JPH07110020A - 結合子とその結合方法及び結合装置 - Google Patents

結合子とその結合方法及び結合装置

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JPH07110020A
JPH07110020A JP25680993A JP25680993A JPH07110020A JP H07110020 A JPH07110020 A JP H07110020A JP 25680993 A JP25680993 A JP 25680993A JP 25680993 A JP25680993 A JP 25680993A JP H07110020 A JPH07110020 A JP H07110020A
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貴彦 寺田
Hiroshi Onishi
宏 大西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形状記憶樹脂で形成され一方が閉じられ他の
一方には開放部を備えた中空筒状部11b を含む結合子11
を用い、形状復元温度以上に結合子を加熱することによ
って、結合と分離を容易にする。 【構成】 形状記憶樹脂を含む構成部材から成る一方が
閉じられた中空筒状部11bを有する結合子11を用
い、互いに結合すべき部品12と部品13の通じた結合
孔12a、13aに挿入し、少なくとも中空筒状部11
bが弾性状態になる温度に加熱したのち、中空筒状部1
3bの内側へ吹入貫通孔11cを介して気体を吹き込み
圧力を加えることによって膨張変形させ、部品どおしを
結合する。形状記憶樹脂の形状復元温度以上に結合子を
加熱することによって、結合子は弾性状態となるので膨
張変形が解消され、単数または複数の結合を一度に解く
ことができ、部品を容易に分離できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業製品の組立て等に
使用する結合子とその結合方法および結合装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】製品を構成する部品の結合には、一般に
鉄、ステンレス、真鍮などの金属、ポリカーボネイト樹
脂、ナイロン樹脂、PBT樹脂、ポリアセタール樹脂な
どのエンジニアリングプラスチック等からなるボルトや
ねじ、かしめ法等が多く使われており、ドライバーやレ
ンチなどの工具を使って締められていた。他の方法とし
ては、接着により部品間を結合する方法も一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】今日ではゴミ処理場の
不足から製品廃棄物のリサイクルを必要とするために、
少しでも効率よく、低コストで分解できる製品が求めら
れている。ところが、従来の結合方法によって造られて
いる製品を分解する場合、ドライバーやレンチ等を使っ
て、外側の手の届くものから順番に結合を外さなければ
ならず、どうしても分解時間が長くなり、分解に手間が
かかるという課題があった。
【0004】本発明は、前記従来技術の課題を解決する
ため、分解のしやすさを考慮した製品をつくり、分解容
易な結合を実現する結合子とその結合方法および結合装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の結合子は、形状記憶樹脂で形成された中空筒
状部を含む結合子であって、前記中空筒状部は一方が閉
じられ、他の一方には開放部を備えていることを特徴と
する。
【0006】前記構成においては、開放部が流体を吹き
込むための吹入貫通孔であり、前記吹入貫通孔の周辺に
は前記筒状部より大きい断面積を有する頭部が設けられ
ていることが好ましい。
【0007】また前記構成においては、中空筒状部の側
面の少なくとも一部が雄ねじを形成していることが好ま
しい。また前記構成においては、中空筒状部の少なくと
も一部を膨張変形させることによって前記筒形状部の側
面を雄ねじにしたことが好ましい。
【0008】次に本発明の結合方法は、形状記憶樹脂を
含む構成部材から成る一方が閉じられた中空筒形部を有
する結合子を、互いに結合すべき部品間を連通した結合
孔に挿入し、前記中空筒状部の内側へ気体または液体を
吹き入れる以前に、少なくとも前記中空筒状部が弾性状
態になる温度に加熱し、前記気体または液体の圧力によ
り前記筒状部を膨張変形させることによって前記部品間
を結合させるという構成を備えたものである。
【0009】前記構成においては、互いに結合すべき各
部品の結合孔において、結合子を挿入し始める孔と反対
側の結合孔の少なくとも一部が雌ねじとなっていること
が好ましい。
【0010】また前記構成においては、互いに結合すべ
き各部品の結合孔が、互いに巻き方向の異なる雌ねじと
なっていることが好ましい。次に本発明の第1番目の結
合装置は、形状記憶樹脂を含む構成部材から成る一方が
閉じられた中空筒状部を有する結合子を用い、外周に1
つ以上の噴出口を有する先端ノズルと、この先端ノズル
を前記中空筒状部の内側に挿入して前記結合子を仮固定
する支持手段と、この仮固定された結合子を加熱する加
熱手段と、この加熱された結合子の前記中空筒状部の内
側に前記噴出口を通して気体または液体を噴出させる噴
出手段を具備するという構成を備えたものである。
【0011】次に本発明の第2番目の結合装置は、形状
記憶樹脂を含む構成部材から成る一方が閉じられた中空
筒状部を有する結合子を用い、外周方向に可動する突起
物と送出口を設けた挿入部と、この挿入部を前記中空筒
状部の内側に挿入して前記結合子を仮固定する支持手段
と、この仮固定された結合子を加熱する加熱手段と、こ
の加熱された結合子の前記中空筒状部の内側で外周方向
に前記突起物を突出する突出手段と、前記送出口を通し
て気体または液体を結合子の内側に送り込む送出手段を
具備するという構成を備えたものである。
【0012】前記構成においては、突起物が形状記憶金
属からなることが好ましい。なお、ここで用いている形
状記憶樹脂とは、少なくとも形状復元温度を有する材料
であり、その温度以上では弾性状態を示し、その温度以
下では非弾性状態である材料である。この樹脂は、形状
復元温度以上では弾性状態であるために変形可能である
が、変形を加えたまま温度を下げて非弾性状態にする
と、その変形が保持される。その後再び形状復元温度以
上にすると弾性が復活し、先の変形が解消されて、変形
前の形状を回復する。すなわち成形時の形状を記憶でき
る樹脂である。
【0013】
【作用】前記本発明の構成によれば、形状記憶樹脂で形
成され一方が閉じられ他の一方には開放部を備えた中空
筒状部を含む結合子を用い、形状復元温度以上に結合子
を加熱することによって、結合と分離を容易にできる。
すなわち、上記の結合方法で結合した製品を分解する時
は、使用している形状記憶樹脂の形状復元温度以上に少
なくとも結合子の中空筒状部を加熱することによって、
前記中空筒状部が弾性状態となって膨張変形が解消(収
縮変形)され、部品を結合しているかしめが自動的に外
れる。つまり加熱するだけで単数または複数の結合を解
くことができ、部品を容易に分離できるようになる。
【0014】また部品の結合場所が明確でなくとも、そ
の周囲あるいは製品全体を加熱することで部品を結合か
ら解除することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。 (実施例1)図1に、本発明における結合子の第1の実
施例を斜視図で示す。結合子11は、頭部11aと一方
が封止部11dによって閉じられている中空筒状部11
bからなり、11cは中空筒状部11bの開口につなが
る吹入貫通孔であり、少なくとも中空筒状部11bは形
状記憶樹脂を含む構成部材から成る。
【0016】形状記憶樹脂には、例えば、スチレン−ブ
タジエン共重合体「アスマー」(旭化成工業(株)、形
状復元温度:60〜90℃)やウレタンエラストマ−
「ダイアリィ」(三菱重工(株)、形状復元温度:ー3
0〜60℃)やポリノルボルネン「ノーソレックス」
(ゼオン化成(株)、形状復元温度:35℃)あるいは
トランスポリイソプレン「SMP」((株)クラレ、形
状復元温度:67℃)を用いることができる。
【0017】これら形状記憶樹脂は、樹脂の流動を防ぐ
固定相(あるいは凍結相)と温度変化に伴い硬化と軟化
が可逆的に起こる可逆相の二相構造から成っている。こ
の可逆相が軟化する温度が形状復元温度であり、この温
度以上では固定相が架橋点となって樹脂は弾性状態にあ
る。例えばスチレン−ブタジエン共重合体の場合には、
ポリスチレン相が固定相で、ポリブタジエン相が硬化軟
化を繰り返す可逆相になる。ポリブタジエンが溶融する
温度60℃が形状復元温度となり、この温度以上ではポ
リスチレンが架橋点のように振舞い、樹脂はゴム弾性を
示す。
【0018】構成部材は形状記憶樹脂以外に、例えば補
強を目的として炭酸カルシウム、タルク、シリカなどの
無機粉末を、色付けするために一般の顔料または染料
を、更にこれらの混合を均一にする分散剤などを混入し
て構成することもできる。
【0019】(実施例2)図2に、図1で示した結合子
11を用いた結合方法の第1の実施例を示す。本実施例
では、ウレタンエラストマ−「ダイアリィ」(三菱重工
(株)、形状復元温度:55℃)のみで構成される結合
子11を使って、結合貫通孔12aを有する部品12
と、結合貫通孔13aを有する部品13とを結合する例
である(図2(a))。
【0020】このウレタンエラストマーは、結晶部分と
アモルファス部分から構成されており、結晶部分が形状
を固定する固定相となり、アモルファス部分がゴム弾性
を示し固化と軟化を繰り返す可逆相となる。このウレタ
ンエラストマーは、固定相である結晶の融点温度(20
0℃)以上では、固定相、可逆相ともに溶融状態にな
る。従って、このエラストマーを200℃に加熱、流動
状態にして結合子を成形し、室温まで冷却して部分結晶
化させ、その形状を記憶するように結合子11を形成し
ている。
【0021】互いに結合することによって製品を構成す
る部品12と部品13の結合貫通孔12aと13aを通
じた後、結合子11の中空筒状部11bを少なくともア
モルファス部分が軟化する温度である形状復元温度すな
わちガラス転移温度Tg(55℃)以上に加熱し、例えば
ドライヤー14の熱風で加熱して弾性状態にし、中空筒
状部11bを結合貫通孔12a、13aに挿入する(図
2(b))。
【0022】次に結合子11の吹入貫通孔11cから中
空筒状部11bの内側へ気体を吹き入れ圧力を加える。
すると弾性状態にある中空筒状部11bは膨張変形を始
める(図2(c))。また変形と同時に気体の冷却効果
により弾性状態から非弾性状態へと硬化が始まり、中空
筒状部11bのうち結合貫通孔を突き抜けた部分の径が
結合貫通孔13aの孔径以上に変形したところで完全硬
化して変形が保持され、2つの部品が結合された(図2
(d))。
【0023】例えば、頭部11aは直径18mm高さ3
mmの円柱に直径5mmの吹入貫通孔11cを有し、そ
れに続く中空筒状部11bは直径5.4mm高さ17m
mの筒状で内側は直径5mm深さ19mmの空洞である
結合子11を試作した。図2の手順に従ってまず80℃
に加熱し、互いに結合することによって製品を構成する
部品の直径5.5mmの結合貫通孔12aと13aに挿
入した後で、4kg/cm2 のN2 ガスを吹き入れて圧
力を加えると、最大径が約10mmになるまで変形し、
部品をかしめる(固定する)ことができた。
【0024】一方、この結合された2つの部品を結合状
態から分解するには、結合子11の少なくとも中空筒状
部11bを、結合子を形成するウレタンエラストマーの
アモルファス部分のみが軟化する温度領域である形状復
元温度領域TR (200℃>TR ≧55℃)まで加熱す
る(図2(e))。例えば80℃程度のドライヤー14
の熱風に当てたり、湯に漬ける。この加熱によって中空
筒状部11bは弾性状になり、原形である変形前の形状
に復元するため、互いに結合している部品12と部品1
3のかしめは外れ、容易に分離される(図2(f))。
その後、結合子11を常温に冷却硬化すると、再び結合
子11として再使用できる。
【0025】以上のように本実施例によれば、部品結合
に形状記憶樹脂から成る結合子を用いることによって加
熱と気体吹入による変形により部品を結合することがで
き、また結合後は加熱により容易に分離できる。
【0026】なお本実施例では、図1に示すように断面
が円形である結合子を用いたが、結合穴の形状に合わせ
て、断面が4角や6角などの多角形である結合子を用い
ることもできる。
【0027】また本実施例では、結合変形のための加熱
にドライヤーなどの熱風を用いたが、予め80℃程度の
湯浴中や恒温槽中で加熱しておいた結合子11を使用す
ることもできる。
【0028】また加熱後の膨張変形のためにN2 ガスを
吹き込んだが、エアガンを用いて空気を、ポンプを用い
て水などの液体を注入しても良い。なお液体の場合は冷
却効果が大きいので若干暖めることが望ましい。
【0029】(実施例3)本発明による結合装置の第1
の実施例の構成図を図3に示す。結合装置24は、噴出
口24bを有する先端ノズル24aと、それに続くヒー
ター線を巻いた加熱体24cからなる。また加熱体24
cは内部が空洞であり、コンプレッサーまたはボンベあ
るいはポンプなどから送られてくる気体または液体を先
端ノズルの噴出口24bへと導くと共に、熱伝導によっ
て先端ノズル24bを加熱することができる。この気体
の噴出とヒーターの加熱の切入はそれぞれ24dと24
eのスイッチで行う。この結合装置24は、結合子を先
端ノズル24aに仮固定の後、先端ノズル24a上で加
熱し、先端ノズル24aに設けられた噴出口24bから
結合子の中空筒状部内側に気体を送り込むことができ
る。
【0030】なお本実施例では、図3に示すように結合
装置24の噴出口24bは先端ノズル24aにスリット
状に形成されているが、先端ノズルから外周に向かって
気体または液体を噴出できれば良く、例えば先端ノズル
外周上に円形の穴が形成されていたり、あるいはノズル
自体がバネ状に形成されたものでも良い。
【0031】(実施例4)図4に本発明における結合子
の結合方法の第2の実施例を示す。結合子21は、図1
に示した構成と同じであり、吹入貫通孔21cを有する
頭部21aと、これに続く一方を閉じた中空筒状部21
bから成り、吹入貫通孔21cは中空筒状部21bの開
口につながっている。結合子21は形状記憶樹脂を含む
部材から構成されていれば良いが、本実施例では結合子
全体をトランスポリイソプレン(クラレ社、形状復元温
度:67℃)を使って成形した例を示す。トランスポリ
イソプレン形状記憶樹脂は、40%の結晶部分と、それ
を取り囲むアモルファス部分からなるゴムである。一般
のゴムと同じく加硫により化学的な架橋点を設け、結合
子を図4(a)の状態を原形として成形している。
【0032】また結合貫通孔22aを有する部品22
は、貫通していない結合孔23aを有する部品23と結
合することによって製品を構成する部品であり、結合貫
通孔22aと結合孔23aは、共に雌ねじとなってい
る。本実施例では、結合子21と結合装置24を用いて
部品22と部品23を結合する例を示す。
【0033】以下に結合・分解手順を詳細に述べる。ま
ず部品22と部品23とを結合貫通孔22aと結合孔2
3aが通ずるように組み合わせた後、結合子21をその
孔に挿入する(図4(b))。結合子21の吹入貫通孔
孔21cから中空筒状部21bの内側へ、予めヒータス
イッチを入れておいた結合装置の先端ノズル24aを挿
入して結合子21を仮固定したのち、結合子を構成する
樹脂の可逆相であるトランスポリイソプレン結晶の融点
(67℃)以上にまで加熱すると、樹脂全体が弾性を示
して変形可能になる(図4(c))。
【0034】次に加熱された後で結合装置24の噴出口
24bより気体を噴出すると、結合子の中空筒状部21
b側面に内側から圧力がかかり膨張変形し(図4
(d))、結合子の中空筒状部21bは、結合貫通孔2
2aと結合孔23aの雌ねじと密着して雄ねじ形状に変
形する。
【0035】この時、結合装置24を結合子21より抜
き取ると共に冷却(例えばドライヤーやクーリングガン
等を使用)すると、上記樹脂において再び結晶部分が出
現し始め、冷却と共にアモルファスとして残った部分
が、成形時の形状に戻ろうとするが、この新しくできた
結晶部分が固定点としてくさびのように働いて抵抗する
ので、変形が保持されて雄ねじと雌ねじでかしめ合い、
部品22と部品23は結合されたままの状態となる(図
4(e))。
【0036】一方、部品22と部品23の結合を分解す
るときは、結合子21を構成する樹脂の可逆相である結
晶相が軟化し、樹脂全体が弾性を示す温度である形状復
元温度以上(結晶の融点67℃以上)に少なくとも中空
筒状部21bを加熱する。例えば加熱コテ25を吹入貫
通孔21cより結合子21に挿入して約80℃に加熱す
る。するとゴム弾性によって変形が解消されて、成形時
の形状に復元する。すなわち部品22と部品23のかし
めが外れ容易に分離される(図4(f))。
【0037】以上のように本実施例によれば、前述の実
施例と同様に形状記憶樹脂から成る結合子21を用いて
分解容易な結合ができる。更に結合子21を先端ノズル
24aに仮固定の後、先端ノズル上で加熱し先端ノズル
に設けられた噴出口24bから結合子の中空筒状部の内
側に気体を吹き入れる結合装置24を用いることによっ
て、変形直前に加熱できるため図2で示した実施例より
加熱効率が良く、また結合孔を雌ねじにすることによっ
て結合孔が貫通していない部品の結合にも適用できる。
【0038】なお本実施例では部品結合孔22a、23
aに結合子21を挿入してから加熱しているが、結合装
置24の先端ノズル24aに結合子21を設置し、加熱
しながら結合孔22a、23aに挿入し、気体あるいは
液体を噴出して変形、結合させることももちろんでき
る。
【0039】また本実施例では、部品22の結合貫通孔
22aと部品23の結合孔23aが共に雌ねじであった
が、部品23の結合孔23aだけ雌ねじであっても良
い。また本実施例で用いた結合子21の中空筒状部21
bは、変形前は中空筒状であるが、中空筒状部側面が最
初から雄ねじであっても良い。
【0040】また本実施例では、形状復元させるのに加
熱コテを用いて加熱したが、80℃の湯に漬けたり、あ
るいはヒーティングガンやドライヤーなどによって熱風
を当て加熱することもできる。
【0041】更に本実施例では、膨張変形後の冷却時に
結合装置24を抜いてドライヤーまたはクーリングガン
の冷風を用いたが、結合装置24を挿入したままヒータ
を切り気体または液体を送り続けることによって冷却し
て変形を固定することもできる。
【0042】(実施例5)図5に本発明によるねじの第
1の実施例を斜視図を示す。26はねじ本体、26aは
ねじ26の頭部、26bは側面に雄ねじ形状を有する中
空筒状部である。このねじは、図4に示した実施例手順
によって図4(d)の時点で、中空筒状部側面に雄ねじ
形状を有する結合子を、形状復元させずに取り出すこと
によって得ることができる。このねじ26は、通常のね
じと同じように締結することができ、しかも形状復元温
度以上に加熱するだけで分解することのできる分解容易
なねじである。
【0043】また従来のねじと同様に、頭部26aには
十字穴、六角穴、あるいは四角穴などのくぼみを設ける
ことで締結が容易となる。このくぼみは、ねじ26の元
になる結合子21を成形する際に予め設けておいても良
いし、あるいは結合装置24の先端ノズル24aにおい
て結合子21に挿入した時に頭部21aと接触する部分
をこれらくぼみの型とすることによって、図4に示した
実施例手順の図4(c)の結合装置24を挿入する段階
で、中空筒状部21bの変形と共に頭部21aに付与し
ても良い。なお本実施例では、ねじ26が円柱形状であ
る例を示したが、円錐形状のねじであってももちろん良
い。
【0044】(実施例6)図6は本発明における結合子
の第2の実施例である。31は形状記憶樹脂を含む構成
部材からなり、一方が閉じられた中空筒状の結合子であ
る。31aは開口を示す。本実施例では形状記憶樹脂ウ
レタンエラストマ−「ダイアリィ」(三菱重工(株)、
形状復元温度:55℃)を使用した例で説明する。
【0045】(実施例7)図7に本発明による結合装置
の第2の実施例の構成図を示す。34は結合装置本体で
あり、可動突起物34bと送出孔34cを側面に有し、
かつ内部が空洞である挿入部34aと、これに続くハン
ドル部34dとからなる。コンプレッサー、ボンベある
いはポンプなどからの気体または液体がチューブ34f
を通り、送出孔34cへぬけるようになっており、その
入切はスイッチ34eで行う。挿入部34aにはヒータ
線34gが巻いてあり、スイッチ34hによって電源を
入切することができる。
【0046】また突起物34bは形状記憶金属から成
り、常温では図7(a)のように挿入部側面に折り畳ま
れた状態にあるが、図7(b)に示す外周方向に突出し
た状態を記憶しており、この金属の形状復元温度以上に
加熱すると図7(b)の突出した状態になる。結合装置
34は、結合子に挿入した状態で外周方向に突起物を突
出することによって結合子の中空筒状部を拡げることが
できる結合装置の1実施例である。
【0047】形状記憶金属には、例えばNi- Ti系合
金(古川電気工業(株)、関東特殊綱(株)大同特殊綱
(株)等)やCu系合金(三菱金属(株)、住友特殊金
属(株)等)などがある。これら形状記憶金属は、低温
で力を加え塑性変形しても、形状復元温度(マルテンサ
イト変態点)以上にすると、変形前の形を憶えていてそ
の形に戻る性質を有する。またマルテンサイト変態点は
合金の組成によって変わり、Ni−Ti系ではTi−5
0Ni(at%)が60℃、Cu系ではAu−29Cu
−45Zn(at%)が57℃に有する。本実施例では
60℃に復元温度を有するNi−Ti系合金を用いた例
を示す。
【0048】(実施例8)図8に本発明における結合子
の結合方法の第3の実施例を示す。本実施例では、結合
子31と結合装置34を用いて部品32と部品33を結
合する例を示す。部品32は2つの結合貫通孔32aに
おいて、部品33の2つの結合孔33aと結合すること
によって製品を構成する。また結合貫通孔32aと33
aは互いに巻き方向の異なる雌ねじとなっている(図8
(a))。
【0049】部品32と部品33とを結合孔32a、3
3aを合わせることによって組み合わせた後、結合子3
1を結合孔32a、33aに挿入する(図8(b))。
次に結合子31の開口31aから結合装置34の挿入部
34aを挿入し、ヒータ電源34hを入れ、突起物34
bが形状を復元する60℃以上に加熱する。この時、結
合子31も55℃以上に加熱されるため弾性状態になる
(図8(c))。
【0050】形状記憶金属は、形状記憶樹脂より形状回
復力が大きいため突起物34bは突出し、図8(d)の
ように結合子の側面は変形を余儀なくされ膨張し、結合
貫通孔32aと結合孔33aに密着してねじ状に変形す
る。また変形後に結合装置34の送出孔34cから気体
を送り込むと、冷却効果によって結合子31は硬化して
変形が保持される。この結合子31の変形の固定によっ
て、2つの部品がかしめられる。また結合孔の雌ねじの
巻き方向が異なるため結合子を回転させ抜くこともでき
ない(図8(e))。
【0051】一方、結合子31を構成する樹脂の形状復
元温度以上(55℃以上)に加熱する(例えば製品ごと
80℃の湯に漬ける)と、ゴム弾性が復活するため変形
が解消して成形時の形状を復元するので、部品の結合は
2つとも外れ、容易に部品を分離できる(図8
(f))。
【0052】以上のように本実施例では、頭部のない結
合子31を用い、しかも互いに結合する部品の結合孔に
巻き方向の異なる雌ねじを設けることによって、省スペ
ースかつ回転によっても抜けない結合を得ることができ
る。さらに本実験例のような同一樹脂結合子による複数
の結合は、製品ごと加熱するだけで同時に結合を分解す
ることができて結合を1つ1つ外す手間が要らない。
【0053】なお本実施例では、形状復元させるのに8
0℃の湯を用いて加熱したが、例えば製品全体を加熱乾
燥機の中で80℃程度に加熱しても良い。また本実施例
で示した結合装置34の突起物34bは挿入部34aの
外周方向への突出ができれば良く、図7に示した突起物
34bを有する結合装置34以外にも、例えば図9に示
すような渦巻状に突起物35bを配した挿入部35aを
有する結合装置35や、図10に示すような挿入部36
aの先が突起物36bであるような結合装置36を用い
ることもできる。突起物35bと突起物36bはともに
形状記憶金属からなり、それぞれ図9と図10において
常温では(a)の状態にあるが、形状復元温度以上では
(b)の状態に変形する。
【0054】なおこれら結合装置の突出手段は、全て形
状記憶金属からなる突起物の形状復元を利用している
が、針金や樹脂などで構成される突起物を、挿入部に設
けられた孔から機械的に突出させることもできる。
【0055】(実施例9)図11に本発明による結合子
の第3の実施例を斜視図を示す。前述の実施例では、す
べて形状記憶樹脂からなる結合子を用いたが、図11に
示すように、中空筒状部だけが形状記憶樹脂から構成さ
れたプラスチック結合子41を用いても、同様の手順で
結合して分解させることができる。このプラスチック結
合子41は、ポリエチレンなどのプラスチック材料41
a内に形状記憶樹脂からなり円柱形状を有する部材41
bを埋没し、円柱形状部を表面に突出させ、プラスチッ
ク材料41aから円柱形状部に通ずる吹入孔41cを設
けることによって形成される。汎用樹脂よりも幾分高価
な形状記憶樹脂部材使用量を減らすことによって、結合
子の製造コストを削減することができる。
【0056】なお以上の実施例で示した結合子や部品の
結合孔、結合貫通孔は、もちろん例で示した値に限定さ
れるものではない。なお各実施例のみならず、例えば図
2の結合方法において、図8で用いた結合装置34を使
用することなど各部を組み合わせることももちろんでき
る。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明は、部品の結合に形
状記憶樹脂を含む構成部材から成り、一方が閉じられた
中空筒状を有することを特徴とする結合子を、互いに結
合すべき部品と部品の間を通じた結合孔において、少な
くとも中空筒状部が弾性状態になる温度に加熱した後で
中空筒状部の内側に圧力を加えて膨張変形させて結合せ
しめることを特徴とし、少なくとも結合子の中空筒状部
を再び形状復元温度以上にすると、結合子は形状を復元
し、部品結合は解かれ簡単に分解することができ、しか
も同じ樹脂からなる結合子は同時に形状を復元するの
で、結合を一つ一つはずす手間は要らず、製品のリサイ
クルのための分解性を向上させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による結合子の第1の実施例を示す結合
子の斜視図。
【図2】本発明による結合方法の第1の実施例を示す手
順図。
【図3】本発明による結合装置の第1の実施例を示す構
成図。
【図4】本発明による結合方法の第2の実施例を示す手
順図。
【図5】本発明によるねじの第1の実施例を示す斜視
図。
【図6】本発明による結合子の第2の実施例を示す斜視
図。
【図7】本発明による結合装置の第2の実施例を示す構
成図。
【図8】本発明による結合方法の第3の実施例を示す手
順図。
【図9】本発明による結合装置の第3の実施例を示す構
成図。
【図10】本発明による結合装置の第4の実施例を示す
構成図。
【図11】本発明による結合子の第3の実施例を示す斜
視図。
【符号の説明】
11 結合子 11a 頭部 11b 中空筒状部 11c 吹入貫通孔 11d 封止部 12 部品 12a 結合貫通孔 13 部品 13a 結合貫通孔 14 ドライヤー 21 結合子 21a 頭部 21b 中空筒状部 21c 吹入貫通孔 22 部品 22a 結合貫通孔 23 部品 23a 結合孔 24 結合装置 24a 先端ノズル 24b 噴出口 24c 加熱体 24d スイッチ 24e スイッチ 25 加熱コテ 26 結合子 26a 頭部 26b 中空筒状部 31 結合子 31a 開口 32 部品 32a 結合貫通孔 33 部品 33a 結合貫通孔 34 結合装置 34a 挿入部 34b 突起物 34c 送出孔 34d ハンドル部 34e スイッチ 34f チューブ 34g ヒータ線 34h スイッチ 35 結合装置 35a 挿入部 35b 突起物 36 結合装置 36a 挿入部 36b 突起物 41 プラスチック結合子 41a プラスチック材料 41b 部材 41c 吹入孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状記憶樹脂で形成された中空筒状部を
    含む結合子であって、前記中空筒状部は一方が閉じら
    れ、他の一方には開放部を備えていることを特徴とする
    結合子。
  2. 【請求項2】 開放部が流体を吹き込むための吹入貫通
    孔であり、前記吹入貫通孔の周辺には前記筒状部より大
    きい断面積を有する頭部が設けられている請求項1に記
    載の結合子。
  3. 【請求項3】 中空筒状部の側面の少なくとも一部が雄
    ねじを形成している請求項1または2に記載の結合子。
  4. 【請求項4】 中空筒状部の少なくとも一部を膨張変形
    させることによって前記筒形状部の側面を雄ねじにした
    請求項1,2または3に記載の結合子。
  5. 【請求項5】 形状記憶樹脂を含む構成部材から成る一
    方が閉じられた中空筒形部を有する結合子を、互いに結
    合すべき部品間を連通した結合孔に挿入し、前記中空筒
    状部の内側へ気体または液体を吹き入れる以前に、少な
    くとも前記中空筒状部が弾性状態になる温度に加熱し、
    前記気体または液体の圧力により前記筒状部を膨張変形
    させることによって前記部品間を結合させる結合方法。
  6. 【請求項6】 互いに結合すべき各部品の結合孔におい
    て、結合子を挿入し始める孔と反対側の結合孔の少なく
    とも一部が雌ねじとなっている請求項5に記載の結合方
    法。
  7. 【請求項7】 互いに結合すべき各部品の結合孔が、互
    いに巻き方向の異なる雌ねじとなっている請求項5記載
    の結合方法。
  8. 【請求項8】 形状記憶樹脂を含む構成部材から成る一
    方が閉じられた中空筒状部を有する結合子を用い、外周
    に1つ以上の噴出口を有する先端ノズルと、この先端ノ
    ズルを前記中空筒状部の内側に挿入して前記結合子を仮
    固定する支持手段と、この仮固定された結合子を加熱す
    る加熱手段と、この加熱された結合子の前記中空筒状部
    の内側に前記噴出口を通して気体または液体を噴出させ
    る噴出手段を具備する結合装置。
  9. 【請求項9】 形状記憶樹脂を含む構成部材から成る一
    方が閉じられた中空筒状部を有する結合子を用い、外周
    方向に可動する突起物と送出口を設けた挿入部と、この
    挿入部を前記中空筒状部の内側に挿入して前記結合子を
    仮固定する支持手段と、この仮固定された結合子を加熱
    する加熱手段と、この加熱された結合子の前記中空筒状
    部の内側で外周方向に前記突起物を突出する突出手段
    と、前記送出口を通して気体または液体を結合子の内側
    に送り込む送出手段を具備する結合装置。
  10. 【請求項10】 突起物が形状記憶金属からなる請求項
    9記載の結合装置。
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