JP2003278730A - インサート部材分離構造 - Google Patents
インサート部材分離構造Info
- Publication number
- JP2003278730A JP2003278730A JP2002085665A JP2002085665A JP2003278730A JP 2003278730 A JP2003278730 A JP 2003278730A JP 2002085665 A JP2002085665 A JP 2002085665A JP 2002085665 A JP2002085665 A JP 2002085665A JP 2003278730 A JP2003278730 A JP 2003278730A
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- Japan
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- insert member
- outer diameter
- boss
- diameter portion
- boss portion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インサート部材とプラスチック成形部材の
分離を説明する図。材質の異なるインサート部材を樹脂
材から容易に行なえるようにし、環境配慮を行なう。 【解決手段】 大径部と小径部を備えたインサート部
材の小径部を樹脂材のボス部に圧入。また、樹脂材のボ
ス部には頂部に切り欠きを設ける。これにより、衝撃荷
重を与えたりマイナスドライバーでこじたりすることに
よって、インサート部材を樹脂材から容易に取り外すこ
とができる。
分離を説明する図。材質の異なるインサート部材を樹脂
材から容易に行なえるようにし、環境配慮を行なう。 【解決手段】 大径部と小径部を備えたインサート部
材の小径部を樹脂材のボス部に圧入。また、樹脂材のボ
ス部には頂部に切り欠きを設ける。これにより、衝撃荷
重を与えたりマイナスドライバーでこじたりすることに
よって、インサート部材を樹脂材から容易に取り外すこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂等の成形品か
らインサート部材を分離するための分離構造に関する。
らインサート部材を分離するための分離構造に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機・プリンタ・ファクシミリ等の画
像形成装置を始めとした電気機器には、カバー部品・内
装部品・実装部品等に数多くのプラスチック材料による
成形品が使用されている。
像形成装置を始めとした電気機器には、カバー部品・内
装部品・実装部品等に数多くのプラスチック材料による
成形品が使用されている。
【0003】それらのプラスチック成形品と他の部品を
締結する場合、その方法として、タッピンネジによる締
結・熱溶着による締結・接着による締結等がある。しか
し、頻繁に取り外しが行なわれる場合や、タッピンネジ
では精度・強度が満足できない場合は、金属製のインサ
ート部材を本体のプラスチック成形品に圧入したり、一
体的に成形したりして締結に利用するようにしたものが
広く使われている。
締結する場合、その方法として、タッピンネジによる締
結・熱溶着による締結・接着による締結等がある。しか
し、頻繁に取り外しが行なわれる場合や、タッピンネジ
では精度・強度が満足できない場合は、金属製のインサ
ート部材を本体のプラスチック成形品に圧入したり、一
体的に成形したりして締結に利用するようにしたものが
広く使われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の省資源運
動の高まりや環境保全対策等の関係で、プラスチック材
料のリサイクル化、及びインサート部材のリサイクル化
が求められている。例えば、使用後の複写機等を解体処
理するにあたっては、プラスチック成形品はその材質ご
とに分別して再生プラスチックとして再利用している。
動の高まりや環境保全対策等の関係で、プラスチック材
料のリサイクル化、及びインサート部材のリサイクル化
が求められている。例えば、使用後の複写機等を解体処
理するにあたっては、プラスチック成形品はその材質ご
とに分別して再生プラスチックとして再利用している。
【0005】したがって、インサート部材がプラスチッ
ク成形品に圧入されていたり一体的に成形されている場
合は、インサート部材をプラスチック成形品からを取り
除く作業が必要となる。従来は、その異物としてのイン
サート部材を取り除くためには、ニッパーでインサート
部材を切り落とす等の非常に困難な作業を必要とし、作
業効率も悪く、リサイクルに対しての大きな障害となっ
ていた。
ク成形品に圧入されていたり一体的に成形されている場
合は、インサート部材をプラスチック成形品からを取り
除く作業が必要となる。従来は、その異物としてのイン
サート部材を取り除くためには、ニッパーでインサート
部材を切り落とす等の非常に困難な作業を必要とし、作
業効率も悪く、リサイクルに対しての大きな障害となっ
ていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題に
鑑みなされたものであって、頂部に高位な部分と低位な
部分によりなる段差を備えた円筒状のボス部、を有する
樹脂部材と、該円筒部に圧入される第1の外径部と、第
1の外径部よりさらに大きい外径により成る第2の外径
部を持つインサート部材と、により構成されたことを特
徴としたインサート部材分離構造、を実現した。
鑑みなされたものであって、頂部に高位な部分と低位な
部分によりなる段差を備えた円筒状のボス部、を有する
樹脂部材と、該円筒部に圧入される第1の外径部と、第
1の外径部よりさらに大きい外径により成る第2の外径
部を持つインサート部材と、により構成されたことを特
徴としたインサート部材分離構造、を実現した。
【0007】本構成によれば、プラスチック部材のリサ
イクル時、インサート部材等の異材質部材を容易に分離
・分別することができ、リサイクル活動を促進でき、省
資源や環境保全に貢献できる。
イクル時、インサート部材等の異材質部材を容易に分離
・分別することができ、リサイクル活動を促進でき、省
資源や環境保全に貢献できる。
【0008】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
図面に基づき詳細に説明する。
図面に基づき詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明のインサート部材分離構造
の斜視図である。
の斜視図である。
【0010】図2は、図1からインサート部材のみを抽
出した図である。
出した図である。
【0011】図3は、図2からプラスチック成形部材の
みを抽出した図である。
みを抽出した図である。
【0012】図4は、インサート部材とプラスチック成
形部材の分離を説明する図である。
形部材の分離を説明する図である。
【0013】1は、円筒状の金属製インサート部材であ
る。インサート部材1は、締結用の貫通したメネジ部2
を有している。また、インサート部材1は、その外周の
一部に抜け留めかつ回り留め用のローレット部が設けら
れた小径部3(直径a)と小径部3より径の大きい大径
部4(直径b)を有している。5は、板状のプラスチッ
ク成形部材である。6は、インサート部材1を圧入・保
持するボス部である。ボス部6は、インサート部材1の
小径部3が圧入される穴7を有しており、穴7の直径c
は小径部3の直径aよりもやや小さく設定されている。
また、ボス部3の外径dは、インサート部材1の大径部
4の直径bと概ね同じに設定されている。また、ボス部
3は、高位な部分としての頂部8近傍に、低位な部分と
してのV字状の切り欠き9を有している。インサート部
材1は、大径部4がボス部6の頂部8に突き当たるよう
にボス部6に圧入されている。
る。インサート部材1は、締結用の貫通したメネジ部2
を有している。また、インサート部材1は、その外周の
一部に抜け留めかつ回り留め用のローレット部が設けら
れた小径部3(直径a)と小径部3より径の大きい大径
部4(直径b)を有している。5は、板状のプラスチッ
ク成形部材である。6は、インサート部材1を圧入・保
持するボス部である。ボス部6は、インサート部材1の
小径部3が圧入される穴7を有しており、穴7の直径c
は小径部3の直径aよりもやや小さく設定されている。
また、ボス部3の外径dは、インサート部材1の大径部
4の直径bと概ね同じに設定されている。また、ボス部
3は、高位な部分としての頂部8近傍に、低位な部分と
してのV字状の切り欠き9を有している。インサート部
材1は、大径部4がボス部6の頂部8に突き当たるよう
にボス部6に圧入されている。
【0014】このプラスチック成形部材5のボス部6か
らインサート部材1を取り外すときは、インサート部材
1の大径部3を、V字状切り欠き9と反対側の方向(矢
印Aで示した方向)からハンマー等で衝撃荷重を加え
る。すると、図4で示すように、V字状切り欠き9が押
し広げられ(或いは組成変形や破壊されて)、インサー
ト部材1がボス部6から押し出されてインサート部材1
とプラスチック成形部材5は分離する。
らインサート部材1を取り外すときは、インサート部材
1の大径部3を、V字状切り欠き9と反対側の方向(矢
印Aで示した方向)からハンマー等で衝撃荷重を加え
る。すると、図4で示すように、V字状切り欠き9が押
し広げられ(或いは組成変形や破壊されて)、インサー
ト部材1がボス部6から押し出されてインサート部材1
とプラスチック成形部材5は分離する。
【0015】(第2実施形態)次に第2の実施形態につ
いて説明する。図5は、本発明のインサート部材分離構
造の斜視図である。図6は、図5からプラスチック成形
部材のみを抽出した図である。図7,図8は、インサー
ト部材とプラスチック成形部材の分離を説明する図であ
る。
いて説明する。図5は、本発明のインサート部材分離構
造の斜視図である。図6は、図5からプラスチック成形
部材のみを抽出した図である。図7,図8は、インサー
ト部材とプラスチック成形部材の分離を説明する図であ
る。
【0016】第1の実施形態と同様な部分は、同符号を
もって説明を省略する。
もって説明を省略する。
【0017】本実施形態では、V字状の切り欠き9の代
わりに、高位な部分としての頂部8に概ね水平な低位の
段差部10を有している。この段差部10は、インサー
ト部材1が圧入されてインサート部材の大径部4がボス
部6の頂部8に突き当たっている状態では、スリット状
の切り欠き11を成している。このスリット状切り欠き
11の間隔eは、一般的なマイナスドライバーの先端が
こじ入れられる程度の幅に設定されている。
わりに、高位な部分としての頂部8に概ね水平な低位の
段差部10を有している。この段差部10は、インサー
ト部材1が圧入されてインサート部材の大径部4がボス
部6の頂部8に突き当たっている状態では、スリット状
の切り欠き11を成している。このスリット状切り欠き
11の間隔eは、一般的なマイナスドライバーの先端が
こじ入れられる程度の幅に設定されている。
【0018】このプラスチック成形部材5のボス部6か
らインサート部材1を取り外すときは、一般的な工具で
あるマイナスドライバー12の先端をスリット状切り欠
き11に差し込む。そしてマイナスドライバー12を矢
印B方向にひねりスリット状切り欠き11を押し広げ
る。するとインサート部材1の大径部4が押し上げられ
て、インサート部材1はボス部6から取り外される。
らインサート部材1を取り外すときは、一般的な工具で
あるマイナスドライバー12の先端をスリット状切り欠
き11に差し込む。そしてマイナスドライバー12を矢
印B方向にひねりスリット状切り欠き11を押し広げ
る。するとインサート部材1の大径部4が押し上げられ
て、インサート部材1はボス部6から取り外される。
【0019】第2の実施形態では、一般的に普及してい
るマイナスドライバーのみを用いることにより容易にイ
ンサート部材を取り外すことができる。
るマイナスドライバーのみを用いることにより容易にイ
ンサート部材を取り外すことができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
プラスチック部材のリサイクル時、インサート部材等の
異材質部材を容易に分離・分別することができ、リサイ
クル活動を促進でき、省資源や環境保全に貢献できる。
プラスチック部材のリサイクル時、インサート部材等の
異材質部材を容易に分離・分別することができ、リサイ
クル活動を促進でき、省資源や環境保全に貢献できる。
【図1】本発明のインサート部材分離構造の斜視図。
【図2】図1からインサート部材のみを抽出した図。
【図3】図2からプラスチック成形部材のみを抽出した
図。
図。
【図4】インサート部材とプラスチック成形部材の分離
を説明する図。
を説明する図。
【図5】本発明のインサート部材分離構造の斜視図。
【図6】図5からプラスチック成形部材のみを抽出した
図。
図。
【図7】インサート部材とプラスチック成形部材の分離
を説明する図。
を説明する図。
【図8】インサート部材とプラスチック成形部材の分離
を説明する図。
を説明する図。
Claims (5)
- 【請求項1】 頂部に高位な部分と低位な部分によりな
る段差を備えた円筒状のボス部、を有する樹脂部材と、 該円筒部に圧入される第1の外径部と、第1の外径部よ
りさらに大きい外径により成る第2の外径部を持つイン
サート部材と、 により構成されたことを特徴としたインサート部材分離
構造。 - 【請求項2】 第2の外径部はボス部の外径部と概ね同
じ外径であること、 を特徴とした請求項1に記載のインサート部材分離構
造。 - 【請求項3】 ボス部の段差の低位部分はV字状の切り
欠き形状であること、 を特徴とした請求項1及び2に記載のインサート部材分
離構造。 - 【請求項4】 ボス部の段差の高位部分と低位部分は概
ね水平であること、 を特徴とした請求項1及び2に記載のインサート部材分
離構造。 - 【請求項5】 ボス部の高位部分にインサート部材の第
2の外径部を突き当てるようにして、インサート部材を
ボス部に圧入したこと、 を特徴とした請求項.1及び2に記載のインサート部材
分離構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002085665A JP2003278730A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | インサート部材分離構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002085665A JP2003278730A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | インサート部材分離構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003278730A true JP2003278730A (ja) | 2003-10-02 |
Family
ID=29232541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002085665A Withdrawn JP2003278730A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | インサート部材分離構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003278730A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012057684A (ja) * | 2010-09-07 | 2012-03-22 | Honda Motor Co Ltd | 樹脂部材の取付構造 |
CN110582165A (zh) * | 2018-06-11 | 2019-12-17 | 深圳长城开发科技股份有限公司 | 一种用于从印刷电路板分离集成电路的装置 |
-
2002
- 2002-03-26 JP JP2002085665A patent/JP2003278730A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012057684A (ja) * | 2010-09-07 | 2012-03-22 | Honda Motor Co Ltd | 樹脂部材の取付構造 |
CN110582165A (zh) * | 2018-06-11 | 2019-12-17 | 深圳长城开发科技股份有限公司 | 一种用于从印刷电路板分离集成电路的装置 |
CN110582165B (zh) * | 2018-06-11 | 2024-05-28 | 深圳长城开发科技股份有限公司 | 一种用于从印刷电路板分离集成电路的装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |