JP2007285605A - 電気温水器、及びその漏電遮断器取付け方法 - Google Patents

電気温水器、及びその漏電遮断器取付け方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007285605A
JP2007285605A JP2006113632A JP2006113632A JP2007285605A JP 2007285605 A JP2007285605 A JP 2007285605A JP 2006113632 A JP2006113632 A JP 2006113632A JP 2006113632 A JP2006113632 A JP 2006113632A JP 2007285605 A JP2007285605 A JP 2007285605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
earth leakage
leakage breaker
water heater
electric water
window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006113632A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutada Ito
和忠 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2006113632A priority Critical patent/JP2007285605A/ja
Publication of JP2007285605A publication Critical patent/JP2007285605A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

【課題】 電気温水器の設置場所の環境に応じて、漏電遮断器の取付位置を容易に変更できるようにすると共に、漏電遮断器を確実に操作及び点検できるようにする。
【解決手段】 電気温水部50を保護する所定形状の筐体20に、漏電遮断器23を取付ける窓部を複数個所備えるものである。例えば、窓部1、2、3が、筐体20における正面と両側面の所定位置に各1箇所ずつ設けられ、漏電遮断器23が、3箇所の窓部1、2、3のうち、いずれか1つの窓部に取付けられ、かつ、当該窓部から操作可能に取付けられる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、狭隘敷地に設置する薄型電気温水器に適用可能な電気温水器、及びその漏電遮断器取付け方法に関するものである。
詳しくは、電気温水部を保護する所定形状の筐体に、漏電遮断器を取付ける窓部を複数個所備え、電気温水器の設置場所の環境に応じて、漏電遮断器の取付位置を容易に変更できるようにすると共に、漏電遮断器を確実に操作及び点検できるようにする。
従来、電気温水器には、漏電遮断器が電気温水器本体正面の制御装置付近に固定されて設置されていることが多い。この漏電遮断器は、一線地絡電流を検出して電気温水器に供給される電気を遮断する。この漏電遮断器には、電源レバーが備えられており、この電源レバーにより漏電遮断器をスイッチON又はスイッチOFFする。また、漏電遮断器には、この漏電遮断器が正常に動作しているかを試験するテストボタンが備えられている。例えば、漏電遮断器の電源レバーがスイッチONのときに、このテストボタンが押されると漏電遮断器の電源レバーがスイッチOFFとなって電気が遮断され、この漏電遮断器が正常に動作していることを確認できる。
例えば、家庭用の電気温水器が、家とブロック塀との間の狭隘敷地に設置されている場合、所有者は、電気温水器の正面に取付けられた漏電遮断器の電源レバーやテストボタンを狭間から操作及び点検する。
このような従来例に関連して、特許文献1には、電気温水器など屋外に設置する機器の操作部が設けられている筐体小窓の蓋構造体が開示されている。この蓋構造体によれば、両端に突起状の軸を有したフタベースと、突起状の軸に嵌合し開閉自在としたフタカバーとを備え、このフタカバーには、突起状の軸から着脱自在な開口部が設けられている。これにより、フタカバーを開くときに開位置の限界となるまで開けると、突起状の軸から開口部を利用してフタカバーが外れ、支軸部の破損を防ぐことができる。
また、特許文献2には、電気温水器の操作部材の取付け方法が開示されている。この取付け方法によれば、円弧状スリット孔を隣接配置した筐体と、操作部材本体と、通信ケーブルと、取付け金具と、ブッシングと、ビスを有し、円弧状スリット孔は隣接部分を切断することでブッシングが装着できる略丸状の孔を形成し、操作部材本体と通信ケーブルは取付け金具に保持され、この取付け金具は筐体にビスにて取り付けることで、略丸状の孔に装着したブッシングを固定するよう構成されている。これにより、電気温水器に操作部材を取り付けない場合においても筐体には通信ケーブル用の丸孔でなく、より開口面積の小さい円弧状スリット孔だけが開いているために雨水の進入は少なく、電気温水器の損傷を防ぐ事ができる。
特開2003−114058号公報(第3頁、第1図) 特開2003−114059号公報(第2頁、第1図)
ところで、従来例及び特許文献1、2によれば、電気温水器には、漏電遮断器が電気温水器本体正面の制御装置付近に固定して設置されていることが多い。このため、電気温水器本体正面側に近接してブロック塀やフェンス柵があった場合、電気温水器と塀や柵との間が狭くなり、漏電遮断器の電源レバーやテストボタンなどの操作や目視確認が難しくなる。従って、所有者による電気温水器の日常点検や、販売工事店の定期点検にも支障をきたすことが予想される。
そこで、本発明は、このような従来例に係る課題を解決したものであって、本体機器の設置場所の環境に応じて、漏電遮断器の取付位置を容易に変更できるようにすると共に、漏電遮断器を確実に操作及び点検できるようにした電気温水器、及びその漏電遮断器取付け方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る請求項1に記載の電気温水器は、漏電遮断器を有した電気温水器であって、電気温水部と、前記電気温水部を保護する所定形状の筐体と、前記筐体に前記漏電遮断器を取付ける窓部とを備え、前記窓部は、複数個所設けられることを特徴とするものである。
本発明に係る電気温水器によれば、電気温水部を保護する所定形状の筐体に、漏電遮断器を取付ける窓部を複数個所備える。例えば、窓部は、筐体における正面と両側面の所定位置に設けられ、漏電遮断器は、窓部のうち、いずれか1つの窓部に取付けられ、かつ、窓部から操作可能に取付けられる。これにより、電気温水器の設置場所の環境に応じて、漏電遮断器の取付位置を容易に変更できると共に、漏電遮断器を確実に操作及び点検できるようになる。
上述した課題を解決するために、本発明に係る請求項5に記載の電気温水器の漏電遮断器取付け方法は、電気温水器に漏電遮断器を取付ける方法であって、電気温水部を保護する所定形状の筐体に前記漏電遮断器を取付ける窓部を複数個所設け、複数個所設けられた前記窓部から当該電気温水器の設置場所に応じて1つの窓部を選択し、選択された当該窓部に前記漏電遮断器を取付けることを特徴とするものである。
本発明に係る電気温水器の漏電遮断器取付け方法によれば、電気温水器の設置場所の環境に応じて、漏電遮断器の取付位置を容易に変更できるようになる。従って、漏電遮断器を確実に操作及び点検できるようになる。
本発明に係る電気温水器、及びその漏電遮断器取付け方法によれば、電気温水部を保護する所定形状の筐体に、漏電遮断器を取付ける窓部を複数個所備えるものである。
この構成によって、電気温水器の設置場所の環境に応じて、漏電遮断器の取付位置を容易に変更できるようになる。従って、漏電遮断器を確実に操作及び点検できるようになる。
続いて、本発明に係る電気温水器、及びその漏電遮断器取付け方法について、図面を参照しながら説明をする。
図1は、本発明に係る第1の実施例としての薄型電気温水器100の構成例を示す概念図である。図1に示す薄型電気温水器100は、家庭用の薄型電気温水器である。この薄型電気温水器100は、家10とブロック塀11との間の狭隘敷地に設置されている。家10とブロック塀11との間の距離L1は、60cm程度である。この距離L1に対して、薄型電気温水器100の幅L2は、50cm程度である。
従って、薄型電気温水器100の正面とブロック塀11との間の距離L3は、10cm程度になる。薄型電気温水器100の両側面には、障害物などは存在していない。このため、通常、薄型電気温水器100の正面に取付けられて出荷されている漏電遮断器23(図2(b)に示す)の取付位置を薄型電気温水器100の両側面のいずれか一方側へ変更する。
薄型電気温水器100は、電気温水部50と、電気温水部50を保護する所定形状の筐体20と、筐体20に漏電遮断器23を取付ける窓部とを備え、この窓部は、複数個所設けられる。これらの窓部は、第1の漏電遮断器点検用の窓部1、第2の漏電遮断器点検用の窓部2、及び第3の漏電遮断器点検用の窓部3である。
例えば、これらの窓部1、2、3は、筐体20における正面と両側面の所定位置に各1箇所ずつ設けられ、漏電遮断器23は、3箇所の窓部1、2、3のうち、いずれか1つの窓部に取付けられ、かつ、当該窓部から操作可能に取付けられる。
具体的には、薄型電気温水器100の正面とブロック塀11との間の距離L3は、10cm程度であり、薄型電気温水器100の両側面には、障害物が存在しないので、通常、窓部1に取付けられて出荷されている漏電遮断器23が窓部2又は3に取付られる。これにより、薄型電気温水器100の設置場所の環境に応じて、漏電遮断器23の取付位置を容易に変更できるようになる。従って、漏電遮断器23を確実に操作及び点検できるようになる。
例えば、薄型電気温水器100を搬入した後に、例えば200V配線接続のための資格などを保持した作業員が薄型電気温水器100本体正面の外板をはずして電気作業をおこなうので、この作業と同時に、窓部1に設置された漏電遮断器23が窓部2又は3に取付けられる。これにより、現場の作業労は若干増加するが、コストアップには繋がらないようにできる。
図2(a)及び(b)は、薄型電気温水器100の構成例を示すX−X断面図である。図2(b)に示す薄型電気温水器100は、図2(a)のX−X切断面であり、筐体20及び電気温水部50を備える。電気温水部50は、温水タンク21a、21b、受電ターミナル22、漏電遮断器23、及び制御基板24を有する。
温水タンク21aは、給水パイプに接続され、温水タンク21bは、温水タンク21a及び給湯パイプに接続されている。温水タンク21a、21bは、ヒーター25を備える。制御基板24は、ヒーターリレー26を備える。受電ターミナル22は、外部電源に接続され、漏電遮断器23、ヒーターリレー26を介してヒーター25へ電気を流す。
筐体20には、窓部1、2、3が筐体20における正面と両側面の所定位置に各1箇所ずつ設けられている。例えば、筐体20正面の略中央には、窓部1が設けられ、筐体20右側面の中央前方側には、窓部2が設けられ、筐体20左側面の中央前方側には、窓部3が設けられている。これらの窓部1、2、3の窓形状は、漏電遮断器23の操作面と略同じ大きさの長方形である。
漏電遮断器23は、3箇所の窓部1、2、3のうち、いずれか1つの窓部に取付けられ、かつ、当該窓部から操作可能に取付けられる。通常、窓部1に漏電遮断器23が取付けられて出荷され、図中の薄型電気温水器100には、この窓部1に漏電遮断器23が取付けられている。窓部2、3には、2点鎖線で漏電遮断器23の取付け模様が示されている。
例えば、この窓部2、3近傍に漏電遮断器23を取付ける取付部材の一例である漏電遮断器取付板27を備え、この漏電遮断器取付板27は、漏電遮断器取付部を有した折曲形状であり、スポット溶接(抵抗溶接)で筐体20内側に固定されている。この漏電遮断器取付板27は、漏電遮断器23を固定している図4に示す固定板29が挿着可能な挿着枠30を備え、漏電遮断器23は、この漏電遮断器23が固定された固定板29が挿着枠30にスライドされて漏電遮断器取付板27に挿着固定される。例えば、作業員は、筐体20の前面側を取外し、窓部1に取付けられて出荷された漏電遮断器23を、窓部2、又は3に筐体20の内側から、漏電遮断器23が固定された固定板29を挿着枠30にスライドさせて漏電遮断器取付板27に挿着固定する。
漏電遮断器23と受電ターミナル22とを結線する電源線28には、余長を持たせている。従って、漏電遮断器23が窓部1、2、3のうち、いずれの窓部に取付けられても、電源線長は不足しない。また、漏電遮断器23とヒーター25とを結線する電線も同様にして余長を持たせているので、電線長が不足することはない。
これにより、薄型電気温水器100の設置場所の環境に応じて、漏電遮断器23の取付位置を容易に変更できるようになる。例えば、薄型電気温水器100の設置場所が狭隘敷地であって薄型電気温水器100の正面にブロック塀11などが近接し、この間隔が10cm程度の場合に、窓部2又は3を適時選択し、漏電遮断器23の取付位置を容易に変更できるようになる。従って、所有者は、漏電遮断器23の電源レバー31やテストボタン32を確実に操作及び点検できるようになる。
図3(a)及び(b)は、薄型電気温水器100の構成例を示すY−Y断面図である。図3(b)に示す薄型電気温水器100は、図2(a)のY−Y切断面であり、図3(b)に示す筐体20には、窓部1、2、3が筐体20における正面と両側面の所定位置に各1箇所ずつ設けられている。例えば、筐体20正面の略中央には、窓部1が設けられ、筐体20右側面の中央前方側には、窓部2が設けられ、筐体20左側面の中央前方側には、窓部3が設けられている。これらの窓部1、2、3の窓形状は、漏電遮断器23の操作面と略同じ大きさの長方形である。
漏電遮断器23は、3箇所の窓部1、2、3のうち、いずれか1つの窓部に取付けられ、かつ、当該窓部から操作可能に取付けられる。通常、窓部1に漏電遮断器23が取付けられて出荷され、図中の薄型電気温水器100には、窓部1に漏電遮断器23が取付けられている。窓部2、3には、2点鎖線で漏電遮断器23の取付け模様が示されている。
例えば、この窓部2、3近傍に漏電遮断器23を取付ける漏電遮断器取付板27を備え、この漏電遮断器取付板27は、漏電遮断器取付部を有した折曲形状であり、スポット溶接で筐体20内側に固定されている。漏電遮断器取付板27は、漏電遮断器23を固定している固定板29が挿着可能な挿着枠30を備え、漏電遮断器23は、この漏電遮断器23が固定された固定板29が挿着枠30にスライドされて漏電遮断器取付板27に挿着固定される。例えば、作業員は、筐体20の前面側を取外し、窓部1に取付けられて出荷された漏電遮断器23を、窓部2、又は3に筐体20の内側から、漏電遮断器23が固定された固定板29を挿着枠30にスライドさせて漏電遮断器取付板27に挿着固定する。
これにより、薄型電気温水器100の設置場所の環境に応じて、漏電遮断器23の取付位置を容易に変更できるようになる。
図4は、漏電遮断器23の挿着固定例を示す説明図である。図4に示す漏電遮断器23は、固定板29に固定されている。例えば、固定板29は、金属製の長方形状であり、漏電遮断器23は、この固定板29にネジなどで固定される。
漏電遮断器23を取付ける漏電遮断器取付板27は、窓部2、3近傍に備えられ、この漏電遮断器取付板27は、漏電遮断器取付部を有した折曲形状であり、スポット溶接で筐体20内側に固定されている。漏電遮断器取付板27は、漏電遮断器23を固定している固定板29が挿着可能な挿着枠30を備え、漏電遮断器23は、この漏電遮断器23が固定された固定板29が挿着枠30にスライドされて漏電遮断器取付板27に挿着固定される。
これにより、薄型電気温水器100の設置場所の環境に応じて、漏電遮断器23を薄型電気温水器100にスライドして着脱できるようになる。従って、所有者は、漏電遮断器23の電源レバー31やテストボタン32を確実に操作及び点検できるようになる。
図5は、漏電遮断器23の挿着脱例を示す説明図である。図5に示す漏電遮断器23は、固定板29に固定されている。
漏電遮断器23を取付ける漏電遮断器取付板27は、窓部2、3近傍に備えられており、この漏電遮断器取付板27は、漏電遮断器23が固定された固定板29が挿着可能な挿着枠30を有した折曲形状であり、スポット溶接で筐体20内側に固定されている。
薄型電気温水器100を設置する作業員は、漏電遮断器23を漏電遮断器取付板27に取付ける場合、固定板29に固定された漏電遮断器23をスライド方向Aへスライドさせて漏電遮断器取付板27の挿着枠30に挿着固定する。また、電遮断器23を漏電遮断器取付板27から取外す場合、漏電遮断器取付板27の挿着枠30に挿着固定された漏電遮断器23をスライド方向Bへスライドさせて漏電遮断器取付板27の挿着枠30から取外す。
このように、本発明に係る第1の実施例の薄型電気温水器100及びその漏電遮断器取付け方法によれば、電気温水部50を保護する所定形状の筐体20に、漏電遮断器23を取付ける窓部を複数個所備えるものである。
第1の実施例では、窓部1、2、3が、筐体20における正面と両側面の所定位置に各1箇所ずつ設けられ、漏電遮断器23が、3箇所の窓部1、2、3のうち、いずれか1つの窓部に取付けられ、かつ、当該窓部から操作可能に取付けられる。
従って、薄型電気温水器100の設置場所の環境に応じて、漏電遮断器23の取付位置を容易に変更できるようになる。これにより、漏電遮断器23を確実に操作及び点検できるようになる。
図6(a)及び(b)は、は、本発明に係る第2の実施例としての薄型電気温水器200の構成例を示すZ−Z断面図である。図6(b)に示す薄型電気温水器200は、図6(a)のZ−Z切断面であり、筐体40及び電気温水部50を備える。電気温水部50は、温水タンク21a、21b、受電ターミナル22、漏電遮断器23、及び制御基板24を有する。
温水タンク21aは、給水パイプに接続され、温水タンク21bは、温水タンク21a及び給湯パイプに接続されている。温水タンク21a、21bは、ヒーター25を備える。制御基板24は、ヒーターリレー26を備える。受電ターミナル22は、外部電源に接続され、漏電遮断器23、ヒーターリレー26を介してヒーター25へ電気を流す。
筐体40には、第1の漏電遮断器点検用の窓部41、第2の漏電遮断器点検用の窓部42、第3の漏電遮断器点検用の窓部43が筐体40における正面と両側面の所定位置に設けられている。例えば、筐体40正面の略中央には、窓部41が設けられ、筐体40右側面の中央前方側には、窓部42が設けられ、筐体40左側面の中央前方側には、窓部43が設けられている。これらの窓部41、42、43の窓形状は、漏電遮断器取付板27の漏電遮断器取付面と略同じ大きさの長方形である。
漏電遮断器23は、3箇所の窓部41、42、43のうち、いずれか1つの窓部に取付けられ、かつ、当該窓部から操作可能に取付けられる。通常、窓部41に漏電遮断器23が取付けられて出荷され、図中の薄型電気温水器200には、窓部41に漏電遮断器23が取付けられている。窓部42、43には、2点鎖線で漏電遮断器23の取付け模様が示されている。
例えば、この窓部42、43近傍に漏電遮断器23を取付ける漏電遮断器取付板27を備え、この漏電遮断器取付板27は、漏電遮断器取付部を有した折曲形状であり、筐体40の外側から窓部42、43の窓枠に嵌合されて、ネジなどで筐体40に固定されている。固定後、窓枠の上部付近に蝶番44が取付けられ、この蝶番44に窓枠サイズの透明カバー45が回動自在に取付けられている。これにより、漏電遮断器23を雨や塵から守れるようになる。
漏電遮断器取付板27は、漏電遮断器23を固定している固定板29が挿着可能な挿着枠30を備え、漏電遮断器23は、この漏電遮断器23が固定された固定板29が挿着枠30にスライドされて漏電遮断器取付板27に挿着固定される。例えば、作業員は、透明カバー45を回動させて開き、窓部41から取外した漏電遮断器23を、窓部42又は43に筐体40の外側から、漏電遮断器23が固定された固定板29を挿着枠30にスライドさせて漏電遮断器取付板27に挿着固定する。
漏電遮断器23と受電ターミナル22とを結線する電源線28には、余長を持たせている。従って、漏電遮断器23が窓部41、42、43のうち、いずれの窓部に取付けられても、電源線長は不足しない。また、漏電遮断器23とヒーター25とを結線する電線も同様にして余長を持たせているので、電線長が不足することはない。
漏電遮断器23を操作する場合、所有者は、蝶番44を軸にしてこの透明カバー45を回動させて漏電遮断器23の電源レバー31やテストボタン32を操作し、操作後、透明カバー45を元の閉じた状態に戻しておく。
第1の実施例に比べて、第2の実施例では、筐体40の外側から漏電遮断器23を漏電遮断器取付板27に取付けるので、漏電遮断器23を漏電遮断器取付板27に取付け易くなっている。また、透明カバー45が取付けられているので、雨や塵が筐体内部へ入り込むのを防ぐことができる。
このように、本発明に係る第2の実施例の薄型電気温水器200及びその漏電遮断器取付け方法によれば、電気温水部50を保護する所定形状の筐体40に、漏電遮断器23を取付ける窓部を複数個所備えるものである。
第2の実施例では、窓部41、42、43が、薄型電気温水器200の筐体40における正面と両側面の所定位置に各1箇所ずつ設けられ、漏電遮断器23が、3箇所の窓部41、42、43のうち、いずれか1つの窓部に取付けられ、かつ、当該窓部から操作可能に取付けられる。
従って、薄型電気温水器200の設置場所の環境に応じて、漏電遮断器23の取付位置を容易に変更できるようになる。これにより、漏電遮断器23を確実に操作及び点検できるようになる。
なお、漏電遮断器を有した井戸ポンプなどの電子機器にも適用可能である。例えば、井戸ポンプの筐体の前面及び両側面に窓部を設け、井戸ポンプの設置環境に応じて、漏電遮断器を井戸ポンプの筐体の前面又は側面の窓部に取付ける。
本発明は、狭隘敷地に設置する薄型電気温水器に適用して好適である。
本発明に係る第1の実施例としての薄型電気温水器100の構成例を示す概念図である。 (a)及び(b)は、薄型電気温水器100の構成例を示すX−X断面図である。 (a)及び(b)は、薄型電気温水器100の構成例を示すY−Y断面図である。 漏電遮断器23の挿着固定例を示す説明図である。 漏電遮断器23の挿着脱例を示す説明図である。 (a)及び(b)は、本発明に係る第2の実施例としての薄型電気温水器200の構成例を示すZ−Z断面図である。
符号の説明
1、41 第1の漏電遮断器点検用の窓部(窓部)
2、42 第2の漏電遮断器点検用の窓部(窓部)
3、43 第3の漏電遮断器点検用の窓部(窓部)
20、40 筐体
23 漏電遮断器
27 漏電遮断器取付板(取付部材)
29 固定板
30 挿着枠
44 蝶番
45 透明カバー
50 電気温水部
100、200 薄型電気温水器(電気温水器)

Claims (5)

  1. 漏電遮断器を有した電気温水器であって、
    電気温水部と、
    前記電気温水部を保護する所定形状の筐体と、
    前記筐体に前記漏電遮断器を取付ける窓部とを備え、
    前記窓部は、複数個所設けられることを特徴とする電気温水器。
  2. 前記窓部は、
    前記筐体における正面と両側面の所定位置に設けられ、
    前記漏電遮断器は、
    前記窓部のうち、いずれか1つの当該窓部に取付けられ、かつ、当該窓部から操作可能に取付けられることを特徴とする請求項1に記載の電気温水器。
  3. 前記窓部近傍に前記漏電遮断器を取付ける取付部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の電気温水器。
  4. 前記取付部材は、
    前記漏電遮断器を固定している固定板が挿着可能な挿着枠を備え、
    前記漏電遮断器は、
    当該漏電遮断器が固定された当該固定板が前記挿着枠にスライドされて前記取付部材に挿着固定されることを特徴とする請求項3に記載の電気温水器。
  5. 電気温水器に漏電遮断器を取付ける方法であって、
    電気温水部を保護する所定形状の筐体に前記漏電遮断器を取付ける窓部を複数個所設け、
    複数個所設けられた前記窓部から当該電気温水器の設置場所に応じて1つの窓部を選択し、
    選択された当該窓部に前記漏電遮断器を取付けることを特徴とする電気温水器の漏電遮断器取付け方法。
JP2006113632A 2006-04-17 2006-04-17 電気温水器、及びその漏電遮断器取付け方法 Pending JP2007285605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006113632A JP2007285605A (ja) 2006-04-17 2006-04-17 電気温水器、及びその漏電遮断器取付け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006113632A JP2007285605A (ja) 2006-04-17 2006-04-17 電気温水器、及びその漏電遮断器取付け方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007285605A true JP2007285605A (ja) 2007-11-01

Family

ID=38757554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006113632A Pending JP2007285605A (ja) 2006-04-17 2006-04-17 電気温水器、及びその漏電遮断器取付け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007285605A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057788A1 (ja) 2007-11-01 2009-05-07 The Furukawa Electric Co., Ltd. 強度、曲げ加工性、耐応力緩和特性に優れる銅合金材およびその製造方法
JP2011190942A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Rinnai Corp 貯湯タンクユニット
JP2013168377A (ja) * 2013-04-08 2013-08-29 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システム
JP2014166934A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Ohbayashi Corp 石炭灰を用いた締固め材料、及び、その製造方法
CN106969506A (zh) * 2017-04-27 2017-07-21 广东万家乐燃气具有限公司 一种与漏电保护插头通讯的电热水器控制系统
CN107289637A (zh) * 2017-08-01 2017-10-24 广东万家乐燃气具有限公司 无电洗控制系统及方法
CN110567169A (zh) * 2019-10-07 2019-12-13 宋鹏威 一种家用燃气热水器保护设备

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057788A1 (ja) 2007-11-01 2009-05-07 The Furukawa Electric Co., Ltd. 強度、曲げ加工性、耐応力緩和特性に優れる銅合金材およびその製造方法
JP2011190942A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Rinnai Corp 貯湯タンクユニット
JP2014166934A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Ohbayashi Corp 石炭灰を用いた締固め材料、及び、その製造方法
JP2013168377A (ja) * 2013-04-08 2013-08-29 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システム
CN106969506A (zh) * 2017-04-27 2017-07-21 广东万家乐燃气具有限公司 一种与漏电保护插头通讯的电热水器控制系统
CN107289637A (zh) * 2017-08-01 2017-10-24 广东万家乐燃气具有限公司 无电洗控制系统及方法
CN110567169A (zh) * 2019-10-07 2019-12-13 宋鹏威 一种家用燃气热水器保护设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007285605A (ja) 電気温水器、及びその漏電遮断器取付け方法
US20100164744A1 (en) Method and apparatus for bi-directional communication with a miniature circuit breaker
JP5556378B2 (ja) 換気装置
JP2010129846A (ja) 電子機器装置
JP5070898B2 (ja) 空気調和機
JP2009174764A (ja) 設備機器
JP5053244B2 (ja) 換気装置
KR20050015237A (ko) 전자기기 및 전자기기용 전원공급장치
JP2009156555A (ja) 空気調和機の室内機
JP2006046830A (ja) 空気調和機の室外機
JP5142384B2 (ja) 住宅用分電盤
JP4673160B2 (ja) 制御装置及び該制御装置を用いた開閉体装置
JP4898241B2 (ja) 造営材への電線接触防止構造を備えた住宅用分電盤用付属装置
JP2005051909A (ja) 分電盤装置
JPH06350267A (ja) 電子機器筐体
JP2884036B2 (ja) 下水設備用制御装置
JP2884034B2 (ja) 下水設備用制御装置
KR200448154Y1 (ko) 소화전 내장형 비상콘센트
JP5168994B2 (ja) 換気装置
JP6533482B2 (ja) 通信装置保護ケースおよび通信装置保護ケースの効用測定方法
JP2884035B2 (ja) 下水設備用制御装置
CN204007663U (zh) 能量计测装置
JP5175787B2 (ja) 屋外機器
JPH10223339A (ja) コンセント装置
JP4673815B2 (ja) メンテナンスカバー付き通信機器