JPH0799395A - インサート - Google Patents
インサートInfo
- Publication number
- JPH0799395A JPH0799395A JP5242391A JP24239193A JPH0799395A JP H0799395 A JPH0799395 A JP H0799395A JP 5242391 A JP5242391 A JP 5242391A JP 24239193 A JP24239193 A JP 24239193A JP H0799395 A JPH0799395 A JP H0799395A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insert
- boss
- component
- case
- memory alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】プラスチックのリサイクルを推進するために、
電子機器のプラスチックケースに部品を取り付けるため
使用しているインサートの材料を、形状記憶合金とする
ことにより、電子機器の解体時、インサートを冷却／加
熱することにより、取外し易い元の形状に戻し、解体／
分別を容易にすることができ、リサイクルのため電子機
器の解体／プラスチック破砕の作業性を向上させる。 【構成】プラスチックケースのボスに取り付けるねじ座
を、形状記憶合金を材料としたインサートとし、電子機
器の解体時、インサートを冷却／加熱することにより、
あらかじめ記憶させておいた取外し易い元の形状に戻
す。 【効果】プラスチックをリサイクルする際、電子機器の
解体／プラスチック破砕の作業性を向上させ、プラスチ
ックの解体／分別時間を大幅に短縮することができ、リ
サイクルを促進することができる。
電子機器のプラスチックケースに部品を取り付けるため
使用しているインサートの材料を、形状記憶合金とする
ことにより、電子機器の解体時、インサートを冷却／加
熱することにより、取外し易い元の形状に戻し、解体／
分別を容易にすることができ、リサイクルのため電子機
器の解体／プラスチック破砕の作業性を向上させる。 【構成】プラスチックケースのボスに取り付けるねじ座
を、形状記憶合金を材料としたインサートとし、電子機
器の解体時、インサートを冷却／加熱することにより、
あらかじめ記憶させておいた取外し易い元の形状に戻
す。 【効果】プラスチックをリサイクルする際、電子機器の
解体／プラスチック破砕の作業性を向上させ、プラスチ
ックの解体／分別時間を大幅に短縮することができ、リ
サイクルを促進することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器を収容するプ
ラスチックケースにおいて、電子部品を取り付けるた
め、プラスチックケース内に成形されたボスに係合する
インサートに関する。
ラスチックケースにおいて、電子部品を取り付けるた
め、プラスチックケース内に成形されたボスに係合する
インサートに関する。
【０００２】
【従来の技術】モールド成形されたプラスチックケース
内のボスに、電子部品を取り付けるために設けるねじ座
として、これまでは例えばモールド成形時にあらかじめ
成形型内に入れ、プラスチックの成形と同時にねじ座が
形成される金属インサートや、成形後超音波でボスに圧
入する金属インサートなどがある。また、モールド成形
後にプラスチックケースのボスに、ばね性を利用し冠状
にかぶせるオンサートのタイプもある。しかし、いずれ
のタイプもプラスチックケースのボスに金属を固定して
しまうものであり、プラスチックケースから分離／除去
が困難なタイプであった。
内のボスに、電子部品を取り付けるために設けるねじ座
として、これまでは例えばモールド成形時にあらかじめ
成形型内に入れ、プラスチックの成形と同時にねじ座が
形成される金属インサートや、成形後超音波でボスに圧
入する金属インサートなどがある。また、モールド成形
後にプラスチックケースのボスに、ばね性を利用し冠状
にかぶせるオンサートのタイプもある。しかし、いずれ
のタイプもプラスチックケースのボスに金属を固定して
しまうものであり、プラスチックケースから分離／除去
が困難なタイプであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】プラスチックのリサイ
クルを行う場合、リサイクルのための解体しやすい製品
の設計とする必要がある。電子機器のプラスチックケー
スには、金属インサートを使用しない設計が望ましい
が、機能上金属インサートを使用しなければならない場
合が多い。しかし、電子機器がその使命を終え解体さ
れ、プラスチックのリサイクルを行う場合、解体／分別
の際金属インサートの分離／除去に多大な工数を必要と
し、リサイクルの著しい障害となる。この障害を克服す
るためには、解体／分別しやすい構造、すなわち容易な
インサートの分離／除去方法がリサイクルを行うための
重要な要件である。
クルを行う場合、リサイクルのための解体しやすい製品
の設計とする必要がある。電子機器のプラスチックケー
スには、金属インサートを使用しない設計が望ましい
が、機能上金属インサートを使用しなければならない場
合が多い。しかし、電子機器がその使命を終え解体さ
れ、プラスチックのリサイクルを行う場合、解体／分別
の際金属インサートの分離／除去に多大な工数を必要と
し、リサイクルの著しい障害となる。この障害を克服す
るためには、解体／分別しやすい構造、すなわち容易な
インサートの分離／除去方法がリサイクルを行うための
重要な要件である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような場
合に鑑みなされたもので、プラスチックケースに電子部
品を取付けるねじ座として、形状記憶合金で作られたイ
ンサートを提供することにある。
合に鑑みなされたもので、プラスチックケースに電子部
品を取付けるねじ座として、形状記憶合金で作られたイ
ンサートを提供することにある。
【０００５】
【作用】プラスチックケースの円錐状のボスに、形状記
憶合金で作られた筒状のインサートを常温にて圧入し、
解体／分別の際インサートを冷却または加熱することに
より、あらかじめボスの内周面より外れるように記憶さ
せておいた寸法と形状に戻すことで、ボスへの喰い付き
を弱め、ボスから取り外しが容易になる。
憶合金で作られた筒状のインサートを常温にて圧入し、
解体／分別の際インサートを冷却または加熱することに
より、あらかじめボスの内周面より外れるように記憶さ
せておいた寸法と形状に戻すことで、ボスへの喰い付き
を弱め、ボスから取り外しが容易になる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により詳細に
説明する。
説明する。
【０００７】図１は、本発明による形状記憶合金を材料
とした、インサートの実施例断面図である。電子機器の
プラスチックケース１に、電子部品２を取付けられるよ
う一般的には円錐状のボス３が形成される。ボス３に
は、電子部品２を固定できるようねじ穴５が形成された
筒状のインサート４を圧入する。電子部品２は、ねじ６
によってインサート４に固定され、プラスチックケース
１内に収容される。
とした、インサートの実施例断面図である。電子機器の
プラスチックケース１に、電子部品２を取付けられるよ
う一般的には円錐状のボス３が形成される。ボス３に
は、電子部品２を固定できるようねじ穴５が形成された
筒状のインサート４を圧入する。電子部品２は、ねじ６
によってインサート４に固定され、プラスチックケース
１内に収容される。
【０００８】図２は、本発明による形状記憶合金を材料
としたインサートの詳細図である。筒状のインサート４
には、外側に向かって爪７が突きでており、インサート
４をボス３に圧入することによりボス３内周面に爪７が
喰い付き、インサート４をボス３に固定する。爪７の寸
法／形状は、あらかじめボス３内周面への喰い付きが弱
まり、取り外しやすくなるような形状を記憶させてお
く。爪７は、常温では円錐状のボス３内周面へ喰い付く
ような角度をもった形状となっている。
としたインサートの詳細図である。筒状のインサート４
には、外側に向かって爪７が突きでており、インサート
４をボス３に圧入することによりボス３内周面に爪７が
喰い付き、インサート４をボス３に固定する。爪７の寸
法／形状は、あらかじめボス３内周面への喰い付きが弱
まり、取り外しやすくなるような形状を記憶させてお
く。爪７は、常温では円錐状のボス３内周面へ喰い付く
ような角度をもった形状となっている。
【０００９】図３は、プラスチックケースをリサイクル
するために、電子機器を解体する際、ボス３内面に取り
付けられているインサート４を取り外すために、冷却ま
た加熱した時、記憶させていた元の形状にもどったイン
サート４を示したものである。すなわち、インサート４
を冷却または加熱することにより、爪７の外面への張出
しが小さくなり、ボス３内周面への喰い込みが小さくな
る。
するために、電子機器を解体する際、ボス３内面に取り
付けられているインサート４を取り外すために、冷却ま
た加熱した時、記憶させていた元の形状にもどったイン
サート４を示したものである。すなわち、インサート４
を冷却または加熱することにより、爪７の外面への張出
しが小さくなり、ボス３内周面への喰い込みが小さくな
る。
【００１０】冷却して元の形状に戻すか、加熱して元の
形状に戻すかは、その電子機器の流通や使用される環境
によって決めれば良い。
形状に戻すかは、その電子機器の流通や使用される環境
によって決めれば良い。
【００１１】
【発明の効果】形状記憶合金で作られたインサートの寸
法／形状は、あらかじめボス内面寸法より小さめに記憶
させているので、電子機器の解体の際プラスチックケー
スに取り付けられているインサートを、冷却または加熱
することにより、元の形状／寸法に戻り、ボスへの喰い
付きが弱まりボスから容易に取り外すことができ、プラ
スチックの解体／分別時間を大幅に短縮することがで
き、リサイクルを促進することができる。
法／形状は、あらかじめボス内面寸法より小さめに記憶
させているので、電子機器の解体の際プラスチックケー
スに取り付けられているインサートを、冷却または加熱
することにより、元の形状／寸法に戻り、ボスへの喰い
付きが弱まりボスから容易に取り外すことができ、プラ
スチックの解体／分別時間を大幅に短縮することがで
き、リサイクルを促進することができる。
【図１】本発明によるインサートの一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図２】本発明によるインサートの一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図３】本発明によるインサートの作用を示す断面図で
ある。
ある。
１…プラスチックケース、 ２…電子部品、 ３…ボス、 ４…インサート、 ５…ねじ穴、 ６…ねじ、 ７…爪。
Claims (1)
- 【請求項１】モールドにより成形されたボスに形状記憶
合金を材料としたインサートをねじ座とし、そのねじ座
に電子部品を取り付け、リサイクルのため電子機器の解
体／プラスチック破砕の作業性を向上させることを特徴
とするインサート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5242391A JPH0799395A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | インサート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5242391A JPH0799395A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | インサート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0799395A true JPH0799395A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=17088460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5242391A Pending JPH0799395A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | インサート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0799395A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0941410A1 (en) * | 1996-12-09 | 1999-09-15 | Brunel University | Method for disassembling different elements |
| JP2000330481A (ja) * | 1999-05-20 | 2000-11-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 表示装置 |
| JP2004015929A (ja) * | 2002-06-07 | 2004-01-15 | Ricoh Co Ltd | ハーネスガイド及びそれを備えた画像形成装置 |
| WO2004010011A1 (en) * | 2002-07-22 | 2004-01-29 | Telezygology Inc | Fastener for assembly and disassembly |
| JP2004255829A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Ricoh Co Ltd | ハーネスガイドおよび画像形成装置 |
| KR100592245B1 (ko) * | 2003-10-10 | 2006-06-23 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 장치 |
| JP2006183827A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Sharp Corp | 締結構造およびネジユニット並びに物品の組立て方法 |
| JP2007278395A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Sharp Corp | 部品取付機構 |
| US8505891B2 (en) | 2007-06-04 | 2013-08-13 | Robert Bosch Gmbh | Method and device for fastening a planar substrate, having an electric circuit or the like, in a mounting position |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP5242391A patent/JPH0799395A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0941410A1 (en) * | 1996-12-09 | 1999-09-15 | Brunel University | Method for disassembling different elements |
| JP2000330481A (ja) * | 1999-05-20 | 2000-11-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 表示装置 |
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| JP2004255829A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Ricoh Co Ltd | ハーネスガイドおよび画像形成装置 |
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| JP2006183827A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Sharp Corp | 締結構造およびネジユニット並びに物品の組立て方法 |
| JP2007278395A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Sharp Corp | 部品取付機構 |
| JP4494362B2 (ja) * | 2006-04-07 | 2010-06-30 | シャープ株式会社 | 部品取付機構 |
| US8505891B2 (en) | 2007-06-04 | 2013-08-13 | Robert Bosch Gmbh | Method and device for fastening a planar substrate, having an electric circuit or the like, in a mounting position |
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