JP2001289019A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JP2001289019A
JP2001289019A JP2000113246A JP2000113246A JP2001289019A JP 2001289019 A JP2001289019 A JP 2001289019A JP 2000113246 A JP2000113246 A JP 2000113246A JP 2000113246 A JP2000113246 A JP 2000113246A JP 2001289019 A JP2001289019 A JP 2001289019A
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lifter
lifters
cam
valve lifter
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Makoto Hirano
平野  允
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1及び第2バルブリフタを非連結状態にし
た低速モードでは第2バルブスプリングの荷重のバルブ
への影響を防ぎ,両バルブリフタを連結状態にした高速
モードでは第1及び第2バルブスプリングの荷重の総和
を両バルブリフタに作用させてバルブの閉弁応答性を良
好にする。 【解決手段】 バルブ3,4と共に昇降する内側バルブ
リフタ12と,これと相対移動可能な外側バルブリフタ
11と,内側バルブリフタ12を開弁方向に作動し得る
低速用カム15と,外側バルブリフタ11を開弁方向に
作動し得る高速用カム16と,両バルブリフタ12,1
1を非連結にする非連結状態と,それらを連結する連結
状態との間で切換わる連結手段33とを備えたものにお
いて,バルブ3及び機関本体1間には,バルブ3を閉じ
方向に付勢する第1バルブスプリング22を,また外側
バルブリフタ11及び機関本体1間には,外側バルブリ
フタ11を高速用カム16側に付勢する第2バルブスプ
リング23を装着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の動弁装置
に関し,特に,機関本体に取付けられたバルブの開閉動
作と共に昇降する第1バルブリフタと,この第1バルブ
リフタに隣接していてそれと相対的に昇降し得る第2バ
ルブリフタと,第1バルブリフタをバルブの開き方向に
作動し得る第1カムと,この第1カムより大なるリフト
量をもって第2バルブリフタをバルブの開き方向に作動
し得る第2カムと,第1及び第2バルブリフタの個別作
動を許容する非連結状態と,第1及び第2バルブリフタ
を互いに連結して両者の一体作動を強制する連結状態と
の間で切換わる連結手段とを備えたものゝ改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】かゝる内燃機関の動弁装置は,例えば特
開平9−184409号公報に開示されているように,
既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のかゝる動弁装置
では,バルブ及び機関本体間に装着されてバルブを閉じ
方向に付勢する第1バルブスプリングと,第2バルブリ
フタ及びバルブ間に装着されて第2リフタを第2カム側
に付勢する第2バルブスプリングとを更に備え,連結手
段が両バルブリフタ間を自由にする非連結状態にあると
きは,第1カムが第1バルブリフタ及び第1バルブスプ
リングと協働して第1バルブを開閉し,第2カムは第2
バルブスプリングと協働して第2バルブリフタに無効往
復動作を与える。また両バルブリフタ間を連結する連結
状態にあるときは,第2カムが両バルブリフタ及び第1
バルブスプリングと協働してバルブを開閉する。
【0004】ところで,第2バルブスプリングは,バル
ブ及び第2バルブリフタ間に装着されているので,連結
手段が非連結状態にあって,第2カムが第2バルブスプ
リングと協働して第2バルブリフタに無効往復動作を与
えるとき,第2カム及び第2バルブスプリングの慣性力
がバルブに作用することになり,バルブはジャンピング
し易くなる欠点がある。そのようなバルブのジャンピン
グは,バルブを閉じ方向に付勢する第1バルブスプリン
グのセット荷重を高めに設定することにより抑えること
はできるが,そのようにするすると,カム軸の負荷が増
大したり,摺動部の摩耗を早める等の新たな問題が生ず
る。
【0005】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,上記のような欠点及び問題を一挙に解決し得る,
前記内燃機関の動弁装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,機関本体に取付けられたバルブの開閉動
作と共に昇降する第1バルブリフタと,この第1バルブ
リフタに隣接していてそれと相対的に昇降し得る第2バ
ルブリフタと,第1バルブリフタをバルブの開き方向に
作動し得る第1カムと,この第1カムより大なるリフト
量をもって第2バルブリフタをバルブの開き方向に作動
し得る第2カムと,第1及び第2バルブリフタの個別作
動を許容する非連結状態と,第1及び第2バルブリフタ
を互いに連結して両者の一体作動を強制する連結状態と
の間で切換わる連結手段とを備えた,内燃機関の動弁装
置において,バルブ及び機関本体間に装着されてバルブ
を閉じ方向に付勢する第1バルブスプリングと,第2バ
ルブリフタ及び機関本体間に装着されて第2リフタを第
2カム側に付勢する第2バルブスプリングとを更に備え
たことを特徴とする。
【0007】この特徴によれば,第1及び第2バルブリ
フタを相対摺動可能にした連結手段の非連結状態では,
第2バルブスプリングが第2カムから受ける荷重を機関
本体に直接受け止めさせて,バルブには影響させないで
済む。したがって,第2バルブリフタが第1バルブリフ
タより大きいストロークで往復動して第2バルブスプリ
ングを大きく撓ませても,それに伴う第2バルブリフタ
及び第2バルブスプリングの大なる慣性力がバルブに作
用することはなく,バルブのジャンピングの発生を防ぐ
と共に,第1カムからバルブに至る摺動部及び当接部に
おける面圧の無用な増大を抑えて,それらの摩耗を極力
防ぐことができ,またカム軸の負荷を無用に増大させる
こともない。
【0008】また第1及び第2バルブリフタを連結した
連結手段の連結状態では,第1及び第2バルブスプリン
グの反発力の総和が両バルブリフタに加わることになる
ので,両バルブリフタが一体化して,慣性マスが増大し
たにも拘らず,両バルブリフタの慣性力を効果的に抑え
て,バルブのジャンピングを防ぐのみならず,両バルブ
リフタの戻り応答性,延いてはバルブの閉弁応答性を高
めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0010】図1〜図8は本発明の第1実施例を示すも
ので,図1は2バルブ・ツインカム軸型内燃機関の動弁
装置の平面図,図2は図1の2−2線断面図,図3は図
2の3−3線断面図,図4は図2の4−4線断面図,図
5は図4の5−5線拡大断面図(低速モードで示す),
図6は図5の6−6線断面図,図7は高速モードへの切
換準備状態を示す作用図,図8は高速モードを示す作用
図である。図9は本発明の第2実施例を示す,図2に対
応した断面図,図10は図9の10−10線断面図,図
11は本発明の第3実施例を示す,図2に対応した断面
図,図12は図11の12−12線断面図,図13は本
発明の第4実施例を示す,4バルブ・ツインカム軸型内
燃機関の動弁装置の縦断面図,図14は図13の14−
14線断面図,図15は本発明の第5実施例を示す,4
バルブ・シングルカム軸型内燃機関の動弁装置の平面図
である。
【0011】先ず,図1〜図8に示す本発明の第1実施
例の説明から始める。
【0012】図1ににおいて,機関本体の一部を構成す
るシリンダヘッド1に,一つのシリンダボア2に対応し
て各1本の吸気用バルブ3及び排気用バルブ4が設けら
れ,それら直上に吸気用カム軸5及び排気用カム軸6が
それぞれ配設される。これらカム軸5,6は,従来普通
のように図示しないクランク軸からタイミング伝動装置
を介して駆動される。
【0013】各カム軸5,6と各バルブ3,4との間に
本発明の動弁装置Dが設けられるが,それぞれの動弁装
置Dは同一の構成を有するので,これらを代表して吸気
用バルブ3側の動弁装置Dについて以下に説明する。
【0014】図2及び図3に示すように,バルブ3の上
方でシリンダヘッド1に設けられた円形のリフタガイド
孔7に円筒状の外側バルブリフタ11(本発明の第2バ
ルブリフタに対応する)が摺動自在に嵌合される。この
外側バルブリフタ11は,中心部に円形のリフタガイド
孔8を有する厚肉のヘッド部11aと,このヘッド部1
1aの外周部から下方へ延びる薄肉のスカート部11b
からなっており,この外側バルブリフタ11のリフタガ
イド孔8に,内側バルブリフタ12(本発明の第1バル
ブリフタに対応する)が相対摺動可能に嵌合される。そ
の際,シリンダヘッド1及び外側バルブリフタ11間に
は,外側バルブリフタ11の回転を阻止すべくキー9が
介裝され,また外側及び内側バルブリフタ11,12間
には,それらの相対回転を阻止すべくキー10が介裝さ
れる。両バルブリフタ11,12の上面は,カム軸5の
軸線と平行な母線を持つクラウニング面13,14に形
成される。
【0015】一方,カム軸5には,内側バルブリフタ1
2の上面に摺接する一つの第1カム15と,外側バルブ
リフタ11の上面の両側部に摺接する一対の第2カム1
6,16とが形成され,第1及び第2カム15,16の
ベース円部には高低差が無いが,第2カム16のリフト
部16aは,第1カム15のリフト部15aより高く形
成される。したがって,第1カム15は低速用,第2カ
ム16は高速用である。
【0016】内側バルブリフタ12は,その下面にバル
ブ3のステムヘッドがシム20を介して当接するように
配置されると共に,バルブ3のステムに固定されるフラ
ンジ状のリテーナ21とシリンダヘッド1との間に,バ
ルブ3を閉じ方向,即ち第1カム15側に付勢するコイ
ル状の第1バルブスプリング22が装着される。また外
側バルブリフタ11のヘッド部11aとシリンダヘッド
1との間には,外側バルブリフタ11を第2カム16側
に付勢する第2バルブスプリング23がスカート部11
bの内面に近接して装着される。
【0017】図2,図4及び図5に示すように,外側バ
ルブリフタ11のヘッド部11a及び内側バルブリフタ
12に,その一直径線に沿って延びる同径のガイド孔2
4,25が設けられ,第1及び第2カム15,16のベ
ース円部が内側及び外側バルブリフタ11,12の上面
に同時に当接するとき,即ち両バルブリフタ11,12
の上面が揃ったとき,内側バルブリフタ12のガイド孔
25と外側バルブリフタ11のガイド孔24とが合致す
るようになっている。外側バルブリフタ11のガイド孔
24の一方の外端には,環状段部26を介して油圧室2
7が連設される。また外側バルブリフタ11のガイド孔
24の他方の外端は,内側バルブリフタ12に嵌着され
る閉栓28によって閉塞される。外側バルブリフタ11
のガイド孔24には,油圧室27側に第1押圧ピストン
29,閉栓28側に第2押圧ピストン30が摺動自在に
嵌装され,内側バルブリフタ12のガイド孔25には連
結プランジャ31が摺動自在に嵌装される。また閉栓2
8と第2押圧ピストン30との間に,該ピストン30を
油圧室27側に付勢する戻しばね32が収容される。
【0018】上記第1及び第2押圧ピストン29,3
0,連結プランジャ31,油圧室27,並びに戻しばね
32により連結手段33が構成される。
【0019】而して,上記ピストン29,30及びプラ
ンジャ31が一斉に油圧室27側に移動して,第1押圧
ピストン29が環状段部26に当接することにより連結
手段33の非連結状態が確立する。このとき連結プラン
ジャ31は,内側及び外側バルブリフタ11,12の相
対摺動を妨げない位置を占めるようになっている。また
上記ピストン29,30及びプランジャ31が一斉に閉
栓28側に移動して,第2押圧ピストン30が閉栓28
に当接することにより,連結手段33の連結状態が確立
する。このとき連結プランジャ31及び第1押圧ピスト
ン29は,内側及び外側バルブリフタ11,12の境界
を横切って,その両者11,12を連結する位置を占め
るようになっている。
【0020】特に,図4及び図5に示すように,連結プ
ランジャ31は,加工誤差を見込んで内側バルブリフタ
12の外径より僅かに長く形成される。そして連結手段
33の非連結状態において,この連結プランジャ31の
両端部と外側バルブリフタ11との干渉を避けるべく,
外側バルブリフタ11の内面には,連結プランジャ31
の両端部を受容して外側バルブリフタ11の軸方向に延
びる一対の逃げ凹部34が設けられる。この凹部34
は,図6に示すように,外側バルブリフタ11の上面に
開放するUの字状をなしていて,その加工を容易にする
と共に,潤滑オイルの保持を可能にしている。
【0021】シリンダヘッド1には,油圧室27に連通
する油路35が設けられ,この油路35には,これを油
圧ポンプ等の油圧供給源と低圧の油溜めとに選択的に接
続する切換弁(図示せず)が設けられる。
【0022】次に,この実施例の作用について説明す
る。
【0023】内燃機関の低速ないし中速運転域では,油
路35を通して油圧室27を油溜めに開放して,連結手
段33を連結解除状態にする。すると,図5に示すよう
に,戻しばね32の付勢力により第1押圧ピストン29
がガイド孔24の環状段部26との当接位置に保持され
ると共に,連結プランジャ31が,その両端を逃げ凹部
34,34に臨ませることにより,連結手段33は両バ
ルブリフタ11,12の相対摺動を可能にする非連結状
態となり,動弁装置Dは低速モードとなる。
【0024】したがって,カム軸5が回転すると,第1
カム15は,第1バルブスプリング22と協働しなが
ら,内側バルブリフタ12を介してバルブ3に開閉動作
を与えるが,第2カム16は,第2バルブスプリング2
3と協働して,外側バルブリフタ11を内側バルブリフ
タ12より大なるストロークをもって無為に往復動させ
るだけで,バルブ3の開閉には関与しない。したがっ
て,この場合のバルブ3の開閉特性は,低いリフト部1
5aを持つ第1カム15のカムプロファイルによって決
定されることになり,機関の低速ないし中速性能の向上
を図ることができる。
【0025】こゝで注目すべきは,外側バルブリフタ1
1を第2カム側に付勢する第2バルブスプリング23の
固定端をシリンダヘッド1に支持させ,この第2バルブ
スプリング23が第2カム16から受ける荷重をシリン
ダヘッド1に直接受け止めさせて,バルブ3には全く影
響させないことである。その結果,外側バルブリフタ1
1が内側バルブリフタ12より大きいストロークで往復
動して第2バルブスプリング23を大きく撓ませても,
それに伴う外側バルブリフタ11及び第2バルブスプリ
ング23の大なる慣性力がバルブ3に作用することはな
く,バルブ3のジャンピングの発生を防ぐと共に,第1
カム15からバルブ3に至る摺動部及び当接部における
面圧の無用な増大を抑えて,それらの摩耗を極力防ぐこ
とができ,またカム軸5の負荷を無用に増大させること
もない。
【0026】次に機関が高速運転域に達し,油路35か
ら油圧室27に油圧を供給すると,第1押圧ピストン2
9が油圧室27の油圧より連結プランジャ31及び第2
押圧ピストン30を戻しばね32の付勢力に抗して押圧
するが,このとき第1及び第2カム15,16がそれぞ
れベース円部以外のところで内側及び外側バルブリフタ
11,12の上面に接触していれば,内側バルブリフタ
12のガイド孔25と外側バルブリフタ11のガイド孔
24との位置が食い違っているので,図7に示すよう
に,第1押圧ピストン29は,内側バルブリフタ12の
外周面に当接した位置で一旦停止し,また連結プランジ
ャ31は,第2押圧ピストン30側の逃げ凹部34の底
面に当接して一旦止まり,切換準備状態となる。
【0027】この状態から第1及び第2カム15,16
の各ベース円部が内側及び外側バルブリフタ11,12
の上面に同時に接触するようになると,両バルブリフタ
11,12のガイド孔24,25が相互に合致し,両ベ
ース円部が両バルブリフタ11,12に接触している期
間が比較的長いこともあって,第2押圧ピストン30
は,油圧室27の油圧をもって連結プランジャ31を押
動して,第2押圧ピストン30を閉栓28に当接させる
に至り(図8参照),連結手段33は,両バルブリフタ
11,12の相対摺動を不能にする連結状態となり,動
弁装置Dは高速モードとなる。
【0028】したがって,高いリフト部16aを持つ第
2カム16が第1バルブスプリング22と協働しなが
ら,両バルブリフタ11,12を介してバルブ3を開閉
し,第1カム15の低いリフト部15aは内側バルブリ
フタ12に対して空回りするようになる。この場合のバ
ルブ3の開閉特性は,高いリフト部16aを持つ第2カ
ム16のカムプロファイルによって決定されることにな
り,機関の高速性能の向上を図ることができる。
【0029】こゝで注目すべきは,第1及び第2バルブ
スプリング22,23が連結状態の両バルブリフタ1
1,12に対してそれぞれ単独で反発力を発揮し,その
総和が両バルブリフタ11,12に加わることである。
したがって,両バルブリフタ11,12が一体化して,
慣性マスが増大したにも拘らず,両バルブリフタ11,
12の慣性力を効果的に抑えて,バルブ3のジャンピン
グを防ぐのみならず,両バルブリフタ11,12の戻り
応答性,延いてはバルブ3の閉弁応答性を高め,高速性
能の一層の向上に寄与し得る。
【0030】機関が再び低速ないし中速運転域に戻り,
油圧室27の油圧を油溜めに解放すれば,第2押圧ピス
トン30が戻しばね32の反発力をもって連結プランジ
ャ31及び第1押圧ピストン29を当初の位置に押し返
すので,連結手段33は,内側及び外側バルブリフタ1
1,12の相対摺動が可能な非連結状態となることは明
らかであろう。
【0031】次に,図9及び図10に示す本発明の第2
実施例について説明する。
【0032】外側バルブリフタ11のリフタガイド孔2
4の内周面と,これに嵌合する内側バルブリフタ12の
外周面との両側に互いに相対摺動可能に当接する平坦な
当接面面37,38;37,38が形成され,これら当
接面37,38;37,38を垂直に貫通するようにし
てガイド孔24,25が内側及び外側バルブリフタ1
1,12に設けられる。
【0033】このようにすると,外側バルブリフタ11
の内周面に前実施例のような逃げ凹部34を設けずと
も,連結手段33の非連結状態で,連結プランジャ31
の両端と外側バルブリフタ11との干渉を回避すること
ができ,また内側及び外側バルブリフタ11,12間に
前実施例のようなキー10を介在させずとも,両バルブ
リフタ11,12相互の周り止めを果たすことができる
利点がある。
【0034】また,第1及び第2カム15,16が摺接
する内側及び外側バルブリフタ11,12の上面は平坦
面に形成され,外側バルブリフタ11が嵌合するシリン
ダヘッド1のリフタガイド孔8の内周面に環状溝39が
設けられ,この環状溝39を介して油圧室27及び油路
35間が連通される。
【0035】このようにすると,外側バルブリフタ11
の回転位置に関係なく,第1及び第2カム15,16と
内側及び外側バルブリフタ11,12との摺接状態を一
定にし得ると共に,油圧室27及び油路35間の連通状
態を確保し得るので,シリンダヘッド1及び外側バルブ
リフタ11間に前実施例のような回り止めキー9を介在
させる必要がなくなる。
【0036】その他の構成は,前実施例と同様であるの
で,図9及び図10中,前実施例との対応部分には同一
の参照符号を付して,その説明を省略する。
【0037】次に,図11及び図12に示す本発明の第
3実施例について説明する。
【0038】シリンダヘッド1の円形のリフタガイド孔
8に第1及び第2バルブリフタ11,12が摺動自在に
嵌合される。第1バルブリフタ41は,リフタガイド孔
8の半径に対応した優弧の外周面,及びその両端を接続
する平坦面43を有し,また第2バルブリフタ42は,
同じくリフタガイド孔8の半径に対応した劣弧の外周
面,及びその両端を接続する平坦面44を有しており,
両バルブリフタ41,42は,それぞれの平坦面43,
44を相対摺動可能に当接させている。この第1バルブ
リフタ41及び第2バルブリフタ42の少なくとも一方
とシリンダヘッド1との間には回り止めキー9が介裝さ
れる。
【0039】カム軸5に形成された低リフト部15aを
持つ第1カム15は第1バルブリフタ41の上面に,ま
た高リフト部16aを持つ第2カム16は第2バルブリ
フタ42の上面にそれぞれ対置される。
【0040】第1及び第2バルブリフタ41,42は,
それぞれ厚肉のヘッド部41a,42aと,それから下
方に延びるスカート部41b,42bとを有しており,
第1バルブリフタ41のヘッド部の中心部下面にバルブ
3のステムヘッドシム20を介して当接し,バルブ3の
ステムに固定されたリテーナ21とシリンダヘッド1と
の間に,バルブ3を閉じ方向に付勢する第1バルブスプ
リング22が装着される。また両バルブリフタ41,4
2のスカート部41b,42bの内周面に近接してそれ
らのヘッド部41a,42aとシリンダヘッド1との間
に両バルブリフタ41,42をカム軸6側に付勢する第
2バルブスプリング23が装着される。
【0041】第1バルブリフタ41のヘッド部41aに
は,その平坦面43に開口するガイド孔25と,このガ
イド孔25に環状段部26を介して連なると共に外周側
に開口する油圧室27とが設けられ,第2バルブリフタ
42のヘッド部42aには,その平坦面43に直交して
開口する有底のガイド孔24が設けられる。第1バルブ
リフタ41のガイド孔25には連結プランジャ31が摺
動自在に嵌合され,第2バルブリフタ42のガイド孔2
4には押圧ピストン30が摺動自在に嵌合されと共に,
これを第1バルブリフタ41側へ付勢する戻しばね32
が収容される。両バルブリフタ41,42のガイド孔2
5,24は同径に形成されていて,第1及び第2カム1
5,16が第1及び第2バルブリフタ41,42の上面
に同時に接触するとき,即ち両バルブリフタ41,42
の上面が揃ったとき連結プランジャ31が第2バルブリ
フタ42のガイド孔24に出入りし得るようになってい
る。上記連結プランジャ31,押圧ピストン30,戻し
ばね32及び油圧室27により連結手段33が構成され
る。
【0042】その他の構成は前記第1実施例と同様であ
るので,図11及び図12中,第1実施例との対応部分
には同一の参照符号を付して,その説明を省略する。
【0043】而して,油圧室27を油溜めに開放した連
結手段33の非連結状態では,押圧ピストン30が戻し
ばね32の付勢力で連結プランジャ31をガイド孔25
に押し込むことにより,連結プランジャ31及び押圧ピ
ストン30は,それぞれの外端面を両バルブリフタ4
1,42の平坦面43,44に揃え,両バルブリフタ4
1,42の相対摺動を可能にする。
【0044】したがって,カム軸5が回転すると,第1
カム15は,第1バルブスプリング22と協働しなが
ら,第1バルブリフタ41を介してバルブ3に開閉動作
を与えるが,第2カム16は,第2バルブスプリング2
3と協働して,第2バルブリフタ42を第1バルブリフ
タ41より大なるストロークをもって無為に往復動させ
るだけで,バルブ3の開閉には関与しない。したがっ
て,この場合のバルブ3の開閉特性は,低いリフト部1
5aを持つ第1カム15のカムプロファイルによって決
定される。
【0045】この場合も前記第1実施例と同様に,第2
バルブリフタ42を第2カム側に付勢する第2バルブス
プリング23の固定端をシリンダヘッド1に支持させ,
この第2バルブスプリング23が第2カム16から受け
る荷重をシリンダヘッド1に直接受け止めさせて,バル
ブ3には全く影響させないので,第2バルブリフタ42
が第1バルブリフタ41より大きいストロークで往復動
して第2バルブスプリング23を大きく撓ませても,そ
れに伴う第2バルブリフタ42及び第2バルブスプリン
グ23の大なる慣性力がバルブ3に作用することはな
く,バルブ3のジャンピングの発生を防ぐと共に,第1
カム15からバルブ3に至る摺動部及び当接部における
面圧の無用な増大を抑えて,それらの摩耗を極力防ぐこ
とができ,またカム軸5の負荷を無用に増大させること
もない。
【0046】油路35から油圧室27に油圧を供給する
と,連結プランジャ31が油圧室27の油圧より押圧ピ
ストン30側へ押圧されるので,第1及び第2カム1
5,16のベース円部が同時に両バルブリフタ41,4
2の上面に接して,両バルブリフタ41,42のガイド
孔25,24が合致したとき,連結プランジャ31は,
戻しばね32の付勢力に抗して押圧ピストン30を押動
しながら第2バルブリフタ42のガイド孔24に前端部
を進入させ,これにより連結手段33は,両バルブリフ
タ41,42を連結した連結状態となる。したがって,
高いリフト部16aを持つ第2カム16が第1バルブス
プリング22と協働しながら,両バルブリフタ41,4
2を介してバルブ3を開閉し,第1カム15の低いリフ
ト部15aは第1バルブリフタ41に対して空回りす
る。この場合のバルブ3の開閉特性は,高いリフト部1
6aを持つ第2カム16のカムプロファイルによって決
定されることになる。
【0047】この場合も前記第1実施例と同様に,第1
及び第2バルブスプリング22,23が連結状態の両バ
ルブリフタ41,42に対してそれぞれ単独で反発力を
発揮し,その総和が両バルブリフタ41,42に加わる
ことになるので,両バルブリフタ41,42が一体化し
て,慣性マスが増大したにも拘らず,両バルブリフタ4
1,42の慣性力を効果的に抑えて,バルブ3のジャン
ピングを防ぐのみならず,両バルブリフタ41,42の
戻り応答性,延いてはバルブ3の閉弁応答性を高め,高
速性能の一層の向上に寄与し得る。
【0048】次に,図13及び図14に示す本発明の第
4実施例について説明する。
【0049】この実施例は,吸気用及び排気用として,
それぞれ平行する一対のバルブ4,4(排気用は図示せ
ず)を備えた4バルブ型内燃機関に適用したもので,吸
気用バルブ4,4及び排気用バルブの直上に,それぞれ
の配列方向に沿って延びる吸気用カム軸5及び排気用カ
ム軸(図示せず)が配設される。上記第3実施例と同様
に,各バルブ3毎に第1及び第2バルブリフタ41,4
2が設けられるが,隣接する一対のバルブ3,3に対応
する一対の第1バルブリフタ41,42はそれぞれの外
周面の一側に平坦面46,46が形成され,これら平坦
面46,46を相互に当接させるようにして,両第1バ
ルブリフタ41,42は隣接配置される。隣接する2組
の第1及び第2バルブリフタ41,42;41,42を
摺動自在に嵌合すべくシリンダヘッド1に設けられるリ
フタガイド孔48は,2つの円を一部ラップさせたよう
な横断面形状を有する。
【0050】このようにすると,2組の第1及び第2バ
ルブリフタ41,42;41,42の近接配置,換言す
れば一対のバルブ3,3の近接配置を可能すると共に,
隣接する第1バルブリフタ41,41が平坦面46,4
6の当接により互いに回転を拘束し合うため,各第1及
び第2バルブリフタ42とシリンダヘッド1との間に回
り止めキーを挿入する必要がなくなる。
【0051】また,隣接する第1バルブリフタ41,4
1の油圧室27,27に接続する油路35は,共通1本
に纏められる。こうすることにより,動弁装置D全体の
油路35を簡素化し得る。
【0052】その他の構成は前記第1実施例と同様であ
るので,図13及び図14中,第1実施例と対応する部
分には同一の参照符号を付して,その説明を省略する。
【0053】最後に,図15に示す本発明の第5実施例
について説明する。
【0054】この実施例は,各一対の吸気用バルブ3,
3及び排気用バルブ4,4を共通1本のカム軸50によ
り開閉するようにした4バルブ型内燃機関に適用したも
のである。即ち,カム軸50には,各一対の吸気用バル
ブ3,3及び及び排気用バルブ4,4に対応して第1及
び第2カム15,16が複数組形成され,各対応する第
1カム15と第1バルブリフタ41,第2カム16と第
2バルブリフタ42の各間がシリンダヘッド1に揺動自
在に軸支された第1及び第2ロッカアーム51,52を
介してそれぞれ連動連結される。符号53はロッカアー
ム51,52群を支持するロッカ軸である。
【0055】その他の構成は上記第4実施例と同様であ
るので,図15中,第4実施例との対応部分には同一の
参照符号を付して,その説明を省略する。
【0056】本発明は上記各実施例に限定されるもので
はなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。例えば本発明の動弁装置Dは,吸気用バル
ブ3及び排気用バルブ4の一方側のみに設けることもで
きる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば,機関本体
に取付けられたバルブの開閉動作と共に昇降する第1バ
ルブリフタと,この第1バルブリフタに隣接していてそ
れと相対的に昇降し得る第2バルブリフタと,第1バル
ブリフタをバルブの開き方向に作動し得る第1カムと,
この第1カムより大なるリフト量をもって第2バルブリ
フタをバルブの開き方向に作動し得る第2カムと,第1
及び第2バルブリフタの個別作動を許容する非連結状態
と,第1及び第2バルブリフタを互いに連結して両者の
一体作動を強制する連結状態との間で切換わる連結手段
とを備えた,内燃機関の動弁装置において,バルブ及び
機関本体間に装着されてバルブを閉じ方向に付勢する第
1バルブスプリングと,第2バルブリフタ及び機関本体
間に装着されて第2リフタを第2カム側に付勢する第2
バルブスプリングとを更に備えたので,第1及び第2バ
ルブリフタを相対摺動可能にした連結手段の非連結状態
では,第2バルブスプリングが第2カムから受ける荷重
を機関本体に直接受け止めさせて,バルブへの影響を回
避することができる。したがって,第2バルブリフタが
第1バルブリフタより大きいストロークで往復動して第
2バルブスプリングを大きく撓ませても,それに伴う第
2バルブリフタ及び第2バルブスプリングの大なる慣性
力がバルブに作用することはなく,バルブのジャンピン
グの発生を防ぐと共に,第1カムからバルブに至る摺動
部及び当接部における面圧の無用な増大を抑えて,それ
らの摩耗を極力防ぐことができ,またカム軸の負荷を無
用に増大させることもなく,機関の低速ないし中速性能
の向上に寄与し得る。
【0058】また第1及び第2バルブリフタを連結した
連結手段の連結状態では,第1及び第2バルブスプリン
グの反発力の総和が両バルブリフタに加わることになる
ので,両バルブリフタが一体化して,慣性マスが増大し
たにも拘らず,両バルブリフタの慣性力を効果的に抑え
て,バルブのジャンピングを防ぐのみならず,両バルブ
リフタの戻り応答性,延いてはバルブの閉弁応答性を高
め,機関の高速性能の向上に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る2バルブ・ツインカ
ム軸型内燃機関の動弁装置の平面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】図2の3−3線断面図。
【図4】図2の4−4線断面図。
【図5】図4の5−5線拡大断面図(低速モードで示
す)。
【図6】図5の6−6線断面図。
【図7】高速モードへの切換準備状態を示す作用図。
【図8】高速モードを示す作用図。
【図9】本発明の第2実施例を示す,図2に対応した断
面図。
【図10】図9の10−10線断面図。
【図11】本発明の第3実施例を示す,図2に対応した
断面図。
【図12】図11の12−12線断面図。
【図13】本発明の第4実施例を示す,4バルブ・ツイ
ンカム軸型内燃機関の動弁装置の縦断面図。
【図14】図13の14−14線断面図。
【図15】本発明の第5実施例を示す,4バルブ・シン
グルカム軸型内燃機関の動弁装置の平面図。
【符号の説明】
D・・・・・動弁装置 1・・・・・機関本体(シリンダヘッド) 3・・・・・バルブ(吸気用バルブ) 4・・・・・バルブ(排気用バルブ) 11・・・・第2バルブリフタ(外側バルブリフタ) 12・・・・第1バルブリフタ(内側バルブリフタ) 15・・・・第1カム 16・・・・第2カム 22・・・・第1バルブスプリング 23・・・・第2バルブスプリング 33・・・・連結手段 41・・・・第1バルブリフタ 42・・・・第2バルブリフタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G016 AA07 AA08 AA19 BA19 BA34 BA36 BB04 BB05 BB06 BB12 BB31 BB40 CA07 CA12 CA16 CA21 CA29 CA32 CA33 CA36 CA52 DA06 DA12 DA22 3G018 AB05 AB07 AB17 AB18 BA07 BA17 BA22 CA19 DA03 DA17 DA18 DA24 DA63 FA03 FA06 GA04 GA15 GA21 GA23

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関本体(1)に取付けられたバルブ
    (3,4)の開閉動作と共に昇降する第1バルブリフタ
    (12,41)と,この第1バルブリフタ(12,4
    1)に隣接していてそれと相対的に昇降し得る第2バル
    ブリフタ(11,42)と,第1バルブリフタ(12,
    41)をバルブ(3,4)の開き方向に作動し得る第1
    カム(15)と,この第1カム(15)より大なるリフ
    ト量をもって第2バルブリフタ(11,42)をバルブ
    (3,4)の開き方向に作動し得る第2カム(16)
    と,第1及び第2バルブリフタ(12,11;41,4
    2)の個別作動を許容する非連結状態と,第1及び第2
    バルブリフタ(12,11;41,42)を互いに連結
    して両者(12,11;41,42)の一体作動を強制
    する連結状態との間で切換わる連結手段(33)とを備
    えた,内燃機関の動弁装置において,バルブ(3,4)
    及び機関本体(1)間に装着されてバルブ(3,4)を
    閉じ方向に付勢する第1バルブスプリング(22)と,
    第2バルブリフタ(11,42)及び機関本体(1)間
    に装着されて第2リフタ(11,42)を第2カム(1
    6)側に付勢する第2バルブスプリング(23)とを更
    に備えたことを特徴とする,内燃機関の動弁装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100482854B1 (ko) * 2002-01-14 2005-04-14 현대자동차주식회사 밸브 트레인
KR100521164B1 (ko) * 2002-11-18 2005-10-12 현대자동차주식회사 자동차 엔진용 가변 밸브 리프트 기구
JP2011528086A (ja) * 2008-09-04 2011-11-10 コーヨー ベアリングス ユーエスエイ、エルエルシー タペットと共に使用するアライメント装置
KR101231414B1 (ko) 2006-12-14 2013-02-07 현대자동차주식회사 2단 가변 밸브 리프트 장치

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