JP2007288876A - 双方向dc−dcコンバータおよびそれを用いた電源装置 - Google Patents

双方向dc−dcコンバータおよびそれを用いた電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】平滑用インダクタンスとして定格電流の小さいリアクトルを使用可能なソフトスイッチング双方向DC−DCコンバータを提供する。
【解決手段】双方向DC−DCコンバータ10は、緩衝用コンデンサC1、C2、C3が並列に、ダイオードD1、D2、D3が逆並列に接続されたIGBT Q1、Q2、Q3と、平滑用コンデンサCs1、Cs2と、平滑用リアクトルLsと、共振用リアクトルLr1、Lr2と、共振用コンデンサCrとを備える。平滑用リアクトルLs、共振用リアクトルLr1、Lr2に蓄積したエネルギーの一部は、緩衝用コンデンサC3の電荷を引き抜き共振用コンデンサに蓄積した後、共振用リアクトルLr1、Lr2に蓄積し、このエネルギーで緩衝用コンデンサC1、C2の電荷を引き抜き、IGBT Q1、Q2、Q3のソフトスイッチングを実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソフトスイッチング機能を有する双方向DC−DCコンバータと、それを用いた電源装置に関する。
近年、地球環境保全への意識の高まりから、効率が高いハイブリッド自動車の普及が進められている。ハイブリッド自動車では、蓄電装置へエネルギーを蓄え、必要なときに蓄えたエネルギーを利用することで効率を改善している。この蓄電装置の充放電を制御するために、双方向DC−DCコンバータが用いられる。
従来の双方向DC−DCコンバータでは、スイッチング素子に電圧が印加されている状態または電流が流れている状態でスイッチングするハードスイッチングが主流であった。なお、スイッチング素子のオン、オフを切り替えることをスイッチングと呼ぶ。ハードスイッチングでは、スイッチングに伴うエネルギー損失が大きく、効率が悪い。
そこで、スイッチングに伴う損失を低減させ、効率の改善を図った共振形双方向DC−DCコンバータが、特許文献1に開示されている。この共振形双方向DC−DCコンバータは、12Vと42Vの電源間で昇降圧動作を行うために、一対の主MOSFETと主(平滑用)リアクトルを備えることを基本としている。この基本主回路のほかに、ソフトスイッチングを実現するために、補助共振回路として、一対の補助MOSFETと共振用リアクトルとを備えている。一対の主MOSFETは、第2電源の両母線間に直列に接続され、その直列接続点と第1電源の正母線間に補助(平滑用)リアクトルを接続している。一対の主MOSFETには、それぞれ、スナバ(緩衝用)コンデンサが並列接続されている。補助共振回路は、主リアクトルの両端間に接続され、逆直列接続された一対の補助MOSFETと、さらに直列接続された補助(共振用)リアクトルによって構成されている。
補助共振回路は、昇降圧動作の両方において、主MOSFETのスナバコンデンサの充放電を共振用リアクトルに流れる共振電流により制御するように、一対の補助MOSFETをスイッチング制御して、ソフトスイッチングを実現する。
また、特許文献2には、4つの主トランジスタをブリッジ接続し、その橋絡点間に主リアクトルを接続するとともに、この主リアクトルと並列に、補助共振回路を接続した共振形双方向DC−DCコンバータが開示されている。この補助共振回路も、特許文献1と同様に、逆直列接続された一対の補助トランジスタと、さらに直列接続された補助(共振用)リアクトルによって構成されている。
さらに、特許文献3には、多数の素子を用いた双方向DC−DCコンバータが開示されている。
一方、単方向のDC−DCコンバータにおいて、スイッチング損失を低減させ、効率の改善を図る技術として、特許文献4〜8等がある。
特開2003−33013号公報 特開2005−176540号公報 特開2005−184965号公報 特開2004−343923号公報 特開2001−37214号公報 特開2003−153527号公報 特開2003−189602号公報 特開2004−201373号公報
特許文献1や2に開示された従来の共振形双方向DC−DCコンバータでは、主(平滑用)リアクトルとして、定格電流の大きいリアクトルが必要となり、その分、寸法・重量の増大を招く。主スイッチング素子のスナバコンデンサに蓄積された電荷を引き抜くために、主リアクトルに本来流れる電流とは逆向きの電流を補助リアクトルに流し込むため、定格電流の大きい主リアクトルを必要としているのである。
また、主スイッチング素子のソフトスイッチングを実現するために、一対の補助スイッチング素子を必要としており、スイッチング素子数の増加に伴い、複雑化とコスト増を招いている。
また、主スイッチング素子と補助スイッチング素子の制御に当たっては、単なる相補的スイッチングでは足りず、タイミングまで重要なため、制御が難しく、このためにも、複雑化とコスト増は否めない。
さらに、補助スイッチング素子のオンがゼロ電流スイッチング(ZCS)になっており、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)と比較してスイッチング損失が大きい。
また、特許文献3に開示された技術も、素子数が多く、素子数の増加に伴い、複雑化とコスト増を招いている。
このように、従来の双方向DC−DCコンバータには、主スイッチング素子のソフトスイッチングを実現するために、その寸法、重量、およびコストを増加させる要因が多い欠点があった。
本発明の目的は、平滑用リアクトルとして、比較的定格電流の小さいリアクトルを使用してソフトスイッチングを実現する双方向DC−DCコンバータを提供することである。
また、本発明の他の目的は、比較的少ないスイッチング素子数でソフトスイッチングを実現する双方向DC−DCコンバータを提供することである。
また、本発明の他の目的は、スイッチング素子の比較的簡単なスイッチング制御でソフトスイッチングを実現する双方向DC−DCコンバータを提供することである。
さらに、本発明の他の目的は、補助スイッチング素子のオン/オフ時にも、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)を実現できる双方向DC−DCコンバータを提供することである。
本発明はその一面において、第1の電源に並列接続した第1の平滑用コンデンサと、第2の電源に並列接続した第2の平滑用コンデンサと、第1,第2のスイッチング素子と、平滑用リアクトルと、前記平滑用リアクトルにエネルギーの蓄積と放出とを繰り返し、前記第1,第2の平滑用コンデンサの間で電力の授受を行うように前記第1,第2のスイッチング素子をオン/オフさせる制御手段とを備えた双方向DC−DCコンバータにおいて、共振用リアクトルと、前記平滑用リアクトルが蓄積したエネルギーを放出する期間に、前記平滑用リアクトル及び/又は前記共振用リアクトルが放出するエネルギーの一部を蓄積する蓄積回路と、この蓄積回路に蓄積されたエネルギーの一部を前記共振用リアクトルに蓄積させる第3のスイッチング素子とを備え、前記制御手段は、前記共振用リアクトルに蓄積したエネルギーを用い、前記第1及び第2のスイッチング素子をオンさせる直前に、これら第1及び第2のスイッチング素子の緩衝用コンデンサに蓄積された電荷を引き抜くように、前記第1〜第3のスイッチング素子をオン/オフさせるようにしたことを特徴とする。
本発明の望ましい実施態様においては、共振用リアクトルは、平滑用リアクトルのエネルギー蓄積及び/又は放出電流によってエネルギーを蓄積し、この共振用リアクトルの蓄積エネルギー及び/又は前記平滑用リアクトルのエネルギーを蓄積回路のコンデンサに移転させ、このコンデンサの蓄積エネルギーを、第3のスイッチング素子を介して共振用リアクトルに蓄積し、この共振用リアクトルに蓄積したエネルギーで第1,第2のスイッチング素子のスナバ(緩衝用)コンデンサ(または出力容量)に蓄積された電荷を引き抜く。
本発明の望ましい実施態様によれば、平滑用リアクトルには、ソフトスイッチングを実現しない場合と同等程度の電流を流せば良く、比較的定格電流の小さいリアクトルを使用してソフトスイッチングを実現する双方向DC−DCコンバータを提供することができる。
また、本発明の望ましい実施態様によれば、比較的少ないスイッチング素子数でソフトスイッチングを実現する双方向DC−DCコンバータを提供することができる。
また、本発明の望ましい実施態様によれば、主(第1,第2の)および補助(第3の)スイッチング素子の比較的簡単なスイッチング制御でソフトスイッチングを実現する双方向DC−DCコンバータを提供することができる。
さらに、本発明の望ましい実施態様によれば、補助(第3の)スイッチング素子のオン/オフ時にも、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)を実現できる双方向DC−DCコンバータを提供することができる。
本発明によるその他の目的と特徴は、以下に述べる実施例の中で明らかにする。
本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、スイッチング素子の一例としてIGBTを用いて説明する。また、オン状態のスイッチング素子またはダイオードの順方向降下電圧と同等程度かそれ以下の電圧をゼロ電圧と呼ぶ。
図1は、本発明の実施例1による双方向DC−DCコンバータの回路構成図である。双方向DC−DCコンバータ10は、第1,第2のスイッチング素子(IGBT)Q1,Q2と、第3のスイッチング素子(IGBT)Q3を備え、これらは、制御手段2によってスイッチング制御される。制御手段2には、電流センサ3及び電圧センサ4,5の出力が入力される。その他の回路要素として、平滑用コンデンサCs1、Cs2と、平滑用リアクトルLsと、共振用リアクトルLr1、Lr2と、共振用コンデンサCrと、ダイオードD1〜D3と、緩衝用コンデンサC1〜C3とを備えている。
双方向DC−DCコンバータ10は、電源V1と、電源V1よりも電圧が高い電源V2との間に接続され、電源V1と電源V2との間で電圧変換を行う。電源V1には負荷R1が接続され、電源V2には負荷R2が接続されている。
平滑用コンデンサCs1は、電源V1の正母線LN1と負母線LN0との間に接続し、平滑用コンデンサCs2は、電源V2の正母線LN2と負母線LN0との間に接続する。IGBTQ1のエミッタは、負母線LN0に接続し、IGBTQ2のコレクタは正母線LN2に接続する。平滑用リアクトルLsの一端を正母線LN1に接続し、平滑用リアクトルLsの他端をノードN0とする。
IGBTQ1のコレクタとノードN0との間に共振用リアクトルLr1を接続し、IGBTQ2のエミッタとノードN0との間に共振用リアクトルLr2を接続する。これらの共振用リアクトルLr1とLr2は、磁気結合させてコアを共通化することで、コアの利用率を上げ、小型化している。ここで、IGBTQ1と共振用リアクトルLr1との接続点をノードN1、IGBTQ2と共振用リアクトルLr2との接続点をノードN2とする。
IGBTQ3と共振用コンデンサCrとを直列に接続してアクティブ共振回路を構成する。そして、ノードN1とノードN2との間に、IGBTQ3のエミッタがノードN1を向くようにアクティブ共振回路を接続する。
IGBTQ1〜Q3のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すように、ダイオードD1〜D3がそれぞれ接続されている。また、IGBTQ1〜Q3のコレクタ−エミッタ間には、緩衝用コンデンサC1〜C3が接続されている。
詳細な動作説明に先立って、図1の回路図において電圧、電流を表す記号を定義する。まず、IGBTQ1〜Q3のコレクタ−エミッタ間電圧VQ1〜VQ3は、コレクタを正とする。また、IGBTQ1〜Q3と、それぞれ並列に接続されたダイオードD1〜D3とに流れる合成電流は、IGBTQ1〜Q3のコレクタからエミッタへ流れる向きを正とし、それぞれIQD1〜IQD3とする。
平滑用リアクトルLsに流れる電流ILsの向きは、次のように定義しておく。電源V1のエネルギーを電源V2へ送る昇圧動作の場合には、正母線LN1からノードN0へ流れる向きを正とし、電源V2のエネルギーを電源V1へ送る降圧動作の場合には、ノードN0から正母線LN1へ流れる向きを正とする。また、共振用リアクトルLr1に流れる電流ILr1はノードN1からノードN0へ流れる向きを正とし、共振用リアクトルLr2に流れる電流ILr2はノードN0からノードN2へ流れる向きを正とする。
共振用コンデンサCrに流れる電流ICrは、ダイオードD3に順方向電流が流れる向きを正とする。
(V1→V2:昇圧動作)
図2および図3は、本発明の実施例1による昇圧動作を説明する回路図その1およびその2である。また、図4は、本発明の実施例1による昇圧動作を説明する電圧・電流波形図である。
以下、これらの図2〜4を参照しながら、本発明の実施例1における昇圧動作を詳細に説明する。ただし、電源V1のエネルギーを電源V2へ送る動作を昇圧動作と定義する。図2の(A)〜図3の(L)は、図4に示すモードAからモードLに対応する。
(モードA)
まず、モードAでは、IGBTQ1がオン状態、IGBTQ2、Q3はオフ状態である。平滑用リアクトルLsの電流ILsが徐々に増加し、共振用リアクトルLr1の電流ILr1が負の向きへ大きさが徐々に増加し、平滑用リアクトルLsと共振用リアクトルLr1に電源V1のエネルギーが蓄積される。このとき、緩衝用コンデンサC2、C3と、共振用コンデンサCrは、図2(A)に示す極性で充電されている。
(モードB)
その後、時刻t1でIGBTQ1をオフする。このときIGBTQ1に並列に接続されている緩衝用コンデンサC1の電圧VQ1は、ゼロ電圧から徐々に増加していく。したがって、IGBTQ1は、時刻t1でゼロ電圧スイッチングされる。電圧VQ1の増加に伴い、IGBTQ2のコレクタとIGBTQ1のコレクタとの間の電圧は減少するが、共振用リアクトルLr1、Lr2の電流ILr1、ILr2は時刻に対して急峻に変化しない。緩衝用コンデンサC2、C3は蓄積されていた電荷を放電し、電圧VQ2、VQ3は減少していく。電圧VQ3がゼロ電圧に達するとダイオードD3が導通する。このときの回路の状態を図2(B)に示す。すなわち、平滑用リアクトルLsに流れる電流ILsは、次の2径路に分流する。つまり、共振用リアクトルLr1を流れた後、緩衝用コンデンサC1へ流れる径路と、緩衝用コンデンサC3(電圧VQ3がゼロ電圧の場合にはダイオードD3)と共振用コンデンサCrと緩衝用コンデンサC2へ流れる径路である。異なった見方をすれば、共振用リアクトルLr1、Lr2が、平滑用リアクトルLsの電流ILsを共振用コンデンサCrに導く働きをしている。
(モードC)
その後、時刻t2で電圧VQ2がゼロ電圧に達するとダイオードD2が導通し、モードCの状態になる。平滑用リアクトルLsに流れる電流ILsは、共振用リアクトルLr1、ダイオードD3、共振用コンデンサCr、ダイオードD2へ流れる。ここで、共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2との直列回路には、共振用コンデンサCrの電圧が印加される。したがって、電流ILr1、ILr2の時間変化は正となる。つまり、平滑用リアクトルLsに流れる電流ILsは、一部が共振用リアクトルLr2に分流し、共振用コンデンサCrを流れた電流と合流し、ダイオードD2へ流れる。このとき、平滑用リアクトルLsに蓄積された電源V1のエネルギーは電源V2へ供給され、電流ILsは徐々に減少する。また、平滑用リアクトルLsと共振用リアクトルLr1とに蓄積されたエネルギーの一部が、共振用コンデンサCrに蓄積される。
(モードD)
その後、時刻t3でIGBTQ2、Q3をオンする。なお、IGBTQ2はオンしなくても良い。IGBTQ2は、時刻t3から後述する時刻t9の期間までは、オン状態とオフ状態のどちらでも良い。時刻t3において、電圧VQ2、VQ3はゼロ電圧であるから、IGBTQ2、Q3はゼロ電圧スイッチングされ、モードDの状態になる。平滑用リアクトルLsに流れる電流ILsは、共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2とに分流される。共振用リアクトルLr1を流れる電流ILr1は、ダイオードD3、共振用コンデンサCrを流れた後、共振用リアクトルLr2を流れる電流ILr2と合流し、ダイオードD2へ流れる。モードCと同様に、電流ILr1、ILr2の時間変化は正となるので、電流ILr1の大きさは減少し、電流ILr2が増加する。このとき、平滑用リアクトルLsに蓄積された電源V1のエネルギーは電源V2へ供給され、電流ILsは徐々に減少する。また、平滑用リアクトルLsと共振用リアクトルLr1とに蓄積されたエネルギーの一部が、共振用コンデンサCrに蓄積される。
(モードE)
その後、時刻t4で電流ILr1が負から正に変化し、モードEの状態になる。平滑用リアクトルLsに流れる電流ILsは、共振用リアクトルLr2、ダイオードD2を流れ、平滑用リアクトルLsに蓄積された電源V1のエネルギーは電源V2へ供給され、電流ILsは徐々に減少する。IGBTQ3はオン状態であるから、引き続き共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2との直列回路には、共振用コンデンサCrの電圧が印加される。共振用コンデンサCrの電荷は、IGBTQ3、共振用リアクトルLr1、共振用リアクトルLr2、共振用コンデンサCrの径路で放電し、共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2とに、共振用コンデンサCrのエネルギーが蓄積される。
(モードF)
その後、時刻t5でIGBTQ2、Q3をオフするとモードFの状態になる。なお、IGBTQ2は、後述する時刻t9の期間までにオフすればよい。このときIGBTQ3に並列に接続されている緩衝用コンデンサC3の電圧VQ3は、ゼロ電圧から徐々に増加していく。したがって、IGBTQ3は時刻t5でゼロ電圧スイッチングされる。電圧VQ3の増加に伴い電圧VQ1は減少するから、緩衝用コンデンサC1は蓄積されていた電荷を放電する。共振用リアクトルLr1、Lr2の電流ILr1、ILr2は時刻に対して急峻に変化しない。したがって、緩衝用コンデンサC1の放電電流は共振用コンデンサCrの放電電流を減少させ、ダイオードD2の導通電流を増加させる。引き続き平滑用リアクトルLsに流れる電流ILsは、共振用リアクトルLr2、ダイオードD2を流れ、平滑用リアクトルLsに蓄積された電源V1のエネルギーは電源V2へ供給され、電流ILsは徐々に減少する。
(モードG)
その後、時刻t6で電圧VQ1がゼロ電圧に達するとダイオードD1が導通し、モードGの状態になる。また、緩衝用コンデンサC3の充電が終了し、モードFにおいて共振用コンデンサCrを流れていた電流はダイオードD2へ流れる。ダイオードD1を流れる電流は共振用リアクトルLr1を通り、平滑用リアクトルLsに流れる電流ILsと合流して共振用リアクトルLr2を通り、ダイオードD2へ流れる。共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2との直列回路には電源V2の電圧が印加され、共振用リアクトルLr1、Lr2に蓄積されたエネルギーは電源V2へ供給され、電流ILr1、ILr2は徐々に減少していく。これに伴い、ダイオードD1、D2の導通電流も減少していく。
(モードH)
その後、時刻t7でIGBTQ1をオンする。時刻t7において、電圧VQ1はゼロ電圧であるから、IGBTQ1はゼロ電圧スイッチングされ、モードHの状態になる。回路の状態は、図3の(G)と(H)に示すように、モードGと同様であり、共振用リアクトルLr1、Lr2に蓄積されたエネルギーは電源V2へ供給され、電流ILr1、ILr2、およびダイオードD1、D2の導通電流は減少していく。
(モードI)
その後、時刻t8で電流ILr1が正から負に変化し、モードIの状態になる。IGBTQ1はオン状態であるから、引き続き共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2との直列回路には電源V2の電圧が印加され、電流ILr1は負の向きへ大きさが増加し、電流ILr2は減少していく。したがって、平滑用リアクトルLsを流れる電流ILsは、共振用リアクトルLr2を通りダイオードD2へ流れる径路と、共振用リアクトルLr1を通りIGBTQ1へ流れる径路とに分流する。IGBTQ2がオン状態の場合には、モードIの期間が終了する前にオフする。
(モードJ)
その後、時刻t9で電流ILr2が正から負に変化し、モードJの状態になる。IGBTQ2はオフ状態である。ダイオードD2が導通状態からオフ状態へ移行(逆回復)するために必要な期間(逆回復時間)のモードである。引き続き共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2との直列回路には電源V2の電圧が印加され、電流ILr1、ILr2は負の向きへ大きさが増加していく。ダイオードD2の逆方向電流は、共振用リアクトルLr2を流れ、平滑用リアクトルLsを流れる電流ILsと合流し、共振用リアクトルLr1を通りIGBTQ1へ流れる。
(モードK)
その後、時刻t10でダイオードD2が逆回復し、モードKの状態になる。このときIGBTQ2に並列に接続されている緩衝用コンデンサC2の電圧VQ2は、ゼロ電圧から徐々に増加する。電圧VQ2の増加に伴い電圧VQ3は減少するから、緩衝用コンデンサC3は蓄積されていた電荷を放電する。緩衝用コンデンサC3の放電電流は共振用コンデンサCrを通り、緩衝用コンデンサC2を充電する電流と合流し、共振用リアクトルLr2を流れ、平滑用リアクトルLsを流れる電流ILsと合流し、共振用リアクトルLr1へ流れる。共振用リアクトルLr1、Lr2の電流ILr1、ILr2は時刻に対して急峻に変化しない。したがって、緩衝用コンデンサC3の放電電流はIGBTQ1の電流を減少させる。
(モードL)
その後、時刻t11で電圧VQ3がゼロ電圧に達するとダイオードD3が導通し、モードLの状態になる。また、電源V2から緩衝用コンデンサC2への充電が終了する。これに伴い、IGBTQ1の電流は減少する。また、共振用リアクトルLr1、Lr2の電流ILr1、ILr2は時刻に対して急峻に変化しないから、共振用コンデンサCrを充電する電流は増加する。平滑用リアクトルLsには電源V1のエネルギーが蓄積され、電流ILsが徐々に増加していく。共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2との直列回路には、共振用コンデンサCrの電圧が印加され、電流ILr1、ILr2の時間変化は正となる。共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2とに蓄積されたエネルギーが、共振用コンデンサCrに蓄積される。このように、ダイオードD2の逆回復時間に起因して蓄積された共振用リアクトルLr1、Lr2のエネルギーは、サージを発生させず共振用コンデンサCrに回収することができる。
その後、時刻t12で共振用リアクトルLr2の電流がゼロに達すると、モードAの状態に戻る。このとき、共振用リアクトルLr1、Lr2と、共振用コンデンサCrと、緩衝用コンデンサC3とで共振電流が流れ、波形が振動的になることがある。
(V2→V1:降圧動作)
図5および図6は、本発明の実施例1による降圧動作を説明する回路図その1およびその2である。また、図7は、本発明の実施例1による降圧動作を説明する電圧・電流波形図である。
以下、これらの図5〜7を参照しながら、本発明の実施例1における降圧動作を詳細に説明する。ただし、電源V2のエネルギーを電源V1へ送る動作を降圧動作と定義する。図5(A)〜図6(L)は、図7に示すモードAからモードLに対応する。
(モードA)
まず、モードAではIGBTQ2がオン状態、IGBTQ1、Q3はオフ状態である。平滑用リアクトルLsの電流ILsが徐々に増加し、共振用リアクトルLr2の電流ILr2が負の向きへ大きさが徐々に増加し、平滑用リアクトルLsと共振用リアクトルLr2に電源V2のエネルギーが蓄積される。このとき、緩衝用コンデンサC1、C3と、共振用コンデンサCrは、図5(A)に示す極性で充電されている。
(モードB)
その後、時刻t1でIGBTQ2をオフする。このときIGBTQ2に並列に接続されている緩衝用コンデンサC2の電圧VQ2は、ゼロ電圧から徐々に増加していく。したがって、IGBTQ2は時刻t1でゼロ電圧スイッチングされる。電圧VQ2の増加に伴い、IGBTQ2のエミッタとIGBTQ1のエミッタとの間の電圧は減少するが、共振用リアクトルLr1、Lr2の電流ILr1、ILr2は時刻に対して急峻に変化しない。緩衝用コンデンサC1、C3は蓄積されていた電荷を放電し、電圧VQ1、VQ3は減少していく。電圧VQ3がゼロ電圧に達するとダイオードD3が導通する。このときの回路の状態を図5(B)に示す。すなわち、緩衝用コンデンサC1に流れる電流は、緩衝用コンデンサC3(電圧VQ3がゼロ電圧の場合にはダイオードD3)と共振用コンデンサCrを流れる。その後に、緩衝用コンデンサC2を流れる電流と合流し、共振用リアクトルLr2を流れた後、平滑用リアクトルLsを流れる。異なった見方をすれば、共振用リアクトルLr1、Lr2が、平滑用リアクトルLsの電流ILsを共振用コンデンサCrに導く働きをしている。
(モードC)
その後、時刻t2で電圧VQ1がゼロ電圧に達するとダイオードD1が導通し、モードCの状態になる。ダイオードD1に流れる電流は、ダイオードD3、共振用コンデンサCr、共振用リアクトルLr2を流れた後、平滑用リアクトルLsを流れる。ここで、共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2との直列回路には、共振用コンデンサCrの電圧が印加される。したがって、電流ILr1、ILr2の時間変化は正となる。つまり、ダイオードD1に流れる電流は、一部が共振用リアクトルLr1に分流し、共振用リアクトルLr2を流れた電流と合流し、平滑用リアクトルLsに流れる。このとき、平滑用リアクトルLsに蓄積された電源V2のエネルギーは電源V1へ供給され、電流ILsは徐々に減少する。また、平滑用リアクトルLsと共振用リアクトルLr2とに蓄積されたエネルギーの一部が、共振用コンデンサCrに蓄積される。
(モードD)
その後、時刻t3でIGBTQ1、Q3をオンする。なお、IGBTQ1はオンしなくても良い。IGBTQ1は、時刻t3から後述する時刻t9の期間までは、オン状態とオフ状態のどちらでも良い。時刻t3において、電圧VQ1、VQ3はゼロ電圧であるから、IGBTQ1、Q3はゼロ電圧スイッチングされ、モードDの状態になる。ダイオードD1に流れる電流は、共振用リアクトルLr1とダイオードD3とに分流される。ダイオードD3を流れる電流は、共振用コンデンサCr、共振用リアクトルLr2を流れ、共振用リアクトルLr1を流れた電流と合流し、平滑用リアクトルLsに流れる。モードCと同様に、電流ILr1、ILr2の時間変化は正となるので、電流ILr2の大きさは減少し、電流ILr1が増加する。このとき、平滑用リアクトルLsに蓄積された電源V2のエネルギーは電源V1へ供給され、電流ILsは徐々に減少する。また、平滑用リアクトルLsと共振用リアクトルLr2とに蓄積されたエネルギーの一部が、共振用コンデンサCrに蓄積される。
(モードE)
その後、時刻t4で電流ILr2が負から正に変化し、モードEの状態になる。ダイオードD1に流れる電流は、共振用リアクトルLr1、平滑用リアクトルLsを流れ、平滑用リアクトルLsに蓄積された電源V2のエネルギーは電源V1へ供給され、電流ILsは徐々に減少する。IGBTQ3はオン状態であるから、引き続き共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2との直列回路には、共振用コンデンサCrの電圧が印加される。共振用コンデンサCrの電荷は、IGBTQ3、共振用リアクトルLr1、共振用リアクトルLr2、共振用コンデンサCrの径路で放電し、共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2とに、共振用コンデンサCrのエネルギーが蓄積される。
(モードF)
その後、時刻t5でIGBTQ1、Q3をオフするとモードFの状態になる。なお、IGBTQ1は、後述する時刻t9の期間までにオフすればよい。このときIGBTQ3に並列に接続されている緩衝用コンデンサC3の電圧VQ3は、ゼロ電圧から徐々に増加していく。したがって、IGBTQ3は時刻t5でゼロ電圧スイッチングされる。電圧VQ3の増加に伴い電圧VQ2は減少するから、緩衝用コンデンサC2は蓄積されていた電荷を放電する。共振用リアクトルLr1、Lr2の電流ILr1、ILr2は時刻に対して急峻に変化しない。したがって、緩衝用コンデンサC2の放電電流は共振用コンデンサCrの放電電流を減少させ、ダイオードD1の導通電流を増加させる。引き続きダイオードD1に流れる電流は、共振用リアクトルLr1、平滑用リアクトルLsを流れ、平滑用リアクトルLsに蓄積された電源V2のエネルギーは電源V1へ供給され、電流ILsは徐々に減少する。
(モードG)
その後、時刻t6で電圧VQ2がゼロ電圧に達するとダイオードD2が導通し、図6(G)のモードGの状態になる。また、緩衝用コンデンサC3の充電が終了し、モードFにおいて、共振用コンデンサCrを流れていた電流はダイオードD1へ流れる。ダイオードD1を流れる電流は、共振用リアクトルLr1を通り、平滑用リアクトルLsと共振用リアクトルLr2とに分流する。共振用リアクトルLr2に流れる電流はダイオードD2へ流れる。共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2との直列回路には電源V2の電圧が印加され、共振用リアクトルLr1、Lr2に蓄積されたエネルギーは電源V2へ回収され、電流ILr1、ILr2は徐々に減少していく。これに伴い、ダイオードD1、D2の導通電流も減少していく。
(モードH)
その後、時刻t7でIGBTQ2をオンする。時刻t7において、電圧VQ2はゼロ電圧であるから、IGBTQ2はゼロ電圧スイッチングされ、モードHの状態になる。回路の状態はモードGと同様であり、共振用リアクトルLr1、Lr2に蓄積されたエネルギーは電源V2へ回収され、電流ILr1、ILr2、およびダイオードD1、D2の導通電流は減少していく。
(モードI)
その後、時刻t8で電流ILr2が正から負に変化し、モードIの状態になる。IGBTQ2はオン状態であるから、引き続き共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2との直列回路には電源V2の電圧が印加され、電流ILr2は負の向きへ大きさが増加し、電流ILr1は減少していく。したがって、ダイオードD1を通り共振用リアクトルLr1へ流れる電流と、IGBTQ2を通り共振用リアクトルLr2へ流れる電流とが合流し、平滑用リアクトルLsを流れる。IGBT Q1がオン状態の場合には、モードIの期間が終了する前にオフする。
(モードJ)
その後、時刻t9で電流ILr1が正から負に変化し、モードJの状態になる。IGBTQ1はオフ状態である。ダイオードD1が導通状態からオフ状態へ移行(逆回復)するために必要な期間(逆回復時間)のモードである。引き続き共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2との直列回路には電源V2の電圧が印加され、電流ILr1、ILr2は負の向きへ大きさが増加していく。IGBTQ2を流れる電流は、共振用リアクトルLr2を流れ、平滑用リアクトルLsと共振用リアクトルLr1とに分流する。共振用リアクトルLr1を流れた電流はダイオードD1の逆方向電流となる。
(モードK)
その後、時刻t10でダイオードD1が逆回復し、モードKの状態になる。このときIGBTQ1に並列に接続されている緩衝用コンデンサC1の電圧VQ1は、ゼロ電圧から徐々に増加する。電圧VQ1の増加に伴い電圧VQ3は減少するから、緩衝用コンデンサC3は蓄積されていた電荷を放電する。緩衝用コンデンサC3の放電電流は共振用コンデンサCrを通り、IGBTQ2を流れる電流と合流し、共振用リアクトルLr2を流れ、平滑用リアクトルLsと共振用リアクトルLr1とに分流する。共振用リアクトルLr1を流れる電流は、緩衝用コンデンサC3と緩衝用コンデンサC1とに分流する。したがって、緩衝用コンデンサC3の放電電流はIGBTQ2の電流を減少させる。
(モードL)
その後、時刻t11で電圧VQ3がゼロ電圧に達するとダイオードD3が導通し、モードLの状態になる。また、電源V2から緩衝用コンデンサC1への充電が終了する。これに伴い、IGBTQ2の電流は減少する。また、共振用リアクトルLr1、Lr2の電流ILr1、ILr2は時刻に対して急峻に変化しないから、共振用コンデンサCrを充電する電流は増加する。平滑用リアクトルLsには電源V2のエネルギーが蓄積され、電流ILsが徐々に増加していく。共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2との直列回路には、共振用コンデンサCrの電圧が印加され、電流ILr1、ILr2の時間変化は正となる。共振用リアクトルLr1と共振用リアクトルLr2とに蓄積されたエネルギーが、共振用コンデンサCrに蓄積される。このように、ダイオードD1の逆回復時間に起因して蓄積された共振用リアクトルLr1、Lr2のエネルギーは、サージを発生させず共振用コンデンサCrに回収することができる。
その後、時刻t12で共振用リアクトルLr1の電流がゼロに達すると、モードAの状態に戻る。このとき、共振用リアクトルLr1、Lr2と、共振用コンデンサCrと、緩衝用コンデンサC3とで共振電流が流れ、波形が振動的になることがある。
次に、以上の本発明の実施例1による双方向DC−DCコンバータ10の、昇圧動作と降圧動作とに共通した動作を説明する。まず、平滑用リアクトルLsが蓄積したエネルギーを放出する期間に、共振用リアクトルLr1、Lr2が、平滑用リアクトルLsが放出するエネルギーの一部を共振用コンデンサCrへ導く。このとき、ダイオードD3が導通し、IGBTQ3をオンするとゼロ電圧スイッチングとなる。次に、共振用コンデンサCrの電荷は、IGBTQ3を通って放電し、共振用コンデンサCrのエネルギーが、共振用リアクトルLr1、Lr2に蓄積される。その後、IGBTQ3をオフすると共振用リアクトルLr1、Lr2に蓄積された電流がダイオードD1、D2を導通させ、IGBTQ1、Q2はゼロ電圧スイッチングされる。ここで、共振用コンデンサCrに蓄積される電圧と、共振用リアクトルLr1、Lr2に蓄積される電流とは、昇圧動作と降圧動作とで同極性であり、動作方向によらず同様の原理でソフトスイッチングを実現している。
以上のように、双方向DC−DCコンバータ10は、双方向動作において回路の接続を変えることなく全素子ゼロ電圧ソフトスイッチングを実現している。また、ダイオードD1、D2の逆回復時間に起因して蓄積された共振用リアクトルLr1、Lr2のエネルギーは、サージを発生させず共振用コンデンサCrに回収することができる。
このように、双方向DC−DCコンバータ10は、昇圧動作の場合にはIGBTQ1とQ3とを、降圧動作の場合にはIGBTQ2とQ3とを、共にオフする期間を設けて交互にオンオフさせる制御手段2を備えることで、容易に制御することができる。ここで、平滑用リアクトルLsに流れる電流の向きを検出すれば、昇圧動作と降圧動作を判定できる。したがって、平滑用リアクトルLsに流れる電流を検出する電流センサ3を備え、平滑用リアクトルLsに流れる電流が、平滑用リアクトルLsからノードN0へ流れる向きの場合にはIGBTQ1とQ3とを、共にオフする期間を設けて交互にオンオフさせる。一方、電流が、ノードN0から平滑用リアクトルLsへ流れる場合には、IGBTQ2とQ3とを、共にオフする期間を設けて交互にオンオフさせる制御手段2を備えることで、容易に制御することができる。
実施例1においては、共振用リアクトルLr1とLr2を磁気結合させているが、必ずしも磁気結合させる必要はない。あるいは、共振用リアクトルLr1とLr2との一方を省略して小型化してもよく、その実施例2、3を以下に示す。
図8は、本発明の実施例2による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例2による双方向DC−DCコンバータ11は、図1に示す実施例1による双方向DC−DCコンバータ10から共振用リアクトルLr2を取り去り短絡した構成である。
回路動作および制御方法は、実施例1による双方向DC−DCコンバータ10と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
図9は、本発明の実施例3による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例3による双方向DC−DCコンバータ12は、図1に示す実施例1による双方向DC−DCコンバータ10から共振用リアクトルLr1を取り去り短絡した構成である。
回路動作および制御方法は、実施例1による双方向DC−DCコンバータ10と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
実施例1による双方向DC−DCコンバータ10では、IGBTQ1とQ2とが接続されておらず、2つのIGBTのコレクタとエミッタとが接続されているIGBTモジュールを利用できない。そこで、この実施例4による双方向DC−DCコンバータ13では、IGBTモジュールを利用できる回路接続としている。
図10は、本発明の実施例4による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例4による双方向DC−DCコンバータ13の主回路は、図1における第1のIGBTQ1と共振用リアクトルLr1、および第2のIGBTQ2と共振用リアクトルLr2とをそれぞれ入れ替えた構成であり、同一の回路要素を備えている。
図1と異なる点のみを説明する。IGBTQ1のコレクタとIGBTQ2のエミッタとをノードN0に接続する。IGBTQ1のエミッタと負母線LN0との間に共振用リアクトルLr1を接続し、IGBTQ2のコレクタと正母線LN2との間に共振用リアクトルLr2を接続する。ここで、IGBTQ1と共振用リアクトルLr1との接続点をノードN1、IGBTQ2と共振用リアクトルLr2との接続点をノードN2とする。IGBTQ3と共振用コンデンサCrとを直列に接続してアクティブ共振回路を構成する。そして、ノードN1とノードN2との間に、IGBTQ3のエミッタがノードN2を向くようにアクティブ共振回路を接続する。
図10の回路図において電圧、電流を表す記号を定義する。まず、共振用リアクトルLr1に流れる電流ILr1は負母線LN0からノードN1へ流れる向きを正とし、共振用リアクトルLr2に流れる電流ILr2はノードN2から正母線LN2へ流れる向きを正とする。その他の電圧、電流を表す記号の定義は、実施例1による双方向DC−DCコンバータ10に従う。
図11および図12は、本発明の実施例4による双方向DC−DCコンバータの昇圧動作を説明する回路図その1およびその2であり、図13および図14は、同じく降圧動作を説明する回路図その1およびその2である。制御方法は、実施例1による双方向DC−DCコンバータ10と同様であり、回路の各部の波形は、図4および図7と同様である。
この実施例4による双方向DC−DCコンバータ13が有する共振用リアクトルLr1とLr2とは磁気結合させてもよい(図示せず)。コアを共通化することでコアの利用率が上がり、さらに小型化できる。あるいは、共振用リアクトルLr1とLr2との一方を省略して小型化してもよく、その実施例を実施例5(図15)から実施例10(図20)に示す。
図15は、本発明の実施例5による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例5による双方向DC−DCコンバータ14は、図10に示す実施例4による双方向DC−DCコンバータ13から共振用リアクトルLr2を取り去り短絡し、ノードN2に接続していたアクティブ共振回路の一端を正母線LN1へ接続変更した構成である。
回路動作および制御方法は、図10に示す実施例4による双方向DC−DCコンバータ13と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
図16は、本発明の実施例6による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例6による双方向DC−DCコンバータ15は、図10に示す実施例4による双方向DC−DCコンバータ13から共振用リアクトルLr2を取り去り短絡し、ノードN2に接続していたアクティブ共振回路の一端を正母線LN2へ接続変更した構成である。
回路動作および制御方法は、図10に示す実施例4による双方向DC−DCコンバータ13と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
図17は、本発明の実施例7による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例7による双方向DC−DCコンバータ16は、図10に示す実施例4による双方向DC−DCコンバータ13から共振用リアクトルLr2を取り去り短絡し、ノードN2に接続していたアクティブ共振回路の一端を負母線LN0へ接続変更した構成である。
回路動作および制御方法は、図10に示す実施例4による双方向DC−DCコンバータ13と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
図18は、本発明の実施例8による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例8による双方向DC−DCコンバータ17は、図10に示す実施例4による双方向DC−DCコンバータ13から共振用リアクトルLr1を取り去り短絡し、ノードN1に接続していたアクティブ共振回路の一端を正母線LN1へ接続変更した構成である。
回路動作および制御方法は実施例4による双方向DC−DCコンバータ13と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
図19は、本発明の実施例9による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例9による双方向DC−DCコンバータ18は、図10に示す実施例4による双方向DC−DCコンバータ13から共振用リアクトルLr1を取り去り短絡し、ノードN1に接続していたアクティブ共振回路の一端を正母線LN2へ接続変更した構成である。
回路動作および制御方法は実施例4による双方向DC−DCコンバータ13と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
図20は、本発明の実施例10による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例10による双方向DC−DCコンバータ19は、図10に示す実施例4による双方向DC−DCコンバータ13から共振用リアクトルLr1を取り去り短絡し、ノードN1に接続していたアクティブ共振回路の一端を負母線LN0へ接続変更した構成である。
回路動作および制御方法は実施例4による双方向DC−DCコンバータ13と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
図21は、本発明の実施例11による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。図21において、図1の実施例1との違いは、図1の平滑用リアクトルLsを軸として、その右側の回路を、左側にも展開して用意した双方向DC−DCコンバータ30の構成である。したがって、第1,第2のスイッチング素子Q11,Q12を直列接続した第1の上下アームと、第3,第4のスイッチング素子Q21,Q22を直列接続した第2の上下アームとを備える。また、第1,第2のスイッチング素子Q11,Q12の直列接続点に一端を接続され、かつ第3,第4のスイッチング素子の直列接続点に他端を接続された平滑用リアクトルLsを備える。また、第1の上下アームの両端間に接続され、かつ第1の電源V1に並列接続された第1の平滑用コンデンサCs1と、第2の上下アームの両端間に接続され、かつ第2の電源V2に並列接続された第2の平滑用コンデンサCs2を備える。ここで、第1,第2のスイッチング素子Q11,Q12にそれぞれ直列接続された第1の共振用リアクトルLr11,Lr12を備える。同様に、第3,第4のスイッチング素子Q21,Q22にそれぞれ直列接続された第2の共振用リアクトルLr21,Lr22を備えている。これらの共振用リアクトルLr11,Lr12、あるいはLr21,Lr22は、それぞれが、2つづつを備えることなく、少なくとも一方を備えれば足りることは、先の実施例で述べた。
ここで、第5のスイッチング素子Q13と第1の共振用コンデンサCr1との直列接続体によって、第1のアクティブ共振回路6を構成している。同様に、第6のスイッチング素子Q23と第2の共振用コンデンサCr2との直列接続体によって、第2のアクティブ共振回路7を構成している。これによって、ソフトスイッチングが可能な双方向DC−DCコンバータ30を構成している。
この実施例は、電源V1のエネルギーを電源V2へ送る動作と、電源V2のエネルギーを電源V1へ送る動作との双方向の動作において、昇圧および降圧する機能を有する。回路動作および制御方法は、図1の実施例1による双方向DC−DCコンバータ10を2組備えたものであり、図1と同様に理解できる。
次に、実施例12(図22)〜実施例21(図39)により、主スイッチング素子としては一対の素子のみで、電源V1とV2間における双方向の動作において、昇圧および降圧機能をもってエネルギーのやり取りが可能な双方向DC−DCコンバータを説明する。
図22は、本発明の実施例12による双方向DC−DCコンバータ20の主回路図である。上下のアームに、それぞれ平滑用コンデンサCs1、Cs2を備え、これらに、それぞれ電源V1と電源V2を並列接続しており、電源V1と電源V2との間で電圧変換を行う。
図23および図24は、本発明の実施例12による双方向DC−DCコンバータが、電源V1のエネルギーを電源V2へ送る動作を説明する回路図その1およびその2であり、図25および図26は、同じく、電源V2のエネルギーを電源V1へ送る動作を説明する回路図その1およびその2である。IGBTQ1とQ3とを共にオフする期間を設けて交互にオンオフさせることで電源V1のエネルギーを電源V2へ送り、IGBTQ2とQ3とを共にオフする期間を設けて交互にオンオフさせることで、電源V2のエネルギーを電源V1へ送る。その他の制御方法は、実施例1による双方向DC−DCコンバータ10と同様であり、回路の各部の波形は、図4および図7と同様である。
図22の実施例12による双方向DC−DCコンバータ20が有する共振用リアクトルLr1とLr2は、磁気結合させてもよい(図示せず)。コアを共通化することでコアの利用率が上がり、さらに小型化できる。あるいは、共振用リアクトルLr1とLr2との一方を省略して小型化してもよく、その実施例を実施例13、14に示す。
図27は、本発明の実施例13による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例13による双方向DC−DCコンバータ21は、図22に示す実施例12による双方向DC−DCコンバータ20から共振用リアクトルLr2を取り去り短絡した構成である。回路動作および制御方法は、図22の実施例12による双方向DC−DCコンバータ20と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
図28は、本発明の実施例14による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例14による双方向DC−DCコンバータ22は、図22に示す実施例12による双方向DC−DCコンバータ20から共振用リアクトルLr1を取り去り短絡した構成である。回路動作および制御方法は、図22の実施例12による双方向DC−DCコンバータ20と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
前述した図22の実施例12による双方向DC−DCコンバータ20では、IGBTQ1とQ2とが接続されておらず、2つのIGBTのコレクタとエミッタとが接続されているIGBTモジュールを利用できない。そこで、実施例15による双方向DC−DCコンバータ23では、IGBTモジュールを利用できる回路接続としている。
図29は、本発明の実施例15による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例15による双方向DC−DCコンバータ23は、図22における第1のIGBTQ1と共振用リアクトルLr1、および第2のIGBTQ2と共振用リアクトルLr2とをそれぞれ入れ替えた構成であり、同一の回路要素を備えている。
図22と異なる点のみを説明する。IGBTQ1のコレクタとIGBTQ2のエミッタとをノードN0に接続する。IGBTQ1のエミッタと負母線LN0との間に共振用リアクトルLr1を接続し、IGBTQ2のコレクタと正母線LN2との間に共振用リアクトルLr2を接続する。ここで、IGBTQ1と共振用リアクトルLr1との接続点をノードN1、IGBTQ2と共振用リアクトルLr2との接続点をノードN2とする。IGBTQ3と共振用コンデンサCrとを直列に接続してアクティブ共振回路を構成する。そして、ノードN1とノードN2との間に、IGBTQ3のエミッタがノードN2を向くようにアクティブ共振回路を接続する。
図29の回路図において電圧、電流を表す記号を定義する。まず、共振用リアクトルLr1に流れる電流ILr1は負母線LN0からノードN1へ流れる向きを正とし、共振用リアクトルLr2に流れる電流ILr2はノードN2から正母線LN2へ流れる向きを正とする。その他の電圧、電流を表す記号の定義は、図22実施例12による双方向DC−DCコンバータ20に従う。
図30および図31は、本発明の実施例15による双方向DC−DCコンバータが、電源V1のエネルギーを電源V2へ送る動作を説明する回路図その1およびその2であり、図32および図33は、同じく、電源V2のエネルギーを電源V1へ送る動作を説明する回路図その1およびその2である。制御方法は、実施例12による双方向DC−DCコンバータ20と同様であり、回路の各部の波形は、図4および図7と同様である。
この実施例15による双方向DC−DCコンバータ23が有する共振用リアクトルLr1とLr2とは磁気結合させてもよい(図示せず)。コアを共通化することでコアの利用率が上がり、さらに小型化できる。あるいは、共振用リアクトルLr1とLr2との一方を省略して小型化してもよく、実施例を実施例16(図34)から実施例21(図39)に示す。
図34は、本発明の実施例16による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。
この実施例16による双方向DC−DCコンバータ24は、図29の実施例15による双方向DC−DCコンバータ23から共振用リアクトルLr2を取り去り短絡し、ノードN2に接続していたアクティブ共振回路の一端を正母線LN1へ接続変更した構成である。
回路動作および制御方法は、図29の実施例15による双方向DC−DCコンバータ23と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
図35は、本発明の実施例17による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例17による双方向DC−DCコンバータ25は、図29の実施例15による双方向DC−DCコンバータ23から共振用リアクトルLr2を取り去り短絡し、ノードN2に接続していたアクティブ共振回路の一端を正母線LN2へ接続変更した構成である。
回路動作および制御方法は、実施例15による双方向DC−DCコンバータ23と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
図36は、本発明の実施例18による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例18による双方向DC−DCコンバータ26は、図29の実施例15による双方向DC−DCコンバータ23から共振用リアクトルLr2を取り去り短絡し、ノードN2に接続していたアクティブ共振回路の一端を負母線LN0へ接続変更した構成である。
回路動作および制御方法は、実施例15による双方向DC−DCコンバータ23と同様であり、回路の各部の波形は、図4および図7と同様である。
図37は、本発明の実施例19による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例19による双方向DC−DCコンバータ27は、図29の実施例15による双方向DC−DCコンバータ23から共振用リアクトルLr1を取り去り短絡し、ノードN1に接続していたアクティブ共振回路の一端を正母線LN1へ接続変更した構成である。
回路動作および制御方法は、実施例15による双方向DC−DCコンバータ23と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
図38は、本発明の実施例20による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例20による双方向DC−DCコンバータ28は、図29の実施例15による双方向DC−DCコンバータ23から共振用リアクトルLr1を取り去り短絡し、ノードN1に接続していたアクティブ共振回路の一端を正母線LN2へ接続変更した構成である。
回路動作および制御方法は、実施例15による双方向DC−DCコンバータ23と同様であり、回路の各部の波形は図4および図7と同様である。
図39は、本発明の実施例21による双方向DC−DCコンバータの主回路図である。この実施例21による双方向DC−DCコンバータ29は、図29の実施例15による双方向DC−DCコンバータ23から共振用リアクトルLr1を取り去り短絡し、ノードN1に接続していたアクティブ共振回路の一端を負母線LN0へ接続変更した構成である。
回路動作および制御方法は、実施例15による双方向DC−DCコンバータ23と同様であり、回路の各部の波形は、図4および図7と同様である。
以上、本発明による双方向DC−DCコンバータの21種の異なる実施例を説明した。次に、このようなバリエーションに富む本発明の実施例のいずれかを用いることができるアプリケーション例について説明する。
図40は、本発明による双方向DC−DCコンバータを採用したハイブリッド自動車の電源装置の概略構成図である。双方向DC−DCコンバータ10の一方には、モータ106に接続されたインバータ105が接続され、もう一方には直流電源101が接続される。DC−DCコンバータ102には、直流電源101と直流電源101より電圧が低い直流電源103とが接続され、直流電源101と直流電源103との間でエネルギーを受け渡す。直流電源103には、例えば14V系で動作する電子機器104が接続される。
双方向DC−DCコンバータ10は、インバータ105がモータ106を力行するときには、直流電源101の電圧を昇圧してインバータ105にエネルギーを供給し、インバータ105がモータ106を回生するときにはインバータ105の電圧を降圧して直流電源101に回生エネルギーを供給する。なお、直流電源101をコンデンサにより構成しても良い。
図41は、本発明による双方向DC−DCコンバータを採用した自動車の電源装置の概略構成図である。14V系で動作する電子機器113にエネルギーを供給する直流電源111と、42V系で動作する電子機器114にエネルギーを供給する直流電源112との間に双方向DC−DCコンバータ10が接続される。直流電源111から直流電源112へエネルギーを供給する場合には昇圧動作し、直流電源112から直流電源111へエネルギーを供給する場合には降圧動作する。
図42は、本発明による双方向DC−DCコンバータを採用した燃料電池自動車の電源装置の概略構成図である。双方向DC−DCコンバータ10の一方にはモータ126に接続されたインバータ125が接続され、もう一方には直流電源121が接続される。DC−DCコンバータ122は燃料電池123と直流電源121とに接続され、燃料電池123の電圧を変換して直流電源121にエネルギーを供給する。
この構成により、燃料電池123のエネルギーを直流電源121に蓄積しておくことができる。双方向DC−DCコンバータ10は、インバータ125がモータ126を力行するときには、直流電源121の電圧を昇圧して、インバータ125にエネルギーを供給する。一方、インバータ125がモータ126を回生するときには、インバータ125の電圧を降圧して直流電源121に回生エネルギーを供給する。なお、直流電源121をコンデンサにより構成してもよい。
これらの図40〜図42の実施例によれば、本発明による双方向DC−DCコンバータを用いることによって変換効率を向上させ、軽量化できることから、自動車の燃費改善および走行性能向上を実現することができる。また、DC−DCコンバータを小型化できることから、車両設計の自由度が増し、車両構造を多彩化することができる。
図43は、本発明による双方向DC−DCコンバータを採用し、電源として燃料電池を用いたモバイル機器の電源装置の概略構成図である。DC−DCコンバータ133は、燃料電池134の電圧を変換してモバイル負荷132にエネルギーを供給する。双方向DC−DCコンバータ10の一方はコンデンサ131に接続され、もう一方はモバイル負荷132に接続される。この構成により、燃料電池134とコンデンサ131とのいずれからでも、あるいは両方からでもモバイル負荷にエネルギーを供給することができる。また、燃料電池134のエネルギーをコンデンサ131に蓄積しておくこともできる。なお、コンデンサ131を直流電源により構成してもよい。また、燃料電池134を太陽電池に変更したシステムも考えられる。
この実施例によれば、本発明による双方向DC−DCコンバータを用いることで変換効率を向上できることから、連続動作時間を延長することができる。また、変換効率を向上できることから、蓄電装置を小型化、軽量化できる。さらに、DC−DCコンバータを小型化、軽量化できることから、モバイル機器を小型化、軽量化できる。
図44は、本発明による双方向DC−DCコンバータを採用し、蓄電装置を備える系統連系太陽光発電システムの電源装置の概略構成図である。DC−DCコンバータ143は、太陽電池144の電圧を変換してインバータ142の直流側にエネルギーを供給する。双方向DC−DCコンバータ10の一方は直流電源141に接続され、もう一方はインバータ142の直流側に接続される。インバータ142の交流側は、例えば家電などの交流負荷145と、交流電源系統146とに接続される。
この構成により、太陽電池144と直流電源141とのいずれからでも、あるいは両方からでも交流負荷145や交流電源系統146にエネルギーを供給することができる。また、太陽電池144のエネルギーを直流電源141に蓄積しておくこともできる。さらに、交流電源系統146から直流電源141にエネルギーを蓄積しておくこともできる。なお、直流電源141をコンデンサにより構成してもよい。また、太陽電池144を燃料電池に変更したシステムも考えられる。
この実施例によれば、本発明による双方向DC−DCコンバータを用いることで変換効率を向上できることから、光熱費削減、蓄電装置の小容量化、さらに二酸化炭素排出量削減、一次エネルギー供給量削減の効果がある。電力変動吸収容量を確保し、また、ノイズを低減できることから電力品質の確保に寄与する。
図45は、本発明による双方向DC−DCコンバータを採用した蓄電装置を備えるループコントローラの電源装置の概略構成図である。インバータ152、153の交流側は、電力系統154、155にそれぞれ接続され、インバータ152、153の直流側は、互いに接続される。インバータ152、153は、電力系統154と電力系統155との間でエネルギーを受け渡す。双方向DC−DCコンバータ10の一方は直流電源151に接続され、もう一方はインバータ152、153の直流側に接続される。
この構成により、電力系統154と155のいずれからでも、あるいは両方からでも直流電源151にエネルギーを蓄積しておくことができる。また、直流電源151から電力系統154と155のいずれか、あるいは両方へエネルギーを供給することができる。なお、直流電源151をコンデンサにより構成してもよい。このループコントローラは、電力系統の潮流制御とエネルギー貯蔵との機能を有し、電力系統の電力品質や負荷率を改善できる。
この実施例によれば、本発明による双方向DC−DCコンバータを用いることで変換効率を向上できることから、蓄電装置の小容量化、二酸化炭素排出量削減、一次エネルギー供給量削減の効果がある。送配電容量、電力変動吸収容量を確保し、また、ノイズを低減できることから電力品質の確保に寄与する。
図46は、本発明による双方向DC−DCコンバータを採用した昇降機の蓄電装置を備える電源装置の概略構成図である。AC−DCコンバータ162は、交流電源164の電圧を整流し、モータ165に接続されたインバータ163にエネルギーを供給する。双方向DC−DCコンバータ10の一方はコンデンサ161に接続され、もう一方はインバータ162の直流側に接続される。
この構成により、交流電源164とコンデンサ161とのいずれからでも、あるいは両方からでもインバータ163にエネルギーを供給し、モータ165を力行することができる。また、インバータ163がモータ165を回生して得られたエネルギーをコンデンサ161に蓄積しておくこともできる。なお、コンデンサ161を直流電源により構成してもよい。
この実施例によれば、本発明による双方向DC−DCコンバータを用いることで変換効率を向上できることから、蓄電装置の小容量化、二酸化炭素排出量削減、一次エネルギー供給量削減の効果がある。電力変動吸収容量を確保し、また、ノイズを低減できることから電力品質の確保に寄与する。
図47は、本発明による双方向DC−DCコンバータを採用した無停電電源装置の概略構成図である。無停電電源装置178は、双方向DC−DCコンバータ10と、直流電源171と、DC−DCコンバータ172と、AC−DCコンバータ173と、インバータ174とを備える。AC−DCコンバータ173は、交流電源175の電圧を整流し、DC−DCコンバータ172とインバータ174とにエネルギーを供給する。DC−DCコンバータ172は直流負荷177に、インバータ174は交流負荷176にそれぞれエネルギーを供給する。双方向DC−DCコンバータ10の一方はコンデンサ171に接続され、もう一方はAC−DCコンバータ173の直流側に接続される。
この構成により、交流電源175が停電あるいは瞬時電圧低下しても、双方向DC−DCコンバータ10が動作することで、DC−DCコンバータ172とインバータ174とに直流電源171のエネルギーを供給できる。また、直流負荷177と交流負荷176とに、エネルギーの供給を続けることができる。交流電源175が回復すれば、AC−DCコンバータ173が電圧を整流した交流電源175のエネルギーを直流電源171に蓄積する。なお、直流電源171をコンデンサにより構成してもよい。
この実施例によれば、本発明による双方向DC−DCコンバータを用いることで変換効率を向上できることから、蓄電装置の小容量化、停電時の電力供給時間を延長できる。
本発明の実施例1による双方向DC−DCコンバータの回路構成図。 本発明の実施例1による双方向DC−DCコンバータの昇圧動作を説明する回路図その1。 本発明の実施例1による双方向DC−DCコンバータの昇圧動作を説明する回路図その2。 本発明の実施例1による双方向DC−DCコンバータの昇圧動作を説明する電圧・電流波形図。 本発明の実施例1による双方向DC−DCコンバータの降圧動作を説明する回路図その1。 本発明の実施例1による双方向DC−DCコンバータの降圧動作を説明する回路図その2。 本発明の実施例1による双方向DC−DCコンバータの降圧動作を説明する電圧・電流波形図。 本発明の実施例2による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例3による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例4による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例4による双方向DC−DCコンバータの昇圧動作を説明する回路図その1。 本発明の実施例4による双方向DC−DCコンバータの昇圧動作を説明する回路図その2。 本発明の実施例4による双方向DC−DCコンバータの降圧動作を説明する回路図その1。 本発明の実施例4による双方向DC−DCコンバータの降圧動作を説明する回路図その2。 本発明の実施例5による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例6による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例7による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例8による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例9による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例10による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例11による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例12による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例12による双方向DC−DCコンバータが、電源V1のエネルギーを電源V2へ送る動作を説明する回路図その1。 本発明の実施例12による双方向DC−DCコンバータが、電源V1のエネルギーを電源V2へ送る動作を説明する回路図その2。 本発明の実施例12による双方向DC−DCコンバータが、電源V2のエネルギーを電源V1へ送る動作を説明する回路図その1。 本発明の実施例12による双方向DC−DCコンバータが、電源V2のエネルギーを電源V1へ送る動作を説明する回路図その2。 本発明の実施例13による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例14による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例15による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例15による双方向DC−DCコンバータが、電源V1のエネルギーを電源V2へ送る動作を説明する回路図その1。 本発明の実施例15による双方向DC−DCコンバータが、電源V1のエネルギーを電源V2へ送る動作を説明する回路図その2。 本発明の実施例15による双方向DC−DCコンバータが、電源V2のエネルギーを電源V1へ送る動作を説明する回路図その1。 本発明の実施例15による双方向DC−DCコンバータが、電源V2のエネルギーを電源V1へ送る動作を説明する回路図その2。 本発明の実施例16による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例17による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例18による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例19による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例20による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明の実施例21による双方向DC−DCコンバータの主回路図。 本発明による双方向DC−DCコンバータを採用したハイブリッド自動車の電源装置の概略構成図。 本発明による双方向DC−DCコンバータを採用した自動車の電源装置の概略構成図。 本発明による双方向DC−DCコンバータを採用した燃料電池自動車の電源装置の概略構成図。 本発明による双方向DC−DCコンバータを採用し、電源として燃料電池を用いたモバイル機器の電源装置の概略構成図。 本発明による双方向DC−DCコンバータを採用し、蓄電装置を備える系統連系太陽光発電システムの電源装置の概略構成図。 本発明による双方向DC−DCコンバータを採用した蓄電装置を備えるループコントローラの電源装置の概略構成図。 本発明による双方向DC−DCコンバータを採用した蓄電装置を備える昇降機の電源装置の概略構成図。 本発明による双方向DC−DCコンバータを採用した無停電電源装置の概略構成図。
符号の説明
10〜30…双方向DC−DCコンバータ、1,6,7…アクティブ共振回路、2…制御手段、3…電流センサ、4,5…電圧センサ、V1、V2…直流電源、R1,R2…負荷、LN0…電源負母線、LN1,LN2…電源正母線、N0,N1,N2…ノード、Cs1,Cs2…平滑用コンデンサ、Ls…平滑用リアクトル、Lr1,Lr2…共振用リアクトル、Cr…共振用コンデンサ、Q1〜Q3…スイッチング素子(IGBT)、D1〜D3…ダイオード、C1〜C3…緩衝用コンデンサ。

Claims (29)

  1. 第1の電源に並列接続した第1の平滑用コンデンサと、第2の電源に並列接続した第2の平滑用コンデンサと、第1,第2のスイッチング素子と、平滑用リアクトルと、前記平滑用リアクトルにエネルギーの蓄積と放出とを繰り返し、前記第1,第2の平滑用コンデンサの間で電力の授受を行うように前記第1,第2のスイッチング素子をオン/オフさせる制御手段とを備えた双方向DC−DCコンバータにおいて、共振用リアクトルと、前記平滑用リアクトルが蓄積したエネルギーを放出する期間に、前記平滑用リアクトル及び/又は前記共振用リアクトルが放出するエネルギーの一部を蓄積する蓄積回路と、この蓄積回路に蓄積されたエネルギーの一部を前記共振用リアクトルに蓄積させる第3のスイッチング素子とを備え、前記制御手段は、前記共振用リアクトルに蓄積したエネルギーを用い、前記第1及び/又は第2のスイッチング素子をオンさせる直前に、これら第1及び/又は第2のスイッチング素子の出力容量及び/又はこれら第1及び/又は第2のスイッチング素子に並列接続された緩衝用コンデンサに蓄積された電荷を引き抜くように、前記第1〜第3のスイッチング素子をオン/オフさせるようにしたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  2. 請求項1において、前記共振用リアクトルは、前記平滑用リアクトルのエネルギー蓄積及び/又は放出電流によってエネルギーを蓄積し、この共振用リアクトルの蓄積エネルギー及び/又は前記平滑用リアクトルのエネルギーを前記蓄積回路の共振用コンデンサに移転させ、この共振用コンデンサの蓄積エネルギーを、前記第3のスイッチング素子を介して前記共振用リアクトルに蓄積するように構成したことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  3. 請求項1又は2において、前記第1,第2の電源間での電力授受の方向に関わらず、前記平滑用リアクトルが蓄積したエネルギーを放出する期間における前記共振用リアクトルに印加される電圧が同極性であることを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  4. 請求項2又は3において、前記蓄積回路は、前記第3のスイッチング素子に直列接続された前記共振用コンデンサを備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記第1〜第3のスイッチング素子のそれぞれに逆並列接続されたダイオード及び/又は寄生ダイオードを有することを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  6. 請求項5において、前記ダイオード及び/又は寄生ダイオードが導通している期間に、このダイオードに並列接続された前記第1〜第3のスイッチング素子にターンオン信号を供給する制御手段を備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記緩衝用コンデンサは、前記第1,第2,及び/又は第3のスイッチング素子に並列に接続したことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、前記共振用リアクトルは、前記第1,第2のスイッチング素子にそれぞれ直列接続された第1,第2の共振用リアクトルを備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、前記共振用リアクトルは、前記第1,第2のスイッチング素子にそれぞれ直列接続され、磁気的に結合した第1,第2の共振用リアクトルを備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  10. 第1,第2のスイッチング素子を直列接続した上下アームと、前記第1,第2のスイッチング素子の直列接続点に一端を接続した平滑用リアクトルと、この平滑用リアクトルの他端と前記上下アームの一端との間に接続され、かつ第1の電源に並列接続された第1の平滑用コンデンサと、前記平滑用リアクトルの他端と前記上下アームの他端との間、または、前記上下アームの両端間に接続され、かつ第2の電源に並列接続された第2の平滑用コンデンサとを備えた双方向DC−DCコンバータにおいて、前記第1,第2のスイッチング素子の少なくとも一方に直列接続された共振用リアクトルと、第3のスイッチング素子と共振用コンデンサとの直列接続体と、前記第3のスイッチング素子を介して、前記共振用リアクトルと前記共振用コンデンサとを含んで形成される共振回路を備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  11. 第1,第2のスイッチング素子を直列接続した上下アームと、前記第1,第2のスイッチング素子の直列接続点に一端を接続した平滑用リアクトルと、この平滑用リアクトルの他端と前記上下アームの一端との間に接続され、かつ第1の電源に並列接続された第1の平滑用コンデンサと、前記上下アームの両端間に接続され、かつ第2の電源に並列接続された第2の平滑用コンデンサとを備えた双方向DC−DCコンバータにおいて、前記第1,第2のスイッチング素子の少なくとも一方に直列接続した共振用リアクトルと、第3のスイッチング素子と共振用コンデンサとの直列接続体と、前記第3のスイッチング素子を介して、前記共振用リアクトルと前記共振用コンデンサとを含んで形成される共振回路を備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  12. 第1,第2のスイッチング素子を直列接続した上下アームと、前記第1,第2のスイッチング素子の直列接続点に一端を接続した平滑用リアクトルと、この平滑用リアクトルの他端と前記上下アームの一端との間に接続され、かつ第1の電源に並列接続された第1の平滑用コンデンサと、前記平滑用リアクトルの他端と前記上下アームの他端との間に接続され、かつ第2の電源に並列接続された第2の平滑用コンデンサとを備えた双方向DC−DCコンバータにおいて、前記第1,第2のスイッチング素子の少なくとも一方に直列接続した共振用リアクトルと、第3のスイッチング素子と共振用コンデンサとの直列接続体と、前記第3のスイッチング素子を介して、前記共振用リアクトルと前記共振用コンデンサとを含んで形成される共振回路を備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  13. 請求項10〜12のいずれかにおいて、前記共振回路は、その回路内に前記第1及び/又は第2の平滑用コンデンサを含むことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  14. 請求項10〜13のいずれかにおいて、前記共振用リアクトルは、前記第1,第2のスイッチング素子にそれぞれ直列接続された第1,第2の共振用リアクトルを備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  15. 請求項10〜14のいずれかにおいて、前記第1〜第3のスイッチング素子のそれぞれに逆並列接続されたダイオード及び/又は寄生ダイオードを有することを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  16. 請求項10〜15のいずれかにおいて、前記第1,第2,及び/又は第3のスイッチング素子に並列に接続された緩衝用コンデンサを備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  17. 請求項15において、前記ダイオード及び/又は寄生ダイオードが導通している期間に、このダイオードに並列接続された前記第1〜第3のスイッチング素子にターンオン信号を供給する制御手段を備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  18. 請求項10〜17のいずれかにおいて、前記第1及び第3のスイッチング素子、又は前記第2及び第3のスイッチング素子が、共にオフする期間を設け、相補的にオン/オフさせる制御手段を備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  19. 請求項10〜18のいずれかにおいて、前記共振用リアクトルは、前記第1,第2のスイッチング素子にそれぞれ直列接続され、磁気的に結合した第1,第2の共振用リアクトルを備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  20. 請求項10〜19のいずれかにおいて、前記平滑用リアクトルに流れる電流の方向を検出する電流センサを備え、前記第1又は第2のスイッチング素子のいずれか一方と、前記第3のスイッチング素子を、前記電流の方向に応じた組合せで、共にオフする期間を設け、相補的にオン/オフさせる制御手段を備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  21. 第1,第2のスイッチング素子を直列接続した第1の上下アームと、第3,第4のスイッチング素子を直列接続した第2の上下アームと、前記第1,第2のスイッチング素子の直列接続点に一端を接続され、かつ前記第3,第4のスイッチング素子の直列接続点に他端を接続された平滑用リアクトルと、前記第1の上下アームの両端間に接続され、かつ第1の電源に並列接続された第1の平滑用コンデンサと、前記第2の上下アームの両端間に接続され、かつ第2の電源に並列接続された第2の平滑用コンデンサとを備えた双方向DC−DCコンバータにおいて、前記第1,第2のスイッチング素子の少なくとも一方に直列接続された第1の共振用リアクトルと、前記第3,第4のスイッチング素子の少なくとも一方に直列接続された第2の共振用リアクトルと、第5のスイッチング素子と第1の共振用コンデンサとの直列接続体と、第6のスイッチング素子と第2の共振用コンデンサとの直列接続体と、前記第5のスイッチング素子を介して、前記第1の共振用リアクトルと前記第1の共振用コンデンサとを含んで形成される第1の共振回路と、前記第6のスイッチング素子を介して、前記第2の共振用リアクトルと前記第2の共振用コンデンサとを含んで形成される第2の共振回路とを備えたことを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。
  22. モータに接続されたインバータと、このインバータを介して前記モータとの間でエネルギーを授受する蓄電装置とを備えたハイブリッド自動車に搭載された電源装置において、前記蓄電装置と前記インバータとの間に接続された請求項1〜21のいずれかに記載の双方向DC−DCコンバータを備えたことを特徴とする電源装置。
  23. 第1の直流電源と、この第1の直流電源よりも電圧が高い第2の直流電源とを備え、前記第1,第2の直流電源間でエネルギーを授受するように自動車に搭載された電源装置において、前記第1,第2の直流電源に接続された請求項1〜21のいずれかに記載の双方向DC−DCコンバータを備えたことを特徴とする電源装置。
  24. モータに接続されたインバータと、燃料電池と、蓄電装置と、前記燃料電池に接続されたDC−DCコンバータとを備えた電源装置において、前記蓄電装置と前記インバータとの間に接続された請求項1〜21のいずれかに記載の双方向DC−DCコンバータを備えたことを特徴とする電源装置。
  25. 燃料電池と、この燃料電池に接続されたDC−DCコンバータと、蓄電装置とを備え、直流負荷にエネルギーを供給する電源装置において、前記DC−DCコンバータと前記蓄電装置との間に接続された請求項1〜21のいずれかに記載の双方向DC−DCコンバータを備えたことを特徴とする電源装置。
  26. 燃料電池又は太陽電池と、この燃料電池又は太陽電池に接続されたDC−DCコンバータと、蓄電装置と、交流と直流とを相互に変換するインバータとを備え、交流負荷にエネルギーを供給する電源装置において、前記蓄電装置に接続された請求項1〜21のいずれかに記載の双方向DC−DCコンバータを備えたことを特徴とする電源装置。
  27. 蓄電装置と、交流と直流とを相互に変換する第1,第2のインバータとを備え、前記第1,第2のインバータの直流側を相互に接続し、前記第1のインバータの交流側を第1の電力系統に接続し、前記第2のインバータの交流側を第2の電力系統に接続したループコントローラの電源装置において、前記蓄電装置と、前記第1,第2のインバータの直流側との間に接続された請求項1〜21のいずれかに記載の双方向DC−DCコンバータを備えたことを特徴とする電源装置。
  28. 交流電源の電圧を整流する整流回路と、この整流回路の出力電圧を交流に変換し、モータに供給するインバータとを備えた電源装置において、蓄電装置と、この蓄電装置と前記インバータとの間でエネルギーを授受するように接続された請求項1〜21のいずれかに記載の双方向DC−DCコンバータを備えたことを特徴とする電源装置。
  29. 交流電源の電圧を整流する整流回路と、この整流回路の出力電圧を交流に変換し、交流負荷に供給するインバータと、前記整流回路と前記インバータとの接続点の電圧を入力し、直流負荷にエネルギーを供給するDC−DCコンバータと、蓄電装置とを備えた無停電電源装置において、前記蓄電装置と前記接続点との間に接続された請求項1〜21のいずれかに記載の双方向DC−DCコンバータを備えたことを特徴とする電源装置。
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