JP2019004988A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2019004988A
JP2019004988A JP2017121494A JP2017121494A JP2019004988A JP 2019004988 A JP2019004988 A JP 2019004988A JP 2017121494 A JP2017121494 A JP 2017121494A JP 2017121494 A JP2017121494 A JP 2017121494A JP 2019004988 A JP2019004988 A JP 2019004988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
specific
notification
predetermined
control
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017121494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6969911B2 (ja
Inventor
小倉 敏男
Toshio Ogura
敏男 小倉
涼 梶原
Ryo Kajiwara
涼 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP2017121494A priority Critical patent/JP6969911B2/ja
Publication of JP2019004988A publication Critical patent/JP2019004988A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6969911B2 publication Critical patent/JP6969911B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】特定状態中において行われる報知に対する興趣を向上させることのできる遊技機を提供することを目的とする。【解決手段】特定状態中は特定事象の発生に関する特定報知が行われる前(タイミングt4以前)は所定報知に関して第1制御が行われ、特定報知が行われた後(タイミングt4以降)は所定報知に関して第2制御が行われる。【選択図】図2

Description

本発明は、遊技を行うことが可能な遊技機に関する。
遊技機として、所定の賭数を設定し、スタート操作が行われたことに基づいて、複数種類の識別情報の可変表示が行われるスロットマシンや、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、該遊技領域に設けられている入賞口などの始動領域に遊技媒体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機などがある。
このような遊技機として、特許文献1には、大当り遊技状態中に、発生した大当りを報知する遊技機が開示されている。
特開2011−030651号公報
しかし、特許文献1に記載の遊技機においては、大当り遊技状態のような特定状態中に、大当りのような特典の付与に対して遊技者は注目するものの、他の事象の発生に対して鑑みられていなかったため、特定状態中の報知について改善の余地があった。
この発明はかかる事情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、特定状態中において行われる報知に対する興趣を向上させることのできる遊技機を提供することである。
(1) 遊技を行うことが可能な遊技機(たとえば、遊技機1)であって、
開始条件が成立してから終了条件が成立するまで特定状態に制御する状態制御手段(たとえば、メイン制御部)と、
前記特定状態において特定事象の発生に関する特定報知(たとえば、図3(C)に示す特定報知)を行う特定報知手段(たとえば、特定報知を行うサブ制御部)と、
前記特定状態において所定事象の発生に関する所定報知(たとえば、図3(B)および図3(E)に示す所定報知)を行う所定報知手段(たとえば、所定報知を行うサブ制御部)と、
前記所定報知に関する所定制御を行う所定制御手段(たとえば、所定報知を行うために演出手段の駆動制御を行うサブ制御部)とを備え、
前記特定報知手段は、前記特定状態において、前記特定報知を行うことが可能であり(たとえば、図2(A)に示すように特定状態中に特定報知が行われる)、
前記所定制御手段は、前記特定状態における前記特定報知が行われる前と前記特定状態における前記特定報知が行われた後とで前記所定制御として異なる制御を行う(たとえば、図2(A)に示すように、特定報知が行われる前であるタイミングt4以前は所定制御として第1制御が行われ、特定報知が行われた後であるタイミングt4以降は所定制御として第2制御が行われる)。
(2) (1)に記載の遊技機において、
前記特定状態において、前記特定報知が行われたことにより特定演出(たとえば、図3(D)に示す特定演出)を実行する特定演出手段(たとえば、特定演出を行うサブ制御部)をさらに備える。
(3) (1)または(2)に記載の遊技機において、
前記特定状態において、前記特定報知が行われる前に、前記特定事象の発生を示唆する示唆演出(たとえば、図3(A)に示す示唆演出)を実行する示唆演出手段(たとえば、示唆演出を行うサブ制御部)をさらに備える。
(4) (1)〜(3)のいずれかに記載の遊技機において、
前記所定制御手段は、
前記所定報知の演出態様として、複数種類の演出態様のうちから一の演出態様を選択可能であって(たとえば、図2(C−1)に示すように、第1態様から第3態様のうちの一の態様を選択可能である)、
前記特定報知が行われる前と前記特定報知が行われた後とで、選択可能な演出態様の種類数が異なる(たとえば、図2(C)に示すように、第1制御と第2制御とで、所定報知の演出態様として実行可能な演出態様の数が異なる)。
(5) (1)〜(4)のいずれかに記載の遊技機において、
前記報知手段は複数種類の演出手段(たとえば、液晶表示器51、スピーカ53,54、および枠LED58)を含み、
前記所定制御手段は、
前記複数種類の演出手段のうちの少なくとも一の演出手段が用いられるように前記所定報知についての所定制御を行い(たとえば、サブ制御部は、液晶表示器51、スピーカ53,54、および枠LED58のうちの少なくとも一の演出手段を用いて所定報知を行う)、
前記特定報知が行われる前と前記特定報知が行われた後とで、用いることが可能な演出手段の種類数が異なる(たとえば、図2(B)に示すように、第1制御と第2制御とで、所定報知に用いられる演出手段の種類が異なる)。
遊技機の全体構成例を示す模式図である。 特定状態中に行われる演出に関する制御を説明するための図である。 特定状態中に行われる演出の演出例を示す図である。
本発明に係る遊技機を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
[全体構成]
図1は、遊技機の全体構成例を示す模式図である。図1に示すように、本実施の形態に係る遊技機1は、演出を実行するための演出手段として、映像を表示して演出を実行する液晶表示器51、音を出力することで演出を実行するスピーカ53,54、発光することで演出を実行する枠LED58を備える。枠LED58は、液晶表示器51の外周に設けられている。
なお、これらの演出手段は一例であって、遊技機1は演出手段として、枠LED58とは異なる位置に設けられたLED、可動式の役物、発光する役物等を備えてもよい。また、遊技機1は、液晶表示器51を複数備えてもよい。
遊技者は遊技機1において、遊技用価値を賭けることで遊技を開始することができる。遊技機1は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンであってもよく、また、遊技を行うために用いられる遊技用価値である遊技媒体を発射して遊技領域に打込むことにより遊技を行うことができるパチンコ遊技機であってもよい。
遊技機1は、図示しないものの、遊技の進行を制御する遊技制御基板と、演出を制御するための演出制御基板とを備える。
[遊技状態]
本実施の形態に係る遊技機1は、複数種類の遊技状態のうちのいずれかの状態に制御される。遊技状態には、通常状態と特定状態とが含まれる。特定状態において、特定事象の発生に関する特定報知が行われる。遊技機1は、特定状態に特定報知が行われたか否かに関わらず、開始条件が成立してから終了条件が成立するまで制御する。本実施の形態において、特定状態は、通常状態に比べて特定報知に対する遊技者の期待感が高い状態である。本実施の形態において特定事象とは、遊技者にとって有利な特典の付与であって、特定事象の発生に関する特定報知とは特典の付与が決定したか否かの報知とする。
本実施の形態においては、特典とは、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能にする権利であって、特典を付与するための付与条件は通常状態中は成立せず、特定状態中に成立するものとする。つまり、特定事象は通常状態中は発生せず、特定状態中に発生する。その結果、本実施の形態における遊技機1は、特定状態中は通常状態中に比べて特定報知に対する遊技者の期待感が高まるような設計となっている。
なお、特典は、遊技用価値であってもよい。また、有利状態は、通常時よりも遊技用価値を獲得し易い状態、通常時よりも遊技用価値が減りにくい状態、または、通常時よりも遊技用価値を獲得し易い有利状態に移行し易い状態を含む。付与条件には、たとえば、所定の抽選条件が成立したことに基づいて実行される抽選に当選したことが含まれる。また、特定報知は報知条件が成立したことに基づいて行われてもよく、報知条件は、抽選条件が成立するごとに成立してもよく、また、抽選条件が成立するごとに所定の確率で成立してもよく、また、抽選条件が成立した後に所定の確率で成立してもよい。
なお、付与条件を特定状態中にだけ成立するものとすることは、特定報知に対する遊技者の期待感を高めるための設計の一例であって、他の方法で特定状態中の特定報知に対する遊技者の期待感を高めてもよい。たとえば、特定状態および通常状態のいずれの状態においても、特定事象が発生するものの、特定状態中の方が特定事象が発生しやすい結果、特定報知に対して期待できるように設計してもよい。また、報知条件が成立する確率を通常状態中に比べて特定状態中の方が高くなるように設計することで、特定報知に対して期待できるように設計してもよい。
なお、開始条件と終了条件とは、特定報知が行われたか否かに関わらず成立する条件であればよく、たとえば、毎ゲーム行われる抽選に当選したこと、所定の条件が成立したことで行われる移行抽選に当選したことなどが含まれる。
ここで、複数種類の遊技状態のうちのいずれかの状態には、遊技機1の遊技制御基板に備えられた遊技の進行に関する処理を行うメイン制御部によって制御される。なお、各遊技状態がそれぞれ遊技の結果に影響する条件が同じであって、各遊技状態が演出上の違いによって定義される場合、各遊技状態は演出制御基板に備えられた演出を行う処理を行うサブ制御部によって制御されてもよい。
[特定状態中の演出]
図2は、特定状態中に行われる演出に関する制御を説明するための図である。遊技機1において、演出の制御はサブ制御部によって行われる。サブ制御部は、液晶表示器51等の演出手段の駆動制御を行うことで、特定事象の発生に関する特定報知と、所定事象の発生に関する所定報知とを行う。図2(A)は、特定状態中の演出を説明するためのタイミングチャートである。図2(B)は、第1制御および第2制御の各々において使用可能な演出装置を示す図である。図2(C)は、第1制御および第2制御の各々において使用可能な演出態様を示す図である。
図2(A)に示すタイミングチャートにおいては、上から順に、発生した事象を示すラインと、実行される演出を示すラインと、所定報知に関する所定制御を示すラインとが示されている。
図2(A)に示すように、タイミングt1で所定事象が発生した場合に、所定報知が第1制御によって行われる。その後、タイミングt2でメイン制御部が特定事象を発生することを決定したものとする。また、サブ制御部が、特定事象を発生することが決定されたことに基づいて、タイミングt3で特定事象が発生することを示唆する示唆演出を行った後タイミングt4で特定事象を発生することが決定したこと報知を特定報知として行うことを決定したものとする。その後、タイミングt3で示唆演出が行われ、タイミングt4で特定報知が行われたものとする。特定報知が行われたことにより、サブ制御部は特定演出を行う。そのため、タイミングt4以降は特定演出が行われる。特定報知が行われたタイミングt4以降であるタイミングt5で所定事象が発生した場合に、所定報知が第2制御によって行われる。
つまり、図2(A)に示すように、特定状態中は特定報知が行われる前(タイミングt4以前)と特定報知が行われた後(タイミングt4以降)とで、所定報知に関する所定制御が異なる。具体的には、特定報知が行われる前であるタイミングt4以前は所定制御として第1制御が行われ、特定報知が行われた後であるタイミングt4以降は所定制御として第2制御が行われる。
図2(B)および図2(C)を用いて、第1制御および第2制御について説明する。図2(B)および図2(C)における丸印は、サブ制御部が所定報知として選択が可能であることを示し、バツ印はサブ制御部が所定報知として選択することができないことを示す。
図2(B)に示すように、所定報知は、演出手段である、液晶表示器51、スピーカ53,54、および枠LED58のうちの少なくとも一の演出手段を用いて行われる。第1制御と第2制御とでは、使用可能な演出手段の数が異なる。たとえば、所定報知を第1制御で行う場合は、液晶表示器51、スピーカ53,54、および枠LED58の3つうちのいずれかを用いて所定報知を実行することができる。一方、所定報知を第2制御で行う場合は、液晶表示器51およびスピーカ53,54の2つのうちのいずれかを用いて所定報知を実行することができるが、枠LED58は所定報知としては使用されない。なお、所定報知は、選択可能な演出手段の全てを用いて行われてもよく、選択可能な演出手段のうちの一部の演出手段を用いて行われてもよい。
図2(C)に示すように、所定報知は、複数の演出態様のうちのいずれかの演出態様によって行われる。第1制御と第2制御とでは、選択可能な演出態様の数が異なる。具体的には、所定報知を第1制御で行う場合に、液晶表示器51を用いるときは、第1態様、第2態様、第3態様のうちのいずれかの態様の演出が液晶表示器51に表示される。スピーカ53,54を用いるときは、第1音、第2音、第3音のうちのいずれかの音がスピーカ53,54から出力される。枠LED58を用いるときは、第1発光態様、第2発光態様、第3発光態様のうちのいずれかの発光態様で枠LED58を点灯させる。
一方、所定報知を第2制御で行う場合に、液晶表示器51を用いるときは、第1態様の演出が液晶表示器51に表示される。スピーカ53,54を用いるときは、第1音がスピーカ53,54から出力される。枠LED58は所定報知として用いられない。
なお、液晶表示器51に表示する態様、スピーカ53,54から出力される音、および枠LED58の発光態様は、それぞれ選択可能としてもよいが、予め組合せが決まっており、当該組合せとして複数種類備え、いずれの組合わせとするかを選択可能にしてもよい。
[特定状態中に行われる演出の演出例]
図3を用いて、特定状態中に行われる演出を具体的に説明する。図3は、特定状態中に行われる演出の演出例を示す図である。なお、図3に示される演出例は、遊技機1がスロットマシンである場合の演出例である。
スロットマシンは、外周部に識別情報としての複数種類の図柄が描かれたリールを有する可変表示部を備えており、規定の賭数が設定された状態でスタートスイッチが操作されることによりリールが回転開始し、ストップスイッチが操作されてリールの回転が停止したときに入賞ライン上に予め定められた図柄組合せ(たとえば、7−7−7、以下、図柄組合せを表示結果の組合せ、もしくは役とも称する)が導出されることにより入賞が発生する。また、スロットマシンは、表示結果が導出される前に入賞を許容する役を決定する事前決定手段と、事前決定手段の決定結果とストップスイッチを操作する態様とに基づいて、表示結果を導出させる導出制御手段とを備える。なお、メイン制御部が、所定のプログラムを実行することで、事前決定手段および導出制御手段の機能を果たしている。さらに、スロットマシンは演出用に用いられる、スタートスイッチおよびストップスイッチとはことなる演出用のボタンを備える。
役の種類としては、小役、特別役、再遊技役といった種類がある。ここで、小役に対応する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、小役の種類ごとに定められた数の遊技用価値であるメダルが払い出される。特別役に対応する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、レギュラーボーナスやビッグボーナスといった遊技者にとって有利なボーナス状態と呼ばれる遊技用価値を獲得し易い有利状態に制御可能となる。再遊技役に対応する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、賭数の設定に新たなメダルを消費することなく次のゲームを行うことができる。
また、スロットマシンは、遊技者にとって有利なストップスイッチの操作態様を報知することが可能なアシストタイム(AT)と呼ばれる報知状態に制御可能である。図3においては、特定状態が報知状態であり、所定報知が小役の入賞が許容されたことの示唆である例を示している。報知状態には、予め定められた期間(ゲーム数)に亘って制御され、当該期間が経過したときに報知状態への制御を終了する。図3において、液晶表示器51の左上に表示されている「G」という文字画像は報知状態に制御される残りゲーム数を表している。たとえば、図3(A)の「35G」は、残り35ゲームに亘って報知状態に制御されることを示す文字画像である。また、報知状態は、遊技者にとって有利なストップスイッチの操作態様が報知される状態であるため、有利状態ともいえる。
図3(A)は、特定事象が発生することを示唆する示唆演出の一例であって、特典の付与が決定されたことを示唆する示唆演出の演出例を示す図であって、たとえば、「7をねらえ!」という文字画像が液晶表示器51に表示される。なお、図3(A)に示した示唆演出は一例であって、他の演出であってもよい。たとえば、複数ゲームに亘って実行される演出であってもよい。また、ゲームの進行を所定期間に亘って遅延(ストップスイッチの停止操作の有効化を遅延)させるフリーズ演出を示唆演出としてもよい。
図3(B)は、第1制御期間中に行われる所定報知の演出例を示す図である。図3(B)において、所定報知は小役の入賞が許容されたことを示唆する報知である。つまり、図3においては、所定事象とは小役の入賞の許容、または小役の入賞である。図3(B)においては、遊技者にとって有利な操作態様が報知されているときに所定報知が行われる例を示している。所定報知は、液晶表示器51、スピーカ53,54、および枠LED58を用いて行われる。液晶表示器51には、操作態様を示す情報として「123」という文字画像が表示される。また、所定報知として、液晶表示器51に黄色で塗りつぶされた丸の画像が「123」という各文字画像と被るように表示される(図中の左斜め下に向かう斜線で塗られた領域は、黄色の領域であるものとする)。スピーカ53,54からは第2音が出力される。枠LED58は、黄色に点灯する。
なお、所定報知は、操作態様が報知されていないときも行われる。たとえば、所定のキャラクタが液晶表示器51に表示され、当該キャラクタが着ている服の色を黄色で表示することで所定事象の発生を示唆してもよい。
図3(C)は特定報知を示す図である。図3(C)においては、特定事象の発生に関する特定報知の一例であって、特典が付与されたことを報知する特定報知の演出例を示す。本実施の形態においては、ストップスイッチへの操作が終了した後に、図3(C)に示すように、液晶表示器51に「ボタンを押せ」という文字画像とともに、ボタンを操作することを促す画像が表示される。その後、スロットマシンに設けられたボタンが操作されると、液晶表示器51に「特典付与確定!」という文字画像に切替わるとともに、枠LED58が虹色に点灯する(図中の黒で塗られた領域は、虹色の領域であるものとする。)。
本実施の形態において、特定報知が行われた後、特定演出が行われる(図2参照)。特定演出としては、図3(D)に示すように、枠LED58を虹色に点灯させるとともに、液晶表示器51に夜を示す背景画像を表示する。遊技者は、これにより、特典が付与されたことを認識しやすくなる。
図3(E)は、第2制御中に行われる所定報知の演出例を示す図である。図3(D)と図3(E)を比較してわかるように、所定報知としては、液晶表示器51とスピーカ53,54だけが用いられ、特定演出において用いられる枠LED58の点灯態様は変化しない。つまり、第2制御期間中において、枠LED58は、所定報知には用いられない。また、所定報知として、液晶表示器51に黄色で塗りつぶされた三角形の画像が「123」という各文字画像と被るように表示される。スピーカ53,54からは第1音が出力される。
[主な効果]
(1) 図2に示すように、本実施の形態において、特定報知が行われる前と特定報知が行われた後とで、所定報知に関する制御として異なる制御が行われる。そのため、特定報知が行われる前後で制御が異なり報知の態様が多様化し、特定状態中の演出の興趣が向上する。
(2) 図2に示すように、特定報知が行われたことに基づいて特定演出が行われる。そのため、特定演出が行われていることにより、特定報知が既に行われたことを遊技者が認識しやすい。
(3) 図2(A)および図3(A)に示すように、特定状態において、特定事象の発生を示唆する示唆演出が行われるため、特定状態中の演出の興趣が向上する。
(4) 図2(C)に示すように、第1制御と第2制御とで、所定報知の演出態様として実行可能な演出態様の数が異なる。そのため、特定報知が行われる前後において、その状況に応じた適切な態様で所定報知を行うことができる。
本実施の形態においては、図2(C)に示すように、特定報知が行われる前と特定報知が行われた後とでは、特定報知が行われた後の方が実行可能な演出態様の種類が少ない。仮に、特定状態において遊技者が期待する特定報知が行われた後に特定報知が行われる前には実行されなかった種類の演出態様で所定報知が行われた場合、遊技者は特定報知によって報知された特定事象とは異なる別の特定事象について期待してしまう虞がある。特定報知がされた後の方が特定報知がされる前よりも、実行可能な演出態様の種類を少なくすることで、このような過度な期待を遊技者に与えてしまうことを防止することができる。
なお、本実施の形態においては、特定報知が行われた後の方が特定報知が行われる前よりも実行可能な演出態様の種類が少ないとしたが、特定報知が行われた後の方が特定報知が行われる前よりも実行可能な演出態様の種類を多くしてもよい。このような構成とすることで、特定報知がされた後の遊技が単調になってしまうことを防止することができる。特に、特定状態中に特定報知が一度しか行われないような遊技機においては、特定報知がされた後の特定状態中では特定報知が行われない分、特定報知が行われる前に比べて、実行される報知演出の種類が減る。そのため、遊技が単調になってしまう虞がある。このような遊技機に対して、特定報知が行われる前に比べて特定報知が行われた後の方が、実行可能な演出態様の種類を多くすることで、遊技が単調になってしまうことを防止できる。
(5) 図2(B)に示すように、第1制御と第2制御とで、所定報知に用いられる演出手段の種類が異なる。そのため、特定報知が行われる前後において、その状況に応じた適切な演出手段で所定報知を行うことができる。
本実施の形態においては、図2(B)に示すように、特定報知が行われる前と特定報知が行われた後とでは、特定報知が行われた後の方が実行可能な演出手段の種類が少ない。仮に、特定状態において遊技者が期待する特定報知が行われた後に特定報知が行われる前には実行されなかった種類の演出手段で所定報知が行われた場合、遊技者は特定報知によって報知された特定事象(たとえば、特典の付与)とは異なる別の特定事象について期待してしまう虞がある。特定報知がされた後の方が特定報知がされる前よりも、実行可能な演出手段の種類を少なくすることで、このような過度な期待を遊技者に与えてしまうことを防止することができる。
なお、本実施の形態においては、特定報知が行われた後の方が特定報知が行われる前よりも実行可能な演出手段の種類が少ないとしたが、特定報知が行われた後の方が特定報知が行われる前よりも実行可能な演出手段の種類を多くしてもよい。このような構成とすることで、特定報知がされた後の遊技が単調になってしまうことを防止することができる。特に、特定状態中に特定報知が一度しか行われない、あるいは、特定報知が一度行われた後は特定報知の実行確率が低いような遊技機においては、特定報知がされた後の特定状態中では特定報知が行われない分、特定報知が行われる前に比べて、実行される報知演出の種類が減る。そのため、遊技が単調になってしまう虞がある。このような遊技機に対して、特定報知が行われる前に比べて特定報知が行われた後の方が、実行可能な演出手段の種類を多くすることで、遊技が単調になってしまうことを防止できる。
[変形例]
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態のその他の変形例を説明する。
[第1制御および第2制御]
本実施の形態において、第1制御および第2制御の違いとして、選択可能な演出手段の種類および選択可能な演出態様の種類の数が異なる点を例に挙げた。しかし、第1制御と第2制御とで、所定報知の態様を決定するためのテーブルを変えればよく、たとえば、第1制御と第2制御とで、選択可能な演出態様の種類および選択可能な演出手段の種類は同じであるものの、選択する確率が各々異なるようにしてもよい。
また、特定報知が行われた後に、特定演出が行われるような遊技機においては、特定報知が行われた後に行われる第2制御については、特定報知が行われる前に行われる第1制御に比べて、派手な態様で所定報知が行われないように制御してもよい。このようにすることで、特定演出が行われていないときは所定報知が目立つように所定報知の態様を決定し、特定演出が行われているときは特定演出が目立つように所定報知の演出を決定することができる。
[所定事象]
本実施の形態においては、所定事象が小役の入賞である例を示した。しかし、所定事象は、どのような事象であってもよく、たとえば、スタートスイッチやストップスイッチへの操作のように、遊技者が操作する操作手段への操作でもよく、また、メダルの払出しや再遊技役の入賞のように、遊技価値に関する特典が付与されたことでもよい。
また、遊技媒体を発射して遊技領域に打込み、遊技領域に設けられた入賞口を遊技媒体が通過したことを契機に複数種類の特典のうちいずれかの特典を付与するか否かの抽選が行われるパチンコ遊技機においては、たとえば、遊技媒体が発射されたこと、遊技媒体が入賞口を通過したこと、特定の特典の付与が決定されたことを所定事象としてもよい。
また、所定事象は、遊技機において毎ゲーム発生するものでもよく、また、毎ゲーム発生しないものでもよい。たとえば、スタートスイッチへの操作のように毎ゲーム発生するものを所定事象としてもよい。また、小役や再遊技役への当選のように、毎ゲーム抽選によって発生するか否かが決定し、所定の確率で発生することが決定する事象を所定事象としてもよい。このように、所定の確率で発生することが決定する事象を所定事象とした場合、遊技者は所定事象に関する報知である所定報知に対して注目する。
[所定報知]
本実施の形態において、所定報知が小役の入賞が許容されたことの示唆である例を示した。しかし、所定報知は、所定事象の発生の示唆に限られたものでなく、所定事象に関する報知であればよく、所定事象の発生の確定報知、および所定事象が発生したことの報知を含む。
[特定事象]
本実施の形態において、特定事象は特典の付与であるとしたが、特定状態中に発生する所定事象に比べて遊技者の注目度が高い事象であればよく、たとえば、所定事象に比べて遊技者にとって有利な事象、遊技者にとって有利な演出を開始する契機となる事象などが含まれる。また、特定事象は、特典に関する事象であってもよく、特典に関するとしては、特典の付与が決定したこと、および、特典の付与を報知することが決定したことを含む。
[特定報知]
本実施の形態において、特定報知とは、特典が付与されたか否かの報知であるとしたが、これに限られない。特定報知は、特定事象の発生に関する報知であればよく、たとえば、所定事象に比べて有利な事象が発生するかもしれないことの報知、所定事象に比べて有利な特定事象が発生したか否かの報知、所定事象に比べて有利な特定事象が発生することの報知、遊技者にとって有利な演出を開始することを示す報知などを含む。また、特定状態において、特定報知を複数回実行しもよい。特定報知を複数回実行するようにした場合は、特定報知が実行されるごとに、所定報知の制御を変えてもよく、また、複数回実行されるいずれかの特定報知を基準に、当該特定報知が行われる前と当該特定報知が行われた後とで所定報知の制御を変えるようにしてもよい。
[特定状態]
本実施の形態において、特定状態が報知状態である例を示した。特定状態は、報知状態に限らず、パチンコ遊技機においては、特典の付与確率が通常状態に比べて高い確変状態、識別情報が変動を開始してから変動が停止するまでの変動時間が通常状態に比べて短い時短状態であってもよい。また、スロットマシンにおいては、小役に当選する確率が通常状態よりも高いボーナス状態、再遊技役に当選する確率が通常状態よりも高いリプレイタイム(RT)状態であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 遊技機、51 液晶表示器、53,54 スピーカ、58 枠LED。

Claims (1)

  1. 遊技を行うことが可能な遊技機であって、
    開始条件が成立してから終了条件が成立するまで特定状態に制御する状態制御手段と、
    前記特定状態において特定事象の発生に関する特定報知を行う特定報知手段と、
    前記特定状態において所定事象の発生に関する所定報知を行う所定報知手段と、
    前記所定報知に関する所定制御を行う所定制御手段とを備え、
    前記所定制御手段は、前記特定状態における前記特定報知が行われる前と前記特定状態における前記特定報知が行われた後とで前記所定制御として異なる制御を行う、遊技機。
JP2017121494A 2017-06-21 2017-06-21 遊技機 Active JP6969911B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017121494A JP6969911B2 (ja) 2017-06-21 2017-06-21 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017121494A JP6969911B2 (ja) 2017-06-21 2017-06-21 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019004988A true JP2019004988A (ja) 2019-01-17
JP6969911B2 JP6969911B2 (ja) 2021-11-24

Family

ID=65026100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017121494A Active JP6969911B2 (ja) 2017-06-21 2017-06-21 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6969911B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052120A (ja) * 2000-08-07 2002-02-19 Aruze Corp 遊技機
JP2002291985A (ja) * 2001-03-28 2002-10-08 Aruze Corp 遊技機
JP2007307204A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Samii Kk 遊技機
JP2008068059A (ja) * 2006-08-17 2008-03-27 Aruze Corp 遊技機
JP2009050655A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Aruze Corp 遊技機
JP2009056092A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Aruze Corp 遊技機
JP2009082447A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Daxel Kk スロットマシン
JP2014158818A (ja) * 2014-03-04 2014-09-04 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2016019861A (ja) * 2015-10-02 2016-02-04 株式会社三共 スロットマシン
JP2016168093A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 株式会社大都技研 遊技台

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052120A (ja) * 2000-08-07 2002-02-19 Aruze Corp 遊技機
JP2002291985A (ja) * 2001-03-28 2002-10-08 Aruze Corp 遊技機
JP2007307204A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Samii Kk 遊技機
JP2008068059A (ja) * 2006-08-17 2008-03-27 Aruze Corp 遊技機
JP2009050655A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Aruze Corp 遊技機
JP2009056092A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Aruze Corp 遊技機
JP2009082447A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Daxel Kk スロットマシン
JP2014158818A (ja) * 2014-03-04 2014-09-04 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2016168093A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 株式会社大都技研 遊技台
JP2016019861A (ja) * 2015-10-02 2016-02-04 株式会社三共 スロットマシン

Also Published As

Publication number Publication date
JP6969911B2 (ja) 2021-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6748447B2 (ja) スロットマシン
JP2009039239A (ja) 遊技機、プログラムおよび記憶媒体
JP2019180806A (ja) 遊技機
JP2013252281A (ja) 遊技機
JP2014014517A (ja) 遊技機
JP2020120899A (ja) 遊技機
JP2013202368A (ja) 遊技機
JP2016054829A (ja) 遊技機
JP2019080801A (ja) 遊技機
JP2013031777A (ja) 遊技機
JP2009039389A (ja) 遊技機、プログラムおよび情報記憶媒体
JP4833871B2 (ja) 遊技機
JP2018075137A (ja) 遊技機
JP2014018595A (ja) 遊技機
JP6713605B2 (ja) 遊技機
JP2019076775A (ja) 遊技機
JP6990450B2 (ja) 遊技機
JP2018064911A (ja) 遊技機
JP2019050982A (ja) 遊技機
JP2019004988A (ja) 遊技機
JP6371879B2 (ja) 遊技機
JP7353852B2 (ja) スロットマシン
JP7370757B2 (ja) スロットマシン
JP7340980B2 (ja) スロットマシン
JP7340981B2 (ja) スロットマシン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6969911

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150