JP2007290748A - 給液装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は給液ノズルのレバー位置を操作により最大吐出流量を任意の流量に設定することを課題とする。
【解決手段】制御回路25は、給油ノズル13がノズル掛け14より外されてノズルスイッチ14aからの信号が入力されると、ポンプ22のポンプモータ22aが起動して地下タンク21内の油液を汲み上げると共に、給油ノズル13が吐出される流量が所定時間に亘り一定である場合に一定流量を最大吐出流量となるように無段電磁弁27の弁開度を制御する。給油ノズル13のノズルレバーを操作して吐出流量を所定時間継続して絞った場合には、絞られた流量が最大吐出流量となるように、無段電磁弁27の弁開度が調整されるため、給油ノズル13のノズルレバーを給油口から噴きこぼしが生じないようにノズルレバーの操作位置を保持しなくても給油ノズル13からの吐出流量を所望の吐出流量aとなるように流量制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は給液装置に係り、特に給液ノズルのレバー操作により被給液タンクへ給液される液体の流量を調整するように構成された給液装置に関する。
例えば、自動車の燃料タンク(被給液タンク)にガソリンなどの油液(液体)を給液する給油ノズル(給液ノズル)を操作して給油する場合、操作者は、給油ノズルのノズルレバーを操作してノズルの弁機構を開弁することで燃料タンクへの液体給液を行える。このような給油ノズルを有する給油装置(給液装置)では、ポンプにより送液された油液を給油ノズルのレバー操作により給油ノズルの弁機構の弁開度を手動で調整して燃料タンクに給油される流量を調整している(例えば、特許文献1参照)。
ところが、自動車の給油口のパイプ形状は、車種によって異なり、給油口の近くで曲げられている場合がある。そして、給油ノズルの吐出パイプを給油口の奥まで挿入した状態でノズルレバーを全開位置まで操作すると、ポンプにより送液された油液が勢い良く給油口の内壁に噴出されるため、油液の一部が跳ね返って給油口から噴きこぼれるおそれがあった。
そのような場合、操作者は、給油ノズルのノズルレバーの操作位置を戻して、給油ノズルの弁機構の弁開度を絞ることで給油口からの噴きこぼれを防止していた。
特開2004−59018号公報
しかしながら、従来は、操作者の手動操作によってノズルレバーの操作位置を調整して給油することになるため、操作者がノズルレバーを所定の操作位置に保持しなければならず、操作者に負担がかかるという問題があった。
さらに、セルフ給油方式の場合には、顧客自身がノズルレバーの操作位置を調整することになるので、ノズルレバーの操作に不慣れな初心者が操作すると、ノズルレバーの操作位置が分からず、ノズルレバーを全開位置に操作して油液が噴きこぼれたり、あるいは、慎重に操作して弁開度を絞りすぎてしまい給油時間が大幅に延長されてしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した給液装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、手動操作により流体の流量を調整するためのレバーと、当該レバーの操作により被給液タンクへ給液される液体の流量を調整する弁機構をと有する給液ノズルと、該給液ノズルへ液体を給液するための給液経路と、該給液経路を介して前記給液ノズルに液体を給液するためのポンプと、前記給液経路を流れる液体の流量を計測する流量計と、該流量計から出力された流量パルスを積算して流量を演算する流量積算手段と、前記給液経路に設けられ、前記給液ノズルより吐出される液体の流量を制御する可変絞りと、を有する給液装置において、前記流量計により計測された流量がほぼ一定の流量である場合には、前記給液ノズルのレバーの操作により供給可能な最大吐出流量が前記一定の流量以下となるように前記可変絞りの絞り量を制御する可変絞り調整手段と、を備えたことを特徴とする。
また、前記可変絞り調整手段は、前記一定の流量が所定流量以上の場合に、前記給液ノズルのレバーの操作により供給可能な最大吐出流量が前記一定の流量以下となるように前記可変絞りの絞り量を制御することを特徴とする。
また、本発明は、手動操作により流体の流量を調整するためのレバーと、当該レバーの操作により被給液タンクへ給液される液体の流量を調整する弁機構をと有する給液ノズルと、該給液ノズルへ液体を給液するための給液経路と、該給液経路を介して前記給液ノズルに液体を給液するためのポンプと、前記給液経路を流れる液体の流量を計測する流量計と、前記給液経路に設けられ、前記給液ノズルより吐出される液体の流量を制御する可変絞りと、を有する給液装置において、前記給液ノズルより給液可能な最大吐出流量を設定するための設定手段と、前記流量計により計測される流量が前記設定手段により設定された最大吐出流量を超えないように前記可変絞りの絞り量を制御する可変絞り調整手段と、を備えており、上記課題を解決するものである。
本発明によれば、流量計により計測された流量がほぼ一定の流量である場合には、給液ノズルのレバーの操作により供給可能な最大吐出流量が一定の流量以下となるように可変絞りの絞り量を制御するため、レバー操作位置を一定に保つように操作する必要がなく、給液ノズルの弁開度を全開に操作しても最大吐出流量が一定値に制御されるので、液体の噴きこぼれを防止することができる。
また、本発明によれば、一定の流量が所定流量以上の場合に、給液ノズルのレバーの操作により供給可能な最大吐出流量が一定の流量以下となるように可変絞りの絞り量を制御するため、レバー操作位置を一定に保つように操作する必要がなく、給液ノズルの弁開度を全開に操作しても最大吐出流量が一定値に制御されるので、液体の噴きこぼれを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明による給液装置の一実施例を模式的に示す構成図である。図1に示されるように、給油装置(給液装置)11は給油所に設置され、装置本体12の側面には給油ノズル(給液ノズル)13に接続された給油ホース15が引き出されている。給油ノズル13は通常、装置本体12の側面に設けられたノズル掛け14に掛止されており、例えば顧客の自動車が給油所に到着すると、操作者は給油ノズル13をノズル掛け14から外し自動車の燃料タンク16の給油口16aに挿入して給油を行う。
給油ノズル13は、例えば、前述した特許文献1に記載されているように、ノズルレバーの回動操作により弁開度を調整される弁機構、油液の流速によって負圧を発生させる負圧発生部、一端が負圧発生部に連通され、他端が吐出パイプの先端付近に開口する空気導入口を有して空気を吸引する吸引管(液面検知管)、給液による液面上昇により空気導入口が閉塞されると負圧によって閉弁動作する液面検知機構とを有する。
また、給油ノズル13は、ノズル本体の側面に設けられた継手に給油ホース15が接続されており、給油ホース15は装置本体12内において、送液管路(給液経路)20に接続されている。この送液管路20は、地下タンク21まで延在して挿入されており、その途中にはポンプ22,流量計24,無段電磁弁(可変絞り)27が配設されている。
無段電磁弁27は、駆動信号の周波数及びデューティーに応じた弁開度で開弁して給油ノズル13へ供給される油液の流量を調整する。尚、無段電磁弁27の構成については、後述する。
また、装置本体12の前面には、流量計24により計測された瞬時流量を積算して得られる給油量を表示する給油量表示器26が配設されている。そして、上記ノズル掛け14のノズルスイッチ14a,ポンプ22のポンプモータ22a,流量計24の流量パルス発信器24a,給油量表示器26は、制御回路25に接続されている。
制御回路25は、給油ノズル13がノズル掛け14より外されてノズルスイッチ14aからの信号が入力されると、ポンプ22のポンプモータ22aが起動して地下タンク21内の油液を汲み上げると共に、給油ノズル13が吐出される流量が所定時間に亘り一定である場合にこの一定流量が最大吐出流量となるように無段電磁弁27の弁開度を制御する。
また、給油ノズル13は、ノズルレバー13aの操作位置によって内蔵された弁の弁開度が調整される構成となっており、且つノズルレバー13aの先端を任意の操作位置に掛止する掛止部(図示せず)が設けられている。給油ノズル13のノズルレバー13aが操作されると、燃料タンク16への給油が開始され、流量計24の流量パルス発信器24aから流量パルスが制御回路25に出力される。
そして、制御回路25は、流量パルス発信器24aから出力された流量パルスを積算して給油量表示器26に給油量を表示させると共に、満タン給油制御あるいはプリセット給油制御を行う。
図2は制御回路25の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、制御回路25は、後述する給油制御処理を実行するCPU30と、各データが記憶されるRAM(記憶手段)31と、プリセット給油制御プログラムが格納されたROM32と、信号の入出力を行うI/Oインタフェース33とを有する。RAM31は、バッテリ34からの電源供給により記憶状態を維持している。また、I/Oインタフェース33には、ノズル掛け14のノズルスイッチ14aと、流量計24の流量パルス発信器24aと、表示器26と、無段電磁弁27と、プリセットスイッチ35が接続されている。
尚、本実施例においては、ROM32は、無段電磁弁27への電圧印加時間に対する吐出量との関係を表す基準データを予め記憶する記憶手段として機能する。また、ROM32には、流量計24の流量計測値を読み込み、この流量計測値が所定時間が経過するまでほぼ一定である場合には、この一定値が最大吐出流量となるように無段電磁弁27の絞り量を制御する制御プログラム(可変絞り調整手段)が格納されている。また、RAM31は、上記流量計測値を時系列的に記憶する記憶手段として機能する。
従って、制御回路25は、給油する際に無段電磁弁27の特性(電圧印加時間に対する吐出量との関係)を求めた後、予め記憶された基準データとの差分を補正値として求め、この補正値に基づいて当該無段電磁弁27の吐出量と弁開度の関係が基準特性となるようにデューティーを補正して無段電磁弁27に駆動信号を供給する。
プリセットスイッチ35は、例えばノズル掛け14の近傍に設置されており、プリセット給油を行う場合のみ操作される。従って、給油を開始する前にプリセットスイッチ35を操作してプリセット値が入力されると、プリセット給油モードが設定される。
図3は無段電磁弁27の構成を示す縦断面図である。図3に示されるように、無段電磁弁27は、弁本体40と、弁本体40の弁座41に離着座する弁体42と、弁体42の弁軸42aが挿入されるソレノイド43と、弁体42の弁軸42aを閉弁方向に付勢するコイルバネ44とを有する。また、弁本体40は、油液が流入する流入口45と、弁座41の開口41aを通過した油液が給油ノズル13へ吐出される流出口46とを有する。弁体42は、コイルバネ44のバネ力により弁座41に当接する閉弁位置に付勢されており、油液の圧力が作用しても開弁しないように押圧されている。
また、ソレノイド43は、制御回路25からの駆動信号により励磁されると、弁体42の弁軸42aを上方に吸引する方向の電磁力を発生し、弁体42をコイルバネ44のバネ力に抗して開弁動作させる。そして、無段電磁弁27は、ソレノイド43に入力される駆動信号の1周期当りのデューティー比によって開弁方向の電磁力を弁体42に作用させることにより、所望とする流量の吐出量が得られるように、弁体42の弁開度が調整される。従って、弁体42は、ソレノイド43のある周波数の周期的な電磁力と、コイルバネ44のバネ力とがバランスする弁開度の位置に微少振動した状態で保持される。
制御回路25は、後述するように給油開始当初、低流量で無段電磁弁27を開弁させ、駆動信号のデューティーで決まる弁開度に対する吐出量を測定して当該無段電磁弁27との関係を求める。そして、制御回路25は、無段電磁弁27の特性が基準弁開度に対して基準流量が吐出されるように駆動信号のデューティーを補正する。
図4(A)〜(C)はデューティーの値(30%、50%、100%)に応じた無段電磁弁27のソレノイド43に印加される電圧の変化(駆動信号)を示す図である。図4(A)に示されるように、デューティーが30%にセットされた場合、信号時間Bの1周期当りのオンの時間Aは、A=B×30/100となる。また、図4(B)に示されるように、デューティーが50%にセットされた場合、信号時間Bの1周期当りのオンの時間Aは、A=B×50/100となる。また、図4(C)に示されるように、デューティーが100%にセットされた場合、信号時間Bの1周期当りのオンの時間Aは、A=B×100/100となる。従って、無段電磁弁27のソレノイド43に印加される駆動信号のデューティーの値を大きくするほど無段電磁弁27の弁開度が大きくなり、デューティー100%で弁体42が全開となる。
図5は給油所に設置されたシステム系統図である。図5に示されるように、本実施例の給油所には、複数の給油装置11が設置されており、各給油装置11は、給油所全体を管理する管理コンピュータ40とSS−LAN50を介して通信可能に接続されている。尚、各給油装置11は、セルフ給油方式の計量機からなり、顧客自身が給油ノズル13を操作して給油することができる。
ここで、制御回路25が実行する給油時の制御処理につき図6A、図6Bのフローチャートを併せ参照して説明する。図6Aに示されるように、制御回路25は、S11でRAM31に格納された各変数をクリアする。次のS12では、給油ノズル13から吐出可能な最大吐出流量bを給油装置11の送液管路20及びポンプ22により送液可能な最大供給流量c(例えば、100L/分)に設定する(b=c)。
続いて、S13では、給油ノズル13がノズル掛け14から外されたか否かをチェックする。このS13において、ノズルスイッチ14aがオフであれば、給油ノズル13がノズル掛け14から外されたものと判断してS14に進む。そして、S14では、ポンプモータ22aを駆動すると共に、無段電磁弁27のソレノイド43に通電して弁体42を開弁方向に駆動させる。その際、無段電磁弁27に出力される電磁弁信号のデューティーdを100%にセットする(図4(C)参照)。
次のS15では、給油ノズル13が自動車の給油口(図示せず)に挿入されて給油が開始されたか否かをチェックする。このS15において、流量計24から流量パルスが出力されると、給油開始と判断してS16に進み、流量パルスを積算して現在の吐出流量a(瞬時流量)を計測し、この流量計測値をRAM31に記憶させる(流量積算手段)。そして、S17では、吐出流量aを積算して総給油量(積算流量)を算出し、RAM31に記憶させる。
次のS18では、最大吐出量のセットがされているか否か(フラグfが1であるか否か)をチェックする。このS18において、最大吐出量のセットがされていないとき(フラグf=0)は、S19に進み、吐出流量aが所定時間(例えば、3秒間)の間略一定であったか否か、即ち吐出流量aが安定した流量であるか否かをチェックする(判定手段)。そして、S19において、吐出流量aが所定時間の間略一定であったときは、S20に進み、吐出流量aが予め設定された所定の最小流量(15リットル/分)以下か否かをチェックする。この最小流量は、給油ノズル13に設けられた周知の自動閉弁機構(自動閉弁機構の詳細については、例えば特開平2005−289448号を参照)を作動させるために利用される負圧を発生させるための負圧発生部において所定の大きさ以上の負圧を発生させるために必要な流量のであり、この最小流量以下になると所定の大きさ以上の負圧が発生せず、自動閉弁機構が作動しないことになる。従って、上記S20において、吐出流量aが最小流量(15リットル/分)以上の場合は、自動閉弁機構が作動可能であるため、図6Bに示すS21に進み、最大吐出流量bにaをセットし(b=a)、後述のS22の処理に移行する。
また、上記S18で最大吐出量のセットがされている(フラグf=1)場合、あるいはS19で吐出流量aが所定時間略一定でなかった(流量が安定していない)場合、あるいはS20で吐出流量aが最小流量(15リットル/分)以下の場合は、後述するS24に移行する。
次に、S22では、前述のS21において最大吐出流量bにaをセットしたことを示すため、フラグfに1を設定し(f=1)、S23では、最大吐出流量がセットされたことをブザー音により報知する。続いて、S24に進み、現在の吐出流量aが最大吐出流量bを超えているか否かをチェックする。S24において、現在の吐出流量aが最大吐出流量bを越えているときは、S25に進み、電磁弁信号のデューティーを1段階(例えば、10%)下げ(可変絞り調整手段、制御手段)、後述のS26の処理に移行する。このS25において、デューティーを下げることで例えば、図4(A)または図4(B)に示すように無断電磁弁27に印加される駆動信号のオンの時間Aが減少し、現在の吐出流量aが減少する。なお、上記S24において、現在の吐出流量aが最大吐出流量b以下であるときは、吐出流量aを調整する必要がないので、S25の処理を省略してS26の処理に移行することにより電磁弁信号のデューティーを維持する。
次に、S26では、吐出流量aがゼロか否かをチェックする。このS26において、吐出流量aがゼロのときは、S27に進み、最大吐出流量bを解除(最大吐出流量bを前述の最大供給流量c(例えば、100L/分)に設定)して電磁弁信号のデューティーを100%にセットするとともにフラグfに最大吐出流量bを制限していないことを示す0を設定する(f=0)。また、S26において、吐出流量aがゼロでないときは、S27の処理を省略し、電磁弁信号のデューティーを維持する。
S28では、給油が終了したか否かをチェックする。S28において、流量計24から流量パルスが停止して給油ノズル13がノズル掛け14に戻されてノズルスイッチ14aがオンになったことで給油が終了したものと判断する。そして、S28において、給油が終了していないときは、上記S16に戻り、S16以降の処理を行う。
また、上記S22でフラグfに最大吐出流量bを制限していることを示す1が設定された(f=1)場合は、上記S18において、S19〜S23の最大吐出量設定処理を省略する。
このように、給油ノズル13のノズルレバーを操作して吐出流量を所定時間継続して絞って給油を行った場合(安定した吐出流量で給油を行った場合)には、上記S21で設定された流量(ノズルレバーを操作して給油を行っている際の吐出流量)が最大吐出流量となるように、無段電磁弁27の弁開度が調整されるため、最大吐出流量が調整された後は、給油ノズル13のノズルレバーを給油口から噴きこぼしが生じないように絞るようにノズルレバーの操作位置を保持する必要がなく、給油ノズル13からの吐出流量を最大吐出流量a以下となるようにして給油を行うことができる。
次に制御処理の変形例1について説明する。図7A、図7Bは制御回路25が実行する制御処理の変形例1を示すフローチャートである。図7Aに示されるように、制御回路25は、S31でRAM31に格納された各変数をクリアする。次のS32では、給油ノズル13から吐出可能な最大吐出流量bを給油装置11の送液管路20及びポンプ22により送液可能な最大供給流量cに設定する(b=c)。
続いて、S33では、給油ノズル13がノズル掛け14から外されたか否かをチェックする。このS33において、ノズルスイッチ14aがオフであれば、給油ノズル13がノズル掛け14から外されたものと判断してS34に進む。そして、S34では、給油所の管理コンピュータ40から給油許可信号を受けたか否かをチェックする。
S34において、管理コンピュータ40からの給油許可信号を受信したときは、S35に進み、管理コンピュータ40から最大吐出流量aの設定入力があるか否かをチェックする。S35において、管理コンピュータ40から最大吐出流量aの設定入力があるときは、S36に進み、最大吐出流量bにaをセットする(設定手段)。また、上記S35において、管理コンピュータ40から最大吐出流量aの設定入力がないときは、S36の処理を省略して最大吐出流量bを変更しない。
次のS37では、電磁弁信号のデューティーに対するノズルレバー全開時の最大吐出流量のデータテーブルより最大吐出流量bとなる電磁弁信号のデューティーdを決定する(可変絞り調整手段)。
続いて、図7Bに示すS38に進み、ポンプモータ22aを駆動し、S39では、無段電磁弁27に出力される電磁弁信号を上記S37で決定されたデューティーdで無段電磁弁27のソレノイド43に供給して弁体42を開弁方向に駆動させる。
そして、S40では、流量計24から流量パルスが出力されると、流量パルスを積算して現在の吐出流量a(瞬時流量)を計測し、吐出流量aを積算して総給油量(積算流量)を算出し、RAM31に記憶させる。
次のS41では、管理コンピュータ40から最大吐出制限量解除指示があるか否かをチェックする。S41において、管理コンピュータ40から最大吐出制限量解除指示があるときは、無段電磁弁27による流量制御を行わないので、S42に進み、電磁弁信号のデューティーを100%にセットして給油を行う(図4(C)参照)。
また、上記S41において、管理コンピュータ40から最大吐出制限量解除指示がないときは、無段電磁弁27による流量制御を維持する。
次のS43では、給油が終了したか否かをチェックする。S43において、流量計24から流量パルスが停止して給油ノズル13がノズル掛け14に戻されてノズルスイッチ14aがオンになった場合は、給油が終了したものと判断する。そして、S28において、給油が終了していないときは、上記S40に戻り、S40以降の処理を繰り返す。
このように、管理コンピュータ40から最大吐出流量aの設定入力により、無段電磁弁27の弁開度が設定された最大吐出流量を供給するように調整されるため、給油ノズル13のノズルレバーを給油口から噴きこぼしが生じないようにノズルレバーの操作位置を調整操作しなくても給油ノズル13からの最大吐出流量が所望の吐出流量aとなるように流量制御される。
次に管理コンピュータ40が実行する制御処理について説明する。図8A、図8Bは管理コンピュータ40が実行する制御処理を示すフローチャートである。図8Aに示されるように、管理コンピュータ40は、S51で各変数をクリアする。次のS52では、給油装置11からのノズル外れ信号を受信したか否かをチェックする。S52において、操作者が給油ノズル13をノズル掛け14より取り上げてノズルスイッチ14aがオフに給油装置11からのノズル外れ信号を受信したときは、S53に進む。
そして、S53では、管理コンピュータ40からの給油許可が発行可能か否かをチェックする。このS53において、管理コンピュータ40からの給油許可が発行可能であるときは、S54に進み、対象となる当該給油装置11への通常の給油許可釦(図示せず)と最大吐出流量の設定を許可する最大吐出流量設定許可釦(図示せず)を有効にする。
続いて、S55では、上記通常の給油許可釦がオンに操作されたか否かをチェックする。このS55において、通常の給油許可釦がオンに操作されないときは、S56に進み、上記最大吐出流量設定許可釦がオンに操作されたか否かをチェックする。そして、S56において、最大吐出流量設定許可釦がオンに操作されないときは、S57に進み、給油装置11からノズル掛け信号を受信したか否かをチェックする。このS57において、給油装置11からノズル掛け信号を受信したときは、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されたため、今回の制御処理を終了する。また、S57において、給油装置11からノズル掛け信号を受信しないときは、上記S55に戻り、S55〜S57の処理を繰り返す。
また、上記S55において、通常の給油許可釦がオンに操作されたときは、S58に進み、対象となる当該給油装置11に対して給油許可信号を発行(送信)する。また、S59では、対象となる当該給油装置11に対して最大吐出流量の制限が無いことを発行(送信)する。
また、上記S56において、最大吐出流量設定許可釦がオンに操作されたときは、図8Bに示すS60に進み、対象となる当該給油装置11に対して給油許可信号を発行(送信)する。そして、S61では、対象となる当該給油装置11に対して最大吐出流量aの制限が無いことを発行(送信)する。
続いて、S62では、最大吐出流量制限の解除釦(図示せず)がオンに操作されたか否かをチェックする。このS62において、最大吐出流量制限の解除釦(図示せず)がオンに操作されたときは、S63に進み、対象となる当該給油装置11に対して最大吐出流量制限の解除を発行(送信)する。また、上記S62において、最大吐出流量制限の解除釦(図示せず)がオンに操作されないときは、S63の処理を省略する。
次のS64では、給油装置11から給油終了信号を受信したか否かをチェックする。S64において、給油装置11から給油終了信号を受信しないときは、上記S62に戻り、S62〜S64の処理を繰り返す。また、上記S64において、給油装置11から給油終了信号を受信したときは、今回の処理を終了する。
このように、管理コンピュータ40は、給油所に設置された複数の給油装置11と信号の送受信を行っており、給油許可釦がオンに操作されることで当該給油装置11に対して給油許可信号を発行(送信)して給油装置11による給油が可能になり、最大吐出流量設定許可釦がオンに操作されることで当該給油装置11に対して最大吐出流量設定許可信号を発行(送信)する。そのため、管理コンピュータ40からの信号を受信した給油装置11の制御回路25は、給油が可能になり、且つ最大吐出流量の設定が可能になる。
尚、上記実施例では、ガソリンなどの液体を給液する給液装置の一例として給油装置を例示したが、これに限らず、ポンプにより送液される燃料以外の液体(例えば、水や化学薬品や食品など)をタンクに供給する装置にも本発明を適用できるのは勿論である。
上記実施例では、ガソリンや軽油などの燃料を給油する給油装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、ガソリンや軽油以外の燃料(例えば、水素を含有した有機ハイドライドなどの液体)をタンクに供給する装置にも本発明を適用できるのは勿論である。
本発明による給液装置の一実施例を模式的に示す構成図である。 制御回路25の構成を示すブロック図である。 無段電磁弁27の構成を示す縦断面図である。 デューティーの値(30%、50%、100%)に応じた無段電磁弁27のソレノイド43に印加される電圧信号を示す図である。 給油所に設置されたシステム系統図である。 制御回路25が実行する給油時の制御処理を説明するためのフローチャートである。 図6Aに示す処理に続いて制御回路25が実行する給油時の制御処理を説明するためのフローチャートである。 制御回路25が実行する制御処理の変形例1を示すフローチャートである。 図7Aに示す処理に続いて制御回路25が実行する制御処理の変形例1を示すフローチャートである。 管理コンピュータ40が実行する制御処理を示すフローチャートである。 図8Aに示す処理に続いて管理コンピュータ40が実行する制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
11 給油装置
12 装置本体
13 給油ノズル
14 ノズル掛け
15 給油ホース
16 燃料タンク
20 送液管路
22 ポンプ
24 流量計
25 制御回路
27 無段電磁弁
30 CPU
31 RAM
32 ROM

Claims (3)

  1. 手動操作により流体の流量を調整するためのレバーと、当該レバーの操作により被給液タンクへ給液される液体の流量を調整する弁機構をと有する給液ノズルと、
    該給液ノズルへ液体を給液するための給液経路と、
    該給液経路を介して前記給液ノズルに液体を給液するためのポンプと、
    前記給液経路を流れる液体の流量を計測する流量計と、
    該流量計から出力された流量パルスを積算して流量を演算する流量積算手段と、
    前記給液経路に設けられ、前記給液ノズルより吐出される液体の流量を制御する可変絞りと、
    を有する給液装置において、
    前記流量計により計測された流量がほぼ一定の流量である場合には、前記給液ノズルのレバーの操作により供給可能な最大吐出流量が前記一定の流量以下となるように前記可変絞りの絞り量を制御する可変絞り調整手段と、
    を備えたことを特徴とする給液装置。
  2. 前記可変絞り調整手段は、
    前記一定の流量が所定流量以上の場合に、前記給液ノズルのレバーの操作により供給可能な最大吐出流量が前記一定の流量以下となるように前記可変絞りの絞り量を制御することを特徴とする請求項1記載の給液装置。
  3. 手動操作により流体の流量を調整するためのレバーと、当該レバーの操作により被給液タンクへ給液される液体の流量を調整する弁機構をと有する給液ノズルと、
    該給液ノズルへ液体を給液するための給液経路と、
    該給液経路を介して前記給液ノズルに液体を給液するためのポンプと、
    前記給液経路を流れる液体の流量を計測する流量計と、
    前記送液経路に設けられ、前記給液ノズルより吐出される液体の流量を制御する可変絞りと、
    を有する給液装置において、
    前記給液ノズルより給液可能な最大吐出流量を設定するための設定手段と、
    前記流量計により計測される流量が前記設定手段により設定された最大吐出流量を超えないように前記可変絞りの絞り量を制御する可変絞り調整手段と、
    を備えたことを特徴とする給液装置。
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