JP6564817B2 - 内燃機関および車両 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関および車両に関する。
従来から、シリンダヘッドに形成された孔に差し込まれた円柱状の支持部材と、この支持部材に揺動可能に支持されたロッカーアームと、カムシャフトに設けられ、ロッカーアームと接触するカムと、を有する動弁機構を備えた内燃機関が知られている。特許文献1には、上記支持部材としてラッシュアジャスタを備えた動弁機構が開示されている。
特開2009−185753号公報
上記動弁機構では、ロッカーアームはカムにより押さえつけられている。そのため、支持部材は、ロッカーアームを介してカムに押さえつけられている。しかし、支持部材はシリンダヘッドの孔に差し込まれているだけであり、シリンダヘッドに対して特に固定されていない。支持部材には、内燃機関の運転時に、支持部材の軸方向に繰り返し荷重が発生する。それにより、支持部材が孔から浮き上がるおそれがあり、フレッティング(fretting)摩耗等の不具合が生じる場合がある。一方、浮き上がりを防止するために支持部材をシリンダヘッドにねじにより固定することとすると、支持部材の組み付け容易性が損なわれる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、支持部材の組み付けが容易であり、かつ、支持部材の浮き上がりによるフレッティング摩耗等が生じない内燃機関およびそれを備えた車両を提供することである。
本発明に係る内燃機関は、孔が形成されたシリンダ部材と、前記シリンダ部材に形成されたポートと、前記シリンダ部材に組み付けられ、前記ポートを開閉するバルブと、前記シリンダ部材に回転可能に支持されたカムシャフトと、前記カムシャフトに設けられたカムと、少なくとも一部が前記シリンダ部材の前記孔に挿入された柱状の支持部材と、前記支持部材に揺動可能に支持された被支持部、前記カムに押される被押圧部、および前記バルブに当接する当接部を有するロッカーアームと、前記支持部材を前記孔の内部に固定する固定部材と、を備える。前記固定部材は、前記支持部材に接触する第1接触部と、前記シリンダ部材に接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部との間に介在する弾性部とを有している。
上記内燃機関によれば、支持部材をシリンダ部材の孔に押し込むと、支持部材は孔に挿入される。支持部材は孔に挿入された後、固定部材の弾性部の弾性力により孔の内部に固定される。上記内燃機関では、支持部材をシリンダ部材にねじにより固定する作業は不要である。そのため、支持部材の組み付けが容易である。また、支持部材は固定部材の弾性部の弾性力により固定されるので、支持部材が孔から浮き上がることが防止される。よって、上記内燃機関によれば、支持部材の組み付け容易性を保ちつつ、支持部材の浮き上がりによるフレッティング摩耗等を防止することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記固定部材は、前記支持部材の内部に配置されたスプリングと、少なくとも一部が前記支持部材の外部に配置され、前記スプリングに接続された押圧子と、を有するプランジャ機構からなっている。
上記態様によれば、固定部材を簡易かつコンパクトに構成することができる。また、スプリングのばね定数等を適宜に設定することにより、支持部材を孔に挿入する作業の容易性と、支持部材の浮き上がり難さとを良好にバランスさせることができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記固定部材は、前記支持部材に嵌め込まれたスナップリングからなっている。
上記態様によれば、固定部材を簡易かつコンパクトに構成することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記固定部材は、前記支持部材に巻かれた環状のコイルスプリングからなっている。
上記態様によれば、固定部材を簡易かつコンパクトに構成することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記シリンダ部材の前記孔の内面に、前記固定部材と係合する溝が形成されている。
上記態様によれば、支持部材をシリンダ部材の孔に挿入したときに、固定部材が溝に係合することにより、支持部材は孔の内部に固定される。固定部材が溝に係合することにより、支持部材はより浮き上がりにくくなる。したがって、支持部材の組み付け容易性と、支持部材の浮き上がりによるフレッティング摩耗等の防止とを高度に両立させることができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記溝は、前記溝の一部を通りかつ前記孔の中心線を含む断面において、前記孔の中心線の方向に沿って前記ロッカーアームに近づくほど前記孔の中心線に近づくように前記孔の中心線に対して傾斜した傾斜面を有している。
上記態様によれば、支持部材はより浮き上がりにくくなる。そのため、支持部材の浮き上がりによるフレッティング摩耗等をより一層防止することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記溝は、前記孔の中心線に対して傾斜した軸を有する円錐状または円柱状の溝である。
上記態様によれば、孔の中心線に対して傾斜した方向に沿ってドリルまたはエンドミル等の工具をシリンダ部材の孔の外部から内部に挿入することにより、前記溝を加工することができる。よって、前記溝を簡易かつ安価に形成することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記孔および前記支持部材は、それぞれ円柱状に形成されている。前記溝は、前記孔の内周面に形成された円周状の溝である。
前記溝が孔の周方向の一点にしか形成されない場合、溝の加工位置が周方向にずれると、支持部材の周方向の取付位置がずれてしまうおそれがある。しかし、上記態様によれば、溝は円周状に形成されるので、支持部材の周方向の取付位置がずれてしまうことがない。よって、溝の加工精度が比較的低くても、溝を良好に加工することができる。したがって、溝を簡易かつ安価に形成することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記固定部材は、前記シリンダ部材の内部に配置されたスプリングと、少なくとも一部が前記シリンダ部材の前記孔の内部に配置され、前記スプリングに接続された押圧子と、を有するプランジャ機構からなっている。
上記態様によれば、固定部材の設置位置の自由度を高めることができる。また、スプリングのばね定数等を適宜に設定することにより、支持部材を孔に挿入する作業の容易性と、支持部材の浮き上がり難さとを好適にバランスさせることができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記固定部材は、前記シリンダ部材の前記孔の内面に嵌め込まれたスナップリングからなっている。
上記態様によれば、固定部材を簡易かつコンパクトに構成することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記固定部材は、前記シリンダ部材の前記孔の内面に嵌め込まれた環状のコイルスプリングからなっている。
上記態様によれば、固定部材を簡易かつコンパクトに構成することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記固定部材は、前記シリンダ部材の前記孔の縁部に固定された板ばねからなっている。
上記態様によれば、固定部材を簡易に構成することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記ロッカーアームは、前記被支持部および前記当接部を有する第1アームと、前記被押圧部を有し、前記第1アームに揺動可能に支持された第2アームと、を備えている。前記内燃機関は、前記第1アームと前記第2アームとを着脱自在に連結する連結機構を備えている。前記支持部材は、前記支持部材の軸方向に伸縮不能に構成されている。
ロッカーアームが第1アームに揺動可能に支持された第2アームを有し、支持部材がラッシュアジャスタなどのように軸方向に伸縮する部材である場合、第1アームおよび第2アームの連結が解除されているときに支持部材の伸縮に伴って、第1アームと第2アームとの相対位置がずれてしまうおそれがある。その結果、第2アームが第1アームに対して本来の位置からずれてしまい、連結機構が第1アームと第2アームとを良好に連結できないおそれがある。しかし、上記態様によれば、支持部材は軸方向に伸縮不能であるので、連結機能の低下を防止することができる。
本発明に係る車両は、前記内燃機関を備えている。
これにより、前述の効果を奏する車両を得ることができる。
本発明によれば、ロッカーアームを支持する支持部材の組み付けが容易であり、かつ、支持部材の浮き上がりによるフレッティング摩耗等が生じない内燃機関およびそれを備えた車両を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関が自動車に搭載された例を表す図である。 上記内燃機関の部分断面図である。 上記内燃機関の部分拡大断面図である。 ロッカーアームおよび支持部材の側面図である。 ロッカーアームおよび支持部材の平面図である。 ロッカーアームの第1アームおよび第2アームの分解斜視図である。 図4のVII−VII線断面図である。 連結状態のロッカーアームの図7相当図である。 連結状態のロッカーアームが支持部材に対して揺動したときの側面図である。 第2アームが第1アームに対して揺動したときのロッカーアームの図7相当図である。 第2アームが第1アームに対して揺動したときのロッカーアームおよび支持部材の側面図である。 支持部材の側面図である。 図12AのXIIb−XIIb線断面図である。 シリンダヘッドの孔の断面図である。 他の実施形態に係る支持部材の側面図である。 他の実施形態に係る支持部材の断面図である。 図15AのXVb−XVb線断面図である。 他の実施形態に係る支持部材の断面図である。 他の実施形態に係る支持部材の断面図である。 図17AのXVIIb−XVIIb線断面図である。 他の実施形態に係る支持部材の断面図である。 他の実施形態に係る支持部材の側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態に係る内燃機関は、車両に搭載され、車両の推進源として利用されるものである。車両の種類は特に限定されず、自動二輪車、自動三輪車、ATV(All Terrain Vehicle)などの鞍乗型車両であってもよく、自動車であってもよい。例えば図1に示すように、内燃機関10は自動車5のエンジンルームに配置されていてもよい。
本実施形態に係る内燃機関10は、複数の気筒を有する多気筒エンジンである。内燃機関10は、吸気行程、圧縮行程、燃焼行程、および排気行程を行う4ストロークのエンジンである。図2は、内燃機関10の部分断面図である。図2に示すように内燃機関10は、クランクケース(図示せず)と、クランクケースに接続されたシリンダボディ7と、シリンダボディ7に接続されたシリンダヘッド12とを備えている。クランクケースの内部には、クランクシャフト(図示せず)が配置されている。シリンダボディ7の内部には、複数のシリンダ6が設けられている。各シリンダ6の内部にはピストン8が配置されている。ピストン8とクランクシャフトとは、コンロッド(図示せず)により連結されている。
シリンダヘッド12には、吸気カムシャフト23および排気カムシャフト21が回転可能に支持されている。吸気カムシャフト23には吸気カム23Aが設けられ、排気カムシャフト21には排気カム21Aが設けられている。
シリンダヘッド12には、吸気ポート16および排気ポート14が形成されている。吸気ポート16の一端には吸気口18が形成されている。排気ポート14の一端には排気口17が形成されている。吸気ポート16は、吸気口18を通じて燃焼室15と連通している。排気ポート14は、排気口17を通じて燃焼室15と連通している。吸気ポート16は、空気と燃料との混合気を燃焼室15に向かって導入する役割を果たす。排気ポート14は、燃焼室15から排出される排ガスを導出する役割を果たす。
シリンダヘッド12には、吸気バルブ22および排気バルブ20が組み付けられている。吸気バルブ22は吸気ポート16の吸気口18を開閉する。排気バルブ20は排気ポート14の排気口17を開閉する。吸気バルブ22および排気バルブ20はいわゆるポペットバルブである。吸気バルブ22は軸部22aおよび傘部22bを有しており、排気バルブ20は軸部20aおよび傘部20bを有している。吸気バルブ22の構成と排気バルブ20の構成とは同様であるので、以下では吸気バルブ22の構成について説明し、排気バルブ20の構成の説明は省略することとする。吸気バルブ22の軸部22aは、円筒状のスリーブ24を介してシリンダヘッド12にスライド可能に支持されている。スリーブ24の一端および吸気バルブ22の軸部22aには、バルブステムシール25が取り付けられている。吸気バルブ22の軸部22aは、スリーブ24およびバルブステムシール25を貫通している。軸部22aの先端には、タペット26が嵌め込まれている。
図3に示すように、吸気バルブ22の軸部22aにはコッタ28が取り付けられている。コッタ28は、バルブスプリングリテーナ30に嵌め込まれている。バルブスプリングリテーナ30は、コッタ28を介して吸気バルブ22に固定されている。バルブスプリングリテーナ30は、吸気バルブ22と共に、吸気バルブ22の軸方向に移動可能である。吸気バルブ22はバルブスプリングリテーナ30を貫通している。
内燃機関10は、吸気バルブ22に対して吸気口18を閉じる向き(図3の上向き)の力を与えるバルブスプリング32を備えている。バルブスプリング32は、圧縮コイルスプリングからなっており、バルブスプリングリテーナ30に支持される第1スプリング端部32aと、シリンダヘッド12に支持される第2スプリング端部32bとを有している。
内燃機関10は、吸気カム23Aから力を受けて吸気バルブ22を開閉するロッカーアーム40を備えている。ロッカーアーム40は、支持部材35を介してシリンダヘッド12に揺動可能に支持されている。図4はロッカーアーム40および支持部材35の側面図であり、図5はロッカーアーム40および支持部材35の平面図である。ロッカーアーム40は、第1アーム41と、ローラ43を有する第2アーム42とを含んでいる。
図6は、第1アーム41および第2アーム42の分解斜視図である。第1アーム41は、プレート41Aと、プレート41Bと、当接プレート41Cと、連結プレート41Dとを有している。プレート41Aとプレート41Bとは、平行に配置されている。当接プレート41Cおよび連結プレート41Dは、プレート41Aおよびプレート41Bと交差している。また、当接プレート41Cおよび連結プレート41Dは、プレート41Aとプレート41Bとを繋いでいる。プレート41Aには、孔46Aおよび孔48が形成されている。プレート41Bには、孔46Bおよび孔48が形成されている。孔46A、46B、および48は、吸気カムシャフト23(図3参照)の軸線方向と平行な方向に延びている。
図7は図4のVII−VII線断面図である。図7に示すように、プレート41Aの孔46Aの周囲には、円筒状のボス部49Aが設けられている。孔46Aの内部には、連結ピン60Aがスライド可能に挿入されている。プレート41Bの孔46Bの周囲には、有底円筒状のカバー部49Bが設けられている。カバー部49Bには孔46Bよりも小径の孔47が形成されているが、孔47はなくてもよい。孔46Bの内部には、連結ピン60Bがスライド可能に挿入されている。また、孔46Bの内部には、スプリング64が配置されている。スプリング64はカバー部49Bと連結ピン60Bとの間に介在しており、連結ピン60Bをプレート41Aの方に付勢している。
第2アーム42は第1アーム41の内側に配置されている。すなわち、第2アーム42は、プレート41Aとプレート41Bとの間に配置されている。図6に示すように、第2アーム42は、プレート42Aと、プレート42Bと、当接プレート42Cと、連結プレート42Dとを有している。プレート42Aとプレート42Bとは、平行に配置されている。当接プレート42Cおよび連結プレート42Dは、プレート42Aおよびプレート42Bと交差している。また、当接プレート42Cおよび連結プレート42Dは、プレート42Aとプレート42Bとを繋いでいる。プレート42Aおよびプレート42Bのそれぞれには、孔50および孔52が形成されている。
図7に示すように、プレート42Aの孔50およびプレート42Bの孔50には、円筒状のローラ43が回転可能に支持されている。詳しくは、プレート42Aおよびプレート42Bの孔50には、円筒状のカラー54が挿入されている。ローラ43は、このカラー54に回転可能に支持されている。カラー54の内部には、連結ピン62がスライド可能に挿入されている。カラー54は孔50の内部に配置されているので、連結ピン62は孔50の内部にスライド可能に挿入されている。なお、カラー54は必ずしも必要ではない。連結ピン62がローラ43を回転可能に支持していてもよい。
連結ピン60Bの外径は、カラー54の内径以下である。連結ピン60Bは、カラー54の内部に挿入可能に形成されている。連結ピン62の外径は孔46Aの内径以下である。連結ピン62は、孔46Aの内部に挿入可能に形成されている。本実施形態では、カラー54の内径と孔46Aの内径とは等しい。連結ピン60Bの外径と、連結ピン62の外径と、連結ピン60Aの外径とは等しい。
図4に示すように、支持部材35と第1アーム41と第2アーム42とは、支持ピン56によって連結されている。支持ピン56は、第1アーム41のプレート41Aの孔48と、プレート41Bの孔48と、第2アーム42のプレート42Aの孔52と、プレート42Bの孔52とに挿入されている。第1アーム41および第2アーム42は、支持ピン56により、支持部材35に揺動可能に支持されている。また、第2アーム42は、支持ピン56により、第1アーム41に揺動可能に支持されている。
図7に示すように、ロッカーアーム40の側方には、連結切換ピン66が配置されている。連結切換ピン66は、連結ピン60Aに接近する方向と連結ピン60Aから離反する方向とに移動可能に構成されている。
図8に示すように、連結切換ピン66が連結ピン60Aから離れる方向に移動すると、連結ピン60A,62,60Bはスプリング64の力により、図8の左方にスライドする。これにより、連結ピン60Bは孔46Bの内部および孔50の内部(詳しくは、カラー54の内部)に位置する状態となり、連結ピン62は孔50の内部(詳しくは、カラー54の内部)および孔46Aの内部に位置する状態となる。以下、この状態のことを連結状態と言う。連結状態では、第1アーム41と第2アーム42とは、連結ピン60Bおよび連結ピン62によって連結される。その結果、図9に示すように、第1アーム41および第2アーム42は一体となって、支持ピン9の軸心を中心として揺動可能となる。
図7に示すように、連結切換ピン66が連結ピン60Aの方に移動すると、連結ピン60A,62,60Bは連結切換ピン66によって押され、図7の右方にスライドする。これにより、連結ピン60Bは孔46Bの内部に位置しかつ孔50の内部に位置しない状態となり、連結ピン62は孔50の内部に位置しかつ孔46Aの内部に位置しない状態となる。以下、この状態のことを非連結状態と言う。非連結状態では、図10に示すように、連結ピン62は連結ピン60Aおよび連結ピン60Bに対してスライド可能となる。その結果、図11に示すように、第2アーム42は第1アーム41に対して、支持ピン56の軸心を中心として揺動可能となる。そのため、第2アーム42が支持ピン56の軸心を中心として揺動しても、第1アーム41は揺動しないこととなる。
図3に示すように、第1アーム41のうち支持ピン56によって支持された部分(詳しくは、プレート41Aにおける孔48の周囲の部分およびプレート41Bにおける孔48の周囲の部分)は、シリンダヘッド12に揺動可能に支持された被支持部41Sを構成している。当接プレート41Cは、タペット26を介して吸気バルブ22に当接する「当接部」を構成している。ローラ43は、吸気カム23Aと接触し、吸気カム23Aによって押される「被押圧部」を構成している。
図3に示すように、ロッカーアーム40を揺動可能に支持する支持部材35は、シリンダヘッド12に形成された孔37に挿入されている。本実施形態では、シリンダヘッド12が「シリンダ部材」に対応する。ただし、シリンダヘッド12にカムキャリア(図示せず)が取り付けられ、そのカムキャリアに支持部材35が挿入される孔37が形成されていてもよい。この場合、シリンダヘッド12およびカムキャリアの全体が「シリンダ部材」に対応する。このように、シリンダヘッド12に他の部材が取り付けられ、その部材に孔37が形成されていてもよい。その場合、シリンダヘッド12および上記他の部材の全体が「シリンダ部材」に対応する。本実施形態では、支持部材35は円柱状に形成されている。ただし、支持部材35は円柱状に限らず、例えば角柱状であってもよく、その他の柱状に形成されていてもよい。孔37は、支持部材35の断面形状に対応した断面形状を備えていることが好ましい。
図12Aは、支持部材35の側面図である。図12Bは、図12AのXIIb−XIIb線断面図である。図12Aに示すように、支持部材35は、少なくとも一部が孔37に挿入される軸部35Aと、支持ピン56(図3参照)が挿通される孔35Cが形成されたリング部35Bとを有している。軸部35Aの内部には、支持部材35を孔37の内部に固定する固定部材として、ボールプランジャ39が設けられている。
図12Bに示すように、支持部材35の軸部35Aには、径方向に延びる孔35Dが形成されている。ボールプランジャ39は孔35Dに嵌め込まれている。ボールプランジャ39は、圧縮コイルスプリングからなるスプリング39Aと、スプリング39Aの一端に接続されたスプリングシート39Bと、スプリング39Aの他端に接続されたボール39Cとを有している。ボール39Cはプランジャ機構の押圧子の一例であるが、押圧子はボール39Cに限定されず、ピン等であってもよい。ボール39Cの一部は、孔35Dの外部に露出している。シリンダヘッド12の孔37の内周面には、ボール39Cと係合する溝37aが形成されている。
溝37aの形状は特に限定されないが、本実施形態では図13に示すように、溝37aは傾斜面37bを有している。傾斜面37bは、図13に示すように溝37aの一部を通りかつ孔37の中心線37cを含む断面において、孔37の中心線37cの方向に沿ってロッカーアーム40に近づくほど(すなわち、図13の上方に行くほど)中心線37cに近づくように、中心線37cに対して傾斜している。
溝37aは、孔37の中心線37cに対して傾斜した軸13cを有する円錐状または円柱状の溝である。本実施形態に係る溝37aは、中心線37cに対して斜めの方向からドリルまたはエンドミル等の工具13を孔37の内部に挿入することにより、容易に加工することができる。
本実施形態に係る内燃機関10では、支持部材35はシリンダヘッド12に対してねじ止めされていない。支持部材35を孔37に挿入するだけで、支持部材35をシリンダヘッド12に容易に取り付けることができる。詳しくは、支持部材35の軸部35Aを孔37の上方に位置付け、軸部35Aを孔37に挿入すると、ボール39Cが孔37の内周面に押されてスプリング39Aが収縮する。軸部35Aを所定の位置まで挿入すると、ボール39Cが溝37aに係合する。この際、作業者はクリック感を感じることにより、軸部35Aが所定の位置まで挿入されたことを容易に知ることができる。これにより、支持部材35を容易に位置決めできると共に、支持部材35を孔37から抜け難くすることができる。スプリング39Aの収縮に伴って発生する弾性力により、ボール39Cは孔37の内周面に押しつけられる。ボール39Cが孔37の内周面を押す圧力により、支持部材35は孔37の内部に固定される。
なお、本実施形態では、スプリングシート39Bは、支持部材35に接触する第1接触部の一例である。ボール39Cは、シリンダヘッド12に接触する第2接触部の一例である。スプリング39Aは、スプリングシート39Bとボール39Cとの間に介在しており、弾性部の一例である。
図3に示すように、内燃機関10は、ロッカーアーム40を吸気カム23Aに向けて付勢するロストモーションスプリングとして、圧縮コイルスプリング68を備えている。圧縮コイルスプリング68の内側には、圧縮コイルスプリング68の巻き軸線68dに沿って延びる軸70が配置されている。軸70は、第1端部70aと、第1端部70aよりも第2アーム42の方に配置された第2端部70bとを有している。第1端部70aには、圧縮コイルスプリング68を受けるスプリングシート72が設けられている。
圧縮コイルスプリング68は、第1端部68aと、第1端部68aよりも第2アーム42の方に配置された第2端部68bとを有している。第2端部68bには、リテーナ74が支持されている。リテーナ74は、円板状の天板部74aと、円筒状の筒部74bとを有している。筒部74bは、天板部74aから軸70の軸方向に沿って圧縮コイルスプリング68の方に延びている。天板部74aは、圧縮コイルスプリング68の第2端部68bに支持されている。天板部74aは、ロッカーアーム40の第2アーム42の当接プレート42Cと接触している。
スプリングシート72と、軸70の少なくとも一部と、圧縮コイルスプリング68の少なくとも一部と、リテーナ74の筒部74bの少なくとも一部とは、シリンダヘッド12に形成された孔76の内部に配置されている。
吸気バルブ22、バルブスプリング32、軸70、リテーナ74、圧縮コイルスプリング68、および支持部材35は、互いに平行に配置されている。リテーナ74は、バルブスプリング32と支持部材35との間に配置されている。軸70は、バルブスプリング32と支持部材35との間に配置されている。
図2に示すように、吸気バルブ22と同様、排気バルブ20にもバルブスプリング32、バルブスプリングリテーナ30、ロッカーアーム40、支持部材35、圧縮コイルスプリング68等が設けられている。それらの構成は前述の構成と同様であるので、詳しい説明は省略する。
本実施形態に係る内燃機関10では、連結切換ピン66の状態を切り換えることにより、吸気バルブ22および排気バルブ20の動作状態を切り換えることができる。
すなわち、連結切換ピン66を連結状態に切り換えると、ロッカーアーム40の第1アーム41および第2アーム42は、連結ピン60Bおよび連結ピン62によって連結される(図8参照)。吸気カムシャフト23の回転に伴って吸気カム23Aがロッカーアーム40のローラ43を押すと、第1アーム41および第2アーム42は一体となって、支持ピン56の軸心を中心として揺動する(図9参照)。その結果、第1アーム41の当接プレート41Cが吸気バルブ22を押し、吸気ポート16の吸気口18が開かれる。同様に、排気カムシャフト21の回転に伴って排気カム21Aがロッカーアーム40のローラ43を押すと、第1アーム41および第2アーム42は一体となって、支持ピン56の軸心を中心として揺動する。その結果、第1アーム41の当接プレート41Cが排気バルブ20を押し、排気ポート14の排気口17が開かれる。
連結切換ピン66を非連結状態に切り換えると、連結ピン60Bおよび連結ピン62による第1アーム41および第2アーム42の連結が解除される(図7参照)。第2アーム42は第1アーム41に対して揺動可能となる(図10参照)。吸気カムシャフト23の回転に伴って吸気カム23Aがローラ43を押すと、第2アーム42は支持ピン56の軸心を中心として揺動するが、第1アーム41は揺動しない(図11参照)。そのため、第1アーム41の当接プレート41Cが吸気バルブ22を押すことはなく、吸気口18は吸気バルブ22によって閉じられたままとなる。同様に、排気カムシャフト21の回転に伴って排気カム21Aがローラ43を押すと、第2アーム42は支持ピン56の軸心を中心として揺動するが、第1アーム41は揺動しない。そのため、第1アーム41の当接プレート41Cが排気バルブ20を押すことはなく、排気口17は排気バルブ20によって閉じられたままとなる。このように、本実施形態では、連結切換ピン66を非連結状態に切り換えることにより、複数の気筒のうちの一部を休止状態にすることができる。例えば、負荷の小さいときに一部の気筒を休止させることとすれば、燃費を向上させることができる。
以上のように、本実施形態に係る内燃機関10によれば、ロッカーアーム40を揺動可能に支持する支持部材35は、シリンダヘッド12の孔37に挿入されているだけでなく、ボールプランジャ39によって孔37の内部に固定されている。内燃機関10の運転時に、カム21A,23Aはロッカーアーム40を繰り返し押しつけ、支持部材35には軸方向に繰り返し荷重が発生する。しかし、支持部材35はボールプランジャ39によって孔37の内部に固定されているので、支持部材35が孔37から浮き上がることを防止することができる。よって、支持部材35の浮き上がりによるフレッティング摩耗等を防止することができる。
また、内燃機関10では、支持部材35を孔37に押し込むと、支持部材35は孔37に挿入された後、ボールプランジャ39のスプリング39Aの弾性力により孔37の内部に固定される。本実施形態に係る内燃機関10では、支持部材35をシリンダヘッド12にねじまたはボルトなどにより固定する作業は不要である。そのため、支持部材35の組み付けが容易である。
よって、本実施形態に係る内燃機関10によれば、支持部材35の組み付け容易性を保ちつつ、支持部材35の浮き上がりによるフレッティング摩耗等を防止することができる。
ところで、支持部材35がラッシュアジャスタのように軸方向に伸縮自在な部材であった場合、支持部材35の伸縮に伴って、ロッカーアーム40の位置が変化する。例えば、支持部材35が伸張すると、ロッカーアーム40はカム21A,23Aの方(図3の上方)に移動する。その結果、第2アーム42の揺動中心の位置はカム21A,23Aの方に移動する。一方、カム21A,23Aの位置は変化しないので、ローラ43とカム21A,23Aとの接触位置は変わらない。そのため、ロッカーアーム40が非連結状態のときに支持部材35が伸張すると、第2アーム42は孔50と孔46A,46Bとが揃う位置(図7に示す位置)まで復帰できなくなるおそれがある。それにより、第1アーム41と第2アーム42とを連結ピン60Bおよび連結ピン62により良好に連結できなくなるおそれがあり、ロッカーアーム40の連結機能の低下が懸念される。しかし、本実施形態では、支持部材35はラッシュアジャスタと異なり、軸方向に伸縮不能である。ロッカーアーム40はカム21A,23Aの方に移動しない。よって、ロッカーアーム40の第1アーム41および第2アーム42の連結機能の低下が防止される。
支持部材35をシリンダヘッド12の孔37の内部に固定する固定部材は特に限定されないが、本実施形態では、支持部材35の内部に配置されたスプリング39Aと、少なくとも一部が支持部材35の外部に配置されたボール39Cとを有するボールプランジャ39からなっている。そのため、固定部材を簡易かつコンパクトに構成することができる。また、スプリング39Aのばね定数等を適宜に設定することにより、支持部材35を孔37に挿入する作業の容易性と、支持部材35の浮き上がり難さとを良好にバランスさせることができる。
また、本実施形態に係る内燃機関10によれば、シリンダヘッド12の孔37の内周面に、ボールプランジャ39のボール39Cと係合する溝37aが形成されている。これにより、支持部材35を孔37に挿入したときに、ボール39Cが溝37aに係合することにより、支持部材35はより浮き上がりにくくなる。したがって、支持部材35の組み付け容易性と、支持部材35の浮き上がりによるフレッティング摩耗等の防止とを高度に両立させることができる。
本実施形態では、溝37aは傾斜面37bを有している(図13参照)。溝37aが傾斜面37bを有していることにより、ボールプランジャ39のボール39Cは溝37aから抜け難くなり、支持部材35はより浮き上がりにくくなる。そのため、支持部材35の浮き上がりによるフレッティング摩耗等をより一層防止することができる。
また、本実施形態では、溝37aは孔37の中心線37cに対して傾斜した軸13cを有する円錐状または円柱状の溝である。本実施形態によれば、孔37の外からドリルまたはエンドミル等の工具13を孔37の内部に挿入することにより、溝37aを加工することができる。よって、溝37aを簡易かつ安価に形成することができる。
なお、溝37aは孔37の周方向の一点のみに形成されていてもよいが、円周状に形成されていてもよい(図13の仮想線参照)。溝37aが孔37の周方向の一点にしか形成されない場合、溝37aの加工位置が周方向にずれると、支持部材35の周方向の取付位置がずれてしまう可能性がある。しかし、溝37aが円周状に形成されている場合、支持部材35の周方向の取付位置がずれてしまうことがない。よって、溝37aの加工精度が比較的低くても、溝37aを良好に加工することができる。したがって、溝37aをより簡易かつ安価に形成することができる。
以上、本発明の実施の一形態について説明したが、本発明の実施形態が前記実施形態に限定されないことは勿論である。次に、他の実施形態の例について説明する。まず、固定部材の形態が異なる他の実施形態の例について説明する。
図14に示す他の実施形態に係る内燃機関10では、固定部材は、シリンダヘッド12の内部に配置されたスプリング39Aおよびスプリングシート39Bと、少なくとも一部が孔37の内部に配置されたボール39Cとを有するボールプランジャ39からなっている。スプリング39Aは圧縮コイルスプリングからなっており、スプリング39Aの一端はスプリングシート39Bに接続され、他端はボール39Cに接続されている。支持部材35の軸部35Aの外周面には、ボール39Cと係合する溝35aが形成されている。ただし、溝35aは必ずしも必要ではなく、省略することが可能である。本実施形態では、ボール39C、スプリングシート39B、スプリング39Aが、それぞれ「第1接触部」、「第2接触部」、「弾性部」に対応する。
本実施形態においても、支持部材35を孔37に挿入するだけで、ボールプランジャ39により支持部材35を孔37の内部に固定することができる。支持部材35の組み付け容易性を保ちつつ、支持部材35の浮き上がりによるフレッティング摩耗等を防止することができる。また、ロッカーアーム40の連結機能の低下を防止することができる。また、スプリング39Aのばね定数等を適宜に設定することにより、支持部材35を孔37に挿入する作業の容易性と、支持部材35の浮き上がり難さとを好適にバランスさせることができる。また、本実施形態によれば、ボールプランジャ39を支持部材35の内部に組み付ける必要がなく、固定部材の設置位置の自由度を高めることができる。
図15Aおよび図15Bに示すように、他の実施形態に係る内燃機関10では、固定部材は、支持部材35に嵌め込まれたスナップリング139からなっている。本実施形態では、支持部材35の軸部35Aの外周面に溝35Fが形成されており、スナップリング139はこの溝35Fに嵌め込まれている。シリンダヘッド12の孔37の内周面には、スナップリング139と係合する溝37aが形成されている。ただし、溝37aは必ずしも必要ではなく、省略することが可能である。支持部材35の軸部35Aをシリンダヘッド12の孔37に挿入すると、スナップリング139は孔37の内周面に押されて、径方向の内方に向かって弾性変形する。言い換えると、スナップリング139の半径が小さくなる。このスナップリング139の変形に伴って発生する弾性力により、支持部材35はスナップリング139を介して孔37の内周面に押しつけられる。これにより、支持部材35は孔37の内部に固定される。本実施形態によれば、固定部材がスナップリング139からなっているので、固定部材を簡易かつコンパクトに構成することができる。
図16に示すように、スナップリング139をシリンダヘッド12の孔37の内周面に嵌め込むことによって、支持部材35を固定する固定部材としてもよい。本実施形態では、孔37の内周面に溝37Fが形成されており、固定部材は溝37Fに嵌め込まれたスナップリング139によって構成されている。支持部材35の外周面には、スナップリング139と係合する溝35Fが形成されている。ただし、溝35Fは必ずしも必要ではなく、省略することが可能である。本実施形態では、支持部材35の軸部35Aを孔37に挿入すると、スナップリング139は支持部材35の外周面に押されて、径方向の外方に向かって弾性変形する。言い換えると、スナップリング139の半径が大きくなる。このスナップリング139の変形に伴って発生する弾性力により、支持部材35はスナップリング139を介して孔37の内周面に押しつけられる。これにより、支持部材35は孔37の内部に固定される。本実施形態においても、固定部材がスナップリング139からなっているので、固定部材を簡易かつコンパクトに構成することができる。
図17Aおよび図17Bに示すように、他の実施形態に係る内燃機関10では、固定部材は、支持部材35に巻かれた環状のコイルスプリング239からなっている。本実施形態では、支持部材35の軸部35Aの外周面に溝35Fが形成されており、環状のコイルスプリング239はこの溝35Fに嵌め込まれている。シリンダヘッド12の孔37の内周面には、コイルスプリング239と係合する溝37aが形成されている。ただし、溝37aは必ずしも必要ではなく、省略することが可能である。支持部材35の軸部35Aを孔37に挿入すると、環状のコイルスプリング239は孔37の内周面に押されて、径方向の内方に向かって弾性変形する。このコイルスプリング239の変形に伴って発生する弾性力により、支持部材35はコイルスプリング239を介して孔37の内周面に押しつけられる。これにより、支持部材35は孔37の内部に固定される。本実施形態によれば、固定部材が環状のコイルスプリング239からなっているので、固定部材を簡易かつコンパクトに構成することができる。
図18に示すように、環状のコイルスプリング239を孔37の内周面に嵌め込むことによって、支持部材35を固定する固定部材としてもよい。本実施形態では、孔37の内周面に溝37Fが形成されており、固定部材は溝37Fに嵌め込まれた環状のコイルスプリング239によって構成されている。支持部材35の外周面には、コイルスプリング239と係合する溝35Fが形成されている。ただし、溝35Fは必ずしも必要ではなく、省略することが可能である。本実施形態では、支持部材35の軸部35Aを孔37に挿入すると、環状のコイルスプリング239は支持部材35の外周面に押されて、径方向の外方に向かって弾性変形する。このコイルスプリング239の変形に伴って発生する弾性力により、支持部材35はコイルスプリング239を介して孔37の内周面に押しつけられる。これにより、支持部材35は孔37の内部に固定される。本実施形態においても、固定部材が環状のコイルスプリング239からなっているので、固定部材を簡易かつコンパクトに構成することができる。
図19に示すように、固定部材は、シリンダヘッド12の孔37の縁部に固定された板ばね339であってもよい。ここでは、板ばね339はピン340によってシリンダヘッド12に固定されている。板ばね339には、支持部材35が貫通する孔339dが形成されている。板ばね339のうち孔339dの縁部は、支持部材35と接触する第1接触部339aとなっている。板ばね339のうちピン340に支持された部分は、ピン340を介してシリンダヘッド12と接触する第2接触部339bとなっている。第1接触部339aと第2接触部339bとの間の部分は、弾性部339cとなっている。本実施形態によれば、固定部材が板ばね339によって構成されているので、固定部材を簡易に構成することができる。
前記実施形態では、第1アーム41は、カム21A,23Aと接触しないように構成されている。前記実施形態では、ロッカーアーム40の第1アーム41および第2アーム42を非連結状態に切り換えることにより、バルブ20,22を休止状態にすることとした。しかし、第1アーム41は、ローラ43がカム21A,23Aに押されることにより第2アーム42が揺動を開始した後にカム21A,23Aに接触する接触部を有していてもよい。この場合、第1アーム41および第2アーム42を非連結状態に切り換えることにより、バルブ20,22を開くタイミングおよび閉じるタイミングを変えることが可能である。これにより、バルブ20,22の開いている期間を変更することができる。例えば、内燃機関10の回転数が高い場合にバルブ20,22の開いている期間を長くすることにより、高回転時の性能を向上させることができる。
前記実施形態では、内燃機関10は多気筒エンジンである。しかし、内燃機関10は、バルブ20,22の開閉タイミングを変更可変な単気筒エンジンであってもよい。
前記実施形態では、内燃機関10は可変動弁機構を備えている。すなわち、ロッカーアーム40は、第1アーム41と、第1アーム41に揺動可能に支持された第2アーム42とを備えている。内燃機関10は、第1アーム41および第2アーム42を着脱可能に連結する連結機構として、連結切換ピン66を備えている。しかし、内燃機関10は可変動弁機構を備えていなくてもよい。連結機構はなくてもよい。第2アーム42は第1アーム41に一体的に形成されていてもよく、ロッカーアーム40は単一部材であってもよい。内燃機関10は、バルブ20,22を休止状態にすることができなくてもよく、バルブ20,22の開閉タイミングが変更不能に構成されていてもよい。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
5…自動車(車両)、10…内燃機関、12…シリンダヘッド(シリンダ部材)、14…排気ポート、16…吸気ポート、20…排気バルブ、21…排気カムシャフト、21A…排気カム、22…吸気バルブ、23…吸気カムシャフト、23A…吸気カム、35…支持部材、37…孔、37a…溝、37b…傾斜面、39…ボールプランジャ(プランジャ機構)、39A…スプリング、39C…ボール(押圧子)、40…ロッカーアーム、41…第1アーム、41C…当接プレート(当接部)、41S…被支持部、42…第2アーム、43…ローラ(被押圧部)、66…連結切換ピン(連結機構)、139…スナップリング、239…コイルスプリング、339…板ばね

Claims (13)

  1. 孔が形成されたシリンダ部材と、
    前記シリンダ部材に形成されたポートと、
    前記シリンダ部材に組み付けられ、前記ポートを開閉するバルブと、
    前記シリンダ部材に回転可能に支持されたカムシャフトと、
    前記カムシャフトに設けられたカムと、
    少なくとも一部が前記シリンダ部材の前記孔に挿入された柱状の支持部材と、
    前記支持部材に揺動可能に支持された被支持部、前記カムに押される被押圧部、および前記バルブに当接する当接部を有するロッカーアームと、
    前記支持部材に接触する第1接触部と、前記シリンダ部材に接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部との間に介在する弾性部とを有し、前記支持部材を前記孔の内部に固定する固定部材と、を備え、
    前記固定部材は、前記支持部材の内部に配置されたスプリングと、少なくとも一部が前記支持部材の外部に配置され、前記スプリングに接続された押圧子と、を有するプランジャ機構からなっており、
    前記シリンダ部材の前記孔の内面に、前記固定部材と係合する溝が形成され、
    前記溝は、前記溝の一部を通りかつ前記孔の中心線を含む断面において、前記孔の中心線の方向に沿って前記ロッカーアームに近づくほど前記孔の中心線に近づくように前記孔の中心線に対して傾斜した傾斜面を有している、内燃機関。
  2. 孔が形成されたシリンダ部材と、
    前記シリンダ部材に形成されたポートと、
    前記シリンダ部材に組み付けられ、前記ポートを開閉するバルブと、
    前記シリンダ部材に回転可能に支持されたカムシャフトと、
    前記カムシャフトに設けられたカムと、
    少なくとも一部が前記シリンダ部材の前記孔に挿入された柱状の支持部材と、
    前記支持部材に揺動可能に支持された被支持部、前記カムに押される被押圧部、および前記バルブに当接する当接部を有するロッカーアームと、
    前記支持部材に接触する第1接触部と、前記シリンダ部材に接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部との間に介在する弾性部とを有し、前記支持部材を前記孔の内部に固定する固定部材と、を備え、
    前記固定部材は、前記支持部材の内部に配置されたスプリングと、少なくとも一部が前記支持部材の外部に配置され、前記スプリングに接続された押圧子と、を有するプランジャ機構からなっており、
    前記シリンダ部材の前記孔の内面に、前記固定部材と係合する溝が形成され、
    前記溝は、前記孔の中心線に対して傾斜した軸を有する円錐状または円柱状の溝である、内燃機関。
  3. 孔が形成されたシリンダ部材と、
    前記シリンダ部材に形成されたポートと、
    前記シリンダ部材に組み付けられ、前記ポートを開閉するバルブと、
    前記シリンダ部材に回転可能に支持されたカムシャフトと、
    前記カムシャフトに設けられたカムと、
    少なくとも一部が前記シリンダ部材の前記孔に挿入された柱状の支持部材と、
    前記支持部材に揺動可能に支持された被支持部、前記カムに押される被押圧部、および前記バルブに当接する当接部を有するロッカーアームと、
    前記支持部材に接触する第1接触部と、前記シリンダ部材に接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部との間に介在する弾性部とを有し、前記支持部材を前記孔の内部に固定する固定部材と、を備え、
    前記固定部材は、前記支持部材に嵌め込まれたスナップリングからなっており、
    前記シリンダ部材の前記孔の内面に、前記固定部材と係合する溝が形成され、
    前記溝は、前記溝の一部を通りかつ前記孔の中心線を含む断面において、前記孔の中心線の方向に沿って前記ロッカーアームに近づくほど前記孔の中心線に近づくように前記孔の中心線に対して傾斜した傾斜面を有している、内燃機関。
  4. 孔が形成されたシリンダ部材と、
    前記シリンダ部材に形成されたポートと、
    前記シリンダ部材に組み付けられ、前記ポートを開閉するバルブと、
    前記シリンダ部材に回転可能に支持されたカムシャフトと、
    前記カムシャフトに設けられたカムと、
    少なくとも一部が前記シリンダ部材の前記孔に挿入された柱状の支持部材と、
    前記支持部材に揺動可能に支持された被支持部、前記カムに押される被押圧部、および前記バルブに当接する当接部を有するロッカーアームと、
    前記支持部材に接触する第1接触部と、前記シリンダ部材に接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部との間に介在する弾性部とを有し、前記支持部材を前記孔の内部に固定する固定部材と、を備え、
    前記固定部材は、前記支持部材に嵌め込まれたスナップリングからなっており、
    前記シリンダ部材の前記孔の内面に、前記固定部材と係合する溝が形成され、
    前記溝は、前記孔の中心線に対して傾斜した軸を有する円錐状または円柱状の溝である、内燃機関。
  5. 前記孔および前記支持部材は、それぞれ円柱状に形成され、
    前記溝は、前記孔の内周面に形成された円周状の溝である、請求項1〜4のいずれか一つに記載の内燃機関。
  6. 孔が形成されたシリンダ部材と、
    前記シリンダ部材に形成されたポートと、
    前記シリンダ部材に組み付けられ、前記ポートを開閉するバルブと、
    前記シリンダ部材に回転可能に支持されたカムシャフトと、
    前記カムシャフトに設けられたカムと、
    少なくとも一部が前記シリンダ部材の前記孔に挿入された柱状の支持部材と、
    前記支持部材に揺動可能に支持された被支持部、前記カムに押される被押圧部、および前記バルブに当接する当接部を有するロッカーアームと、
    前記支持部材に接触する第1接触部と、前記シリンダ部材に接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部との間に介在する弾性部とを有し、前記支持部材を前記孔の内部に固定する固定部材と、を備え、
    前記固定部材は、前記支持部材に巻かれた環状のコイルスプリングからなっている、内燃機関。
  7. 孔が形成されたシリンダ部材と、
    前記シリンダ部材に形成されたポートと、
    前記シリンダ部材に組み付けられ、前記ポートを開閉するバルブと、
    前記シリンダ部材に回転可能に支持されたカムシャフトと、
    前記カムシャフトに設けられたカムと、
    少なくとも一部が前記シリンダ部材の前記孔に挿入された柱状の支持部材と、
    前記支持部材に揺動可能に支持された被支持部、前記カムに押される被押圧部、および前記バルブに当接する当接部を有するロッカーアームと、
    前記支持部材に接触する第1接触部と、前記シリンダ部材に接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部との間に介在する弾性部とを有し、前記支持部材を前記孔の内部に固定する固定部材と、を備え、
    前記固定部材は、前記シリンダ部材の内部に配置されたスプリングと、少なくとも一部が前記シリンダ部材の前記孔の内部に配置され、前記スプリングに接続された押圧子と、を有するプランジャ機構からなっている、内燃機関。
  8. 孔が形成されたシリンダ部材と、
    前記シリンダ部材に形成されたポートと、
    前記シリンダ部材に組み付けられ、前記ポートを開閉するバルブと、
    前記シリンダ部材に回転可能に支持されたカムシャフトと、
    前記カムシャフトに設けられたカムと、
    少なくとも一部が前記シリンダ部材の前記孔に挿入された柱状の支持部材と、
    前記支持部材に揺動可能に支持された被支持部、前記カムに押される被押圧部、および前記バルブに当接する当接部を有するロッカーアームと、
    前記支持部材に接触する第1接触部と、前記シリンダ部材に接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部との間に介在する弾性部とを有し、前記支持部材を前記孔の内部に固定する固定部材と、を備え、
    前記固定部材は、前記シリンダ部材の前記孔の内面に嵌め込まれた環状のコイルスプリングからなっている、内燃機関。
  9. 孔が形成されたシリンダ部材と、
    前記シリンダ部材に形成されたポートと、
    前記シリンダ部材に組み付けられ、前記ポートを開閉するバルブと、
    前記シリンダ部材に回転可能に支持されたカムシャフトと、
    前記カムシャフトに設けられたカムと、
    少なくとも一部が前記シリンダ部材の前記孔に挿入された柱状の支持部材と、
    前記支持部材に揺動可能に支持された被支持部、前記カムに押される被押圧部、および前記バルブに当接する当接部を有するロッカーアームと、
    前記支持部材に接触する第1接触部と、前記シリンダ部材に接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部との間に介在する弾性部とを有し、前記支持部材を前記孔の内部に固定する固定部材と、を備え、
    前記固定部材は、前記シリンダ部材の前記孔の縁部に固定された板ばねからなっている、内燃機関。
  10. 孔が形成されたシリンダ部材と、
    前記シリンダ部材に形成されたポートと、
    前記シリンダ部材に組み付けられ、前記ポートを開閉するバルブと、
    前記シリンダ部材に回転可能に支持されたカムシャフトと、
    前記カムシャフトに設けられたカムと、
    少なくとも一部が前記シリンダ部材の前記孔に挿入された柱状の支持部材と、
    前記支持部材に揺動可能に支持された被支持部、前記カムに押される被押圧部、および前記バルブに当接する当接部を有するロッカーアームと、
    前記支持部材に接触する第1接触部と、前記シリンダ部材に接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部との間に介在する弾性部とを有し、前記支持部材を前記孔の内部に固定する固定部材と、を備え、
    前記ロッカーアームは、前記被支持部および前記当接部を有する第1アームと、前記被押圧部を有し、前記第1アームに揺動可能に連結された第2アームと、を備え、
    前記第1アームと前記第2アームとを着脱自在に連結する連結機構を備え、
    前記支持部材は、前記支持部材の軸方向に伸縮不能に構成されている、内燃機関。
  11. 前記シリンダ部材の前記孔の内面に、前記固定部材と係合する溝が形成されている、請求項6または10に記載の内燃機関。
  12. 前記固定部材は、前記シリンダ部材の前記孔の内面に嵌め込まれたスナップリングからなっている、請求項10に記載の内燃機関。
  13. 請求項1〜12のいずれか一つに記載の内燃機関を備えた車両。
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