JP2007278395A - 部品取付機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品廃棄の際に、その製品に取り付けられた部品の取り外しが容易となる部品取付機構を提供すること。
【解決手段】基材2(金属筐体)に固定されるビス30と、分別対象部品1(電子基板)に設けられてビス30と係合し、第1温度T1以上に加熱されることにより、ビス30との係合が外れる形状に変化する形状記憶合金からなる係合部を有するアース金具10と、基材2と分別対象部品1との間に挟まれて配置され、第1温度T1よりも低い第2温度T2以上に加熱されることにより、基材2と分別対象部品1との間隔を広げる形状に変化する形状記憶合金からなる変形部21を有する位置決めボス部材20とを備えて構成される部品取付機構X。
【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄処分の際に分別対象となる電子基板等の部品を所定の基材に対して取り付けるための部品取付機構に関するものである。
昨今、家電製品や携帯電話等の各種製品は、その廃棄処分の際、各種の部品が分別されてリサイクルされる。特に、各種の希少金属を含む電子部品が実装された電子基板は、重要なリサイクル部品である。
一般に、電子基板等の部品は、製品の筐体等にビス止めされているため、そのような部品を分別回収するためには、そのビスの1つ1つを取り外す必要がある。例えば、各種の電気的な部品が実装される電子基板は、開口が形成されたアース金具がその電子基板のグランドライン(接地パターン)に実装され、そのアース金具の開口に挿通されたビスにより、金属製の筐体にビス止めされることが多い。これにより、電子基板のグランドラインと金属製の筐体とが短絡され、電子基板のEMC対策となる。
一方、特許文献1には、電子計算機用のキーボードのキートップに、形状記憶合金による引っかき(爪)を設け、キートップを逆さまにして加熱することいより、キートップがキースイッチから外れるよう構成されたキーボードが示されている。
特開平06−159331号公報
しかしながら、リサイクルの現場では、異なるメーカーの多様な機種の製品、即ち、ビス止め位置やビスの向き及び大きさ等がそれぞれ異なる製品について、部品の取り外し(分別)を行う必要があり、部品の取り外し作業が非常に手間で非効率的であるという問題点があった。また、そのような部品の取り外し工程の自動化も困難であるという問題点があった。
また、特許文献1に示されるように、部品を係止する爪等に、加熱することによって変形する形状記憶合金を採用しただけでは、加熱時の部品(装置)の向きを誤ると、加熱停止後に再び係止状態(部品が取り付けられた状態)に戻ってしまうという問題点があった。特に、表側から取り付けられた部品と裏側から取り付けられた部品とが存在する場合、部品(装置)を裏返す前後各々において加熱する必要が生じ、非常に手間であるという問題点があった。
一方で、部品の取付機構は、部品の分別(取り外し)を容易化することが重要であるとはいえ、極力、構造の複雑化や部品点数の増大を招かないもの(構成がシンプルなもの)が望まれる。
従って、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、製品廃棄の際に、その製品に取り付けられた部品の取り外しを容易化できるとともに、構成が極力シンプルな部品取付機構を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、所定の基材(例えば、金属製の部材)に対して所定の分別対象部品を取り付けるための部品取付機構として構成されるものであり、形状記憶合金を利用した以下の(1)〜(3)に示す構成要素を備えるものである。
なお、一般に、常温よりも高い所定温度(変形温度と称する)以上である場合の形状と常温である場合の形状とが異なる形状記憶合金は、前記変形温度以上である場合の形状を元の形状(記憶された形状)と称し、常温である場合の形状を変形後の形状と称することが多いが、便宜上、本明細書では、常温での形状を基準とし、前記変形温度以上となった場合に変形すると表現する。
(1)前記基材に固定される固定部材(例えば、ビス)。
(2)前記分別対象部品に設けられて前記固定部材と係合し、所定温度(以下、第1温度という)以上に加熱されることにより、前記固定部材との係合が外れる形状に変化する形状記憶合金からなる第1変形部を有する第1の形状記憶部材。
(3)前記基材と前記分別対象部品との間に挟まれて配置され、前記第1温度よりも低い所定温度(以下、第2温度という)以上に加熱されることにより、前記基材と前記分別対象部品との間隔を広げる形状に変化する形状記憶合金からなる第2変形部を有する第2の形状記憶部材。
このような部品取付機構により基材(製品の筐体等)に取り付けられた分別対象部品は、それ全体を前記第1温度以上まで加熱するだけで、前記固定部材を1つ1つ取り外すことなく、容易に基材から取り外すことができる。
即ち、分別対象部品全体が、加熱されることによって前記第1温度(前記第1変形部の変形温度)以上になると、前記第1変形部の変形によりその第1変形部と前記固定部材(例えば、ビス)との係合が外れるとともに、前記第2変形部の変形により分別対象部品と前記基材との間隔が広げられる。その後、分別対象部品の温度が、加熱の停止によって前記第1温度と前記第2温度(前記第2変形部の変形温度)との間の温度まで下がると、分別対象部品と前記基材との間隔が広げられた状態のままで、即ち、前記第1の変形部と前記固定部材とが係合する位置関係とは異なる位置関係の状態で、前記第1変形部が常温時の形状に戻る。このため、さらに、分別対象部品の温度が、前記第2温度(前記第2変形部の変形温度)を下まわっても、前記第1の変形部は前記固定部材と再係合せず、分別対象部品が前記基材から取り外された状態となる。
ここで、前記固定部材としては、例えば、軸部と鍔部とが形成された部材(ビス等)が考えられる。この場合、前記第1の形状記憶部材としては、前記固定部材の軸部を挿通させる孔の周囲にひさし状に形成されて前記固定部材の鍔部と係合する複数の前記第1変形部を有するものが考えられる。
また、前記分別対象部品が電子基板であり、前記第1の形状記憶部材が前記電子基板に実装されるアース金具であることが考えられる。
前述したように、電子基板は、そのグランドラインに実装されたアース金具の開口(孔)に挿通されたビス等の固定部材により、金属製の筐体にビス止めされることが多い。このため、そのアース金具を前記第1の形状記憶部材とすれば、従来の構成をほとんど変更することなく、構成がシンプルな部品取付機構として本発明を実現できる。
また、前記第2変形部の具体例としては、コイル状に形成された形状記憶合金が考えられる。これにより、前記第2変形部を構成する各部分の変形量は小さくても、全体として大きな変形量が得られる。
また、前記第2の形状記憶部材としては、前記基材に対して前記分別対象部品を位置決めする位置決め部材であることが考えられる。
このような位置決め部材も、電子基板等の部品の取付機構に採用されることが多く、その位置決め部材を前記第2の形状記憶部材とすれば、従来の構成をほとんど変更することなく、構成がシンプルな部品取付機構として本発明を実現できる。
本発明によれば、製品廃棄の際に、その製品の基材に取り付けられた分別対象部品全体を加熱するだけで、ビスを取り外す等の手間な作業を伴うことなく、容易に基材から分別対象部品を取り外すことができる部品取付機構を、シンプルな構成により実現できる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに、図1は本発明の実施形態に係る部品取付機構Xの平面図及び側断面図、図2は部品取付機構Xの取付対象である電子基板の一例を表す平面図、図3は部品取付機構Xを構成するアース金具の平面図及び側面図、図4は部品取付機構Xを構成する位置決めボス部材の平面図及び側面図である。
まず、図1を参照しつつ、本発明の実施形態に係る部品取付機構Xの全体構成について説明する。
部品取付機構Xは、電化製品や音響機器などの製品を構成する電子基板1(分別対象部品の一例)を、その製品の金属筐体2(基材の一例)に取り付けるための機構である。
ここで、図1(a)は、部品取付機構X及びこれにより金属筐体2に取り付けられた電子基板1の平面図、図2(b)は、電子基板1が金属筐体2に取り付けられた状態における部品取付機構X及び電子基板1の側断面図、図2(c)は、電子基板1が金属筐体2から取り外された状態における部品取付機構X及び電子基板1の側断面図を表す。
部品取付機構Xは、ビス30、アース金具10及び位置決めボス部材20を備えて構成されている。
ビス30は、金属筐体2に設けられた金属製のビス座2aに螺着されることによって固定される金属製の固定部材であり、アース金具10と係合する鍔部31と、ネジ山が形成された軸部32とを有する。
アース金具10は、電子基板1のグランドライン1d(接地パターン)に実装される金具である。このアース金具10が、ビス30とグランドライン1dとの間に挟まれる状態で実装されることにより、ビス30との接触部分が補強されるとともに、それらの接触状態(導通状態)が確実になる。
位置決めボス部材20は、金属筐体2と電子基板1との間に挟まれて配置され、金属筐体2に対して電子基板1を位置決めする部材である。
以下、電子基板1及び部品取付機構Xの各構成要素についてさらに詳しく説明する。
図2は、アース金具10が取り外された状態の電子基板1の平面図である。
図2に示すように、各種電子部品が実装された電子基板1には、そのグランドライン1dの一部に、アース金具10が半田付けされる半田付けランド1cが形成されている。
また、電子基板1には、2種類の貫通孔1a、1bが形成されている。
一方の貫通孔1aは、位置決めボス部材20の一端が嵌合される位置決め用のボス孔1aである。
他方の貫通孔1bは、アース金具10の取り付け位置に形成され、そのほぼ中心部分にビス30が挿入されるビス挿通孔1bである。
図2に示すように、電子基板1には複数のボス孔1aとビス挿通孔1bとが設けられている。
図3は、アース金具10の平面図及び側面図である。
このアース金具10は、形状記憶合金で構成されており、常温から所定の変形温度(以下、第1温度T1という)以上に加熱されることにより変形する。
図3(a)は、常温における変形前のアース金具10の形状を表し、図3(b)は、第1温度T1以上に加熱されて変形した後のアース金具10の形状(記憶された形状)を表す。
アース金具10は、本体部11の一部に半田付け部12が形成され、これが電子基板1のグランドライン1d(接地パターン)の一部である前記半田付けランド1c(図2参照)に半田付けされる。
また、アース金具10は、常温時に、ビス30の鍔部31(図1参照)と係合する(接触する)係合部13が形成されている。この係合部13がビス30と係合することにより、電子基板1が、ビス30によって金属筐体2に固定されるとともに、電子基板1のグランドライン1dが、金属製のビス30を通じて金属筐体2に短絡される。これにより、電子基板1のEMC対策が図られている。
また、アース金具10は、前記第1温度T1以上に加熱されることにより、その係合部13(第1変形部の一例)がビス30との係合が外れる形状に変化する形状記憶合金により構成されている(第1の形状記憶部材)。
具体的には、アース金具10は、図3(a)に示すように、板状の本体部11に、ビス30の軸部32を挿通させる孔14が形成され、その孔14の周囲にひさし状に形成されてビス30の鍔部31と係合する複数の係合部13を有している。そして、この係合部13は、加熱されて第1温度T1以上になると、図3(b)に示すように、金属筐体2側(ビス30と係合する側と反対側)に折れ曲がった形状に変化し、これにより、ビス30との係合が外れる状態となる。このとき、係合部13は、電子基板1に設けられたビス挿通孔1b(図2参照)に挿入するように変形する。このため、電子基板1のビス挿通孔1bは、変形する係合部13と干渉しないように空間を確保するため、ビス30の軸32よりも十分に大きく形成されている。
図4は、位置決めボス部材20の平面図及び側面図である。
この位置決めボス部材20も、形状記憶合金で構成されており、常温から所定の変形温度(以下、第2温度T2という)以上に加熱されることにより変形する。
図4(a)は、常温における変形前の位置決めボス部材20の形状を表し、図4(b)は、第2温度T2以上に加熱されて変形した後の位置決めボス部材20の形状(記憶された形状)を表す。
位置決めボス部材20は、金属筐体2と電子基板1との間に挟まれて配置され、その一端のベース部23が、金属筐体2に形成された孔に嵌合されて固定され、その他端のヘッド部22が、電子基板1のボス孔1a(図1、図2参照)と嵌合する。これにより、電子基板1が、金属筐体2に対して位置決めされる。
また、位置決めボス部材20は、形状記憶合金からなるコイル状変形部21を有し、このコイル状変形部21は、図4(b)に示すように、第1温度T1よりも低い第2温度T2以上に加熱されることによって伸びるように形状が変化する。これにより、位置決めボス部材20は、金属筐体2と電子基板1との間に挟まれた状態で、第1温度T1よりも低い第2温度T2以上に加熱されることにより、コイル状変形部21(第2変形部の一例)が、金属筐体2と電子基板1との間隔を広げる形状に変化する(第2の形状記憶部材の一例)。
なお、第1温度T1及び第2温度T2は、電子基板1(が設けられた製品)の動作を保証する環境温度の範囲よりも十分に高い温度である。
以上に示した部品取付機構Xにより金属筐体2に取り付けられた電子基板1は、それ全体を前記第1温度T1以上まで加熱するだけで、ビス30を1つ1つ取り外すことなく、容易に金属筐体2から取り外すことができる。以下、電子基板1の取り外し工程について説明する。
部品取付機構Xが採用された製品のリサイクル工程では、金属筐体2に取り付けられた電子基板1(図1(b)の状態)を、第1温度T1以上になるまで加熱し、その後、その加熱を停止する。例えば、電子基板1が金属筐体2に取り付けられたままの製品を、ベルトコンベヤに載置した状態で、第1温度T1以上に加熱された恒温槽内に搬入することによって加熱し、その後、その恒温槽の外へ同ベルトコンベヤによって搬出することにより、加熱を停止する。
これにより、電子基板1が、加熱された第1温度T1以上になると、アース金具10の係合部13が図3(b)に示すように変形する(折れ曲がる)とともに、位置決めボス部材20のコイル状変形部21が図4(b)に示すように変形して伸びる。これにより、図1(c)に示すように、アース金具10の係合部13とビス30の鍔部31との係合が外れるとともに、位置決めボス部材20のコイル状変形部21が伸びて電子基板1と金属筐体2との間隔が押し広げられる。
その後、電子基板1の温度が、加熱の停止によって第1温度T1と第2温度T2との間の温度まで下がると、電子基板1と金属筐体2との間隔が、位置決めボス部材20によって押し広げられた状態のままで、アース金具10の係止部13が、図3(a)に示す常温時の形状に戻る。
このように、電子基板1の温度が、第1温度T1以上の状態から下がる過程において、まず、アース金具10の係合部13とビス30の鍔部31とが係合し得ない位置関係の状態(図1(c)の状態)で、アース金具10の係止部13が常温時の形状に戻る。このため、さらに、電子基板1の温度が、第2温度T2を下まわっても、アース金具10の係合部13は、ビス30の鍔部31と再係合せず、電子基板1が、金属筐体2から取り外された状態、即ち、電子基板1が、ビス30の鍔部31(ヘッド部)の上に載置された状態となる。
なお、ビス30は、金属筐体2に固定された(取り付けられた)状態のまま残るが、ビス30も金属筐体2も金属であるので、例えば、それらを同種の金属とすること等により、分別上の問題は生じない。
以上に示したように、部品取付機構Xを採用することにより、製品廃棄の際に、その製品の筐体等(基材)に取り付けられた電子基板1全体を加熱するだけで、ビス30を取り外す等の手間な作業を伴うことなく、容易に基材から分別対象部品である電子基板1を取り外すことができる。
また、部品取付機構Xは、従来の電子基板1の取付機構に対し、アース金具10や位置決めボス部材20の材質や形状等が変更されているだけで、部品の追加は生じておらず、従来通りのシンプルな構成を有するとともに、取り付け方法(作業)の変更も要さない。
以上に示した部品取付機構Xは、金属筐体2に固定(螺着)されるビス30によって電子基板1を金属筐体2に固定するものであったが、他の固定部材によって電子基板1を金属筐体2に固定する構成も考えられる。例えば、アース金具10の係止部13と係合する鍔部と、電子基板1の孔10に挿入される軸部と、その軸部の先端に金属筐体2と係合する(引っ掛かる)よう形成された爪部とを有する固定部材により、電子基板1を、金属筐体2との間に挟まれた位置決めボス部材20に押圧するようにして固定する構成も考えられる。
また、前述した位置決めボス部材20は、コイル状変形部21が変形する例を示したが、この他、例えば、常温状態において折れ曲がった形状(例えば、くの字状)であり、第2温度T2以上に加熱されることによってその折れ曲がりの部分が伸びるように変形するような位置決めボス部材20も考えられる。
また、アース金具10や位置決めボス部材20は、必ずしもそれ全体が形状記憶合金で構成されている必要はなく、少なくとも、前述した係合部13やコイル状変形部21の部分が形状記憶合金で構成されて変形するものであればよい。
また、部品取付機構Xは、電子基板1以外の他の様々な部品の取付機構として適用することも可能である。
本発明は、電子基板等の部品を所定の基材に取り付けるための部品取付機構への利用が可能である。
本発明の実施形態に係る部品取付機構Xの平面図及び側断面図。 部品取付機構Xの取付対象である電子基板の一例を表す平面図。 部品取付機構Xを構成するアース金具の平面図及び側面図。 部品取付機構Xを構成する位置決めボス部材の平面図及び側面図。
符号の説明
X…部品取付機構
1…電子基板
1a…ボス孔
1b…ビス挿通孔
1c…半田付けランド
1d…グランドライン
2…金属筐体
2a…ビス座
10…アース金具
11…アース金具の本体部
12…アース金具の半田付け部
13…アース金具の係合部
14…アース金具の孔
20…位置決めボス部材
21…位置決めボス部材のコイル状変形部
22…位置決めボス部材のヘッド部
23…位置決めボス部材のベース部
30…ビス
31…ビスの鍔部
32…ビスの軸部

Claims (5)

  1. 所定の基材に対して所定の分別対象部品を取り付けるための部品取付機構であって、
    前記基材に固定される固定部材と、
    前記分別対象部品に設けられて前記固定部材と係合し、所定の第1温度以上に加熱されることにより、前記固定部材との係合が外れる形状に変化する形状記憶合金からなる第1変形部を有する第1の形状記憶部材と、
    前記基材と前記分別対象部品との間に挟まれて配置され、前記第1温度よりも低い第2温度以上に加熱されることにより、前記基材と前記分別対象部品との間隔を広げる形状に変化する形状記憶合金からなる第2変形部を有する第2の形状記憶部材と、
    を具備してなることを特徴とする部品取付機構。
  2. 前記固定部材が軸部と鍔部とが形成された部材であり、
    前記第1の形状記憶部材が、前記固定部材の軸部を挿通させる孔の周囲にひさし状に形成されて前記固定部材の鍔部と係合する複数の前記第1変形部を有してなる請求項1に記載の部品取付機構。
  3. 前記分別対象部品が電子基板であり、前記第1の形状記憶部材が前記電子基板に実装されるアース金具である請求項1又は2のいずれかに記載の部品取付機構。
  4. 前記第2変形部が、コイル状に形成されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の部品取付機構。
  5. 前記第2の形状記憶部材が、前記基材に対して前記分別対象部品を位置決めする位置決め部材である請求項1〜4のいずれかに記載の部品取付機構。
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