JPH094427A - 内燃機関用動弁装置 - Google Patents

内燃機関用動弁装置

Info

Publication number
JPH094427A
JPH094427A JP15454195A JP15454195A JPH094427A JP H094427 A JPH094427 A JP H094427A JP 15454195 A JP15454195 A JP 15454195A JP 15454195 A JP15454195 A JP 15454195A JP H094427 A JPH094427 A JP H094427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston member
arm
mounting hole
spring
follower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15454195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Sugiki
康之 杉木
Tadao Takeyama
忠男 竹山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Seimitsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tanaka Seimitsu Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Seimitsu Kogyo Co Ltd filed Critical Tanaka Seimitsu Kogyo Co Ltd
Priority to JP15454195A priority Critical patent/JPH094427A/ja
Publication of JPH094427A publication Critical patent/JPH094427A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】閉弁方向にばね付勢された機関弁に連動、連結
される駆動フォロアとの連動・非連動を切換え可能な自
由フォロアが、ロストモーション機構により対応するフ
ォロア駆動手段側に向けて付勢される内燃機関用動弁装
置において、ロストモーション機構の部品点数を低減す
るとともに組付作業を容易とする。 【構成】ばね21を受けるばね受け部221 と、該ばね
受け部の周方向に間隔をあけた複数個所に連設される複
数の弾性を有する腕部231 と、各腕部の先端にそれぞ
れ設けられる係合部241 とを有するシート部材191
が取付孔18に挿入、支持され、自由フォロア9に当接
する当接部261 を一端に有するピストン部材201
他端側ならびに前記各腕部の先端側の一方が他方に挿入
され、ピストン部材には、前記腕部の弾性変形によりそ
の係合部を係合させて該ピストン部材のシート部材から
の離脱を阻止する係止部291 が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、閉弁方向にばね付勢さ
れた機関弁に連動、連結される駆動フォロアと;機関弁
に対して自由となり得る自由フォロアと;駆動フォロア
および自由フォロアを個別に駆動する複数のフォロア駆
動手段と;前記駆動フォロアを自由フォロアに連動させ
る状態ならびにその連動を解除する状態を切換可能な連
動切換手段と;機関本体に対して固定位置に在る支持体
に設けられた取付孔に挿入、支持されるシート部材、自
由フォロアに当接されるピストン部材、ならびにシート
部材およびピストン部材間に縮設されるばねを備え、自
由フォロアを該自由フォロアに対応するフォロア駆動手
段に向けて付勢するロストモーション機構と;を備える
内燃機関用動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる動弁装置は、たとえば実開
平1−83110号公報等により知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の動弁装置に
おけるロストモーション機構は、支持体の取付孔に嵌合
される有底円筒状のシート部材と、一端部を自由フォロ
アに当接させてシート部材に摺動自在に嵌合されるピス
トン部材との間にばねが縮設されて成るものであり、機
関本体への組付時にピストン部材のシート部材からの離
脱を阻止するために、ピストン部材の外面に係合し得る
止め輪がシート部材の外端開口部内面に嵌着されてい
る。すなわちロストモーション機構の機能とは無関係の
止め輪がピストン部材のシート部材からの離脱を阻止す
るために必要であって部品点数が多くなり、ロストモー
ション機構の組付時にも止め輪をシート部材に嵌着する
作業が必要であって組付作業が煩雑となる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、部品点数を低減するとともに組付作業の容易
化を達成した簡単な構成のロストモーション機構を備え
る内燃機関用動弁装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、閉弁方向にばね付勢された
機関弁に連動、連結される駆動フォロアと;機関弁に対
して自由となり得る自由フォロアと;駆動フォロアおよ
び自由フォロアを個別に駆動する複数のフォロア駆動手
段と;前記駆動フォロアを自由フォロアに連動させる状
態ならびにその連動を解除する状態を切換可能な連動切
換手段と;機関本体に対して固定位置に在る支持体に設
けられた取付孔に挿入、支持されるシート部材、自由フ
ォロアに当接されるピストン部材、ならびにシート部材
およびピストン部材間に縮設されるばねを備え、自由フ
ォロアを該自由フォロアに対応するフォロア駆動手段に
向けて付勢するロストモーション機構と;を備える内燃
機関用動弁装置において、ばねの一端部を受けるばね受
け部と、該ばね受け部の周方向に間隔をあけた複数個所
に基端部が連設されるとともに取付孔の軸線にほぼ沿っ
て延びる複数の弾性を有する腕部と、各腕部の先端にそ
れぞれ設けられる係合部とを有するシート部材が、その
ばね受け部を内方側として取付孔に挿入、支持され、自
由フォロアに当接する当接部を一端に有するピストン部
材の他端側ならびに前記各腕部の先端側の一方が他方に
挿入され、ピストン部材には、前記腕部の弾性変形によ
りその係合部を係合させて該ピストン部材のシート部材
からの離脱を阻止する係止部が設けられることを特徴と
する。
【0006】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、シート部材が取付孔
に嵌合、支持され、当接部を一端に有して取付孔に摺動
自在に嵌合されるピストン部材の他端側に、シート部材
の各腕部内に挿入されるとともに先端部外面に係止部を
有する小径部が同軸に設けられ、前記係止部に係合可能
な係合部が取付孔の半径方向内方側に屈曲して前記各腕
部の先端に設けられる。
【0007】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、当接部を一端閉塞側に有
して有底円筒状に形成されるピストン部材が取付孔に摺
動自在に嵌合され、該ピストン部材の他端側開口部にシ
ート部材の各腕部先端側が挿入され、取付孔の半径方向
外方側に屈曲して各腕部の先端に設けられた係合部を係
合させ得る係止部が、前記ピストン部材の他端側開口部
内面に設けられる。
【0008】さらに請求項4記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明の構成に加えて、支持体よりも耐摩
耗性に優れた材料により形成されるシート部材が取付孔
に嵌合され、該シート部材の各腕部内に摺動自在に嵌合
されるピストン部材の外面に設けられた係止部に係合可
能な係合部が、取付孔の半径方向内方側に屈曲して前記
各腕部の先端に設けられる。
【0009】
【作用】上記請求項1、2および3記載の発明の構成に
よれば、相互間にばねを介在させたシート部材およびピ
ストン部材の一方を他方に部分的に挿入することによ
り、支持体の取付孔に組付ける前のロストモーション機
構を組立てることが可能となり、その状態では、シート
部材の係合部がピストン部材の係止部に係合することに
より、ピストン部材のシート部材からの離脱が阻止さ
れ、止め輪等の余分な部品が不要となる。
【0010】また上記請求項4記載の発明の構成によれ
ば、ピストン部材は、耐摩耗性に優れた材料から成るシ
ート部材に摺接するので、耐久性および摺動性を向上す
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0012】図1ないし図6は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は動弁装置の平面図、図2は図1の
2−2線断面図、図3は図1の3−3線拡大断面図、図
4はロストモーション機構の分解縦断面図、図5はロス
トモーション機構の組立状態を示す一部切欠き側面図、
図6は図2の6−6線断面図である。
【0013】先ず図1、図2および図3において、内燃
機関の機関本体Eを構成するシリンダヘッドHC には一
対の機関弁としての吸気弁1a,1bが配設されてお
り、それらの吸気弁1a,1bには、駆動フォロアとし
ての第1および第2駆動ロッカアーム7,8が連動、連
結され、両駆動ロッカアーム7,8間には両吸気弁1
a,1bに対して自由となり得る自由フォロアとしての
自由ロッカアーム9が配置される。各ロッカアーム7,
8,9の上方には、図示しないクランク軸から1/2の
減速比で回転駆動されるカムシャフト2が配置されてお
り、該カムシャフト2には、第1および第2駆動ロッカ
アーム7,8にそれぞれ個別に対応したフォロア駆動手
段としての低速用カム3,3と、自由ロッカアーム9に
対応したフォロア駆動手段としての高速用カム5とが設
けられ、各ロッカアーム7〜9間には、第1および第2
駆動ロッカアーム7,8を自由ロッカアーム9に連動さ
せる状態ならびにその連動状態を解除する状態を切換可
能な連動切換手段10が設けられる。
【0014】各低速用カム3,3はカムシャフト2の半
径方向に沿う突出量が比較的小さい高位部3aと、ベー
ス円部3bとをそれぞれ有する。また高速用カム5は、
カムシャフト2の半径方向外方への突出量を前記高位部
3aよりも大とするとともにその高位部3aよりも広い
中心角範囲にわたる高位部5aと、ベース円部5bとを
有する。
【0015】カムシャフト2よりも下方には、該カムシ
ャフト2と平行な軸線を有するロッカシャフト6が固定
配置されており、各ロッカアーム7,8,9は該ロッカ
シャフト6に揺動自在に支承される。而して第1駆動ロ
ッカアーム7の上部には一方の低速用カム3に摺接する
カムスリッパ11が設けられ、第2駆動ロッカアーム8
の上部には他方の低速用カム3に摺接するカムスリッパ
12が設けられ、自由ロッカアーム9の上部には高速用
カム5に摺接するカムスリッパ13が設けられる。
【0016】一方、両吸気弁1a,1bの上部にはリテ
ーナ14がそれぞれ設けられており、これらのリテーナ
14とシリンダヘッドHC との間には弁ばね15がそれ
ぞれ介装され、各吸気弁1a,1bはその弁ばね15に
より閉弁方向すなわち上方に向けてそれぞれ付勢され
る。また第1および第2駆動ロッカアーム7,8の先端
には、吸気弁1a,1bの上端に当接するタペットねじ
16が進退可能にそれぞれ螺合される。
【0017】自由ロッカアーム9は、ロッカシャフト6
から両吸気弁1a,1b側にわずかに延出されており、
この自由ロッカアーム9は、機関本体Eに対して固定位
置に在る支持体としてのシリンダヘッドHC との間に介
装したロストモーション機構171 により高速用カム5
に摺接する方向に弾発付勢される。
【0018】図4および図5を併せて参照して、ロスト
モーション機構171 は、シリンダヘッドHC に設けら
れる取付孔18に嵌合されるシート部材191 と、自由
ロッカアーム9に当接されるピストン部材201 と、シ
ート部材191 およびピストン部材201 間に縮設され
るコイル状のばね21とを備える。
【0019】取付孔18は、シリンダヘッドHC の上面
に開口する大径孔部18aと、大径孔部18aの内端に
同軸に連なる小径孔部18bと、小径孔部18bの内端
を閉塞する底部18cを有して有底に形成される。
【0020】シート部材191 は、取付孔18における
小径孔部18bの内径よりも小さな外径を有して皿状に
形成されるとともに取付孔18の底部18cに当接、支
持されるばね受け部221 と、該ばね受け部221 の周
方向に間隔をあけた複数個所たとえば4個所に基端部が
連設されるとともに取付孔18の軸線に沿ってほぼ延び
る複数の腕部231 ,231 …と、各腕部231 ,23
1 …の先端にそれぞれ設けられる係合部241 ,241
…とを有するものであり、JIS SK、SPおよびば
ね鋼等の金属板から形成され、各腕部231 ,231
は、その先端部を相互に近接・離反させる方向での弾性
を有する。また各腕部231 ,231 …の基端側には取
付孔18における大径孔部18aの内端側内面に当接し
てシート部材191 の取付孔18内での位置決めを果す
突部231 a,231 a…がそれぞれ設けられる。さら
に係合部241 ,241 …は、取付孔18の半径方向外
方側に屈曲して各腕部231 ,231 …の先端に連設さ
れるものであり、ばね受け部221 には、シート部材1
1 を取付孔18内に嵌入する際のエア抜きのための透
孔25が設けられる。
【0021】ピストン部材201 は、自由ロッカアーム
9に当接する当接部261 を一端閉塞部に有するととも
に取付孔18の大径孔部18aよりも小径に形成される
有底円筒部27と、取付孔18の大径孔部18aに摺動
自在に嵌合される外径を有して有底円筒部27の他端に
一端が段差を介して連設される円筒部28と、円筒部2
8の他端から半径方向内方に向けて環状に張出された係
止部291 とを有するものであり、JIS SCM、S
CR等の金属棒材から鍛造加工および機械加工により成
形され、シリンダヘッドHC との摺動に充分耐え得るよ
うにピストン部材201 には熱処理が施される。しかも
係止部291 の内径は、シート部材19 1 が外力を加え
ない自然な状態に在るときに該シート部材191 におけ
る各腕部231 ,231 …の外面を通る仮想円の直径に
ほぼ対応した値を有するように設定される。
【0022】而してシート部材191 における各腕部2
1 ,231 …の先端側はピストン部材201 の他端側
に挿入されるものであり、係止部291 には各腕部23
1 ,231 …の先端の係合部241 ,241 …が係合可
能であり、その係合によりピストン部材201 のシート
部材191 からの離脱が阻止される。また円筒部28の
内面における係止部291 寄りの部分には、シート部材
191 の各係合部24 1 ,241 …を係止部291 によ
り確実に係合せしめるために、係止部291 側に向けて
大径となるテーパ面44が設けられ、有底円筒部27の
側壁にはピストン部材201 が取付孔18内で摺動する
際に潤滑油およびエアを抜くための開放孔30が穿設さ
れ、円筒部28の先端外縁には、取付孔18内でのピス
トン部材201 の摺動作動を円滑にするために面取加工
による湾曲面28aが設けられる。
【0023】ところで、シート部材191 におけるばね
受け部221 の内径、ならびにピストン部材201 にお
ける有底円筒部27の内径はほぼ同一に設定されてお
り、ばね21の一端は、シート部材191 における各腕
部231 、231 …の内面およびばね受け部221 の内
面で半径方向の移動を規制されるようにしてばね受け部
221 で受けられ、ばね21の他端は、ピストン部材2
1 における有底円筒部27の内面で半径方向の移動を
規制されるようにして該ピストン部材201 の一端閉塞
部に当接される。
【0024】図6において、各ロッカアーム7〜9間に
設けられる連動切換手段10は、第1駆動ロッカアーム
7および自由ロッカアーム9間を連結可能な第1切換ピ
ン31と、自由ロッカアーム9および第2駆動ロッカア
ーム8間を連結可能な第2切換ピン32と、第1および
第2切換ピン31,32の移動を規制する規制ピン33
と、各ピン31〜33を第1駆動ロッカアーム7側に付
勢する戻しばね34とを備える。
【0025】第1駆動ロッカアーム7には、自由ロッカ
アーム9側に開放した有底の第1ガイド穴35がロッカ
シャフト6と平行に穿設されており、この第1ガイド穴
35に第1切換ピン31が摺動可能に嵌合され、第1切
換ピン31の一端と第1ガイド穴35の閉塞端との間に
油圧室36が画成される。しかも第1ガイド穴35の閉
塞端には第1切換ピン31の一端側への移動を規制する
規制突部37が突設される。また第1駆動ロッカアーム
7には油圧室36に連通する連通路38が穿設され、ロ
ッカシャフト6内には図示しない油圧供給源に通じる油
圧供給路39が設けられ、この油圧供給路39は第1駆
動ロッカアーム7の揺動状態にかかわらず前記連通路3
8すなわち油圧室36に常時連通する。
【0026】自由ロッカアーム9には、第1ガイド穴3
5に対応するガイド孔40がロッカシャフト6と平行に
して両側面間にわたって穿設されており、前記第1切換
ピン31の他端に一端が当接される第2切換ピン32が
ガイド孔40に摺動可能に嵌合される。
【0027】第2駆動ロッカアーム8には、前記ガイド
孔40に対応する有底の第2ガイド穴41が自由ロッカ
アーム9側に開放してロッカシャフト6と平行に穿設さ
れており、第2切換ピン32の他端に当接する有底円筒
状の規制ピン33が第2ガイド穴41に摺動可能に嵌合
される。この規制ピン33は、その開口端を第2ガイド
穴41の閉塞端側に向けて配置されるものであり、その
開口端部で半径方向外方に張出した鍔部33aが第2ガ
イド穴41の内面に摺接する。戻しばね34は、第2ガ
イド穴41の閉塞端および規制ピン33の閉塞端間に縮
設されており、この戻しばね34のばね力により相互に
当接した前記各ピン31,32,33が油圧室36側に
付勢される。しかも第2ガイド穴41の閉塞端には、空
気および油抜き用の連通孔42が穿設される。
【0028】また第2ガイド穴41の内面には、規制ピ
ン33の鍔部33aに係合可能な止め輪43が嵌着され
ており、この止め輪43により規制ピン33の第2ガイ
ド穴41からの抜け出しが阻止される。しかも止め輪4
3の嵌着位置は、規制ピン33が自由ロッカアーム9お
よび第2駆動ロッカアーム8間に対応する位置で第2切
換ピン33に当接している状態からさらに自由ロッカア
ーム9側に移動するのを阻止するように設定される。
【0029】このような連動切換手段10では、機関の
低速運転域において油圧室36の油圧は解放されてお
り、各ピン31〜33は戻しばね34のばね力により油
圧室36側に最大限移動した連動解除状態にある。この
状態では、第1および第2切換ピン31,32の当接面
は第1駆動ロッカアーム7および自由ロッカアーム9間
に対応する位置にあり,第2切換ピン32および規制ピ
ン33の当接面は自由ロッカアーム9および第2駆動ロ
ッカアーム8間に対応する位置にある。したがって各ロ
ッカアーム7〜9は相互に相対角変位可能な状態にあ
る。
【0030】このような非連動状態にあっては、カムシ
ャフト2の回転作動により第1および第2駆動ロッカア
ーム7,8は低速用カム3,3との摺接に応じて揺動
し、したがって両吸気弁1a,1bは低速用カム3,3
の形状に応じたタイミングおよびリフト量で開閉作動す
る。この際、自由ロッカアーム9はロストモーション機
構171 との協働により高速用カム5との摺接に応じて
揺動するが、その揺動動作は第1および第2駆動ロッカ
アーム7,8に何らの影響も及ぼさない。
【0031】機関の高速運転域では油圧室36に高油圧
が供給される。これにより第1および第2切換ピン3
1,32ならびに規制ピン33は戻しばね34のばね力
に抗して連動位置側へと移動し、第1切換ピン31がガ
イド孔40に嵌合するとともに第2切換ピン32が第2
ガイド穴41に嵌合し、各ロッカアーム7〜9が連結さ
れる。このとき高速用カム5に摺接している自由ロッカ
アーム9の揺動量が最も大きいので、第1および第2駆
動ロッカアーム7,8は自由ロッカアーム9とともに揺
動し、両吸気弁1a,1bは高速用カム5の形状に応じ
たタイミングおよびリフト量で開閉作動せしめられる。
【0032】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、ロストモーション機構171は、シリンダヘッド
C の取付孔18に嵌合されるシート部材191 と、自
由ロッカアーム9に当接されるピストン部材201 と、
シート部材191 およびピストン部材201 間に縮設さ
れるコイル状のばね21とを備えて自由ロッカアーム9
およびシリンダヘッドHC 間に設けられるものであり、
自由ロッカアーム9に当接する当接部261 を一端閉塞
部に有して有底円筒状に形成されるピストン部材201
の他端側開口部にシート部材191 の各腕部231 ,2
1 …の先端側が挿入され、各腕部231 ,231 …の
先端に設けられた係合部241 ,241…を係合させ得
る係止部291 が、前記ピストン部材201 の他端側開
口部内面に設けられている。
【0033】したがって、ばね21の一端をばね受け部
221 に当接させた状態に在るシート部材191 におけ
る各腕部231 ,231 …の先端側を相互に近接するよ
うに撓ませながらピストン部材201 の他端側開口部に
挿入することにより、図5で示すように、シリンダヘッ
ドHC に組付ける前のロストモーション機構171 を組
立てることが可能となり、この状態で、シート部材19
1 の各係合部241 ,241 …がピストン部材201
係止部291 に係合することにより、ピストン部材20
1 のシート部材191 からの離脱が阻止される。この結
果、ピストン部材のシート部材からの離脱を阻止するた
めだけの止め輪等の部品を必要とした従来のものに比べ
ると、止め輪等の余分な部品が不要となって部品点数の
低減を図ることが可能となり、しかも止め輪等の組付作
業が不要となることにより組付作業も容易となる。
【0034】また動弁装置の組立後には、図3で示すよ
うに、係合部241 ,241 …および係止部291 は常
に離間し、当接騒音を発することはない。
【0035】図7ないし図9は本発明の第2実施例を示
すものであり、図7はロストモーション機構の縦断面
図、図8はロストモーション機構の分解縦断面図、図9
はロストモーション機構の組立状態を示す側面図であ
る。
【0036】このロストモーション機構172 は、シリ
ンダヘッドHC の取付孔18に嵌合されるシート部材1
2 と、自由ロッカアーム9に当接されて取付孔18の
大径孔部18aに摺動自在に嵌合されるピストン部材2
2 と、シート部材192 およびピストン部材202
に縮設されるコイル状のばね21とを備える。
【0037】シート部材192 は、取付孔18における
小径孔部18bの内径よりも小さな外径を有して皿状に
形成されるとともに取付孔18の底部18cに当接、支
持されるばね受け部222 と、該ばね受け部222 の周
方向に間隔をあけた複数個所たとえば4個所に基端部が
連設されるとともに取付孔18の軸線に沿ってほぼ延び
る複数の腕部232 ,232 …と、各腕部232 ,23
2 …の先端にそれぞれ設けられる係合部242 ,242
…とを有するものであり、JIS SK、SPおよびば
ね鋼等の金属板から形成され、各腕部232 ,232
は、その先端部を相互に近接・離反させる方向での弾性
を有する。また各腕部232 ,232 …は取付孔18へ
の嵌合時に該取付孔18における大径孔部18aの内面
に当接するものであり、これによりシート部材192
取付孔18内での位置決めが果たされることになる。さ
らに係合部242 ,242 …は、取付孔18の半径方向
内方側に屈曲して各腕部232 ,232 …の先端に連設
されるものであり、ばね受け部222 にはエア抜きのた
めの透孔25が設けられる。
【0038】ピストン部材202 は、自由ロッカアーム
9に当接する当接部262 を一端閉塞部に有するととも
に取付孔18の大径孔部18aよりも小径に形成される
有底円筒部45と、取付孔18の大径孔部18aに摺動
自在に嵌合される外径を有して有底円筒部45の他端に
一端が段差を介して同軸に連設される嵌合部46と、嵌
合部46の他端に一端が段差を介して同軸に連設される
小径部47と、該小径部47の先端から半径方向外方に
向けて突設される環状の係止部292 とを有して、JI
S SCM、SCR等の金属棒材から鍛造加工および機
械加工により成形され、シリンダヘッドHC との摺動に
充分耐え得るようにピストン部材202には熱処理が施
される。しかも小径部47の外径は、シート部材192
が外力を加えない自然な状態に在るときに該シート部材
192 の各係合部242 ,242…の内縁を通る仮想円
の直径にほぼ対応した値を有するように設定される。ま
たピストン部材202 における有底円筒部45の側壁に
は開放孔30が穿設される。
【0039】而してピストン部材202 における小径部
47の先端側はシート部材192 における各腕部2
2 ,232 …の先端側に挿入されるものであり、係止
部292には各腕部232 ,232 …の先端の係合部2
2 ,242 …が係合可能であり、その係合によりピス
トン部材202 のシート部材192 からの離脱が阻止さ
れる。しかも前記小径部47の各腕部232 ,232
への挿入を円滑にするために、小径部47の先端外面に
は、シート部材192 側に向うにつれて小径となるテー
パ面47aが設けられ、嵌合部46の小径部47側端部
外面には、取付孔18内でのピストン部材202 の摺動
動作を円滑にするための面取部46aが設けられる。
【0040】またシート部材192 におけるばね受け部
222 の内径、ならびにピストン部材202 における有
底円筒部45の内径はほぼ同一に設定されており、ばね
21の一端は、シート部材192 におけるばね受け部2
2 の内面で半径方向の移動を規制されるようにしてば
ね受け部222 で受けられ、ばね21の他端は、ピスト
ン部材202 における有底円筒部45の内面で半径方向
の移動を規制されるようにして該ピストン部材202
一端閉塞部に当接される。
【0041】この第2実施例によれば、ばね21の一端
をばね受け部222 に当接させた状態に在るシート部材
192 における各腕部232 ,232 …の先端側を相互
に離反させるように撓ませながらピストン部材202
小径部47を各腕部232 ,232 …内に挿入すること
により、図9で示すように、シリンダヘッドHC に組付
ける前のロストモーション機構172 を組立てることが
可能となり、この状態で、シート部材192 の各係合部
242 ,242 …がピストン部材202 の係止部292
に係合することにより、ピストン部材202 のシート部
材192 からの離脱が阻止される。したがって止め輪等
の余分な部品が不要であり、部品点数の低減ならびに組
付作業の容易化を図ることができる。
【0042】図10および図11は本発明の第3実施例
を示すものであり、図10はロストモーション機構の縦
断面図、図11はロストモーション機構の分解縦断面図
である。
【0043】このロストモーション機構173 は、シリ
ンダヘッドHC の取付孔18に嵌合されるシート部材1
3 と、自由ロッカアーム9に当接されて取付孔18の
大径孔部18aに摺動自在に嵌合されるピストン部材2
1 と、シート部材193 およびピストン部材201
に縮設されるコイル状のばね21とを備える。
【0044】シート部材193 は、取付孔18における
小径孔部18bの内径よりも小さな外径を有して皿状に
形成されるとともに取付孔18の底部18cに当接、支
持されるばね受け部223 と、該ばね受け部223 の周
方向に間隔をあけた複数個所たとえば4個所に基端部が
連設されるとともに取付孔18の軸線に沿ってほぼ延び
る複数の腕部233 ,233 …と、各腕部233 ,23
3 …の先端にそれぞれ設けられる係合部243 ,243
…とを有するものであり、JIS SK、SPおよびば
ね鋼等の金属板から形成され、各腕部233 ,233
は、その先端部を相互に近接・離反させる方向での弾性
を有する。また係合部243 ,243 …は、取付孔18
の半径方向外方側に屈曲して各腕部233 ,233 …の
先端に連設されるものであり、ばね受け部223 にはエ
ア抜きのための透孔25が設けられる。
【0045】シート部材193 におけるばね受け部22
3 の内径はピストン部材201 における有底円筒部27
の内径とほぼ同一に設定されており、ばね21の一端
は、シート部材193 におけるばね受け部223 の内面
で半径方向の移動を規制されるようにしてばね受け部2
3 で受けられ、ばね21の他端は、ピストン部材20
1 における有底円筒部27の内面で半径方向の移動を規
制されるようにして該ピストン部材201 の一端閉塞部
に当接される。
【0046】この第3実施例によれば、ばね21の一端
をばね受け部223 に当接させた状態に在るシート部材
193 における各腕部233 ,233 …の先端側を相互
に近接させるように撓ませながらピストン部材201
円筒部28内に挿入することにより、シリンダヘッドH
C に組付ける前のロストモーション機構173 を組立て
ることが可能となり、この状態で、シート部材193
各係合部243 ,24 3 …がピストン部材201 の係止
部291 に係合することにより、ピストン部材201
シート部材193 からの離脱が阻止される。したがって
止め輪等の余分な部品が不要であり、部品点数の低減な
らびに組付作業の容易化を図ることができる。またロス
トモーション機構173 がシリンダヘッドHC に組付け
られた状態で、シート部材193 における各腕部2
3 ,233 …の外面は、それらの腕部233 ,233
…の弾発力によりピストン部材201 の係止部291
縁に摺接するものであり、それによりシート部材193
の取付孔18内での位置が保持され、シート部材193
の振動による騒音の発生を回避することができる。
【0047】図12および図13は本発明の第4実施例
を示すものであり、図12はロストモーション機構の縦
断面図、図13はロストモーション機構の分解縦断面図
である。
【0048】このロストモーション機構174 は、シリ
ンダヘッドHC の取付孔18に嵌合されるシート部材1
3 と、自由ロッカアーム9に当接されて取付孔18の
大径孔部18aに摺動自在に嵌合されるピストン部材2
3 と、シート部材193 およびピストン部材203
に縮設されるコイル状のばね21とを備える。
【0049】ピストン部材203 は、自由ロッカアーム
9に当接する当接部263 を一端閉塞部に有するととも
に取付孔18の大径孔部18aよりも小径に形成される
有底円筒部48と、取付孔18の大径孔部18aに摺動
自在に嵌合される外径を有して有底円筒部48の他端に
一端が段差を介して同軸に連設される円筒部49と、該
円筒部49の先端から半径方向内方に張出される環状の
係止部293 とを有して、JIS SP、SCM等の金
属板材からプレス加工および機械加工により、第1およ
び第3実施例のピストン部材201 にほぼ対応した形状
に形成されるものであり、シリンダヘッドHC との摺動
に充分耐え得るようにピストン部材20 3 には熱処理が
施される。しかも円筒部49の内面における係止部29
3 寄りの部分には、シート部材193 の各係合部2
3 ,243 …を係止部293 により確実に係合せしめ
るために環状溝50が設けられる。また有底円筒部48
の側壁には開放孔30が穿設され、円筒部49の先端外
縁には、取付孔18内でのピストン部材203 の摺動作
動を円滑にするために面取加工による湾曲面49aが設
けられる。
【0050】またピストン部材203 における有底円筒
部48の内径はシート部材193 におけるばね受け部2
3 の内径とほぼ同一に設定されており、ばね21の一
端は、シート部材193 におけるばね受け部223 の内
面で半径方向の移動を規制されるようにしてばね受け部
223 で受けられ、ばね21の他端は、ピストン部材2
3 における有底円筒部48の内面で半径方向の移動を
規制されるようにして該ピストン部材203 の一端閉塞
部に当接される。
【0051】この第4実施例によっても、上記第3実施
例と同様に、シリンダヘッドHC に組付ける前の組立状
態に在るロストモーション機構174 では、シート部材
19 3 の各係合部243 ,243 …がピストン部材20
3 の係止部293 に係合することにより、ピストン部材
203 のシート部材193 からの離脱が阻止され、止め
輪等の余分な部品を不要と、部品点数の低減ならびに組
付作業の容易化を図ることができる。
【0052】図14ないし図16は本発明の第5実施例
を示すものであり、図14はロストモーション機構の縦
断面図、図15はロストモーション機構の分解縦断面
図、図16はロストモーション機構の組立状態を示す側
面図である。
【0053】このロストモーション機構175 は、シリ
ンダヘッドHC の取付孔18に嵌合されるシート部材1
4 と、自由ロッカアーム9に当接されてシート部材1
4に摺動自在に嵌合されるピストン部材204 と、シ
ート部材194 およびピストン部材204 間に縮設され
るコイル状のばね21とを備える。
【0054】シート部材194 は、取付孔18における
大径孔部18aの小径孔部18b寄りの部分に嵌合され
て取付孔18の底部18cに当接、支持される皿状のば
ね受け部224 と、該ばね受け部224 の周方向に間隔
をあけた複数個所たとえば4個所に基端部が連設される
とともに取付孔18の軸線に沿ってほぼ延びる複数の腕
部234 ,234 …と、各腕部234 ,234 …の先端
にそれぞれ設けられる係合部244 ,244 …とを有し
て、JIS SK、SPおよびばね鋼等の金属板から形
成されるとともに、ピストン部材204 との摺動に耐え
得る硬度を有するように焼き入れ、焼き戻し処理あるい
は窒化処理等が施されたものであり、各腕部234 ,2
4 …は、その先端部を相互に近接・離反させる方向で
の弾性を有する。
【0055】しかも各腕部234 ,234 …は、ばね受
け部224 を取付孔18の底部18cに当接させた状態
では、その先端が取付孔18の外端から突出する長さを
有するものであり、また外力を加えない自然な状態で
は、各腕部234 ,234 …の先端側外面を通る仮想縁
の直径が取付孔18における大径孔部18aの内径より
も大きくなるように形成されており、シート部材194
を取付孔18に嵌合した状態では各腕部234 ,234
…は取付孔18の大径孔部18a内面に弾発的に密接す
ることになる。これによりシート部材194 の取付孔1
8への嵌合時に該取付孔18内でのシート部材194
がたつきが防止される。
【0056】さらに係合部244 ,244 …は、取付孔
18の半径方向内方側に屈曲して各腕部234 ,234
…の先端に連設されるものであり、ばね受け部224
は、シート部材194 を取付孔18内に嵌入する際のエ
ア抜きのための透孔25が設けられる。
【0057】ピストン部材204 は、自由ロッカアーム
9に当接する当接部264 を一端に有する横断面円形の
頭部51と、シート部材194 の各腕部234 ,234
…内に摺動自在に嵌合される外径を有して頭部51の他
端に同軸に連設される大径鍔部52と、該大径鍔部52
よりも小径にして大径鍔部52の他端に同軸に連設され
るガイド軸部53と、頭部51および大径鍔部52間で
段差状に形成される環状の係止部294 とを有して、J
IS SCM、SCR等の金属棒材から鍛造加工および
機械加工により成形され、シート部材194 との摺動に
充分耐え得るようにピストン部材204 には熱処理が施
される。
【0058】而してピストン部材204 は、そのガイド
軸部53をシート部材194 側に配置した状態で、シー
ト部材194 における各腕部234 ,234 …の先端側
に挿入されるものであり、係止部294 には、図16で
示すように、外力を加えない自然な状態に在るシート部
材194 の係合部244 ,244 …が係合可能であり、
その係合によりピストン部材204 のシート部材194
からの離脱が阻止される。
【0059】ところで、ピストン部材204 におけるガ
イド軸部53の外径は、該ガイド軸部53をコイル状の
ばね21の他端に嵌合し得るように設定されており、ば
ね21の一端は、シート部材194 におけるばね受け部
224 の内面で半径方向の移動を規制されるようにして
ばね受け部224 で受けられ、ばね21の他端は、ピス
トン部材204 におけるガイド軸部53の外面で半径方
向の移動を規制されるようにして該ピストン部材204
の大径鍔部52に当接される。
【0060】この第5実施例によれば、上記各実施例と
同様に、シート部材194 の各係合部244 ,244
がピストン部材204 の係止部294 に係合することに
より、ピストン部材204 のシート部材194 からの離
脱が阻止され、止め輪等の余分な部品を不要と、部品点
数の低減ならびに組付作業の容易化を図ることができ
る。しかもピストン部材204 は、耐摩耗性に優れた材
料から成るシート部材194 に摺接するので、シリンダ
ヘッドHC がアルミニウム合金製であっても耐久性およ
び摺動性を向上することができる。さらにシート部材1
4 に外力を加えない自然な状態では、各腕部234
234 …の先端側外面を通る仮想縁の直径が取付孔18
における大径孔部18aの内径よりも大きくなるように
形成されていることにより、ロストモーション機構17
5 の組立時にシート部材194 内にばね21を挿入し易
く、組立作業性を向上することができる。
【0061】ところで、シート部材194 が取付孔18
に嵌合された状態で、各腕部234,234 …相互間の
間隙が、取付孔18の外方位置まで延びているので、ピ
ストン部材204 が取付孔18内で摺動する際に潤滑油
およびエアを抜くための開放孔がピストン部材204
設けられていないが、設けられていてもよい。
【0062】図17および図18は本発明の第6実施例
を示すものであり、図17はロストモーション機構の縦
断面図、図18はロストモーション機構の分解縦断面図
である。
【0063】このロストモーション機構176 は、シリ
ンダヘッドHC の取付孔18に嵌合されるシート部材1
5 と、自由ロッカアーム9に当接されてシート部材1
5に摺動自在に嵌合されるピストン部材205 と、シ
ート部材195 およびピストン部材205 間に縮設され
るコイル状のばね21とを備える。
【0064】シート部材195 は、取付孔18における
大径孔部18aの小径孔部18b寄りの部分に嵌合され
て取付孔18の底部18cに当接、支持される皿状のば
ね受け部225 と、該ばね受け部225 の周方向に間隔
をあけた複数個所たとえば4個所に基端部が連設される
とともに取付孔18の軸線に沿ってほぼ延びる複数の腕
部235 ,235 …と、各腕部235 ,235 …の先端
にそれぞれ設けられる係合部245 ,245 …とを有し
て、JIS SK、SPおよびばね鋼等の金属板から形
成されるとともに、ピストン部材205 との摺動に耐え
得る硬度を有するように焼き入れ、焼き戻し処理あるい
は窒化処理等が施されたものであり、各腕部235 ,2
5 …は、その先端部を相互に近接・離反させる方向で
の弾性を有する。
【0065】しかも各腕部235 ,235 …は、ばね受
け部225 を取付孔18の底部18cに当接させた状態
では、その先端が取付孔18の外端にほぼ対応する位置
に在るような長さを有するものであり、また外力を加え
ない自然な状態では、各腕部235 ,235 …の先端側
外面を通る仮想縁の直径が取付孔18における大径孔部
18aの内径よりも大きくなるように形成されており、
シート部材195 を取付孔18に嵌合した状態では各腕
部235 ,235 …は取付孔18の大径孔部18a内面
に弾発的に密接することになる。これによりシート部材
195 の取付孔18への嵌合時に該取付孔18内でのシ
ート部材195 のがたつきが防止される。
【0066】さらに係合部245 ,245 …は、取付孔
18の半径方向内方側に屈曲して各腕部235 ,235
…の先端に連設されるものであり、ばね受け部225
は、シート部材195 を取付孔18内に嵌入する際のエ
ア抜きのための透孔25が設けられる。
【0067】ピストン部材205 は、自由ロッカアーム
9に当接する当接部265 を一端閉塞部に有する有底円
筒部55と、シート部材195 の各腕部235 ,235
…内に摺動自在に嵌合される外径を有して有底円筒部5
5の他端に同軸に連設される円筒部56と、有底円筒部
55および円筒部56間で段差状に形成される環状の係
止部295 とを有して、JIS SCM、SCR等の金
属棒材から鍛造加工および機械加工により成形され、シ
ート部材195 との摺動に充分耐え得るようにピストン
部材205 には熱処理が施される。また有底円筒部55
には開放孔30が穿設されているが、シート部材195
が取付孔18に嵌合された状態で、各腕部235 ,23
5 …相互間の間隙が取付孔18の外方に開口しているの
で、ピストン部材205 に開放孔30が設けられていな
くてもよい。
【0068】而してピストン部材205 の円筒部56
は、シート部材195 における各腕部235 ,235
内に挿入されるものであり、外力を加えない自然な状態
に在るシート部材195 の係合部245 ,245 …はピ
ストン部材205 の係止部29 5 に係合可能であり、そ
の係合によりピストン部材205 のシート部材195
らの離脱が阻止される。
【0069】ところで、有底円筒部55および円筒部5
6の内面は面一に形成されており、ばね21の一端は、
シート部材195 におけるばね受け部225 の内面で半
径方向の移動を規制されるようにしてばね受け部225
で受けられ、ばね21の他端は、ピストン部材205
おける有底円筒部55および円筒部56の内面で半径方
向の移動を規制されるようにして該ピストン部材205
の一端閉塞部に当接される。
【0070】この第6実施例によっても上記第5実施例
と同様の効果を得ることができる。
【0071】図19および図20は本発明の第7実施例
を示すものであり、図19はロストモーション機構の縦
断面図、図20はロストモーション機構の分解縦断面図
である。
【0072】このロストモーション機構177 は、シリ
ンダヘッドHC の取付孔18に嵌合されるシート部材1
5 と、自由ロッカアーム9に当接されてシート部材1
5に摺動自在に嵌合されるピストン部材206 と、シ
ート部材195 およびピストン部材206 間に縮設され
るコイル状のばね21とを備える。
【0073】ピストン部材206 は、自由ロッカアーム
9に当接する当接部265 を一端閉塞部に有する有底円
筒部57と、シート部材195 の各腕部235 ,235
…内に摺動自在に嵌合される外径を有して有底円筒部5
7の他端に同軸に連設される円筒部58と、有底円筒部
57および円筒部58間で段差状に形成される環状の係
止部296 とを有して、JIS SP、SCM等の金属
板材からプレス加工および機械加工により、第6実施例
のピストン部材205 にほぼ対応した形状に形成される
ものであり、シリンダヘッドHC との摺動に充分耐え得
るようにピストン部材206 には熱処理が施される。し
かも有底円筒部57および円筒部58の内面は、円筒部
58側を大径として段差付きに形成されており、有底円
筒部57の側壁には開放孔30が穿設される。
【0074】而してピストン部材206 の円筒部58
は、シート部材195 における各腕部235 ,235
内に挿入されるものであり、外力を加えない自然な状態
に在るシート部材195 の係合部245 ,245 …はピ
ストン部材206 の係止部29 6 に係合可能であり、そ
の係合によりピストン部材206 のシート部材195
らの離脱が阻止される。
【0075】ところで、ばね21の一端はシート部材1
5 におけるばね受け部225 の内面で半径方向の移動
を規制されるようにしてばね受け部225 で受けられ、
ばね21の他端は、ピストン部材206 における有底円
筒部57の内面で半径方向の移動を規制されるようにし
て該ピストン部材206 の一端閉塞部に当接される。
【0076】この第7実施例によっても、上記第5およ
び第6実施例と同様の効果を奏することができる。
【0077】図21は本発明の第8実施例を示すもので
あり、このロストモーション機構178 は、シリンダヘ
ッドHC に嵌合、支持されるシート部材196 と、自由
ロッカアーム9に当接されてシート部材196 に部分的
に挿入されるピストン部材204 ′と、シート部材19
6 およびピストン部材204 ′間に縮設されるコイル状
のばね21とを備える。
【0078】シリンダヘッドHC には、内径を全長にわ
たって一定として有底の取付孔18′が穿設されてお
り、シート部材196 は、取付孔18′の内端部に嵌合
されて取付孔18の閉塞端に当接、支持される皿状のば
ね受け部226 と、該ばね受け部226 の周方向に間隔
をあけた複数個所たとえば4個所に基端部が連設される
とともに取付孔18′の軸線に沿ってほぼ延びる複数の
腕部236 ,236 …と、各腕部236 ,236 …の先
端にそれぞれ設けられる係合部246 ,246 …とを有
して、JIS SK、SPおよびばね鋼等の金属板から
形成される、各腕部236 ,236 …は、その先端部を
相互に近接・離反させる方向での弾性を有する。
【0079】しかも各腕部236 ,236 …は、ばね受
け部226 を取付孔18′の閉塞端に当接させた状態で
は、その先端が取付孔18′の外端から突出する長さを
有するものであり、また外力を加えない自然な状態で
は、各腕部236 ,236 …の先端側外面を通る仮想縁
の直径が取付孔18′の内径よりも大きくなるように形
成されており、シート部材196 を取付孔18′に嵌合
した状態では各腕部23 6 ,236 …は取付孔18′の
内面に弾発的に密接され、これによりシート部材196
の取付孔18′への嵌合時に該取付孔18′内でのシー
ト部材196 のがたつきが防止される。
【0080】さらに係合部246 ,246 …は、取付孔
18′の半径方向内方側に屈曲して各腕部236 ,23
6 …の先端に連設されるものであり、ばね受け部226
には、シート部材196 を取付孔18′内に嵌入する際
のエア抜きのための透孔25が設けられる。
【0081】ピストン部材204 ′は、自由ロッカアー
ム9に当接する当接部264 ′を一端に有する横断面円
形の頭部51′と、該頭部51′よりも小径にしてシー
ト部材196 の各腕部236 ,236 …内に挿入される
外径を有して頭部51′の他端に同軸に連設される大径
鍔部52′と、該大径鍔部52′よりも小径にして大径
鍔部52′の他端に同軸に連設されるガイド軸部53′
と、頭部51′および大径鍔部52′間で段差状に形成
される環状の係止部294 ′とを有して、JIS SC
M、SCR等の金属棒材から鍛造加工および機械加工に
より、第5実施例(図14〜16参照)のピストン部材
204 にほぼ対応した形状に形成される。しかも大径鍔
部52′の外径はばね21の外径よりもわずかに小さく
設定されており、ガイド軸部53′の外径は、該ガイド
軸部53′をコイル状のばね21の他端に嵌合し得るよ
うに設定されている。
【0082】而してピストン部材204 ′は、そのガイ
ド軸部53′をシート部材196 側に配置した状態で、
シート部材196 における各腕部236 ,236 …の先
端側に挿入されるものであり、係止部294 ′には、外
力を加えない自然な状態に在るシート部材196 の係合
部246 ,246 …が係合可能であり、その係合により
ピストン部材204 ′のシート部材196 からの離脱が
阻止される。
【0083】ばね21の一端は、シート部材196 にお
けるばね受け部226 の内面で半径方向の移動を規制さ
れるようにしてばね受け部226 で受けられ、ばね21
の他端は、シート部材196 の各腕部236 ,236
の内面で半径方向の移動を規制されるようにして該ピス
トン部材204 ′の大径鍔部52′に当接される。
【0084】この第8実施例によれば、上記各実施例と
同様の効果を奏することができるとともに、ピストン部
材204 ′がシート部材196 に摺接することなく、シ
ート部材196 で規制されたばね21でガイドされて作
動することになり、ピストン部材204 ′の摩耗を極力
避けることができる。
【0085】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0086】たとえば支持体がシリンダヘッドに取り付
けられるものであってもよく、また機関弁としての排気
弁用動弁装置を本発明を適用することも可能であり、さ
らに駆動フォロアおよび自由フォロアを駆動するフォロ
ア駆動手段を油圧作動式のものとすることも可能であ
る。
【0087】
【発明の効果】以上のように請求項1、2および3記載
の発明によれば、相互間にばねを介在させたシート部材
およびピストン部材の一方を他方に部分的に挿入するこ
とにより、支持体の取付孔に組付ける前のロストモーシ
ョン機構を組立てることができ、その組立状態ではシー
ト部材の係合部がピストン部材の係止部に係合すること
によりピストン部材のシート部材からの離脱が阻止され
ので、止め輪等の余分な部品を不要として部品点数の低
減を図るとともに組付作業を容易とすることができる。
【0088】また請求項4記載の発明によれば、ピスト
ン部材を耐摩耗性に優れた材料から成るシート部材に摺
接させることにより、支持体の材料如何にかかわらず、
耐久性および摺動性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の動弁装置の平面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線拡大断面図である。
【図4】ロストモーション機構の分解縦断面図である。
【図5】ロストモーション機構の組立状態を示す一部切
欠き側面図である。
【図6】図2の6−6線断面図である。
【図7】第2実施例のロストモーション機構の縦断面図
である。
【図8】ロストモーション機構の分解縦断面図である。
【図9】ロストモーション機構の組立状態を示す側面図
である。
【図10】第3実施例のロストモーション機構の縦断面
図である。
【図11】ロストモーション機構の分解縦断面図であ
る。
【図12】第4実施例のロストモーション機構の縦断面
図である。
【図13】ロストモーション機構の分解縦断面図であ
る。
【図14】第5実施例のロストモーション機構の縦断面
図である。
【図15】ロストモーション機構の分解縦断面図であ
る。
【図16】ロストモーション機構の組立状態を示す側面
図である。
【図17】第6実施例のロストモーション機構の縦断面
図である。
【図18】ロストモーション機構の分解縦断面図であ
る。
【図19】第7実施例のロストモーション機構の縦断面
図である。
【図20】ロストモーション機構の分解縦断面図であ
る。
【図21】第8実施例のロストモーション機構の縦断面
図である。
【符号の説明】
1a,1b・・・機関弁としての吸気弁 3・・・フォロア駆動手段としての低速用カム 5・・・フォロア駆動手段としての後側用カム 7,8・・・駆動フォロアとしての駆動ロッカアーム 9・・・自由フォロアとしての自由ロッカアーム 10・・・連動切換手段 171 〜178 ・・・ロストモーション機構 18,18′・・・取付孔 191 〜196 ・・・シート部材 201 〜206 ,204 ′・・・ピストン部材 21・・・ばね 221 〜226 ・・・ばね受け部 231 〜236 ・・・腕部 241 〜246 ・・・係合部 261 〜266 ,264 ′・・・当接部 291 〜296 ,294 ′・・・係止部 E・・・機関本体 HC ・・・支持体としてのシリンダヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉弁方向にばね付勢された機関弁(1
    a,1b)に連動、連結される駆動フォロア(7,8)
    と;機関弁(1a,1b)に対して自由となり得る自由
    フォロア(9)と;駆動フォロア(7,8)および自由
    フォロア(9)を個別に駆動する複数のフォロア駆動手
    段(3,3,5)と;前記駆動フォロア(7,8)を自
    由フォロア(9)に連動させる状態ならびにその連動を
    解除する状態を切換可能な連動切換手段(10)と;機
    関本体(E)に対して固定位置に在る支持体(HC )に
    設けられた取付孔(18,18′)に挿入、支持される
    シート部材(191 〜196 )、自由フォロア(9)に
    当接されるピストン部材(201 〜206 ,2
    4 ′)、ならびにシート部材(191 〜196 )およ
    びピストン部材(201 〜206 ,204 ′)間に縮設
    されるばね(21)を備え、自由フォロア(9)を該自
    由フォロア(9)に対応するフォロア駆動手段(5)に
    向けて付勢するロストモーション機構(171 〜1
    8 )と;を備える内燃機関用動弁装置において、ばね
    (21)の一端部を受けるばね受け部(221 〜2
    6 )と、該ばね受け部(221 〜226 )の周方向に
    間隔をあけた複数個所に基端部が連設されるとともに取
    付孔(18,18′)の軸線にほぼ沿って延びる複数の
    弾性を有する腕部(231 〜236 )と、各腕部(23
    1 〜236 )の先端にそれぞれ設けられる係合部(24
    1 〜246 )とを有するシート部材(19 1 〜196
    が、そのばね受け部(221 〜226 )を内方側として
    取付孔(18,18′)に挿入、支持され、自由フォロ
    ア(9)に当接する当接部(261〜266 ,2
    4 ′)を一端に有するピストン部材(201 〜2
    6 ,264 ′)の他端側ならびに前記各腕部(231
    〜236 )の先端側の一方が他方に挿入され、ピストン
    部材(201 〜206 ,204 ′)には、前記腕部(2
    1 〜236 )の弾性変形によりその係合部(241
    246 )を係合させて該ピストン部材(201 〜2
    6 ,204 ′)のシート部材(191 〜196 )から
    の離脱を阻止する係止部(291 〜296 ,294 ′)
    が設けられることを特徴とする内燃機関用動弁装置。
  2. 【請求項2】 シート部材(192 )が取付孔(18)
    に嵌合、支持され、当接部(262 )を一端に有して取
    付孔(18)に摺動自在に嵌合されるピストン部材(2
    2 )の他端側に、シート部材(192 )の各腕部(2
    2 )内に挿入されるとともに先端部外面に係止部(2
    2 )を有する小径部(45)が同軸に設けられ、前記
    係止部(292 )に係合可能な係合部(242 )が取付
    孔(18)の半径方向内方側に屈曲して前記各腕部(2
    2 )の先端に設けられることを特徴とする請求項1記
    載の内燃機関用動弁装置。
  3. 【請求項3】 当接部(261 ,263 )を一端閉塞側
    に有して有底円筒状に形成されるピストン部材(2
    1 ,203 )が取付孔(18)に摺動自在に嵌合さ
    れ、該ピストン部材(201 ,203 )の他端側開口部
    にシート部材(19 1 ,193 )の各腕部(231 ,2
    3 )先端側が挿入され、取付孔(18)の半径方向外
    方側に屈曲して各腕部(231 ,233 )の先端に設け
    られた係合部(241 ,243 )を係合させ得る係止部
    (291 ,293 )が、前記ピストン部材(201 ,2
    3 )の他端側開口部内面に設けられることを特徴とす
    る請求項1記載の内燃機関用動弁装置。
  4. 【請求項4】 支持体(HC )よりも耐摩耗性に優れた
    材料により形成されるシート部材(194 ,195 )が
    取付孔(18)に嵌合され、該シート部材(194 ,1
    5 )の各腕部(234 〜235 )内に摺動自在に嵌合
    されるピストン部材(204 〜206 )の外面に設けら
    れた係止部(294 〜296 )に係合可能な係合部(2
    4 ,245 )が、取付孔(18)の半径方向内方側に
    屈曲して前記各腕部(234 ,235 )の先端に設けら
    れることを特徴とする請求項1記載の内燃機関用動弁装
    置。
JP15454195A 1995-06-21 1995-06-21 内燃機関用動弁装置 Pending JPH094427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15454195A JPH094427A (ja) 1995-06-21 1995-06-21 内燃機関用動弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15454195A JPH094427A (ja) 1995-06-21 1995-06-21 内燃機関用動弁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH094427A true JPH094427A (ja) 1997-01-07

Family

ID=15586520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15454195A Pending JPH094427A (ja) 1995-06-21 1995-06-21 内燃機関用動弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH094427A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015102044A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 株式会社オティックス ロッカアームの支持機構
JP2015102045A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 株式会社オティックス ロッカアームの支持機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015102044A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 株式会社オティックス ロッカアームの支持機構
JP2015102045A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 株式会社オティックス ロッカアームの支持機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6343581B2 (en) Variable valve timing and lift structure for four cycle engine
US5694894A (en) Valve control means
KR100299302B1 (ko) 밸브제어수단
US5706771A (en) Hydraulic element assembly
JP2007146844A (ja) 内燃機関用タペット
US6148780A (en) Hydraulic element assembly
JPH094427A (ja) 内燃機関用動弁装置
EP1247945B1 (en) Internal combustion engine
JPS6047806A (ja) 内燃機関の油圧リフタ
US10066518B2 (en) Variable valve mechanism for internal combustion engine
EP1288445B1 (en) Valve-operating assembly of driven rotation member and cam
JP2002047904A (ja) 内燃機関の弁を操作するためのカム軸
JP2002256833A (ja) 内燃機関の直動式動弁装置
JPH06123209A (ja) エンジンの弁作動装置
JP2007077962A (ja) 可変動弁機構の組み付け方法
EP3842623B1 (en) Lost motion mechanism, valve gear and engine
JPH0523763Y2 (ja)
US20160333750A1 (en) Locator for use in a valvetrain of a cylinder head of an internal combustion engine
EP3647555B1 (en) Internal combustion engine and vehicle
JP2001289019A (ja) 内燃機関の動弁装置
JP2517119Y2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JPH0242108A (ja) 内燃機関用動弁装置
JPH0523764Y2 (ja)
JPH0533621A (ja) 内燃機関の動弁装置
JP2557920Y2 (ja) エンジンの弁作動装置