JP2007300397A - フェーズドアレイアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 薄型かつビームチルトが高速な、車載レーダに用いて好適な、フェーズドアレイアンテナを実現する。
【解決手段】 互いに平行に配置された線路導体103と接地導体105とからなる給電回路100を有し、給電回路100全体の接地導体105を一体に構成し、移相線路112領域の接地導体105上に切欠き部113あるいは凹凸部を設ける。線路導体103と接地導体105とを互いに平行に動かし複数の移相線路112の移相量を同時に変化させることでビーム方向をチルトさせる。また接地導体105を動かす方向と放射素子106の配置方向とを平行とすることで車載時の耐振動性を向上させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビームチルトが可能なフェーズドアレイアンテナに関するものである。
より詳しくは、薄型かつビームチルトが高速な、車載レーダ等に用いて好適なフェーズドアレイアンテナを実現する技術に関する。
車載レーダは、ミリ波等の電磁波を使用して、レーダを搭載した車両とそのまわりの走行車両との距離や速度を検知し、追突等を防止するために使用される装置である。
車載レーダ等に使用される、ビームのチルトが可能なアンテナとして、先鋭なアンテナビームを形成するアンテナ反射板を、モータにて回転させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、ビームをチルトさせる為に、アンテナ反射板を回転させるのではなく、電気的に移相量が可変な可変移相器を、アンテナ給電回路に用いるもの(例えば、特許文献2もしくは特許文献3参照)や、機械的に移相量が可変な可変移相器を、アンテナ給電回路に用いるもの(例えば、特許文献4参照)がある。
ここで、前記従来のビームチルトが可能なアンテナおよび可変移相器について、図を用いて説明する。
図7は、従来の、モータを用いてビームをチルトさせることが可能なアンテナを示している。
図7において、701は回転モータ、702はアンテナ一次放射器、703はアンテナ反射板、704は電波レンズ、705は送受信機、706はデータプロセッサ、707はモータドライバである。
図7において、送受信機705はミリ波帯の送信信号をアンテナ一次放射器702に出力する。アンテナ一次放射器702から放射された電波は、放物面の一部をなすアンテナ反射板703の凹面にて反射,集光されて先鋭なビームとなる。このビームは電波レンズ704でさらに先鋭なビームに集光されて、このアンテナが搭載された車両の前方に放射される。
ここで、アンテナ反射板703は回転モータ701によってその向きが変えられ、よって放射されるビームの方向をチルトさせることが可能となっている。
放射されたビームは先行車両などの前方の物体で反射され、電波レンズ704およびアンテナ反射板703により、放射時とはほぼ逆の変換を受けてアンテナ一次放射器702に入射し、送受信機705の受信部に供給される。受信部による受信信号をデータプロセッサ706が解析し、前方に障害物が存在するか否かを判断する。
データプロセッサ706はモータドライバ707を介して回転モータ701の動作を制御し、モータの回転軸の回りにアンテナ反射板703を回転させることにより、ビームを水平面内で走査させる。データプロセッサ706は走査の際の走査角等を決定する。
次に、図8は電気的に移相量が可変な従来の可変移相器を示しており、図9は図8の可変移相器を用いて2つの制御電圧だけでビーム方向のチルトが可能なフェーズドアレイアンテナを示している。
図8において、801はマイクロストリップ線路により構成した90度ハイブリッドカプラ、802は移相線路、803は誘電体、804は印加電界により誘電率を変化させられる可変誘電率誘電体であり、強誘電体や液晶等の材料が用いられる。
図8の可変移相器において、90度ハイブリッドカプラ801の線路導体を介して移相線路802の線路導体にバイアス電圧が印加されると、移相線路を伝搬する高周波電力が作る電界とバイアス電圧が作る電界とが略平行になるため、バイアス電圧により変化した可変誘電率誘電体804の誘電率は、そのまま高周波電力の伝搬定数に影響を及ぼす。
つまり、90度ハイブリッドカプラ801は、バイアス電圧を印加すると、通過する高周波電力の移相量を変化させる可変移相器として機能する。
また、図9において、901は右側チルト用移相器、902は左側チルト用移相器、903は右側チルト用制御電圧、904は左側チルト用制御電圧、905〜907はアンテナ素子、908は入力端子、909は位相調整部、Cは直流遮断用の容量、Lは高周波遮断用のインダクタンスである。
図9のフェーズドアレイアンテナにおいて、右側チルト用移相器901、左側チルト用移相器902には、それぞれ右側チルト用制御電圧903、左側チルト用制御電圧904が印加されるように構成されている。
尚、特許文献3では、アンテナ素子が4つで且つ給電回路が全て2分岐で構成される給電方式(トーナメント給電方式)が開示されているが、図9では図面を簡素化するために、アンテナ素子が3つで且つ給電回路は3分岐で構成される給電方式を示している。
また、図9では給電回路が3分岐である為、入力端子908と給電回路の各移相器との間の3つの給電線路での位相量が互いに等しくなるように、中央の給電線路には位相調整部909が設けられている。
今、図9において、右側チルト用移相器901の移相量をΦR(ΦR>0で、位相が遅れる方向を+にとる)とし、左側チルト用移相器902の移相量をΦL(ΦL>0で、位相が遅れる方向を+にとる)とすると、高周波電力の入力端子908からアンテナ素子905までの移相量は2ΦR、入力端子908からアンテナ素子906までの移相量はΦR+ΦL、入力端子908からアンテナ素子907までの移相量は2ΦLとなり、隣り合うアンテナ素子間の位相差は、
アンテナ素子905,906間では、(2ΦR)−(ΦR+ΦL)=ΦR−ΦL
アンテナ素子906,907間では、(ΦR+ΦL)−(2ΦL)=ΦR−ΦL
というように、全てΦR−ΦLとなる。
よって、図9に示すように、このアンテナは、各アンテナ素子905〜907から放射された高周波電力に、放射された空間中での遅れ量を加えた結果が互いに同位相となる角度方向θに主ビームを形成するとともに、右側チルト用制御電圧903および左側チルト用制御電圧904に応じてビーム方向が可変なフェーズドアレイアンテナとして動作する。
また、図10は移相量を機械的に可変な従来の可変移相器を示している。図において、1000は絶縁体、1001はマイクロストリップ接地導体、1002はマイクロストリップ線路導体、1003は可動誘電体、1004は可動誘電体アクチュエータである。
図10の可変移相器は、可動誘電体アクチュエータ1004により可動誘電体1003をマイクロストリップ線路導体1002上に出し入れすることにより、マイクロストリップ線路の伝搬特性を変化させ、よって、マイクロストリップ線路を通過する高周波電力の移相量が可変な可変移相線路として用いることができる。
従って、図9に示したアンテナにおいて、図8に示した移相線路802部に代えて図10に示す移相線路を用いることにより、機械的に制御可能なフェーズドアレイアンテナを実現することも可能である。
特開平11−298235号公報(第4頁、第2図) 特開2000−236207号公報(第6頁−第8頁、第1図、第2図) 特開2004−023228号公報(第16頁−第17頁、第4図) 特開2002−261503号公報(第4頁、第1図)
しかしながら、前記従来のアンテナではその薄型化が難しいという課題があった。
即ち、回転モータによりアンテナ反射板を回転させる方式では、アンテナの厚み方向にアンテナを回転できる空間を確保する必要があり、その薄型化は難しかった。
さらに、前記従来の可変移相器およびアンテナでは、ビームチルトの高速化が難しいという課題があった。
つまり、回転モータによりアンテナ反射板を回転させる方式では、アンテナ反射板が周辺の空気を扇ぐ動きとなることから、空気抵抗が大きく、よってビームチルトを高速化するのは困難であった。
また、可動誘電体を出し入れする方式では、図9のように複数の移相器を同時に制御するには各移相器の可動誘電体同士を機械的に接続する枝部が必要になるが、可動誘電体を高速に動かすと強度の弱い枝部が撓んでしまって各移相器の移相量が同じにならず、よってビームの先鋭度が崩れてしまい、ビームチルトを高速化するのは困難であった。
本発明は、前記のような従来の課題を解決するためになされたもので、薄型かつビームチルトが高速な、車載レーダに用いて好適なフェーズドアレイアンテナを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本願の請求項1の発明にかかるフェーズドアレイアンテナは、互いに平行に配置された線路導体と接地導体とを有する給電回路を備えたフェーズドアレイアンテナにおいて、該接地導体は、前記線路導体上の、所要位置に位置する複数の各移相器に対応する複数の領域を覆うよう、前記各領域に対応する接地導体が一体に形成され、前記接地導体は、前記複数の移相器に対応する領域に切欠き部あるいは凹凸部を有することを特徴とするものである。
また、本願の請求項2の発明にかかるフェーズドアレイアンテナは、請求項1に記載のフェーズドアレイアンテナにおいて、前記複数の移相器の各線路導体と前記接地導体を、互いに平行な状態で相対的に移動させることにより前記複数の移相器の移相量を同時に変化させることを特徴とするものである。
また、本願の請求項3の発明にかかるフェーズドアレイアンテナは、請求項1または請求項2に記載のフェーズドアレイアンテナにおいて、前記線路導体は当該フェーズドアレイアンテナの筐体に固定され、前記接地導体は前記線路導体に対して平行に移動可能であることを特徴とするものである。
また、本願の請求項4の発明にかかるフェーズドアレイアンテナは、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のフェーズドアレイアンテナにおいて、前記線路導体の外側にアンテナ接地導体およびアンテナ導体をさらに有するとともに、前記接地導体の外側に前記接地導体を移動させる駆動機構をさらに有することを特徴とするものである。
また、本願の請求項5の発明にかかるフェーズドアレイアンテナは、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のフェーズドアレイアンテナにおいて、前記給電回路は、前記複数の移相器を有し、前記複数の移相器は、形成されるビームをそれぞれ右側,左側にチルトするための右側,および左側チルト用移相器からなり、前記線路導体と前記接地導体との相対的移動方向の各々に応じた前記右側,左側チルト用移相器間の移相量の差が互いに逆極性となるよう、前記接地導体上の切欠き部あるいは凹凸部が配置されていることを特徴とするものである。
また、本願の請求項6の発明にかかるフェーズドアレイアンテナは、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のフェーズドアレイアンテナにおいて、前記接地導体を移動させる方向と、移相制御される前記アンテナ導体からなる放射素子アレイの配置方向とが互いに平行であることを特徴とするものである。
本発明によれば、薄型でビームチルトが高速な、車載レーダに用いて好適な、フェーズドアレイアンテナを実現することができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナの構成図であり、図1(a)はその平面図、図1(b)は図1(a)における切断線A−B−C−D−E−Fと切断線G−Fにてフェーズドアレイアンテナを切断した様子を示す正面方向の断面図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナは、サスペンデッド型(別称:インバーテッド型)マイクロストリップ構造による給電回路層100と、マイクロストリップ構造による放射素子層101とが積層された多層平面アンテナ構造となっている。
さらに、図1に示すように、前記サスペンデッド型マイクロストリップ構造による給電回路層100は、サスペンド誘電体102、線路導体103、空気層104、接地導体105から構成されている。
また、前記マイクロストリップ構造による放射素子層101は、放射素子導体106、誘電体107、接地導体108から構成されており、給電回路層100のサスペンド誘電体102と放射素子層101の接地導体108とが互いに貼り合せられた構造となっている。
ここで、給電回路層100とその接地導体105とは、給電回路109全体において一体的に、即ち同一の給電回路層100および接地導体105により構成されている。
また、給電回路109において、給電線路110、90度ハイブリッドカプラ111、および移相線路112は、線路導体103上に設けられ、切欠き部113は接地導体105に設けられている。
また、給電回路層100における、給電線路110と放射素子層101の放射素子導体106とは、放射素子層101の接地導体108に設けた結合窓114を介して互いに電磁気的に結合されている。
また、図1に示すように、給電回路層100の接地導体105は接続部115によりマグネットロッド116に接続され、さらにマグネットロッド116はアンテナ筐体117上に固定されたボイスコイル118内に挿入されており、マグネットロッド116とボイスコイル118とによりボイスコイルリニアモータ119が構成されている。
そして、給電回路層100の線路導体103はサスペンド誘電体102を介してアンテナ筐体117に固定され、接地導体105はボイスコイルリニアモータ(駆動機構)119により、線路導体103が形成されたサスペンド誘電体102の表面に対して平行な平面内で移動するように構成されている。従って、線路導体103と接地導体105とは互いに平行な状態かつ相対的に移動可能である。
尚、120は接地導体105を線路導体103との距離を一定に保持しながら可動させるベアリングボール、121はレーダ回路、122は給電線路110の一部をジグザグ形状として形成した位相調整部である。
図1のように構成された本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナの動作について以下に説明する。
図2は本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナの等価回路を示す図であり、各等価回路要素を図1の構成図に対応させた配置にて示している。即ち、図2(a)はその平面図、図2(b)はその正面図である。
図2(a)の平面図において、201は主ビームをフェーズドアレイアンテナの正面より右側にチルトするための右側チルト用移相器、202は主ビームをフェーズドアレイアンテナの正面より左側にチルトするための左側チルト用移相器であり、これらは同数(図2(a)の例では3個ずつ)設けられている。また、203〜205はアンテナ素子、206は入力端子、207は位相調整部、208はレーダ回路である。
今、図2において、右側チルト用移相器201の移相量をΦR(ΦR>0で、位相が遅れる方向を+にとる)、左側チルト用移相器202の移相量をΦL(ΦL>0で、位相が遅れる方向を+にとる)とすると、入力端子206からアンテナ素子203までの移相量は2ΦR、入力端子206からアンテナ素子204までの移相量はΦR+ΦL、入力端子206からアンテナ素子205までの移相量は2ΦLとなり、隣り合うアンテナ素子間の位相差は、
アンテナ素子203,204間では、(2ΦR)−(ΦR+ΦL)=ΦR−ΦL
アンテナ素子204,205間では、(ΦR+ΦL)−(2ΦL)=ΦR−ΦL
というように、全てΦR−ΦLとなる。
よって、図2(b)に示すように、このアンテナは、各アンテナ素子203〜205から放射された高周波電力に、給電回路内の素子間の位相差ΦR−ΦLに相当する空間中での遅れ量ΦR−ΦLを加えた結果が、互いに同位相となる角度方向θに主ビームを有するフェーズドアレイアンテナとして動作する。
また、図3は本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナの移相器部を拡大して示す図であり、図1および図2に示した領域Mを抜き出して示したものである。
図3(a)は、接地導体の位置をXとすると、接地導体がX=0の位置にある状態(接地導体が移動していない状態)を示す図、図3(b)は接地導体がX<0の位置にある状態(接地導体が図中左側に移動した状態)を示す図、図3(c)は接地導体がX>0の位置にある状態(接地導体が図中右側に移動した状態)を示す図である。
図3において、300はサスペンデッド型マイクロストリップ構造による給電回路層、301はサスペンド誘電体、302は接地導体である。また、303は接地導体がX=0の位置にある状態、304はX<0の位置にある状態、305は接地導体がX>0の位置にある状態を示す。
尚、図3(a),(b),(c)における下側の断面図は、それぞれ上側の平面図を切断線G−Fで切断した様子を示している。
また、図3において、306は右側チルト用移相器、307は左側チルト用移相器、308は右側チルト用移相器の移相線路、309は左側チルト用移相器の移相線路、310は右側チルト用移相器入力端子、311は右側チルト用移相器出力端子、312は左側チルト用移相器入力端子、313は左側チルト用移相器出力端子、314は切欠き部である。
尚、切欠き部314は円形としており、切欠き部314の配置は、接地導体がX=0の位置にある状態303のときに、右側チルト用移相器の移相線路308では切欠き部314が移相線路の左側に、左側チルト用移相器の移相線路309では切欠き部314が移相線路の右側にそれぞれ位置するように、その位置および間隔が決定されている。
さらに、図3(a),(b),(c)の上側の平面図には、右側チルト用移相器の移相線路308上を流れる高周波電流に対する接地導体302上を流れる高周波電流315、および、左側チルト用移相器の移相線路309上を流れる高周波電流に対する接地導体302上を流れる高周波電流316、の形状を描いている。
以下、図3および図2を用いて、サスペンド誘電体301に対して接地導体302が、X=0の位置にある状態、X<0の位置にある状態、X>0の位置にある状態、の各状態における、右側チルト用移相器306および左側チルト用移相器307の動作について説明する。
まず、図3(a)に示される、サスペンド誘電体301に対して接地導体302がX=0の位置にある状態(303)では、右側チルト用移相器306および左側チルト用移相器307において、移相線路308と309に対する接地導体302に設けられた切欠き部314は移相線路308,309とは互いに重ならない領域に位置する為、接地導体302上を流れる高周波電流315と316は、ともに直線的な形状で流れている。
つまり、右側チルト用移相器の移相線路308に対する接地導体302上を流れる高周波電流315と、左側チルト用移相器の移相線路309に対する接地導体302上を流れる高周波電流316とが流れる経路長は等しく、よって右側チルト用移相器入力端子310から右側チルト用移相器出力端子311へ通過する高周波電流の位相ΦRと、左側チルト用移相器入力端子312から左側チルト用移相器出力端子313へ通過する高周波電流の位相ΦLとは同じになる。
つまり、図2において、ΦR−ΦL=0となるので、主ビームの角度方向θは90度、即ち、主ビームは正面方向となる。
次に、図3(b)に示される、サスペンド誘電体301に対して接地導体302がX<0の位置にある状態(304)では、右側チルト用移相器306においては移相線路308に対する接地導体302上に設けられた切欠き部314が移相線路308とは重ならない領域に位置するので、接地導体302上を流れる高周波電流315は直線的形状で流れているが、左側チルト用移相器307においては移相線路309に対する接地導体302に設けられた切欠き部314が移相線路309と重なる領域に位置するので、接地導体302上を流れる高周波電流316は切欠き部314を迂回するような形状で流れている。
つまり、右側チルト用移相器の移相線路308に対する接地導体302上を流れる高周波電流315に較べて、左側チルト用移相器の移相線路309に対する接地導体302上を流れる高周波電流316の方が、その流れる経路長が長くなり、よって右側チルト用移相器入力端子310から右側チルト用移相器出力端子311へ通過する高周波電流の位相ΦRよりも、左側チルト用移相器入力端子312から左側チルト用移相器出力端子313へ通過する高周波電流の位相ΦLの方が大きくなる(位相遅れが増大する)。
つまり、図2においてΦR−ΦL<0となるので、主ビームの角度方向θは90度よりも大きく、主ビームは左側方向へチルトする。
また、図3(c)に示される、サスペンド誘電体301に対して接地導体302がX>の位置にある状態(305)では、右側チルト用移相器306においては移相線路308に対する接地導体302上に設けられた切欠き部314が移相線路308と互いに重なる領域に位置するので、接地導体302上を流れる高周波電流315は切欠き部314を迂回するような形状で流れているが、左側チルト用移相器307においては移相線路309に対する接地導体302に設けられた切欠き部314が移相線路309とは互いに重ならない領域に位置するので、接地導体302上を流れる高周波電流316は直線的形状で流れている。
つまり、右側チルト用移相器の移相線路308に対する接地導体302上を流れる高周波電流315に較べて、左側チルト用移相器の移相線路309に対する接地導体302上を流れる高周波電流316の方が流れる経路長が短くなり、よって右側チルト用移相器入力端子310から右側チルト用移相器出力端子311へ通過する高周波電流の位相ΦRよりも、左側チルト用移相器入力端子312から左側チルト用移相器出力端子313へ通過する高周波電流の位相ΦLの方が小さくなる(位相遅れが減少する)。
つまり、図2においてΦR−ΦL>0となるので、主ビームの角度方向θは90度よりも小さく、主ビームは右側方向へチルトする。
ここで、接地導体の位置Xと各位相器を通過する高周波電流の位相の関係とを図4に示す。
以上のように、本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナにおいては、図1に示すように、互いに平行に配置された線路導体103と接地導体105とからなる給電回路100を有し、給電回路全体の接地導体105を一体的に、即ち同一の接地導体105により各移相線路112の領域を覆うように形成するとともに、線路導体103上に設けた移相線路112の領域の接地導体105に切欠き部を設け、線路導体103と接地導体105とを互いに平行に動かすことにより、複数の移相線路の移相量を同時に変化させる構成となっている。
さらに、線路導体103は、サスペンド誘電体102を介して筐体117に固定し、接地導体105を線路導体103に対して互いに平行に動かす構成となっている。
また、線路導体103の外側に設けたアンテナ接地導体108およびアンテナ導体106と、接地導体105の外側に設けた接地導体105を動かす駆動機構119とを有する構成となっている。
さらに、給電回路109はそれぞれ移相線路112を有する複数の右側チルト用移相器および複数の左側チルト用移相器を備え、線路導体103と接地導体105とを互いに平行に動かしたとき、その動かす方向により右側チルト用移相器とチルト用移相器との移相量の差が互いに逆極性となるよう、接地導体105の切欠き部113を配置した構成となっている。
そして、上記の構成により、本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナでは、従来の先鋭なアンテナビームを形成するアンテナ反射板を回転モータにて回転させる方式がアンテナを回転させる為のアンテナ厚み方向の空間を確保する必要があるのに較べて、アンテナを回転させる為のアンテナ厚み方向の空間を確保する必要が無いので、薄型なフェーズドアレイアンテナを構成することが可能となっている。
さらに、本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナでは、従来の先鋭なアンテナビームを形成するアンテナ反射板を回転モータにて回転させる方式がアンテナを回転させる時に周囲の空気を扇ぐことになり空気抵抗が大きく高速なビームチルトに限界があるのに較べて、接地導体は空気を扇がない方向に移動させるよう構成されているので、高速なビームチルトが可能となっている。
このように、本実施の形態1によるフェーズドアレイアンテナによれば、アンテナ導体の裏面側に線路導体を形成し、線路導体の裏面側に、給電回路に含まれる各移相器を構成する接地導体を一体的に、即ち同一の接地導体が各移相器間で共用されるように、形成するとともに、この一体的に形成した接地導体を線路導体に対して移動させることで、移相器の移相量を変化させ、ビームチルトを行うようにしたので、フェーズドアレイアンテナを平面状の薄型のものとして形成できるとともに、接地導体を移動させる際空気を扇ぐことなく高速に移動できるため、ビームチルトの高速化が可能であり、しかも各移相器に対して設けられる接地導体が一体的に形成されているので、接地導体の強度が確保され、各移相器ごとに同じ移相量とすることが可能なため、先鋭なビームを形成できる。
なお、上記実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナでは、接地導体302に切欠き部314を設けることにより、右側チルト用移相器の移相線路308に対する接地導体302上を流れる高周波電流315が流れる経路長と、左側チルト用移相器の移相線路309に対する接地導体302上を流れる高周波電流316が流れる経路長とを異ならせているが、図5に示すように、接地導体302上に凹凸部500を設けても、接地導体302をX方向に動かすことにより移相線路501および接地導体302の互いの導体間の距離を変化させることが可能であり、よって電流経路長を異ならせることが可能である。
また、上記実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナでは、説明を簡素化するため移相制御される放射素子アレイ数が3つで、各放射素子は1つのアンテナパッチを有する場合を示したが、特にこの数に限定されるものではない。
さらに、上記実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナでは、切欠き部314が円形な場合を示したが、三角形や四角形としても良く、特に円形に限定されるものではなく、また凹凸部500も凹形状な場合を示したが、右側チルト用移相器の移相線路に対する接地導体上を流れる高周波電流が流れる経路長と、左側チルト用移相器の移相線路に対する接地導体上を流れる高周波電流が流れる経路長とを異ならせるものであれば凸形状であっても良く、さらに凹凸部の頂上形状も円形や三角形や四角形等、任意の形状であっても良いことは言うまでもない。
さらに、上記実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナでは、接地導体105が金属板である場合を示したが、樹脂等の表面に金属をメッキしたものでも良いことは言うまでもない。
さらに、上記実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナでは、線路導体103と接地導体105との間には空気層104しか存在しない場合を示したが、線路導体103を表面保護する絶縁体等を入れても良いことは言うまでもない。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。この実施の形態2は、実施の形態1に示したフェーズドアレイアンテナを車載レーダに適用したものである。
図6は本発明の実施の形態2によるフェーズドアレイアンテナの構成図である。
図6において、600は車載レーダ、601は車載レーダ600を搭載した車両、602は車載レーダのアンテナ本体、603は本発明の実施の形態1に示したものと同様のフェーズドアレイアンテナ、604は移相制御される放射素子アレイ、605は移相制御されない放射素子アレイ、608はボイスコイルリニアモータである。
尚、図6ではフェーズドアレイアンテナ603の中央部が透視されて、給電回路の接地導体が接続されたボイスコイルリニアモータが見えている状態を示している。
また、実施の形態1ではフェーズドアレイアンテナ603を、移相制御される放射素子アレイ数が3つ、移相制御されない放射素子アレイ数が1つとしていたが、本実施の形態2における車載レーダでは、より先鋭なビームが必要とされることから、移相制御される放射素子アレイ数が8つ、移相制御されない放射素子アレイ数が7つに増加した場合を示している。
また、図6において、607は走行時の車両の主な振動方向、606は移相制御される放射素子アレイの配置方向、609は移相制御されない放射素子アレイの配置方向、610は給電回路の接地導体の移動方向である。
一般に、図6に示すように、車載レーダ600は、前方の障害物が地面に平行な面内でどの方向にあるかを検出するために、アンテナが地面に平行な面内でビームチルト(スキャン)する向きとなるように、車両601の前面に搭載されて使用される。
つまり、フェーズドアレイアンテナ603を車載レーダ600に用いる場合には、移相制御される放射素子アレイ604は地面に平行な方向に配置される必要がある。
ここで、車載レーダが搭載された車両601が走行する場合、車両の主な振動原因は地面の凹凸によることから、走行時の車両の主な振動方向は図6に示すような矢印607の方向となる。
一方、フェーズドアレイアンテナ603を車載レーダに使用するには、前方障害物の方向を正確に検知する為にビームチルトの角度制御はできるだけ高精度であることが要求される。
しかし、実施の形態1に示したフェーズドアレイアンテナ603では、ビームチルトの角度制御は給電回路の接地導体が接続されたボイスコイルリニアモータにより行っているので、高精度な制御を行うためには、最も精度に影響を与える要因である外部振動が接地導体の動きに伝わらないようにする必要がある。
よって、本実施の形態2によるフェーズドアレイアンテナでは、図6に示すように、ボイスコイルリニアモータ608による接地導体を動かす方向610と移相制御される放射素子アレイの配置方向606とが互いに平行となるように構成している。
これによって、車載レーダが要求する移相制御される放射素子アレイの配置方向とフェーズドアレイアンテナの移相制御される放射素子アレイの配置方向とを合わせた場合に、接地導体を動かす方向610と走行時の車両の主な振動方向607とが垂直となり、車両の縦振動によるビーム制御の影響が少なく、ビームチルト角度の高精度な制御が可能となる。
このように、本発明の実施の形態2によるフェーズドアレイアンテナによれば、接地導体を動かす方向610と移相制御される放射素子アレイの配置方向606とを平行とすることにより、車載レーダが要求する移相制御される放射素子アレイの配置方向とフェーズドアレイアンテナの移相制御される放射素子アレイの配置方向とを合わせた場合に、接地導体を動かす方向610と走行時の車両の主な振動方向607とが垂直となり、よってビームチルト角度の高精度な制御が可能な、車載レーダに好適なフェーズドアレイアンテナを実現することが可能となる。
以上のように、本発明は、薄型でビームチルトが高速な、さらに車両の走行時にも高精度なビームチルト角度制御が可能なフェーズドアレイアンテナを実現できるという特長を有し、特に車載レーダに用いて有用であるとともに、衛星通信用アンテナ等に用いても有用である。
(a)は、本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナの構成を示す平面図、(b)は、本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナの構成を示す正面方向の断面図 (a)は、本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナの等価回路を示す平面図、(b)は、本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナの等価回路を示す正面図 (a)は、本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナの移相器部において、接地導体がX=0の位置にある状態を拡大して示す図、(b)は、本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナの移相器部において、接地導体がX<0の位置にある状態を拡大して示す図、(c)は、本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナの移相器部において、接地導体がX>0の位置にある状態を拡大して示す図 接地導体の位置Xと各位相器を通過する高周波電流の位相の関係を示す図 本発明の実施の形態1におけるフェーズドアレイアンテナの他の構成図 本発明の実施の形態2におけるフェーズドアレイアンテナの構成図 従来の回転モータを用いてビームチルトさせるアンテナの構成図 従来の電気的に移相量の可変な可変移相器の構成図 従来の可変移相器を用いたフェーズドアレイアンテナの構成図 従来の機械的に移相量の可変な可変移相器の構成図
符号の説明
100 給電回路層
101 放射素子層
102 サスペンド誘電体
103 線路導体
104 空気層
105 接地導体
106 放射素子導体
107 誘電体
108 接地導体
109 給電回路
110 給電線路
111 90度ハイブリッドカプラ
112 移相線路
113 切欠き部
114 結合窓
115 接続部
116 マグネットロッド
117 アンテナ筐体
118 ボイスコイル
119 ボイスコイルリニアモータ
120 ベアリングボール
121 レーダ回路
122 位相調整部
201 右側チルト用移相器
202 左側チルト用移相器
203〜205 アンテナ素子
206 入力端子
207 位相調整部
208 レーダ回路
300 サスペンデッド型マイクロストリップ構造による給電回路層
301 サスペンド誘電体
302 接地導体
303 接地導体がX=0の位置にある状態
304 接地導体がX<0の位置にある状態
305 接地導体がX>0の位置にある状態
306 右側チルト用移相器
307 左側チルト用移相器
308 右側チルト用移相器の移相線路
309 左側チルト用移相器の移相線路
310 右側チルト用移相器入力端子
311 右側チルト用移相器出力端子
312 左側チルト用移相器入力端子
313 左側チルト用移相器出力端子
314 切欠き部
315 右側チルト用移相線路上を流れる高周波電流に対する接地導体上電流
316 左側チルト用移相線路上を流れる高周波電流に対する接地導体上電流
500 凹凸部
501 移相線路
600 車載レーダ
601 車載レーダが搭載された車両
602 車載レーダのアンテナ本体
603 実施の形態1と同様のフェーズドアレイアンテナ
604 移相制御される放射素子アレイ
605 移相制御されない放射素子アレイ
606 移相制御される放射素子アレイの配置方向
607 走行時の車両の主な振動方向
608 ボイスコイルリニアモータ
609 移相制御されない放射素子アレイの配置方向
610 給電回路の接地導体の移動方向
701 回転モータ
702 アンテナ一次放射器
703 アンテナ反射板
704 電波レンズ
801 90度ハイブリッドカプラ
802 移相線路
803 誘電体
804 印加電界により誘電率を変化させられる可変誘電率誘電体
901 右側チルト用移相器
902 左側チルト用移相器
903 右側チルト用制御電圧
904 左側チルト用制御電圧
905〜907 アンテナ素子
908 入力端子
900 位相調整部
1000 絶縁体
1001 マイクロストリップ接地導体
1002 マイクロストリップ線路導体
1003 可動誘電体
1004 可動誘電体アクチュエータ

Claims (6)

  1. 互いに平行に配置された線路導体と接地導体とを有する給電回路を備えたフェーズドアレイアンテナにおいて、
    該接地導体は、前記線路導体上の、所要位置に位置する複数の各移相器に対応する複数の領域を覆うよう、前記各領域に対応する接地導体が一体に形成され、
    前記接地導体は、前記複数の移相器に対応する領域に切欠き部あるいは凹凸部を有する、
    ことを特徴とするフェーズドアレイアンテナ。
  2. 請求項1に記載のフェーズドアレイアンテナにおいて、
    前記複数の移相器の各線路導体と前記接地導体を、互いに平行な状態で相対的に移動させることにより前記複数の移相器の移相量を同時に変化させる、
    ことを特徴とするフェーズドアレイアンテナ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のフェーズドアレイアンテナにおいて、
    前記線路導体は当該フェーズドアレイアンテナの筐体に固定され、
    前記接地導体は前記線路導体に対して平行に移動可能である、
    ことを特徴とするフェーズドアレイアンテナ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のフェーズドアレイアンテナにおいて、
    前記線路導体の外側にアンテナ接地導体およびアンテナ導体をさらに有するとともに、
    前記接地導体の外側に前記接地導体を移動させる駆動機構をさらに有する、
    ことを特徴とするフェーズドアレイアンテナ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のフェーズドアレイアンテナにおいて、
    前記給電回路は、前記複数の移相器を有し、
    該複数の移相器は、形成されるビームをそれぞれ右側,左側にチルトするための右側,および左側チルト用移相器からなり、
    前記線路導体と前記接地導体との相対的移動方向の各々に応じた前記右側,左側チルト用移相器間の移相量の差が互いに逆極性となるよう、前記接地導体上の切欠き部あるいは凹凸部が配置されている、
    ことを特徴とするフェーズドアレイアンテナ。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のフェーズドアレイアンテナにおいて、
    前記接地導体を移動させる方向と、移相制御される前記アンテナ導体からなる放射素子アレイの配置方向とが互いに平行である、
    ことを特徴とするフェーズドアレイアンテナ。
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