JP2007294777A - フラックス転写装置 - Google Patents

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秀樹 土屋
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昭夫 渡邉
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Abstract

【課題】作業者がフラックス貯溜部のフラックスの残量を絶えず監視することなく、残量が一定量以下となった場合には、自動的に補給すること。
【解決手段】回転ディスク40上のフラックスFが少なくなって、発光部から光が照射されてフラックスFにより反射されて回帰した光を受光部が受光した光の量が第1の所定量以下となったことを残量検出センサ58が検出すると、CPUは加圧供給源に連通する開閉バルブを開くように制御する。従って、開閉バルブが開くと、供給された圧縮空気によりフロートを介してシリンジ内のフラックスを加圧し、フラックスがホース及び供給パイプを通じて、回転ディスク40上に補給される。そして、このフラックスの供給量が増加して、受光部が受光した光の量が第2の所定量以上となったことを残量検出センサ58が検出すると、CPUは開閉バルブを閉じるように制御する。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子部品をプリント基板に半田付けする際に、電子部品の突起電極にフラックスを転写するためのフラックス転写装置に関する。詳述すれば、フラックス供給部からフラックス貯溜部に供給されたフラックスをスキージによりならし、このフラックスを吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極に転写するためのフラックス転写装置に関する。
この種のフラックス転写装置は、例えば特許文献1などに開示されている。一般にフラックス転写装置は、使用に伴ってフラックス貯溜部のフラックスが減少して来ると、作業者がネジを所定回転させてフラックス供給部から所定量のフラックスをフラックス貯溜部に供給している。
特許第3583319号公報
しかし、以上のように、作業者がフラックス貯溜部のフラックスの残量を絶えず監視するのは面倒であり、補給のタイミングが遅れる虞がり、またフラックスの残量が一定以下に減少した場合に、手作業で補給するのでは、甚だ面倒であり、ときに補給を徒過することも起こる。
そこで本発明は、作業者がフラックス貯溜部のフラックスの残量を絶えず監視することなく、残量が一定量以下となった場合には、自動的に補給する或いは報知するフラックス転写装置を提供することを目的とする。
このため第1の発明は、フラックス供給部からフラックス貯溜部に供給されたフラックスをスキージによりならし、このフラックスを吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極に転写するためのフラックス転写装置において、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量を検出する残量検出センサと、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量が所定量以下となったことを前記残量検出センサが検出した場合にその旨を報知する報知装置とを設けたことを特徴とする。
第2の発明は、フラックス供給部からフラックス貯溜部に供給されたフラックスをスキージによりならし、このフラックスを吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極に転写するためのフラックス転写装置において、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量を検出する残量検出センサと、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量が所定量以下となったことを前記残量検出センサが検出すると前記フラックス供給部からフラックスを補給するように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
第3の発明は、フラックス供給部からフラックス貯溜部に供給されたフラックスをスキージによりならし、このフラックスを吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極に転写するためのフラックス転写装置において、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量を検出する残量検出センサと、この残量検出センサが前記フラックス貯溜部のフラックスの残量が第1の所定量以下となったことを検出すると第2の所定量を検出するまで前記フラックス供給部からフラックスを補給するように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
第4の発明は、フラックス供給部からフラックス貯溜部に供給されたフラックスをスキージによりならし、このフラックスを吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極に転写するためのフラックス転写装置において、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量を検出する残量検出センサと、この残量検出センサが前記フラックス貯溜部のフラックスの残量が所定量以下となったことを検出すると前記フラックス供給部からフラックスを所定時間補給するように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
第5の発明は、フラックス供給部からフラックス貯溜部に供給されたフラックスをスキージによりならし、このフラックスを吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極に転写するためのフラックス転写装置において、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量を検出する残量検出センサと、この残量検出センサが前記フラックス貯溜部のフラックスの残量が所定量以下となったことを検出すると前記フラックス供給部からフラックスを所定量補給するように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
第6の発明は、第1乃至第5のいずれかのフラックス転写装置に係る発明において、前記残量検出センサとして、照射した光の回帰量を検出する光ファイバーセンサを使用することを特徴とする。
第7の発明は、フラックス供給部からフラックス貯溜部に供給されたフラックスをスキージによりならし、このフラックスを吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極に転写するためのフラックス転写装置において、前記吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極への転写回数を計数するカウンタと、このカウンタが所定回数を計数した場合に前記フラックス供給部からフラックスを所定量補給するように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
本発明は、作業者がフラックス貯溜部のフラックスの残量を絶えず監視することなく、残量が一定量以下となった場合には、自動的に補給する或いは報知するフラックス転写装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態に係るフラックス転写装置を電子部品装着装置に適用した例について図面を参照しながら説明する。図1は電子部品装着装置の平面図であり、図2及び図3は前記電子部品装着装置に搭載されるフラックス転写装置の側面図及び平面図である。
図1において、電子部品装着装置1の基台2上にAビーム3及びBビーム4のY方向への移動を案内する一対のレール5が配置されている。前記Aビーム3及びBビーム4はX方向に長く、この長手方向に沿って装着ヘッド7、8がX軸モータ13、15によりそれぞれ移動可能に配設されている。従って、前記装着ヘッド7、8は、XY方向に移動可能になされている。
また、A側のY軸モータ10により回動されるボールネジ軸11がAビーム3に固定された図示しないナットに螺合しており、このAビーム3はボールネジ軸11の回動によりレール5に沿って移動可能である。Bビーム4は同様な構造のボールネジ軸12がB側のY軸モータ14により回動されることで、レール5に沿って移動する。
更に、前記基台2の図1における上下位置には、それぞれ部品供給台6が形成され、この部品供給台6上には種々の電子部品を供給する部品供給装置16が着脱可能に搭載されている。尚、部品供給装置16には、いわゆるテープ供給方式の部品供給装置や、スティック供給方式の部品供給装置や、トレイ供給方式の部品供給装置等がある。また、30は前記部品供給台6上に着脱可能に搭載されるフラックス転写装置で、詳しくは後述するが、ある部品供給装置16から取出された突起電極(半田バンプ)を有する電子部品、例えばBGA(Ball Grid Array)等に対して、その突起電極にフラックスを転写するものである。
そして、前記装着ヘッド7、8は、各部品供給装置16から真空吸着により取り出した電子部品をプリント基板18の所望の位置に搬送して実装するものである。また、前記プリント基板18は、基台2上に設置された搬送コンベア20により搬送され、所定の作業ステージ位置で図示しない固定機構により位置決め固定される。
更に、前記部品供給装置16から装着ヘッド7、8の吸着ノズル24により取り出された電子部品は部品認識カメラ21により、その吸着ノズル24に対する吸着位置ずれ状況、部品落下状況、更には後述するフラックス転写状況等が撮像され認識処理装置19により認識処理される。
また、前記基台2にはノズルストッカ22が設置されており、前記装着ヘッド7、8に交換可能に取り付けられる複数の吸着ノズル24が用意されている。
以下、前記フラックス転写装置30について説明する。図2及び図3において、フラックス転写装置30の基台31上には、大きく分けてフラックス供給部32と、フラックス貯溜部33とが搭載されている。
前記フラックス供給部32は、前記基台31に支持台34を介して固定されたシリンジ35内にフラックスFを貯蔵し、加圧供給源(図示せず)に連通する開閉バルブ36が開くと、供給された圧縮空気によりフロート39を介してフラックスを加圧し、フラックスがホース37及びこれに接続された先端に下方に向けた吐出口を備えた供給パイプ38を通じて、前記フラックス貯溜部33に供給される。
前記フラックス貯溜部33は、基台31に回転可能に設けられて前記フラックス供給部32から供給されたフラックスFを貯溜してフラックスFが外側に排出(流出)されないようにするための外縁41を備えた円盤状の回転ディスク40を有し、この回転ディスク40の基軸体46は駆動モータ42の出力軸の回動がプーリ43、ベルト44、プーリ45を介して伝えられてベアリング47を介して一定方向に回転させられる。前記外縁41は回転ディスク40の平面部よりも高く形成され、フラックスFが回転ディスク40の回転に伴って後述のスキージ50にならされる際に外側に排出(流出)されないようにするために形成される。
また、50は表面をテフロン(登録商標)コーティングした合成樹脂製のスキージで、前記回転ディスク40上に塗布されたフラックスFをならして所定塗布厚に調整するためのもので、対向する垂直片50Y1、50Y2と、該垂直片50Y1、50Y2とを連結する対向する水平片50X1、50X2とから構成され、一方の垂直片50Y1に固定された支持体51に固定されたスライダ52が案内レール53に沿って昇降可能である。
即ち、フラックスをならして所定塗布厚に調整するために、作業者がマイクロゲージ55を目盛を見ながら回動させるとネジ軸56が回動し、前記スライダ52と一体化されたナット体57がスライダ52と共に昇降することとなり、前記スキージ50が昇降することとなる。
次に、前記スキージ50について詳述すると、他方の前記垂直片50Y2は略45度に傾斜した第1垂直片50Y3と、この第1垂直片50Y3の後端面の延長線との成す角度が135度の第2垂直片50Y4とを備え、平面視して前記供給パイプ38の吐出口は両水平片50X1、50X2及び両垂直片50Y1、50Y2とで囲まれた領域内の回転ディスク40の中心と該回転ディスク40と一体に形成された外縁41との中間位置に配設される。
なお、前記回転ディスク40上の前記フラックスFを前記スキージ50がならせるように、概ねスキージ50の回転ディスク40の上方に位置する部位は厚く、回転ディスク40の外方に位置する部位は段差50Cが形成されて薄く作製されている。
また、前記スキージ50の第1垂直片50Y3の下端部に前記フラックスFを一定厚さにするために前記回転ディスク40と平行な平面部50Hを形成し、回転ディスク40の回転に伴って前記フラックスFを矢印の方向にローリングし易くするためにフラックスFに面する側には前記平面部50Hに向けて薄肉となるように傾斜面50K1を形成すると共にこれとは反対側にすくい角θ(平面部50Hとの間で成す角度が、例えば40度程度)を形成する傾斜面50K2を形成する。従って、概ねスキージ50上部は厚く、下部に向かって徐々に薄くなるように形成される。
このようにスキージ50の下部に上述したようにすくい角θを形成する傾斜面K2を形成することにより、スキージ50にならされた後のフラックスFがスキージ50の方向に巻き込まれないようにして引き上がることを防止して、フラックスFを一定の厚さに形成する。
図5及び図6において、58は前記スキージ50の垂直片50Y1に固定された残量検出センサで、前記フラックス貯溜部33のフラックスFの残量を検出する。この残量検出センサ58は、ときに液面検出センサとして使用される、例えば照射した光の回帰量を検出する光ファイバーセンサで構成する。詳述すると、この残量検出センサ58は、発光部から光が照射されてフラックスFやスキージ50により反射されて回帰した光を受光部が受光し、その受光した光の量を検出する。
次に、図7の制御ブロック図に基づいて、以下説明する。60は本装着装置1を統括制御する制御部としてのCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)で、該CPU60にはバスラインを介して、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)62及びROM(リ−ド・オンリー・メモリ)63が接続されている。そして、CPU60は前記RAM62に記憶されたデータに基づいて、前記ROM63に格納されたプログラムに従い、電子部品装着装置1の部品装着動作に係る動作を統括制御する。即ち、CPU60は、インターフェース64及び駆動回路65を介して装着ヘッド7、8をX方向に移動させるX軸モータ13、15、前記Aビーム3、Bビーム4をY方向に移動させるY軸モータ10、14、吸着ノズル24を昇降させる上下軸モータ66、吸着ノズル24を回転させるθ軸モータ67、回転ディスク40を回転させる駆動モータ42などの駆動を制御している。
前記RAM62には、部品装着に係る装着データが記憶されており、その装着順序毎(ステップ番号毎)に、プリント基板内でのX座標、Y座標及び角度情報や、各部品供給ユニット3の配置番号情報等が記憶されている。また、前記RAM62には、前記各部品供給装置16の配置番号に対応した各電子部品の種類(部品ID)に関する部品配置データが記憶されている。更には、各電子部品(部品ID)毎に種別、X方向のサイズ、Y方向のサイズ、厚さ方向のサイズ等から構成される部品ライブラリデータも格納されている。
19はインターフェース64を介して前記CPU60に接続される認識処理装置で、部品認識カメラ21により撮像して取込まれた画像の認識処理を行なう。尚、前記部品認識カメラ21より撮像された画像は表示装置としてのモニタ68に表示される。そして、前記モニタ68には種々のタッチパネルスイッチ69が設けられ、作業者がタッチパネルスイッチ69を操作することにより、電子部品装着に係る種々の設定を行うことができる。
次に、電子部品装着装置1の電子部品取出動作及び装着動作について説明する。先ず、電子部品装着装置1の作業テーブル位置に前記プリント基板18が搬送コンベア20により搬送され、位置決め機構により位置決め固定される。続いて、CPU60が駆動回路65を介してX軸モータ13、15及びY軸モータ10、14を制御することにより、前記装着ヘッド7、8が所望の部品供給装置16の電子部品取り出し位置までXY移動して行き、そこで上下軸モータ66を制御することにより吸着ノズル24を下降させて吸着位置まで供給された電子部品を吸着して取り出す。
そして、吸着ノズル24が電子部品を吸着保持した状態で、上昇して部品認識カメラ21上方までXY移動して行き、そこで電子部品を撮像して、認識処理装置19により吸着ノズル24に対する吸着位置ずれ状況、部品落下状況が認識処理される。
そして、この認識が異常なしとされた場合には、装着ヘッド7、8は部品認識カメラ21上方から前記フラックス転写装置30のフラックス転写位置TNまで前述したように、XY移動して行き、そこでフラックスFに吸着ノズル24に吸着保持された電子部品の突起電極(半田バンプ)が浸るまで下降させる。そして、再び装着ヘッド7、8が上昇した際に、電子部品の突起電極(半田バンプ)には適量のフラックスFが転写されている。
このときには、フラックス転写装置30の回転ディスク40上に供給されたフラックスFは既に転写に適した状態に準備されている。即ち、予め、前記フラックス供給部32のシリンジ35内のフラックスはホース37及び供給パイプ38を通じて、回転ディスク40上に供給されて所定塗布厚となるようにスキージ50でならされている。
このようにして、前記回転ディスク40が1回転してスキージ50によりフラックスFが所定の塗布厚となるようにならされたら、回転を停止して、吸着ノズル24に吸着保持された電子部品の突起電極(半田バンプ)へのフラックス転写に備える。そして、フラックス転写終了(吸着ノズル24が上昇した)後、前記回転ディスク40は回転を再開して、次のフラックス転写に備えるものである。即ち、フラックスの転写後、回転ディスク40が1回転して所定の塗布厚となるようにフラックスをならすものである。
このとき、作業者がマイクロゲージ55を目盛を見ながら回動させて、前記スキージ50を昇降させて、回転ディスク40上のフラックスFが所定塗布厚となるようにスキージ50の高さ調整がされているので(図2から図4の状態)、駆動モータ42が駆動すると、その出力軸の回動がプーリ43、ベルト44、プーリ45を介して基軸体46に伝えられ、ベアリング47を介して基軸体46及び回転ディスク40が時計方向に回転し、回転ディスク40上のフラックスFは回転しながら所定塗布厚となるようにスキージ50でならされることとなる。
続いて、吸着ノズル24がスキージ50の垂直片50Yの右外方の転写位置TNに下降して、電子部品の突起電極にフラックスFを転写した後、装着ヘッド7、8が再び部品認識カメラ21上方までXY移動して行き、そこで、部品認識カメラ21が吸着ノズル24に吸着保持された電子部品を撮像し、この撮像された画像を認識処理装置19が認識処理して、その装着ヘッド7、8の吸着ノズル24に対する電子部品の吸着位置ずれ状況、部品落下状況、そしてフラックス転写状況を認識する。
これは、フラックスFがある程度の粘性を有するものであり、転写時に電子部品の吸着位置がずれたり、電子部品を回転ディスク40上に置いてきたり、更にはフラックス転写が多過ぎたり、少な過ぎたりとかいった不具合を認識するためである。
そして、認識異常がない場合には、前記装着ヘッド7、8がプリント基板18の所望の電極パッド上までXY移動し、そこで下降して電極パッド上に電子部品(の突起電極)を実装させる。以下、上記作業が繰り返された後、半田をリフローすることで、プリント基板18上に各電子部品が固定される。
以上のように、部品供給装置16からの電子部品の取出、電子部品の突起電極へのフラックスFの転写、プリント基板18への電子部品の装着を繰り返すこととなる。そして、フラックス転写装置30の使用により回転ディスク40上に図6に示したように溜まっているフラックスFの残量が少なくなって、スキージ50の傾斜面50K1が現れてきて、残量検出センサ58の発光部から光が照射されて黒色系のスキージ50(フラックスFの一部含む)により反射されて回帰した光を受光部が受光した光の量(回帰量)が第1の所定量以下となったことを残量検出センサ58が検出すると、CPU60は加圧供給源に連通する開閉バルブ36を開くように制御する。
従って、前記開閉バルブ36が開くと、供給された圧縮空気によりフロート39を介してシリンジ35内のフラックスを加圧し、フラックスがホース37及びこれに接続された供給パイプ38を通じて、回転している前記回転ディスク40上に補給される。そして、回転ディスク40上のフラックスの量が増加して、残量検出センサ58の受光部が受光した光の量(回帰量)が第2の所定量以上となったことを残量検出センサ58が検出すると、CPU60は開閉バルブ36を閉じるように制御する。なお、前記スキージ50は黒色系で、フラックスFは白色系であり、残量検出センサ58から発せられる光の反射率が異なるので、フラックスFの残量が第1の所定量より多くある場合のフラックスからの反射光の受光量とフラックスFの残量が第1の所定量以下となった場合のスキージ50からの反射光の受光量とが異なるので、フラックスFの残量が検出できることとなる。
このようにして、回転ディスク40上にはフラックスが適切量存在するように、自動的に制御されることとなり、作業者がフラックス貯溜部33のフラックスの残量を絶えず監視する必要はない。
また、前述したように、第2の所定量以上となったことを残量検出センサ58が検出すると、CPU60は開閉バルブ36を閉じるように制御したが、これに限らず、受光部が受光した光の量(回帰量)が第1の所定量以下となったことを残量検出センサ58が検出したときに、CPU60が開閉バルブ36を開くように制御すると共にタイマー70に計時を開始させるように制御し、所定時間経過を計時すると開閉バルブ36を閉じるように制御してもよい。
以上のように、残量検出センサ58や、残量検出センサ58及びタイマー70からの出力に基づいて、CPU60は前記フラックス供給部32からフラックスを回転ディスク40上に所定量補給するように制御することができる。
なお、以上の実施形態は、加圧供給源に連通する開閉バルブ36を開いて、供給された圧縮空気によりフロート39を介してシリンジ35内のフラックスを加圧し、フラックスを供給パイプ38を介して回転ディスク40上に供給する構成であるが、これに限らず、駆動モータ(図示せず)の出力軸に接続されたネジ軸を回転させて、このネジ軸が螺合するナット体(フロートでもある)を移動させることにより、このナット体でシリンジ35内のフラックスを加圧し、フラックスを供給パイプ38を介して回転ディスク40上に供給する構成としてもよい。
即ち、受光した光の量が第1の所定量以下となったことを残量検出センサ58が検出すると、CPU60は前記駆動モータを駆動するように制御して、移動するナット体でシリンジ35内のフラックスを加圧し、フラックスを供給パイプ38を介して回転ディスク40上に供給する構成としてもよい。このとき、受光した光の量が第2の所定量以上となったことを残量検出センサ58が検出すると、CPU60は前記駆動モータを非通電として停止するように制御したり、残量検出センサ58が第1の所定量を検出してからタイマー70が所定時間経過を計時したときに前記駆動モータを非通電として停止するように制御してもよい。
なお、残量検出センサ58によるフラックスの残量減少の検出に基づいてブザーの発音(聴覚での報知)又は電子部品装着装置1に設けられた表示灯の点灯や点滅等(視覚での報知)により作業者に第1の所定量以下となったことを報知するようにしてもよい。これにより、作業者は絶えず監視することなく、第1の所定量以下となったことを知ることができる。
更には、吸着ノズル24に吸着保持された電子部品の突起電極への転写回数を計数するカウンタを設けて、このカウンタが所定回数を計数した場合に前記フラックス供給部32からフラックスを所定量補給するようにCPU60が制御してもよい。即ち、カウンタが所定回数を計数した場合に、回転ディスク40上のフラックスの残量が減少してきたものとCPU60が判断し、CPU60が加圧供給源に連通する開閉バルブ36を開くように制御して、供給された圧縮空気によりフロート39を介してシリンジ35内のフラックスを加圧し、又はCPU60は駆動モータを駆動するように制御して、移動するナット体でシリンジ35内のフラックスを加圧し、フラックスを供給パイプ38を介して回転ディスク40上に供給する構成としてもよい。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
本発明フラックス転写装置が適用される電子部品装着装置の平面面図である。 スキージが上昇した状態のフラックス転写装置の側面図である。 スキージが上昇した状態のフラックス転写装置の平面図である。 スキージが下降した状態のフラックス転写装置の一部側面図である。 フラックス転写装置の一部拡大平面図である。 図5のA−A断面図である。 制御ブロック図である。
符号の説明
1 電子部品装着装置
24 吸着ノズル
30 フラックス転写装置
32 フラックス供給部
33 フラックス貯留部
35 シリンジ
36 開閉バルブ
39 フロート
40 回転ディスク
50 スキージ
58 残量検出センサ
60 CPU
70 タイマー

Claims (7)

  1. フラックス供給部からフラックス貯溜部に供給されたフラックスをスキージによりならし、このフラックスを吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極に転写するためのフラックス転写装置において、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量を検出する残量検出センサと、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量が所定量以下となったことを前記残量検出センサが検出した場合にその旨を報知する報知装置とを設けたことを特徴とするフラックス転写装置。
  2. フラックス供給部からフラックス貯溜部に供給されたフラックスをスキージによりならし、このフラックスを吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極に転写するためのフラックス転写装置において、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量を検出する残量検出センサと、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量が所定量以下となったことを前記残量検出センサが検出すると前記フラックス供給部からフラックスを補給するように制御する制御装置を設けたことを特徴とするフラックス転写装置。
  3. フラックス供給部からフラックス貯溜部に供給されたフラックスをスキージによりならし、このフラックスを吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極に転写するためのフラックス転写装置において、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量を検出する残量検出センサと、この残量検出センサが前記フラックス貯溜部のフラックスの残量が第1の所定量以下となったことを検出すると第2の所定量を検出するまで前記フラックス供給部からフラックスを補給するように制御する制御装置を設けたことを特徴とするフラックス転写装置。
  4. フラックス供給部からフラックス貯溜部に供給されたフラックスをスキージによりならし、このフラックスを吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極に転写するためのフラックス転写装置において、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量を検出する残量検出センサと、この残量検出センサが前記フラックス貯溜部のフラックスの残量が所定量以下となったことを検出すると前記フラックス供給部からフラックスを所定時間補給するように制御する制御装置を設けたことを特徴とするフラックス転写装置。
  5. フラックス供給部からフラックス貯溜部に供給されたフラックスをスキージによりならし、このフラックスを吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極に転写するためのフラックス転写装置において、前記フラックス貯溜部のフラックスの残量を検出する残量検出センサと、この残量検出センサが前記フラックス貯溜部のフラックスの残量が所定量以下となったことを検出すると前記フラックス供給部からフラックスを所定量補給するように制御する制御装置を設けたことを特徴とするフラックス転写装置。
  6. 前記残量検出センサとして、照射した光の回帰量を検出する光ファイバーセンサを使用することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のフラックス転写装置。
  7. フラックス供給部からフラックス貯溜部に供給されたフラックスをスキージによりならし、このフラックスを吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極に転写するためのフラックス転写装置において、前記吸着ノズルに吸着保持された電子部品の突起電極への転写回数を計数するカウンタと、このカウンタが所定回数を計数した場合に前記フラックス供給部からフラックスを所定量補給するように制御する制御装置を設けたことを特徴とするフラックス転写装置。

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