JP2004190800A - 抜け止め付易解体ねじ - Google Patents

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鏡  優
Masanobu Tanigawa
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Abstract

【課題】締結時に充分に安定して高い締結力が保持されるように抜け止め機能を持たせた構造の抜け止め付易解体ねじを提供すること。
【解決手段】このねじの場合、ドライバ挿入溝6を持つねじ頭部4の軸芯方向へねじ芯部3が延在して一体化形成された形状記憶合金から成る第1の部材1と、ねじ芯部3の表面に対して先端部を除く所定位置からねじ頭部4に当接する位置にかけて密着結合固定されて一体化形成された別材料から成るねじ山部5を持つ第2の部材2とを組合わせた従来タイプの場合と同様な構造を持つ他、第1の部材1のねじ芯部3の先端部分には、締結時の締結目的部材からの抗力による軸芯方向からの位置ずれ変形を抑制して抜け止め機能として働くと共に、加熱による締結解体時のねじ芯部3からの分離を妨げない形状寸法で第2の部材2の先端面部分に係止可能に形成された略円板状の係止部7が設けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主としてテレビ,冷蔵庫,洗濯機,エアコン等の家電製品等で被締結物同士を締結するために適用されると共に、リサイクル利用が有効であって充分な締結力を保持して締結解体が容易な構造の易解体ねじに関し、詳しくは抜け止め機能を持たせた抜け止め付易解体ねじに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のリサイクルへの適用が好適な易解体ねじとしては、本出願人により特願2002−223409号で提案された図4(a),(b)に示されるようなものが挙げられる。ここで図4は、従来の易解体ねじの基本構造を示したもので、同図(a)は外観を示す斜視図に関するもの,同図(b)は側面方向における断面図に関するものである。
【0003】
この易解体ねじは、加熱すると容易に分離可能となる機能を持つもので、具体的に言えば、ドライバ挿入溝6を持った略円板状のねじ頭部4(尚、ねじ頭部4の形態としてドライバ挿入溝6は必ずしも必要でない)における軸芯方向へねじ芯部3が円柱棒状に延在して一体化形成されると共に、少なくとも一部が形状記憶材料としての形状記憶合金から成る第1の部材1と、この第1の部材1におけるねじ芯部3の表面に対して先端部近傍を除く所定の位置からねじ頭部4に当接する位置にかけて密着結合固定されて一体化されると共に、ねじ山部5を持つように略円筒状に形成された形状記憶材料とは別の材料から成る第2の部材2とを組合わせて構成されている。
【0004】
即ち、この易解体ねじの場合、少なくともねじ芯部3を形状記憶合金から成るもの(ねじ頭部4を含む第1の部材1全体を形状記憶合金としても良い)とした上、全体を加熱すると形状記憶合金から成る第1の部材1のねじ芯部3が縮径する仕組みとなっており、ねじ山部5を持つ第2の部材2から第1の部材1のねじ芯部3が分離した結果、第1の部材1及び第2の部材2を容易に解体できるようになっている。
【0005】
図5は、この易解体ねじを用いて締結目的部材間を締結した状態を示す側面断面図である。ここでは、締結時にドライバを用いて貫通穴11aが設けられた第1の締結目的部材11とねじ受け穴12aが設けられた第2の締結目的部材12とに対して易解体ねじのねじ山部5をねじ受け穴12aへねじ込む操作を行うが、このときドライバの先端をねじ頭部4のドライバ挿入溝6に差し込んだ状態[図5中に示すドライバ挿入溝6の形状はマイナス(−)型となっているが、プラス(+)型の形状としても良い]で全体(第1の部材1及び第2の部材2)を回転させてねじ芯部3の先端部側から貫通穴11aを通してねじ受け穴12aへねじ山部5をねじ頭部4が第1の締結目的部材11における貫通穴11a周囲の壁面に当接して回転されなくなるまでねじ込み固定することにより、第1の締結目的部材11及び第2の締結目的部材12の間を締結する。
【0006】
これに対し、締結解体時には、易解体ねじの全体(第1の部材1及び第2の部材2)を加熱すれば、形状記憶合金から成る第1の部材1のねじ芯部3が縮径してねじ芯部3の表面が第2の部材2から分離するため、この状態で第2の部材2から第1の部材1を矢印の方向へ引き出すことで第1の部材1及び第2の部材2の締結状態を簡単に解体することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した易解体ねじの場合、第1の部材のねじ芯部表面に単に略円筒状のねじ山部を持った第2の部材を密着結合固定して一体化した構造であるため、第1の締結目的部材及び第2の締結目的部材の間を締結する際、ねじ受け穴へねじ山部をねじ込むに伴ってねじ頭部が第1の締結目的部材に当接した後、図5に示される矢印の向きに第1の締結目的部材からの抗力を受けるが、このときの抗力によりしばしば第1の部材と第2の部材とが軸芯(ねじ軸)方向から位置ずれ変形してしまうために締結力が不十分になってしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、このような問題点を解消すべくなされたもので、その技術的課題は、締結時に充分に安定して高い締結力が保持されるように抜け止め機能を持たせた構造の抜け止め付易解体ねじを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ねじ頭部における軸芯方向へねじ芯部が延在して一体化形成されると共に、少なくとも一部が形状記憶材料から成る第1の部材と、第1の部材におけるねじ芯部の表面に対して先端部近傍を除く所定の位置からねじ頭部に当接する位置にかけて密着結合固定されて一体化されると共に、ねじ山部を持つように形成された形状記憶材料とは別の材料から成る第2の部材とを組合わせて構成される易解体ねじにおいて、少なくとも第1の部材及び第2の部材の局部が係止されて締結時の締結目的部材からの抗力による軸芯方向からの位置ずれ変形を抑制して抜け止め機能として働くと共に、加熱による締結解体時の該第2の部材からの該第1の部材におけるねじ芯部の分離を妨げない形状寸法で形成された係止部を持つ抜け止め付易解体ねじが得られる。
【0010】
又、本発明によれば、上記抜け止め付易解体ねじにおいて、係止部は、第1の部材に対する第2の部材の密着結合固定時又は該密着結合固定を前後した過程で少なくとも該第1の部材及び該第2の部材の一方のものを加工変形して形成された抜け止め付易解体ねじが得られる。
【0011】
更に、本発明によれば、上記抜け止め付易解体ねじにおいて、係止部は、第2の部材におけるねじ山部の先端面部分と係止されると共に、ねじ芯部の先端側部分に本体部分の径よりも大きな径で形成された略円板状の鍔部である抜け止め付易解体ねじが得られる。この抜け止め付易解体ねじにおいて、略円板状の鍔部は、第1の部材に対する第2の部材の密着結合固定時又は該密着結合固定後に該第1の部材におけるねじ芯部の先端部分を加工変形して形成されたことは好ましい。
【0012】
加えて、本発明によれば、上記抜け止め付易解体ねじにおいて、係止部は、ねじ芯部の本体部分の局部に該本体部分の径よりも小さな径で形成された略環凹状の溝部であり、第2の部材は局部が略環凹状の溝部に接触するように窄め変形された抜け止め付易解体ねじ、更に略環凹状の溝部は、ねじ頭部近傍に設けられ、第2の部材は、ねじ頭部近傍の局部が略環凹状の溝部に接触するように窄め変形された抜け止め付易解体ねじが得られる。これらの何れかの抜け止め付易解体ねじにおいて、略環凹状の溝部及び第2の部材の局部における窄め変形部分は、第1の部材に対する第2の部材の密着結合固定を前後して該密着結合固定前には該第1の部材を加工変形し、該密着結合固定後には該第2の部材を該加工変形して構成されたことは好ましい。又、上記何れか一つの抜け止め付易解体ねじにおいて、形状記憶材料は形状記憶合金又は形状記憶樹脂であることは好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一つの実施の形態に係る抜け止め付易解体ねじの基本構造を示したもので、同図(a)は外観を示す斜視図に関するもの,同図(b)は側面方向における断面図に関するものである。
【0014】
この抜け止め付易解体ねじの場合も、図4(a),(b)に示した従来の易解体ねじの場合と同様な基本構造、並びに加熱すると容易に分離可能となる機能を持つもので、具体的に言えば、ドライバ挿入溝6を持った略円板状のねじ頭部4(尚、ここでもねじ頭部4の形態としてドライバ挿入溝6は必ずしも必要でない)における軸芯方向へねじ芯部3が円柱棒状に延在して一体化形成されると共に、少なくとも一部が形状記憶材料としての形状記憶合金(又は形状記憶樹脂でも良い)から成る第1の部材1と、この第1の部材1におけるねじ芯部3の表面に対して先端部近傍を除く所定の位置からねじ頭部4に当接する位置にかけて密着結合固定されて一体化されると共に、ねじ山部5を持つように略円筒状に形成された形状記憶材料とは別の材料から成る第2の部材2とを組合わせて構成される点は共通しているが、ここではその他に第1の部材1におけるねじ芯部3の局部に対し、締結時の締結目的部材からの抗力による軸芯方向からの位置ずれ変形を抑制して抜け止め機能として働くと共に、加熱による締結解体時のねじ芯部3からの分離を妨げない形状寸法で第2の部材2の局部へ係止可能に形成された係止部7が設けられている。
【0015】
即ち、ここでの係止部7は、図1(a),(b)に示されるように、第2の部材2におけるねじ山部5の先端面部分と係止されると共に、ねじ芯部3の先端側部分に本体部分の径dよりも大きな径d′(即ち、d′>d)で形成された略円板状の鍔部となっている。このような略円板状の鍔部は、第1の部材1に対する第2の部材2の密着結合固定時又は密着結合固定後に第1の部材1におけるねじ芯部3の先端部分を圧縮等により加工変形して形成されたものである。因みに、ねじ芯部3における係止部7の径(外径)d′は、加熱して縮径した後の径が略円筒状の第2の部材2の内径d(ねじ芯部3の本体部分の外径と一致する)未満の寸法になるように形状記憶機能を持たせておけば、加熱による締結解体を容易に行うことができる。
【0016】
この抜け止め付易解体ねじの場合も、少なくとも係止部7を含むねじ芯部3を形状記憶合金から成るもの(ねじ頭部4を含む第1の部材1全体を形状記憶合金としても良い)とした上、全体を加熱すると形状記憶合金から成る第1の部材1のねじ芯部3及び係止部7が縮径する仕組みとなり、ねじ山部5を持つ第2の部材2からねじ芯部3の表面が分離した結果、第1の部材1及び第2の部材2を容易に解体することができる。
【0017】
図2は、この抜け止め付易解体ねじを用いて締結目的部材間を締結した状態を示す側面断面図である。ここでも、図5で説明した従来の易解体ねじの場合と同様に、締結時にドライバを用いて貫通穴11aが設けられた第1の締結目的部材11とねじ受け穴12aが設けられた第2の締結目的部材12とに対して抜け止め付易解体ねじのねじ山部5をねじ受け穴12へねじ込む操作を行うが、このときドライバの先端をねじ頭部4のドライバ挿入溝6に差し込んだ状態[この図2中に示すドライバ挿入溝6の形状もマイナス(−)型となっているが、プラス(+)型の形状としても良い]で全体(第1の部材1及び第2の部材2)を回転させてねじ芯部3の先端部側から貫通穴11aを通してねじ受け穴12aへねじ山部5をねじ頭部4が第1の締結目的部材11における貫通穴11a周囲の壁面に当接して回転されなくなるまでねじ込み固定することにより、第1の締結目的部材11及び第2の締結目的部材12の間を締結する。
【0018】
この抜け止め付易解体ねじの場合、締結時の基本操作は図5で説明した従来の易解体ねじの場合と全く同様であるが、ここではねじ芯部3の先端部に抜け止め機能として働く係止部7が設けられているため、第1の締結目的部材及び第2の締結目的部材の間を締結する際、ねじ受け穴12aへねじ山部5をねじ込むに伴ってねじ頭部4が第1の締結目的部材11に当接した後に貫通穴11aの周囲の壁面から抗力を受けても、第1の部材1及び第2の部材2が軸芯方向から位置ずれ変形し難く、安定して高い締結力が確保される。従って、この抜け止め付易解体ねじを用いれば、図5で説明した従来の易解体ねじの場合よりも締結時に安定して高い締結力を保持することができる。
【0019】
これに対し、締結解体時には、図5で説明した従来の易解体ねじの場合と同様に、抜け止め付易解体ねじの全体(第1の部材1及び第2の部材2)を加熱すれば、形状記憶合金から成る第1の部材1のねじ芯部3が縮径して第1の部材1のねじ芯部3の表面が第2の部材2から分離する(係止部7も第2の部材2の内径d未満となる)ため、この状態で第2の部材2から第1の部材1を引き出すことで第1の部材1及び第2の部材2の締結状態を簡単に解体することができる。
【0020】
図3は、本発明の他の実施の形態に係る抜け止め付易解体ねじの基本構造を示したもので、同図(a)は外観を示す斜視図に関するもの,同図(b)は側面方向における断面図に関するものである。
【0021】
この抜け止め付易解体ねじの場合、先の一つの実施の形態のものと比べ、同等な抜け止め機能を持つ係止部8として、形状記憶合金(又は形状記憶樹脂でも良い)から成る第1の部材1におけるねじ芯部3の本体部分の局部に本体部分の径dよりも小さな径d″(即ち、d″<d)で形成された略環凹状の溝部と、別の材料から成る第2の部材2における局部の略環凹状の溝部に接触するように窄め変形された部分とから構成されるように変更した点が相違している。
【0022】
具体的には、係止部8を成す第1の部材1のねじ芯部3における局部の略環凹状の溝部はねじ頭部4近傍に設けられ、且つ第2の部材2における局部の窄め変形された部分はねじ頭部4近傍に位置されている。
【0023】
このような係止部8を成す第1の部材1のねじ芯部3における略環凹状の溝部と第2の部材2の局部における窄め変形部分とは、互いに係止される部分となるように、第1の部材1に対する第2の部材2の密着結合固定を前後して密着結合固定前には第1の部材1を切削等により加工変形し、密着結合固定後には第2の部材2を圧縮等により加工変形して形成すれば良い。
【0024】
この抜け止め付易解体ねじの場合においても、第1の部材1のねじ芯部3の本体の径(外径)dが加熱して縮径した後に第2の部材2における窄め変形部分の内径d″(ねじ芯部3における略環凹状の溝部の外径と一致する)未満の寸法になるように形状記憶機能を持たせておけば、締結時には先の一つの実施の形態の場合と同様に係止部8の抜け止め機能により第1の部材1及び第2の部材2が軸芯方向から位置ずれ変形し難く、位置ずれ変形を防止できて安定して高い締結力が確保され、且つ加熱による締結解体時には第1の部材1及び第2の部材2を容易に分離させることができる。因みに、図3(a),(b)で説明した係止部8は、第1の部材1のねじ芯部3におけるねじ頭部4近傍に設けられた略環凹状の溝部と第2の部材2におけるねじ頭部4近傍の窄め変形された部分とから成るものとしたが、それ以外の他の部分(例えば中央近傍等の局部)に形成するように変更しても良い。
【0025】
ところで、本発明の抜け止め付易解体ねじは、上述したように、少なくとも第1の部材1及び第2の部材2の局部が係止されて締結時の締結目的部材からの抗力による軸芯方向からの位置ずれ変形を抑制して抜け止め機能として働くと共に、加熱による締結解体時の第2の部材2からの第1の部材1におけるねじ芯部3の分離を妨げない形状寸法で形成された係止部を持たせれば良く、しかも、このような係止部は第1の部材1に対する第2の部材2の密着結合固定時又は密着結合固定を前後した過程で少なくとも第1の部材1及び第2の部材2の一方のものを加工変形することにより任意に形成することができるので、上述した各実施の形態のものに限定されない。
【0026】
【発明の効果】
以上に説明した通り、本発明の抜け止め付易解体ねじによれば、少なくとも第1の部材及び第2の部材の局部が係止されて締結時の締結目的部材からの抗力による軸芯方向からの位置ずれ変形を抑制して抜け止め機能として働くと共に、加熱による締結解体時の第2の部材からの第1の部材におけるねじ芯部の分離を妨げない形状寸法で形成された係止部を持つ構成としているので、締結時には係止部の抜け止め機能により第1の部材及び第2の部材が軸芯方向から位置ずれ変形し難く、位置ずれ変形を防止できて安定して高い締結力を確保(保持)でき、且つ加熱による締結解体時には従来通りに容易に第1の部材及び第2の部材を分離させることができるため、安定して高い締結力が保持される分、従来の易解体ねじよりも一層品質が向上されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る抜け止め付易解体ねじの基本構造を示したもので、(a)は外観を示す斜視図に関するもの,(b)は側面方向における断面図に関するものである。
【図2】図1に示す抜け止め付易解体ねじを用いて締結目的部材間を締結した状態を示す側面断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る抜け止め付易解体ねじの基本構造を示したもので、(a)は外観を示す斜視図に関するもの,(b)は側面方向における断面図に関するものである。
【図4】従来の易解体ねじの基本構造を示したもので、(a)は外観を示す斜視図に関するもの,(b)は側面方向における断面図に関するものである。
【図5】図4に示す易解体ねじを用いて締結目的部材間を締結した状態を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 第1の部材
2 第2の部材
3 ねじ芯部
4 ねじ頭部
5 ねじ山部
6 ドライバ挿入溝
7,8 係止部
11 第1の締結目的部材
11a 貫通穴
12 第2の締結目的部材
12a ねじ受け穴

Claims (8)

  1. ねじ頭部における軸芯方向へねじ芯部が延在して一体化形成されると共に、少なくとも一部が形状記憶材料から成る第1の部材と、前記第1の部材における前記ねじ芯部の表面に対して先端部近傍を除く所定の位置から前記ねじ頭部に当接する位置にかけて密着結合固定されて一体化されると共に、ねじ山部を持つように形成された前記形状記憶材料とは別の材料から成る第2の部材とを組合わせて構成される易解体ねじにおいて、少なくとも前記第1の部材及び前記第2の部材の局部が係止されて締結時の締結目的部材からの抗力による前記軸芯方向からの位置ずれ変形を抑制して抜け止め機能として働くと共に、加熱による締結解体時の該第2の部材からの該第1の部材における前記ねじ芯部の分離を妨げない形状寸法で形成された係止部を持つことを特徴とする抜け止め付易解体ねじ。
  2. 請求項1記載の抜け止め付易解体ねじにおいて、前記係止部は、前記第1の部材に対する前記第2の部材の前記密着結合固定時又は該密着結合固定を前後した過程で少なくとも該第1の部材及び該第2の部材の一方のものを加工変形して形成されたことを特徴とする抜け止め付易解体ねじ。
  3. 請求項2記載の抜け止め付易解体ねじにおいて、前記係止部は、前記第2の部材における前記ねじ山部の先端面部分と係止されると共に、前記ねじ芯部の先端側部分に本体部分の径よりも大きな径で形成された略円板状の鍔部であることを特徴とする抜け止め付易解体ねじ。
  4. 請求項3記載の抜け止め付易解体ねじにおいて、前記略円板状の鍔部は、前記第1の部材に対する前記第2の部材の前記密着結合固定時又は該密着結合固定後に該第1の部材における前記ねじ芯部の先端部分を前記加工変形して形成されたことを特徴とする抜け止め付易解体ねじ。
  5. 請求項2記載の抜け止め付易解体ねじにおいて、前記係止部は、前記ねじ芯部の本体部分の局部に該本体部分の径よりも小さな径で形成された略環凹状の溝部であり、前記第2の部材は局部が前記略環凹状の溝部に接触するように窄め変形されていることを特徴とする抜け止め付易解体ねじ。
  6. 請求項5記載の抜け止め付易解体ねじにおいて、前記略環凹状の溝部は、前記ねじ頭部近傍に設けられ、前記第2の部材は、前記ねじ頭部近傍の局部が前記略環凹状の溝部に接触するように窄め変形されていることを特徴とする抜け止め付易解体ねじ。
  7. 請求項5又は6記載の抜け止め付易解体ねじにおいて、前記略環凹状の溝部及び前記第2の部材の局部における窄め変形部分は、前記第1の部材に対する前記第2の部材の前記密着結合固定を前後して該密着結合固定前には該第1の部材を前記加工変形し、該密着結合固定後には該第2の部材を該加工変形して構成されたことを特徴とする抜け止め付易解体ねじ。
  8. 請求項1〜7の何れか一つに記載の抜け止め付易解体ねじにおいて、前記形状記憶材料は形状記憶合金又は形状記憶樹脂であることを特徴とする抜け止め付易解体ねじ。
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