JP2007303199A - 木造建築における軸組接合金物及び同接合金物を用いた軸組接合の方法、並びにこれらを構成し用いる共通部材を組み合わせ用いた柱脚接合の方法。 - Google Patents

木造建築における軸組接合金物及び同接合金物を用いた軸組接合の方法、並びにこれらを構成し用いる共通部材を組み合わせ用いた柱脚接合の方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】 十分な強度が得られるのみならず、接合施工時の作業能率も大幅に向上させることができる木造建築における軸組接合及び柱脚接合方法とその接合金物を提供する。
【解決手段】 軸組接合される梁Hに、柱Vとの接合面よりの定位置に予め接合金物のガイド通孔G’を施し、その上下に嵌合座堀孔Aを施し、梁Hの嵌合支持固定面A’を作り、縦型ガイドシャフト13と挿入嵌合し、下方の円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1に安座させることで、梁Hの柱Vとの接合面における所定の高さの位置固定ができ、容易にピンの挿入嵌合と嵌合ピンPによる梁Hの支持固定の正確な軸組接合と、円筒型嵌合座金Zの支持固定盤の面により梁Hの荷重を支えることができるようにした。さらに円筒型嵌合座金Zと支持固定シャフトSおよび柱脚用接合金物IIを使用して柱Vの柱脚接合を行なうようにした。
【選択図】図7

Description

本発明は、木造建築における柱、小屋束等の垂直材と梁、桁等の横架材の如き軸組部材同士を接合する軸組接合方法、並びにこの方法に用いる接合金物の改良に関し、更に詳しくは充分な接合強度が得られ、しかも接合施工時の作業能率を大幅に向上させることのできる軸組接合金物と、同接合金物を用いた軸組接合方法に関するものである。
木造軸組工法(在来工法)は、我が国の気候、風土に適した工法でありながら、近年の大工、職人等の高齢化や後継者不足等の要因から工期遅延や建築コスト高などの弊害を招いているのが現状である。
こうした問題を解決する方策の一つとして、現在までに柱、小屋束等の垂直材と梁、桁等の横架材とを、若しくは横架材と横架材とを熟練技能が無くとも簡単に接合することのできる各種の接合金物が開発されている。この接合金物を使用すれば、従来の手間のかかる複雑な継手・仕口加工が不要になり、大幅な省力化を図れるからである。
しかしながら、従来提案されている接合金物は、垂直材や横架材等の軸組部材同士を接合した状態におけるその接合強度はある程度確保されているとは言い得るものの、現場における実際の接合施工性に関しては充分に考慮されているとは言えなかった。
例えば、接合金物をまず柱等に取付ける作業段階において、従来の接合金物にあっては、ボルト接合だけで柱等への取付けを行なうようにしていたために、作業者により取付け位置にバラつきを生じる余地があり、更に又、取付けた接合金物に横架材を嵌め入れ、これを固定する作業段階において、従来の接合金物にあっては、ボルト締結するのではなく固定ピンを差し込むことによって横架材の固定を行なうようにしていたため、横架材の差し込み孔の一寸したズレによって、固定ピンの差し込み性が極端に悪くなり、高い足場の上でピン作業がもたついてしまい、危険な状態も引起しかねなかったのである。
本発明は、従来の接合金物に上記の如き問題があったことに鑑みて為されたものであり、充分な接合強度が得られることは勿論のこと、接合施工時の作業能率をも大幅に向上させることができる共通部材による軸組接合方法、又は、でき得る限りの同一接合金物にての軸組接合方法、さらには同軸組接合方法を用い、柱の柱脚部の接合にも応用できる柱の柱脚接合の方法、並びにこの方法に用いる接合金物を提供することを技術的課題とするものである。
又、本発明の他の技術的課題は、上記課題に加え、軸組部材(梁)の軸組接合に従来の固定ピンのみによる横架材の固定だけでなく、固定ピン及び接合金物の下方の支持面とによる横架材の支持固定とする接合金物、又は、大スパン開口部とする重量木造架構の場合の柱と接合金物を緊結する場合の、普通の長ボルトによる接合でなく、短い高張力鋼使用のボルト及びネジ孔付鋼製シャフトとの接合を考慮した接合金物を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のような技術的手段を採用した。
柱又は梁等の軸組部材Vの取付接合面に、予め接合金物の背面接合部形状と同形の背面嵌合座堀部C、及び接合部締付固定部分の嵌合支持固定面A′を作出する嵌合座堀孔Aを施し、同取付接合面と嵌合し安座させる、ボルト止め可能な大径の座付円筒型嵌合支持固定部14を添設した一定の厚みをもつ縦長長方形の背面部11、この背面部11の中央より直角な1枚の縦型固定プレート12、さらに同縦型固定プレート12の先端の縦方向に上下一定のネジ孔6で、一定の深さのメネジ部7を施した一定の径dの縦型ガイドシャフト13を添設し1体形状に形成し、さらに同縦型ガイドシャフト13の上下に他の軸組部材Hの底盤を支持固定し、嵌合締付固定にて接合する大径の円筒型嵌合座金Zが、メネジ部7とボルトB及びワッシャーWにてボルト止めとし、附設構成された接合金物Iであって、前記、背面部11の取付接合面には長手縦方向に、大径の座付円筒型嵌合支持固定部14が同支持固定部14のボルトの取付孔2を中心に所定間隔をもって最低2カ処縦設されており、背面部11部分の上端面をG1、下端面をG2とし、上端面より最初の同支持固定部14のボルトの取付孔2の中心までの短い一定の長さをe1、下端面G2よりもう一方のボルトの取付孔2の中心までの長い一定の長さをe2とし、同取付孔2、2の中心間の長さをeとし、同じ高さで十字型の直交して取り付け施工する場合に片方を上下逆にして、同接合金物Iをボルト止めの締付固定を行なう、両端部にメネジ部7′を施した軸組部材V内の支持固定シャフトSの互いの干渉を避け、長さe2よりe1を差し引いた長さが同支持固定シャフトSの直径d′より大であり、又、同座付円筒型支持固定部14の取付面と反対側の背面部11には、ボルトの挿入及び締付を行なう締付空洞孔3が設けられており、また、前記背面部11の中央より直角な1枚の縦型固定プレート12には1体形成された背面部11の同締付空洞孔3部分にボルト挿入及び締付けを行なうべく、一定の開口の締付スペース4とする欠きを施し、さらに同接合面の背面部11より所定の位置を定め一定の間隔で縦列した嵌合ピンの固定孔5が複数開設され且つ、先端に上下一定のネジ孔6で一定の深さのメネジ部7を施した縦型ガイドシャフト13が添設されていて、さらに同縦型ガイドシャフト13にも同縦型固定プレート12に開設された縦列する複数の各固定孔5の位置と上下に一定のズレをもって、定位置に一定の数量にて同様の嵌合ピンの固定孔5が縦列し開設されていると共に、取付接合される軸組部材Vと他の軸組部材HとをボルトB及びワッシャーWにて上下ボルト止め締付固定の軸組接合とすべく、同縦型ガイドシャフト13の上下に支持固定盤Z1、取付孔Z2及び締付用空洞孔Z3より形成される、同縦型ガイドシャフト13の直径dより大なる外径で、前記背面部11の上端面G1又は下端面G2より同縦型ガイドシャフト13の上端面又は下端面までの上下共通の高さTと同様の背Tとしたボルト止め用大径の円筒型嵌合座金Zが附設され、1体構成されるという技術的手段を採用した。
又、本発明は、上記技術的課題を解決するために、柱又は梁等の軸組部材Vと他の軸組部材Hとを軸組接合するにあたり、軸組部材Vの取付接合面に、予め接合金物の背面接合部形状と同形の背面嵌合座堀部C及び接合部締付固定部分の嵌合支持固定面A′を作出する嵌合座堀孔Aを施し、同取付接合面と嵌合し安座させる、ボルト止め可能な大径の座付円筒型嵌合支持固定部14を添設した一定の厚みをもつ縦長長方形の背面部11、この背面部11に対して同背面部11の中央より直角な1枚の縦型固定プレート12、さらに同縦型固定プレート12の先端の縦方向に上下一定のネジ孔6で、一定の深さのメネジ部7を施した一定の径dの縦型ガイドシャフト13を溶接にて添設し、1体形状に形成し、さらに、同縦型ガイドシャフト13の上下に、同メネジ部7と高張力ボルトB及びワッシャーWにてボルト止めとする、他の軸組部材Hを嵌合締付固定し接合する、大径の円筒型嵌合座金Zが附設された接合金物1を使用し、前記、背面部11を軸組部材Vに嵌合し、ボルト止めにて取付けるにあたり、軸組接合する他の軸組部材Hが接合金物の締付ボルト及び接合面背面部による干渉を受けずに接合を容易とし、又、接合金物の荷重負担によるズレ防止を配慮する上で、予め軸組部材Vの取り付け接合面に一定の厚さの同背面部11の形状及び厚さの分を背面嵌合座堀部C及び、添設された座付円筒型嵌合支持固定部14の嵌合支持固定面A′を作出するほぼ同径の嵌合座堀孔Aを施し、さらに、接合金物Iの縦型ガイドシャフト13のネジ孔6及びメネジ部7と同様で、又、直径dと同径d′の、同接合金物Iをボルト止め緊結する、両端部が一定のネジ孔6′で一定の深さのメネジ部7′を施した支持固定シャフトSの、取付け接合面より反対側まで貫通の通孔a′及びその反対側の同支持固定シャフトSのメネジ部7′に、座付円筒型嵌合支持固定部14の外径と同径で且つ、縦型ガイドシャフト13の上下に使用するのと同様の、円筒型嵌合座金Zを挿入し、ボルトBとワッシャーWにてボルト止めの嵌合締付固定を行なうべく、同円筒型嵌合座金Zの嵌合支持固定面A2を作出する外径をほぼ同径とし、深さを背Tと同様とする嵌合座掘孔A1を施した上で、取付け接合面の反対側より通孔a′及び嵌合座掘孔A1へ支持固定シャフトS及び結合された円筒型嵌合座金Zを挿入・嵌合し、定位置に収め、然る後、接合金物Iを取付け接合面である背面嵌合座堀部C及び嵌合座掘孔Aに合わせ嵌め入れ安座させ、同背面部11の締付用空洞孔3よりボルトB及びワッシャーWを挿入し、同取付接合面側の支持固定シャフトSのメネジ部7′とボルト止めの締付固定を行い、固定後、又は前もって縦型ガイドシャフト13の下方のメネジ部7に円筒型嵌合座金ZをボルトB及びワッシャーWにてボルト止めを行ない、その上で予め縦型のガイド溝g及び縦型ガイドシャフト13のガイド通孔aさらに、接合する上で定位置とする支持面の位置決めである、円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と密接する支持固定面A2を作出する上下一定の深さの嵌合座掘孔A1、及び複数の固定孔5と嵌合する水平のピンの通孔bを施した他の軸組部材Hを、上方より同接合金物Iの縦型ガイドシャフト13及び縦型固定プレート12にガイド通孔a、ガイド溝gを嵌め合いさせながら落し込み、同軸組部材Hの下方の嵌合座掘孔A1及び支持固定面A2が同縦型ガイドシャフト13の下方にボルト止め結合された同径の円筒型嵌合座金Zと嵌合し、同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1に安座し、密接状態とした上で、次に、同軸組部材Hの水平のピンの複数の通孔bより嵌合ピンPを打ち込み挿入し、縦型固定プレート12の複数の固定孔5及び縦型ガイドシャフト13の縦列する固定孔5と嵌合い固定後、同縦型ガイドシャフト13の上方の同軸組部材Hの嵌合座掘孔A1より同径の円筒型嵌合座金Zを嵌合挿入し、同座掘孔A1の支持固定面A2と同嵌合座金Zの支持固定盤Z1をボルトB及びワッシャーWにてメネジ部7とボルト止めの締付固定とする、当該、接合金物Iによる軸組部材Vに取り付け、軸組部材Vと他の軸組部材Hとの緊結の支持固定とする軸組接合を特徴とし、又、前記背面部11の取付接合面には長手方向に、大径の座付円筒型嵌合支持固定部14が同支持固定部14のボルトの取付孔2を中心に所定間隔をもって最低2カ処とし縦設されており、背面部11の上端面をG1、下端面をG2とし、上端面より最初の同支持固定部14のボルトの取付孔2の中心までの短い一定の長さをe1、下端面G2よりもう一方のボルトの取付孔2の中心までの長い一定の長さをe2とし、同取付孔2、2の中心間の長さをeとし、同じ高さで十字型の直交して取り付け施工する場合に、片方を上下逆にして同接合金物Iをボルト止めの締付固定を行なう、両端部にメネジ部7′を施した軸組部材V内の支持固定シャフトSの互いの干渉を避け、長さe2よりe1を差し引いた長さが同支持固定シャフトSの直径d′より大であり、同一形状の接合金物Iを用いて施工することを可能とし、さらに、同接合金物が上下対称とした軸組接合であり、両端部にメネジ部7を施した縦型ガイドシャフト13と、上下対称とした大径の円筒型嵌合座金Zによる、上下ボルト止めの軸組部材H(梁)の嵌合座堀りによる嵌合締付固定であり、片方を逆にしたとしても、同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と同軸組部材H(梁)の嵌合座堀りA1にて作出する嵌合支持固定面A2の密接により、同軸組部材Hの定位置での支持固定を可能とした、上下対称の嵌合締付固定部材を用い、ボルト止めの緊結締付固定の同接合金物Iによる軸組接合の特徴であり、又、前記、軸組部材Vへの接合金物Iの取付け及び同接合金物Iと他の軸組部材Hとの接合及び締付固定を、同取付部材及び軸組接合部材と嵌合し結合する、両端部に嵌合締付固定の凸部材、中間に両端部メネジ孔付きの連結材とした嵌合締付固定部材を用い、接合される他の軸組部材Hの背の範囲内において双方挟み込みのボルト止め接合とする、上下方向及び水平方向の、共通部材にて対称の締付固定・支持固定を構成する嵌合締付固定機能とした柱の軸組部材Vの接合面における同軸組部材Hの左右の水平方向と上下の垂直方向に係る応力に抵抗をもつ同接合金物Iの締付固定及び軸組接合の方法であって、さらに又、前記、縦型ガイドシャフト13と接合する他の軸組部材Hの前記の予め定位置に施す同径のガイド通孔aによる上方よりの落し込みにて軸組部材Vとの接合面の密接固定、さらに又、同縦型ガイドシャフト13の下方にボルト結合とし、附設される大径の円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と接合する他の軸組部材Hの同ガイド通孔aの下方に、同軸組部材Hの定められた所定の位置固定を決定する予め施される嵌合座掘孔A1にて作出する同軸組部材Hの嵌合支持固定面A2との密接にて、軸組部材Vとの接合面の定位置での高さの位置固定とし、同接合金物Iと嵌合し、定位置に収まった上で前記の締付固定を行なうという技術的手段を採用した。
さらに又、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて、前記の接合金物Iを用い、柱の軸組部材Vと他の軸組部材H(梁)とを軸組接合するにあたり、同接合金物Iを上下に連結し組み合わせて用い、梁背の大なる大断面の場合の他の軸組部材Hを接合する方法であって、接合する他の軸組部材Hの梁背が、同接合金物Iの1個の背面部11の長手縦方向の形状とする長さの2倍又は2倍強の場合の軸組接合において、当該接合金物Iの特徴とする、上下一定のネジ孔6で一定の深さのメネジ部7を施した一定の径dの縦型ガイドシャフト13を溶接にて添設し1体形状に形成され且つ、上下対称の形状であることから、同接合金物Iを長手方向に、上下縦列して連結し組み合わせて用いる場合の取付部材である軸組部材Vとの取付けに関し、予め上部接合金物Iの同縦型ガイドシャフト13の下端面及び連結する下部接合金物Iの同ガイドシャフト13の上端面のネジ孔6でメネジ部7に、一定の長さの全ネジボルトB´を連結部材として一定の深さで嵌合い挿入し、上下の同接合金物Iを前もってボルト結合にて連結させた上で柱の軸組部材Vの取付接合面への締付固定とするものであり、又、同連結に使用する全ネジボルトB´の長さ及び取付けが、連結後の上下の同接合金物Iの上部の接合金物Iの上端面G1より下部の接合金物Iの下端面G2までの長さを、接合する他の軸組部材Hの梁背と同寸法とする上で、連結する上下接合金物Iの縦型ガイドシャフト13の上下のメネジ部7への一定の嵌合い挿入深さを確保したものであり、又、その取付けは、先に下部接合金物Iの同縦型ガイドシャフト13の上端のメネジ部7に同全ネジボルトB´を一定の深さで嵌合い挿入した上で同全ネジボルトB´の頭部先端に上部接合金物Iの同縦型ガイドシャフト13の下端のネジ孔6より同接合金物Iを同ネジ孔6を軸として回転させながらメネジ部7と嵌合い挿入し、接合する他の軸組部材Hの梁背と同寸法としたボルト結合による連結の上部接合金物Iと下部接合金物Iを、前記と同様に、取付ける軸組部材Vの取付接合面に予め連結された接合金物の上下の背面接合部形状と同形の背面嵌合座堀部C、及び接合部締付固定部分14の嵌合支持固定面A´を作出する嵌合座堀孔Aを施し、さらに、締付固定用の支持固定シャフトSの取付接合面より反対側までの貫通の通孔a´及び同反対側の嵌合締付固定用の嵌合支持固定面A2を作出する嵌合座堀孔A1を施した上で、取付接合面の反対側よりの支持固定シャフトS及び結合された円筒型嵌合座金Zを挿入・嵌合し定位置に収め、然る後、ボルト結合し連結された上下の同接合金物Iを取付接合面の背面嵌合座堀部C及び各嵌合座堀孔Aに合わせ嵌め入れ安座させ、ボルトB及びワッシャーWを挿入し各支持固定シャフトSのメネジ部7´とボルト止めの締付固定を行ない、固定後、又は前もって下部接合金物Iの縦型ガイドシャフト13の下方のメネジ部7に円筒型嵌合座金ZをボルトB及びワッシャーWにてボルト止めを行ない、その上で予め縦型のガイド溝g及び縦型ガイドシャフト13のガイド通孔aさらに、接合する上での定位置とする同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と密接する支持固定面A2を作出する上下一定の深さの嵌合座堀孔A1、及び複数の固定孔5と嵌合する水平ピンの通孔bを施した他の大断面の軸組部材Hを上方より上下のガイドシャフト13及び縦型固定プレート12にガイド通孔a、ガイド溝gを嵌合させながら落し込み、同軸組部材Hの下方の嵌合座堀孔A1及び嵌合支持固定面A2が下部接合金物Iの縦型ガイドシャフト13の下方にボルト止め結合された円筒型嵌合座金Zと嵌合し、同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1に安座し密接状態とした上で、次に嵌合ピンPを同軸組部材Hの複数のピンの通孔bより打ち込み挿入し、ボルト結合し連結された上下の同接合金物Iの固定プレート12及び縦型ガイドシャフト13の固定孔5と嵌合固定後、上部接合金物Iの縦型ガイドシャフト13の上方の同軸組部材Hの嵌合座堀孔A1より円筒型嵌合座金Zを嵌合挿入し、ボルトB及びワッシャーWにてメネジ部7とボルト止めの締付固定とする、
当該接合金物Iの、1体形状に形成され、上下にネジ孔6でメネジ部7を施した縦型ガイドシャフト13が添設されている特徴をもとに、全ネジボルトB´を連結用の附設部材として使用し、前記接合金物Iを上下縦列し組み合わせ連結し、柱の軸組部材Vに取付け、同軸組部材Vと梁背の大なる大断面の場合の他の軸組部材Hとを接合するという技術的手段を採用した。
さらに又、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて、柱の軸組部材Vの柱脚を接合するにあたり、前記請求項1の軸組部材Vへの接合金物Iの取付け及び、他の軸組部材Hとの接合及び締付固定を同取付部材及び軸組接合部材と嵌合し結合する、両端部に嵌合締付固定の凸部材、中間に両端部メネジ孔付きの連結部材とした嵌合締付固定部材を用い、双方挟み込みのボルト止め接合とする、上下方向及び水平方向の共通部材にて対称の締付固定・支持固定を構成する嵌合締付固定機能とした軸組接合の方法に用いる同嵌合締付固定部材である、両端部に大径の円筒型嵌合座金Z及び連結部材の、両端部に一定のネジ孔6′で一定の深さのメネジ部7′を施した支持固定シャフトSを同様に組み合わせて用い、ボルトB及びワッシャーWにてボルト止めの、柱の軸組部材Vの柱脚を接合する方法であって、又、同請求項1の同嵌合締付固定部材と嵌合し、柱の軸組部材Vの柱脚を接合する柱脚用接合金物の、四辺が同寸法で四方直角の正方形とした、柱の軸組部材Vの断面寸法とほぼ同寸法で、四隅にアンカーボルトによる締付固定用の締付固定孔K1が一定の寸法を定め、位置決めされ開設されている一定の厚みをもつベースプレートK、そのベースプレートKの中央に、外径が前記請求項1の円筒型嵌合座金Zと同径で、下方を同ベースプレートKと直立の起立状態で溶接接合された一定の長さの円筒型の柱脚支持固定パイプGが1体に形成され、又、その下方のベースプレートKの一辺と平行した面で且つ中心とし、その中心の上下縦方向の所定の位置に、当該面より反対側の面までの前後貫通し開設した1対の固定孔S′が一定の間隔Eをもち2カ処縦設され、さらに、同開設された固定孔S′の面と直角方向の十字型に直交する面の中心の上下縦方向に同様の、当該面より反対側の面までの、前後貫通し開設した1対の同径の固定孔S′が、前記の固定孔S′との交差を避け一定の上下のズレを設け、所定の位置に一定の間隔Eをもち2カ処縦設されている柱脚用接合金物IIを使用し、柱の柱脚を接合する方法として、前記、請求項1の接合金物の軸組部材Vとの取り付けにおける、同接合金物とボルト止めの締付固定を行ない結合する、水平に挿入される支持固定シャフトSの径と、上記柱脚用接合金物IIの一定の長さの円筒型の柱脚支持固定パイプGに開設される固定孔S′の径がほぼ等しく、同支持固定シャフトSを前記請求項1の嵌合ピンPを打ち込み挿入し、固定孔と嵌合し軸組部材を支持固定するのと同様、固定孔S′と嵌合するものであり、前記請求項1の取り付ける軸組部材又は軸組接合する他の軸組部材に予め施したのと同様に、ベースプレートKの中央の円筒型の柱脚支持固定パイプGの十字型に直交する面の固定孔S′と同方向の軸組部材Vの柱脚部の四面に、予め四面の中心より上下縦方向に固定孔S′と同様の所定位置に、支持固定シャフトSとほぼ同径の、それぞれの固定孔S′の中心を通る支持固定シャフトの通孔a′を施し、さらに四面の通孔a′の部分に大径の円筒型嵌合座金Zを挿入し、ボルトBとワッシャーWにて同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と密接し、支持固定シャフトSとのボルト止めの締付固定を行なうべく、所定の深さの嵌合支持固定面A2を作出する、同円筒型嵌合座金Zの外径とほぼ同径とする嵌合座掘孔A1を施し、又、軸組部材Vの柱脚部のベースプレートKと密接する下方の断面の中心に、円筒型の柱脚支持固定パイプGの外径とほぼ等しい孔径で、やや深めの穴明けのガイド孔G′を施し、同時にベースプレートKを締付固定するアンカーボルトAB、座金W、ナットNの干渉を避けるべく、同座金の径より大きめで、多少のアンカーボルトの位置ズレにも融通のきく径と深さの座堀り孔A3を施した後に、上方より同柱脚支持固定パイプGにガイド孔G′を嵌合させながら落し込み、軸組部材Vの下方とベースプレートKが密接状態となった上で、支持固定シャフトSの片方のメネジ部7′にボルトB及びワッシャーWを用い、円筒型嵌合座金Zを予めボルト止めとし、同柱の軸組部材Vの柱脚部四面に施された支持固定シャフトSの通孔a′内へ嵌合挿入し、同柱脚支持固定パイプGの固定孔S′と嵌合し通過させ、その上で反対面の嵌合座堀孔A1より円筒型嵌合座金Zを嵌合挿入し、ボルトB及びワッシャーWにて同嵌合座金Zの支持固定盤Z1と嵌合座堀孔A1により作出された嵌合支持固定面A2と密接し、連結部材の支持固定シャフトSのメネジ部7′との両端部ボルト止めの締付固定とする、
大径の円筒型の支持固定パイプが中央に位置し、直立の起立状態でベースプレートと1体形成された柱脚用接合金物IIを使用し、前記請求項1の嵌合締付固定機能とする軸組接合の方法に用いる嵌合締付固定部材である大径の円筒型嵌合座金Zを両端部に、又、嵌合ピンの代わりに両端部メネジ孔7′付きの連結部材の支持固定シャフトSを組み合わせて使用するという技術的手段を採用した。
本発明の軸組接合金物は、柱又は梁等の軸組接合において、接合金物を取付ける軸組部材の接合面に予め、接合金物の背面接合部形状と同形の背面嵌合座堀り及び同ボルト接合部分である、円筒型の嵌合支持固定部分とほぼ同径の嵌合座堀孔を施すことにより同接合金物の取り付けが、取付面と嵌合し安座させた上で容易にボルト結合ができ、又、軸組接合する他の軸組部材が、ボルト及び接合金物の背面部の干渉を受けずに接合を容易にし、さらに接合金物の荷重負担によるズレ防止にもつながる。
さらに、本発明の軸組接合金物は、接合金物の取付け軸組部材に、前記のように接合面に予め接合金物の背面接合部形状と同形の背面座堀り及び同ボルト接合部分である円筒型の嵌合支持固定部分の嵌合座堀孔と、さらに同接合面の反対側の締付固定部分及び他の軸組接合部材(梁)の接合金物との接合部分の締付固定部分に予め締付固定材の座堀孔が施してあるので、同接合金物の取り付けにおいては接合金物を嵌合させるだけで、素早く、しかも正確に接合金物の取付け位置決めを行なうことができ、作業者によって取付け位置にバラつきを生じることもなく、又、他の締付固定部分の締付け固定部材が共通の円筒型嵌合座金と両端部メネジ付シャフト及び一定の長さの短い高張力ボルトと統一した共通部材による、統一した高精度の軸組接合が望め、さらに施工性の向上と作業能率の向上につながる。
さらに、本発明の軸組接合金物は、軸組部材(梁)のガイド通孔の上下に予め嵌合座堀孔を施し、同軸組部材(梁)の支持固定面を作出し、接合金物の縦型ガイドシャフトと挿入嵌合し、下方の締付固定部材の円筒型嵌合座金の支持固定盤に安座させることで、同軸組部材(梁)の軸組部材(柱)の接合面における高さの位置固定ができるものであり、又、安座させた上で容易に接合金物の縦型固定プレートの複数の固定孔に嵌合ピンの挿入嵌合ができ、梁の支持固定が行なえ、さらに同大径の円筒型嵌合座金の支持固定盤の面による軸組部材(梁)の荷重を支えることができるので、軸組部材同士の接合強度も格段にアップするのである。
又、本発明の軸組接合金物は、軸組部材の接合において、上下対称の共通する締付固定部材による嵌合座堀りとした嵌合締付固定の軸組接合であり、さらに、取付接合面の背面部に大径の座付円筒型嵌合支持固定部とするボルトの締付固定部分が2カ処縦設されており、上端面より最初のその取付孔の中心までの長さは短く、又、下端面よりもう一つの取付孔の中心までの長さは長く位置設定されていて、同接合金物が同じ高さで十字型の直交して取付施工する場合に、互いに締付固定される支持固定シャフトの干渉を避け、片方を逆にして使用することを可能としたものである。
さらに、従来の接合金物が軸組接合において嵌合ピンのみによる、下方に軸組部材(梁)の受けとする支持面をなくした、ピンの耐力のみの軸組接合、あるいは嵌合ピンの支持固定とする1枚の縦型プレートと、1体形成された下方の軸組部材(梁)の受けとする下部プレートによる軸組接合があり、同じ高さで十字型の直交して取付施工する場合に、前者の場合は、同一形状の接合金物を用い、背面部の締付固定部分の位置をズラし、片方を逆にして取付施工することが可能であり、後者の場合は右用、左用と区別し、同一形状のもので上下逆にして取付することは不可能であるが、接合金物としての軸組部材(梁)の受けとする支持面のある、なしはピンのみの支持固定よりも充分に接合強度を増すものであり重要である。
当該本発明の軸組接合金物の最大の利点として、同一形状の接合金物で、前記のように、同じ高さで直交して取付施工する場合に片方を上下逆にして使用することが可能であり、且つ嵌合ピンの軸組部材(梁)への支持固定は勿論のこと、前記説明の、接合金物が上下対称とした軸組接合であり、両端部にメネジ部を施した縦型ガイドシャフトと、上下対称とした大径の円筒型嵌合座金による、上下のボルト止めの軸組部材(梁)の嵌合座堀りによる嵌合締付固定であり、片方を逆にしたとしても、同円筒型嵌合座金の支持固定盤による同軸組部材(梁)の高さの位置固定と、さらに面による支持固定の両方を可能とし、上下緊結の締付固定とした軸組接合における特徴を示すものである。
さらに、本発明の軸組接合金物は、柱の軸組部材Vへの接合金物の取り付け及び同接合金物と梁等の軸組部材との軸組接合及び締付固定を、同取付部材.軸組接合部材と嵌合し結合する、両端部に嵌合締付固定の凸部材、中間に両端部メネジ孔付きの連結材とした嵌合締付固定部材を用い、双方挟み込みのボルト止め接合とする、上下方向及び水平方向の、共通部材にて対称の締付固定・支持固定を構成する嵌合締付固定機能としたことに特徴があり、従来の接合金物の軸組接合においては接合金物とのピン挿入による軸組部材との接合、又は接合金物の取り付けに軸組部材の取付面より反対面までの1本の長いボルト締付固定等、ピン及びボルトの荷重負担度、応力負担度が大であり、長期耐久性の軸組接合における締付固定を取付部材内又は接合軸組部材内での嵌合密接の円筒型嵌合座金とし、締付固定部材にも上下方向又は左右の水平方向に荷重負担及び応力負担を荷すことで、従来の接合金物に比べ長期耐久性の向上と大幅に強度を増すものである。
又、特に軸組部材の柱脚部の接合に、本発明の軸組接合金物に附設し構成する嵌合締付固定部材を用い、接合部材内での双方挟み込みのボルト止め接合とし、通常のピン挿入のみによる柱脚接合よりも接合強度を増すように、嵌合ピンの代わりに、中間の支持固定シャフト、両端部の円筒型嵌合座金に荷重負担及び応力負担を荷し、軸組部材内の中心の支持固定パイプに四隅のアンカーボルトの引き抜き耐力が、四方向のいずれも中心に集中するように、軸組部材の四面に同一の構成としたものであり、柱脚の接合における引き抜き耐力を大幅に増すものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施例1、実施例2及び実施例3に基づいて詳しく説明する。
図1の(a)は本発明に係る実施例1の接合金物の全体斜視図、(b)は反対の裏面から視た全体斜視図であり、又、嵌合締付固定部材の円筒型嵌合座金が上下に附設し、構成されていることを示し、図2は、実施例1の接合金物を軸組部材に取付け、軸組接合を行なう場合の、ボルト止めによる上下の円筒型嵌合座金の附設構成を示す構成図及び、同接合金物の取付け並びに軸組接合に使用される、嵌合締付固定部材等を説明する全体構成図であり、図3の(a)は実施例1の接合金物が同じ高さで十字型に直交して取り付け施工される場合の、片方を上下逆にして締付固定を行なうとする説明の、取付け部分とする裏面から視た全体斜視図及び構成図、(b)は同時に取付けに使用される嵌合締付固定部材の同交差を避けた状態を示す概略構成斜視図、図4は実施例1の接合金物の取り付け工程を示す概略斜視図、図5〜図9は実施例1の接合金物を用いて柱と梁とを軸組接合する工程を説明する概略斜視図で、図10は本発明の実施例1の接合金物にて、梁背の大なる大断面の軸組部材を接合する場合の、連結用の全ネジボルトを附設して用い、上下に縦列して連結し組み合わせて用いる軸組接合の方法の実施例2の全体斜視図、図11〜図14は同実施例2の柱と梁とを軸組接合する工程を説明する概略斜視図で、図15は本発明の実施例1の嵌合締付固定機能とする嵌合締付固定部材を組み合わせて使用し、柱の軸組部材Vの柱脚を接合する方法の実施例3に使用する柱脚用接合金物IIの全体斜視図で、図16は実施例1の嵌合締付固定部材を同時に組み合わせて使用する構成を示す概略斜視図、図17〜図19は実施例3の軸組部材Vの柱脚を接合する方法の工程を説明する、組み合わせて使用する実施例1の嵌合締付固定部材及び使用する柱脚用接合金物IIとの接合状態を合わせて説明する概略工程斜視図である。
図1(a)及び(b)に示すように、本実施例1の接合金物は、取付面をボルト止め可能な大径の座付円筒型嵌合支持固定部14を添設した一定の厚みをもつ縦長長方形の背面部11、この背面部11に対して同背面部11の中央より直角な1枚の縦型プレート12、さらに同縦型プレート12の先端の縦方向に、上下一定のネジ孔6で一定の深さのメネジ部7を施した縦型ガイドシャフト13を添設し、1体形状に構成されている。
そのうちの背面部11の取付接合面の大径の座付円筒型嵌合支持固定部14は、長手方向に同支持固定部14のボルトの取付孔2を中心に所定間隔をもって2カ処縦設されており、背面部11の上端面をG1、下端面をG2とし、上端面より最初の同支持固定部14のボルトの取付孔2の中心までの短い一定の長さをe1、下端面よりもう一方の取付孔2の中心までの長い一定の長さをe2とし、同取付孔2、2の中心間の長さをeとした位置設定がされている。
又、同座付円筒型嵌合支持固定部14の取付面と反対側の背面部11には、ボルトの挿入及び締付を行なう締付用空洞孔3が設けられており、又、同背面部11の中央より直角な1枚の縦型固定プレート12には1体形成された背面部11の同締付用空洞孔3部分にボルト挿入及び締付けを行なうべく、一定の開口の締付スペース4とする欠きを施し、さらに同接合面の背面部11より所定の位置を定め一定の間隔で縦列した嵌合ピンPの固定孔5が複数開設され且つ、先端に上下一定のネジ孔6で一定の深さのメネジ部7を施した縦型ガイドシャフト13が1体形成として添設され、また同縦型ガイドシャフト13にも、同縦型固定プレート12に開設された縦列する複数の各固定孔5の位置と、上下に一定のズレをもって定位置に一定の数量にて同様の嵌合ピンの固定孔5が縦列し開設されている。
さらに、図1(a)、(b)に示すように、同縦型ガイドシャフト13の上下には、軸組接合される軸組部材HとをボルトB及びワッシャーWにてボルト止めの嵌合締付固定とすべく、支持固定盤Z1、取付孔Z2及び締付用空洞孔Z3より形成される、同ガイドシャフト13の直径dより大なる外径で、背面部11に添設される座付円筒型嵌合支持固定部14と同径のボルト止め用円筒型嵌合座金Zが附設構成され、又、同嵌合座金Zの背は、同ガイドシャフト13の上端面又は下端面を取り付け面とし、背面部11の上端面G1及び下端面G2より取付面までの同一の取付高さTである(図3(a)参照)。
前記図1(b)の背面部11の取付面の大径の座付円筒型嵌合支持固定部14が、上端面G1よりの同支持固定部14のボルトの取付穴2の中心までの短い一定の長さをe1、下端面よりもう一方のボルトの取付孔2の中心までの長い一定の長さをe2とし、同取付孔2、2の中心間の長さをeとし、位置設定し構成される本実施例1の接合金物の取り付け及び締付固定の方法が、同接合金物の取付け及び他の軸組部材との接合の締付固定に用いられる締付固定部材及びボルトB、ワッシャーWを含み図2にその構成を示すように、同接合金物の縦型ガイドシャフト13の直径dと同径d′で、又、両端部も同様の同径の一定のネジ孔6′で一定の深さのメネジ部7′を施した支持固定シャフトSと同接合金物の取付け締付固定を行なうもので、取付面と反対側の支持固定面側より同シャフトSのメネジ部7′に、同支持固定部14と同径で且つ縦型ガイドシャフト13の上下に附設されるのと同様、大径の円筒型嵌合座金Zとの高張力ボルトB及びワッシャーWによるボルト止めの締付固定及び、取付面側の同座付円筒型嵌合支持固定部14とメネジ部7′との高張力ボルトB及びワッシャーWによるボルトの締付固定とするものであり、
さらに図3(a)、(b)に示すように、本実施例1の接合金物を用い軸組接合する場合の、同じ高さで十字型の直交して取り付け施工する場合で、片方を上下逆にして同接合金物をボルト止めの締付固定を行なうことができるように、軸組部材に挿入す
る同支持固定シャフトSの互いの干渉を避けるべく、同座付円筒型嵌合支持固定部14の取付孔2の位置設定を、長さe2よりe1を差し引いた長さが同シャフトSの直径d′より大となるようにズレを設け構成されているもので、又、同接合金物が上下いずれにも使用可能とした実施例1の接合金物の軸組接合における嵌合締付固定機能とする、同接合金物の軸組部材Vへの取付け及び同接合金物と他の軸組部材Hとの水平方向、上下方向の締付固定及び接合において、共通する嵌合締付固定部材又は接合部材であり、又、共通の締付固定と接合の機能にて構成されるものである。
又、両端部にボルト止めの嵌合締付固定の機能とする大径の円筒型嵌合座金Z、あるいは片方が同径の座付円筒型嵌合支持固定部14、中間を締付固定機能をもつ両端部メネジ付支持固定シャフトS、又は同径で同様の締付固定機能をもつ縦型ガイドシャフト13としたボルト止めの嵌合締付固定部材による、軸組部材の上下対称、あるいは左右対称の上下嵌合支持固定の軸組接合及び両端嵌合締付固定とする接合金物の共通する締付固定部材で構成される。
又、図4に示すように、前記、背面部11を軸組部材Vに嵌合し、ボルト止めにて取付けるにあたり、軸組接合する他の軸組部材Hが接合金物の締付ボルト及び接合面背面部による干渉を受けずに接合を容易とし、又、接合金物の荷重負担によるズレ防止を配慮する上で、予め軸組部材Vの取り付け接合面に一定の厚さの同背面部11の形状及び厚さの分を背面嵌合座堀部C及び、添設された座付円筒型嵌合支持固定部14の嵌合支持固定面A′を作出するほぼ同径の嵌合座堀孔Aを施す。
さらに接合金物Iの縦型ガイドシャフト13のネジ孔6及びメネジ部7と同様で、又、直径dと同径d′の、同接合金物Iをボルト止め緊結する、両端部が一定のネジ孔6′で一定の深さのメネジ部7′を施した支持固定シャフトSの、取付け接合面より反対側まで貫通の通孔a′、及びその反対側の同支持固定シャフトSのメネジ部7′に、座付円筒型嵌合支持固定部14の外径と同径で且つ、縦型ガイドシャフト13の上下に使用するのと同様の、円筒型嵌合座金Zを挿入し、ボルトBとワッシャーWにてボルト止めの嵌合締付固定を行なうべく、同円筒型嵌合座金Zの嵌合支持固定面A2を作出する外径をほぼ同径とする嵌合座掘孔A1を施した上で、取付け接合面の反対側より嵌合座掘孔A1及び通孔a′へ支持固定シャフトS及び結合された円筒型嵌合座金Zを挿入する。
然る後、接合金物Iを取付け接合面である背面嵌合座堀部C及び嵌合座掘孔Aに合わせ嵌め入れ安座させ、同背面部11の締付用空洞孔3よりボルトB及びワッシャーWを挿入し、支持固定シャフトSのメネジ部7′とボルト止めの締付固定を行い、固定後、又は前もって縦型ガイドシャフト13の下方のメネジ部7に、円筒型嵌合座金ZをボルトB及びワッシャーWにてボルト止めを行なう(図5参照)。
その上で予め縦型のガイド溝g及び縦型ガイドシャフト13のガイド通孔aさらに、接合する部材の定位置とする支持面の位置決めである、円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と密接する支持固定面A2を作出する上下の嵌合座掘孔A1、及び複数の固定孔5と嵌合する水平のピンの通孔bを施した他の軸組部材Hを、上方より同接合金物Iの縦型ガイドシャフト13及び縦型固定プレート12にガイド通孔a、ガイド溝gを嵌め合いさせながら落し込み、同軸組部材Hの下方の嵌合座掘孔A1及び支持固定面A2を同縦型ガイドシャフト13の下方にボルト止め結合された同径の円筒型嵌合座金Zと嵌合させ、同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1に安座させ密接状態とする(図5、図6、図7参照)。
次に、同図7に示すように、同軸組部材Hの水平のピンの複数の通孔bより嵌合ピンPを打ち込み挿入し、縦型固定プレート12及び縦型ガイドシャフト13の複数の固定孔5と嵌合い固定後、同縦型ガイドシャフト13の上方の同軸組部材Hの嵌合座掘孔A1より同径の円筒型嵌合座金Zを嵌合挿入し、同座掘孔A1の支持固定面A2と同嵌合座金Zの支持固定盤Z1をボルトB及びワッシャーWにて、図8及び図9に示すように、メネジ部7とボルト止めの締付固定とする。
当該接合金物Iによる、軸組部材Vと他の軸組部材Hとの軸組接合された、下方よりの状態の図8、又、上方よりの状態の図9に示すように、、軸組部材Vへの接合金物Iの取付け及び同接合金物Iと他の軸組部材Hとの接合及び締付固定を、同取付部材.軸組接合部材と嵌合し結合する、両端部に嵌合締付固定の凸部材、中間に両端部メネジ孔付きの連結材とした嵌合締付固定部材を用い、双方挟み込みのボルト止め接合とする、上下方向及び水平方向の、共通部材にて対称の締付固定・支持固定を構成する嵌合締付固定機能とした接合金物Iの締付固定及び軸組接合の方法であって、
さらに前工程の図6、図7及び図8、図9に示すように、縦型ガイドシャフト13と接合する他の軸組部材Hの前記の予め定位置に施す同径のガイド通孔aによる上方よりの落し込みにて軸組部材Vとの接合面の密接固定、又、同縦型ガイドシャフト13の下方にボルト結合とし附設される、大径の円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と接合する他の軸組部材Hの同ガイド通孔aの下方に、同軸組部材Hの定められた所定の位置を決定する予め施される嵌合座掘孔A1にて作出する同軸組部材Hの支持固定面A2との密接にて、軸組部材Vとの接合面の高さの位置固定とし、接合金物Iと嵌合し、定位置に収まった上で前記の締付固定とする軸組接合の方法である。
図10に示すように、本実施例1の接合金物にて、梁背の大なる大断面の軸組部材を接合する場合の、連結用の全ネジボルトB´を補助部材として附設して用い、接合する軸組部材の梁背が、同接合金物の1個の背面部11の長手縦方向の形状とする長さの2倍又は2倍強の場合の軸組接合の方法であり、同接合金物を上下に縦列し全ネジボルトB´にてボルト結合とし、組み合わせ連結構成される。
図11に示すように、取付部材である柱の軸組部材Vの取付接合面への取付けにおいて、予め実施例1の上下の接合金物を前もってボルト結合にて連結させた上で取付接合面への締付固定とするものであり、連結に使用する全ネジボルトB´の長さ及び取付けが、連結後の上下の接合金物の上部接合金物の上端面G1より下部接合金物の下端面G2までの長さを、接合する軸組部材Hの梁背と同寸法とする上で、連結する上下接合金物の縦型ガイドシャフト13の上下のメネジ部7への一定の嵌合い挿入深さを確保したものであり、又その全ネジボルトB´の取付けにおいて、先に下部接合金物の同縦型ガイドシャフト13の上端のメネジ部7に同全ネジボルトB´を一定の深さで嵌合挿入する。
次に、同全ネジボルトB´の頭部先端に上部接合金物の縦型ガイドシャフト13の下端のネジ孔6より、同接合金物を同ネジ孔6を軸として回転させながらメネジ部7と嵌合い挿入し、接合する軸組部材Hの梁背と同寸法とし、上部接合金物と下部接合金物をボルト結合し連結する。
また、取付ける柱の軸組部材Vの取付接合面に、予め連結された接合金物の上下の背面接合部形状と同形の背面嵌合座堀部C及び接合部締付固定部分14の嵌合支持固定面A´を作出する嵌合座堀孔Aを施し、同時に締付固定用の支持固定シャフトSの取付接合面より反対側までの貫通の通孔a´及び、同反対側の嵌合締付固定用の嵌合支持固定面A2を作出する嵌合座堀孔A1を施し、同反対側より支持固定シャフトS及び結合された円筒型嵌合座金Zを挿入嵌合し定位置に収める。
然る後、ボルト結合し連結された上下の同接合金物を取付接合面の背面嵌合座堀部C及び各嵌合座堀孔Aに嵌め入れ安座させ、ボルトB及びワッシャーWを挿入し各支持固定シャフトSのメネジ部7´とボルト止めの締付固定を行ない、固定後又は前もって下部接合金物の縦型ガイドシャフト13の下方にメネジ部7を介し、円筒型嵌合座金ZをボルトB及びワッシャーWにてボルト止めを行なう。
次に図12に示すように、予め縦型のガイド溝g及び縦型ガイドシャフト13のガイド通孔aさらに、接合する上での定位置とする同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と、密接する支持固定面A2を作出する上下一定の深さの嵌合座堀孔A1及び、複数の固定孔5と嵌合する水平ピンの通孔bを施した大断面の軸組部材Hを、上方の縦型ガイドシャフト13及び縦型固定プレート12に、ガイド通孔a、ガイド溝gを嵌合させながら落し込む。
さらに、図13、図14に示すように、同軸組部材Hの下方の嵌合座堀孔A1及び嵌合支持固定面A2が下部接合金物の縦型ガイドシャフト13の下方にボルト止め結合された円筒型嵌合座金Zと嵌合し、同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1に安座し密接状態とした上で、嵌合ピンPを同軸組部材Hの複数のピンの通孔bより打ち込み挿入し、ボルト結合し連結された上下の接合金物の固定プレート12及び縦型ガイドシャフト13の固定孔5と嵌合固定後、上部接合金物の縦型ガイドシャフト13の上端面の同軸組部材Hの嵌合座堀孔A1より円筒型嵌合座金Zを嵌合挿入し、ボルトB及びワッシャーWにてメネジ部7とボルト止めの締付固定とする。
本実施例1の接合金物の、上下にネジ孔6でメネジ部7を施した縦型ガイドシャフト13が1体形状に形成されている特徴をもとに、柱の軸組部材Vに取付け同軸組部材Vと梁背の大なる大断面の場合の他の軸組部材Hとの接合において、連結用の全ネジボルトB´を附設部材として使用し、同実施例1の接合金物を上下縦列しボルト結合にて組み合わせ連結して用いる軸組接合の方法である。
柱の軸組部材Vの柱脚を、実施例1の嵌合締付固定機能とする嵌合締付固定部材を用い、柱脚を接合する方法の実施例2に使用する柱脚用接合金物は、図15に示すように、四辺が同寸法で四方直角の正方形とした、柱の軸組部材Vの断面寸法とほぼ同寸法で、四隅にアンカーボルトによる締付固定用の締付固定孔K1が一定の寸法を定め、位置決めされ開設されている一定の厚みをもつベースプレートK、そのベースプレートKの中央に、外径が前記実施例1の円筒型嵌合座金Zと同径で、下方を同ベースプレートKと直立の起立状態で溶接接合された一定の長さの円筒型の柱脚支持固定パイプGが1体に構成されている。
又、その下方のベースプレートKの一辺と平行した面で且つ中心とし、中心の上下縦方向の所定の位置に、当該面より反対側の面までの前後貫通し開設した1対の固定孔S′が2カ処一定の間隔Eをもち縦設され、さらに、同開設された固定孔S′の面と直角方向の十字型に直交する面の中心の上下縦方向に同様の、当該面より反対側の面までの、前後貫通し開設した1対の同径の固定孔S′が、前記の固定孔S′との交差を避け一定の上下のズレを避け、所定の位置に2カ処一定の間隔Eをもち縦設されている柱脚用接合金物IIを使用し、柱の柱脚を接合する方法であり、
柱の軸組部材Vの柱脚を接合するにあたり、前記実施例1の軸組部材Vへの接合金物の取付け及び、他の軸組部材Hとの接合及び締付固定を、取付部材.軸組部材と嵌合し結合する、両端部に嵌合締付固定の凸部材、中間に両端部メネジ孔付きの連結部材とした嵌合締付固定部材を用い、双方挟み込みのボルト止め接合とする、上下方向及び水平方向の、共通部材にて対称の締付固定・支持固定を構成する嵌合締付固定機能とした軸組接合の方法に用いる、図16に示すように、同嵌合締付固定部材である両端部に大径の円筒型嵌合座金Z及び連結部材の、両端部に一定のネジ孔6′で一定の深さのメネジ部7′を施した支持固定シャフトSを同様に組み合わせて用い、柱の軸組部材Vの柱脚を接合する方法である。
又、前記実施例1の接合金物の軸組部材Vとの取り付けにおける、同接合金物と高張力のボルト止めの締付固定を行ない結合する、水平に挿入される支持固定シャフトSの径と上記柱脚用接合金物IIの一定の長さの円筒型の柱脚支持固定パイプGに開設される固定孔S′の径がほぼ等しく、同支持固定シャフトSを前記実施例1の嵌合ピンPを打ち込み挿入し、固定孔と嵌合し軸組部材を支持固定するのと同様、固定孔S′と嵌合するものである。
次に、図17に示すように、前記実施例1の取り付ける軸組部材又は軸組接合する他の軸組部材に予め施したのと同様に、ベースプレートKの中央の円筒型の柱脚支持固定パイプGの十字型に直交する面の固定孔S′と同方向の軸組部材Vの柱脚部の四面に、予め四面の中心より上下縦方向に固定孔S′と同様の所定位置に、支持固定シャフトSとほぼ同径の、それぞれの固定孔S′の中心を通る支持固定シャフトの通孔a′を施し、さらに四面の通孔a′の部分に大径の円筒型座金Zを挿入し、ボルトBとワッシャーWにて同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と密接し、支持固定シャフトSとのボルト止めの締付固定を行なうべく、所定の深さの嵌合支持固定面A2を作出する、同円筒型嵌合座金Zの外径とほぼ同径とする嵌合座掘孔A1を施す。
又、軸組部材Vの柱脚部のベースプレートKと密接する下方の断面の中心に、円筒型の柱脚支持固定パイプGの外径とほぼ等しい孔径で、やや深めの穴明けのガイド孔G′を施し、同時にベースプレートKを締付固定するアンカーボルトAB、座金W、ナットNの干渉を避けるべく、同座金の径より大きめで、多少のアンカーボルトの位置ズレにも融通のきく径と深さの座堀り孔A3を施した後に、上方より同柱脚支持固定パイプGにガイド孔G′を嵌合させながら落し込む(図18参照)。
次に図19に示すように、軸組部材Vの下方とベースプレートKが密接状態となった上で、支持固定シャフトSの片方のメネジ部7′にボルトB及びワッシャーWを用い、円筒型嵌合座金Zを予めボルト止めとし、同柱の軸組部材Vの柱脚部四面に施された支持固定シャフトSの通孔a′内へ嵌合挿入し、同柱脚支持固定パイプGの固定孔S′と嵌合し通過させ、その上で反対面の嵌合座堀孔A1より円筒型嵌合座金を嵌合挿入し、ボルトB及びワッシャーWにて同嵌合座金Zの支持固定盤Z1と嵌合座堀孔A1により作出された嵌合支持固定面A2と密接する、連結部材の支持固定シャフトSのメネジ部7′との両端部ボルト止めの締付固定とする。
同図19に示すように、柱の軸組部材Vの柱脚部に、大径の円筒型の支持固定パイプを中央に直立の起立状態でベースプレートと1体構成した柱脚用接合金物IIを使用し、実施例1の嵌合締付固定機能とする軸組接合の方法に用いる嵌合締付固定部材である大径の円筒型嵌合座金Zを両端部に、又、中間の両端部メネジ孔7′付きの連結部材の支持固定シャフトSを同支持固定パイプGとの嵌合ピン接合として組み合わせて用い、高張力のボルト止めの、柱脚部の四面緊結固定とした、アンカーボルトの引き抜き耐力を伝達する柱の軸組部材Vの柱脚の接合の方法である。
本発明の実施例1の接合金物の全体斜視図(a)、(b)は嵌合締付固定部材が附設構成されていることを示す裏面よりの全体斜視図及び構成図である。 同接合金物の取付け及び軸組接合に使用される嵌合締付固定部材等の全体構成斜視図である。 同接合金物が直交し取付け施工される場合の使用例を示す全体構成斜視図(a)又、同時に取付けに使用される嵌合締付固定部材の同交差を避けた構成斜視図(b)である。 同接合金物の取付け工程を示す概略斜視図である。 同接合金物を用いて柱と梁とを接合する工程を説明する概略斜視図である。 同接合金物を用いて柱と梁とを接合する工程を説明する概略斜視図である。 同接合金物を用いて柱と梁とを接合する工程を説明する概略斜視図である。 同接合金物を用い、柱と梁が軸組接合された下方よりの状態を示す概略斜視図である。 同接合金物を用い、柱と梁が軸組接合された上方よりの状態を示す概略斜視図である。 本発明の実施例1の接合金物を連結用の全ネジボルトを用い、上下に縦列して連結し組み合わせて用いる実施例2の構成を示す全体斜視図である。 同実施例2における実施例1の接合金物を組み合わせ連結される工程と、柱の軸組部材Vへの取付け工程を説明する概略斜視図である。 同実施例2の柱と梁とを接合する工程を説明する概略斜視図である。 同実施例2の柱と梁とを接合する工程を説明する概略斜視図である。 同実施例2の柱と梁が軸組接合された状態を示す概略斜視図である。 本発明の実施例1に使用する嵌合締付固定部材を組み合わせて使用し、柱脚を接合する方法の実施例3に使用する柱脚用接合金物IIの全体斜視図。 同実施例3の柱脚を接合する方法の、実施例1の嵌合締付固定部材が同時に組み合わせ使用される全体構成斜視図である。 同実施例3の柱の軸組部材Vの柱脚を接合する方法の工程を説明する概略工程斜視図である。 同実施例3の柱の軸組部材Vの柱脚を接合する方法の工程を説明する概略工程斜視図である。 同実施例3の柱の軸組部材Vの柱脚を接合する方法の工程を説明する概略工程斜視図である。
符号の説明
I 接合金物
11 背面部
12 縦型固定プレート
13 縦型ガイドシャフト
14 座付円筒型嵌合支持固定部
2 取付孔
3 締付用空洞孔
4 締付スペース
5 固定孔
6 ネジ孔(ガイドシャフトのネジ孔)
7 メネジ部(ガイドシャフトのメネジ部)
G1 上端面
G2 下端面
Z 円筒型嵌合座金
Z1 支持固定盤
Z2 取付孔
Z3 締付用空洞孔
T 円筒型嵌合座金の背及び取付面よりのG1又はG2までの高さ
S 支持固定シャフト
d′ 支持固定シャフトの直径
6′ ネジ孔(支持固定シャフトのネジ孔)
7′ メネジ部(支持固定シャフトのメネジ部)
d 縦型ガイドシャフトの直径
P 嵌合ピン
B ボルト(又は高張力等の短いボルト)
B´ 全ネジボルト(又は高張力等の全ネジボルト)
W ワッシャー
N ナット
A 嵌合座堀孔
A1 嵌合座堀孔
A′ 嵌合支持固定面
A2 嵌合支持固定面
C 背面嵌合座堀部
a ガイドシャフトの通孔又はガイド通孔
a′ 支持固定シャフトSの通孔
b 嵌合ピンの通孔
g ガイド溝
e 取付孔間(2〜2)の長さ
e1 上端面G1より取付孔2の中心までの短い長さ
e2 下端面G2より取付孔2の中心までの長い長さ
H 他の軸組部材(梁)
V 軸組部材(柱)
II 柱脚用接合金物
G 円筒型の柱脚支持固定パイプ
G′ ガイド通孔
K ベースプレート
AB アンカーボルト
S′ 固定孔(柱脚支持固定パイプの固定孔)
A3 柱脚のアンカーボルト用の座堀孔
F 基礎

Claims (4)

  1. 柱又は梁等の軸組部材Vの取付接合面に、予め接合金物の背面接合部形状と同形の背面嵌合座堀部C、及び接合部締付固定部分の嵌合支持固定面A′を作出する嵌合座堀孔Aを施し、同取付接合面と嵌合し安座させる、ボルト止め可能な大径の座付円筒型嵌合支持固定部14を添設した一定の厚みをもつ縦長長方形の背面部11、この背面部11の中央より直角な1枚の縦型固定プレート12、さらに同縦型固定プレート12の先端の縦方向に上下一定のネジ孔6で、一定の深さのメネジ部7を施した一定の径dの縦型ガイドシャフト13を添設し1体形状に形成し、さらに同縦型ガイドシャフト13の上下に他の軸組部材Hの底盤を支持固定し、嵌合締付固定にて接合する大径の円筒型嵌合座金Zが、メネジ部7とボルトB及びワッシャーWにてボルト止めとし、附設構成された接合金物Iであって、
    前記、背面部11の取付接合面には長手縦方向に、大径の座付円筒型嵌合支持固定部14が同支持固定部14のボルトの取付孔2を中心に所定間隔をもって最低2カ処縦設されており、背面部11部分の上端面をG1、下端面をG2とし、上端面より最初の同支持固定部14のボルトの取付孔2の中心までの短い一定の長さをe1、下端面G2よりもう一方のボルトの取付孔2の中心までの長い一定の長さをe2とし、同取付孔2、2の中心間の長さをeとし、同じ高さで十字型の直交して取り付け施工する場合に片方を上下逆にして、同接合金物Iをボルト止めの締付固定を行なう、両端部にメネジ部7′を施した軸組部材V内の支持固定シャフトSの互いの干渉を避け、長さe2よりe1を差し引いた長さが同支持固定シャフトSの直径d′より大であり、
    又、同座付円筒型支持固定部14の取付面と反対側の背面部11には、ボルトの挿入及び締付を行なう締付空洞孔3が設けられており、
    また、前記背面部11の中央より直角な1枚の縦型固定プレート12には1体形成された背面部11の同締付空洞孔3部分にボルト挿入及び締付けを行なうべく、一定の開口の締付スペース4とする欠きを施し、さらに同接合面の背面部11より所定の位置を定め一定の間隔で縦列した嵌合ピンの固定孔5が複数開設され且つ、先端に上下一定のネジ孔6で一定の深さのメネジ部7を施した縦型ガイドシャフト13が添設されていて、さらに同縦型ガイドシャフト13にも同縦型固定プレート12に開設された縦列する複数の各固定孔5の位置と上下に一定のズレをもって、定位置に一定の数量にて同様の嵌合ピンの固定孔5が縦列し開設されていると共に、取付接合される軸組部材Vと他の軸組部材HとをボルトB及びワッシャーWにて上下ボルト止め締付固定の軸組接合とすべく、同縦型ガイドシャフト13の上下に支持固定盤Z1、取付孔Z2及び締付用空洞孔Z3より形成される、同縦型ガイドシャフト13の直径dより大なる外径で、前記背面部11の上端面G1又は下端面G2より同縦型ガイドシャフト13の上端面又は下端面までの上下共通の高さTと同様の背Tとしたボルト止め用大径の円筒型嵌合座金Zが附設され、1体構成されることを特徴とする木造建築における軸組接合金物。
  2. 柱又は梁等の軸組部材Vと他の軸組部材Hとを軸組接合するにあたり、軸組部材Vの取付接合面に、予め接合金物の背面接合部形状と同形の背面嵌合座堀部C及び接合部締付固定部分の嵌合支持固定面A′を作出する嵌合座堀孔Aを施し、同取付接合面と嵌合し安座させる、ボルト止め可能な大径の座付円筒型嵌合支持固定部14を添設した一定の厚みをもつ縦長長方形の背面部11、この背面部11に対して同背面部11の中央より直角な1枚の縦型固定プレート12、さらに同縦型固定プレート12の先端の縦方向に上下一定のネジ孔6で、一定の深さのメネジ部7を施した一定の径dの縦型ガイドシャフト13を溶接にて添設し、1体形状に形成し、
    さらに、同縦型ガイドシャフト13の上下に、同メネジ部7と高張力ボルトB及びワッシャーWにてボルト止めとする、他の軸組部材Hを嵌合締付固定し接合する、大径の円筒型嵌合座金Zが附設された接合金物1を使用し、
    前記、背面部11を軸組部材Vに嵌合し、ボルト止めにて取付けるにあたり、軸組接合する他の軸組部材Hが接合金物の締付ボルト及び接合面背面部による干渉を受けずに接合を容易とし、又、接合金物の荷重負担によるズレ防止を配慮する上で、予め軸組部材Vの取り付け接合面に一定の厚さの同背面部11の形状及び厚さの分を背面嵌合座堀部C及び、添設された座付円筒型嵌合支持固定部14の嵌合支持固定面A′を作出するほぼ同径の嵌合座堀孔Aを施し、
    さらに、接合金物Iの縦型ガイドシャフト13のネジ孔6及びメネジ部7と同様で、又、直径dと同径d′の、同接合金物Iをボルト止め緊結する、両端部が一定のネジ孔6′で一定の深さのメネジ部7′を施した支持固定シャフトSの、取付け接合面より反対側まで貫通の通孔a′及びその反対側の同支持固定シャフトSのメネジ部7′に、座付円筒型嵌合支持固定部14の外径と同径で且つ、縦型ガイドシャフト13の上下に使用するのと同様の、円筒型嵌合座金Zを挿入し、ボルトBとワッシャーWにてボルト止めの嵌合締付固定を行なうべく、同円筒型嵌合座金Zの嵌合支持固定面A2を作出する外径をほぼ同径とし、深さを背Tと同様とする嵌合座掘孔A1を施した上で、
    取付け接合面の反対側より通孔a′及び嵌合座掘孔A1へ支持固定シャフトS及び結合された円筒型嵌合座金Zを挿入・嵌合し、定位置に収め、
    然る後、接合金物Iを取付け接合面である背面嵌合座堀部C及び嵌合座掘孔Aに合わせ嵌め入れ安座させ、同背面部11の締付用空洞孔3よりボルトB及びワッシャーWを挿入し、同取付接合面側の支持固定シャフトSのメネジ部7′とボルト止めの締付固定を行い、固定後、又は前もって縦型ガイドシャフト13の下方のメネジ部7に円筒型嵌合座金ZをボルトB及びワッシャーWにてボルト止めを行ない、
    その上で予め縦型のガイド溝g及び縦型ガイドシャフト13のガイド通孔aさらに、接合する上で定位置とする支持面の位置決めである、円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と密接する支持固定面A2を作出する上下一定の深さの嵌合座掘孔A1、及び複数の固定孔5と嵌合する水平のピンの通孔bを施した他の軸組部材Hを、上方より同接合金物Iの縦型ガイドシャフト13及び縦型固定プレート12にガイド通孔a、ガイド溝gを嵌合いさせながら落し込み、同軸組部材Hの下方の嵌合座掘孔A1及び支持固定面A2が同縦型ガイドシャフト13の下方にボルト止め結合された同径の円筒型嵌合座金Zと嵌合し、同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1に安座し、密接状態とした上で、
    次に、同軸組部材Hの水平のピンの複数の通孔bより嵌合ピンPを打ち込み挿入し、縦型固定プレート12の複数の固定孔5及び縦型ガイドシャフト13の縦列する固定孔5と嵌合い固定後、同縦型ガイドシャフト13の上方の同軸組部材Hの嵌合座掘孔A1より同径の円筒型嵌合座金Zを嵌合挿入し、同座掘孔A1の支持固定面A2と同嵌合座金Zの支持固定盤Z1をボルトB及びワッシャーWにてメネジ部7とボルト止めの締付固定とする、当該、接合金物Iによる軸組部材Vに取り付け、軸組部材Vと他の軸組部材Hとの緊結の支持固定とする軸組接合を特徴とし、
    又、前記背面部11の取付接合面には長手方向に、大径の座付円筒型嵌合支持固定部14が同支持固定部14のボルトの取付孔2を中心に所定間隔をもって最低2カ処とし縦設されており、背面部11の上端面をG1、下端面をG2とし、上端面より最初の同支持固定部14のボルトの取付孔2の中心までの短い一定の長さをe1、下端面G2よりもう一方のボルトの取付孔2の中心までの長い一定の長さをe2とし、同取付孔2、2の中心間の長さをeとし、同じ高さで十字型の直交して取り付け施工する場合に、片方を上下逆にして同接合金物Iをボルト止めの締付固定を行なう、両端部にメネジ部7′を施した軸組部材V内の支持固定シャフトSの互いの干渉を避け、長さe2よりe1を差し引いた長さが同支持固定シャフトSの直径d′より大であり、同一形状の接合金物Iを用いて施工することを可能とし、
    さらに、同接合金物が上下対称とした軸組接合であり、両端部にメネジ部7を施した縦型ガイドシャフト13と、上下対称とした大径の円筒型嵌合座金Zによる、上下ボルト止めの軸組部材H(梁)の嵌合座堀りによる嵌合締付固定であり、片方を逆にしたとしても、同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と同軸組部材H(梁)の嵌合座堀りA1にて作出する嵌合支持固定面A2の密接により、同軸組部材Hの定位置での支持固定を可能とした、上下対称の嵌合締付固定部材を用い、ボルト止めの緊結締付固定の同接合金物Iによる軸組接合の特徴であり、
    又、前記、軸組部材Vへの接合金物Iの取付け及び同接合金物Iと他の軸組部材Hとの接合及び締付固定を、同取付部材及び軸組接合部材と嵌合し結合する、両端部に嵌合締付固定の凸部材、中間に両端部メネジ孔付きの連結材とした嵌合締付固定部材を用い、接合される他の軸組部材Hの背の範囲内において双方挟み込みのボルト止め接合とする、上下方向及び水平方向の、共通部材にて対称の締付固定・支持固定を構成する嵌合締付固定機能とした柱の軸組部材Vの接合面における同軸組部材Hの左右の水平方向と上下の垂直方向に係る応力に抵抗をもつ同接合金物Iの締付固定及び軸組接合の方法であって、
    さらに又、前記、縦型ガイドシャフト13と接合する他の軸組部材Hの前記の予め定位置に施す同径のガイド通孔aによる上方よりの落し込みにて軸組部材Vとの接合面の密接固定、さらに又、同縦型ガイドシャフト13の下方にボルト結合とし、附設される大径の円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と接合する他の軸組部材Hの同ガイド通孔aの下方に、同軸組部材Hの定められた所定の位置固定を決定する予め施される嵌合座掘孔A1にて作出する同軸組部材Hの嵌合支持固定面A2との密接にて、軸組部材Vとの接合面の定位置での高さの位置固定を成すことができる、同接合金物Iと嵌合し、定位置に収まった上で前記の締付固定とした、当該接合金物Iによる、軸組部材Vに取り付け、同軸組部材Vと他の軸組部材Hとの接合を特徴とする木造建築における接合金物を用いた軸組接合方法。
  3. 前記の接合金物Iを用い、柱の軸組部材Vと他の軸組部材H(梁)とを軸組接合するにあたり、同接合金物Iを上下に連結し組み合わせて用い、梁背の大なる大断面の場合の他の軸組部材Hを接合する方法であって、
    接合する他の軸組部材Hの梁背が、同接合金物Iの1個の背面部11の長手縦方向の形状とする長さの2倍又は2倍強の場合の軸組接合において、
    当該接合金物Iの特徴とする、上下一定のネジ孔6で一定の深さのメネジ部7を施した一定の径dの縦型ガイドシャフト13を溶接にて添設し1体形状に形成され且つ、上下対称の形状であることから、同接合金物Iを長手方向に、上下縦列して連結し組み合わせて用いる場合の取付部材である軸組部材Vとの取付けに関し、予め上部接合金物Iの同縦型ガイドシャフト13の下端面及び連結する下部接合金物Iの同ガイドシャフト13の上端面のネジ孔6でメネジ部7に、一定の長さの全ネジボルトB´を連結部材として一定の深さで嵌合い挿入し、上下の同接合金物Iを前もってボルト結合にて連結させた上で柱の軸組部材Vの取付接合面への締付固定とするものであり、
    又、同連結に使用する全ネジボルトB´の長さ及び取付けが、連結後の上下の同接合金物Iの上部の接合金物Iの上端面G1より下部の接合金物Iの下端面G2までの長さを、接合する他の軸組部材Hの梁背と同寸法とする上で、連結する上下接合金物Iの縦型ガイドシャフト13の上下のメネジ部7への一定の嵌合い挿入深さを確保したものであり、
    又、その取付けは、先に下部接合金物Iの同縦型ガイドシャフト13の上端のメネジ部7に同全ネジボルトB´を一定の深さで嵌合い挿入した上で同全ネジボルトB´の頭部先端に上部接合金物Iの同縦型ガイドシャフト13の下端のネジ孔6より同接合金物Iを同ネジ孔6を軸として回転させながらメネジ部7と嵌合い挿入し、接合する他の軸組部材Hの梁背と同寸法としたボルト結合による連結の上部接合金物Iと下部接合金物Iを、前記と同様に、取付ける軸組部材Vの取付接合面に予め連結された接合金物の上下の背面接合部形状と同形の背面嵌合座堀部C、及び接合部締付固定部分14の嵌合支持固定面A´を作出する嵌合座堀孔Aを施し、
    さらに、締付固定用の支持固定シャフトSの取付接合面より反対側までの貫通の通孔a´及び同反対側の嵌合締付固定用の嵌合支持固定面A2を作出する嵌合座堀孔A1を施した上で、取付接合面の反対側よりの支持固定シャフトS及び結合された円筒型嵌合座金Zを挿入・嵌合し定位置に収め、
    然る後、ボルト結合し連結された上下の同接合金物Iを取付接合面の背面嵌合座堀部C及び各嵌合座堀孔Aに合わせ嵌め入れ安座させ、ボルトB及びワッシャーWを挿入し各支持固定シャフトSのメネジ部7´とボルト止めの締付固定を行ない、固定後、又は前もって下部接合金物Iの縦型ガイドシャフト13の下方のメネジ部7に円筒型嵌合座金ZをボルトB及びワッシャーWにてボルト止めを行ない、
    その上で予め縦型のガイド溝g及び縦型ガイドシャフト13のガイド通孔aさらに、接合する上での定位置とする同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と密接する支持固定面A2を作出する上下一定の深さの嵌合座堀孔A1、及び複数の固定孔5と嵌合する水平ピンの通孔bを施した他の大断面の軸組部材Hを上方より上下のガイドシャフト13及び縦型固定プレート12にガイド通孔a、ガイド溝gを嵌合させながら落し込み、同軸組部材Hの下方の嵌合座堀孔A1及び嵌合支持固定面A2が下部接合金物Iの縦型ガイドシャフト13の下方にボルト止め結合された円筒型嵌合座金Zと嵌合し、同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1に安座し密接状態とした上で、
    次に嵌合ピンPを同軸組部材Hの複数のピンの通孔bより打ち込み挿入し、ボルト結合し連結された上下の同接合金物Iの固定プレート12及び縦型ガイドシャフト13の固定孔5と嵌合固定後、上部接合金物Iの縦型ガイドシャフト13の上方の同軸組部材Hの嵌合座堀孔A1より円筒型嵌合座金Zを嵌合挿入し、ボルトB及びワッシャーWにてメネジ部7とボルト止めの締付固定とする、
    当該接合金物Iの、1体形状に形成され、上下にネジ孔6でメネジ部7を施した縦型ガイドシャフト13が添設されている特徴をもとに、
    全ネジボルトB´を連結用の附設部材として使用し、前記接合金物Iを上下縦列し組み合わせ連結し、柱の軸組部材Vに取付け、同軸組部材Vと梁背の大なる大断面の場合の他の軸組部材Hとを接合する軸組接合方法。
  4. 柱の軸組部材Vの柱脚を接合するにあたり、
    前記請求項1の軸組部材Vへの接合金物Iの取付け及び、他の軸組部材Hとの接合及び締付固定を同取付部材及び軸組接合部材と嵌合し結合する、両端部に嵌合締付固定の凸部材、中間に両端部メネジ孔付きの連結部材とした嵌合締付固定部材を用い、双方挟み込みのボルト止め接合とする、上下方向及び水平方向の共通部材にて対称の締付固定・支持固定を構成する嵌合締付固定機能とした軸組接合の方法に用いる同嵌合締付固定部材である、両端部に大径の円筒型嵌合座金Z及び連結部材の、両端部に一定のネジ孔6′で一定の深さのメネジ部7′を施した支持固定シャフトSを同様に組み合わせて用い、ボルトB及びワッシャーWにてボルト止めの、柱の軸組部材Vの柱脚を接合する方法であって、
    又、同請求項1の同嵌合締付固定部材と嵌合し、柱の軸組部材Vの柱脚を接合する柱脚用接合金物の、四辺が同寸法で四方直角の正方形とした、柱の軸組部材Vの断面寸法とほぼ同寸法で、四隅にアンカーボルトによる締付固定用の締付固定孔K1が一定の寸法を定め、位置決めされ開設されている一定の厚みをもつベースプレートK、そのベースプレートKの中央に、外径が前記請求項1の円筒型嵌合座金Zと同径で、下方を同ベースプレートKと直立の起立状態で溶接接合された一定の長さの円筒型の柱脚支持固定パイプGが1体に形成され、又、その下方のベースプレートKの一辺と平行した面で且つ中心とし、その中心の上下縦方向の所定の位置に、当該面より反対側の面までの前後貫通し開設した1対の固定孔S′が一定の間隔Eをもち2カ処縦設され、さらに、同開設された固定孔S′の面と直角方向の十字型に直交する面の中心の上下縦方向に同様の、当該面より反対側の面までの、前後貫通し開設した1対の同径の固定孔S′が、前記の固定孔S′との交差を避け一定の上下のズレを設け、所定の位置に一定の間隔Eをもち2カ処縦設されている柱脚用接合金物IIを使用し、柱の柱脚を接合する方法として、
    前記、請求項1の接合金物の軸組部材Vとの取り付けにおける、同接合金物とボルト止めの締付固定を行ない結合する、水平に挿入される支持固定シャフトSの径と、上記柱脚用接合金物IIの一定の長さの円筒型の柱脚支持固定パイプGに開設される固定孔S′の径がほぼ等しく、同支持固定シャフトSを前記請求項1の嵌合ピンPを打ち込み挿入し、固定孔と嵌合し軸組部材を支持固定するのと同様、固定孔S′と嵌合するものであり、
    前記請求項1の取り付ける軸組部材又は軸組接合する他の軸組部材に予め施したのと同様に、ベースプレートKの中央の円筒型の柱脚支持固定パイプGの十字型に直交する面の固定孔S′と同方向の軸組部材Vの柱脚部の四面に、予め四面の中心より上下縦方向に固定孔S′と同様の所定位置に、支持固定シャフトSとほぼ同径の、それぞれの固定孔S′の中心を通る支持固定シャフトの通孔a′を施し、さらに四面の通孔a′の部分に大径の円筒型嵌合座金Zを挿入し、ボルトBとワッシャーWにて同円筒型嵌合座金Zの支持固定盤Z1と密接し、支持固定シャフトSとのボルト止めの締付固定を行なうべく、所定の深さの嵌合支持固定面A2を作出する、同円筒型嵌合座金Zの外径とほぼ同径とする嵌合座掘孔A1を施し、
    又、軸組部材Vの柱脚部のベースプレートKと密接する下方の断面の中心に、円筒型の柱脚支持固定パイプGの外径とほぼ等しい孔径で、やや深めの穴明けのガイド孔G′を施し、同時にベースプレートKを締付固定するアンカーボルトAB、座金W、ナットNの干渉を避けるべく、同座金の径より大きめで、多少のアンカーボルトの位置ズレにも融通のきく径と深さの座堀り孔A3を施した後に、上方より同柱脚支持固定パイプGにガイド孔G′を嵌合させながら落し込み、軸組部材Vの下方とベースプレートKが密接状態となった上で、支持固定シャフトSの片方のメネジ部7′にボルトB及びワッシャーWを用い、円筒型嵌合座金Zを予めボルト止めとし、同柱の軸組部材Vの柱脚部四面に施された支持固定シャフトSの通孔a′内へ嵌合挿入し、同柱脚支持固定パイプGの固定孔S′と嵌合し通過させ、その上で反対面の嵌合座堀孔A1より円筒型嵌合座金Zを嵌合挿入し、ボルトB及びワッシャーWにて同嵌合座金Zの支持固定盤Z1と嵌合座堀孔A1により作出された嵌合支持固定面A2と密接し、連結部材の支持固定シャフトSのメネジ部7′との両端部ボルト止めの締付固定とする、
    大径の円筒型の支持固定パイプが中央に位置し、直立の起立状態でベースプレートと1体形成された柱脚用接合金物IIを使用し、前記請求項1の嵌合締付固定機能とする軸組接合の方法に用いる嵌合締付固定部材である大径の円筒型嵌合座金Zを両端部に、又、嵌合ピンの代わりに両端部メネジ孔7′付きの連結部材の支持固定シャフトSを組み合わせて用い、接合部材内にて両端部に凸部材を用い双方挟み込みとする、
    ボルト止めの柱脚部の四面緊結固定としたアンカーボルトの引き抜き耐力を伝達する、柱の軸組部材Vの柱脚を接合する方法である。
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KR200467887Y1 (ko) * 2012-09-14 2013-07-10 (주)금성종합건축사사무소 건축용 목재 접합철물
JP7477128B1 (ja) 2024-02-13 2024-05-01 株式会社ダイドーハント 木造建築物における梁の連結固定構造

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