JPH067727A - フラックス塗布装置 - Google Patents
フラックス塗布装置Info
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- JPH067727A JPH067727A JP15285792A JP15285792A JPH067727A JP H067727 A JPH067727 A JP H067727A JP 15285792 A JP15285792 A JP 15285792A JP 15285792 A JP15285792 A JP 15285792A JP H067727 A JPH067727 A JP H067727A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フラックスノズルを搬送される基板に対して
任意の角度で固定し、基板下面から突出する電子部品の
リード線とフラックスノズルとの干渉を防止し、また基
板とフラックスノズルとの距離を調節可能として最適の
塗布条件でフラックスを基板に塗布できるようにする。 【構成】 フラックス槽の基板搬送方向に複数箇所配設
された係止部のいずれかにフラックスノズルを揺動自在
に係合させて搬送される基板とフラックスノズルとの距
離を調節可能とすると共に、該基板に対する角度も任意
に調節可能としてフラックス槽に固定するようにした構
成を特徴とする。
任意の角度で固定し、基板下面から突出する電子部品の
リード線とフラックスノズルとの干渉を防止し、また基
板とフラックスノズルとの距離を調節可能として最適の
塗布条件でフラックスを基板に塗布できるようにする。 【構成】 フラックス槽の基板搬送方向に複数箇所配設
された係止部のいずれかにフラックスノズルを揺動自在
に係合させて搬送される基板とフラックスノズルとの距
離を調節可能とすると共に、該基板に対する角度も任意
に調節可能としてフラックス槽に固定するようにした構
成を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラックス塗布装置に
係り、特にフラックスノズルの基板に対する角度を可変
として搬送される基板に直角に固定し、基板下面から突
出する電子部品のリード線との干渉を防止し、また基板
とフラックスノズルとの距離を調節可能として最適の塗
布条件で基板にフラックスを塗布できるようにしたフラ
ックス塗布装置に関する。
係り、特にフラックスノズルの基板に対する角度を可変
として搬送される基板に直角に固定し、基板下面から突
出する電子部品のリード線との干渉を防止し、また基板
とフラックスノズルとの距離を調節可能として最適の塗
布条件で基板にフラックスを塗布できるようにしたフラ
ックス塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動半田付け装置に用いられるフラ
ックス塗布装置としては、種々のものが実用に供されて
いるが、大別してフラックス発泡管に空気を吹き込んで
フラックス糟内のフラックスを発泡させてフラックスノ
ズルから噴射する発泡方式のものと、特に基板に対して
フラックスを薄く塗布するために用いられるスプレー方
式のものとがある。
ックス塗布装置としては、種々のものが実用に供されて
いるが、大別してフラックス発泡管に空気を吹き込んで
フラックス糟内のフラックスを発泡させてフラックスノ
ズルから噴射する発泡方式のものと、特に基板に対して
フラックスを薄く塗布するために用いられるスプレー方
式のものとがある。
【0003】しかしスプレー方式のものにあっては、フ
ラックスを発泡させることなく、液状のまま塗装などで
用いられるノズルから噴射して基板にフラックスを塗布
するようになっているので、フラックスを薄く基板に塗
布できる点で有利ではあるが、フラックスが基板の周囲
や自動半田付け装置の各部に飛散して該各部を汚染し、
自動半田付け装置のメンテナンスが非常に大変であり、
また気化した希釈剤のイソプロピルアルコール等が空気
中を浮遊することになるため、火災を引き起こすおそれ
も大きいという欠点があった。
ラックスを発泡させることなく、液状のまま塗装などで
用いられるノズルから噴射して基板にフラックスを塗布
するようになっているので、フラックスを薄く基板に塗
布できる点で有利ではあるが、フラックスが基板の周囲
や自動半田付け装置の各部に飛散して該各部を汚染し、
自動半田付け装置のメンテナンスが非常に大変であり、
また気化した希釈剤のイソプロピルアルコール等が空気
中を浮遊することになるため、火災を引き起こすおそれ
も大きいという欠点があった。
【0004】そこで再び発泡方式のフラックス塗布装置
が見直されているが、従来の発泡方式のフラックス塗布
装置においては、フラックス槽にフラックスノズルを配
設して、フラックス発泡管から空気を噴出させることに
より発泡させたフラックスをフラックスノズルから吐出
させ、搬送される基板に接触させて塗布するようになっ
ていた。
が見直されているが、従来の発泡方式のフラックス塗布
装置においては、フラックス槽にフラックスノズルを配
設して、フラックス発泡管から空気を噴出させることに
より発泡させたフラックスをフラックスノズルから吐出
させ、搬送される基板に接触させて塗布するようになっ
ていた。
【0005】しかしながら該従来のフラックス塗布装置
は、例えば噴流式の自動半田付け装置では、基板が約5
°の角度で次第に上昇するように搬送されるにもかかわ
らず、フラックスノズルは垂直方向に向けてフラックス
槽に直角に固定されているので、リード線が通常より少
しでも長い電子部品を基板に搭載すると、該リード線が
フラックスノズルの補助フィンの垂直部に干渉し、基板
を滑らかに搬送できないばかりでなく、時にはリード線
を折り曲げてしまって電子部品の特性を劣化させるおそ
れがあった。
は、例えば噴流式の自動半田付け装置では、基板が約5
°の角度で次第に上昇するように搬送されるにもかかわ
らず、フラックスノズルは垂直方向に向けてフラックス
槽に直角に固定されているので、リード線が通常より少
しでも長い電子部品を基板に搭載すると、該リード線が
フラックスノズルの補助フィンの垂直部に干渉し、基板
を滑らかに搬送できないばかりでなく、時にはリード線
を折り曲げてしまって電子部品の特性を劣化させるおそ
れがあった。
【0006】またこのように、通常より少しでも長いリ
ード線があることによっても支承を来すため、リード線
のカット工程の精度を非常に高く維持しなければならな
いということになり、リード線カットに要するコストが
高く付くという欠点があった。
ード線があることによっても支承を来すため、リード線
のカット工程の精度を非常に高く維持しなければならな
いということになり、リード線カットに要するコストが
高く付くという欠点があった。
【0007】また従来例では、搬送される基板とフラッ
クスノズルとの相対角度及び相対位置を可変としておら
ず、固定状態としていたので、基板とフラックスノズル
から吐出するフラックスの泡との接触状態を調節するこ
とはできず、基板とフラックスノズルが近過ぎる場合に
は過剰のフラックスが基板に塗布されて該基板を汚した
り、また基板とフラックスノズルが遠過ぎる場合にはフ
ラックス塗布量が不足する傾向となると共に、平均的に
少し長いリード線の基板又は少し短いリード線の基板に
微妙に対応させて最適角度や最適位置にフラックスノズ
ルを設置することができないという欠点があった。
クスノズルとの相対角度及び相対位置を可変としておら
ず、固定状態としていたので、基板とフラックスノズル
から吐出するフラックスの泡との接触状態を調節するこ
とはできず、基板とフラックスノズルが近過ぎる場合に
は過剰のフラックスが基板に塗布されて該基板を汚した
り、また基板とフラックスノズルが遠過ぎる場合にはフ
ラックス塗布量が不足する傾向となると共に、平均的に
少し長いリード線の基板又は少し短いリード線の基板に
微妙に対応させて最適角度や最適位置にフラックスノズ
ルを設置することができないという欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、自動半田付け装置用のフラックス
塗布装置において、フラックスノズルをフラックス槽に
対して揺動自在に支持し、該フラックスノズルの搬送さ
れる基板に対する角度を任意に調節してフラックス槽に
固定することにより、基板に搭載された電子部品のリー
ド線とフラックスノズルの補助フィンの垂直部との干渉
を防止することであり、またこれによってリード線の中
に多少長いものがあってもリード線がフラックスノズル
の補助フィンに干渉することで折れ曲がり、電子部品の
特性が劣化したりすることがないようにすることであ
る。
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、自動半田付け装置用のフラックス
塗布装置において、フラックスノズルをフラックス槽に
対して揺動自在に支持し、該フラックスノズルの搬送さ
れる基板に対する角度を任意に調節してフラックス槽に
固定することにより、基板に搭載された電子部品のリー
ド線とフラックスノズルの補助フィンの垂直部との干渉
を防止することであり、またこれによってリード線の中
に多少長いものがあってもリード線がフラックスノズル
の補助フィンに干渉することで折れ曲がり、電子部品の
特性が劣化したりすることがないようにすることであ
る。
【0009】また他の目的は、上記構成により半田付け
の前に基板に搭載された電子部品のリード線を切断する
工程におけるリード線の長さの必要精度を弛め、コスト
の低減を図ることである。
の前に基板に搭載された電子部品のリード線を切断する
工程におけるリード線の長さの必要精度を弛め、コスト
の低減を図ることである。
【0010】更に他の目的は、底部にフラックス発泡管
が所定の間隔で基板の搬送方向に複数配設され、かつ該
フラックス発泡管の各々の位置に対応させてフラックス
ノズルを支持する複数の係止部が基板の搬送方向に形成
されてフラックスを貯溜するフラックス槽と、該フラッ
クス槽の複数の係止部のいずれか1つに揺動中心軸が係
合することで該フラックス槽に揺動自在に支持されかつ
搬送される基板の搬送方向の異なる位置において該フラ
ックス槽に固定可能に構成されたフラックスノズルとを
配設することにより、搬送される基板とフラックスノズ
ルとの相対角度及び相対位置を可変とし、フラックスノ
ズルを半田付けする基板に対応させて該基板に接近又は
離脱させて配置し、フラックスの泡との接触状態を調節
できるようにすることであり、またこれによって最適状
態で過不足なくフラックスを基板に塗布して理想的な半
田付けを行うことができるようにすると共に、平均的に
少し長いリード線の基板又は少し短いリード線の基板に
微妙に対応させて最適角度や最適位置にフラックスノズ
ルを設置することができるようにすることである。
が所定の間隔で基板の搬送方向に複数配設され、かつ該
フラックス発泡管の各々の位置に対応させてフラックス
ノズルを支持する複数の係止部が基板の搬送方向に形成
されてフラックスを貯溜するフラックス槽と、該フラッ
クス槽の複数の係止部のいずれか1つに揺動中心軸が係
合することで該フラックス槽に揺動自在に支持されかつ
搬送される基板の搬送方向の異なる位置において該フラ
ックス槽に固定可能に構成されたフラックスノズルとを
配設することにより、搬送される基板とフラックスノズ
ルとの相対角度及び相対位置を可変とし、フラックスノ
ズルを半田付けする基板に対応させて該基板に接近又は
離脱させて配置し、フラックスの泡との接触状態を調節
できるようにすることであり、またこれによって最適状
態で過不足なくフラックスを基板に塗布して理想的な半
田付けを行うことができるようにすると共に、平均的に
少し長いリード線の基板又は少し短いリード線の基板に
微妙に対応させて最適角度や最適位置にフラックスノズ
ルを設置することができるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、自動半田付け装置用のフラックス塗布装置にお
いて、フラックスノズルをフラックス槽に対して揺動自
在に支持し、該フラックスノズルの搬送される基板に対
する角度を任意に調節してフラックス槽に固定するよう
に構成したことを特徴とするものである。
1)は、自動半田付け装置用のフラックス塗布装置にお
いて、フラックスノズルをフラックス槽に対して揺動自
在に支持し、該フラックスノズルの搬送される基板に対
する角度を任意に調節してフラックス槽に固定するよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明(請求項2)は、自動半田付
け装置用のフラックス塗布装置において、底部にフラッ
クス発泡管が所定の間隔で基板の搬送方向に複数配設さ
れ、かつ該フラックス発泡管の各々の位置に対応させて
フラックスノズルを支持する複数の係止部が基板の搬送
方向に形成されてフラックスを貯溜するフラックス槽
と、該フラックス槽の前記複数の係止部のいずれか1つ
に揺動中心軸が係合することで該フラックス槽に揺動自
在に支持されかつ前記搬送される基板の搬送方向の異な
る位置において該フラックス槽に固定可能に構成された
フラックスノズルとを備えたことを特徴とするものであ
る。
け装置用のフラックス塗布装置において、底部にフラッ
クス発泡管が所定の間隔で基板の搬送方向に複数配設さ
れ、かつ該フラックス発泡管の各々の位置に対応させて
フラックスノズルを支持する複数の係止部が基板の搬送
方向に形成されてフラックスを貯溜するフラックス槽
と、該フラックス槽の前記複数の係止部のいずれか1つ
に揺動中心軸が係合することで該フラックス槽に揺動自
在に支持されかつ前記搬送される基板の搬送方向の異な
る位置において該フラックス槽に固定可能に構成された
フラックスノズルとを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0013】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。図1から図4を参照して、本発明に係るフラック
ス塗布装置1は、フラックス槽2と、フラックスノズル
3とを備えている。
する。図1から図4を参照して、本発明に係るフラック
ス塗布装置1は、フラックス槽2と、フラックスノズル
3とを備えている。
【0014】フラックス槽2は、フラックス22を貯溜
するためのものであって、図3に示すように、フラック
スノズル3がフラックス槽2から簡単に取り外せるよう
に別部品として構成されており、該フラックス槽2は、
その本体は外壁板2aにより上方に開口した断面コの字
形の長方形状の容器として構成され、上部には基板20
等から滴下するフラックスを受けてフラックス槽2内に
戻すためのフラックス受け板9が基板20の搬送方向前
後側に互いに反対方向に角度α傾斜して取り付けられて
いる。
するためのものであって、図3に示すように、フラック
スノズル3がフラックス槽2から簡単に取り外せるよう
に別部品として構成されており、該フラックス槽2は、
その本体は外壁板2aにより上方に開口した断面コの字
形の長方形状の容器として構成され、上部には基板20
等から滴下するフラックスを受けてフラックス槽2内に
戻すためのフラックス受け板9が基板20の搬送方向前
後側に互いに反対方向に角度α傾斜して取り付けられて
いる。
【0015】そして両端は側壁板2b,2cにより囲わ
れており、該側壁板2b,2cの内側には、フラックス
ノズル係止部2d,2e,2fが形成された係止板2
g,2hが固定され、下部にはドレン10が連通接続さ
れている。
れており、該側壁板2b,2cの内側には、フラックス
ノズル係止部2d,2e,2fが形成された係止板2
g,2hが固定され、下部にはドレン10が連通接続さ
れている。
【0016】フラックス槽2内の底部には、フラックス
発泡管4が所定の間隔で基板20の搬送方向に4本配設
されており、側壁板2cに固定されたエアパイプ13と
可撓性のチューブ14により連通接続されている。
発泡管4が所定の間隔で基板20の搬送方向に4本配設
されており、側壁板2cに固定されたエアパイプ13と
可撓性のチューブ14により連通接続されている。
【0017】フラックス発泡管4は、例えば外径10m
mφ,内径6mmφ,長さ220mm,粒子の大きさ1
0μm(規格H−9)のポリエチレン発泡管、或いは焼
結金属製の発泡管である。
mφ,内径6mmφ,長さ220mm,粒子の大きさ1
0μm(規格H−9)のポリエチレン発泡管、或いは焼
結金属製の発泡管である。
【0018】側壁板2cと係止板2hとの間の上面を閉
鎖するカバー21には、フラックス22の液面22aを
検出するフォトセンサ8とフラックス補給管15が固定
されている。
鎖するカバー21には、フラックス22の液面22aを
検出するフォトセンサ8とフラックス補給管15が固定
されている。
【0019】フラックスノズル3は、発泡されたフラッ
クス22を基板20に向けて上方に吐出するためのもの
であって、2つのフラックスノズル3が密着して配設さ
れており、底部3aの基板20の搬送方向長さは、上部
の開口部3bの同方向長さよりも広く形成され、また底
部3aにフラックス発泡管4がフラックスノズル3の基
板20の幅方向の全長にわたって固定されている。
クス22を基板20に向けて上方に吐出するためのもの
であって、2つのフラックスノズル3が密着して配設さ
れており、底部3aの基板20の搬送方向長さは、上部
の開口部3bの同方向長さよりも広く形成され、また底
部3aにフラックス発泡管4がフラックスノズル3の基
板20の幅方向の全長にわたって固定されている。
【0020】またフラックスノズル3には、その両端に
夫々側壁板3k,3lが固着されており、該側壁板3
k,3lの左右方向中央には揺動中心軸の一例たるボル
ト23が固着されており、座金24と蝶ナット25とで
フラックス槽2に固定できるようになっている。
夫々側壁板3k,3lが固着されており、該側壁板3
k,3lの左右方向中央には揺動中心軸の一例たるボル
ト23が固着されており、座金24と蝶ナット25とで
フラックス槽2に固定できるようになっている。
【0021】開口部3bの基板20の搬送方向両側に張
り出して配設された補助フィン5は、フラックスノズル
3の開口部3bから一段低い位置に配置された水平部5
aと該水平部から連続して立ち上がった垂直部5bから
なるL字形に形成されている。
り出して配設された補助フィン5は、フラックスノズル
3の開口部3bから一段低い位置に配置された水平部5
aと該水平部から連続して立ち上がった垂直部5bから
なるL字形に形成されている。
【0022】そして図2を参照して、フラックスノズル
3は、ボルト23を係止板2g,2hのフラックスノズ
ル係止部2d,2e,2fのいずれか1つに揺動自在に
係止させて所定の角度γ(例えば5°)傾けて蝶ナット
25により締め付け、フラックス槽2に固定して組み立
てられるようになっている。
3は、ボルト23を係止板2g,2hのフラックスノズ
ル係止部2d,2e,2fのいずれか1つに揺動自在に
係止させて所定の角度γ(例えば5°)傾けて蝶ナット
25により締め付け、フラックス槽2に固定して組み立
てられるようになっている。
【0023】2つのフラックスノズル3を密着して配設
したのは、種々の形状のフラックスノズルを製作して試
験した結果、単一のフラックスノズル3による発泡より
も泡12の盛り上がり高さが1乃至2mm高く、また3
本密着させて製作したフラックスノズルの泡12の盛り
上がり高さと同等であることが判明し、従って2本密着
した形状のフラックスノズル3が最も効率的であること
による。
したのは、種々の形状のフラックスノズルを製作して試
験した結果、単一のフラックスノズル3による発泡より
も泡12の盛り上がり高さが1乃至2mm高く、また3
本密着させて製作したフラックスノズルの泡12の盛り
上がり高さと同等であることが判明し、従って2本密着
した形状のフラックスノズル3が最も効率的であること
による。
【0024】また補助フィン5の形状も、種々の形状の
ものを製作して試験した結果、L字形に形成された補助
フィンが最も泡12の盛り上がりを高くすることがで
き、水平部5aの長さはフラックスノズル3の開口部3
bの長さの3倍程度が適当である。
ものを製作して試験した結果、L字形に形成された補助
フィンが最も泡12の盛り上がりを高くすることがで
き、水平部5aの長さはフラックスノズル3の開口部3
bの長さの3倍程度が適当である。
【0025】またフラックス塗布装置1の上方には基板
20を搬送するための図示しない公知の搬送装置が配設
されており、基板20を角度θ(例えば5°)で次第に
上昇させながら搬送するようになっている。
20を搬送するための図示しない公知の搬送装置が配設
されており、基板20を角度θ(例えば5°)で次第に
上昇させながら搬送するようになっている。
【0026】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図1から図4におい
て、フラックス補給管15からフラックス22が供給さ
れ、フラックス槽2内のフラックスノズル3内及びフラ
ックスプール18内にフラックス22が貯溜される。
以下その作用について説明する。図1から図4におい
て、フラックス補給管15からフラックス22が供給さ
れ、フラックス槽2内のフラックスノズル3内及びフラ
ックスプール18内にフラックス22が貯溜される。
【0027】そこでエアパイプ13からエアが供給され
ると、フラックス発泡管4からフラックス22の泡12
が発生してフラックス22中を上昇し、液面22aより
上には泡12が充満して開口部3bからオーバフロー
し、補助フィン5の作用により大きく盛り上がって上方
を矢印A方向に搬送される基板20の下面20aに塗布
される。
ると、フラックス発泡管4からフラックス22の泡12
が発生してフラックス22中を上昇し、液面22aより
上には泡12が充満して開口部3bからオーバフロー
し、補助フィン5の作用により大きく盛り上がって上方
を矢印A方向に搬送される基板20の下面20aに塗布
される。
【0028】そして基板20に塗布されない余剰のフラ
ックス22は、フラックス槽2内に戻されて再使用され
る。
ックス22は、フラックス槽2内に戻されて再使用され
る。
【0029】またフラックス22の液面22aは、フォ
トセンサ8により検出されており、所定レベルよりも液
面22aが少しでも下がるとすぐにこれが検出されてフ
ラックス22が別途配設されたフラックス貯溜タンク
(図示せず)から補給されて常に一定の液面高さとなる
ように制御される。
トセンサ8により検出されており、所定レベルよりも液
面22aが少しでも下がるとすぐにこれが検出されてフ
ラックス22が別途配設されたフラックス貯溜タンク
(図示せず)から補給されて常に一定の液面高さとなる
ように制御される。
【0030】図4に実線で示すように、フラックスノズ
ル3は、ボルト23を中心として反時計方向に角度γ
(約5°)だけ傾けて固定されているので、基板20の
下面20aと補助フィン5の垂直部5bとの距離Bは、
破線で示すフラックスノズル3が垂直方向を向けて固定
された場合の距離Cよりも距離Dだけ広く、基板20に
搭載された電子部品26のリード線26aと干渉するこ
とはなく、基板20は滑らかに搬送され、また該リード
線26aが該干渉によって折り曲げられて電子部品26
の特性を劣化させることもない。
ル3は、ボルト23を中心として反時計方向に角度γ
(約5°)だけ傾けて固定されているので、基板20の
下面20aと補助フィン5の垂直部5bとの距離Bは、
破線で示すフラックスノズル3が垂直方向を向けて固定
された場合の距離Cよりも距離Dだけ広く、基板20に
搭載された電子部品26のリード線26aと干渉するこ
とはなく、基板20は滑らかに搬送され、また該リード
線26aが該干渉によって折り曲げられて電子部品26
の特性を劣化させることもない。
【0031】フラックスノズル3の傾斜角度γは、基板
20の搬送上昇角度θと同じ角度に設定するのが最も効
率的であり、その角度は5°乃至6°が最適である。
20の搬送上昇角度θと同じ角度に設定するのが最も効
率的であり、その角度は5°乃至6°が最適である。
【0032】また基板20の下面20aと補助フィン5
の垂直部5bとの距離Bは、揺動中心軸であるボルト2
3をフラックスノズル3の係止部2d,2e,2fのい
ずれか1つに係止させることにより調節することがで
き、十分の量のフラックス22を塗布するために距離B
を小さくしたいときには、ボルト23を係止部2fに係
止させ、また逆に距離Bを大きくしたいときには、係止
部2dに係止させることにより基板20とフラックス2
2の泡12との接触状態を調節し、半田付けされる基板
20の種類により決まる最適な距離に設置して理想的な
量のフラックス22を塗布することができる。
の垂直部5bとの距離Bは、揺動中心軸であるボルト2
3をフラックスノズル3の係止部2d,2e,2fのい
ずれか1つに係止させることにより調節することがで
き、十分の量のフラックス22を塗布するために距離B
を小さくしたいときには、ボルト23を係止部2fに係
止させ、また逆に距離Bを大きくしたいときには、係止
部2dに係止させることにより基板20とフラックス2
2の泡12との接触状態を調節し、半田付けされる基板
20の種類により決まる最適な距離に設置して理想的な
量のフラックス22を塗布することができる。
【0033】なお、フラックスノズル3を係止部2dに
係合させたときは、図中右側の2本のフラックス発泡管
4を用い、フラックスノズル3を係止部2eに係合させ
たときは、図中中央の2本のフラックス発泡管4を用
い、フラックスノズル3を係止部2fに係合させたとき
は、図中左側の2本のフラックス発泡管4を用いる。こ
れによって、4本のフラックス発泡管4でフラックスノ
ズル3を3箇所に移動させて使用することができる。
係合させたときは、図中右側の2本のフラックス発泡管
4を用い、フラックスノズル3を係止部2eに係合させ
たときは、図中中央の2本のフラックス発泡管4を用
い、フラックスノズル3を係止部2fに係合させたとき
は、図中左側の2本のフラックス発泡管4を用いる。こ
れによって、4本のフラックス発泡管4でフラックスノ
ズル3を3箇所に移動させて使用することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、上記のように自動半田付け装
置用のフラックス塗布装置において、フラックスノズル
をフラックス槽に対して揺動自在に支持し、該フラック
スノズルの搬送される基板に対する角度を任意に調節し
てフラックス槽に固定するようにしたので、基板に搭載
された電子部品のリード線とフラックスノズルの補助フ
ィンの垂直部との干渉を防止することができ、またこの
結果リード線の中に多少長いものがあってもリード線が
フラックスノズルの補助フィンに干渉することで折れ曲
がったり、電子部品の特性を劣化させたりすることがな
いという効果がある。
置用のフラックス塗布装置において、フラックスノズル
をフラックス槽に対して揺動自在に支持し、該フラック
スノズルの搬送される基板に対する角度を任意に調節し
てフラックス槽に固定するようにしたので、基板に搭載
された電子部品のリード線とフラックスノズルの補助フ
ィンの垂直部との干渉を防止することができ、またこの
結果リード線の中に多少長いものがあってもリード線が
フラックスノズルの補助フィンに干渉することで折れ曲
がったり、電子部品の特性を劣化させたりすることがな
いという効果がある。
【0035】また半田付けの前に基板に搭載された電子
部品のリード線を切断する工程におけるリード線の長さ
の必要精度を弛めることができるため、コストの低減を
図ることができる効果がある。
部品のリード線を切断する工程におけるリード線の長さ
の必要精度を弛めることができるため、コストの低減を
図ることができる効果がある。
【0036】更には、底部にフラックス発泡管が所定の
間隔で基板の搬送方向に複数配設され、かつ該フラック
ス発泡管の各々の位置に対応させてフラックスノズルを
支持する複数の係止部が基板の搬送方向に形成されてフ
ラックスを貯溜するフラックス槽と、該フラックス槽の
複数の係止部のいずれか1つに揺動中心軸が係合するこ
とで該フラックス槽に揺動自在に支持されかつ搬送され
る基板の搬送方向の異なる位置において該フラックス槽
に固定可能に構成されたフラックスノズルとを配設した
ので、搬送される基板とフラックスノズルとの相対角度
及び相対位置を可変とし、フラックスノズルを半田付け
する基板に対応させて該基板に接近又は離脱させて配置
し、フラックスの泡との接触状態を調節できることとな
り、またこの結果最適状態で過不足なくフラックスを基
板に塗布して理想的な半田付けを行うことができる効果
があると共に、平均的に少し長いリード線の基板又は少
し短いリード線の基板に微妙に対応させて最適角度や最
適位置にフラックスノズルを設置することができるとい
う効果が得られる。
間隔で基板の搬送方向に複数配設され、かつ該フラック
ス発泡管の各々の位置に対応させてフラックスノズルを
支持する複数の係止部が基板の搬送方向に形成されてフ
ラックスを貯溜するフラックス槽と、該フラックス槽の
複数の係止部のいずれか1つに揺動中心軸が係合するこ
とで該フラックス槽に揺動自在に支持されかつ搬送され
る基板の搬送方向の異なる位置において該フラックス槽
に固定可能に構成されたフラックスノズルとを配設した
ので、搬送される基板とフラックスノズルとの相対角度
及び相対位置を可変とし、フラックスノズルを半田付け
する基板に対応させて該基板に接近又は離脱させて配置
し、フラックスの泡との接触状態を調節できることとな
り、またこの結果最適状態で過不足なくフラックスを基
板に塗布して理想的な半田付けを行うことができる効果
があると共に、平均的に少し長いリード線の基板又は少
し短いリード線の基板に微妙に対応させて最適角度や最
適位置にフラックスノズルを設置することができるとい
う効果が得られる。
【図1】フラックス塗布装置の縦断面図である。
【図2】フラックス塗布装置の全体斜視図である。
【図3】フラックス塗布装置の分解斜視図である。
【図4】フラックスノズルの構成及びフラックスノズル
と基板との相互関係を示す縦断面図である。
と基板との相互関係を示す縦断面図である。
1 フラックス塗布装置 2 フラックス槽 2d 係止部 2e 係止部 2f 係止部 3 フラックスノズル 4 フラックス発泡管 20 基板 22 フラックス 23 揺動中心軸の一例たるボルト
Claims (2)
- 【請求項1】 自動半田付け装置用のフラックス塗布装
置において、フラックスノズルをフラックス槽に対して
揺動自在に支持し、該フラックスノズルの搬送される基
板に対する角度を任意に調節してフラックス槽に固定す
るように構成したことを特徴とするフラックス塗布装
置。 - 【請求項2】 自動半田付け装置用のフラックス塗布装
置において、底部にフラックス発泡管が所定の間隔で基
板の搬送方向に複数配設され、かつ該フラックス発泡管
の各々の位置に対応させてフラックスノズルを支持する
複数の係止部が基板の搬送方向に形成されてフラックス
を貯溜するフラックス槽と、該フラックス槽の前記複数
の係止部のいずれか1つに揺動中心軸が係合することで
該フラックス槽に揺動自在に支持されかつ前記搬送され
る基板の搬送方向の異なる位置において該フラックス槽
に固定可能に構成されたフラックスノズルとを備えたこ
とを特徴とするフラックス塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15285792A JPH067727A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | フラックス塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15285792A JPH067727A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | フラックス塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067727A true JPH067727A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=15549643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15285792A Pending JPH067727A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | フラックス塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067727A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994027737A1 (fr) * | 1993-05-27 | 1994-12-08 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Procede et appareil pour l'application d'un liquide |
JP2007294777A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd | フラックス転写装置 |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP15285792A patent/JPH067727A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994027737A1 (fr) * | 1993-05-27 | 1994-12-08 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Procede et appareil pour l'application d'un liquide |
US5965209A (en) * | 1993-05-27 | 1999-10-12 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Liquid application method and application apparatus |
JP2007294777A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd | フラックス転写装置 |
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