JP2004204936A - 薄板部材のネジ止め構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】固定板材に薄板から成る被固定板材を、頭部側に非ネジ部を有すネジでもってネジ止めする構造であって、このネジ止めによって得られる締結強度が高くて弛みを生じることがないネジ止め構造の提供。
【解決手段】固定板材12にはネジ11が挿入される挿入穴16を貫通し、被固定板材13にはバーリング加工を施してバーリング部18を形成する。そして、バーリング部18と同心を成して絞り凹部17を設け、バーリング部18の穴19に固定板材12の挿入穴16から挿入したネジ11を螺合する。
【選択図】 図2
【解決手段】固定板材12にはネジ11が挿入される挿入穴16を貫通し、被固定板材13にはバーリング加工を施してバーリング部18を形成する。そして、バーリング部18と同心を成して絞り凹部17を設け、バーリング部18の穴19に固定板材12の挿入穴16から挿入したネジ11を螺合する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はネジ頭部付近に非ネジ部(ネジ山が形成されていない部分)を有すネジを用いて、薄板部材を確実に締結するネジ止め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は一般的な転造ネジを表しているが、同図に示すように、ネジはネジ頭部1とネジ軸2を有し、このネジ軸2にはネジ山が形成されているネジ部aとネジ山のない非ネジ部bから成っている。そこで、図5に示すように、このようなネジを用いて2枚の薄板部材3,4を締結する場合、一方の薄肉部材4に設けているネジ穴に螺合するネジのネジ山の数が十分でなく、強力に締結することが出来ない為にバーリング加工を施して、該バーリング部5の穴にネジ穴を形成している。
【0003】
しかし、薄板部材4にバーリング加工を施しても、バーリング部5の突出長さは十分でなく、ネジ頭部側にある非ネジ部bがバーリング部5の穴に嵌ってしまい、ネジ部aが螺合する領域が少なくなる。その結果、バーリング加工しても十分な締結力が得られないと言った問題が発生する。
【0004】
特開平11−51029号に係る「薄板部材のネジ止め構造」は従来技術の1つであり、「薄板部材の挿入穴の周囲に複数個の高さhの凸部を設け、被固定板材を重ねてバーリング部にネジをねじ込む。ネジの頭部近傍に非ネジ部があっても、ネジが高さhだけ上方で止まるので、非ネジ部がバーリング部にはねじ込まれず、完全なネジ部だけが結合する。」構造と成っている。
【0005】
そこで、ネジの頭部付近に非ネジ部があっても、一方の薄板部材(固定板材)に設けた凸部の高さだけ上方に位置する為に、ネジ部はバーリング加工したバーリング分の穴に螺合して十分な締結強度が得られるとしている。
【0006】
ところで、このネジ止め構造では、固定板材に複数の凸部を加工すると共に、被固定板材にはバーリング部を成形しなくてはならず、両板材の加工を必要とすることで加工工数が増えてしまう。そして、固定板材のネジ挿入穴周囲に成形される凸部はネジ頭が載る為に複数個必要であり、これら各凸部の高さ寸法にバラツキがあってはならず、高さにバラツキが発生すればネジは傾いて十分なネジ止め強度が得られなくなる。
【0007】
一方、固定板材に成形した凸部はネジ締めによって潰され、ネジ止め強度が低下し、ネジの弛みを生じる原因となる。そして、凸部にネジ頭が載置された状態でのネジ止め構造である為に、凸部高さ分だけ固定板材からネジ頭が余分に突出することになり、該ネジ頭部が障害になると共に外観的にも好ましくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の薄板部材のネジ止め構造には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であって、加工工数を減らして製作費を安くし、又ネジ止めによって得られる締結強度が高く、弛みを生じることのない薄板部材のネジ止め構造を提供する。
【0009】
【課題を解決する為の手段】
本発明のネジ止め構造は、薄板から成る固定板材と被固定板材がネジ止めによって締結されて構成している。固定板材にはネジが挿通する挿入穴が貫通して設けられ、被固定板材にはバーリング加工が施されて該バーリング部にはネジが螺合する穴が形成される。しかし薄板のバーリング量には限界があり、長く突出したバーリング部を作ることが出来ないことから、バーリング部と同心を成すと共に、大きな内径の凹部を絞り加工する。すなわち、被固定板材に凹部を成形することで、バーリング部を位置ズレさせ、該バーリング部の穴にはネジ部が螺合し、非ネジ部が嵌らないようにしている。すなわち、限られたバーリング部の穴がネジ部と有効に螺合する形態としている。
【0010】
一方、バーリング部がストレートでなく、先端側を細くしたテーパーに加工するならば、ネジが螺合するに十分な深さ(突出長さ)に成形される。すなわち、非ネジ部がネジ穴に嵌っても、残りのネジ部はバーリング穴と螺合して、強固に締結することが可能となる。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
【実施例】
図1は本発明に係る薄板部材のネジ止め構造を示している展開図であり、同図の11はネジ、12は固定板材、13は非固定板材を表している。同図に示すように、ネジ11は頭部14とネジ軸15から成って、ネジ軸15はネジ部aと非ネジ部bを有している。
【0012】
そして固定板材12には上記ネジ11のネジ軸15が挿通する挿入穴16が貫通し、被固定板材13には絞り凹部17が設けられ、該絞り凹部17と同心を成してバーリング部18を有している。加工工程の手順は限定しないが、被固定板材13には最初にバーリング加工が施され、その後に絞り加工される場合、又は逆に絞り加工した凹部17の底をバーリング加工することも出来る。
【0013】
薄板にバーリング加工する場合、バーリング量(被固定板材面からの突出量)はそれ程大きくすることが出来ないが、同図に示すように絞り凹部17を加工することで、バーリング部18の位置がズレ、被固定板材13からの突出量は大きく成る。すなわち、絞り凹部17の深さ分だけ位置ズレする。
【0014】
図2は本発明のネジ止め構造を示している具体例であり、固定板材12に被固定板材13が重ねられて、両板材がネジ止めされている。ネジ11は固定板材12に設けている挿入穴16から挿入して、被固定板材13にバーリングされて形成された穴19に螺合する。ここで、穴19にネジ溝を前以て加工する場合もあるが、被固定板材13の材質がネジ11より比較的柔らかい場合には、ネジ11を螺合することで穴19の内周面にはネジ溝が削設されながら螺合する。
【0015】
図2から明らかなように、ネジ軸15の非ネジ部bは固定板材12の厚さと絞り凹部17に位置し、ネジ部aはバーリング部18の穴に嵌って螺合することが出来る。すなわち、バーリング部18の穴全長が有効に利用されてネジ部aと螺合することが出来、バーリング部18の穴に非ネジ部bが嵌り込むことはない。
【0016】
図3は本発明のネジ止め構造を示す他の実施例である。固定板材12は前記実施例と同じく挿入穴16が設けられ、被固定板材13にはバーリング部20を成形している。ただし、該バーリング部20は前記実施例のバーリング部18とは異なり、テーパー状に先端が細くなっている。このように、テーパーを設けてバーリング加工するならばその深さは大きく成り、絞り凹部を成形する必要はなくなる。
【0017】
非ネジ部bが位置するバーリング部20の内径は大きくて、ネジ部aが位置する領域でのバーリング部20の穴内径は小さくなって、該ネジ部aが螺合することが出来る。しかも、バーリング部20の高さが大きい為に、ネジ部aは十分に螺合して被固定板材を締結することが可能となる。
【0018】
以上述べたように、本発明のネジ止め構造は被固定板材にテーパー状のバーリング部を設けたり、又はストレートバーリング部の場合には絞り凹部を同心を成して形成してネジ止めしたものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0019】
【発明の効果】
本発明のネジ止め構造は、ネジ部が螺合するバーリング部の穴に絞り凹部を設けている為に該バーリング部の位置がズレ、ネジ軸の非ネジ部は絞り凹部に位置してバーリング部の穴にはネジ部が螺合することになる。すなわち、長いバーリング部の加工が出来ない薄板であっても、該バーリング部全長を有効に利用して強固なネジ止めが得られる。
【0020】
又、先端側を細くしてテーパー状にバーリング加工するならば、バーリング部は長くなってネジ部と十分な長さで螺合することが出来る。このように、本発明では固定板材に挿入穴を貫通して設けるだけで、被固定板材側にバーリング部及び絞り凹部を加工する為に、全体としての加工工数は減少して製作費が安くなり、生産性が向上する。
【0021】
一方、従来のように、ネジ頭部は固定板材面に設けた凸部に載置された状態でネジ止めされないことで、凸部の潰れによるネジの弛みはなく、しかもネジ頭部が凸部の高さ分だけ余分に突出するといった問題も解消される。さらに、固定板材の挿入穴と被固定板材の穴との位置が多少ズレた場合においても、ネジの先端が被固定板材側に設けた絞り凹部の曲面に沿ってバーリング部の穴へと誘導されてネジ止めを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネジ止め構造の展開図。
【図2】本発明に係るネジ止め構造。
【図3】本発明に係るネジ止め構造。
【図4】一般的な転造ネジ。
【図5】従来のネジ止め構造。
【符号の説明】
11 ネジ
12 固定板材
13 被固定板材
14 頭部
15 ネジ軸
16 挿入穴
17 絞り凹部
18 バーリング部
19 穴
20 バーリング部
【発明の属する技術分野】
本発明はネジ頭部付近に非ネジ部(ネジ山が形成されていない部分)を有すネジを用いて、薄板部材を確実に締結するネジ止め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は一般的な転造ネジを表しているが、同図に示すように、ネジはネジ頭部1とネジ軸2を有し、このネジ軸2にはネジ山が形成されているネジ部aとネジ山のない非ネジ部bから成っている。そこで、図5に示すように、このようなネジを用いて2枚の薄板部材3,4を締結する場合、一方の薄肉部材4に設けているネジ穴に螺合するネジのネジ山の数が十分でなく、強力に締結することが出来ない為にバーリング加工を施して、該バーリング部5の穴にネジ穴を形成している。
【0003】
しかし、薄板部材4にバーリング加工を施しても、バーリング部5の突出長さは十分でなく、ネジ頭部側にある非ネジ部bがバーリング部5の穴に嵌ってしまい、ネジ部aが螺合する領域が少なくなる。その結果、バーリング加工しても十分な締結力が得られないと言った問題が発生する。
【0004】
特開平11−51029号に係る「薄板部材のネジ止め構造」は従来技術の1つであり、「薄板部材の挿入穴の周囲に複数個の高さhの凸部を設け、被固定板材を重ねてバーリング部にネジをねじ込む。ネジの頭部近傍に非ネジ部があっても、ネジが高さhだけ上方で止まるので、非ネジ部がバーリング部にはねじ込まれず、完全なネジ部だけが結合する。」構造と成っている。
【0005】
そこで、ネジの頭部付近に非ネジ部があっても、一方の薄板部材(固定板材)に設けた凸部の高さだけ上方に位置する為に、ネジ部はバーリング加工したバーリング分の穴に螺合して十分な締結強度が得られるとしている。
【0006】
ところで、このネジ止め構造では、固定板材に複数の凸部を加工すると共に、被固定板材にはバーリング部を成形しなくてはならず、両板材の加工を必要とすることで加工工数が増えてしまう。そして、固定板材のネジ挿入穴周囲に成形される凸部はネジ頭が載る為に複数個必要であり、これら各凸部の高さ寸法にバラツキがあってはならず、高さにバラツキが発生すればネジは傾いて十分なネジ止め強度が得られなくなる。
【0007】
一方、固定板材に成形した凸部はネジ締めによって潰され、ネジ止め強度が低下し、ネジの弛みを生じる原因となる。そして、凸部にネジ頭が載置された状態でのネジ止め構造である為に、凸部高さ分だけ固定板材からネジ頭が余分に突出することになり、該ネジ頭部が障害になると共に外観的にも好ましくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の薄板部材のネジ止め構造には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であって、加工工数を減らして製作費を安くし、又ネジ止めによって得られる締結強度が高く、弛みを生じることのない薄板部材のネジ止め構造を提供する。
【0009】
【課題を解決する為の手段】
本発明のネジ止め構造は、薄板から成る固定板材と被固定板材がネジ止めによって締結されて構成している。固定板材にはネジが挿通する挿入穴が貫通して設けられ、被固定板材にはバーリング加工が施されて該バーリング部にはネジが螺合する穴が形成される。しかし薄板のバーリング量には限界があり、長く突出したバーリング部を作ることが出来ないことから、バーリング部と同心を成すと共に、大きな内径の凹部を絞り加工する。すなわち、被固定板材に凹部を成形することで、バーリング部を位置ズレさせ、該バーリング部の穴にはネジ部が螺合し、非ネジ部が嵌らないようにしている。すなわち、限られたバーリング部の穴がネジ部と有効に螺合する形態としている。
【0010】
一方、バーリング部がストレートでなく、先端側を細くしたテーパーに加工するならば、ネジが螺合するに十分な深さ(突出長さ)に成形される。すなわち、非ネジ部がネジ穴に嵌っても、残りのネジ部はバーリング穴と螺合して、強固に締結することが可能となる。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
【実施例】
図1は本発明に係る薄板部材のネジ止め構造を示している展開図であり、同図の11はネジ、12は固定板材、13は非固定板材を表している。同図に示すように、ネジ11は頭部14とネジ軸15から成って、ネジ軸15はネジ部aと非ネジ部bを有している。
【0012】
そして固定板材12には上記ネジ11のネジ軸15が挿通する挿入穴16が貫通し、被固定板材13には絞り凹部17が設けられ、該絞り凹部17と同心を成してバーリング部18を有している。加工工程の手順は限定しないが、被固定板材13には最初にバーリング加工が施され、その後に絞り加工される場合、又は逆に絞り加工した凹部17の底をバーリング加工することも出来る。
【0013】
薄板にバーリング加工する場合、バーリング量(被固定板材面からの突出量)はそれ程大きくすることが出来ないが、同図に示すように絞り凹部17を加工することで、バーリング部18の位置がズレ、被固定板材13からの突出量は大きく成る。すなわち、絞り凹部17の深さ分だけ位置ズレする。
【0014】
図2は本発明のネジ止め構造を示している具体例であり、固定板材12に被固定板材13が重ねられて、両板材がネジ止めされている。ネジ11は固定板材12に設けている挿入穴16から挿入して、被固定板材13にバーリングされて形成された穴19に螺合する。ここで、穴19にネジ溝を前以て加工する場合もあるが、被固定板材13の材質がネジ11より比較的柔らかい場合には、ネジ11を螺合することで穴19の内周面にはネジ溝が削設されながら螺合する。
【0015】
図2から明らかなように、ネジ軸15の非ネジ部bは固定板材12の厚さと絞り凹部17に位置し、ネジ部aはバーリング部18の穴に嵌って螺合することが出来る。すなわち、バーリング部18の穴全長が有効に利用されてネジ部aと螺合することが出来、バーリング部18の穴に非ネジ部bが嵌り込むことはない。
【0016】
図3は本発明のネジ止め構造を示す他の実施例である。固定板材12は前記実施例と同じく挿入穴16が設けられ、被固定板材13にはバーリング部20を成形している。ただし、該バーリング部20は前記実施例のバーリング部18とは異なり、テーパー状に先端が細くなっている。このように、テーパーを設けてバーリング加工するならばその深さは大きく成り、絞り凹部を成形する必要はなくなる。
【0017】
非ネジ部bが位置するバーリング部20の内径は大きくて、ネジ部aが位置する領域でのバーリング部20の穴内径は小さくなって、該ネジ部aが螺合することが出来る。しかも、バーリング部20の高さが大きい為に、ネジ部aは十分に螺合して被固定板材を締結することが可能となる。
【0018】
以上述べたように、本発明のネジ止め構造は被固定板材にテーパー状のバーリング部を設けたり、又はストレートバーリング部の場合には絞り凹部を同心を成して形成してネジ止めしたものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0019】
【発明の効果】
本発明のネジ止め構造は、ネジ部が螺合するバーリング部の穴に絞り凹部を設けている為に該バーリング部の位置がズレ、ネジ軸の非ネジ部は絞り凹部に位置してバーリング部の穴にはネジ部が螺合することになる。すなわち、長いバーリング部の加工が出来ない薄板であっても、該バーリング部全長を有効に利用して強固なネジ止めが得られる。
【0020】
又、先端側を細くしてテーパー状にバーリング加工するならば、バーリング部は長くなってネジ部と十分な長さで螺合することが出来る。このように、本発明では固定板材に挿入穴を貫通して設けるだけで、被固定板材側にバーリング部及び絞り凹部を加工する為に、全体としての加工工数は減少して製作費が安くなり、生産性が向上する。
【0021】
一方、従来のように、ネジ頭部は固定板材面に設けた凸部に載置された状態でネジ止めされないことで、凸部の潰れによるネジの弛みはなく、しかもネジ頭部が凸部の高さ分だけ余分に突出するといった問題も解消される。さらに、固定板材の挿入穴と被固定板材の穴との位置が多少ズレた場合においても、ネジの先端が被固定板材側に設けた絞り凹部の曲面に沿ってバーリング部の穴へと誘導されてネジ止めを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネジ止め構造の展開図。
【図2】本発明に係るネジ止め構造。
【図3】本発明に係るネジ止め構造。
【図4】一般的な転造ネジ。
【図5】従来のネジ止め構造。
【符号の説明】
11 ネジ
12 固定板材
13 被固定板材
14 頭部
15 ネジ軸
16 挿入穴
17 絞り凹部
18 バーリング部
19 穴
20 バーリング部
Claims (2)
- 固定板材に薄板からなる被固定板材を頭部側に非ネジ部を有すネジを用いてネジ止めする構造において、上記固定板材にはネジが挿入される挿入穴を貫通し、被固定板材にはバーリング加工を施してバーリング部を形成し、該バーリング部と同心を成して絞り凹部を設け、バーリング部の穴に上記固定板材の挿入穴から挿入したネジを螺合したことを特徴とする薄板部材のネジ止め構造。
- 固定板材に薄板からなる被固定板材を頭部側に非ネジ部を有すネジを用いてネジ止めする構造において、上記固定板材にはネジが挿入される挿入穴を貫通し、被固定板材にはバーリング加工を施して先端を細くしたバーリング部を形成し、該バーリング部の穴に上記固定板材の挿入穴から挿入したネジを螺合したことを特徴とする薄板部材のネジ止め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002374151A JP2004204936A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 薄板部材のネジ止め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002374151A JP2004204936A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 薄板部材のネジ止め構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004204936A true JP2004204936A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32812253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002374151A Pending JP2004204936A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 薄板部材のネジ止め構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004204936A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-12-25 JP JP2002374151A patent/JP2004204936A/ja active Pending
Cited By (12)
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