JPH10211485A - リサイクル成形品 - Google Patents

リサイクル成形品

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Publication number
JPH10211485A
JPH10211485A JP9028502A JP2850297A JPH10211485A JP H10211485 A JPH10211485 A JP H10211485A JP 9028502 A JP9028502 A JP 9028502A JP 2850297 A JP2850297 A JP 2850297A JP H10211485 A JPH10211485 A JP H10211485A
Authority
JP
Japan
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molded product
holding
separation groove
insert
recycled molded
Prior art date
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Pending
Application number
JP9028502A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Kobayashi
和彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10211485A publication Critical patent/JPH10211485A/ja
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異材質部品を保持する樹脂成形品などの成形
品において、そのリサイクル化を実現して有限な資源を
有効に活用し、廃棄物を少なくして環境汚染の防止を図
る。 【解決手段】 複写機の外装カバー(リサイクル成形
品)10を、たとえばABS樹脂を用いて射出成形によ
りつくり、その外装カバー10に筒状のボス部10cを
設けて該ボス部10cに真鍮製のナット13(異材質部
品)を圧入するとともに、そのインサート部位aの下側
外周に分離溝12を設け、その部分での強度を弱くして
インサート部位aを切り取り可能にする。そして、外装
カバー10を再生処理するとき、インサート部位aを分
離溝12の位置で取り除いて廃棄する一方、残りの大部
分は廃棄しないで回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写機
・プリンタ・ファクシミリやそれらの複合機などに備え
る樹脂製のカバーやケースなどのように、再生処理して
新たな部品として利用できるリサイクル成形品に関す
る。その中で特に、たとえば金属製部品やゴム製部品や
樹脂製部品などの異材質部品を埋め込むなどして保持し
たリサイクル成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば寿命のため複写機などを
解体処理するとき、たとえば樹脂製の解体部品は、その
材質ごとに分別して回収し、リサイクル成形品として再
利用しているが、この樹脂製の解体部品の中で、異材質
の例えば金属製部品を埋め込んで保持したものは、その
金属製部品をいちいち取り除くことが面倒であるため、
回収せずに不燃ゴミとして廃棄していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
再生可能な樹脂成形品のようなものでも、上述のように
異材質部品を保持したものは、たとえ異材質部品が小さ
なものであつても、全体を廃棄する結果、有限な資源を
有効に活用し、廃棄物を少なくして環境汚染の防止を図
るという最近の要請に反するという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、たとえば以下の図示実施の形態に示すよう
に、ナット13のような異材質部品を保持する外装カバ
ー10・20のようなリサイクル成形品において、前記
異材質部品を保持したインサート部位a・bのような保
持部位を切り取り可能に分離溝12・15を設けてな
る、ことを特徴とする。
【0005】そして、たとえばリサイクル成形品を再生
処理するために材質ごとに分別するとき、異材質部品を
保持した保持部位を分離溝12・15の位置で取り除
く。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のリサイクル成形品において、たとえば以下の図3に示
す実施の形態のように、前記保持部位に手掛け部10e
を設けてなる、ことを特徴とする。
【0007】そして、リサイクル成形品から保持部位を
取り除くとき、手掛け部10eに手を掛けて保持部位を
切り取る。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のリサイクル成形品において、たとえば以下の
図4に示す実施の形態のように、前記分離溝15を、複
数の前記保持部位を一括して切り取り可能に形成してな
る、ことを特徴とする。
【0009】そして、たとえばリサイクル成形品を再生
処理するために材質ごとに分別するとき、複数の保持部
位を分離溝に沿って一括して取り除く。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1、2ま
たは3に記載のリサイクル成形品において、たとえば以
下の実施の形態に示すように、前記分離溝12・15
を、成形時に同時に形成してなる、ことを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、たとえば以下の
実施の形態に示すように、異材質部品を保持するリサイ
クル成形品において、前記異材質部品を保持した保持部
位を切り取り可能に連続穴を設けてなる、ことを特徴と
する。
【0012】そして、たとえばリサイクル成形品を再生
処理するために材質ごとに分別するとき、異材質部品を
保持した保持部位を連続穴の位置で取り除く。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態について説明する。図1に、この発明に
よるリサイクル成形品の一例である外装カバーを示す。
【0014】図中符号10でその外装カバーを示す。こ
の外装カバー10は、複写機の外装カバーで、たとえば
ABS(アクリロニトルブタジエンスチレン)樹脂を用
いて射出成形によりやや細長で四角い板状につくる。そ
して、外周縁に枠板部10aを設け、その枠板部10a
の両側部分の間に補強板部10bを設けるとともに、そ
の補強板部10bから図中上向きに筒状のボス部10c
を設ける。
【0015】ボス部10cは、図2に示すように、その
中心穴11の先端側を一段拡径につくり、そこにナット
収納穴部11aを形成するとともに、その穴部11aの
下側外周に分離溝12を設け、その部分での強度を弱く
してなる。そして、たとえばこの成形後に、ナット収納
穴部11a内に、図1に示すように、異材質部品である
真鍮製のナット13を圧入してインサートする。ナット
13は、円筒状をなし、その外周面にきざみ目を設け、
内周面に、図示しない取付部品の雄ねじ部を係合する雌
ねじ部を設けてなる。
【0016】なお、ナット13は、この外装カバー10
の成形時に同時に、ボス部10の先端部分に埋め込むこ
とによりインサートしてもよい。
【0017】さて、たとえば寿命のため複写機を廃棄す
る場合は、それを解体して後、図示外装カバー10を材
質に応じて分別する。そのとき、外装カバー10は、ナ
ット13をインサートしたインサート部位aを、たとえ
ばペンチなどの工具で分離溝12の位置で折って取り除
く。そして、取り除いたインサート部位aは、不燃ゴミ
として廃棄する。一方、残った外装カバー10の大部分
は回収し、同じABS樹脂からなる他の解体部品ととも
に、リサイクル成形品として再利用する。
【0018】ところで、この外装カバー10には、成形
時に同時に、たとえば図3に示すように、インサート部
位aの外周に薄板状の手掛け部10eを突出して設ける
とよい。
【0019】そして、外装カバー10からインサート部
位aを取り除くとき、上述のような工具を用いずに、手
掛け部10eに手を掛けて、分離溝12の位置でインサ
ート部位aを折ってインサート部位aを取り除く。
【0020】また、この発明では、たとえば図4に示す
ように、円筒状のインサート部位bを2つもった外装カ
バー20を樹脂成形するときには、その成形時、それら
インサート部位bを取り囲むように分離溝15を形成す
るとよい。そして、図5に示すように、分離溝15の底
部分を薄肉に形成し、その底部分の強度を弱くしてお
く。
【0021】しかして、外装カバー20からインサート
部位bを取り除くときは、たとえばドライバの先を分離
溝15に叩き付けたり、ハンマーでインサート部位bを
叩き付けたりして分離溝15で内側の板片16を、2つ
のインサート部位bごと取り除く。
【0022】ところで、上述した図示実施の形態では、
異材質部品として、真鍮製のナット13の例を示した
が、それに限らず、各種の金属製部品やゴム製部品や樹
脂製部品などでもよい。
【0023】また、リサイクル成形品としては、そのよ
うな異材質部品を保持するものであれば、前述した外装
カバー10・20に限らず、たとえば複写機内の各装置
の樹脂製カバーやケースなどでもよい。なお、もちろん
複写機に限らず、プリンタ・ファクシミリなどの電子電
気機器のほか、各種の機械器具などに備える成形品であ
ってもよい。
【0024】さらに、上述した図示実施の形態では、ナ
ット13をインサート部位a・b内にインサートする外
装カバー10・20を示して説明したが、異材質部品
を、たとえば接着剤で接着したり、ネジで止めたりして
適宜の保持部位に取り付けて保持するリサイクル成形品
であってもよい。
【0025】ところで、この発明では、リサイクル成形
品に、たとえば図4に示した分離溝15に代えて、イン
サート部位bを取り囲むように連続穴を設けてそこに低
強度の部分を形成し、その低強度の部分において、異材
質部品を保持した保持部位を簡単に切り取ることができ
る構成とすることもできる。
【0026】
【発明の効果】したがって、請求項1または5に記載の
発明によれば、リサイクル成形品に、分離溝や連続穴を
設けて強度の弱い部分をつくることにより異材質部品の
保持部位を切り取り可能とするため、後にリサイクル成
形品を再生処理するとき、この保持部位を異材質部品ご
と簡単に取り除くことができる。そのため、リサイクル
成形品がたとえ異材質部品を保持したものであっても、
従来のように成形品全体を廃棄する必要がなく、再生処
理することができ、その結果、有限な資源を最大限有効
に活用し、廃棄物を少なくして環境汚染の防止を図るこ
とができる。
【0027】請求項2に記載の発明によれば、手掛け部
を上述した保持部位に設けることから、その保持部位を
リサイクル成形品から分離するときに、工具を用いず手
で簡単に保持部位を切り取ることができる。また、手掛
け部があることにより、それが目印となって保持部位の
取り残しを防止することもできる。
【0028】請求項3に記載の発明によれば、分離溝
を、複数の上述した保持部位を一括して切り取り可能に
形成するため、一度の作業で複数の保持部位を簡単に取
り除くことができ、それだけ作業の効率を上げることが
できる。
【0029】請求項4に記載の発明によれば、上述した
分離溝を、成形後の2次加工により形成するのではな
く、成形時に同時に形成することから、それだけリサイ
クル成形品の製作工程を少なくして製作コストを低く抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるリサイクル成形品の一例である
外装カバーを、一部を省略して示す部分斜視図である。
【図2】その外装カバーに設けるボス部の形状を示す部
分縦断面図である。
【図3】そのボス部に手掛け部を設けた外装カバーの部
分斜視図である。
【図4】ボス部を2つ設けてその周りに分離溝を設けた
外装カバーの斜視図である。
【図5】その外装カバーを、図4中線A−Aに沿って断
面にして矢示方向から見て示す矢視拡大断面図である。
【符号の説明】
10・20 外装カバー(リサイクル成形品) 10e 手掛け部 12・15 分離溝 13 ナット(異材質部品) a・b インサート部位(保持部位)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異材質部品を保持するリサイクル成形品
    において、前記異材質部品を保持した保持部位を切り取
    り可能に分離溝を設けてなる、リサイクル成形品。
  2. 【請求項2】 前記保持部位に手掛け部を設けてなる、
    請求項1に記載のリサイクル成形品。
  3. 【請求項3】 前記分離溝を、複数の前記保持部位を一
    括して切り取り可能に形成してなる、請求項1または2
    に記載のリサイクル成形品。
  4. 【請求項4】 前記分離溝を、成形時に同時に形成して
    なる、請求項1、2または3に記載のリサイクル成形
    品。
  5. 【請求項5】 異材質部品を保持するリサイクル成形品
    において、前記異材質部品を保持した保持部位を切り取
    り可能に連続穴を設けてなる、リサイクル成形品。
JP9028502A 1997-01-28 1997-01-28 リサイクル成形品 Pending JPH10211485A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002308518A (ja) * 2000-10-19 2002-10-23 Brother Ind Ltd テープユニット
JP2010214870A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Inax Corp 成形品
JP2011013276A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Konica Minolta Business Technologies Inc 外装部品、外装構造および画像形成装置

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