JP2004343923A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力電源電圧および出力電流の広範囲に亘る変化にも対応して確実にゼロ電圧スイッチングを行えるようにし、また、力率を大幅に改善したスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】第1のスイッチ回路S1のオン期間に電源入力部Pinから第1のスイッチ回路S1およびインダクタLに流れる電流の経路に第1の転流インダクタL1を挿入し、S1のオフ期間にインダクタLに流れる電流の経路に第2の転流インダクタL2を挿入し、第1・第2の転流インダクタL1・L2およびインダクタLを第1の接続点P1に接続し、第2のスイッチ回路S2と直列キャパシタCrを直列に含むクランプ用直列回路10の一端をL1とS1の接続点P2に接続し、他端を、L1・L2・Crで共振回路を構成するように接続する。
これにより第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2をゼロ電圧でターンオンさせる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力電源からの供給電力を断続すると共にインダクタにより電力変換を行って所定の直流電圧を出力するスイッチング電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スイッチング電源装置の低損失化を図るため、スイッチ素子を、その印加電圧が略ゼロ電圧である時にスイッチングするようにしたスイッチング電源装置が特許文献1、特許文献2に開示されている。
【0003】
図11は特許文献1に示されているスイッチング電源装置の回路図である。ここでインダクタLS−スイッチ素子Sの接続点と、ダイオードD−平滑キャパシタCFの接続点とに対して、スイッチ素子S1とキャパシタCCの直列回路(クランプ回路)が接続されている。また、このクランプ回路がインダクタLSとダイオードDの直列回路に対して並列に接続されている。
【0004】
この図11に示したスイッチング電源装置では、スイッチ素子Sが導通するオン期間にインダクタLSにエネルギーが蓄積され、スイッチ素子Sのオフ期間においてキャパシタCcが充電され、その後放電状態に変化し、放電期間中にスイッチ素子S1をターンオフすることによって、スイッチ素子Sの寄生容量の両端に蓄えられた電荷を放電して、スイッチ素子両端の電圧がゼロ電圧の状態でオンする動作(以下、「ゼロ電圧スイッチング」という。)を行うようにしている。
【0005】
図12は特許文献2に示されているスイッチング電源装置の回路図である。この回路では、インダクタL2−スイッチ素子S1の接続点と第5のダイオードD5との間にインダクタL2が接続されている。この構成により、スイッチ素子S2とキャパシタC3との直列回路(クランプ回路)がインダクタL2の両端に接続されて、スイッチ素子S1のオフ期間にインダクタL2にエネルギーを蓄積し、スイッチ素子S1のゼロ電圧スイッチングを行うようにしている。
【0006】
【特許文献1】
米国特許5,736,842号明細書
【特許文献2】
国際公開第95/22092号パンフレット
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図11に示した特許文献1に示されているスイッチング電源装置においては、入力電圧や出力電流が大きく変動する場合に、インダクタLSに蓄積する転流エネルギーが変化し、幅広い入力電圧および負荷電流範囲においてゼロ電圧スイッチングを行うことが困難であった。特に高調波電流規制機能を有するスイッチング電源装置においては、交流入力電源電圧を整流し平滑することなくスイッチングを行うため、入力電圧が大きく変動する。例えば商用交流電源電圧がAC264Vの場合では、その商用交流電源周波数で入力電圧が0Vから373Vまで大きく変化する。その為、ゼロ電圧スイッチングが確実に行われない事による損失の増加が顕著となる。
【0008】
また、インダクタLSに流れるピーク電流および実効電流は入力電源電圧の変動と共に大きく変化するため、ゼロ電圧スイッチングに必要な転流エネルギーの蓄積とインダクタLSによる導通損失の低減を両立させることが困難であった。
【0009】
更に、インダクタLSとスイッチ素子Sとの接続点と、安定電位(例えば平滑キャパシタCFの両端電位)とをクランプ回路で接続した場合、軽負荷時では、インダクタLに流れる電流が不連続とならずに連続して流れ、入力に電流が回生される電流回生モードとなり、インダクタLやスイッチ素子Sによる導通損失が増大し、軽負荷時の効率が大幅に悪化するという問題もあった。
【0010】
図12に示した特許文献2のスイッチング電源装置においては、入力電源電圧や負荷への出力電流が大きく変動する場合、インダクタL2に蓄積する転流エネルギーが変化し、幅広い入力電源電圧および出力電流範囲においてゼロ電圧スイッチングを行うことは困難であった。またゼロ電圧スイッチングに必要な転流エネルギーの蓄積とインダクタL2による導通損失の低減を両立させることは困難であった。
【0011】
そこで本発明の目的は、上述の問題を解消して入力電源電圧および出力電流の広範囲に亘る変化にも対応して確実にゼロ電圧スイッチングを行えるようにした低損失なスイッチング電源装置を提供することにある。
【0012】
また、本発明の他の目的は、入力電源電圧の広範囲に亘る変化に対応してゼロ電圧スイッチングを行えるようにして、力率を大幅に改善したスイッチング電源装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電源入力部からの供給電力を断続する第1のスイッチ回路と、該第1のスイッチ回路を介して入力される電力の蓄積および出力部への放出を行うインダクタと、出力部への電流を整流する整流ダイオードと、出力部の電圧を平滑する平滑用キャパシタとを備えたスイッチング電源装置において、
第1のスイッチ回路のオン期間に電源入力部から第1のスイッチ回路およびインダクタに流れる電流の経路に第1の転流インダクタを挿入し、
第1のスイッチ回路のオフ期間に前記インダクタに流れる電流の経路に第2の転流インダクタを挿入し、
前記インダクタと第1の転流インダクタと第2の転流インダクタとを第1の接続点に接続し、
直列に接続された第2のスイッチ回路と直列キャパシタとを含むクランプ用直列回路を構成するとともに、第1の転流インダクタと第2の転流インダクタと前記直列キャパシタとで共振回路を構成するように、第1の転流インダクタと第1のスイッチ回路とを接続する第2の接続点に前記クランプ用直列回路の一端を接続し、
第1のスイッチ回路を第1のスイッチ素子、第1のダイオード、および第1のキャパシタの並列回路で構成し、
第2のスイッチ回路を第2のスイッチ素子、第2のダイオード、および第2のキャパシタの並列回路で構成し、
第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子が共にオフする期間を挟んで交互にオンオフするスイッチング制御回路を設けたことを特徴としている。
【0014】
このように第1・第2のスイッチ回路のオン期間とオフ期間の両期間において第1・第2の転流インダクタにエネルギーを蓄積し、ゼロ電圧スイッチングを可能とし、入力電源電圧および出力電流が大きく変動した場合でもゼロ電圧スイッチングを維持してスイッチング損失を大幅に低減する。
【0015】
また、本発明は、前記クランプ用直列回路を、第1・第2の転流インダクタの直列回路に対して並列接続したことを特徴としている。
この構成により、出力が軽負荷となって第1・第2の転流インダクタに流れる電流が小さい場合に、直列インダクタに流れる電流が不連続となる所謂電流不連続モードで動作し、回生電流に伴う導通損失を低減する。
【0016】
また本発明は、第2のスイッチ回路と前記直列キャパシタを直列に含む前記クランプ用直列回路の一端を第2の接続点に接続するとともに、前記クランプ用直列回路の他端を前記電源入力部、前記出力部またはグランドのいずれかに接続したことを特徴としている。
この構成により、出力が軽負荷の場合に、直列インダクタを介して電源入力側に電源供給される回生モードになって直列インダクタに所定の電流が流れ続けるようにし、軽負荷時におけるスイッチング電源装置の出力電圧の安定性および応答特性を高める。
【0017】
また、本発明は、第1の転流インダクタと第2の転流インダクタとを磁気的に結合させたことを特徴としている。
これにより、第1・第2の転流インダクタによる総合インダクタンスを第1のインダクタと第2のインダクタとを個別に設けた場合に比べて大きくし、コアに対する巻き線のターン数を少なくし、インダクタの小型化および巻き線による導通損失を低減する。
【0018】
また、本発明は、第2のスイッチ素子に対し直列に、該第2のスイッチ素子に流れる電流を検出し、該電流が所定値に達したとき、第2のスイッチ素子をオフして、第2のスイッチ素子に流れる電流のピーク電流値を抑制し、第1・第2の転流インダクタの磁気飽和を抑制する過電流保護回路を設けたことを特徴としている。
この構成により、第2のスイッチ素子に流れる電流ピーク値を抑制して、第1・第2の転流インダクタの磁気飽和を防止し、磁気飽和による過電流で第2のスイッチ素子が破壊されるのを防止する。
【0019】
また、本発明は、第2のスイッチ素子に比べて逆回復時間が短くて、第2のスイッチ素子に対する電流の逆流を防止する第3のダイオードを前記クランプ用直列回路に設け、第2のスイッチ回路を含む直列回路に対して並列に、第2のスイッチ素子の導通方向に対する逆方向に第4のダイオードを接続したことを特徴としている。
このように第3・第4のダイオードにより第2のスイッチ素子の寄生ダイオードでの逆回復時間による第1のスイッチ素子のスイッチング損失を低減し、また、第4のダイオードにより第2のスイッチ素子に流れる電流を検出するための回路による損失を低減する。
【0020】
また、本発明は、前記直列キャパシタに対して並列に、該直列キャパシタへの逆電圧の印加を防止する向きに第5のダイオードを接続したことを特徴としている。
これにより、直列キャパシタに対する逆電圧の印加を防止するとともに、過電圧印加時に第5のダイオードを短絡させ直列キャパシタの破壊を防止する。
【0021】
また、本発明は商用交流電源からの入力を全波整流する全波整流回路を設けるとともに、該全波整流回路と前記電源入力部との間に、商用交流電源の周波数成分を通過させ、第1・第2のスイッチ素子のスイッチング周波数およびその高調波成分を遮断するローパスフィルタを挿入したことを特徴としている。
これにより、第1・第2のスイッチ素子のスイッチングによるパルス電流がローパスフィルタで遮断され、全波整流回路へ流れないようにし、全波整流回路での損失を低減する。
【0022】
また、本発明は、前記スイッチング制御回路が、商用交流電源電圧を整流して得られる全波整流電圧信号に略比例した電圧に出力電圧または該出力電圧を分圧した直流電圧を乗算して、入力電流と出力電圧の双方を制御する電流誤差増幅器用の基準信号を求め、この基準信号に基づいて、第1・第2のスイッチ素子に対する制御信号のパルス幅を制御する手段を備えたことを特徴としている。
このようにして入力電源からの入力電流波形を制御することによって、入力電流における高調波電流を抑制する。
【0023】
また、本発明は第1のスイッチ回路または第2のスイッチ回路を電界効果トランジスタとしたことを特徴としている。
これにより電界効果トランジスタの寄生ダイオードおよび寄生容量を回路素子として利用し、部品点数の削減および小型軽量化を図る。
【0024】
また、本発明は、前記スイッチング制御回路が、第1のスイッチ素子または第2のスイッチ素子の両端に印加される電圧がゼロ電圧またはゼロ電圧付近まで降下してから、当該第1のスイッチ素子または第2のスイッチ素子をターンオンさせるタイミング制御手段を備えたことを特徴としている。
このように第1・第2のスイッチ素子のゼロ電圧スイッチングにより、スイッチング損失を大幅に低減し、スイッチングサージの発生を抑制し、スイッチング電源装置の高効率化および小型軽量化を図る。
【0025】
【発明の実施の形態】
第1の実施形態に係るスイッチング電源装置について、図1〜図3を基に説明する。図1はスイッチング電源装置の回路図、図2・図3はその各部の波形図である。
図1において、Vinは商用交流電源、DBはそれを全波整流するダイオードブリッジである。LPFは商用交流電源の周波数(約50〜60Hz)を通過させ、スイッチング周波数(例えば100kHz程度)を遮断するローパスフィルタである。このローパスフィルタLPFはインダクタLfとキャパシタCf1,Cf2から構成している。Lで示すインダクタは電力変換用インダクタ、L1・L2は第1・第2の転流インダクタである。S1は第1のスイッチ回路であり、第1のスイッチ素子Q1、第1のダイオードD1、および第1のキャパシタC1の並列回路で構成している。第1のスイッチ回路S1としてMOSFETを用いれば、その寄生ダイオードと寄生キャパシタを第1のダイオードD1と第1のキャパシタC1としてそれぞれ利用できる。この第1のスイッチ回路S1のオン期間に電源入力部Pinから第1のスイッチ回路S1およびインダクタLに流れる電流経路に第1の転流インダクタL1を挿入している。
【0026】
第1のスイッチ回路S1のオフ期間にインダクタLに流れる電流の経路に第2の転流インダクタL2を挿入している。そして、インダクタLと第1の転流インダクタL1と第2の転流インダクタL2とを第1の接続点P1に接続している。
【0027】
出力部には整流ダイオードDsと出力部の電圧を平滑する平滑用キャパシタCoを備えている。キャパシタCsは整流ダイオードDsの寄生キャパシタである。
【0028】
S2は第2のスイッチ回路であり、第2のスイッチ素子Q2と、第2のダイオードD2、および第2のキャパシタC2の並列回路で構成している。第2のスイッチ回路S2も第1のスイッチ回路S1と同様にMOSFETを用いれば、その寄生ダイオードと寄生キャパシタを第2のダイオードD2と第2のキャパシタC2としてそれぞれ利用できる。この第2のスイッチ回路S2と直列キャパシタCrとを直列に含む直列回路をクランプ用直列回路10として構成している。
【0029】
第1・第2の転流インダクタL1・L2と直列キャパシタCrとで共振回路を構成するように、第1の転流インダクタL1と第1のスイッチ回路S1とを接続する第2の接続点P2に上記クランプ用直列回路10の一端を接続し、第2の転流インダクタL2と整流ダイオードDsとを接続する第3の接続点P3にクランプ用直列回路の他端を接続している。また、この例では第1・第2の転流インダクタL1・L2の直列回路に対してクランプ用直列回路10を並列に接続している。
【0030】
第1・第2の転流インダクタL1・L2は同一のコアに巻き線を券回したものであり、両者を磁気的に結合させている。一般に、インダクタのインダクタンスは巻き線の巻き数の2乗に比例する。例えば第1・第2の転流インダクタL1・L2を同一のコアに構成し、それぞれ巻き数を5ターンとすると、磁気的な結合が無い場合の総合インダクタンスは(5)*A+(5)*A=50Aであるのに対し、磁気的結合がある場合の総合インダクタンスは、((5+5))*A=100Aとなり、2倍のインダクタンスを得ることができる。ここで、Aは一般にAl−Vlue(インダクション係数)と呼ばれる値であり、コアの材質、実効断面積および磁路長などで決定される。従って同じインダクタンスを確保するための巻き線のターン数を少なくでき、第1・第2の転流インダクタの小型軽量化および巻線の導通損失の低減が可能となる。
【0031】
第2のスイッチ素子Q2には、その第2のスイッチ素子Q2に流れる電流を検出するための抵抗R2を直列に接続し、また抵抗R2による降下電圧がベース−エミッタ間に印加され、コレクタ−エミッタ間の導通により第2のスイッチ素子Q2のゲート−ソース間を短絡するようにトランジスタTr1を接続している。
【0032】
抵抗R3,R4は、出力電流Voを一定比率で分圧する抵抗分圧回路を構成している。抵抗R1は、第1のスイッチ回路S1に流れる電流Id1を電圧信号として取り出すための抵抗である。
スイッチング制御回路11において、電圧誤差増幅器A1は、抵抗分圧回路を構成する抵抗R3,R4による分圧値と基準電圧Vrとを比較し、直流電圧信号を出力する。乗算器MULは、電圧誤差増幅器A1の出力と電源入力部Pinの全波整流電圧信号とを乗算して全波整流電圧波形状の信号を出力する。電流誤差増幅器A2は乗算器MULの出力電圧を基準信号とし、この基準信号と抵抗R1の降下電圧信号(すなわち、第1のスイッチ回路S1に流れる電流Id1に比例した電圧信号)との誤差増幅を行い、パルス幅変調発振器PWMOSCへ与える。PWMOSCは、電流誤差増幅器A2の出力電圧に応じて第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2のゲートに対してスイッチング制御信号を与える。このPWMOSCは、スイッチング周期における第1のスイッチ素子Q1のオン時間比率(時比率)を制御する。その際、後に示すように、第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2を共にオフする期間を挟んで交互にオンオフさせる。
【0033】
図2は図1に示した各部の波形図である。ここでVgs1は第1のスイッチ素子Q1のゲート−ソース間電圧、Vgs2は第2のスイッチ素子Q2のゲート−ソース間電圧である。Vds1は第1のスイッチ素子Q1のドレイン−ソース間電圧、Vds2は第2のスイッチ素子Q2のドレイン−ソース間電圧である。Id1は第1のスイッチ素子第1のスイッチ素子Q1のドレイン電流、Id2は第2のスイッチ素子Q2のドレイン電流である。更にIsは整流ダイオードDsに流れる電流である。各状態での回路動作は次のとおりである。
【0034】
〈状態1〉t1−t2
第1のスイッチ素子Q1は導通状態、第2のスイッチ素子Q2および整流ダイオードDsは共にオフ状態にある。入力電圧VinがインダクタLと転流インダクタL1の直列接続回路に印加され、第1のスイッチ素子Q1のドレイン電流Id1が流れる。この電流Id1は時間経過に伴い直線的に増大する。第2のスイッチ素子Q2のドレイン−ソース間には、直列キャパシタCrの電圧Vcが印加され、整流ダイオードDsの両端には出力電圧Voが印加される。その後、時刻t2で第1のスイッチ素子Q1がターンオフされて状態2へ移行する。
【0035】
〈状態2〉t2−t3
第1のスイッチ素子Q1がターンオフすると、インダクタLと転流インダクタL1に流れていた電流により第1のキャパシタC1が充電され、第2のキャパシタC2,Csが共に放電される。時刻t2にて第2のスイッチ素子Q2のドレイン−ソース間電圧Vds2および整流ダイオードDsの電圧Vsがゼロ電圧となると、第2のスイッチ素子Q2の第2のダイオードD2および整流ダイオードDsが共に導通する。
【0036】
〈状態3〉t3−t4
第2のスイッチ素子Q2の第2のダイオードD2が導通すると、第1・第2の転流インダクタL1・L2の直列回路に対して直列キャパシタCrの電圧Vcが印加される。直列キャパシタCrは十分大きく設定していて、Crの充電電圧Vcは略一定で、第2のスイッチ素子Q2のドレイン電流Id2は時間経過に伴い略直線的に増大する。ここで、第2のダイオードD2に流れる電流が0になる前に第2のスイッチ素子Q2をターンオンすることにより第2のスイッチ素子Q2のゼロ電圧スイッチングが行われる。すなわち第2のダイオードD2に電流が流れている期間(図2におけるT2の期間)は第2のスイッチ素子Q2のドレイン−ソース間電圧がゼロ電圧であるので、その期間内でVgs2をハイレベルにすることによって第2のスイッチ素子Q2のゼロ電圧スイッチングが可能となる。その後、時刻t4にて第2のスイッチ素子Q2をターンオフさせることによって状態4へ移行する。
【0037】
〈状態4〉t4−t5
第2のスイッチ素子Q2がターンオフすると、第1・第2の転流インダクタL1・L2に流れていた電流により第1のキャパシタC1の電荷が放電され、第2のキャパシタC2は充電される。第1のスイッチ素子Q1のドレインーソース間電圧Vds1がゼロ電圧に達すると、第1のスイッチ素子Q1の第1のダイオードD1が導通し、状態5へ移行する。
【0038】
〈状態5〉t5−t6
第1のダイオードD1が導通すると、第1・第2の転流インダクタL1・L2の直列回路に出力電圧Voが印加される。ドレイン電流Id1は直線的に増大する。ここで、第1のスイッチ素子Q1のドレイン電流Id1が0になるまでの期間、すなわち第1のダイオードD1が導通している期間(図2におけるT1の期間)にVgs1をハイレベルにして第1のスイッチ素子Q1をターンオンすることによって第1のスイッチ素子Q1のゼロ電圧スイッチングが行われる。その後、時刻t6でドレイン電流Id1がインダクタLに流れている電流と等しくなり、整流ダイオードDsの電流Isが0となって、整流ダイオードDsの逆回復時間である状態6へ移行する。
【0039】
〈状態6〉t6−t7
整流ダイオードDsの逆回復時間において、整流ダイオードDsの電圧Vsはゼロ電圧で逆方向に電流Isが流れる。その後、整流ダイオードDsの遷移時間となると、整流ダイオードDsの両端電圧Vsは上昇をはじめ、これと共に第2のスイッチ素子Q2のドレイン−ソース間電圧Vds2が下降し、直列キャパシタCrの電圧Vcと第1・第2の転流インダクタL1・L2からなる直列回路の印加電圧とが等しくなる。
【0040】
以上の〈状態1〉〜〈状態6〉を繰り返す。
【0041】
図3は図1に示した入力電流IinとインダクタLに流れる電流ILとの関係を示している。この入力電流IinはインダクタLに流れる電流ILの電流信号を図1に示したローパスフィルタLPFでフィルタリングしたものに等しい。電源入力部Pinの電圧が0ボルトから全波整流電圧波形のピーク電圧まで大幅に変化しても、広い範囲で第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2のゼロ電圧スイッチングが可能で、入力電流Iinは商用交流電源電圧に略等しい波形を示す。このことは、商用交流電源から見てこのスイッチング電源装置およびその出力部に繋がる負荷を含めた全体が抵抗負荷であるかのように作用していることと等価であり、力率が略1.0の負荷として動作する。すなわち大きな力率改善効果が得られる。
【0042】
なお、第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2にそれぞれ並列に接続された第1・第2のダイオードD1・D2と第1・第2のキャパシタC1・C2はいずれもMOSFETの寄生ダイオードと寄生キャパシタとし、また整流ダイオードDsに並列に接続されたキャパシタCsを寄生キャパシタとして説明したが、ダイオードの必要な電流容量や、キャパシタの必要な静電容量に応じて、寄生ではない独立した部品としてのダイオードやキャパシタを積極的に付加するようにしてもよい。
【0043】
次に、第2の実施形態に係るスイッチング電源装置の回路を図4に示す。このスイッチング電源装置は、図1に示したスイッチング電源装置に対して第3・第4・第5のダイオードD3・D4・D5を付加したものである。
【0044】
この例では、第2のスイッチ回路S2と直列キャパシタCrを含む直列回路に第3のダイオードD3を第2のスイッチ素子Q2に対する電流の逆流を防止する方向に接続している。
【0045】
また、第2のスイッチ回路S2を含む直列回路に対して並列に、第2のスイッチ素子Q2の導通方向に対して逆方向に第4のダイオードD4を接続している。この第4のダイオードD4は、抵抗R2を逆方向に流れようとする電流をバイパスして、抵抗R2などによる導通損失を低減する。また、この第4のダイオードD4は、第2のダイオードD2に比べて逆回復時間が短くて、第2のダイオードD2を機能させなくし、第4のダイオードD4により逆回復電流を低減する。
【0046】
直列キャパシタCrには、このCrへの逆電圧の印加を防止する向きに第5のダイオードD5を並列に接続している。これにより、直列キャパシタCrとして極性を有するコンデンサ部品の使用を可能としている。また、この第5のダイオードD5としてツェナーダイオードを用いることにより、ツェナー電圧を超える電圧が直列キャパシタCrの両端に印加されたときその両端電圧をクランプまたは短絡して、直列キャパシタCrの破壊による故障の拡大を防止するようにしている。
【0047】
次に、第3の実施形態に係るスイッチング電源装置について図5・図6を基に説明する。
第1・第2の実施形態では昇圧コンバータ方式としたが、同様にして降圧コンバータ方式または昇降圧コンバータ方式を採ることもできる。図5は降圧コンバータ方式とした例、図6は昇降圧コンバータ方式とした例である。この図5・図6では、第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2の並列のキャパシタや並列のダイオード、整流ダイオードDsの寄生キャパシタについては図示を省略している。更に第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2のゲートに対してスイッチング制御信号を与えるスイッチング制御回路についても図示を省略している。
【0048】
図5に示す例では、電源入力部Pinと第2の接続点P2との間に第1のスイッチ素子Q1を設け、第3の接続点P3とグランドGNDとの間に整流ダイオードDsを設け、更に第1の接続点P1と出力部Voutとの間にインダクタLを設けている。
【0049】
図6に示す例では、第1のスイッチ素子Q1を電源入力部Pinと第2の接続点P2との間に設け、第1の接続点P1とグランドGNDとの間にインダクタLを設け、第3の接続点P3と出力部Voutとの間に整流ダイオードDsを設けている。
【0050】
図5・図6のいずれも、第1のスイッチ素子Q1のオン期間に第1のスイッチ素子Q1とインダクタLを流れる電流の経路に第1の転流インダクタL1を挿入し、第1のスイッチ素子Q1のオフ期間にインダクタLに流れる電流の経路に第2の転流インダクタL2を挿入している。また、第2のスイッチ素子Q2を備える第2のスイッチ回路と直列キャパシタCrとを直列に含むクランプ用直列回路10を構成するとともに、第1・第2の転流インダクタL1・L2と直列キャパシタCrとで共振回路を構成するように、このクランプ用直列回路10を第2の接続点P2と第3の接続点P3に接続している。更に、クランプ用直列回路10を第1・第2の転流インダクタL1・L2の直列回路に対して並列接続している。これらの構成は図1および図4に示した昇圧コンバータの場合と同様である。
【0051】
このような構成によって第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2をゼロ電圧スイッチングするとともに、電源入力部Pinに入力される電圧がより広い範囲で安定した直流電圧を出力することができる。
【0052】
次に、第4の実施形態に係るスイッチング電源装置について図7〜図10を基に説明する。
図7は昇圧コンバータを構成する3つのタイプについて示している。図8は降圧コンバータを構成する3つのタイプについて示している。さらに図9は昇降圧コンバータを構成する3つのタイプについて示している。
【0053】
図7〜図9において、Viは電源入力部Pinから電源の入力側を見た回路に相当する入力電源である。この図7〜図9では、第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2の並列のキャパシタや並列のダイオード、整流ダイオードDsの寄生キャパシタについては図示を省略している。また、第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2のゲートに対してスイッチング制御信号を与えるスイッチング制御回路についても図示を省略している。
【0054】
図7〜図9の何れも、第1のスイッチ素子Q1のオン期間に電源入力部Pinから第1のスイッチ素子Q1およびインダクタLに流れる電流経路に第1の転流インダクタL1を挿入し、第1のスイッチ素子Q1のオフ期間に第1の転流インダクタL1に流れる電流の経路に第2の転流インダクタL2を挿入し、インダクタL,第1・第2の転流インダクタL1・L2を第1の接続点P1に接続し、第2のスイッチ素子Q2と直列キャパシタCrを直列に含むクランプ用直列回路10を構成するとともに、第1・第2の転流インダクタL1・L2と直列キャパシタCrで共振回路で構成するように、第1の転流インダクタL1と第1のスイッチ素子Q1とを接続する第2の接続点P2にクランプ用直列回路10の一端を接続している。
【0055】
図7〜図9において(A)は何れもクランプ用直列回路10の他端を出力部Voutに接続している。(B)では、クランプ用直列回路10の他端をグランドGNDに接続している。また(C)ではクランプ用直列回路10の他端を電源入力部Pinに接続している。
【0056】
図7〜図9においてL1,L2,Crを含む共振回路の共振電流経路は次の通りである。
図7(A)Cr→Q2→L1→L2→Ds→Cr
図7(B)Cr→Q2→L1→L2→Ds→Co→Cr
図7(C)Cr→Q2→L1→L2→Ds→Co→Vi→Cr
図8(A)Cr→Co→Ds→L2→L1→Q2→Cr
図8(B)Cr→Ds→L2→L1→Q2→Cr
図8(C)Cr→Vi→Ds→L2→L1→Q2→Cr
図9(A)Cr→Ds→L2→L1→Q2→Cr
図9(B)Cr→Co→Ds→L2→L1→Q2→Cr
図9(C)Cr→Vi→Co→Ds→L2→L1→Q2→Cr
図1、図4、図5、図6に示した回路が何れもクランプ用直列回路10の両端を第2・第3の接続点P2・P3に接続することとし、第3の接続点P3を第2の転流インダクタL2と整流ダイオードDsとの接続点としたので、軽負荷時において連続モードから所謂不連続モードに移行する。これに対し、図7〜図9に示したスイッチング電源装置では、クランプ用直列回路10の一端を第2の接続点P2に接続するとともに、他端を電源入力部Pin、出力部VoutまたはグランドGNDのいずれかに接続しているので、軽負荷時において所謂回生モードに移行する。
【0057】
図10はその様子について示している。ここで(A)は上記不連続モードに移行する場合の第1のスイッチ素子Q1のドレイン電流Id1の波形図、(B)は上記回生モードに移行する場合の第1のスイッチ素子Q1のドレイン電流Id1の波形図である。入力電圧と出力電圧が一定であるとすると、出力電流が増大する程、第1のスイッチ素子Q1のドレイン電流Id1は増大する。
【0058】
図10において、aはある負荷状態での第1のスイッチ素子Q1のドレイン電流であり、負荷が軽くなってId1が小さくなるに従ってId1の傾きが一定のままその高さが低くなる。不連続モードに移行するスイッチング電源装置であれば、bに示す状態(臨界モード)から更に出力電力が減少すると、cで示すように第1のスイッチ素子Q1のオン期間の途中で第1のスイッチ素子Q1がオフして不連続モードとなる。すなわちインダクタLに流れる電流が0になる期間TLが生じる。
【0059】
一方、回生モードに移行するスイッチング電源装置であれば、図10の(B)のように、臨界モードbから更に軽負荷となったときId1が負から始まる回生モードとなる。その結果、軽負荷時においてもインダクタLに電流が流れつづけることになる。
【0060】
上記不連続モードになれば、インダクタLおよび第1の転流インダクタL1での導通損失が抑えられ、軽負荷時におけるスイッチング電源装置の損失が低減できる。また回生モードになる構成であれば、軽負荷時においてもインダクタLに所定の電流が流れるので、出力電圧の安定性や出力変動に対する応答特性の改善が可能である。
【0061】
なお、図1や図4に示した例では、ダイオードブリッジDBと電源入力部Pinとの間にローパスフィルタLPFを挿入したが、このローパスフィルタLPFは全波整流を行うダイオードブリッジDBの入力側に挿入してもよい。その場合には、スイッチング動作によるパルス電流がダイオードブリッジDBに流れ、ダイオードブリッジDBがフィルタ効果を有するため、ローパスフィルタLPFを小型にできる、という効果を奏する。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、第1・第2のスイッチ回路のオン期間とオフ期間の両期間において第1・第2の転流インダクタL1・L2にエネルギーが蓄積され、入力電源電圧および出力電流が大きく変動した場合でもゼロ電圧スイッチングが維持でき、スイッチング損失が大幅に低減できる。
【0063】
また、本発明によれば、クランプ用直列回路10を、第1・第2の転流インダクタL1・L2の直列回路に対して並列接続したことにより、出力が軽負荷となって第1・第2の転流インダクタL1・L2に流れる電流が小さい場合に、インダクタLに流れる電流が不連続となる不連続モードで動作し、回生電流に伴う導通損失が低減できる。
【0064】
また、本発明によれば、第2のスイッチ回路と直列キャパシタCrを直列に含むクランプ用直列回路の一端を第2の接続点P2に接続するとともに、クランプ用直列回路の他端を前記電源入力部、前記出力部またはグランドに接続したことにより、出力が軽負荷の場合に、インダクタLを介して電源入力側に電源供給される回生モードになって、インダクタLに所定の電流が流れ続けるため、軽負荷時におけるスイッチング電源装置の安定性・応答性が高まる。
【0065】
また、本発明によれば、第1・第2の転流インダクタL1・L2同士を磁気的に結合させたことより、第1・第2の転流インダクタL1・L2による総合インダクタンスは第1・第2の転流インダクタL1,L2を個別に設けた場合に比べて大きくなり、コアに対する巻き線のターン数が少なくて済み、インダクタの小型化および巻き線の導通損失が低減できる。
【0066】
また、本発明によれば、第2のスイッチ素子Q2に流れる電流が所定値に達したとき第2のスイッチ素子Q2をオフして、第2のスイッチ素子Q2に流れる電流のピーク電流値を抑制するようにしたので、第1・第2の転流インダクタL1・L2の磁気飽和が抑制され、磁気飽和による過電流で第2のスイッチ素子Q2が破壊されることがない。
【0067】
また、本発明によれば、第2のスイッチ素子Q2に対する電流の逆流を防止する第3のダイオードD3をクランプ用直列回路に設け、第2のスイッチ回路S2を含む直列回路に対して並列に、第2のスイッチ素子Q2の導通方向に対する逆方向に、第2のスイッチ素子Q2に並列接続するダイオードD2に比べて逆回復時間が短い第4のダイオードD4を接続したことにより、第2のスイッチ素子Q2の並列の第2のダイオードD2の逆回復時間による第1のスイッチ素子Q1のスイッチング損失が低減できる。また、第4のダイオードD4により第2のスイッチ素子Q2に流れる電流を検出するための回路による損失が低減できる。
【0068】
また、本発明によれば、直列キャパシタCrに対して並列に、該直列キャパシタCrへの逆電圧の印加を防止する向きに第5のダイオードD5を接続したことにより、直列キャパシタCrに対する逆電圧の印加を防止するとともに過電圧印加時に第5のダイオードD5により過電圧が印加されるのを防止してが短絡して直列キャパシタCrの破壊を防止することができる。
【0069】
また、本発明によれば、商用交流電源からの入力を全波整流する全波整流回路を設けるとともに、該全波整流回路と電源入力部との間に、商用交流電源の周波数成分を通過させ、第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2のスイッチング周波数成分を遮断するローパスフィルタを挿入したことにより、第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2のスイッチングによるパルス電流がローパスフィルタで遮断され、全波整流回路へ流れないので、全波整流回路での損失が低減できる。
【0070】
また、本発明によれば、スイッチング制御回路が、商用交流電源電圧を整流して得られる全波整流電圧信号に略比例した電圧に出力電圧または該出力電圧を分圧した直流電圧を乗算して、入力電流と出力電圧の双方を制御する電流誤差増幅器用の基準信号を求め、この基準信号に基づいて、第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2に対する制御信号のパルス幅を制御する手段を備え、入力電源からの入力電流波形を制御することによって、入力電流における高調波電流を抑制することができる。
【0071】
また、本発明によれば、第1のスイッチ素子Q1または第2のスイッチ素子Q2を電界効果トランジスタとしたことにより、電界効果トランジスタの寄生ダイオードおよび寄生容量を回路素子として利用して、部品点数の削減および小型軽量化が図れる。
【0072】
また、本発明によれば、スイッチング制御回路が、第1のスイッチ素子Q1または第2のスイッチ素子Q2の両端に印加される電圧が0またはゼロ電圧付近まで降下してから、当該第1のスイッチ素子Q1または第2のスイッチ素子Q2をターンオンさせるタイミング制御手段を備えたことにより、第1・第2のスイッチ素子Q1・Q2のゼロ電圧スイッチングにより、スイッチング損失が大幅に低減され、スイッチングサージの発生が抑制され、スイッチング電源装置の高効率化および小型軽量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るスイッチング電源装置の回路図
【図2】同回路における各部の波形図
【図3】入力電流IinおよびインダクタLに流れる電流ILの波形図
【図4】第2の実施形態に係るスイッチング電源装置の回路図
【図5】第3の実施形態に係るスイッチング電源装置の回路図
【図6】第3の実施形態に係るスイッチング電源装置の回路図
【図7】第4の実施形態に係るスイッチング電源装置の主要部の回路図
【図8】第4の実施形態に係るスイッチング電源装置の主要部の回路図
【図9】第4の実施形態に係るスイッチング電源装置の主要部の回路図
【図10】軽負荷時に不連続モードに移行する場合と回生モードに移行する場合の第1のスイッチ素子Q1のドレイン電流の波形図
【図11】従来のスイッチング電源装置の回路図
【図12】従来のスイッチング電源装置の回路図
【符号の説明】
Iin−入力電流
Vin−商用交流電源の入力電圧
DB−ダイオードブリッジ(全波整流回路)
LPF−ローパスフィルタ
L−インダクタ
L1−第1の転流インダクタ
L2−第2の転流インダクタ
Q1−第1のスイッチ素子
D1−第1のダイオード
C1−第1のキャパシタ
Q2−第2のスイッチ素子
D2−第2のダイオード
C2−第2のキャパシタ
S1−第1のスイッチ回路
S2−第2のスイッチ回路
D3−第3のダイオード
D4−第4のダイオード
D5−第5のダイオード
Cr−直列キャパシタ
Pin−電源入力部
P1−第1の接続点
P2−第2の接続点
Ds−整流ダイオード
GND−グランド
Vout−出力部
Vi−入力電源
10−クランプ用直列回路
11−スイッチング制御回路

Claims (11)

  1. 電源入力部からの供給電力を断続する第1のスイッチ回路と、該第1のスイッチ回路を介して入力される電力の蓄積および出力部への放出を行うインダクタと、出力部への電流を整流する整流ダイオードと、出力部の電圧を平滑する平滑用キャパシタとを備えたスイッチング電源装置において、
    第1のスイッチ回路のオン期間に電源入力部から第1のスイッチ回路およびインダクタに流れる電流の経路に第1の転流インダクタを挿入し、
    第1のスイッチ回路のオフ期間に前記インダクタに流れる電流の経路に第2の転流インダクタを挿入し、
    前記インダクタと第1の転流インダクタと第2の転流インダクタとを第1の接続点に接続し、
    直列に接続された第2のスイッチ回路と直列キャパシタとを含むクランプ用直列回路を構成するとともに、第1の転流インダクタと第2の転流インダクタと前記直列キャパシタとで共振回路を構成するように、第1の転流インダクタと第1のスイッチ回路とを接続する第2の接続点に前記クランプ用直列回路の一端を接続し、
    第1のスイッチ回路を第1のスイッチ素子、第1のダイオード、および第1のキャパシタの並列回路で構成し、
    第2のスイッチ回路を第2のスイッチ素子、第2のダイオード、および第2のキャパシタの並列回路で構成し、
    第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子が共にオフする期間を挟んで交互にオンオフするスイッチング制御回路を設けてなるスイッチング電源装置。
  2. 前記クランプ用直列回路を、第1・第2の転流インダクタの直列回路に対して並列接続した請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 第2のスイッチ回路と前記直列キャパシタを直列に含む前記クランプ用直列回路の一端を第2の接続点に接続するとともに、前記クランプ用直列回路の他端を前記電源入力部、前記出力部またはグランドのいずれかに接続した請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  4. 第1の転流インダクタと第2の転流インダクタとを磁気的に結合させた請求項1〜3のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  5. 第2のスイッチ素子に対し直列に、該第2のスイッチ素子に流れる電流を検出し、該電流が所定値に達したとき、第2のスイッチ素子をオフして、第2のスイッチ素子に流れる電流のピーク電流値を抑制し、第1・第2の転流インダクタの磁気飽和を抑制する過電流保護回路を設けた請求項1〜4のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  6. 第2のスイッチ素子に比べて逆回復時間が短くて、第2のスイッチ素子に対する電流の逆流を防止する第3のダイオードを前記クランプ用直列回路に設け、第2のスイッチ回路を含む直列回路に対して並列に、第2のスイッチ素子の導通方向に対する逆方向に第4のダイオードを接続した請求項5に記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記直列キャパシタに対して並列に、該直列キャパシタへの逆電圧の印加を防止する向きに第5のダイオードを接続した請求項1〜6のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  8. 商用交流電源からの入力を全波整流する全波整流回路を設けるとともに、該全波整流回路と前記電源入力部との間に、商用交流電源の周波数成分を通過させ、第1・第2のスイッチ素子のスイッチング周波数およびその高調波成分を遮断するローパスフィルタを挿入した請求項1〜7のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  9. 前記スイッチング制御回路は、商用交流電源電圧を整流して得られる全波整流電圧信号に略比例した電圧に出力電圧または該出力電圧を分圧した直流電圧を乗算して、入力電流と出力電圧の双方を制御する電流誤差増幅器用の基準信号を求め、この基準信号に基づいて、第1・第2のスイッチ素子に対する制御信号のパルス幅を制御する手段を備えた請求項1〜8のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  10. 第1のスイッチ回路および第2のスイッチ回路の少なくとも一方が電界効果トランジスタである請求項1〜9のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  11. 前記スイッチング制御回路は、第1のスイッチ素子または第2のスイッチ素子の両端に印加される電圧がゼロ電圧またはゼロ電圧付近まで降下してから、当該第1のスイッチ素子または第2のスイッチ素子をターンオンさせるタイミング制御手段を備えた請求項1〜10のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
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