JP3816943B1 - 木造建築の構造部材の接合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】木質の構造部材の接合部分の切欠を最小限に留め、接合部分に接合金具を用いて高い強度の構造体を提案する。
【解決手段】主幹部材110の内側に接する固定板2と、固定板2の中心に固定板2に直交して接合板3を備え、固定板2と接合板3の下端に結合部材111の支持板11の接合板13、13を受ける受板4を設けて形成して金具Aを一体に構成し、結合部材111の端測に当接する支持板11と、支持板11の両側端に支持板11に直交して両側面板12、12を備え、支持板11の中心に支持板11に直交して中心から振り分けに二枚の接合板13、13を設けて形成して金具Bを一体に構成し、主幹部材110の金具Aに結合部材111の金具Bを嵌設し、金具Aの接合板3と、金具Bの二枚の接合板13、13を重ねてボルト17で締結し、主幹部材110と結合部材111を接合する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、木造建築の構造部材の連結部分の接合強度と剛性を高めることに関するものである。
現在の木造建築の接合工法は、日本古来の伝導技術を継承されたものである。昔から優れた技術として現在も木造建築のほとんどに施工されているが、日本の過去の大地震の履歴を顧みるとき、木造建築物の損壊が多く、それに伴い人の犠牲者も多数を占めている。これは木造建築の構造部材に使われる木質材の材料の加工方法に問題があると思われる。時代が進歩してハイテク技術も普及している現在、ハイテクを駆使して伝導技術での接合部分を加工し、その接合部分に金具を用いて補強されている現状は、極めて無駄であると思わざるを得ない、そして、阪神大震災以降、木造建築の接合工法について、斬新な接合金具が開発されているが、接合部分の接合強度と更なる剛性を高める接合金具が要望されている。
従来の木造建築の構造部材同士を接合する金具で、特許文献1には、1頁図1及び14頁図3、図4で、第一木質軸材たる柱10の側面11、12に、それぞれ第二木質軸材たる梁20、30が接合されている。また、本接合構造では、ラグスクリューボルト40と、長ボルト50と、ワッシャープレート60と、ダボ70が用いられている。
柱10は木質部材であり、その互いに直交する側面11、12にはそれぞれ、ダボ70が嵌入される浅溝11a,12aが形成されている。また、柱10には、梁20,30に埋設されるラグスクリューボルト40と対応する位置に同方向のボルト挿嵌孔15,16が穿設されている。ボルト挿嵌孔15は柱10の側面11及びその反対側13に開口している。ボルト挿嵌孔16はボルト挿嵌孔15と直交する向きで、かつ、高さ位置をずらして、柱10の側面12及びその反対側の側面14に開口している。
梁20も木質部材であり、その木口21にはダボ70が嵌入される浅溝21aが形成されている。また、梁20には、柱10のボルト挿嵌孔15と対応する位置に、該梁20の軸方向に沿って先孔22が穿設されている。先孔22の径は、ラグスクリューボルト40の軸径T1(図3(a)参照)と同じかそれよりやや大きく、ラグスクリューボルト40のネジ山径T2よりも小さい。先孔22の長さは、ラグスクリューボルト40の全長L1と同じかそれよりもやや長い。梁30も梁20と略同様の構成であり、その木口31には浅溝31aが形成されている。また、柱10のボルト挿嵌孔16と対応する位置に先孔32が穿設されている。先孔32の径や長さは先孔22と同様である。
特開2005−232711号公報(1頁図1及び14頁図3、図4)
しかし、前記の方法では、柱10の外側にワッシャープレート60と、ボルトの頭部52が突出しているので、建物の外側に外装仕上材を張るのに、下地を面一にするのに余分な材料と手間がかかることになる。ラグスクリューボルト40を梁20である木質部材に螺着しているが、ラグスクリューボルト40(鋼鉄性)の硬さと、木質部材(植物性)の硬さが極端に異なるので、梁20に強度の引張力がかかれば、木質であるネジ山部分が崩れて梁20からラグスクリューボルトが抜け出し、床の構造が不安定となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、この発明に係る主幹部材の側面に接する固定板を、複数のボルトを用いて締結して装着した金具Aに、結合部材の端測に当接する支持板と、支持板の両側端から支持板に直交して結合部材の両側面に接する両側面板を備え、両側面板を結合部材に複数のボルトを用いて締結して装着した金具Bを、主幹部材又は結合部材の両金具から突出した接合板同士を嵌設して複数のボルトを用いて締結することができる特長を有している。
また、建物の外側に外装仕上材を張るのに、その下地が面一であるために、構造部材の外側に面する部分に、皿形座板の下部に雌ネジを有する円筒体を設けた皿形座金を嵌設し、主幹部材又は結合部材のボルト貫通孔からボルトを挿通し、前記円筒体の雌ネジ孔に雄ネジのボルト軸を螺着し、主幹部材又は結合部材に各金具を固定して部材同士を締結手段で接合するものである。
請求項1に係る発明は、木造建築を構築する構造部材である柱、胴差、梁、桁等が互いに直交して接合する一方の主幹部材に装着した金具Aに、相手の結合部材に装着した金具Bを嵌設して締結手段で接合する木造建築の構造部材の接合装置において、前記金具Aは前記主幹部材の当接面に接す固定板と、該固定板の中心に固定板に直交して接合板を備え、前記固定板と接合板の下端に固定板に直交して略三角形の他の接合板の受板を設けて形成した金具Aを一体に構成し、前記固定板には複数のボルト孔を備え、前記接合板には複数のボルト孔を設け、前記主幹部材の外側の複数のボルト貫通孔に皿形座堀を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記主幹部材の内側の当接面に接する前記固定板の複数のボルト孔を介し、主幹部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を前記皿形座金に設けた前記円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記主幹部材に前記固定板を締結し、前記金具Aを前記主幹部材に固定する、前記金具Bは前記結合部材の端側に当接する支持板と、該支持板の両側端に支持板に直交して前記結合部材の両側面に接する両側面板を備え、前記支持板に支持板の中心から振り分けに支持板に直交して二枚の接合板を設けて形成した前記金具Bを一体に構成し、前記両側面板には複数のボルト孔を備え、前記二枚の接合板に複数のボルト孔を設け、前記結合部材の複数のボルト貫通孔に両側面板のボルト孔を介してボルトを挿通し、前記両側面板を締結手段で前記結合部材に締結し、該結合部材に前記金具Bを固定し、前記主幹部材の前記金具Aの固定板の接合板に前記結合部材の前記金具Bの支持板の二枚の接合板を嵌設し、双方の前記接合板を締結手段で締結することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、木造建築を構築する構造部材である胴差、梁、桁等が建物の隅に配設された構造部材の端部同士を互いに直交して接合する一方の主幹部材に装着した金具Cに、相手の結合部材に装着した金具Dを嵌設して締結手段で接合する木造建築の構造部材の接合装置において、前記金具Cは前記主幹部材の内側で端測から僅かに内部寄りの当接面に接する固定板と、該固定板の背面の外側の側端に複数の突起を備え、該固定板の外側の側端の通り芯の位置に固定板に直交して接合板を備え、前記固定板と接合板の下端に固定板に直交して略三角形の他の接合板の受板を設けて形成した金具Cを一体に構成し、前記固定板には複数のボルト孔を備え、前記接合板には複数のボルト孔を設け、前記主幹部材の外側の複数のボルト貫通孔に皿形座堀を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記主幹部材の内側の当接面に接する固定板の複数のボルト孔を介し、主幹部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を前記皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記主幹部材に前記固定板を締結し、前記金具Cを前記主幹部材に固定する、前記金具Dは前記結合部材の端測に当接する支持板と、該支持板の両側端に支持板に直交して前記結合部材の両側面に接する両側面板を備え、前記結合部材の内側の面に接する側面板と、前記結合部材の外側で凹欠の面に接する側面板と、前記支持板の通り芯の位置から振り分けに支持板に直交して二枚の接合板を設けて形成した金具を一体に構成し、前記両側面板に複数のボルト孔を備え、前記二枚の接合板に複数のボルト孔を設け、前記支持板の外側の側面板のボルト孔に複数の皿形座掘を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記結合部材の内側の当接面に接する側面板の複数のボルト孔を介し、前記結合部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を前記皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記結合部材に両側面板を締結し、前記金具Dを結合部材に固定する、前記主幹部材の金具Cの固定板の接合板に前記結合部材の支持板の二枚の接合板を嵌設し、双方の前記接合板を締結手段で締結することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、木造建築を構築する構造部材である胴差、梁、桁等が長手方向の先端同士を接合する一方の継手部材を支持する柱から跳ね出した継手部材の先端に相手の被継手部材の先端を接合する継手部材に装着した金具Eに、相手の被継手部材に装着した金具Fを嵌設して締結手段で接合する木造建築の構造部材の接合装置において、前記金具Eは前記継手部材の端測に当接する固定板と、該固定板の両側端に固定板に直交して両側面板を備え、前記継手部材の内側の当接面に接する側面板と、前記継手部材の外側の凹欠の面に接する側面板と、前記固定板の通り芯の位置に固定板に直交して接合板を備え、前記固定板と前記接合板の下端に固定板に直交して略三角形の他の接合板の受板を備えて形成した金具Eを一体に構成し、前記両側面板には複数のボルト孔を備え、前記接合板には複数のボルト孔を設け、前記継手部材の外側の凹欠の面に接する側面板の複数のボルト孔に皿形座掘を設けて円筒体を有する前記皿形座金を嵌設し、前記継手部材の内側に接する側面板のボルト孔を介し、前記継手部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を前記皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記継手部材に両側面板を締結し、前記金具Eを前記継手部材に固定する、前記金具Fは前記被継手部材の端測に当接する支持板と、該支持板の両側端に支持板に直交して両側面板を備え、前記被継手部材の内側の面に接する側面板と、前記支持板の外側の凹欠の面に接する側面板と、前記被継手部材の支持板の通り芯の位置に、通り芯から振り分けに支持板に直交して二枚の接合板を設けて形成した金具Fを一体に構成し、前記二枚の接合板には複数のボルト孔を備え、前記両側面板には複数のボルト孔を設け、前記被継手部材の外側の側面板の複数のボルト孔に皿形座掘を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記被継手部材の内側に接する側面板のボルト孔を介し、被継手部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を前記皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記被継手部材に前記両側面板を締結し、前記金具Fを前記被継手部材に固定する、前記継手部材の金具Eの固定板の接合板に前記被継手部材の金具Fの二枚の接合板を嵌設し、双方の接合板を締結手段で締結することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、木造建築を構築する構造部材である土台が基礎の上面に配設され、構造部材同士が互いに直交して接合する一方の主幹部材に装着した金具Gに、相手の結合部材に装着した金具Hを嵌設して締結手段で接合する木造建築の構造部材の接合装置において、前記金具Gは前記主幹部材の当接面に接する固定板と、該固定板の中心に固定板に直交して接合板を備えて形成した金具Gを一体に構成し、前記固定板には複数のボルト孔を備え、前記接合板にはボルト孔を設け、前記主幹部材の外側の複数のボルト貫通孔に皿形座堀を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記主幹部材の内側の当接面に接する固定板のボルト孔を介し、前記主幹部材のボルト貫通孔に挿入した雄ネジのボルト軸を前記皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記主幹部材に固定板を締結し、前記金具Gを前記主幹部材に固定する、前記金具Hは前記結合部材の端測に当接する支持板と、該支持板の両側端に支持板に直交して両側面板を備え、前記支持板に支持板の中心から振り分けに支持板に直交して二枚の接合板を設けて形成した金具Hを一体に構成し、前記両側面板にはボルト孔を備え、前記支持板の二枚の接合板にボルト孔を設け、前記結合部材のボルト貫通孔に両側面板のボルト孔を介し、前記結合部材のボルト貫通孔にボルトを挿通し、前記両側面板を前記結合部材に締結し、該結合部材に金具Hを固定する、前記主幹部材の前記固定板の接合板に前記結合部材の前記支持板の二枚の接合板を嵌設し、双方の接合板を締結手段で締結することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、木造建築を構築する構造部材である土台が基礎の上面に配設され、建物の隅に設置された構造部材の端部同士が互いに直交して接合する一方の主幹部材に装着した金具Iに、相手の結合部材に装着した金具Jを嵌設して締結手段で接合する木造建築の構造部材の接合装置において、前記金具Iは前記主幹部材の内側で端側から僅かに内部寄りの当接面に接する固定板と、該固定板の外側の側端に通り芯の位置に固定板に直交して接合板を設けて形成した金具Iを一体に構成し、前記固定板にはボルト孔を備え、前記接合板にはボルト孔を設け、前記主幹部材の外側のボルト貫通孔に皿形座堀を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記主幹部材の内側の固定板のボルト孔を介し、主幹部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記主幹部材に固定板を締結し、前記金具Iを前記主幹部材に固定する、前記金具Jは前記結合部材の端測に当接する支持板と、該支持板の両側端に支持板に直交して両側面板を備え、前記結合部材の内側に接する側面板と、前記結合部材の外側の凹欠の面に接する側面板と、前記支持板の通り芯の位置から振り分けに支持板に直交して二枚の接合板を設けて形成した金具Jを一体に構成し、前記結合部材の両側面板にボルト孔を備え、前記支持板の二枚の接合板にボルト孔を設け、前記結合部材の外側の側面板のボルト孔に皿形座堀を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記結合部材の内側に接する側面板のボルト孔を介し、前記結合部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記結合部材に両側面板を締結し、前記金具Jを前記結合部材に固定する、前記主幹部材の金具Iの接合板に前記結合部材の金具Jの二枚の接合板を嵌設し、双方の接合板を締結手段で締結したことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、木造建築の構造体の外側面に外装仕上材を張る下地が平濶であるための前記皿形座金であって、該皿形座金は円形の皿状に形成された皿形座板と、該皿形座板の下部に円筒体を設けて一体に構成し、該円筒体の内側に雌のネジ孔を設け、該雌のネジ孔に前記ボルト貫通孔に挿通した雄のボルト軸を螺合し、前記主幹部材及び結合部材又は継手部材及び被継手部材に各金具を装着して締結し、建物の外側の外装仕上材を張る面を、皿形金具を用いて面一に収めたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明の請求項1の接合装置によれば、従来のように木質材である構造部材が接合する双方を切欠することなく、構造部材の側面に接して締結する金具と、他の構造部材の端部を金具で挟んで締結し、両金具から突出する接合板を嵌設して双方の接合板同士の重なり部分をボルトで締結することで、接合部分を鉄骨造構造の接合部分に近い程度の強度が発揮できる。
また、建物の外側に外装仕上材を張るのに、下地である構造部材の外側に皿形座金を嵌設し、他の構造部材の外側の凹欠の面に接する接合板に皿形座金を用いることで、仕上材を張る面が面一となり、仕上材が即張れるので、作業性が経済的である効果がある。
請求項2の接合装置によれば、木造建築の建物の隅の構造部材の接合で、隅に配設される構造部材は、その端部の長さに限界があるので、端部同士の接合には不安定な要素があった。本発明では、部材同士の端部を切欠することなく、金具Cを主幹部材の内側の端測から僅かに内部寄りに接してボルトで締結し、結合部材の端側に当接する支持板と、支持板の両側端に支持板に直交して設けた両側面板を結合部材に複数のボルトで金具Dを締結し、両金具から突出する接合板を嵌設して接合板の重なる部分をボルトで締結することで、建物の隅の部材同士の接合強度を充分に発揮することができる効果がある。
請求項3の接合装置によれば、従来の構造部材の長手方向の部材の端部同士の接合方法は、双方の部材同士の端部を切欠して嵌合する方法が行われているが、部材の切欠は木質材の断面欠損となり、外力の衝撃を受ければ破損し易かった、であるので、切欠した接合部分を金物を用いて補強していた、接合部分を切欠加工して更に金物で補強することは、加工手間と金物の費用が不経済であった、本発明では、接合部材の双方の接合部分を金具を用いて締結し、双方の金具から突出する接合板を重ねて締結手段で締結するものである。
請求項4の接合装置によれば、建物の下部に配設される土台は基礎の上面に設置されるので、外力を受けた場合、建物の下部の足元を繋ぐ構造部材として極めて重要である、従来は接合部分を切欠加工して更に金物で補強していた。加工手間と金物の費用が不経済であった。本発明では、接合部材の双方にボルトで金具を締結して装着し、双方の金具から突出する接合板を嵌設し、接合板の重なり部分をボルトで締結することで、強度な接合が出来る効果がある。
請求項5の接合装置によれば、建物の基礎の上部に設置される土台が、建物の隅に配設された端部同士の長さに限界があるので、従来の切欠を用いた接合工法では衝撃に対し不安定な要素があった、本発明では、主幹部材である土台の内側で端測から僅かに内部寄りに金具Iをボルトで締結して装着し、結合部材である土台の端部に金具Jを挟んでボルトで締結して装着し、双方の金具から突出する接合板を嵌設して、接合板の重なり部分をボルトで締結することで強度な接合の効果がある。
請求項6の接合装置によれば、従来は、構造部材の接合部分を切欠加工して接合部分を嵌設し、更に接合部分を金具で補強し、金物をボルトで締結するのに建物の部材の外側にボルトの座金の座堀を行い、ボルトの頭部が面一になるような工法が行われていた、複数本のボルトの座掘での断面欠損は部材の強度を弱めるものである。本発明では、建物の外側の部材の面に皿形座金を用いることで仕上材を張る面が面一となり、従来のように複数のボルトの座掘を深く設けることがないので、断面欠損がなく作業性がよく経済的な効果がある。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施する最良の形態を説明する。
<第一実施形態>
図1及び図2、図3に示すように、第一実施形態の接合装置は、主幹部材に装着した金具Aに備えた接合板に、結合部材に装着した金具Bに備えた二枚の接合板を嵌設し双方の接合板同士の重なり部分をボルトで締結するものである。
主幹部材110の内側の当接面に接する固定板2の中心に、固定板2に直交して接合板3を備え、固定板2と接合板3の下端に固定板2に直交して他の二枚の接合板13、13を受ける略三角形の受板4を設けて形成した一体となった金具Aを構成し、固定板2には複数のボルト孔5を備え、接合板3には複数のボルト孔14を設ける。
主幹部材110の外側の複数のボルト貫通孔8に皿形座掘7を設け、皿形座掘7に皿形座金100を嵌設し、皿形座金100の円筒体102の内側の雌ネジ102aに、主幹部材110の複数のボルト貫通孔8に固定板2のボルト孔5を介してボルト6を挿通し、皿形座金100の円筒体102の雌のネジ孔102aにボルト6の雄ネジであるボルト軸を螺着し、固定板2を主幹部材100に締結し、金具Aを主幹部材100に固定する。
結合部材111の端測に当接する支持板11と、支持板11の側端に支持板に直交して両側面板12、12を備え、支持板11の中心から振り分けに支持板11に直交して二枚の接合板13、13を設けて形成した一体の金具Bを構成し、支持板11の両側面板12、12には複数のボルト孔14を備え、支持板11の二枚の接合板13、13には複数のボルト孔14を設け、結合部材111の複数のボルト貫通孔16に両側面板12、12の複数のボルト孔14を介して複数のボルト15を挿通して結合部材111に両側面板12、12を締結し、結合部材111に金具Bを固定する。
主幹部材110に装着した金具Aの接合板3に、結合部材111に装着した金具Bの二枚の接合板13、13を嵌設し、接合板3のボルト孔5、に、接合板13、13のボルト孔14を重ね合せて複数のボルト17を挿通して金具Aと金具Bを締結する。
そして、各金具は構造部材同士の収まりにより構造部材の高さに合せて金具の高さを高くしてもよい。
<第二実施形態>
図4及び図5に示すように、第二実施形態の接合装置は、主幹部材に装着した金具Cの接合板に結合部材に装着した金具Dの接合板を嵌設し,双方の接合板同士の重なり部分をボルトで締結する。
建物の隅に配設された構造部材の端部同士が、端部同士が限定された長さで、お互いに直交して接合する主幹部材110の端測から内側の僅かに内部よりの当接面に接する固定板21と、固定板21を2本のボルト26で支持すると、固定板21に上から片寄った荷重がかかるので、固定板21の背面の側端に複数の突起25を備え、突起25を主幹部材110の側面に挿入して固定板21に掛かる荷重をバランスよく受けるようにしたものである。固定板21の側端の通り芯113の位置に固定板21に直交して接合板22を備え、固定板21と接合板22の下端に固定板21に直交して略三角形の他の接合板33、33を受ける受板23を設けて形成して一体となった金具Cを構成し、固定板21には複数のボルト孔24を備え、接合板22には複数のボルト孔24を設ける。
主幹部材110の外側の複数のボルト貫通孔28に皿形座堀27を備え、皿形座堀27に皿形座金100を嵌設し、皿形座金100の円筒体102の内側の雌ネジ102aに、主幹部材110のボルト貫通孔28に固定板21の複数のボルト孔24を介して主幹部材110のボルト貫通孔28に雄ネジのボルト軸26を挿通し、皿形座金100の円筒体102の内側の雌ネジ孔102aに螺着し、固定板21を主幹部材110に締結し、主幹部材110に金具Cを固定する。
建物の隅に配設された構造部材の端部同士が、端部同士が限定された長さで互いに直交して接合する結合部材111の端測に支持板31を当接し、支持板31の両側端に支持板31に直交して両側面板32、32を備え、支持板31に直交して通り芯113の位置に、通り芯113から振り分けに二枚の接合板33、33を設け、結合部材111の外側の凹欠36の面に接する側面板32の複数のボルト孔34に皿形座堀37を設けて形成して一体とした金具Dを構成し、両側面板32、32には複数のボルト孔34を備え、二枚の接合板33、33には複数のボルト孔34を設ける。
主幹部材110に装着した金具Cの接合板22に、結合部材111に装着した金具Dの接合板33、33を嵌設し、接合板22のボルト孔24に二枚の接合板33、33のボルト孔34を重ね合わせて複数のボルト39を挿通して金具Cと金具Dを締結する。
<第三の実施形態>
図6に示すように、第三の実施形態の接合装置は、土台、胴差、梁、桁等の継手部材に装着した金具Eの接合板に、被継手部材に装着した金具Fの接合板を嵌設し、双方の接合板同士の重なり部分をボルトで締結するものである。
構造部材同士を長手方向の先端同士を接合する一方の継手部材を支持する柱114から跳ね出した継手部材120の端測に当接する固定板41と、固定板41の両側端から固定板41に直交して継手部材120の外側の凹欠42aの面に接する側面板42と、継手部材120の内側に接する側面板42と、固定板41の通り芯113の位置に固定板41に直交して接合板43を備え、固定板41と接合板43の下端に固定板41に直交して他の接合板53、53を受ける略三角形の受板44を設けて形成して一体とした金具Eを構成し、両側面板42、42には複数のボルト孔45を備え、接合板43には複数のボルト孔46を設ける。
継手部材120の外側の凹欠42aの面に接する側面板42のボルト孔45の位置に複数の皿形座堀48を設け、皿形座堀48に皿形金具100を嵌設し、皿形座板101に設けた円筒体102の内側の雌のネジ孔102aに継手部材120の内側の側面板42の複数のボルト孔45を介して複数のボルト貫通孔47にボルト45を挿通し、皿形座板101の円筒体102の雌のネジ孔102aに雄ネジのボルト軸45 を螺着し、金具Eの両側面板42、42を継手部材120に締結し、金具Eを継手部材120に固定する。
被継手部材121の端測に当接する支持板51と、支持板51の両側端に支持板に直交して被継手部材121の外側の凹欠52aの面に接する側面板52と、被継手部材121の内側に接する側面板52を備え、支持板51に直交して通り芯113の位置に通り芯113から振り分けに二枚の接合板53、53を設けて形成して一体とした金具Fを構成し、両側面板52、52には複数のボルト孔55を備え、二枚の接合板53、53には複数のボルト孔55を設ける。
被継手部材121の外側の凹欠52aの面に接する側面板52のボルト孔55の位置に複数の皿形座堀57を設け、皿形座堀57に皿形金具100を嵌設し、皿形座板101に設けた円筒体102の内側の雌のネジ孔102aに、被継手部材121の側面板52のボルト孔55を介して複数のボルト貫通孔56にボルト54を挿通し、皿形座板101の円筒体102の雌ネジ孔102aに雄ネジのボルト軸54を螺着し、金具Fの両側面板52、52を被継手部材121に締結し、金具Fを被継手部材121に固定する。
継手部材120の金具Eに設けた接合板43のボルト孔46に、金具Fの二枚の接合板53、53のボルト孔55を重ねてボルト58を挿嵌し、金具Eと金具Fを締結する。
<第四の実施形態>
図7、図8に示す構造部材の接合装置は、建物の構造部材である土台が基礎の上面に配設され、主幹部材に装着した金具Gに設けた接合板に、結合部材に装着した金具Hに設けた二枚の接合板の重なり部分を締結するものである。
主幹部材110の当接面に接する固定板61と、固定板61の中心に固定板61に直交して接合板62を備えて形成した金具Gを一体に構成し、固定板61には複数のボルト孔63を備え、接合板62にはボルト孔63を設ける。
主幹部材110の外側の複数のボルト貫通孔65に皿形座堀66を設け、皿形座堀66に皿形金具100を嵌設し、皿形座金100の皿形座板101の下部の円筒体102の内側の雌ネジ孔102aに、固定板61の複数のボルト孔63を介してボルト貫通孔65に挿通したボルト64の雄ネジのボルト軸103を円筒体102の雌ネジ102aに螺着し、固定板61を主幹部材110に締結し、金具Gを主幹部材110に固定する。
結合部材111の端測に当接する支持板71と、支持板111の両側端に支持板111に直交して両側面板72、72を備え、支持板71に支持板71の中心から振り分けに、支持板71に直交して二枚の接合板73、73を設けて形成した金具Hを一体に構成し、結合部材111の両側面板72、72のボルト孔75を介してボルト貫通孔76にボルト74を挿通して両側面板72、72を結合部材111に締結し、金具Hを結合部材111に固定する。
主幹部材110の金具Gの接合板62のボルト孔63に、結合部材111の金具Hの接合板73、73のボルト孔75を重ねてボルト77で締結し、主幹部材110と結合部材111を接合する。
<第五の実施形態>
図9、図10に示す構造部材の接合装置は、建物の構造部材である土台が基礎の上面に配設され、建物の隅に設置された土台の端部同士が、限られた長さで直交して接合する主幹部材110の測端の内側で、端測から僅かに内部よりに接する固定板81と、固定板81の外側の通り芯113の位置に固定板81に直交して接合板82を備えて形成した金具Iを一体に構成し、固定板81にはボルト孔83を備え、接合板82にはボルト孔83を設ける。
主幹部材110の外側のボルト貫通孔85に皿形座堀86を設け、皿形座堀86に皿形座金100を挿嵌し、皿形座板101に設けた円筒体102の雌のネジ孔102aに、ボルト貫通孔85に挿通した雄ネジのボルト軸84を螺着し、主幹部材110に固定板81を締結し、金具Iを主幹部材110に固定する。
結合部材111の端測に当接する支持板91と、支持板91の両側端に支持板に直交して前記結合部材111の外側の凹欠96の面に接する側面板92と、前記結合部材111の内側に接する側面板92を備え、支持板91の通り芯113の位置に通り芯113から振り分けに支持板91に直交して二枚の接合板93、93を設けて形成して一体とした金具Jを構成し、結合部材111の内側の側面板92にはボルト孔94を備え、外側の側面板92には皿形座堀98を設け、二枚の接合板93、93にはボルト孔94を設ける。
結合部材111の外側の凹欠96の面に接する側面板92に皿板座掘98を設け、皿板座掘98に皿形座金100を嵌設し、皿形座板101の円筒体102の雌のネジ孔102aに、ボルト貫通孔95に挿通した雄ネジのボルト軸97を螺着し、結合部材111に両側面板92、92を締結し、結合部材111に金具Jを固定する。
主幹部材110の金具Iの接合板82のボルト孔83に、結合部材111の金具Jの二枚の接合板93、93のボルト孔94を重ねてボルト99で締結し、主幹部材110と結合部材111を接合する。
図11に示す構造部材の接合装置は、建物の外側に外装仕上材を張る下地が面一であるために、主幹部材及び結合部材又は継手部材及び被継手部材の外側の凹欠の面に接する各側面板32、42、52、92に各皿形座堀37、48、57、98を設け、また、主幹部材及び結合部材又は継手部材及び被継手部材の外側の各ボルト貫通孔に皿形座堀7、27、66、86を設け、双方の各皿形座堀に皿形座金100を嵌設し、双方の各皿形座金100の皿形座板101の円筒体102の雌のネジ孔102aに雄の各ボルト軸を螺着し、主幹部材及び結合部材又は継手部材及び被継手部材に各金具を締結するものである。そして、上記構造部材の各種接合金具は亜鉛メッキ又は焼付け塗装を施すものである。
阪神大震災以降、木造建築の構造強度の重要性が認識され、数多くの接合金具が開発されているが、接合部分に切欠を設けて更に金具で補強するものが多く、大地震では不安定となる。本発明では接合部分の切欠を設けず、接合部分を金具のみにて接合するので、鉄骨構造の接合部分と同程度に近い強度を発揮できる。
本発明に係る接合装置の第一実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る接合装置の第一実施形態を示す(a)は金具Aの側面図であり、(b)は金具Aの平面図であり、(c)は金具Bの側面図であり、(d)は金具Bの平面図である。 本発明に係る接合装置の第一実施形態を示す(a)は金具Aに金具Bを嵌設して締結手段で締結した状態を示す側面図であり、(b)は金具Aに金具B嵌設して締結手段で締結した状態を示す平面図である。 本発明に係る接合装置の第二実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る接合装置の第二実施形態を示す(a)は金具Cの側面図であり、(b)は金具Cの平面図であり、(c)は金具Dの側面図であり、(d)は金具Dの平面図である。 本発明に係る接合装置の第三実施形態を示す継手部材に被継手部材を接合する斜視図である。 本発明に係る接合装置の第四実施形態を示す基礎の上面に配設した土台の状態を示す斜視図である。 本発明に係る接合装置の第四実施形態を示す(a)は金具Gの側面図であり、(b)は金具Gの平面図であり、(c)は金具Hの側面図であり、(d)は金具Hの平面図である。 本発明に係る接合装置の第五実施形態を示す建物の隅に配設した土台の端部同士を接合する状態を示す斜視図である。 本発明に係る接合装置の第五実施形態を示す(a)は金具Iの側面図であり、(b)は金具Iの平面図であり、(c)は金具Jの側面図であり、(d)は金具Jの平面図である。 本発明に係る接合装置を示す(a)は皿形座金の部分拡大の斜視図であり、(b)は部材を両側面板で挟み皿形座金を用いて締結した状態を示す平面図であり、(c)は部材の外側に皿形座金を嵌設し、部材の内側に固定板を当接して部材を挟んで締結した状態を示す平面図である。
符号の説明
1 金具A
2 固定板
3 接合板
4 受板
5 ボルト孔
6 ボルト
7 皿形座堀
8 ボルト貫通孔
10 金具B
11 支持板
12 側面板
13、13 接合板
14 ボルト孔
15 ボルト
16 ボルト貫通孔
17 締結手段
20 金具C
21 固定板
22 接合板
23 受板
24 ボルト孔
25 突起
26 ボルト
27 皿形座掘
28 ボルト貫通孔
30 金具D
31 支持板
32 側面板
33、33 接合板
34 ボルト孔
35 ボルト貫通孔
36 凹欠
37 皿形座掘
38 ボルト
39 締結手段
40 金具E
41 固定板
42 側面板
42a 凹欠
43 接合板
44 受板
45 ボルト
46 ボルト孔
47 ボルト貫通孔
48 皿形座堀
50 金具F
51 支持板
52 側面板
52a 凹欠
53、53 接合板
54 ボルト
55 ボルト孔
56 ボルト貫通孔
57 皿形座堀
58 締結手段
60 金具G
61 固定板
62 接合板
63 ボルト孔
64 ボルト
65 ボルト貫通孔
66 皿板座掘
70 金具H
71 支持板
72、72 側面板
73、73 接合板
74 ボルト
75 ボルト孔
76 ボルト貫通孔
77 締結手段
80 金具I
81 固定板
82 接合板
83 ボルト孔
84 ボルト
85 ボルト貫通孔
86 皿形座堀
90 金具J
91 支持板
92、92 側面板
93、93 接合板
94 ボルト孔
95 ボルト貫通孔
96 凹欠
97 ボルト
98 皿形座堀
99 締結手段
100 皿形金具
101 皿形座板
102 円筒体
110 主幹部材
111 結合部材
112 基礎
113 通り芯
114 柱
120 継手部材
121 被継手部材

Claims (6)

  1. 木造建築を構築する構造部材である柱、胴差、梁、桁等が互いに直交して接合する一方の主幹部材に装着した金具Aに、相手の結合部材に装着した金具Bを嵌設して締結手段で接合する木造建築の構造部材の接合装置において、前記金具Aは前記主幹部材の当接面に接す固定板と、該固定板の中心に固定板に直交して接合板を備え、前記固定板と接合板の下端に固定板に直交して略三角形の他の接合板の受板を設けて形成した金具Aを一体に構成し、前記固定板には複数のボルト孔を備え、前記接合板には複数のボルト孔を設け、前記主幹部材の外側の複数のボルト貫通孔に皿形座掘を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記主幹部材の内側の当接面に接する前記固定板の複数のボルト孔を介し、主幹部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を前記皿形座金に設けた前記円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記主幹部材に前記固定板を締結し、前記金具Aを前記主幹部材に固定する、前記金具Bは前記結合部材の端測に当接する支持板と、該支持板の両側端に支持板に直交して前記結合部材の両側面に接する両側面板を備え、前記支持板に支持板の中心から振り分けに支持板に直交して二枚の接合板を設けて形成した前記金具Bを一体に構成し、前記両側面板には複数のボルト孔を備え、前記二枚の接合板に複数のボルト孔を設け、前記結合部材の複数のボルト貫通孔に両側面板のボルト孔を介してボルトを挿通し、前記両側面板を締結手段で前記結合部材に締結し、該結合部材に前記金具Bを固定し、前記主幹部材の前記金具Aの固定板の接合板に前記結部材の前記金具Bの支持板の二枚の接合板を嵌設し、双方の前記接合板を締結手段で締結することを特長とする木造建築の構造部材の接合装置。
  2. 木造建築を構築する構造部材である胴差、梁、桁等が建物の隅に配設された構造部材の端部同士を互いに直交して接合する一方の主幹部材に装着した金具Cに、相手の結合部材に装着した金具Dを嵌設して締結手段で接合する木造建築の構造部材の接合装置において、前記金具Cは前記主幹部材の内側で端測から僅かに内側寄りの当接面に接する固定板と、該固定板の背面の外側の側端に複数の突起を備え、該固定板の外側の側端の通り芯の位置に固定板に直交して接合板を備え、前記固定板と接合板の下端に固定板に直交して略三角形の他の接合板の受板を設けて形成した金具Cを一体に構成し、前記固定板には複数のボルト孔を備え、前記接合板には複数のボルト孔を設け、前記主幹部材の外側の複数のボルト貫通孔に皿形座掘を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記主幹部材の内側の当接面に接する固定板の複数のボルト孔を介し、主幹部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を前記皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記主幹部材に前記固定板を締結し、前記金具Cを前記主幹部材に固定する、前記金具Dは前記結合部材の端測に当接する支持板と、該支持板の両側端に支持板に直交して前記結合部材の両側面に接する両側面板を備え、前記結合部材の内側の面に接する側面板と、前記結合部材の外側で凹欠の面に接する側面板と、前記支持板の通り芯の位置から振り分けに支持板に直交して二枚の接合板を設けて形成した金具を一体に構成し、前記両側面板に複数のボルト孔を備え、前記二枚の接合板に複数のボルト孔を設け、前記支持板の外側の側面板のボルト孔に複数の皿形座掘を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記結合部材の内側の当接面に接する側面板の複数のボルト孔を介し、前記結合部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を前記皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記結合部材に両側面板を締結し、前記金具Dを結合部材に固定する、前記主幹部材の金具Cの固定板の接合板に前記結合部材の金具Dの支持板の二枚の接合板を嵌設し、双方の前記接合板を締結手段で締結することを特長とする請求項1に記載の木造建築の構造部材の接合装置。
  3. 木造建築を構築する構造部材である胴差、梁、桁等が長手方向の先端同士を接合する一方の継手部材を支持する柱から跳ね出した継手部材の先端に相手の被継手部材の先端を接合する継手部材に装着した金具Eに、相手の被継手部材に装着し金具Fを嵌設して締結手段で接合する木造建築の構造部材の接合装置において、前記金具Eは前記継手部材の端測に当接する固定板と、該固定板の両側端に固定板に直交して両側面板を備え、前記継手部材の内側の面に接する側面板と、前記継手部材の外側の凹欠の面に接する側面板と、前記固定板の通り芯の位置に固定板に直交して接合板を備え、前記固定板と前記接合板の下端に固定板に直交して略三角形の他の接合板の受板備えて形成した金具Eを一体に構成し、前記両側面板には複数のボルト孔を備え、前記接合板には複数のボルト孔を設け、前記継手部材の外側の凹欠の面に接する側面板の複数のボルト孔に皿形座掘を設けて円筒体を有する前記皿形座金を嵌設し、前記継手部材の内側に接する側面板のボルト孔を介し、前記継手部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を前記皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記継手部材に両側面板を締結し、前記金具Eを前記継手部材に固定する、前記金具Fを前記被継手部材の端測に当接する支持板と、該支持板の両側端に支持板に直交して両側面板を備え、前記被継手部材の内側の面に接する側面板と、前記支持板の外側の凹欠の面に接する側面板と、前記被継手部材の支持板の通り芯の位置に通り芯から振り分けに支持板に直交して二枚の接合板を設けて形成した金具Fを一体に構成し、前記二枚の接合板には複数のボルト孔を備え、前記両側面板には複数のボルト孔を設け、前記被継手部材の外側の側面板の複数のボルト孔に皿形座掘を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記被継手部材の内側に接する側面板のボルト孔を介し、被継手部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を前記皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記被継手部材に前記両側面板を締結し、前記金具Fを前記被継手部材に固定する、前記継手部材の金具Eの固定板の接合板に前記被手部材の金具Fの二枚の接合板を嵌設し、双方の接合板を締結手段で締結することを特長とする木造建築の構造部材の接合装置。
  4. 木造建築を構築する構造部材である土台が基礎の上面に配設され、構造部材同士が互いに直交して接合する一方の主幹部材に装着した金具Gに、相手の結合部材に装着した金具Hを嵌設して締結手段で接合する木造建築の構造部材の接合装置において、前記金具Gは前記主幹部材の当接面に接する固定板と、該固定板の中心に固定板に直交して接合板を備えて形成した金具Gを一体に構成し、前記固定板には複数のボルト孔を備え、前記接合板にはボルト孔を備え、前記接合板にはボルト孔を設け、前記主幹部材の外側の複数のボルト貫通孔に皿形座掘を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記主幹部材の内側の当接面に接する固定板のボルト孔を介し、前記主幹部材のボルト貫通孔に挿入した雄ネジのボルト軸を前記皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記主幹部材に固定板を締結し、前記金具Gを前記主幹部材に固定する、前記金具Hは前記結合部材の端測に当接する支持板と、該支持板の両側端に支持板に直交して両側面板備え、前記支持板に支持板の中心から振り分けに支持板に直交して二枚の接合板を設けて形成した金具Hを一体に構成し、前記両側面板にはボルト孔を備え、前記支持板の二枚の接合板にボルト孔を設け、前記結合部材のボルト貫通孔に両側面板のボルト孔を介し、前記結合部材のボルト貫通孔にボルトを挿通し、前記両側面板を前記両結合部材に締結し、該結合部材に金具Hを固定する、前記主幹部材の金具Gの前記固定板の接合板に前記結合部材の金具Hに前記支持板の二枚の接合板を嵌設し、双方の接合板を締結手段で締結することを特長とする木造建築の構造部材の接合装置。
  5. 木造建築を構築する構造部材である土台が基礎の上面に配設され、建物の隅に配置された構造部材の端部同士が互いに直交して接合する一方の主幹部材に装着した金具Iに、相手の結合部材に装着した金具Jを嵌設して締結手段で接合する木造建築の構造部材の接合装置において、前記金具Iは前記主幹部材の内側で端測から僅かに内側寄りの当接面に接する固定板と、該固定板の外側の側端に通り芯の位置に固定板に直交して接合板を設けて形成した金具Iを一体に構成し、前記固定板にはボルト孔を備え、前記接合板にはボルト孔を設け、前記主幹部材の外側のボルト貫通孔に皿形座掘を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記主幹部材の内側の固定板のボルト孔を介し、主幹部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記主幹部材に固定板を締結し、前記金具Iを前記主幹部材に固定する、前記金具Jは前記結合部材の端測に当接する支持板と、該支持板の両側端に支持板に直交して両側面板を備え、前記結合部材の内側に接する側面板と、前記結合部材の外側の凹欠の面に接する側面板と、前記支持板の通り芯の位置から振り分けに支持板に直交して二枚の接合板を設けて形成した金具Jを一体に構成し、前記結合部材の両側面板にボルト孔を備え、前記支持板の二枚の接合板にボルト孔を設け、前記結合部材の外側の側面板のボルト孔に皿形座掘を設けて円筒体を有する皿形座金を嵌設し、前記結合部材の内側に接する側面板のボルト孔を介し、前記結合部材のボルト貫通孔に挿通した雄ネジのボルト軸を皿形座金に設けた円筒体の雌ネジ孔に螺合し、前記結合部材に両側面板を締結し、前記金具Jを前記結合部材に固定する、前記主幹部材の金具Iの接合板に前記結合部材の金具Jの二枚の接合板を嵌設し、双方の接合板を締結手段で締結したことを特長とする請求項4に記載の木造建築の構造部材の接合装置。
  6. 木造建築の構造体の外側面に外装仕上材を張る下地が平潤であるための前記皿形座金であって、該皿形座金は円形の皿状に形成された皿形座板と、該皿形座板の下部に円筒体を設けて一体に構成し、該円筒体の内側に雌ネジ孔を設け、該雌のネジ孔に雄のボルト軸を螺合し、前記主幹部材及び結合部材又は継手部材及び被継手部材に各金具を装着して各金具同士を締結することを特長とする請求項1ないし5いずれかに記載の木造建築の構造部材の接合装置。

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