)を実行する。その後、副制御回路サブルーチンを終了する。
一方、ステップS100において、期待度演出を行わない(NO)と判別した場合は、報知演出も期待度演出も行うことなく、副制御回路サブルーチンを終了する。
<移動演出サブルーチンの説明>
図13は移動演出サブルーチンを示すフローチャートであり、同図を参照しつつ、移動演出サブルーチンの制御処理について説明する。この移動演出サブルーチンでは、図18〜図21に示すようなWIN表示54を用いた移動演出、及び図12のステップS91の抽選で当選した場合に限り、図25(a),(b)に示すようなCREDIT表示53を用いた期待度演出を実行する。
図13において、この移動演出サブルーチンでは、まず、移動演出制御手段512a(図3参照)が、スロットマシン10のストップスイッチ52L,52C,52R(図1及び図2参照)のいずれか一つが第1停止操作されたか否かを判断する(ステップS110)。この判断は、上述した図8に示すリール変動・停止サブルーチンのステップS55〜S57におけるいずれかのリール停止信号(操作信号)に基づいて行われる。
ステップS110において、第1停止操作されていない(NO)と判別した場合は、このステップS110の判断を繰り返し行う。一方、第1停止操作された(YES)と判別した場合は、WIN表示54の移動演出を開始する(ステップS111)。
この移動演出として、例えば、図18及び図19に示すように、WIN表示54の一桁目の数字が、液晶表示装置20の横方向に転倒する演出、又は図20及び図21に示すように、WIN表示54の一桁目の数字が、液晶表示装置20の表示範囲外にはみ出し又は隠れたりしている演出、これと逆に、WIN表示54の一桁目の数字が、液晶表示装置20の表示範囲外から表示範囲内に入ってきたような演出を行う。また、このような移動演出の最中に、WIN表示54の動きにマッチした効果音やBGMがスピーカ64(図2及び図5参照)から発せられる。
ここで、図30の報知演出抽選表1に示すように、移動演出は、BB役に当選した場合に実行される確率が約60%(150/256)と高く、移動演出が実行されたことは、BB役に当選したかもしれないという期待度が高いことを意味する。但し、同図の抽選表2に示すように、RB役に当選した場合でも約30%(80/256)の確率で移動演出が実行される場合があるので、RB役に当選したかもしれないという期待度も存在する。
このような移動演出を実行しつつ、ステップS112に進み、図2に示す期待度演出制御手段514が、スロットマシン10のストップスイッチ52L,52C,52Rの残り二つのいずれかが第2停止操作されたか否かを判断する。
このステップS112において、第2停止操作されていない(NO)と判別した場合は、このステップS112の判断を繰り返し行う。一方、第2停止操作された(YES)と判別した場合は、ステップS113に進み、期待度演出を行うか否か判断する。この判断は、上述した図12におけるステップS91の抽選結果に基づいて行われる。
ステップS113において、期待度演出を行う(YES)と判別した場合、期待度演出制御手段514は、CREDIT表示53の表示色が「赤」か否かを判断する(ステップS114)。「赤」である(YES)と判別した場合は、ステップS115に進み、図25(a)に示すように、液晶表示装置20に表示されているCREDIT表示53の表示色を「赤」53Rに変化させる。
ここで、図31の期待度演出抽選表1に示すように、BB役に当選した場合には、「赤」が選択される確率が約80%(200/256)と高く、CREDIT表示53の表示色が「赤」53Rに変化した場合は、BB役に当選したかもしれないという期待度が高いことを意味する。したがって、BB役当選の期待度が高い移動演出が実行され、さらに、CREDIT表示53の表示色が「赤」53Rに変化した場合は、BB役当選の期待度が相当高いことになる。但し、同図の抽選表2に示すように、RB役に当選した場合でも約50%(130/256)の確率で、CREDIT表示53の表示色が「赤」53Rに変化する場合があるので、RB役当選の期待度も未だ残されている。
一方、ステップS114において、「赤」でない(NO)と判別した場合は、ステップS116に進み、図25(b)に示すように、液晶表示装置20に表示されているCREDIT表示53の表示色を「青」53Bに変化させる。
ここで、図31の期待度演出抽選表1に示すように、BB役に当選した場合には、「青」が選択される確率が約20%(56/256)と低く、CREDIT表示53の表示色が「青」53Bに変化した場合は、BB役に当選したかもしれないという期待度も低くなる。これと逆に、同図の抽選表2に示すように、RB役に当選した場合は約50%(126/256)の確率で、CREDIT表示53の表示色が「青」53Bに変化する場合があり、RB役当選の期待度が高くなる。
また、上述したステップS113において、期待度演出を行わない(NO)と判別した場合は、期待度演出制御手段514がステップS114〜S116の期待度演出を実行せず、そのままステップS117に進む。
ここで、図29の期待度演出抽選表1に示すように、BB役に当選した場合には、期待度演出が実行されない確率が約20%(56/256)と低く、期待度演出が実行されなかった場合は、BB役に当選したかもしれないという期待度も低くなる。これと逆に、同図の抽選表2に示すように、RB役に当選した場合は約50%(126/256)の確率で、期待度演出が行われない場合があるので、RB役当選の期待度が高くなる。
このような移動演出サブルーチンでは、種々の報知演出のうちから移動演出が選択されたこと、期待度演出が行われたか否か、この期待度演出の態様といった要素の組み合わせにより、一連の報知演出のバリエーションを豊富化することができるとともに、BB役やRB役に当選したかもしれないという期待感の程度を、単位遊技の過程において段階的に変動させて報知することができる。
次いで、ステップS117に進み、移動演出制御手段512aが、スロットマシン10のストップスイッチ52L,52C,52Rの残り一つが第3停止操作されたか否かを判断する。第3停止操作されていない(NO)と判別した場合は、このステップS117の判断を繰り返し行う。
一方、ステップS117において、第3停止操作された(YES)と判別した場合は、ステップS118に進み、移動演出制御手段512aが、移動演出を実行中のWIN表示54を液晶表示装置20上の元の位置に戻し、移動演出を終了させる。
その後、ステップS119に進み、上述した期待度演出が行われた場合には、期待度演出制御手段514が、CREDIT表示53の表示色を元の色(ex.「黄」)に戻し、期待度演出を終了させる。以上により、移動演出サブルーチンを終了する。
<カウント演出サブルーチンの説明>
図14はカウント演出サブルーチンを示すフローチャートであり、同図を参照しつつ、カウント演出サブルーチンの制御処理について説明する。このカウント演出サブルーチンでは、図22(a),(b)に示すように、CREDIT表示53をカウントアップ又はカウントダウンさせるカウント演出を実行する。また、上記と同様に、図12のステップS91の抽選で当選した場合に限り、図25(a),(b)に示すCREDIT表示53の表示色を変化させる期待度演出も行う。
図14において、上述した移動演出サブルーチンの場合と同様に、まず、カウント演出制御手段512b(図3参照)が、スロットマシン10のストップスイッチ52L,52C,52R(図1及び図2参照)のいずれか一つが第1停止操作されたか否かを判断する(ステップS120)。
ステップS120において、第1停止操作されていない(NO)と判別した場合は、このステップS120の判断を繰り返し行う。一方、第1停止操作された(YES)と判別した場合は、CREDIT表示53のカウント演出を開始する(ステップS121)。このカウント演出は、何らかの役に当選したか否かでCREDIT表示53をカウントアップ又はカウントダウンさせる演出であり、いずれの演出を行う場合でも、最初はCREDIT表示53をカウントアップさせる。
ここで、図30の報知演出抽選表3,4に示すように、カウント演出は、一般役に当選した場合、又はいずれの役にも当選していない場合(はずれ)に実行される確率が約60%(150/256)と高く、CREDIT表示53のカウントアップがスタートした時点で、BB役又はRB役に当選したかもしれないという期待度が低いことになる。しかし、このカウント演出では、その演出結果によって、当選役の種類や、はずれがある程度具体的に特定されるので、遊技者は、カウント演出が終了するまでの間、BB役又はRB役に当選しているかもしれないという大きな期待感を抱くことになる。
次いで、ステップS122に進み、カウント演出制御手段512bが、何らかの役に当選しているか否か判断する。この判断は、上述した図11のステップS82,S84又はS86において判別した当選役の種類に基づいて行われる。
ステップS122において、いずれかの役に当選している(YES)と判別した場合は、ステップS123に進み、図22(a)に示すように、当選した役に設定されている遊技媒体の払い出し枚数と同じ数値で、CREDIT表示53のカウントアップを停止させる。例えば、図28のBB未作動時一般抽選表において、RB役又はBB役に当選したならば「15」、一般役1〜3に当選したならば「10」〜「2」というように、それぞれの当選役に設定された遊技媒体の払い出し枚数でCREDIT表示53のカウントアップを停止させる。これにより、遊技者は、CREDIT表示53に表示された数値(払い出し枚数)に基づいて、当選した役の種類をある程度具体的に特定することができる。
一方、ステップS122において、いずれの役にも当選していない(NO)と判別した場合は、ステップS124に進み、図22(b)に示すように、一旦、カウントアップさせたCREDIT表示53を元の数値までカウントダウンさせる演出を実行する。つまり、ステップS121でCREDIT表示53をカウントアップさせることにより、一旦は何らかの役に当選したかのごとき期待感を一瞬抱かせるが、これはフェイント(惑わせるための見せかけの動作)であって、その直後に、やはり、いずれの役にも当選していなかったという演出を行っている。
このようなカウントダウン演出は、通常、遊技媒体のクレジット枚数を正確にカウントするだけのCREDIT表示53が、遊技者を惑わせるようなフェイントを行う面白さがあり、いずれの役にも当選しなかった場合でも、遊技を面白くすることができる。
次いで、ステップS125に進み、図2に示す期待度演出制御手段514が、スロットマシン10のストップスイッチ52L,52C,52Rの残り二つのいずれかが第2停止操作されたか否かを判断する。
このステップS125において、第2停止操作されていない(NO)と判別した場合は、このステップS125の判断を繰り返し行う。一方、第2停止操作された(YES)と判別した場合は、ステップS126に進み、期待度演出を行うか否か判断する。この判断は、上述した図12におけるステップS91の抽選結果に基づいて行われる。
ステップS126において、期待度演出を行う(YES)と判別した場合、期待度演出制御手段514は、CREDIT表示53の表示色が「赤」か否かを判断する(ステップS127)。「赤」である(YES)と判別した場合は、ステップS128に進み、液晶表示装置20に表示されているCREDIT表示53の表示色を「赤」53Rに変化させる(図25(a)参照)。
一方、ステップS127において、「赤」でない(NO)と判別した場合は、ステップS129に進み、液晶表示装置20に表示されているCREDIT表示53の表示色を「青」53Bに変化させる(図25(b)参照)。
また、上述したステップS126において、期待度演出を行わない(NO)と判別した場合は、期待度演出制御手段514がステップS127〜S129の期待度演出を実行せず、そのままステップS130に進む。
ここで、本カウント演出サブルーチンにおける期待度演出は、上述した移動演出サブルーチン(図13参照)における期待度演出と同じ内容であるが、その演出の役割ないし意義が異なる。すなわち、カウント演出では、既に説明したように、カウントアップ又はカウントダウンしたCREDIT表示53に基づいて、当選役の種類や、はずれをある程度具体的に特定することができる。このため、カウント演出の後に行われる期待度演出には、BB役やRB役に当選しているかもしれないという期待度を遊技者に抱かせるという役割はなく、CREDIT表示53の表示色を「赤」53R又は「青」53Bに変化させて、一連の報知演出のバリエーションを豊富化させる役割を有している。
次いで、ステップS130に進み、カウント演出制御手段512bが、スロットマシン10のストップスイッチ52L,52C,52Rの残り一つが第3停止操作されたか否かを判断する。第3停止操作されていない(NO)と判別した場合は、このステップS130の判断を繰り返し行う。
一方、ステップS130において、第3停止操作された(YES)と判別した場合は、ステップS131に進み、カウント演出制御手段512bが、遊技媒体の払い出し枚数でカウントアップを停止させた状態(ステップS123参照)のCREDIT表示53を元の数値に戻し、クレジット演出を終了させる。
その後、ステップS132に進み、上述した期待度演出が行われた場合には、期待度演出制御手段514が、CREDIT表示53の表示色を元の色(ex.「黄」)に戻し、期待度演出を終了させる。以上により、クレジット演出サブルーチンを終了する。
<巨大化演出サブルーチンの説明>
図15は巨大化演出サブルーチンを示すフローチャートであり、同図を参照しつつ、巨大化演出サブルーチンの制御処理について説明する。この巨大化演出サブルーチンでは、図23及び図24に示すように、WIN表示54を液晶表示装置20の縦方向又は横方向に大きくさせる巨大化演出を実行する。また、上記と同様に、図12のステップS91の抽選で当選した場合に限り、図25(a),(b)に示すCREDIT表示53の表示色を変化させる期待度演出も行う。
図15において、上述した移動演出サブルーチン、カウント演出サブルーチンの場合と同様に、まず、巨大化演出制御手段512c(図3参照)が、スロットマシン10のストップスイッチ52L,52C,52R(図1及び図2参照)のいずれか一つが第1停止操作されたか否かを判断する(ステップS140)。
ステップS140において、第1停止操作されていない(NO)と判別した場合は、このステップS140の判断を繰り返し行う。一方、第1停止操作された(YES)と判別した場合は、WIN表示54の巨大化演出を開始する(ステップS141)。この巨大化演出は、図23及び図24に示すように、WIN表示54を液晶表示装置20の縦方向又は横方向に巨大化させるものであり、例えば、WIN表示54を単純に相似形で巨大化させたり、又は、まるで弾性体のように伸びたり、膨らんだりさせてWIN表示54を巨大化させたりする。
なお、BB役やRB役当選の期待度に比例して、巨大化させたWIN表示54の最終的な大きさを異ならせてもよい。また、巨大化のみに限らず、役当選の期待度が高い場合には、WIN表示54が巨大化し、役当選の期待度が低い場合には、WIN表示54が縮小化するようにしてもよい。
ここで、図30の報知演出抽選表2に示すように、巨大化演出は、RB役に当選した場合に実行される確率が約60%(150/256)と高く、巨大化演出が実行されたことは、RB役に当選したかもしれないという期待度が高いことを意味する。
次いで、ステップS142に進み、図2に示す期待度演出制御手段514が、スロットマシン10のストップスイッチ52L,52C,52Rの残り二つのいずれかが第2停止操作されたか否かを判断する。
このステップS142において、第2停止操作されていない(NO)と判別した場合は、このステップS142の判断を繰り返し行う。一方、第2停止操作された(YES)と判別した場合は、ステップS143に進み、期待度演出を行うか否か判断する。この判断は、上述した図12におけるステップS91の抽選結果に基づいて行われる。
ステップS143において、期待度演出を行う(YES)と判別した場合、期待度演出制御手段514は、CREDIT表示53の表示色が「赤」か否かを判断する(ステップS144)。「赤」である(YES)と判別した場合は、ステップS145に進み、液晶表示装置20に表示されているCREDIT表示53の表示色を「赤」53Rに変化させる(図25(a)参照)。
一方、ステップS144において、「赤」でない(NO)と判別した場合は、ステップS146に進み、液晶表示装置20に表示されているCREDIT表示53の表示色を「青」53Bに変化させる(図25(b)参照)。
ここで、図31の期待度演出抽選表2に示すように、RB役に当選した場合には、「赤」が選択される確率が約50%(130/256)、「青」が選択される確率も約50%(126/256)とほぼ等しく、この期待度演出の結果によって、上述した巨大化演出の実行によるRB役当選の期待度はほとんど変動しない。但し、同図の抽選表1に示すように、BB役に当選した場合には、「赤」が選択される確率が約80%(200/256)と高く、CREDIT表示53の表示色が「赤」53Rに変化した場合は、BB役当選の期待度が高くなる。
また、上述したステップS143において、期待度演出を行わない(NO)と判別した場合は、期待度演出制御手段514がステップS144〜S146の期待度演出を実行せず、そのままステップS147に進む。
ここで、図29の演出抽選表2に示すように、RB役に当選した場合には、期待度演出が実行される確率が約50%(130/256)、期待度演出が実行されない確率も約50%(126/256)とほぼ等しく、期待度演出が実行されないことにより、上述した巨大化演出の実行によるRB役当選の期待度はほとんど変動しない。但し、同図の抽選表1に示すように、BB役に当選した場合には、期待度演出が実行されない確率が約20%(56/256)と低く、期待度演出が実行されない場合には、BB役当選の期待度が低くなる。
次いで、ステップS147に進み、巨大化演出制御手段512cが、スロットマシン10のストップスイッチ52L,52C,52Rの残り一つが第3停止操作されたか否かを判断する。第3停止操作されていない(NO)と判別した場合は、このステップS147の判断を繰り返し行う。
一方、ステップS147において、第3停止操作された(YES)と判別した場合は、ステップS148に進み、巨大化演出制御手段512cが、巨大化させたWIN表示54を元の大きさに戻し、巨大化演出を終了させる。
その後、ステップS149に進み、上述した期待度演出が行われた場合には、期待度演出制御手段514が、CREDIT表示53の表示色を元の色(ex.「黄」)に戻し、期待度演出を終了させる。以上により、巨大化演出サブルーチンを終了する。
<期待度演出サブルーチンの説明>
図16は期待度演出サブルーチンを示すフローチャートであり、同図を参照しつつ、期待度演出サブルーチンの制御処理について説明する。この期待度演出サブルーチンは、図12に示す副制御回路サブルーチンにおいて、移動演出、カウント演出及び巨大化演出のいずれの報知演出も行わず、期待度演出のみ行う(ステップS100参照)と判別した場合に実行される。
また、期待度演出サブルーチンで行われる期待度演出の内容は、上述した移動演出、カウント演出及び巨大化演出サブルーチンにおける期待度演出(図25(a),(b)参照)と同一であるが、この期待度演出サブルーチンでは、報知演出との組み合わせではなく、期待度演出の演出結果のみに基づいて、BB役当選の期待度が高いか低いかをシンプルに報知している点で相違する。
図16において、まず、期待度演出制御手段514(図2参照)が、スロットマシン10のストップスイッチ52L,52C,52R(図1及び図2参照)のいずれか一つが第1停止操作されたか否かを判断する(ステップS150)。
ステップS150において、第1停止操作されていない(NO)と判別した場合は、このステップS150の判断を繰り返し行う。一方、第1停止操作された(YES)と判別した場合、期待度演出制御手段514は、CREDIT表示53の表示色が「赤」か否かを判断する(ステップS151)。「赤」である(YES)と判別した場合は、ステップS152に進み、液晶表示装置20に表示されているCREDIT表示53の表示色を「赤」53Rに変化させる(図25(a)参照)。
ここで、図31の期待度演出抽選表1に示すように、BB役に当選した場合には、「赤」が選択される確率が約80%(200/256)と高く、CREDIT表示53の表示色が「赤」53Rに変化した場合は、BB役に当選したかもしれないという期待度が高いことを意味する。
一方、ステップS151において、「赤」でない(NO)と判別した場合は、ステップS153に進み、液晶表示装置20に表示されているCREDIT表示53の表示色を「青」53Bに変化させる(図25(b)参照)。
ここで、図31の期待度演出抽選表1に示すように、BB役に当選した場合には、「青」が選択される確率が約20%(56/256)と低く、CREDIT表示53の表示色が「青」53Bに変化した場合は、BB役に当選したかもしれないという期待度が低いことを意味する。
なお、図31の期待度抽選表2に示すように、RBに当選した場合には、「赤」が選択される確率が約50%(130/256)、「青」が選択される確率も約50%(126/256)とほぼ等しく、本期待度演出サブルーチンにおける期待度演出の結果によってRB役当選の期待度を予想することはほとんどできない。
次いで、ステップS154に進み、図2に示す期待度演出制御手段514が、スロットマシン10のストップスイッチ52L,52C,52Rの残り二つのいずれかが第2停止操作されたか否かを判断する。第2停止操作されていない(NO)と判別した場合は、このステップS154の判断を繰り返し行う。
一方、ステップS154において、第2停止操作された(YES)と判別した場合は、ステップS155に進み、期待度演出制御手段514が、スロットマシン10のストップスイッチ52L,52C,52Rの残り一つが第3停止操作されたか否かを判断する。第3停止操作されていない(NO)と判別した場合は、このステップS155の判断を繰り返し行う。
一方、ステップS155において、第3停止操作された(YES)と判別した場合は、ステップS156に進み、期待度演出制御手段514が、CREDIT表示53の表示色を元の色(ex.「黄」)に戻し、期待度演出を終了させる。以上により、期待度演出サブルーチンを終了する。
[スロットマシンの効果]
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン10によれば、従来、クレジット数又は獲得数の加減変動を正確にカウントするだけだったCREDIT表示53又はWIN表示54が、役抽選の結果に応じて移動したり、カウントアップ又はカウントダウンしたり、巨大化したりするので、その意外性に報知演出としての面白さがある。
また、BB役やRB役に当選しているかもしれないとの期待感を遊技者に抱かせるだけでなく、複数の報知演出を組み合わせることによって、例えば、単位遊技の最中に役当選の期待度を段階的に変動させつつ報知するといった、より複雑な情報の報知が可能となる。これにより、スロットマシン10の遊技性をも向上させることができる。
さらに、本実施形態のスロットマシン10では、移動演出、カウント演出又は巨大化演出の3種類に、CREDIT表示53の表示色(ex.「黄」)を「赤」又は「青」に変化させる期待度演出を組み合わせているので、報知演出が3種類×3色の合計9パターンの豊富なバリエーションを有している。
これに加え、期待度演出におけるCREDIT表示53の表示色は、プログラム処理のみで変化させることが可能であるから、報知演出のバリエーションの豊富化と同時に、画像データの削減も図ることができる。
なお、本発明の遊技機は、上述したスロットマシン10に限定されるものではない。例えば、CREDIT表示53又はWIN表示54を用いた報知演出は、上述した移動演出、カウント演出、巨大化演出又は期待度演出に限らず、他の演出態様としてもよい。
また、CREDIT表示53又はWIN表示54を用いた報知演出の組み合わせは、上述した移動演出、カウント演出又は巨大化演出の3種類に、それぞれ期待度演出を組み合わせたものに限らない。移動演出、カウント演出及び巨大化演出のいずれか2以上を組み合わせたり、さらに期待度演出を組み合わせたりして、一連の報知演出をより複雑化させてもよい。
さらに、上述した実施形態では、スロットマシン10を3枚賭専用機としたが、これに限定されるものではない。1〜3ベットスイッチを備え、液晶表示装置20の表示画像によってベット数に対応する有効ライン表示(有効になった入賞ラインの表示)を行うことが可能であれば、1〜3枚賭スロットマシンに本発明を適用することもできる。
これに加えて、本発明の遊技機の適用は、上述したようなスロットマシン10に限られるものではなく、例えば、液晶表示装置20やセグメント表示装置71,72等の画像表示手段を備えたデジタルパチンコ等におけるスロットマシン機能にそのまま適用することもできる。
本発明の一実施形態に係るスロットマシン(遊技機)の外観を示す正面図である。 上記スロットマシンの制御の機能を示す機能ブロック図である。 上記スロットマシンの副制御回路を構成する報知演出制御手段と画像記憶手段とを示すブロック図である。 上記スロットマシンを制御する主制御回路を示すブロック図である。 上記スロットマシンを制御する副制御回路を示すブロック図である。 上記主制御回路において実行される遊技の進行を制御するメインルーチンを示すフローチャートである。 役抽選処理と、引き続いて行われるフラグオン処理の役抽選処理サブルーチンを示すフローチャートである。 リールの回転、停止のための制御を行うリール変動・停止サブルーチンを示すフローチャートである。 図8のサブルーチンにより図柄が停止した後の制御処理を示すフラグオフ処理サブルーチンを示すフローチャートである。 フラグオフ定処理サブルーチンの制御処理の一部である役当選時処理サブルーチンを示すフローチャートである。 副制御回路により実行される報知演出及び期待度演出に関する副制御回路サブルーチンの前半を示すフローチャートである。 上記副制御回路サブルーチンの後半を示すフローチャートである。 上記副制御回路サブルーチンの制御処理の一部である移動演出サブルーチンを示すフローチャートである。 上記副制御回路サブルーチンの制御処理の一部であるカウント演出サブルーチンを示すフローチャートである。 上記副制御回路サブルーチンの制御処理の一部である巨大化演出サブルーチンを示すフローチャートである。 上記副制御回路サブルーチンの制御処理の一部である期待度演出サブルーチンを示すフローチャートである。 上記スロットマシンの液晶表示装置(画像表示手段)を示す正面図である。 上記液晶表示装置における移動演出の具体例を示す正面図である。 図18の移動演出の具体例の続きを示す上記液晶表示装置の正面図である。 上記液晶表示装置における移動演出の別の具体例を示す正面図である。 同じく上記液晶表示装置における移動演出の別の具体例を示す正面図である。 上記液晶表示装置におけるカウント演出の具体例を示す正面図であり、同図(a)はカウントアップ演出、同図(b)カウントダウン演出を示す。 上記液晶表示装置における巨大化演出の具体例を示す正面図である。 同じく上記液晶表示装置における巨大化演出の別の具体例を示す正面図である。 CREDIT表示を用いた期待度演出の具体例を示す説明図であり、同図(a)は「赤」、同図(b)は「青」に表示色が変化した状態を示す。 RB用抽選表の実施例を示す図である。 BB作動時抽選表の実施例を示す図である。 BB未作動時一般抽選表の実施例を示す図である。 上記副制御回路サブルーチンにおける報知演出及び期待度演出を実行するか否かをそれぞれ決定するための演出抽選表である。 上記副制御回路サブルーチンにおいて実行される報知演出の種類を決定するための報知演出抽選表である。 上記副制御回路サブルーチンにおいて実行される期待度演出のCREDIT表示の表示色を決定するための期待度演出抽選表である。
符号の説明
10 スロットマシン(遊技機)
20 液晶表示装置(画像表示手段)
36 3−ベットスイッチ
40L、40C、40R リール
50 スタートスイッチ
52L、52C、52R ストップスイッチ
53 CREDIT表示(数値表示)
54 WIN表示(数値表示)
71,72 セグメント表示装置71,72(画像表示手段)
100 主制御回路
200 副制御回路
410 役抽選手段
420 リール制御手段
430 遊技制御手段
500 画像制御手段
511 演出抽選手段
512 報知演出制御手段
512a 移動演出制御手段
512b カウント演出制御手段
512c 巨大化演出制御手段
513 画像記憶手段
513a 移動演出画像データ記憶手段
513b カウント演出画像データ記憶手段
513c 巨大化演出画像データ記憶手段
514 期待度演出制御手段
515 セグメント演出制御手段
520 音声制御手段

Claims (8)

  1. 遊技媒体を投入し、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させて停止させるまでの工程を一単位とする遊技を繰り返し実施可能な遊技機であって、
    複数の役の中から一の役を定める役抽選を行う役抽選手段と、
    前記遊技媒体のクレジット数又は獲得数を数値表示する画像表示手段と、
    前記画像表示手段に前記数値表示を行わせる画像制御手段とを備え、
    前記画像制御手段が、前記役抽選の結果に応じて、前記画像表示手段の前記数値表示を変化させる報知演出を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記画像制御手段が、前記役抽選により所定の役に当選したときに、前記所定の役に入賞したならば獲得することができる前記遊技媒体の所定獲得数まで、前記画像表示手段の前記数値表示を増加又は減少させる報知演出を、前記所定の役の入賞前において行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記画像表示手段が、前記数値表示の色彩を変化させることが可能であり、前記画像制御手段が、前記役抽選の結果に応じて、前記画像表示手段の前記数値表示の色彩を変化させる報知演出を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記画像制御手段が、前記役抽選の結果に応じて、前記画像表示手段の表示領域の範囲内で前記数値表示を移動させる報知演出を行うことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の遊技機。
  5. 前記画像制御手段が、前記役抽選の結果に応じて、前記画像表示手段の表示領域の範囲内で前記数値表示を移動させ、前記数値表示の一部又は全部を前記表示領域から消滅させる報知演出を行うことを特徴とする請求項4記載の遊技機。
  6. 前記画像制御手段が、前記役抽選の結果に応じて、前記数値表示の大きさを変化させる報知演出を行うことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の遊技機。
  7. 前記画像制御手段が、前記数値表示の変化態様が異なる複数の前記報知演出を行うことができ、前記役抽選の結果に応じて、2以上の前記報知演出を組み合わせて実行することを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の遊技機。
  8. 少なくとも2つの前記画像表示手段を備え、一方の前記画像表示手段をLED表示装置とし、他方の前記画像表示手段が、前記報知演出を実行しているときに、前記LED表示装置が、正確にカウントされた現在の前記遊技媒体のクレジット数又は獲得数を数値表示することを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の遊技機。
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