JP2007279186A - 増幅回路、及び駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示むらの発生を抑制し、良好な表示品質の表示装置を提供する。
【解決手段】本発明による増幅回路1は、2つの入力ノード21、22と、画素が設けられるデータ線Xに接続される出力ノード23とを有する演算増幅器10と、2つの入力ノードの一方22に、一端が共通接続される第1の素子11及び第2の素子12とを有する帰還回路と、第1のスイッチ部13〜16とを備える。第1のスイッチ部13〜16は、第1の素子11の他端と出力ノード23とを接続する第1の駆動モードと、第2の素子12と出力ノード23とを接続する第2の駆動モードとを切り換える。
【選択図】図3

Description

本発明は、増幅回路及びに関し、特に表示パネルを駆動する駆動回路に内蔵される増幅回路に関する。
表示装置、例えば液晶表示装置では、入力されるデジタル表示データをラッチ回路で保持し、D/Aコンバータでアナログ表示信号に変換した後、アナログ表示信号を増幅回路によって増幅して表示パネル上のデータ線を駆動する。通常、データ線を駆動するための駆動電圧は、ラッチ回路等のロジック部の動作電圧に比べて高い。このため、D/A変換部を構成する素子の耐圧は、ロジック部を構成する素子の耐圧に比べ高くする必要がある。
例えば、MOSトランジスタの耐圧を高くするためには、ゲート長Lを長くし、ゲート酸化膜Toxを厚く形成する方法があるが、トランジスタの駆動能力は低下してしまう。この場合、駆動能力を低下させないためにゲート幅Wを大きくすれば良い。しかし、これでは、回路面積は指数関数的に大きくなってしまう。すなわち、D/A変換部を構成する素子の耐圧を高くすると、回路面積が増大してしまう。
ここで、増幅回路のゲインを向上させると、D/A変換部における動作電圧を抑制することができ、素子の耐圧許容範囲を小さくすることができる。以下に、増幅回路のゲインを向上させる技術が示される。特開平10−260664号公報には、容量素子が接続され、ゲイン(利得又は増幅率)が1より大きい増幅器を備える液晶駆動回路が記載されている(特許文献1参照)。又、特開平11−184444号公報には、抵抗素子が接続されゲインが1より大きい増幅器を備える液晶駆動回路が記載されている(特許文献2参照)。
図1は特許文献2に記載の技術による増幅回路1000の構成を示す回路図である。図1を参照して増幅回路1000は、非反転入力ノードに階調電位Vinが供給される増幅器80と、増幅器80の反転入力ノードに一端が共通接続される抵抗81及び抵抗82とを備える。抵抗81の他端は増幅器の出力ノードに接続され、抵抗82の他端は、参照電圧線83に接続される。ここで、抵抗81の抵抗値をR、抵抗82の抵抗値をR、参照電圧線83における参照電位をVref、増幅器80から出力される出力信号の電圧値をVoutとすると、増幅器80の入出力特性は(1)式で表される。
out=(1+R/R)Vin−(R/R)Vref …(1)
ここで、Vref=0Vの場合、(2)式で表される。
out=(1+R/R)Vin …(2)
以上のように、抵抗81、抵抗82の抵抗値によって、ゲイン=(1+R/R)が決定される。例えば、設計値として抵抗81と抵抗82を同一抵抗値とした増幅器80(理想的なゲイン=2)の場合、Vout=0〜5Vを出力するには、Vin=0〜2.5Vの範囲の階調電位が増幅器80に入力されればよい。よって、増幅器80の非反転入力ノードに階調電位Vinを供給するD/A変換部の動作電圧は、液晶駆動電圧の1/2の電圧でよい。このため、素子の耐圧を低くすることが可能となるためD/A変換部を小型化することができる。
一方、帰還抵抗の大きさを変更することで増幅器のゲインを制御する従来技術が特開2005−045718号公報(特許文献3参照)や特開平7−264003号公報(特許文献4参照)に記載されている。
特開平10−260664号公報 特開平11−184444号公報 特開2005−045718号公報 特開平07−264003号公報
特許文献1や特許文献2に記載の技術のように、増幅回路に抵抗素子や容量素子を設けた場合、増幅回路のゲインはこれらの素子のパラメータに依存して決定される。一般に、表示パネル上のデータ線を駆動する増幅回路の数はデータ線と同じ数だけ設けられる。このため、増幅回路のそれぞれに設けられた抵抗素子や容量素子は、製造ばらつきのため抵抗値や容量値がばらついてしまう。すなわち、特許文献1や特許文献2に記載の増幅回路を用いた場合、内蔵素子の製造ばらつきによって増幅回路毎にゲインがばらつく。詳細には、図1を参照して増幅回路1000の場合、製造ばらつきによって抵抗81と抵抗82の相対比(R/R)が増幅回路毎にばらつき、それぞれ異なった表示信号でデータ線を駆動する。このため、表示装置には表示ムラが生じてしまう。
例えば、抵抗81と抵抗82の相対ばらつきが1%であり、R=0.99Rであるとすると、Vout=1.99Vinとなる。液晶表示装置であれば、中間調(Vout=2.5V付近)のときに表示ムラの感度が高く、Vin=1.25Vの時に、2.4875Vとなり、理想値2.5Vに対して12.5mVの電圧ばらつきを生じる。一般的に、液晶表示装置では、中間調領域で、表示信号Voutのばらつきが5mV以上あると表示むらを生じるといわれている。このため、抵抗81と抵抗82の相対ばらつきが1%の場合、表示ムラが発生することになる。すなわち、図1に示される増幅回路1000を使用した場合、表示ムラの発生を抑制するためには、製造ばらつきを0.4%以内に抑える必要がある。抵抗のばらつきを0.4%以内に抑えるためにはトリミングなどを行わない限り非現実的である。しかし、液晶パネルを駆動するドライバICでは増幅部が384個以上なのでトリミングするのは困難である。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下に述べられる手段を採用する。その手段を構成する技術的事項の記述には、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号が付加されている。但し、付加された番号・符号は、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲を限定的に解釈するために用いてはならない。
本発明による増幅回路(1、1A、1B、1C、1D、1E)は、2つの入力ノード(21、22)と、画素が設けられるデータ線(X)に接続される出力ノード(23)とを有する演算増幅器(10)と、2つの入力ノード(21、22)の一方に、一端が共通接続される第1の素子(11、31)及び第2の素子(12、32)とを有する帰還回路と、第1のスイッチ部(13〜16)とを備える。第1のスイッチ部(13〜16)は、第1の素子(11、31)の他端と出力ノード(23)とを接続する第1の駆動モードと、第2の素子(12、32)の他端と出力ノード(23)とを接続する第2の駆動モードとを切り換える。このように、第1のスイッチ部(13〜14)によって、演算増幅器(10)に接続される帰還回路内の構成を変更するで、増幅回路のゲインは切り換えられる。すなわち、本発明による増幅回路(1、1、1A、1B、1C、1D、1E)は、少なくとも2つのゲインを切り換えてデータ線(X)を駆動することができる。
又、第1のスイッチ部(13〜16)は、第1の駆動モードと第2の駆動モードを周期的に切り換えることが好ましい。このように、増幅回路(1、1A、1B、1C、1D、1E)のゲインを決定する内部構成を周期的に変更するため、増幅回路(1、1A、1B、1C、1D、1E)毎のゲインばらつきを時間的に平均化することができる。
本発明による増幅回路(1、1A、1B、1C、1D、1E)は、第1の電位(Vref、Vin)を有する第1の配線(24、24a、24b、24c、24d、54)を更に具備する。演算増幅器(10)は、第1の入力ノード(21、22)と、第2の電位(Vin、Vref)が供給される第2の入力ノード(22、21)とを有する。第1の素子(11、31)の一端と第2の素子(12、32)の一端は、第1の入力ノード(21、22)に共通接続される。第1の素子(11、31)の他端と第2の素子(12、32)の他端は第1のスイッチ部(13〜16)に接続される。第1の駆動モードの時は、第1の素子(11、31)の他端と出力ノード(23)とが接続され、かつ第2の素子(12、32)の他端と第1の配線(24、24a、24b、24c、24d、54)とが接続される。又、第2の駆動モードの時は、第2の素子(12、32)の他端と出力ノード(23)が接続され、かつ第1の素子(11、31)の他端と第1の配線(24、24a、24b、24c、24d、54)とが接続される。演算増幅器(10)は、供給される第1の電位(Vref、Vin)と第2の電位(Vin、Vref)に応答してデータ線(x)を駆動する。このように、本発明による増幅回路は、演算増幅器(10)の第1の入力ノード(21、22)と出力ノード(23)との間に接続する素子と、第2の入力ノート(22、21)と第1の配線(24、24a、24b、24c、24d、54)のと間に接続される素子とを交換して、ゲインを切り換えてデータ線を駆動する。
ここで、第1の態様に係る本発明の増幅回路(1A)に用いられる第1の素子(11)と第2の素子(12)は同一の抵抗値を有することが好ましい。又は、第2から第5の態様に係る本発明の増幅回路(1B、1C、1D、1E)に用いられる第1の素子(31)と第2の素子(12、32)は同一の容量値を有することが好ましい。このため、増幅回路のゲインは1より大きくなり、増幅回路の前段に設けられる回路、例えばD/A変換回路の動作電圧を低く設定することができる。このため、本発明による増幅回路を駆動回路(100)に採用すると、その消費電力は低減される。又、前記前段回路に使用される素子として低圧素子が採用され得るため、回路面積の縮小化にもつながる。更に、第1の素子(11、31)と第2の素子(12、32)を同一のパラメータ素子とすることで、第1、第2の両駆動モードにおける増幅回路(1、1A、1B、1C、1D、1E)のゲインは同等となり、駆動モードの切り換えによるゲインの平均化が容易に行うことができる。
第2から第5の態様に係る本発明の増幅回路(1B、1C、1D)は、第1の素子(31)及び第2の素子(32)の一端と第1の配線(24、24a、24b、24c、24d、54)との間に設けられる第2のスイッチ部(33)を更に具備することが好ましい。第2のスイッチ部(33)は、第1の駆動モードと第2の駆動モードの切り換えと同時期に、第1の素子(31)及び第2の素子(32)の一端と第1の配線(24、24a、24b、24c、24d、54)とを接続する。このスイッチ(33)によって、第1の素子(31)及び第2の素子(32)の一端を同一電圧にすることで、第1の素子(31)及び第2の素子(32)の電荷量を初期的に等しくすることができる。
第1から第4の態様に係る増幅回路(1A、1B、1C、1D)における第1の電位は参照電位(Vref)であり、第2の電位は階調電位(Vin)である。又、第5の態様に係る増幅回路(1E)における第2の電位は参照電位(Vref)であり、第1の電位は階調電位(Vin)である。
又、本発明による駆動回路(100)は、上述の増幅回路(1、1A、1B、1C、1D、1D)と、表示データを出力するデータラッチ部と、表示データに応じた階調電位(Vin)を増幅回路に供給するD/A変換部(2)とを具備する。この際、増幅回路(1、1A、1B、1C、1D、1D)は、階調電位(Vin)に応じて表示パネルを形成するデータ線(X)を駆動する。
本発明によれば、良好な表示品質の表示装置を提供することができる。
又、表示装置を駆動する駆動回路の回路面積を縮小できる。
更に、表示装置を駆動する駆動回路の消費電力を抑制することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態が説明される。ここでは、液晶表示装置の表示パネルを駆動するドライバIC100(データ線駆動回路)を一例に実施の形態が説明される。図面において同一、又は類似の参照符号は、同一、類似、又は等価な構成要素を示している。又、同様な構成が複数の場合、その参照符号に追い番が付され、それぞれを区別せずに総称して説明される場合は、追い番を付けずに説明される。
1.ドライバIC100の構成
図2は、本発明によるドライバIC100の構成を示すブロック図である。図2を参照して、本発明によるドライバIC100は、表示データを処理するロジック部と数百個以上の増幅部1を含むアナログ部とを備える駆動回路を集積化したICである。ドライバIC100は、ドライバIC100に入力される表示データがデジタル信号の場合、少なくとも増幅部1、D/A変換部2、データラッチ部3、及び階調電圧生成部4を具備する。ドライバIC100は、データラッチ部3−1〜3−n、D/A変換部2−1〜2−n、及び増幅部1−1〜1−nを備え、それぞれ駆動するデータ線X1〜Xnに対応して接続される。表示パネルは、図2に図示しない走査線Y1〜Ymとデータ線X1〜Xnとの交差領域に設けられる画素(n×m個)を備えている。増幅部1−1〜1−nは、それぞれに接続されるドライバ出力端子8−1〜8−1を介してデータ線X1〜Xnに対し表示信号Voutを出力して、データ線X1〜Xn及び画素を駆動する。
階調電圧生成部4は、複数の基準電圧からガンマ特性に適合するような複数の階調電圧を生成する。複数の抵抗を接続した抵抗ストリングなどで構成する。ここで階調電圧は、ガンマ特性に適合する階調電位Vinと後述する参照電位Vref(例えばグランド電位GND)との電位差である。
D/A変換部2は、階調電圧生成部4で生成された複数の階調電圧から表示データに応じて所望の階調電圧を選択する。選択する階調電圧は1つに限らず、2以上であってもよい。選択された階調電圧(階調電位Vin−参照電位Vref)は、増幅部1に供給される。
データラッチ部3は、フリップフロップ回路を含み、所定期間だけ表示データをラッチする。ロジック部には、データラッチ部3以外に、増幅部1を含むアナログ部を制御する信号を生成する制御部(図示なし)などが設けられる。さらに、フレームメモリやシフトレジスタなどが設けられてもよい。又、ロジック部とアナログ部との間にレベルシフト部(図示なし)が設けられる。本実施の形態におけるアナログ部は、増幅部1、D/A変換部2、階調電圧生成部4を備える。
ここで、ドライバIC100に入力される表示データがアナログ信号の場合、データラッチ部3は、スイッチとコンデンサで構成するサンプルホールド回路で構成してもよい。この場合、D/A変換部2、階調電圧生成部4は不要である。
増幅部1は、入力される階調電圧(階調電位Vinと参照電圧Vrefとの電位差)を増幅し、表示信号Voutをデータ線Xに出力する。以下、本発明による増幅部1の実施の形態が詳細に説明される。
2.第1の実施の形態
(構成)
図3から5を参照して本発明による増幅部1の第1の実施の形態が説明される。第1の実施の形態におけるドライバIC100は、上述の増幅部1として増幅部1Aを備える構成である。図3は、第1の実施の形態における増幅部1Aの構成を示す回路図である。図3を参照して、増幅部1Aは、差動アンプ10、抵抗11、抵抗12、スイッチ13〜17(以降でキャンセルスイッチと参照される)を具備する。差動アンプ10は入出力ノードとして階調電位Vinが供給される非反転入力ノード21、反転入力ノード22、液晶パネル上のデータ線に接続される出力ノード23を備える。反転入力ノード22には、抵抗11の一端と抵抗12の一端がそれぞれ接続される。抵抗11の他端であるノード26はスイッチ13の一端に接続され、スイッチ13の他端は出力ノード23に接続される。抵抗12の他端であるノード25は、スイッチ14の一端に接続され、スイッチ14の他端は参照電圧線24に接続される。スイッチ15は、ノード26と参照電圧線24との間に設けられる。スイッチ16は、ノード25と出力ノード23との間に設けられる。スイッチ17は、増幅部1Aの出力ノード23とドライバ出力端子8(又はデータ線X)との間に設けられる。スイッチ17は、出力ノード23からドライバ出力端子8を介してデータ線Xに表示信号Voutが出力される際、ターンオンとなる、又、表示データのラッチ時や、スイッチ13〜16の切換時にはターンオフとなる。この時、増幅部1Aとデータ線Xとの接続端は一時的にハイインピーダンス状態になり、出力ノード23からデータ線Xへの不適当な電圧(グリッチ)の発生を抑止できる。
非反転入力ノード21には、階調電位Vinが供給され、出力ノード23からデータ線上の画素を駆動するための表示信号Voutが出力される。
本発明に係る抵抗11と抵抗12の抵抗値は、設計値として同一であるのが好ましい。この際、増幅部1AをドライバIC100内に集積し製造する時に、製造ばらつきにより、抵抗11はRの抵抗値を有し、抵抗12はRの抵抗値を有する。
本発明による増幅部1Aでは、スイッチ13、14がターンオンし、スイッチ15、16がターンオフしている第1駆動モード(図2に示されるスイッチの状態)と、スイッチ15、16がターンオンし、スイッチ13、14がターンオフしている第2駆動モードとを所定の周期ごとに切り換えられる。このように、第1駆動モードでは、差動アンプ10の反転入力ノード22と出力ノード23との間に抵抗11が接続され、反転入力ノード22と参照電圧線24との間に抵抗12が接続される。又、第2駆動モードでは、反転入力ノード22と出力ノード23との間に抵抗12が接続され、反転入力ノード22と参照電圧線24との間に抵抗11が接続される。すなわち、本発明による増幅部1Aでは、差動アンプ10の反転入力ノード22と出力ノード23とに接続される抵抗と、反転入力ノード22と参照電圧線とに接続される抵抗が、所定の周期で切り換えられ、表示パネルのデータ線X及び画素を駆動する。このように、製造ばらつきのある抵抗11と抵抗12とを周期的に切り換えることで増幅部1Aのゲインばらつきはキャンセルされ、表示むらが抑制される。
以下に、本発明に係る増幅部1Aの入出力特性について説明される。スイッチ13、14がターンオンし、スイッチ15、16がターンオフしている時(第1駆動モード)の増幅部1Aの入出力特性は、(3)式で表される。ただし、抵抗11の抵抗値をR、抵抗12の抵抗値をR、参照電圧線24における参照電位をVref、差動アンプ10の出力ノード23から出力される表示信号の電圧値をVoutとする。
out=(1+R/R)Vin−(R/R)Vref …(3)
又、スイッチ15、16がターンオンし、スイッチ13、14がターンオフしている時(第2駆動モード)の増幅部1Aの入出力特性は、(4)式で表される。
out=(1+R/R)Vin−(R/R)Vref …(4)
ここで、参照電圧Vrefをグランド電位GND(0V)とすると、(3)及び(4)式は、それぞれ(5)及び(6)式となる。
out=(1+R/R)Vin …(5)
out=(1+R/R)Vin …(6)
又、ゲインα=1+R/R、ゲインβ=1+R/Rとすると、(5)及び(6)式は、(7)及び(8)式で表される。
out=αVin …(7)
out=βVin …(8)
抵抗11及び抵抗12の抵抗値は、設計値としてR=Rであることが好ましく、理想的にはゲインα=ゲインβ=2である。しかし、製造ばらつきにより、増幅部1Aごとのゲインα及びβはばらつきを生じる。例えば、抵抗11と抵抗12の相対ばらつきが6%であり、R=0.94Rである場合、第1駆動モード(図2の状態)では、Vout=1.940Vinとなる。これに対し、第2駆動モードでは、Vout=2.064Vinとなる。この第1駆動モードと第2駆動モードを所定の期間毎(例えばフレーム期間毎)に交互に切り換えることで増幅部1Aから出力され画素に供給される画素電圧(表示信号)は平均化され、表示むらが改善される。抵抗11と抵抗12の相対ばらつきが6%の場合、ゲイン平均値(α+β)/2は2.002である。差動アンプ10に階調電位Vin=1.25Vが供給された場合、出力ノード23から出力される表示信号Voutの平均電圧誤差は、理想電圧2.5Vに対して2.4mVとなり表示むらが改善される。
このため、中間調において、増幅部1Aから出力される表示信号Voutのばらつきを5mV以内にするためには、抵抗11と抵抗12の抵抗値の相対ばらつきを約8〜9%まで許容することができる。例えば、製造ばらつきによって抵抗値の相対誤差が8%の場合(R=0.92R)、増幅部1AはVout=1.920VinとVout=2.087Vinの表示信号Voutを切り換えて出力する。すなわち、増幅部1Aのゲインの時間平均は、2.0035となる。増幅部1Aへ供給される階調電位がVin=1.25Vの場合、理想電圧2.5に対して平均電圧誤差は4.3mVとなる。この製造ばらつき8%は半導体集積回路において容易に実現できるレベルである。
抵抗11及び抵抗12は、ポリシリコン(多結晶シリコン)などの電圧依存のない素子で形成することが好ましい。抵抗11及び抵抗12としてアナログスイッチやウェル抵抗が用いられても良いが、アナログスイッチやウェル抵抗は、電圧依存が大きいため、あまり好ましくない。抵抗11及び抵抗12は数MΩ/□程度の抵抗値を有するポリシリコンが用いられることが好ましい。又、スイッチ13〜16は、トランジスタなどのアナログスイッチで構成されることが好ましい。更に、スイッチ13〜16の抵抗値は、抵抗11、12に比べ、1桁以上小さい抵抗値になるように設定される。例えば、抵抗11=5MΩ、抵抗12=5MΩとすると、スイッチ13〜16のオン抵抗は、500KΩ以下とする。抵抗ばらつきがあるように、アナログスイッチも製造ばらつきによってオン抵抗値がばらつく。各スイッチのオン抵抗ばらつきが5%であっても、抵抗11、抵抗12の抵抗値からみれば1桁以上小さい。すなわち、スイッチ13〜16のオン抵抗は、差動アンプ10に接続される帰還抵抗に対し0.5%以下のばらつきにすぎない。しかし、スイッチ13〜16のオン抵抗のばらつきを含めて抵抗値の相対ばらつきが8〜9%の範囲に入るようにするのが更に好ましい。
(動作)
図4及び図5を参照して、液晶表示装置を駆動するときの増幅部1Aの動作が説明される。本実施の形態では、ライン反転駆動を実行するデータ線駆動回路を一例としてドライバIC100が説明される。本実施の形態では、各画素におけるコモン電極の極性がライン毎及びフレーム毎に反転される。このため、増幅部1Aから出力される表示信号Voutの電圧範囲が正極の表示信号も負極の表示信号もVout=0〜5Vである場合、非反転入力ノード21に供給される階調電位Vinの範囲は0〜2.5Vとなる。図4は、ライン反転駆動される表示パネルにおける各画素のコモン電極の極性を表す模式図である。ここで、図4に示される表示パネルは簡易的に4行の走査線Y1〜Y4と6列のデータ線X1〜X6との交差領域に接続される画素(画素数4行×6列)とする。
図5は、図4に示されるような表示パネルに対しライン反転駆動を行う増幅部1Aの動作を示すタイミングチャートである。ここでは、例えばデータ線X1〜X6に接続される増幅部1A−1〜1A−6の動作が説明される。本実施の形態では、増幅部1A−1〜1A−6は全て同様な動作を行うため、それぞれを区別しない場合は、データ線X1〜X6をデータ線X、増幅部1A−1〜1A−6を増幅部1Aとして説明される。又、図5を参照して、スイッチ13〜17の各々はHレベルでターンオン、Lレベルでターンオフするものとする。
図5には、上段から垂直期間(フレーム)を決める垂直同期信号Vsync、水平期間を決める水平同期信号Vsync、コモン電極に印加される極性信号POL、スイッチ13及び14のオン・オフの状態、スイッチ15及び16のオン・オフの状態、スイッチ17のオン・オフの状態が示される。ここで、水平同期信号Hsyncによって、駆動される走査線Y1〜Y4が変更される。又、4水平期間毎に垂直同期信号VsyncがHとなり、フレームの極性は反転される。
図5を参照して、第1フレームにおいて第1水平期間及び第3水平期間(第1走査目及び第3走査目(Y1、Y3))では、極性信号POLがHで、増幅部1Aはデータ線Xに正極の表示信号Voutを出力する。このとき、スイッチ13、14はターンオンされ、且つスイッチ15、16はターンオフされる(第1駆動モード)。すなわち、抵抗11の一端と抵抗12の一端が反転入力端子22に共通接続され、抵抗11の他端が出力端子23に、抵抗12の他端が参照電圧線24に接続される。又、第2水平期間及び第4水平期間(第2走査目及び第4走査目(Y2、Y4))では、極性信号POLがLで、増幅部1Aはデータ線Xに負極の表示信号Voutを出力する。このとき、スイッチ13、14はターンオフされ、且つスイッチ15、16はターンオンされる(第2駆動モード)。すなわち、抵抗11の一端と抵抗12の一端が反転入力端子22に共通接続され、抵抗12の他端が出力端子23に、抵抗11の他端が参照電圧線24に接続される。
同様に、第2フレームにおいて、第1走査目及び第3走査目(Y1及びY3)では、極性信号POLがLで、増幅部1Aはデータ線Xに負極の表示信号Voutを出力する。このとき、第1フレームと同様にスイッチ13、14がターンオン、スイッチ15、16がターンオフされる(第1駆動モード)。第2走査目及び第4走査目(Y2及びY4)では、極性信号POLがHで、増幅部1Aはデータ線Xに正極の表示信号Voutを出力する。このとき、第1フレームと同様にスイッチ13、14がターンオフ、スイッチ15、16がターンオンされる(第2駆動モード)。
第3フレームにおいて、第1走査目及び第3走査目(Y1及びY3)では、極性信号POLがHで、増幅部1Aは正極の表示信号Voutをデータ線Xに出力する。この時、スイッチ13、14がターンオフ、スイッチ15、16がターンオンされる(第2駆動モード)。又、第2走査目及び第4走査目(Y2及びY4)では、極性信号POLがLで、増幅部1Aは負極の表示信号Voutをデータ線Xに出力する。この時、スイッチ13、14がターンオン、スイッチ15、16がターンオフされる(第1駆動モード)。
同様に第4フレームにおいて、第1走査目及び第3走査目(Y1及びY3)では、極性信号POLがLで、増幅部1Aはデータ線Xに負極の表示信号Voutを出力する。このとき、第3フレームと同様にスイッチ13、14がターンオフ、スイッチ15、16がターンオンされる(第2駆動モード)。第2走査目及び第4走査目(Y2及びY4)では、極性信号POLがHで、増幅部1Aはデータ線Xに正極の表示信号Voutを出力する。このとき、第3フレームと同様にスイッチ13、14がターンオン、スイッチ15、16がターンオフされる(第1駆動モード)。
このように、増幅部1Aでは水平期間毎に第1駆動モードと第2駆動モードが切り換えられる。すなわち、本発明による増幅部1Aでは、増幅率を決定する抵抗11と抵抗12と作動アンプ10との接続構成が一定周期毎に切り換えられる。又、同一ライン(例えば走査線Y1)上の画素を駆動するときの増幅部1Aでは、第1から第4フレームを1サイクルとして抵抗11と抵抗12の位置が入れ換えられている。
ここで、第1水平期間(走査線Y1上の画素を駆動)に注目すると、第1、第2フレームにおける増幅部1Aの入出力特性は、Vout=(1+R/R)Vinとなる。又、第3、第4フレームにおける増幅部1Aの入出力特性は、Vout=(1+R/R)Vinとなる。ここで、R≒R(相対比で8〜9%以内)であれば、増幅部1A−1〜1A−6のそれぞれの表示信号Voutのばらつきは、理想値に対して5mV以内のばらつきとなる(中間調(Vout=2.5V付近)の場合)。このため、表示むらのない良好な画質を得ることができる。このように、ある画素を駆動する際に、4フレームを1サイクルとして抵抗11及び12の位置を入れ換えて表示パネルのデータ線Xを駆動することで、増幅部1Aのゲインばらつきはキャンセルされ得る。
一方、スイッチ17は、表示信号Voutを出力するときターンオンとなり、スイッチ13〜16の切り換え時にターンオフとなる。このため、増幅部1Aとデータ線Xとの接続端(出力端8)を一時的にハイインピーダンス状態にし、データ線Xに不適当な電圧(グリッチ)が発生しないようすることができる。
又、差動アンプ10の非反転入力ノード21に供給する電圧は、液晶駆動電圧の1/2でよいため、D/A変換部2及び階調電圧生成部4の動作電圧も1/2でよい。例えば、増幅部1Aのから出力される表示信号Voutの電圧範囲が、正極の表示信号も負極の表示信号もVout=0〜5Vとすれば、非反転入力ノード21に供給される階調電位Vinの範囲は0〜2.5Vでよい。このため、D/A変換部2及び階調電圧生成部4を低圧素子で形成し小型化することができる。更に、D/A変換部2及び階調電圧生成部4の動作電圧が低下するため消費電力を低減することができる。
3.第2の実施の形態
(構成)
図6を参照して本発明による増幅部1の第2の実施の形態が説明される。第2の実施の形態におけるドライバIC100は、上述の増幅部1として増幅部1Bを備える構成である。図6は、第2の実施の形態における増幅部1Bの構成を示す回路図である。図6を参照して、増幅部1Bは、第1の実施の形態における増幅部1Aにおける抵抗11に替えて容量31を、抵抗12に替えて容量32を備える。又、容量31及び容量32の一端に接続される差動アンプ10の反転入力ノード22と、参照電圧線24との間にスイッチ33が設けられる。以下では、第1の実施の形態と同じ参照符号の構成についてはその動作は同様なので説明は省略される。
本発明による増幅部1Bでは、第1の実施の形態と同様にスイッチ13、14がターンオンし、スイッチ15、16がターンオフしている第1駆動モード(図6に示されるスイッチの状態)と、スイッチ15、16がターンオンし、スイッチ13、14がターンオフしている第2駆動モードとを所定の周期ごとに切り換えられる。このように、第1駆動モードでは、差動アンプ10の反転入力ノード22と出力ノード23との間に容量31が接続され、反転入力ノード22と参照電圧線24との間に容量32が接続される。又、第2駆動モードでは、反転入力ノード22と出力ノード23との間に容量32が接続され、反転入力ノード22と参照電圧線24との間に容量31が接続される。すなわち、本発明による増幅部1Bでは、差動アンプ10の反転入力ノード22と出力ノード23とに接続される容量と、反転入力ノード22と参照電圧線とに接続される容量が、所定の周期で切り換えられ、表示パネルのデータ線X及び画素を駆動する。このように、製造ばらつきのある容量31と容量32とを周期的に切り換えることで増幅部1Bのゲインばらつきはキャンセルされ、表示むらが抑制される。
以下に、本発明に係る増幅部1Bの入出力特性について説明される。スイッチ13、14がターンオンし、スイッチ15、16がターンオフしている時(第1駆動モード)の増幅部1Bの入出力特性は、(9)式で表される。ただし、容量31の容量値をC、容量32の容量値をC、参照電圧線24における参照電位をVref、差動アンプ10の出力ノード23から出力される表示信号の電圧値をVoutとする。
out=(1+C/C)Vin−(C/C)Vref …(9)
又、 スイッチ15、16がターンオンし、スイッチ13、14がターンオフしている状態(第2駆動モード)での、増幅部1Bの入出力特性は、(10)式で表される。
out=(1+C/C)Vin−(C/C)Vref …(10)
これは、実施の形態1と比較して、R=1/C、R=1/Cに置き換えた特性である。
ここで、参照電圧Vrefをグランド電位GND(0V)とすると、(9)及び(10)式は、それぞれ(11)及び(12)式となる。
out=(1+C/C)Vin …(11)
out=(1+C/C)Vin …(12)
容量11及び容量12の容量値は、設計値としてC=Cであることが好ましく、両駆動モードにおけるゲインの理想値はゲイン=2である。しかし、通常、製造ばらつきにより増幅部1B毎のゲインはばらつきを生じる。しかし製造ばらつきにより、容量値が異なっても、第1の実施の形態と同様にスイッチ13〜16をフレームごとに切り換え、容量の位置を入れ換えることで、増幅部1B毎のゲインばらつきをキャンセルすることができる。
実施の形態1では、スイッチ13〜16のオン抵抗は小さい方が良い。つまり、スイッチ13〜16に用いられるトランジスタのゲート長Lをできるだけ小さくし、ゲート幅Wを大きくすることが好ましい。しかし、第2の実施の形態に係るスイッチ13〜16は、トランジスタのゲート面積(L×W)をできるだけ小さくなるように設定されることが好ましい。その理由として、差動アンプ10の帰還回路として抵抗素子を用いる第1の実施の形態の場合、出力ノード23から参照電圧線24に定常的に電流が流れるため、スイッチ13〜16のオン抵抗値は増幅部1Aの入出力特性に影響を与える。一方、帰還回路として容量素子を使用する本実施の形態では、容量31、32には定常的に電流が流れないので、スイッチ13〜16のオン抵抗値が大きくてもゲインには影響しない。
(動作)
液晶表示装置を駆動する際の第2の実施の形態における増幅部1Bの動作は、第1の実施の形態と同様であるが、スイッチ33の動作が追加され、スイッチ14、15の動作が一部変更される。ここで、増幅部1Bにおいて、(9)及び(10)式の入出力特性を得るためには、初期的に容量31と容量32の電荷量を等しくする必要がある。このため、スイッチ33による制御によって、容量31と容量32のそれぞれの端子を同一電圧にすることで電荷量を0にしてから動作させる必要がある。詳細には、スイッチ33は、電源オン時や、垂直期間毎(Vsyncの入力時)に、スイッチ14、15及び33を同時にターンオンさせ、容量31、32の電荷量を0にする。その後、スイッチ33をターンオフして第1の実施の形態と同様な動作に移行する。
スイッチ14、15及び33をターンオフする際、スイッチイングノイズ(フィードスルー)により、容量31と容量32とで電荷量が異なる場合がある。そのために、増幅部1Bに設けられるスイッチ13〜16、33の寄生容量はできるだけ小さく設定されることが好ましい。又、スイッチ33のゲート面積の1/2のダミースイッチを反転入力ノード22に接続させ、スイッチ33と逆相で動作させてもよい。
以上のように、本発明に係る差動アンプ10に容量素子を含む帰還回路が接続されている構成においても、スイッチによって、2つの容量素子を切り換えることで製造バラツキに起因するゲインのバラツキを平均化することができる。
4.第3の実施の形態
(構成)
図7から図9を参照して本発明による増幅部1の第3の実施の形態が説明される。第1の実施の形態では、液晶のコモン電極を反転するライン反転駆動を前提に説明されたが、第3の実施の形態では、ドット反転駆動を実現するドライバIC100について説明される。ドット反転駆動では、液晶コモン電圧が固定され、隣り合うデータ線X同士の極性が異なり、ライン毎及びフレーム毎に極性が反転される駆動方法である。第3の実施の形態におけるドライバIC100は、隣接するデータ線X−1、X−2を駆動する増幅部1−1、1−2として、互いに極性の異なる表示信号Voutを出力する増幅部1C−1、1C−2を備える構成である。以下、図7から図9を参照して、互いに隣接する増幅部1C−1及び1C−2の構成及び動作を一例に説明される。尚、増幅部1C−n−1及び1C−nも増幅部1C−1及び1C−nと同様な構成及び動作であることは言うまでもない。又、第1及び第2の実施の形態と同じ参照符号が付された構成は同様な構成、動作であるので説明は省略される。
図7は、第3の実施の形態における増幅部1C−1及び1C−2の構成を示す回路図である。図7を参照して、増幅部1C−1は、第2の実施の形態における増幅部1Bの構成において、参照電圧線24に替えて参照電圧線24aを備え、共通線39に接続されるスイッチ40を備えた構成である。増幅部1C−2は、第2の実施の形態における増幅部1Bの構成において、参照電圧線24に替えて参照電圧線24bを備え、共通線39に接続されるスイッチ40を備えた構成である。又、本実施の形態におけるドライバIC100は極性切換回路としてスイッチ35〜38を備える。参照電圧線24aは、スイッチ35、36を介して電源端子101、102のそれぞれに接続される。参照電圧線24bは、スイッチ37、38を介して電源端子102、101のそれぞれに接続される。ここで、電源端子101には参照電位Vrefとして0Vが供給され、電源端子102には参照電位Vrefとして5Vが供給される。増幅部1C−1及び1C−2のそれぞれにおけるスイッチ17とドライバ出力端子8との間のノードは、スイッチ40を介して共通線39に接続される。スイッチ40は、データ線Xの極性が正極から負極へ、又は負極から正極に変化する前にターンオンされ、各データ線Xの電荷を中和する。尚、差動アンプ10、スイッチ13〜17、35〜38、40、容量31、32は、高圧素子(10V)で形成されることが好ましい。
図8は、ドット反転駆動によって駆動される表示パネルにおいて各画素に印加される表示信号の極性を表す模式図である。ここで、図4に示される表示パネルは簡易的に4行の走査線Y1〜Y4と6列のデータ線X1〜X6との交差領域に接続される画素(画素数4行×6列)とする。ドット反転駆動するために増幅部1Cから出力される表示信号Voutの電圧範囲は、例えば、正極側は0〜5Vであり、負極側は−5〜0Vである。つまり、増幅部1Cは、入力される階調電位Vin(0〜2.5V)に応答して、−5〜5Vの表示信号Voutを出力する。ここで、正極の表示信号を出力する際、増幅部1Cには参照電位Vrefとして0Vが供給される。又、負極の表示信号を出力する際、増幅部1Cには参照電位Vrefとして5Vが供給される。ドット反転駆動では、同一ライン(走査線Y)に対し同時に正極の表示信号Voutと負極の表示信号Voutが出力されるため、本実施の形態におけるドライバIC100では、上述の2種類の参照電圧線24a及び24bが交互に設けられ、それぞれ相互に異なる参照電位Vrefが供給される。ここでは、例えば、追い番が奇数の増幅部1Cに参照電圧線24aが接続され、追い番が偶数の増幅部1Cに参照電圧線24bが接続される。又、極性切換回路として設けられるスイッチ35〜38によって、参照電圧線24aと24bには互いに異なる参照電位Vref(0V又は5V)が供給される。
(動作)
次に、極性切換回路(スイッチ35〜38)の動作について説明される。スイッチ35がターンオンすると参照電圧線24aに0Vが供給され、増幅部1C−1に接続されるドライバ出力端子8−1からは正極の表示信号Voutが出力される。又、これと同時に、スイッチ37はターンオンして参照電圧線24bに5Vが供給され、増幅部1C−2に接続されるドライバ出力端子8−2からは負極の表示信号Voutが出力される。同様に、スイッチ36がターンオンすると参照電圧線24aに5Vが供給され、増幅部1C−1に接続されるドライバ出力端子8−1からは負極の表示信号Voutが出力される。又、これと同時に、スイッチ38はターンオンして参照電圧線24bに0Vが供給され、増幅部1C−2に接続されるドライバ出力端子8−2からは正極の表示信号Voutが出力される。尚、表示信号Voutが出力される際、スイッチ17がターンオンしているものとする。
図9を参照して第3の実施の形態における増幅部1C−1及び1C−2の動作が説明される。図9は、図8に示されるような表示パネルに対しドット反転駆動を行う増幅部1C−1、1C−2の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、データ線X1、X2に接続される増幅部1C−1、1C−2の動作が説明される。又、図9を参照して、スイッチ13〜17、35〜38、及び40の各々はHレベルでターンオン、Lレベルでターンオフするものとする。
図9には、上段から垂直期間(フレーム)を決める垂直同期信号Vsync、水平期間を決める水平同期信号Vsync、スイッチ13及び14のオン・オフの状態、スイッチ15及び16のオン・オフの状態、スイッチ17のオン・オフの状態、スイッチ35及び37のオン・オフの状態、スイッチ36及び38のオン・オフの状態、スイッチ40のオン・オフの状態、データ線X1に出力される表示信号Voutの極性、データ線X2に出力される表示信号Voutの極性、走査線Y1〜Y4に出力される走査信号が示される。ここで、水平同期信号Hsyncによって、駆動される走査線Y1〜Y4が変更される。又、4水平期間毎に垂直同期信号VsyncがHとなり、フレームの極性は反転される。
図9を参照して、データ線X1に表示信号Voutを出力する増幅部1C−1について説明される。ここで、説明を簡略化するために、スイッチ13、14、35がターンオンし、スイッチ15、16、36がターンオフしている状態を(正極性、第1駆動モード)と略し、スイッチ13、14、36がターンオンし、スイッチ15、16、35がターンオフしている状態を(負極性、第1駆動モード)と略し、スイッチ15、16、35がターンオンし、スイッチ13、14、36がターンオフしている状態を(正極性、第2駆動モード)と略し、スイッチ15、16、36がターンオンし、スイッチ13、14、35がターンオフしている状態を(負極性、第2駆動モード)と略すこととする。
先ず、データ線X1と走査線Y1との交差領域に設けられた画素(1、1)について説明される。画素(1、1)を駆動する時の増幅部1C−1の構成は、第1フレームでは(正極性、第1駆動モード)、第2フレームでは(負極性、第1駆動モード)、第3フレームでは、(正極性、第2駆動モード)、第4フレームでは、(負極性、第2駆動モード)となる。
次に、データ線X2に表示信号Voutを出力する増幅部1C−2について説明される。ここでも、説明を簡略化するために、スイッチ13、14、37がターンオンし、スイッチ15、16、38がターンオフしている状態を(負極性、第1駆動モード)と略し、スイッチ13、14、38がターンオンし、スイッチ15、16、37がターンオフしている状態を(正極性、第1駆動モード)と略し、スイッチ15、16、37がターンオンし、スイッチ13、14、38がターンオフしている状態を(負極性、反位置)と略し、スイッチ15、16、38がターンオンし、スイッチ13、14、37がターンオフしている状態を(正極性、反位置)と略すこととする。
データ線X2と走査線Y1との交差領域に設けられた画素(2、1)について説明される。画素(2、1)を駆動する時の増幅部1C−2の構成は、第1フレームでは(負極性、第1駆動モード)、第2フレーム目では(正極性、第1駆動モード)、第3フレームでは(負極性、第2駆動モード)、第4フレームでは(正極性、第2駆動モード)となる。
同様にして増幅部1C−1及び1C−2は、それぞれフレーム毎に構成を変えて画素を駆動する。本実施の形態における増幅部1Cは、同一画素に対し、フレーム毎に供給される参照電位Vrefを切り換えて、2フレーム毎に第1の駆動モードと第2の駆動モードとを切り換える。すなわち、増幅部1Cは、同一画素に対し、フレーム毎に表示信号Voutの極性を反転し、同一極性の表示信号Voutを出力する毎に、帰還回路内の容量の位置(ゲイン)を切り換えて、当該画素を駆動する。
ドット反転駆動を採用する本実施の形態では、負極の表示信号Voutを出力する際、増幅部1Cには参照電位Vrefとして5Vが供給されるため、理想値からの誤差が大きくなる。しかし、容量31と容量32の容量比のばらつきを約6%以内にすると中間調において表示むらの発生を抑制することが可能となる。例えば、負極の表示信号Voutの中間調(Vout=−2.5V付近)では、階調電位Vin=1.25V、参照電位Vref=5Vで、C=0.94Cの場合、(負極性、第1駆動モード)では、(9)式によりVout=−2.2750Vで、(負極性、反位置)では、(10)式によりVout=−2.740Vである。平均値は−2.5075mVとなり、理想値−2.5Vから7.5mVの誤差を生じる。正極の表示信号Voutを出力する時には、参照電位は0Vを供給するので、同様に(11)、(12)式で計算すると、誤差は約2.5mVである。従って、正極と負極の表示信号Voutを平均すると理想値からの誤差は約5mVとなる。このように、本発明による増幅部1Cを備えるドライバIC100によれば、表示パネルの表示むらを抑制することができる。
5.第4の実施の形態
(構成)
図10及び図11を参照して本発明による増幅部1の第4の実施の形態が説明される。第4の実施の形態では、第3の実施の形態と同様にドット反転駆動を実現するドライバIC100について説明される。第4の実施の形態におけるドライバIC100は、隣接するデータ線X−1、X−2を駆動する増幅部1−1、1−2として、互いに極性の異なる表示信号Voutを出力する増幅部1D−1、1D−2を備える構成である。以下に、図10及び図11を参照して、互いに隣接する増幅部1D−1及び1D−2の構成及び動作を一例に説明される。尚、増幅部1D−n−1及び1D−nも増幅部1D−1及び1D−nと同様な構成及び動作であることは言うまでもない。又、第1〜第3の実施の形態と同じ参照符号が付された構成は同様な構成、動作であるので説明は省略される。
図10は、第4の実施の形態における増幅部1D−1及び1D−2の構成を示す回路図である。図10を参照して、増幅部1Dは、第2の実施の形態における増幅部1Bの構成において、スイッチ17に替えて極性切換回路を備え、共通線39に接続されるスイッチ40を備えた構成である。極性切換回路は、一端が出力ノード23に共通接続されるスイッチ41とスイッチ42を含む。増幅部1D−1におけるスイッチ41の他端は、ドライバ出力端子8−1を介してデータ線X1に接続されるとともに増幅部1D−2のスイッチ42の他端に接続される。又、増幅部1D−1におけるスイッチ42の他端は、ドライバ出力端子8−2を介してデータ線X2に接続される。同様に、増幅部1D−2におけるスイッチ41の他端は、ドライバ出力端子8−2を介してデータ線X2に接続されるとともに増幅部1D−1のスイッチ42の他端に接続される。又、増幅部1D−2におけるスイッチ42の他端は、ドライバ出力端子8−1を介してデータ線X2に接続される。更に、増幅部1D−1の非反転入力ノード21には、階調電位Vinとして0〜2.5Vの電位が供給され、増幅部1D−2の非反転入力ノード21には、階調電位Vinとして−2.5〜0Vの電位が供給される。又、各増幅部1Dの電源端子101には参照電位Vrefとして0Vが供給される。各増幅部1Dにおけるスイッチ41とドライバ出力端子8との間のノードは、スイッチ40を介して共通線39に接続される。スイッチ40は、第3の実施の形態と同様にデータ線Xの極性が正極から負極へ、又は負極から正極に変化する前にターンオンされ、各データ線Xの電荷を中和する。
本実施の形態では、参照符号の追い番が奇数番号の増幅部1D(例えば増幅部1D−1)には階調電位Vin(0〜2.5V)、参照電位Vref(0V)が供給され、正極の表示信号Vout(0〜5V)が出力される。これに対し、参照符号の追い番が偶数番号の増幅部1D(例えば増幅部1D−2)には階調電位Vin(−2.5〜0V)、参照電位Vref(0V)が供給され、負極の表示信号Vout(−5〜0V)が出力される。すなわち、増幅部1D−1内の差動アンプ10やスイッチ13〜16、33、容量31、32は0〜5V又は−5から0で動作する。この際、又、増幅部1D−2内の差動アンプ10やスイッチ13〜16、33、容量31、32は−5〜0Vで動作する。このとき、増幅部1D−1に接続するD/A変換部2−1と階調電圧生成部4は0〜2.5Vで動作する。同様に増幅部1D−2に接続するD/A変換部2−2と階調電圧生成部4は−2.5〜0Vで動作する。又、スイッチ40〜42は−5〜5Vで動作する。このため、スイッチ40、41は、高圧素子(10V)で形成されることが好ましい。
以上のように、本実施の形態におけるドライバIC100は、出力する表示信号Voutの極性が固定された増幅部1Dを備え、極性切換回路であるスイッチ41、42によって駆動するデータ線Xを切り換えることで、データ線X及び画素に出力される表示信号Voutの極性を反転させることができる。本実施の形態では、極性切換回路が増幅部ごとに設けられるため、第3の実施の形態に比べて素子数が増加する。しかし、差動アンプ10やスイッチ13〜16、33、容量31,32は、中圧素子(5V)で形成できるため、集積化した際に回路面積を小さくすることができる。
(動作)
図11を参照して第4の実施の形態における増幅部1D−1及び1D−2の動作が説明される。図11は、図8に示されるような表示パネルに対しドット反転駆動を行う増幅部1D−1、1D−2の動作を示すタイミングチャートである。図11には、上段から垂直期間(フレーム)を決める垂直同期信号Vsync、水平期間を決める水平同期信号Vsync、スイッチ13及び14のオン・オフの状態、スイッチ15及び16のオン・オフの状態、スイッチ41のオン・オフの状態、スイッチ42オン・オフの状態、スイッチ40のオン・オフの状態、データ線X1に出力される表示信号Voutの極性、データ線X2に出力される表示信号Voutの極性、走査線Y1〜Y4に出力される走査信号が示される。ここで、水平同期信号Hsyncによって、駆動される走査線Y1〜Y4が変更される。又、4水平期間毎に垂直同期信号VsyncがHとなり、フレームの極性は反転される。
図11を参照して、スイッチ41がターンオンの時、スイッチ42はターンオフとなる。この時、増幅部1D−1はデータ線X1に接続され、増幅部1D−2はデータ線X2に出力信号Voutを出力する(第1接続パターン)。スイッチ41がターンオフの時、スイッチ42がターンオンとなる。この時、増幅部1D−1はデータ線X2に接続され、増幅部1D−2はデータ線X1に表示信号Voutを出力する(第2接続パターン)。
データ線X1、X2と走査線Y1との交差領域に設けられた画素(1、1)、(2、1)に出力される表示信号Voutついて説明される。第1フレームの第1走査目では、増幅部1Dは第1駆動モード及び第1接続パターンとなる。第2フレームの第1走査目では、増幅部1Dは第1駆動モード及び第2接続パターンとなる。第3フレームの第1走査目では、増幅部1Dは第1駆動モード及び第1接続パターンとなる。第4フレームの第1走査目では、増幅部1Dは第1駆動モード及び第2接続パターンとなる。このように、画素(1、1)に対して表示信号Voutを出力する増幅部1Dとして、フレーム毎に増幅部1D−1と増幅部1D−2とが切り換えられ、その都度極性が反転する。又、その際、各増幅部1Dにおける駆動モードは、2フレーム毎に第1駆動モードと第2駆動モードが切り換えられる。すなわち、増幅部1Dは、第1駆動モードと第2駆動モードを交互に切り換えてデータ線X及び画素を駆動する。
6.第5の実施の形態
(構成)
図12を参照して本発明による増幅部1の第5の実施の形態が説明される。第5の実施の形態では、第3の実施の形態と同様にドット反転駆動を実現するドライバIC100について説明される。第5の実施の形態における増幅部1Eは、非反転入力ノード21に帰還回路が接続され、ゲインが−1の増幅部である。第5の実施の形態におけるドライバIC100は、隣接するデータ線X−1、X−2を駆動する増幅部1−1、1−2として、互いに極性の異なる表示信号Voutを出力する増幅部1E−1、1E−2を備える構成である。第5の実施の形態における増幅部1E−1及び1E−2は、第3の実施の形態における増幅部1C−1及び1C−2の構成において差動アンプ10に接続される帰還回路が、非反転入力ノード21と出力ノード23との間に設けられる構成である。詳細には、差動アンプ10の非反転入力ノード21と出力ノード23との間に、帰還回路(容量31、32)、極性切換回路(スイッチ13からスイッチ16)、及びスイッチ33が設けられる構成である。以下、図12を参照して、互いに隣接する増幅部1E−1及び1E−2の構成及び動作を一例に説明される。尚、増幅部1E−n−1及び1E−nも増幅部1E−1及び1E−nと同様な構成及び動作であることは言うまでもない。又、第1〜第3の実施の形態と同じ参照符号が付された構成は同様な構成、動作であるので説明は省略される。
図12を参照して、容量31及び容量32の一端は、差動アンプ10の非反転入力ノード21に共通接続される。容量31の他端はスイッチ13を介して差動アンプ10の出力ノード23に接続されるとともに、スイッチ15を介して階調電位Vinが供給される入力端子54に接続される。容量32の他端は、スイッチ16を介して出力ノード23に接続されるとともに、スイッチ14を介して入力端子54に接続される。又、非反転入力ノード21に接続される容量31及び容量32の一端は、スイッチ33を介して入力端子54に接続される。増幅部1E−1における差動アンプ10の反転入力ノード22aは、参照電圧線24cに接続される。又、増幅部1E−2における差動アンプ10の反転入力ノード22bは、参照電圧線24dに接続される。参照電圧線24cは、スイッチ35、36を介して電源端子101、102のそれぞれに接続される。参照電圧線24dは、スイッチ37、38を介して電源端子102、101のそれぞれに接続される。ここで、電源端子101には参照電位Vrefとして0Vが供給され、電源端子102には参照電位Vrefとして5Vが供給される。
以下に、本発明に係る増幅部1Eの入出力特性について説明される。スイッチ13、14がターンオンし、スイッチ15、16がターンオフしている時(第1駆動モード)の増幅部1Eの入出力特性は、(13)式で表される。ただし、容量31の容量値をC、容量32の容量値をC、参照電圧線24a又は24bにおける参照電位をVref、差動アンプ10の出力ノード23から出力される表示信号の電圧値をVoutとする。
out=−(C/C)Vin+(1+C/C)Vref …(13)
又、 スイッチ15、16がターンオンし、スイッチ13、14がターンオフしている状態(第2駆動モード)での、増幅部1Bの入出力特性は、(14)式で表される。
out=−(C/C)Vin+(1+C/C)Vref …(14)
ここで、表示信号Voutの電圧範囲が−5〜5Vで、0〜5Vの正極の表示信号Voutを出力するためには、0〜5Vの階調電位Vin、参照電位Vrefを2.5Vとする。−2.5Vの負極の表示信号を出力するには、0〜5Vの階調電位Vinが供給され、0Vの参照電位Vrefが供給される。従って、本実施の形態におけるD/A変換部2、階調電圧生成部4は、中圧素子で形成され得る。
(動作)
第5の実施の形態における増幅部1Eの動作は、第3の実施の形態における増幅部1Cの動作と同様であるので説明は省略される。すなわち、増幅部1Eは、同一画素に対し、フレーム毎に表示信号Voutの極性を反転し、同一極性の表示信号Voutを出力する毎に、帰還回路内の容量の位置(ゲイン)を切り換えて、当該画素を駆動する。このため、増幅部1E毎の製造バラツキによる出力信号Voutのばらつきを平均化して、表示ムラを抑制することができる。
従来の技術では増幅部に設けられる抵抗素子、又は容量素子の製造ばらつきを0.4%以内に抑える必要があった。しかし、本発明によれば、ライン反転駆動方式の場合、抵抗素子、又は容量素子のばらつきが8〜9%以下、ドット反転駆動の場合、抵抗素子、又は容量素子のばらつきが6%以下であれば、増幅部のゲインばらつきを時間的にキャンセルすることができ、表示むらのない良好な画質を得ることができる。
又、第1〜第5の実施の形態では、ライン反転駆動を採用した増幅部1A、1Bから出力される表示信号Voutの電圧範囲を0〜5V、ドット反転駆動を採用した増幅部1C〜1Eから出力される表示信号Voutの電圧範囲を−5〜5Vとしたが、これに限らない。又、低圧素子(2.5V)、中圧素子(5V)、高圧素子(10V)として説明されたが、これに限らない。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。尚、第3から第5の実施の形態における増幅部1C〜1Eは、容量31及び容量32を帰還回路として用いているが、抵抗11及び抵抗12を帰還回路として設けられる構成でも構わない。この際、回路構成は、第1の実施の形態における増幅部1Aの構成が適用される。又、第1〜第5の実施の形態では、第1駆動モードと第2駆動モードの切り換えは所定の周期で実行されたが、任意の時期でも構わない。しかし、増幅部1の製造バラツキを平均化できることから、所定の周期で駆動モードの切り換えが行われることがより好ましい。
図1は、従来技術による増幅部の構成を示す回路図である。 図2は、本発明によるドライバICの構成を示すブロック図である。 図3は、本発明による増幅部の第1の実施の形態における構成を示す回路図である。 図4は、ライン反転駆動方式によって駆動された表示パネル上の画素の極性を表す模式図である。 図5は、第1及び第2の実施の形態における本発明の増幅部によるデータ線の駆動動作を示すタイミングチャートである。 図6は、本発明による増幅部の第2の実施の形態における構成を示す回路図である。 図7は、本発明による増幅部の第3の実施の形態における構成を示す回路図である。 図8は、ドット反転駆動方式によって駆動された表示パネル上の画素の極性を表す模式図である。 図9は、第3及び第5の実施の形態における本発明の増幅部によるデータ線の駆動動作を示すタインミングチャートである。 図10は、本発明による増幅部の第4の実施の形態における構成を示す回路図である。 図11は、第4の実施の形態における本発明の増幅部によるデータ線の駆動動作を示すタインミングチャートである。 図12は、本発明による増幅部の第5の実施の形態における構成を示す回路図である。
符号の説明
1、1−1〜1−n、1A、1B、1C、1C−1、1C−2、1D、1D−1、1D−2、1E、1E−1、1E−2、100:増幅部
2、2−1〜2−n:D/A変換部
3、3−1〜3−n:データラッチ部
4:階調電圧発生部
8、8−1〜8−n:ドライバ出力端子
10、80:差動アンプ
11、12、81、82:抵抗
13〜17、33、35〜38、40〜42:スイッチ
21:非反転入力ノード
22、22a、22b:反転入力ノード
23:出力ノード
24、24a、24b、24c、24d:参照電圧線
25、26:ノード
31、32:容量
54:入力端子
X、X1〜Xn:データ線
Y、Y1〜Ym:走査線
out:表示信号
in:階調電位
ref:参照電位

Claims (11)

  1. 2つの入力ノードと、画素が設けられるデータ線に接続される出力ノードとを有する演算増幅器と、
    前記2つの入力ノードの一方に、一端が共通接続される第1の素子及び第2の素子とを有する帰還回路と、
    第1のスイッチ部とを備え、
    前記第1のスイッチ部は、前記第1の素子の他端と前記出力ノードとを接続する第1の駆動モードと、前記第2の素子の他端と前記出力ノードとを接続する第2の駆動モードとを切り換える
    増幅回路。
  2. 請求項1に記載の増幅回路において、
    前記第1のスイッチ部は、前記第1の駆動モードと前記第2の駆動モードを周期的に切り換える
    増幅回路。
  3. 請求項1又は2に記載の増幅回路において、
    第1の電位を有する第1の配線を更に具備し、
    前記演算増幅器は、第1の入力ノードと、第2の電位が供給される第2の入力ノードとを有し、
    前記第1の素子の一端と前記第2の素子の一端は前記第1の入力ノードに共通接続され、
    前記第1の素子の他端と前記第2の素子の他端は前記第1のスイッチ部に接続され、
    前記第1の駆動モードは、前記第1の素子の他端と前記出力ノードとが接続され、かつ前記第2の素子の他端と第1の配線とが接続され、
    前記第2の駆動モードは、前記第2の素子の他端と前記出力ノードが接続され、かつ前記第1の素子の他端と第1の配線とが接続される
    前記演算増幅器は、供給される前記第1の電位と前記第2の電位に応答して前記データ線を駆動する
    増幅回路。
  4. 請求項3に記載の増幅回路において、
    前記第1の素子と前記第2の素子は同一の抵抗値を有する
    増幅回路。
  5. 請求項3に記載の増幅回路において、
    前記第1の素子と前記第2の素子は同一の容量値を有する
    増幅回路。
  6. 請求項5に記載の増幅回路において、
    前記第1の素子及び前記第2の素子の一端と前記第1の配線との間に設けられる第2のスイッチ部を更に具備し、
    前記第2のスイッチ部は、前記第1の駆動モードと前記第2の駆動モードの切り換えと同時期に、前記第1の素子及び前記第2の素子の一端と前記第1の配線とを接続する
    増幅回路。
  7. 請求項3から6いずれか1項に記載の増幅回路において、
    前記第1の電位は参照電位であり、前記第2の電位は階調電位である
    増幅回路。
  8. 請求項3から6いずれか1項に記載の増幅回路において、
    前記第2の電位は参照電位であり、前記第1の電位は階調電位である
    増幅回路。
  9. 請求項7に記載の増幅回路において、
    第1の電圧源と第2の電圧源とに接続される第3のスイッチ部を更に具備し、
    前記第3のスイッチ部は、前記第1の電圧源と前記第2の電圧源とを選択的に切り換えて前記第1の配線に接続する
    増幅回路。
  10. 請求項1から9いずれか1項に記載の増幅回路を複数備え、
    前記出力ノードは第4のスイッチ部を介して複数のデータ線に接続され、
    前記第4のスイッチ部は、前記複数のデータ線のうち所定のデータ線を前記出力ノードに接続する
    増幅回路。
  11. 請求項1から10いずれか1項に記載の増幅回路と、
    表示データを出力するデータラッチ部と、
    前記表示データに応じた階調電位を前記増幅回路に供給するD/A変換部とを具備し、
    前記増幅回路は、前記階調電位に応じて表示パネルを駆動する
    駆動回路。
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