JP2006183827A - 締結構造およびネジユニット並びに物品の組立て方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被締結部材3と基材5とを雄ネジ1で締結する締結構造であって、雌ネジ部材4の少なくとも基材と係合する係合部41が形状記憶材料製であり、前記係合部41は形状回復温度に加熱すると前記基材との締結を解除するように形状記憶された部材からなる。
そして、かかる締結構造を備えた製品を加熱することによって、被締結部材3と基材5の締結を解除することが可能であるとともに、雄ネジ1や雌ネジ部材4などの締結部材一式を一度に基材および被締結部材から引き抜くことが可能となる。
【選択図】 図1
Description
図1〜図3は本発明の実施の形態1を示す。図1に示すように、本実施の形態1の締結構造は、雄ネジとしてのタッピンネジ1、ワッシャー2、被締結部材3、雌ネジ部材4および基材5の5つの要素から構成されている。
(実施の形態2)
図4〜図7は、本発明の実施の形態2を示す。図4に示すように、本実施の形態2の締結構造は、大別するとネジ部材6、被締結部材7および基材8の三つの要素から構成されており、ネジ部材6を被締結部材7を介して基材8に形成されたネジ部材固定穴82に挿入し、固定する構造となっている。
(実施の形態3)
図8〜図12は、本発明の締結構造の実施の形態3を示す。図8に示すように、本実施の形態3の締結構造は、大別するとネジユニットとしてのネジ部材9、被締結部材10、基材11の三つの要素から構成されており、ネジ部材9を被締結部材10を介して基材11に形成されたネジ部材固定穴112に挿入し、固定する構造となっている。ネジ部材9は雌ネジ部材92、雄ネジ93およびワッシャー94から構成されている。雌ネジ部材92はABS樹脂製で、その外周部には溝92aが二箇所形成されており、該溝92aには外径が前記雌ネジ部材92の外径よりも大きく、加熱すると外径が前記雌ネジ部材92の外径より小さくなるように形状記憶された形状記憶合金製のCリング状部材91が、それぞれ嵌合されている。
2 ワッシャー
3 被締結部材
31 ネジ挿通穴
4 雌ネジ部材
41 係止ヅメ
5 基材
52 ネジ部材固定穴
52b 係止溝(溝)
6 ネジ部材
61 Cリング状部材
62 雌ネジ部材
62a 溝
62c 凹部
63 雄ネジ
64 ワッシャー
7 被締結部材
71 ネジ挿通穴
8 基材
82 ネジ挿通穴
82a 係止溝(溝)
82b 凸部
9 ネジ部材
91 Cリング状部材
92 雌ネジ部材
92a 溝
92b 凹部
93 雄ネジ
94 バネワッシャー
10 被締結部材
101 ネジ挿通穴
11 基材
112 ネジ挿通穴
112a 係止溝(溝)
112b 凸部
Claims (18)
- 雄ネジを被締結部材に形成されたネジ挿通穴に挿通させ、前記雄ネジの頭部を前記被締結部材側に圧接するように前記雄ネジの軸部を基材に係合された雌ネジ部材にねじ込むことによって、前記被締結部材と前記基材とを締結する締結構造であって、
前記雌ネジ部材には係合部が形成されるとともに、前記基材には前記係合部と係合し前記雌ネジ部材を固定する係止部が形成され、少なくとも前記係合部が形状記憶材料製であり、前記係合部は、形状回復温度に加熱すると前記基材の係止部との係合を解除するように形状記憶されており、且つ、前記ネジ挿通穴の径は前記雌ネジ部材の外径よりも大きいことを特徴とする締結構造。 - 雄ネジを被締結部材に形成されたネジ挿通穴に挿通させ、前記雄ネジの頭部を前記被締結部材側に圧接するように前記雄ネジの軸部を基材に係合された雌ネジ部材にねじ込むことによって、前記被締結部材と前記基材とを締結する締結構造であって、
前記基材には、内周面に溝が形成された雌ネジ部材固定穴が形成され、該雌ネジ部材固定穴には前記雌ネジ部材が挿入され、該雌ネジ部材の外周の前記溝と対応する部分には、溝が形成され、しかも、前記両溝間には、形状記憶材料製のCリング状部材が嵌合されており、該Cリング状部材は、形状回復前の外径が前記雌ネジ部材固定穴の径よりも大きく、且つ、形状回復後の外径が前記雌ネジ部材の外径よりも小さくなり、しかも、前記ネジ挿通穴の径は前記雌ネジ部材の外径よりも大きいことを特徴とする締結構造。 - 前記Cリング状部材の形状回復後の内径をd1、形状回復後の外径をD2、前記雌ネジ部材に形成された溝の径をd3、前記雌ネジ部材の外径をD4とした場合において、
(d1−d3)<(D4−D2)
の関係を満たすことを特徴とする請求項2に記載の締結構造。 - 前記Cリング状部材の少なくとも前記基材側のエッジ部には最小径が前記雌ネジ部材固定穴の径よりも小さくなるような傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の締結構造。
- 前記基材および前記雌ネジ部材間には、前記雌ネジ部材の空回りを防止するための手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の締結構造。
- 前記雄ネジの頭部は前記ネジ挿通穴より大きい径を有するワッシャーを介して被締結部材に圧接されることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の締結構造。
- 前記ワッシャーは、形状回復温度に加熱すると外径が前記ネジ挿通穴よりも小さくなるように形状記憶されている形状記憶材料製ワッシャーであることを特徴とする請求項6に記載の締結構造。
- 前記形状記憶材料製ワッシャーの被締結部材に接する側のエッジ部に、最小径が前記ネジ挿通穴の径よりも小さくなるような傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の締結構造。
- 前記ワッシャーはバネワッシャーであることを特徴とする請求項6に記載の締結構造。
- 前記ワッシャーは形状回復温度に加熱すると座面が平坦になるように形状記憶されている形状記憶材料製バネワッシャーであることを特徴とする請求項6に記載の締結構造。
- 請求項1乃至5記載の締結構造を有する物品の組立て方法であって、
予め雌ネジ部材に雄ネジをねじ込んでなるネジユニットを製作し、この製作時の前記雄ネジの頭部から前記雌ネジ部材までの長さをL1とし、且つ締結時の前記基材に固定された前記雌ネジ部材から前記被締結部材側の雄ネジの頭部当接面側までの長さをL2とした場合に、
L1>L2
の関係を満たし、
前記基材に形成された雌ネジ部材固定穴と前記被締結部材に形成されたネジ挿通穴の位置が合致するように組み合わせ、前記ネジユニットの前記雌ネジ部材を、前記被締結部材の挿通穴に挿通し、前記基材に形成された雌ネジ部材固定部に係合させることを特徴とする物品の組立て方法。 - 請求項11に記載のネジユニット。
- 請求項6〜8の何れかに記載の締結構造を有する物品の組立て方法であって、
予め雌ネジ部材にネジ軸部が請求項6〜8の何れかに記載のワッシャーに挿通された雄ネジをねじ込んでなるネジユニットを製作し、この製作時の前記雄ネジの頭部から前記雌ネジ部材までの長さをL1とし、締結時の前記基材に固定された前記雌ネジ部材から前記被締結部材のワッシャー当接面までの長さをL2aとし、ワッシャーの厚みをt2とした場合、
L1>(L2a+t2)
の関係を満たし、
前記基材に形成された雌ネジ部材固定穴と前記被締結部材に形成されたネジ挿通穴の位置が合致するように組み合わせ、前記ネジユニットの前記雌ネジ部材を、前記被締結部材の挿通穴に挿通し、前記基材に形成された雌ネジ部材固定部に係合させることを特徴とする物品の組立て方法。 - 請求項13に記載のネジユニット。
- 請求項9〜10の何れかに記載の締結構造を有する物品の組立て方法であって、
予め雌ネジ部材にネジ軸部が請求項9〜10の何れかに記載のワッシャーに挿通された雄ネジをねじ込んでなるネジユニットを製作し、この製作時の前記雄ネジの頭部から前記雌ネジ部材までの長さをL1とし、締結時の前記基材に固定された前記雌ネジ部材から前記被締結部材のワッシャー座面までの長さをL2aとし、平坦につぶされる前のバネワッシャーの厚みをt3、平坦につぶされた時のバネワッシャーの厚みをt3aとした場合、
(L2a+t3a)<L1<(L2a+t3)
の関係を満たし、
前記基材に形成された雌ネジ部材固定穴と前記被締結部材に形成されたネジ挿通穴の位置が合致するように組み合わせ、前記ネジユニットの雌ネジ部材を、前記被締結部材の挿通穴に挿通し、基材に形成された雌ネジ部材固定部に係合させることを特徴とする物品の組立て方法。 - 請求項15記載のネジユニット。
- 前記雄ネジと前記雌ネジ部材が、接着剤などで仮止めされていることを特徴とする請求項12、14又は16に記載のネジユニット。
- 前記雄ネジと前記雌ネジ部材が、接着剤などで仮止めされていることを特徴とする請求項11、13又は15に記載の物品の組立て方法。
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- 2004-12-28 JP JP2004380359A patent/JP2006183827A/ja active Pending
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