JP2007291971A - エンジンのバルブ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブの異常作動が発生したような場合であってもインナーシムがスプリングリテーナから脱落しにくいようにする。
【解決手段】バルブ軸41aの上端部に固定されたスプリングリテーナ42は、バルブ軸41aの上端部を底面として上方に開口するシム取付け穴42dを有する。シム取付け穴42dにはインナーシム44が嵌着され、インナーシム44の下面はバルブ軸41aの上端部に接触し、インナーシム44の上面はシム取付け穴42dの上縁よりも下方に位置する。スプリングリテーナ42の上方にはバルブ軸の41aの軸方向に移動自在なタペット45が設けられ、タペット45の下面から下方に突出して延びたシム押さえ突起45cがシム取付け穴42dの内部に上方から入り込んだ状態でインナーシム44の上面に接触する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの給排気系統において使用されるバルブ機構に関する。
エンジンに備えられた給排気系統のバルブ機構は、バルブ軸(バルブステム)がシリンダヘッドに支持され、バルブ軸の軸方向に移動して吸気ポート或いは排気ポートの開閉を行うバルブのほか、バルブ軸の上端部に取付けられたスプリングリテーナ、スプリングリテーナとシリンダヘッドとの間に設けられてバルブをポートの閉止方向に押し上げるバルブスプリング、スプリングリテーナの上方においてバルブ軸の軸方向に移動自在に設けられたタペット(バルブリフターとも呼ばれる)及びバルブスプリングの付勢力に抗してバルブを(直接にはタペットを)ポートの開放方向に押し下げるカム機構等を有して構成される。
このようなバルブ機構では、バルブ軸の上端部とタペットの下面との間にインナーシムを介装してバルブクリアランス(ポートがバルブによって完全に閉じられている状態でのタペットの上面とカム面との間の隙間間隔)を調節し得るようになっている。インナーシムは円板状の金属製部材であり、その厚さを換える(厚さの異なるインナーシムに交換する)ことによってバルブ軸の上端部とタペットの下面との間の距離を変化させ、これによりバルブクリアランスの調整を行うことができる。スプリングリテーナにはバルブ軸の上端部を底面として上方に開口するシム取付け穴が形成されており、インナーシムはこのシム取付け穴に上方から嵌着される。このとき、インナーシムの下面にはバルブ軸の上面が接触し、インナーシムの上面にはタペットの下面が接触する(例えば、下記の特許文献参照)。
特開2001−65318号公報
インナーシムは上記のようにスプリングリテーナのシム取付け穴に上方から嵌着され、下面にはバルブ軸の上端部が接触し、上面にはタペットの下面が接触するので、通常のバルブ作動においてインナーシムがスプリングリテーナから(シム取付け穴から)脱落するようなことはない。しかし、バックファイヤーなどのエンジンの異常燃焼等によってバルブの異常作動(例えば、ジャンプやバウンスなど)が発生したような場合にはタペットがバルブの動きと同調しなくなってタペットの下面とインナーシムの上面が当接した状態でスプリングリテーナから浮き上がった状態となり、このような場合にはインナーシムがスプリングリテーナから脱落してしまうおそれがあった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、エンジンの異常燃焼等に起因してバルブの異常作動が発生したような場合であっても、インナーシムがスプリングリテーナから脱落しにくい構成のエンジンのバルブ機構を提供することを目的としている。
本発明に係るエンジンのバルブ機構は、バルブ軸がシリンダヘッドにより支持され、バルブ軸の軸方向に移動してポート(例えば、実施形態における吸気ポート18a)の開閉を行うバルブと、バルブ軸の上端部に固定され、バルブ軸の上端部を底面として上方に開口するシム取付け穴を有したスプリングリテーナと、スプリングリテーナのシム取付け穴に上方から嵌着され、下面がバルブ軸の上端部に接触し、上面がシム取付け穴の上縁よりも下方に位置したインナーシムと、スプリングリテーナの上方においてバルブ軸の軸方向に移動自在に設けられ、下面から下方に突出して延びた突起部(例えば、実施形態におけるシム押さえ突起45c)がシム取付け穴の上方から入り込んだ状態でインナーシムの上面に接触したタペットとを有する。
ここで、上記エンジンのバルブ機構においては、インナーシムの外周面と接触するシム取付け穴の内周面に、シム取付け穴の中心方向に向かって突出する複数の凸状部が設けられていることが好ましい。
また、シム取付け穴の上縁部は、上方に円筒状に突出した突出部により形成されていることが好ましい。
本発明に係るエンジンのバルブ機構では、スプリングリテーナのシム取付け穴に嵌着されたインナーシムは、その上面がシム取付け穴の上縁よりも下方に位置するように設けられており、シム取付け穴内にしっかりと保持された状態となっているので、バルブの通常作動時はもとより、エンジンの異常燃焼等に起因してバルブの異常作動が発生したような場合であってもインナーシムはシム取付け穴から脱落しにくい。
また、上記発明に係るエンジンのバルブ機構において、インナーシムの外周面と接触するシム取付け穴の内周面に、シム取付け穴の中心方向に向かって突出する複数の凸状部を設けられているのであれば、シム取付け穴の内周面とインナーシムの外周面との間の摩擦力を大きくすることができ、インナーシムのシム取付け穴内への保持力を高めることができるので、インナーシムのスプリングリテーナから(シム取付け穴から)の脱落をより確実に防止することが可能である。
さらに、上記発明に係るエンジンのバルブ機構において、シム取付け穴の上縁部を、上方に円筒状に突出した突出部により形成することにより、このシム取付け穴の上部においては、周囲のみを高くすることでスプリングリテーナを軽量化することができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図2は本発明の一実施形態に係るバルブ機構を備えたエンジン1の概略構成を示している。このエンジン1は例えば自動二輪車に備えられるものであり、シリンダブロック10に形成されたシリンダ11内にピストン12を有し、ピストン12にはピストンピン13を介してコネクティングロッド14の上端部が取付けられている。コネクティングロッド14の下端部はクランクピン(図示せず)を介して図示しないクランクシャフトに連結されている。
シリンダブロック10の上部にはシリンダヘッド16が取付けられており、シリンダヘッド16とシリンダ11とが対向して形成される空間には燃焼室17が形成されている。シリンダヘッド16にはシリンダ11内に繋がる吸気通路18及び排気通路19が設けられており、シリンダ11と吸気通路18との連通部分である吸気ポート18aは吸気バルブ31によって開閉され、シリンダ11と排気通路19との連通部分である排気ポート19aは排気バルブ32によって開閉されるようになっている。これら吸気バルブ31及び排気バルブ32はバルブ駆動カム(吸気側カム21及び排気側カム22)を介して上記クランクシャフトによって駆動される。
吸気バルブ31及び排気バルブ32のバルブ機構はそれぞれ、図2に示すように、バルブ41、スプリングリテーナ42、バルブスプリング43、インナーシム44及びタペット45を有して構成される。以下、図1も参照して吸気バルブ31について説明するが、排気バルブ32も吸気バルブ31と基本的に同じ構成である。
バルブ41はいわゆるポペットバルブであり、棒状のバルブ軸(バルブステム)41aとこのバルブ軸41aの下端に設けられた円板状の傘部41bとを有して構成される。バルブ軸41aはシリンダヘッド16内をほぼ上下方向に延びて設けられた管状のバルブガイド16a内を延びており、傘部41bはバルブガイド16aの下端部よりも下方に位置している。バルブ軸41aはバルブガイド16aにガイドされて軸方向に移動自在であり、バルブ軸41aが軸方向に移動すると、傘部41bによって吸気ポート18a(排気バルブ32では排気ポート19a)が開閉される。
スプリングリテーナ42は上下方向(バルブ軸41aの延びる方向)に延びた円筒部42aと、この円筒部42aから外方(バルブ軸41aと垂直な方向)に延びたリング状の鍔部42bとを有して構成される。円筒部42aの中央部には下方に狭まる形状のバルブ軸固定穴42cが上下方向に貫通して延びており、スプリングリテーナ42はこのバルブ軸固定穴42cに取付けられたコッタ46を介してバルブ軸41aの上端部に固定されている。コッタ46は下方に狭まる円錐状の外周面を有した中空の部材であり、内部にバルブ軸41aの上端部が圧入されており、コッタ46自身はバルブ軸固定穴42c内に圧入されている。スプリングリテーナ42がコッタ46を介してバルブ軸41aの上端部に固定された状態では、バルブ軸41aの上端部はバルブ軸固定穴42c内に位置しており、バルブ軸固定穴42cにおけるバルブ軸41aの上端部よりも上の部分は、バルブ軸41aの上端部を底面として上方に開口するシム取付け穴42dとなっている。なお、シム取付け穴42dの上部は、鍔部42bの上面から上方に円筒状に延びて突出した突出部42gにより形成されている。
シリンダヘッド16におけるスプリングリテーナ42の鍔部42bと対向する位置には、円盤状のスプリングシート16bがバルブガイド16によって貫通された状態で設けられており、バルブスプリング43はこのスプリングシート16bとスプリングリテーナ42の鍔部42bとの間に縮設されている。ここで、スプリングリテーナ42は上述のようにコッタ46を介してバルブ軸41aに固定されているため、バルブ41はスプリングリテーナ42及びコッタ46を介してバルブスプリング43によって上方に付勢された状態となっており、傘部41bが吸気ポート18aのシート部16cに下方から当接した位置において、吸気ポート18a(排気バルブ32では排気ポート19a)は閉止状態(図1に示す状態)となる。
インナーシム44は円板状の金属製部材であり、スプリングリテーナ42に形成された上述のシム取付け穴42d(バルブ軸固定穴42cの上部領域)に上方から嵌着される。インナーシム44がシム取付け穴42dに嵌着された状態では、シンナーシム44の下面はバルブ軸41aの上端部に接触し、インナーシム44の上面はシム取付け穴42dの上縁42eよりも下方に位置する。
タペット45は下方に開口した有底円筒状の部材からなり、バルブ軸41aの軸と直交する方向に延びた円板部45aと、この円板部45aの外周部から下方に延びた円筒部45bとを有する。シリンダヘッド16におけるスプリングリテーナ42の上方位置にはタペット通路16dがバルブ軸41aと同軸に設けられており、タペット45の円筒部45bはこのタペット通路16d内をバルブ軸41aの軸方向に移動自在となっている。タペット45の円筒部45b内には、スプリングリテーナ42やバルブスプリング43の上部が収容される。タペット45の円板部45aの下面中央部からは下方に突出して延びたシム押さえ突起45cが設けられており、このシム押さえ突起45cはスプリングリテーナ42のシム取付け穴42dの内部に上方から入り込んだ状態でインナーシム44の上面に接触している。
吸気側カム21はピストン12の2往復につき1回回転し、その1回転の間に外周面(カム面)に設けられた凸部(ノーズ部)21aによりタペット45の上面(円板部45aの上面)を下方に押圧するが、これによりタペット45はインナーシム44を介してバルブ軸41aの上端部を押し下げるので、バルブ41はバルブスプリング43の付勢力に抗して下動し、吸気ポート18a(排気バルブ32では排気ポート19a)が開放される。なお、この間もバルブ41はスプリングリテーナ42及びコッタ46を介してバルブスプリング43から上方への付勢力を受けており、バルブ41が吸気ポート18aを最大限に開いた後は上動に転じ、その後吸気ポート18aは閉止される。
ここで、吸気ポート18aがバルブ41によって完全に閉じられている状態(図1及び図2に示す状態)では、タペット45の上面と吸気側カム21の外周面との間には隙間が生じるが、その隙間間隔、すなわちバルブクリアランスΔはインナーシム44の厚さを変えることによって所望の値に調整することができる。すなわち、インナーシム44の厚さを大きくすることによってバルブクリアランスΔを小さくすることができ、インナーシム44の厚さを小さくすることによってバルブクリアランスΔを大きくすることができる。
上記のように、吸気側カム21によってタペット45が下方に押圧されているときには、タペット45はシム押さえ突起45cによってインナーシム44を介してバルブ軸41aを下方に押し下げ、バルブスプリング43によってバルブ軸41aが上方に押し戻されているときには、バルブ軸41aはインナーシム44を介してタペット45のシム押さえ突起45cを上方に押し上げる。このため通常のバルブ作動においてインナーシム44はバルブ軸41aの上端部とタペット45との間に挟持された状態となっており、インナーシム44がスプリングリテーナ42のシム取付け穴42dから脱落することはない。また、バックファイヤーなどのエンジン1の異常燃焼等が生じたときには、タペット45がバルブ41とは同期しない動きをすることがあり(例えば、ジャンプやバウンスなど)、このときタペット45のシム押さえ突起45cとインナーシム44の上面が当接した状態でスプリングリテーナ42から浮き上がった状態となりシム取付け穴42dの外部(上方)に出てしまうこともあり得るが、インナーシム44は上述したようにその上面がシム取付け穴42dの上縁42eよりも下方に位置するように設けられており、シム取付け穴42d内にしっかりと保持された状態となっているので、上記のようなエンジン1の異常燃焼等に起因してバルブの異常作動が発生したような場合であってもインナーシム44はシム取付け穴42dから脱落しにくい。
ここで、インナーシム44の外周面と接触するシム取付け穴42dの内周面に、図3(A),(B),(C)に示すような、シム取付け穴42dの中心方向に向かって突出する複数の凸状部42fが設けられているのであれば、シム取付け穴42dの内周面とインナーシム44の外周面との間の摩擦力を大きくすることができ、インナーシム44のシム取付け穴42d内へ保持力を高めることができるので、インナーシム44のスプリングリテーナ42から(シム取付け穴42dから)の脱落をより確実に防止することが可能である。ここで、図3(A)は上下方向に延びてシム取付け穴42dの中心方向に向かって突出した断面三角状の凸状部42fがシム取付け穴42dの内周方向に多数並んで設けられた場合の例であり、図3(B)はシム取付け穴42dの円周方向に延びてシム取付け穴42dの中心方向に向かって突出した断面三角状の凸状部42fが上下方向に複数並んで設けられた場合の例である。また、図3(C)はシム取付け穴42dの中心方向に向かって突出した突起状の凸状部42fがシム取付け穴42dの内周面に沿って複数個(ここでは3個)飛び飛びに並んで設けられた場合の例である。
なお、上述のようにスプリングリテーナ42のシム取付け穴42dの上部を、鍔部42bから上方に円筒状に突出する突起部42gにより構成することにより、周囲のみを高くすることでスプリングリテーナ42を軽量化することができる。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述の実施形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施形態において示したスプリングリテーナ42の形状やスプリングリテーナ42をバルブ軸41aの上端部に固定する構成、シム取付け穴42dを形成するための構成などは一例に過ぎず、スプリングリテーナ42はバルブ軸41aの上端部に固定されていればよく、シム取付け穴42dはバルブ軸41aの上端部を底面として上方に開口するものであれば他の形態を有していても構わない。また、シム取付け穴42の内周面に設けられる複数の凸状部42fは、シム取付け穴42dの中心方向に向かって突出するものであればよく、図3(A),(B),(C)に示した形態のものに限られない。また、上述の実施形態では、本発明が自動二輪車用のエンジンに適用された例を示したが、本発明は自動二輪車用のエンジンに限られず、他の用途に用いられるエンジンにも適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係るバルブ機構を備えたエンジンにおける吸気バルブのバルブ機構の一部を示している 上記エンジンの一部断面図である。 (A),(B),(C)は--*、スプリングリテーナにおけるシム取付け穴の内周面に設けられた凸状部の例を示す図である。
符号の説明
1 エンジン
18a 吸気ポート(ポート)
21 吸気側カム
31 吸気バルブ
41 バルブ
41a バルブ軸
42 スプリングリテーナ
42d シム取付け穴
42e シム取付け穴の上縁
42g 突出部
42f 凸状部
43 バルブスプリング
44 インナーシム
45 タペット
45c シム押さえ突起(突起部)

Claims (3)

  1. バルブ軸がシリンダヘッドにより支持され、前記バルブ軸の軸方向に移動してポートの開閉を行うバルブと、
    前記バルブ軸の上端部に固定され、前記バルブ軸の上端部を底面として上方に開口するシム取付け穴を有したスプリングリテーナと、
    前記スプリングリテーナの前記シム取付け穴に上方から嵌着され、下面が前記バルブ軸の上端部に接触し、上面が前記シム取付け穴の上縁よりも下方に位置したインナーシムと、
    前記スプリングリテーナの上方において前記バルブ軸の軸方向に移動自在に設けられ、下面から下方に突出して延びた突起部が前記シム取付け穴の上方から入り込んだ状態で前記インナーシムの上面に接触したタペットとを有したことを特徴とするエンジンのバルブ機構。
  2. 前記インナーシムの外周面と接触する前記シム取付け穴の内周面に、前記シム取付け穴の中心方向に向かって突出する複数の凸状部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのバルブ機構。
  3. 前記シム取付け穴の上縁部は、上方に円筒状に突出した突出部により形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンのバルブ機構。
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