JPH06123209A - エンジンの弁作動装置 - Google Patents
エンジンの弁作動装置Info
- Publication number
- JPH06123209A JPH06123209A JP4272022A JP27202292A JPH06123209A JP H06123209 A JPH06123209 A JP H06123209A JP 4272022 A JP4272022 A JP 4272022A JP 27202292 A JP27202292 A JP 27202292A JP H06123209 A JPH06123209 A JP H06123209A
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- JP
- Japan
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- rocker arm
- main rocker
- prop
- lost motion
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L13/00—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
- F01L13/0015—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
- F01L13/0036—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20576—Elements
- Y10T74/20882—Rocker arms
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のカムが選択的に使用されるエンジンの
弁作動装置において、高精度の加工を不要とし、かつ軽
量化をはかること。 【構成】 サブロッカアーム2を高速カム22に押し付
けるロストモーションスプリング25を備え、その付勢
力をサブロッカアーム2に伝えるプロップ31を備える
とともに、メインロッカアーム1と別体で形成される係
合部材40を備え、エンジン運転条件に応じてプロップ
31を係合部材40に当接させる係止位置とこれに当接
しない非係止位置に駆動する構成とし、係合部材40と
プロップ31を鉄系の金属により形成する一方、メイン
ロッカアーム1をアルミ系の金属により形成する。
弁作動装置において、高精度の加工を不要とし、かつ軽
量化をはかること。 【構成】 サブロッカアーム2を高速カム22に押し付
けるロストモーションスプリング25を備え、その付勢
力をサブロッカアーム2に伝えるプロップ31を備える
とともに、メインロッカアーム1と別体で形成される係
合部材40を備え、エンジン運転条件に応じてプロップ
31を係合部材40に当接させる係止位置とこれに当接
しない非係止位置に駆動する構成とし、係合部材40と
プロップ31を鉄系の金属により形成する一方、メイン
ロッカアーム1をアルミ系の金属により形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの運転条件に
応じて複数のカムを選択的に使用する弁作動装置に関す
る。
応じて複数のカムを選択的に使用する弁作動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から低中速運転時のトルクと高速運
転時の出力向上を両立する目的で、運転状態に応じて吸
気弁または排気弁のリフト特性を異ならせ、これによっ
て吸排気のタイミングあるいは吸排気量を制御すること
が知られている(例えば特開昭63−167016号公
報、特開昭63−57805号公報等参照)。
転時の出力向上を両立する目的で、運転状態に応じて吸
気弁または排気弁のリフト特性を異ならせ、これによっ
て吸排気のタイミングあるいは吸排気量を制御すること
が知られている(例えば特開昭63−167016号公
報、特開昭63−57805号公報等参照)。
【0003】これについて説明すると、その揺動先端が
弁に当接する低速用ロッカアームと、この低速用ロッカ
アームの片側に隣接して弁との当接部位を持たない高速
用ロッカアームとが共通のロッカシャフトに揺動可能に
支持され、低速用ロッカアームには低速カムが、高速用
ロッカアームには低速カムよりも開弁角度または弁リフ
ト量が大きくなるプロフィールを有する高速カムがそれ
ぞれ摺接される。
弁に当接する低速用ロッカアームと、この低速用ロッカ
アームの片側に隣接して弁との当接部位を持たない高速
用ロッカアームとが共通のロッカシャフトに揺動可能に
支持され、低速用ロッカアームには低速カムが、高速用
ロッカアームには低速カムよりも開弁角度または弁リフ
ト量が大きくなるプロフィールを有する高速カムがそれ
ぞれ摺接される。
【0004】さらに、ロッカシャフトから所定の距離だ
け離れた揺動部位においてロッカシャフトと平行な方向
には、作動油圧に応動するプランジャが嵌合穴に嵌まり
あるいは嵌合穴から抜けることで2つのロッカアームが
連結されたりその連結が解かれたりする。
け離れた揺動部位においてロッカシャフトと平行な方向
には、作動油圧に応動するプランジャが嵌合穴に嵌まり
あるいは嵌合穴から抜けることで2つのロッカアームが
連結されたりその連結が解かれたりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の装置
では、それぞれの嵌合穴に嵌挿された複数のプランジャ
が、嵌合穴が同軸上に整列したときに、油圧を受けたプ
ランジャが相手プランジャを押しながら相手の嵌合穴に
嵌まり込むように構成されているので、プランジャと高
速用ロッカアームと低速用ロッカアームの嵌合穴との加
工精度は極めて高いものが要求され、各ロッカアームの
嵌合孔を共加工する必要があり、コストアップを招い
た。
では、それぞれの嵌合穴に嵌挿された複数のプランジャ
が、嵌合穴が同軸上に整列したときに、油圧を受けたプ
ランジャが相手プランジャを押しながら相手の嵌合穴に
嵌まり込むように構成されているので、プランジャと高
速用ロッカアームと低速用ロッカアームの嵌合穴との加
工精度は極めて高いものが要求され、各ロッカアームの
嵌合孔を共加工する必要があり、コストアップを招い
た。
【0006】また、高速用ロッカアームと低速用ロッカ
アームは各プランジャ等に摺接する部位の耐摩耗性を確
保する必要から鉄系の金属により形成する必要があり、
このため動弁系の慣性質量を増大させ、高回転域でバル
ブ追従性を悪化させる原因になった。
アームは各プランジャ等に摺接する部位の耐摩耗性を確
保する必要から鉄系の金属により形成する必要があり、
このため動弁系の慣性質量を増大させ、高回転域でバル
ブ追従性を悪化させる原因になった。
【0007】本発明は上記の問題点に着目し、エンジン
運転条件に応じて複数のカムを選択的に切換える弁作動
装置において、高精度の加工を必要とせず、かつ軽量化
することを目的とする。
運転条件に応じて複数のカムを選択的に切換える弁作動
装置において、高精度の加工を必要とせず、かつ軽量化
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端が吸気弁
または排気弁に連携するメインロッカアームを第一カム
によって駆動し、メインロッカアームに揺動可能に連結
されるサブロッカアームを第一カムよりプロフィールの
大きい第二カムによって駆動し、サブロッカアームを第
二カムに押し付けるロストモーション機構を備え、ロス
トモーション機構の付勢力をサブロッカアームに伝える
プロップを備え、プロップをメインロッカアームに連携
しない非係止位置とメインロッカアームに連携する係止
位置とに渡って移動させる切換手段を備え、係止位置に
てプロップが当接する係合部材をメインロッカアームと
別体で形成し、係合部材とプロップを鉄系の金属により
形成する一方、メインロッカアームをアルミ系の金属に
より形成する。
または排気弁に連携するメインロッカアームを第一カム
によって駆動し、メインロッカアームに揺動可能に連結
されるサブロッカアームを第一カムよりプロフィールの
大きい第二カムによって駆動し、サブロッカアームを第
二カムに押し付けるロストモーション機構を備え、ロス
トモーション機構の付勢力をサブロッカアームに伝える
プロップを備え、プロップをメインロッカアームに連携
しない非係止位置とメインロッカアームに連携する係止
位置とに渡って移動させる切換手段を備え、係止位置に
てプロップが当接する係合部材をメインロッカアームと
別体で形成し、係合部材とプロップを鉄系の金属により
形成する一方、メインロッカアームをアルミ系の金属に
より形成する。
【0009】また、係合部材としてロストモーション機
構を収装するロストモーションボディをメインロッカア
ームと別体で形成し、ロストモーションボディとプロッ
プを鉄系の金属により形成する一方、メインロッカアー
ムをアルミ系の金属により形成する。
構を収装するロストモーションボディをメインロッカア
ームと別体で形成し、ロストモーションボディとプロッ
プを鉄系の金属により形成する一方、メインロッカアー
ムをアルミ系の金属により形成する。
【0010】また、ロストモーションボディの外周に雄
ネジを形成するとともに、メインロッカアームにこの雄
ネジに螺合する雌ネジを形成する。
ネジを形成するとともに、メインロッカアームにこの雄
ネジに螺合する雌ネジを形成する。
【0011】
【作用】サブロッカアームに設けられたプロップが切換
手段によりメインロッカアームに連携しない非係止位置
に移動すると、メインロッカアームとサブロッカアーム
は互いに相対回転し、メインロッカアームは第一カムに
従動して弁を開閉する一方、プロップがメインロッカア
ームに連携する係止位置に移動すると、メインロッカア
ームはサブロッカアームと一体となって第二カムに従動
して弁を開閉する。
手段によりメインロッカアームに連携しない非係止位置
に移動すると、メインロッカアームとサブロッカアーム
は互いに相対回転し、メインロッカアームは第一カムに
従動して弁を開閉する一方、プロップがメインロッカア
ームに連携する係止位置に移動すると、メインロッカア
ームはサブロッカアームと一体となって第二カムに従動
して弁を開閉する。
【0012】プロップはその係止位置でメインロッカア
ームの係合部材に当接してサブロッカアームとメインロ
ッカアームの相対回転を係止する機能を果たすことによ
り、前記従来装置のように各ロッカアームに共加工で形
成される嵌合穴等を不要とし、生産性を高められる。
ームの係合部材に当接してサブロッカアームとメインロ
ッカアームの相対回転を係止する機能を果たすことによ
り、前記従来装置のように各ロッカアームに共加工で形
成される嵌合穴等を不要とし、生産性を高められる。
【0013】プロップおよびプロップに当接する係合部
材はそれぞれ鉄系の金属により形成されることにより、
互いに十分な耐摩耗性が確保される。
材はそれぞれ鉄系の金属により形成されることにより、
互いに十分な耐摩耗性が確保される。
【0014】メインロッカアームをプロップに当接する
係合部材と別体で形成することにより、メインロッカア
ームにプロップに連携するための耐摩耗性が要求される
ことがなく、メインロッカアームをアルミ系の金属で形
成して、動弁系の軽量化をはかることが可能となる。
係合部材と別体で形成することにより、メインロッカア
ームにプロップに連携するための耐摩耗性が要求される
ことがなく、メインロッカアームをアルミ系の金属で形
成して、動弁系の軽量化をはかることが可能となる。
【0015】また、ロストモーション機構を収装するロ
ストモーションボディをメインロッカアームと別体で形
成し、このロストモーションボディにプロップを当接さ
せることにより、ロストモーションボディとメインロッ
カアーム間の結合部の面圧を低下させて、ロストモーシ
ョンボディとメインロッカアームの結合強度を十分に確
保することができる。
ストモーションボディをメインロッカアームと別体で形
成し、このロストモーションボディにプロップを当接さ
せることにより、ロストモーションボディとメインロッ
カアーム間の結合部の面圧を低下させて、ロストモーシ
ョンボディとメインロッカアームの結合強度を十分に確
保することができる。
【0016】また、ロストモーションボディの外周に雄
ネジを形成するとともに、メインロッカアームにこの雄
ネジに螺合する雌ネジを形成することにより、ロストモ
ーションボディのメインロッカアームに対する螺合位置
を調整して、サブロッカアームとメインロッカアームが
係止される相対回転位置を変えて、カムクリアランスを
適正にすることができる。これにより、メインロッカア
ームやサブロッカアーム等に要求される加工精度をさら
に低くして、生産性を高められる。
ネジを形成するとともに、メインロッカアームにこの雄
ネジに螺合する雌ネジを形成することにより、ロストモ
ーションボディのメインロッカアームに対する螺合位置
を調整して、サブロッカアームとメインロッカアームが
係止される相対回転位置を変えて、カムクリアランスを
適正にすることができる。これにより、メインロッカア
ームやサブロッカアーム等に要求される加工精度をさら
に低くして、生産性を高められる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
【0018】図1、図2、図3は、1つの気筒について
同一の機能を有する2つの弁(吸気弁、排気弁のいずれ
でも良く、図示のものは吸気弁とする)を備えたエンジ
ンに対して本発明を適用した場合の実施例を示してい
る。
同一の機能を有する2つの弁(吸気弁、排気弁のいずれ
でも良く、図示のものは吸気弁とする)を備えたエンジ
ンに対して本発明を適用した場合の実施例を示してい
る。
【0019】これについて説明すると、各気筒には2本
の吸気弁9に対応して単一のメインロッカアーム1が設
けられる。メインロッカアーム1の基端は各気筒に共通
なメインロッカシャフト3を介してシリンダヘッドに揺
動可能に支持され、メインロッカアーム1の先端には吸
気弁9のステム頂部を当接させるチップ10が固着され
る。各吸気弁9はバルブスプリング11によってリテー
ナ12を介して閉弁方向に付勢されている。
の吸気弁9に対応して単一のメインロッカアーム1が設
けられる。メインロッカアーム1の基端は各気筒に共通
なメインロッカシャフト3を介してシリンダヘッドに揺
動可能に支持され、メインロッカアーム1の先端には吸
気弁9のステム頂部を当接させるチップ10が固着され
る。各吸気弁9はバルブスプリング11によってリテー
ナ12を介して閉弁方向に付勢されている。
【0020】メインロッカアーム1には鉄系の金属から
なるカムフォロワ14が固着され、このカムフォロワ1
4に低速カム21が摺接する。なお、メインロッカアー
ム1には低速カム21を転接させるローラフォロワをベ
アリングを介して回転自在に連結してもよい。
なるカムフォロワ14が固着され、このカムフォロワ1
4に低速カム21が摺接する。なお、メインロッカアー
ム1には低速カム21を転接させるローラフォロワをベ
アリングを介して回転自在に連結してもよい。
【0021】メインロッカアーム1は平面図上略矩形に
形成され、メインロッカアーム1にはカムフォロワ14
と並んで単一のサブロッカアーム2が設けられる。図4
にも示すように、メインロッカアーム1の中央部にはサ
ブロッカアーム2を収装する凹部13が形成される。
形成され、メインロッカアーム1にはカムフォロワ14
と並んで単一のサブロッカアーム2が設けられる。図4
にも示すように、メインロッカアーム1の中央部にはサ
ブロッカアーム2を収装する凹部13が形成される。
【0022】サブロッカアーム2の基端はサブロッカシ
ャフト16を介してメインロッカアーム1に相対回転可
能に連結される。サブロッカシャフト16はサブロッカ
アーム2に形成された穴17に摺動可能に嵌合する一
方、各メインロッカアーム1に形成された穴18に圧入
される。
ャフト16を介してメインロッカアーム1に相対回転可
能に連結される。サブロッカシャフト16はサブロッカ
アーム2に形成された穴17に摺動可能に嵌合する一
方、各メインロッカアーム1に形成された穴18に圧入
される。
【0023】サブロッカアーム2は吸気弁9に当接する
部位を持たず、その先端には鉄系の金属からなるカムフ
ォロア23が固着され、このカムフォロワ23に高速カ
ム22が摺接する。
部位を持たず、その先端には鉄系の金属からなるカムフ
ォロア23が固着され、このカムフォロワ23に高速カ
ム22が摺接する。
【0024】サブロッカアーム2を高速カム22に追従
させるロストモーション機構として、メインロッカアー
ム1に摺動自在に収装されるリフタ42が設けられ、メ
インロッカアーム1にこのリフタ41を介してサブロッ
カアーム2を高速カム22に押し付けるロストモーショ
ンスプリング25が介装される。
させるロストモーション機構として、メインロッカアー
ム1に摺動自在に収装されるリフタ42が設けられ、メ
インロッカアーム1にこのリフタ41を介してサブロッ
カアーム2を高速カム22に押し付けるロストモーショ
ンスプリング25が介装される。
【0025】メインロッカアーム1はリフタ41の外周
面を摺動自在に嵌合させる支持面47が一体形成される
とともに、その下方にロストモーションスプリング25
の下端を受けるリテーナ48が嵌められる。
面を摺動自在に嵌合させる支持面47が一体形成される
とともに、その下方にロストモーションスプリング25
の下端を受けるリテーナ48が嵌められる。
【0026】図4にも示すように、ロストモーションス
プリング25の付勢力をサブロッカアーム2に伝えるプ
ロップ31が設けられる。プロップ31はその円筒部5
3がサブロッカアーム2に形成されたガイド溝32に摺
動自在に嵌合され、ロッカシャフト3,16の中心軸と
平行方向に変位可能に支持される。プロップ31とサブ
ロッカアーム2はスブライン67を介して嵌合して、サ
ブロッカアーム2とプロップ31の相対回転が係止され
ている。
プリング25の付勢力をサブロッカアーム2に伝えるプ
ロップ31が設けられる。プロップ31はその円筒部5
3がサブロッカアーム2に形成されたガイド溝32に摺
動自在に嵌合され、ロッカシャフト3,16の中心軸と
平行方向に変位可能に支持される。プロップ31とサブ
ロッカアーム2はスブライン67を介して嵌合して、サ
ブロッカアーム2とプロップ31の相対回転が係止され
ている。
【0027】メインロッカアーム1にはリフタ41の周
囲に環状の係合部材40が設けられる。係合部材40は
その外周に雄ネジ49が形成されるとともに、メインロ
ッカアーム1にこの雄ネジ49に螺合する雌ネジ50が
形成される。
囲に環状の係合部材40が設けられる。係合部材40は
その外周に雄ネジ49が形成されるとともに、メインロ
ッカアーム1にこの雄ネジ49に螺合する雌ネジ50が
形成される。
【0028】プロップ31はその円筒部53に直交して
下方に突出する第一脚部51と第二脚部52が形成され
る。プロップ31は図1に示すように第一脚部51がリ
フタ41のみに当接する非係止位置と、図6に示すよう
に第一脚部51と第二脚部52がそれぞれ係合部材40
の上端部に当接する係止位置に渡って移動するようにな
っている。
下方に突出する第一脚部51と第二脚部52が形成され
る。プロップ31は図1に示すように第一脚部51がリ
フタ41のみに当接する非係止位置と、図6に示すよう
に第一脚部51と第二脚部52がそれぞれ係合部材40
の上端部に当接する係止位置に渡って移動するようにな
っている。
【0029】プロップ31が非係止位置から係止位置へ
と移動するとき、高速カム22に対する偏心量が少ない
第二脚部52が第一脚部51より先に係合部材40に当
接するように形成される。
と移動するとき、高速カム22に対する偏心量が少ない
第二脚部52が第一脚部51より先に係合部材40に当
接するように形成される。
【0030】係合部材40とプロップ31はそれぞれ鉄
系の金属により形成される。
系の金属により形成される。
【0031】プロップ31を非係止位置と係止位置とに
渡って移動させる切換手段として、メインロッカアーム
1に油圧に応動するプランジャ33と、プロップ31を
プランジャ33に押し付けるリターンスプリング38が
設けられる。メインロッカアーム1にはプランジャ33
を摺動自在に嵌合させる穴35が形成され、プランジャ
33の背後に栓体39を介して油圧室37が画成され
る。プロップ31に形成された穴59にリターンスプリ
ング38が介装されるとともに、スプリングストッパ3
4が摺動自在に嵌合され、メインロッカアーム1にスプ
リングストッパ34の一端を摺接させる支持面58が形
成される。
渡って移動させる切換手段として、メインロッカアーム
1に油圧に応動するプランジャ33と、プロップ31を
プランジャ33に押し付けるリターンスプリング38が
設けられる。メインロッカアーム1にはプランジャ33
を摺動自在に嵌合させる穴35が形成され、プランジャ
33の背後に栓体39を介して油圧室37が画成され
る。プロップ31に形成された穴59にリターンスプリ
ング38が介装されるとともに、スプリングストッパ3
4が摺動自在に嵌合され、メインロッカアーム1にスプ
リングストッパ34の一端を摺接させる支持面58が形
成される。
【0032】図5に示すように、油圧室37に作動油圧
を導く信号油圧通路61はメインロッカアーム1および
メインロッカシャフト3の内部を通して設けられる。メ
インロッカアーム1には油圧室37に一端が開口すると
ともに、他端がメインロッカシャフト3に対する軸受面
62を貫通する通孔63が形成される。ロッカシャフト
3の内部にはオイルギャラリ64が軸方向に形成され、
このオイルギャラリ64が通孔65を介してメインロッ
カアーム1の通孔63と連通している。
を導く信号油圧通路61はメインロッカアーム1および
メインロッカシャフト3の内部を通して設けられる。メ
インロッカアーム1には油圧室37に一端が開口すると
ともに、他端がメインロッカシャフト3に対する軸受面
62を貫通する通孔63が形成される。ロッカシャフト
3の内部にはオイルギャラリ64が軸方向に形成され、
このオイルギャラリ64が通孔65を介してメインロッ
カアーム1の通孔63と連通している。
【0033】オイルギャラリ64には図示しない切換弁
を介してオイルポンプの吐出油圧が所定の高速運転時に
導かれる。切換弁の作動を電子制御するコントロールユ
ニットはエンジン回転信号、冷却水温信号、潤滑油の温
度信号、過給機による吸気の過給圧力信号、スロットル
バルブの開度信号等を入力して、これらの検出値に基づ
いてエンジントルクの急激な変動を抑えつつ、後述する
低速カム21と高速カム22の切換えを円滑に行うよう
になっている。
を介してオイルポンプの吐出油圧が所定の高速運転時に
導かれる。切換弁の作動を電子制御するコントロールユ
ニットはエンジン回転信号、冷却水温信号、潤滑油の温
度信号、過給機による吸気の過給圧力信号、スロットル
バルブの開度信号等を入力して、これらの検出値に基づ
いてエンジントルクの急激な変動を抑えつつ、後述する
低速カム21と高速カム22の切換えを円滑に行うよう
になっている。
【0034】低速カム21とこれに隣接する高速カム2
2はそれぞれ共通のカムシャフト20に一体形成され、
エンジンの低回転時と高回転時において要求される弁リ
フト特性を満足するように異なる形状(大きさが異なる
相似形も含む)に形成されている。つまり、高速カム2
2は低速カム21と比べ、弁リフト量もしくは開弁期間
の少なくとも一方を大きくするプロフィールを有してい
る。ここでは、弁リフト量、開弁期間を共に大きくして
ある。
2はそれぞれ共通のカムシャフト20に一体形成され、
エンジンの低回転時と高回転時において要求される弁リ
フト特性を満足するように異なる形状(大きさが異なる
相似形も含む)に形成されている。つまり、高速カム2
2は低速カム21と比べ、弁リフト量もしくは開弁期間
の少なくとも一方を大きくするプロフィールを有してい
る。ここでは、弁リフト量、開弁期間を共に大きくして
ある。
【0035】次に作用について説明する。
【0036】エンジンの低速運転時、メインロッカアー
ム1は低速カム21のプロフィールに従って揺動し、各
吸気弁9をバルブスプリング11に抗して開閉駆動す
る。このとき、サブロッカアーム2は高速カム22によ
って揺動されるものの、プロップ31が第一脚部51と
第二脚部52が共に係合部材40に当接しない非係止位
置に保持されることにより、メインロッカアーム1の動
きを妨げることはない。
ム1は低速カム21のプロフィールに従って揺動し、各
吸気弁9をバルブスプリング11に抗して開閉駆動す
る。このとき、サブロッカアーム2は高速カム22によ
って揺動されるものの、プロップ31が第一脚部51と
第二脚部52が共に係合部材40に当接しない非係止位
置に保持されることにより、メインロッカアーム1の動
きを妨げることはない。
【0037】エンジンの高速運転時、オイルギャラリ6
4および信号油圧通路61を介して作動油圧が油圧室3
7に導かれると、プランジャ33はリターンスプリング
38に抗してプロップ31を移動し、プロップ31の第
一脚部51と第二脚部52が係合部材40の上端部に当
接する係止位置に保持されることにより、2つのロッカ
ーアーム1,2が一体となって揺動する。高速カム22
は低速カム21に比較して、弁の開き角度およびリフト
量が共に大となるように形成されているから、サブロッ
カアーム2と一体化した揺動時はメインロッカーアーム
1のカムフォロワ14が低速カム21から浮き上がり、
各吸気弁9は高速カム22のプロフィールに従って開閉
駆動され、弁の開き角度およびリフト量が共に大きくな
る。一方、エンジンが高回転域から再び低回転域に移る
と、切換弁の作動により油圧室37に導かれる油圧が低
下し、リターンスプリング38の弾性復元力によりプロ
ップ31およびプランジャ33が非係止位置に移動し
て、メインロッカーアーム1の拘束が解除される。
4および信号油圧通路61を介して作動油圧が油圧室3
7に導かれると、プランジャ33はリターンスプリング
38に抗してプロップ31を移動し、プロップ31の第
一脚部51と第二脚部52が係合部材40の上端部に当
接する係止位置に保持されることにより、2つのロッカ
ーアーム1,2が一体となって揺動する。高速カム22
は低速カム21に比較して、弁の開き角度およびリフト
量が共に大となるように形成されているから、サブロッ
カアーム2と一体化した揺動時はメインロッカーアーム
1のカムフォロワ14が低速カム21から浮き上がり、
各吸気弁9は高速カム22のプロフィールに従って開閉
駆動され、弁の開き角度およびリフト量が共に大きくな
る。一方、エンジンが高回転域から再び低回転域に移る
と、切換弁の作動により油圧室37に導かれる油圧が低
下し、リターンスプリング38の弾性復元力によりプロ
ップ31およびプランジャ33が非係止位置に移動し
て、メインロッカーアーム1の拘束が解除される。
【0038】プロップ31がその係止位置で係合部材4
0に当接してサブロッカアーム2とメインロッカアーム
1の相対回転を係止する機能を果たすことにより、各ロ
ッカアーム1,2は前記従来装置のように共加工によっ
てプランジャを嵌合させるための穴を形成する必要がな
く、生産性を高められる。
0に当接してサブロッカアーム2とメインロッカアーム
1の相対回転を係止する機能を果たすことにより、各ロ
ッカアーム1,2は前記従来装置のように共加工によっ
てプランジャを嵌合させるための穴を形成する必要がな
く、生産性を高められる。
【0039】プロップ31およびこれに当接する係合部
材40を鉄系の金属により形成することにより、互いに
十分な耐摩耗性が確保される。
材40を鉄系の金属により形成することにより、互いに
十分な耐摩耗性が確保される。
【0040】メインロッカアーム1をプロップ31に当
接する係合部材40と別体で形成することにより、メイ
ンロッカアーム1にプロップ31に連携するための耐摩
耗性が要求されることがなく、メインロッカアーム1を
アルミ系の軽金属で形成して、軽量化をはかることが可
能となる。
接する係合部材40と別体で形成することにより、メイ
ンロッカアーム1にプロップ31に連携するための耐摩
耗性が要求されることがなく、メインロッカアーム1を
アルミ系の軽金属で形成して、軽量化をはかることが可
能となる。
【0041】サブロッカアーム2も係合部材40に当接
するプロップ31を別体で形成することにより、サブロ
ッカアーム2をアルミ系の軽金属で形成して、軽量化を
はかることが可能となる。
するプロップ31を別体で形成することにより、サブロ
ッカアーム2をアルミ系の軽金属で形成して、軽量化を
はかることが可能となる。
【0042】このように各ロッカアーム1,2を軽量化
することにより、高回転域での高速カム22に対する各
ロッカアーム1,2の追従性を高められる。また、バル
ブスプリング11およびロストモーションスプリング2
5の付勢力を小さくすることが可能となり、各カム2
1,22とのフリクションを小さくして、エンジンの燃
費低減がはかれる。
することにより、高回転域での高速カム22に対する各
ロッカアーム1,2の追従性を高められる。また、バル
ブスプリング11およびロストモーションスプリング2
5の付勢力を小さくすることが可能となり、各カム2
1,22とのフリクションを小さくして、エンジンの燃
費低減がはかれる。
【0043】次に、図7に示した他の実施例は、ロスト
モーションスプリング25およびリフタ41を収装する
ロストモーションボディ42がメインロッカアーム1と
別体で形成されるものである。
モーションスプリング25およびリフタ41を収装する
ロストモーションボディ42がメインロッカアーム1と
別体で形成されるものである。
【0044】ロストモーションボディ42は鉄系の金属
により形成され、メインロッカアーム1はアルミ系の金
属により形成される。
により形成され、メインロッカアーム1はアルミ系の金
属により形成される。
【0045】ロストモーションボディ42は円筒状に形
成され、その外周に雄ネジ43が形成されるとともに、
メインロッカアーム1にこの雄ネジ43に螺合する雌ネ
ジ44が形成される。ロストモーションボディ42はそ
の雄ネジ43に螺合するナット45を介して締め付け固
定される。ロストモーションボディ42の下端に凹部4
6が形成され、ナット45の締め付け時等にこの凹部4
6に図示しない工具が差し込まれる。
成され、その外周に雄ネジ43が形成されるとともに、
メインロッカアーム1にこの雄ネジ43に螺合する雌ネ
ジ44が形成される。ロストモーションボディ42はそ
の雄ネジ43に螺合するナット45を介して締め付け固
定される。ロストモーションボディ42の下端に凹部4
6が形成され、ナット45の締め付け時等にこの凹部4
6に図示しない工具が差し込まれる。
【0046】ロストモーションボディ42はその内周に
リフタ41の外周面を摺動自在に嵌合させる筒状の支持
面47が突出形成されるとともに、ロストモーションス
プリング25の下端を受けるリテーナ48が嵌められ
る。
リフタ41の外周面を摺動自在に嵌合させる筒状の支持
面47が突出形成されるとともに、ロストモーションス
プリング25の下端を受けるリテーナ48が嵌められ
る。
【0047】ロストモーションボディ42は鉄系の金属
により形成され、メインロッカアーム1はアルミ系の軽
金属により形成される。
により形成され、メインロッカアーム1はアルミ系の軽
金属により形成される。
【0048】次に、作用について説明する。
【0049】ロストモーションボディ42をロストモー
ションスプリング25等を収装する構造とすることによ
り、ロストモーションボディ42の軸方向に十分な長さ
を持った筒形に形成し、雄ネジ43が雌ネジ44に螺合
する長さを十分に確保するため、ロストモーションボテ
ィ42とメインロッカアーム1間の結合部の面圧を低く
することができ、ロストモーションボティ42とアルミ
系の軽金属からなるメインロッカアーム1との結合強度
が十分に確保される。
ションスプリング25等を収装する構造とすることによ
り、ロストモーションボディ42の軸方向に十分な長さ
を持った筒形に形成し、雄ネジ43が雌ネジ44に螺合
する長さを十分に確保するため、ロストモーションボテ
ィ42とメインロッカアーム1間の結合部の面圧を低く
することができ、ロストモーションボティ42とアルミ
系の軽金属からなるメインロッカアーム1との結合強度
が十分に確保される。
【0050】ロストモーションボディ42のメインロッ
カアーム1に対する螺合位置を調整することにより、サ
ブロッカアーム2とメインロッカアーム1がプロップ3
1を介して係止される相対回転位置を変えて、カムクリ
アランスを適正にすることが容易にできる。これによ
り、各ロッカアーム1,2等に要求される加工精度をさ
らに低くして、生産性を高められる。
カアーム1に対する螺合位置を調整することにより、サ
ブロッカアーム2とメインロッカアーム1がプロップ3
1を介して係止される相対回転位置を変えて、カムクリ
アランスを適正にすることが容易にできる。これによ
り、各ロッカアーム1,2等に要求される加工精度をさ
らに低くして、生産性を高められる。
【0051】他の実施例として、3つ以上のカムをエン
ジンの運転条件に応じて切換えるようにしてもよい。
ジンの運転条件に応じて切換えるようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、一端が吸
気弁または排気弁に連携するメインロッカアームを第一
カムによって駆動し、メインロッカアームに揺動可能に
連結されるサブロッカアームをプロフィールの比較的大
きい第二カムによって駆動し、サブロッカアームを第二
カムに押し付けるロストモーション機構を備え、ロスト
モーション機構の付勢力をサブロッカアームに伝えるプ
ロップを備え、プロップをメインロッカアームに連携し
ない非係止位置とメインロッカアームに連携する係止位
置とに渡って移動させる切換手段を備え、プロップに当
接する係合部材をメインロッカアームと別体で形成し、
係合部材とプロップを鉄系の金属により形成する一方、
メインロッカアームをアルミ系の金属により形成したた
め、各ロッカアームの軽量化をはかるとともに、各ロッ
カアームに高精度の加工を不要とし、生産性を高められ
る。
気弁または排気弁に連携するメインロッカアームを第一
カムによって駆動し、メインロッカアームに揺動可能に
連結されるサブロッカアームをプロフィールの比較的大
きい第二カムによって駆動し、サブロッカアームを第二
カムに押し付けるロストモーション機構を備え、ロスト
モーション機構の付勢力をサブロッカアームに伝えるプ
ロップを備え、プロップをメインロッカアームに連携し
ない非係止位置とメインロッカアームに連携する係止位
置とに渡って移動させる切換手段を備え、プロップに当
接する係合部材をメインロッカアームと別体で形成し、
係合部材とプロップを鉄系の金属により形成する一方、
メインロッカアームをアルミ系の金属により形成したた
め、各ロッカアームの軽量化をはかるとともに、各ロッ
カアームに高精度の加工を不要とし、生産性を高められ
る。
【0053】また、ロストモーション機構を収装するロ
ストモーションボディをメインロッカアームと別体で形
成し、このロストモーションボディにプロップを当接さ
せることにより、ロストモーションボディとメインロッ
カアーム間の結合部の面圧を低下させ、ロストモーショ
ンボディとメインロッカアームの結合強度を十分に確保
することができる。
ストモーションボディをメインロッカアームと別体で形
成し、このロストモーションボディにプロップを当接さ
せることにより、ロストモーションボディとメインロッ
カアーム間の結合部の面圧を低下させ、ロストモーショ
ンボディとメインロッカアームの結合強度を十分に確保
することができる。
【0054】また、ロストモーションボディの外周に雄
ネジを形成するとともに、メインロッカアームにこの雄
ネジに螺合する雌ネジを形成することにより、ロストモ
ーションボディのメインロッカアームに対する螺合位置
を調整して、サブロッカアームとメインロッカアームが
係止される相対回転位置を変えて、カムクリアランスを
容易に調節することができ、生産性およびメインテナン
ス性を改善できる。
ネジを形成するとともに、メインロッカアームにこの雄
ネジに螺合する雌ネジを形成することにより、ロストモ
ーションボディのメインロッカアームに対する螺合位置
を調整して、サブロッカアームとメインロッカアームが
係止される相対回転位置を変えて、カムクリアランスを
容易に調節することができ、生産性およびメインテナン
ス性を改善できる。
【図1】本発明の実施例を示すもので、図2のA−A線
に沿う動弁系の縦断面図である。
に沿う動弁系の縦断面図である。
【図2】同じく動弁系の平面図である。
【図3】同じく動弁系の側面図である。
【図4】同じく図2のC−C線に沿う横断面図である。
【図5】同じく図2のB−B線に沿う横断面図である。
【図6】同じくプロップが係止位置にある動弁系の縦断
面図である。
面図である。
【図7】他の実施例を示す縦断面図である。
1 メインロッカアーム 2 サブロッカアーム 25 ロストモーションスプリング 31 プロップ 33 プランジャ 37 油圧室 38 リターンスプリング 41 リフタ 40 係合部材 42 ロストモーションボディ 43 雄ネジ 44 雌ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 徹朗 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 盛田 正二 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ア ツギユニシア内 (72)発明者 山川 幸夫 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ア ツギユニシア内
Claims (3)
- 【請求項1】 一端が吸気弁または排気弁に連携するメ
インロッカアームを第一カムによって駆動し、メインロ
ッカアームに揺動可能に連結されるサブロッカアームを
第一カムよりプロフィールの大きい第二カムによって駆
動し、サブロッカアームを第二カムに押し付けるロスト
モーション機構を備え、ロストモーション機構の付勢力
をサブロッカアームに伝えるプロップを備え、プロップ
をメインロッカアームに連携しない非係止位置とメイン
ロッカアームに連携する係止位置とに渡って移動させる
切換手段を備え、係止位置にてプロップが当接する係合
部材をメインロッカアームと別体で形成し、係合部材と
プロップを鉄系の金属により形成する一方、メインロッ
カアームをアルミ系の金属により形成したことを特徴と
するエンジンの弁作動装置。 - 【請求項2】 係合部材としてロストモーション機構を
収装するロストモーションボディをメインロッカアーム
と別体で形成し、ロストモーションボディとプロップを
鉄系の金属により形成する一方、メインロッカアームを
アルミ系の金属により形成したことを特徴とする請求項
1記載のエンジンの弁作動装置。 - 【請求項3】 ロストモーションボディの外周に雄ネジ
を形成するとともに、メインロッカアームにこの雄ネジ
に螺合する雌ネジを形成したことを特徴とする請求項2
記載のエンジンの弁作動装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4272022A JPH06123209A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | エンジンの弁作動装置 |
US08/132,285 US5435276A (en) | 1992-10-09 | 1993-10-06 | Engine cam change-over mechanism |
DE4334395A DE4334395C2 (de) | 1992-10-09 | 1993-10-08 | Nocken-Umschaltmechanismus für Motoren |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4272022A JPH06123209A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | エンジンの弁作動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06123209A true JPH06123209A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17508043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4272022A Pending JPH06123209A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | エンジンの弁作動装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5435276A (ja) |
JP (1) | JPH06123209A (ja) |
DE (1) | DE4334395C2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007247600A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
Families Citing this family (6)
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JPH09105317A (ja) * | 1995-10-12 | 1997-04-22 | Unisia Jecs Corp | エンジンの弁作動装置 |
US5584267A (en) * | 1995-12-20 | 1996-12-17 | Eaton Corporation | Latchable rocker arm mounting |
EP0843077B1 (en) * | 1996-11-18 | 2002-10-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Valve performance control apparatus for internal combustion engines |
DE50309366D1 (de) * | 2003-04-04 | 2008-04-24 | Ford Global Tech Llc | Verfahren zum Betrieb einer Brennkraftmaschine mit zwei Einlassventilen |
DE112011102912T5 (de) * | 2010-10-21 | 2013-06-27 | Borgwarner Inc. | Zusätzlicher Feder- und -Stössel-Mechanismus in Ventildeckel oder Lagerbrücke eingebaut |
DE102017003439A1 (de) * | 2017-04-08 | 2018-10-11 | Man Truck & Bus Ag | Variabler Ventiltrieb |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US4203397A (en) * | 1978-06-14 | 1980-05-20 | Eaton Corporation | Engine valve control mechanism |
JPS6357805A (ja) * | 1986-08-27 | 1988-03-12 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の動弁装置 |
JPS63167016A (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-11 | Honda Motor Co Ltd | 多気筒内燃機関の動弁装置 |
JP2814613B2 (ja) * | 1989-10-12 | 1998-10-27 | 日産自動車株式会社 | エンジンの弁作動装置 |
JPH03258904A (ja) * | 1990-03-07 | 1991-11-19 | Nissan Motor Co Ltd | エンジンの弁作動装置 |
JP2986955B2 (ja) * | 1991-04-26 | 1999-12-06 | 株式会社ユニシアジェックス | エンジンの弁作動装置 |
JP2701595B2 (ja) * | 1991-07-01 | 1998-01-21 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関の可変動弁装置 |
JP3200131B2 (ja) * | 1991-10-23 | 2001-08-20 | 株式会社ユニシアジェックス | エンジンの弁作動装置 |
US5239952A (en) * | 1991-11-08 | 1993-08-31 | Atsugi Unisia Corporation | Valve actuating apparatus |
JP3177532B2 (ja) * | 1992-01-27 | 2001-06-18 | 株式会社ユニシアジェックス | 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置 |
JP2809005B2 (ja) * | 1992-09-17 | 1998-10-08 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関の可変動弁装置 |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP4272022A patent/JPH06123209A/ja active Pending
-
1993
- 1993-10-06 US US08/132,285 patent/US5435276A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-10-08 DE DE4334395A patent/DE4334395C2/de not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007247600A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5435276A (en) | 1995-07-25 |
DE4334395A1 (de) | 1994-04-14 |
DE4334395C2 (de) | 1997-01-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041216 |