JP2010214870A - 成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】異材質部品を保持した保持部を周囲部から容易に分断することができる成形品を提供する。
【解決手段】下カバー1は、板状の主板部2と、該主板部2に設けられた、略円筒形状のボス部4と、該ボス部4中に埋設されたナット5等を有している。下カバー1のうちナット5は金属製であり、それ以外の部分は合成樹脂性である。主板部2には、ボス部4を取り巻く略円弧状のスリット6が設けられると共に、このスリット6を横切って該ボス部4と主板部2とを連結するブリッジ部7が設けられている。下カバー1の合成樹脂をリサイクルする場合には、ボス部4に対し傾転方向に力を加えてブリッジ部7を破断させることにより、ボス部4を主板部2から分離することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えばインサートナットを備えた樹脂成形品などのように、異材質部品を分離し、樹脂部分を再生処理して新たな部品として利用できる成形品に関する。
従来、樹脂製の成形部品は、その材質ごとに分別して回収し、リサイクル成形品として再利用しているが、この樹脂製の成形部品の中に異材質の例えば金属製部品を埋め込んで保持したものは、その金属製部品をいちいち取り除くことが面倒である。
特開平10−211485には、金属製ナットをインサートしたボス部を有する樹脂成形品において、ボス部の高さ方向の中間付近に溝を周設し、リサイクル時には該溝部分からボス部を先端側と基端側とに分断し、ナットを含んだボス部先端側をボス部基端側及びそれに連なる樹脂成形品部分から分離するよう構成したリサイクル成形品が記載されている。
特開平10−211485
上記特開平10−211485にあっては、ボス部を分断する場合、ボス部の基端側を工具で固定保持しておかないと、溝に曲げ応力を集中させることができず、ボス部を分断するのに手間がかかる。
また、ナットがボス部の基端側に達するように長いときには、溝を設けてもボス部を切断することができない。
本発明は、上記従来の問題点を解消し、異材質部品を保持した保持部を周囲部から容易に分断することができる成形品を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の成形品は、異材質部品を保持した成形品であって、該異材質部品を保持した保持部をその周囲の周囲部から分離可能とした成形品において、該周囲部に、該保持部を囲むスリットが設けられ、該スリットを横断し、該周囲部と保持部とを連結するブリッジ部が設けられており、該ブリッジ部を分断することにより、該保持部が該周囲部から分離されるように構成したことを特徴とするものである。
請求項2の成形品は、請求項1において、前記保持部はボス部であり、前記周囲部は板状部であり、前記スリットとして、該ボス部を取り巻く円弧形のスリットが設けられ、前記ブリッジ部が、該ボス部を挟んで該ボス部の直径方向の両側に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3の成形品は、請求項2において、前記板状部の厚みよりも前記ブリッジ部の厚みが大きいことを特徴とするものである。
本発明の成形品にあっては、保持部を囲むようにスリットが設けられており、このスリットを横断するようにブリッジ部が設けられている。この保持部に傾転方向に力を加えてブリッジ部を分断させることにより、保持部を周囲部から分離することができる。
特に、請求項2のように構成した場合には、保持部としてのボス部を傾転させると、ブリッジ部に応力が集中してブリッジ部が容易に破断する。そのため、保持部としてのボス部を容易に分離することができる。また、ナットなどがボス部の基端側にまで延在していても、ボス部を周囲部としての板状部から容易に分離することができる。
請求項3の成形品にあっては、ブリッジ部の厚みを周囲部としての板状部の厚みよりも大きくしているので、ボス部と板状部との連結強度が高い。従って、ボス部及びブリッジ部を介して相手方部材を成形品の板状部に対ししっかりと連結することができる。
実施の形態に係る成形品としての下カバーの斜視図である。 図1の下カバーの平面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図2のV−V線に沿う断面図である。 図1の下カバーの保持部としてのボス部をその周囲の板状部としての主板部から分離したときの斜視図である。 図1の下カバーに装着される上カバーの斜視図である。 上カバーを下カバーに装着した状態を示す、第5図と同様部分の断面図である。 上カバーを下カバーに装着した状態を示す、図7のIX−IX線に沿う部分の断面図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図は、実施の形態に係る成形品としての下カバーの斜視図である。第2図はこの下カバーの平面図である。第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図である。第4図は第2図のIV−IV線に沿う断面図である。第5図は第2図のV−V線に沿う断面図である。第6図は、この下カバーの保持部としてのボス部をその周囲の板状部としての主板部から分離したときの斜視図である。第7図は、この下カバーに装着される上カバーの斜視図である。第8図は、この上カバーを下カバーに装着した状態を示す、第5図と同様部分の断面図である。第9図は、この上カバーを下カバーに装着した状態を示す、第7図のIX−IX線に沿う部分の断面図である。
以下の説明において、左右方向及び上下方向は、第2図における左右方向及び上下方向と合致する。また、前後方向は、第2図の紙面と直交方向と合致し、第2図の紙面の手前側を前側といい、奥側を後側又は裏側という。第7図は、上カバーを下カバー側から(即ち第2図における奥側から)見た図であり、第2図とは左右の向きが逆となっている。
この実施の形態では、成形品は、洋風便器(図示略)に設置される温水洗浄装置等のトイレ機器(図示略)を覆うための下カバー1である。この下カバー1は、該トイレ機器の洋風便器側に配置される。該トイレ機器の洋風便器と反対側には上カバー10が配置され、これらのカバー1,10によって該トイレ機器が覆われる。上カバー10は、下カバー1に対しボルト20(第9図)によって留め付けられる。この上カバー10の下カバー1に対する係合構造については、後で詳しく述べる。
この下カバー1は、板状の主板部2と、該主板部2の側辺2a,2bからそれぞれ該主板部2の前面側へ立ち上がる側壁部3(3a,3b)と、該主板部2に設けられた、前記ボルト20が螺じ込まれる略円筒形状のボス部4と、該ボス部4中に埋設されたナット5(第3図)等を有している。該ナット5は、その雌ネジ孔(符号略)がボス部4の中心孔4aと略同軸状に配置されている。
ボス部4は、その筒軸心線方向を主板部2の板面と略直交方向として、該主板部2の前面から前方へ突出状に設けられている。主板部2には、このボス部4を取り巻くように、略円弧状のスリット6が設けられている。このスリット6は、主板部2をその厚み方向に貫通している。このスリット6を横切って、該ボス部4と主板部2とを連結するブリッジ部7が設けられている。
第2図に示すように、この実施の形態では、ブリッジ部7は、第2図におけるボス部4の左右両側に設けられている。これらのブリッジ部7は、ボス部4の略中心を挟んで互いに反対方向へ略一直線状に延在している。これらのブリッジ部7により、スリット6は、ボス部4の上側を囲む部分と下側を囲む部分とに分断されている。以下、第2図におけるボス部4の左側のブリッジ部7を左側ブリッジ部7aと呼び、ボス部4の右側のブリッジ部7を右側ブリッジ部7bと呼ぶことがある。また、スリット6のうち、第2図におけるボス部4の上側を取り囲む部分を上側スリット6aと呼び、ボス部4の下側を取り囲む部分を下側スリット6bと呼ぶことがある。
この実施の形態では、ボス部4は、第2図における主板部2の左側の側辺2aの近傍に配置されており、左側ブリッジ部7aの左端は、該側辺2aから立ち上がり且つ上下方向(即ちブリッジ部7a,7bの延在方向と交差方向)に延在した左側の側壁部3aに連なっている。第1,2図の通り、上側スリット6a及び下側スリット6bの左端側は、それぞれ、側壁部3aと左側ブリッジ部7aとの交叉隅部又はその直近まで延在している。そのため、側壁部3aのうち左側ブリッジ部7aに対する上側及び下側の各直近部分(以下、ブリッジ部直近部分と呼ぶ。)3c,3dの起立方向の基端部(以下、単に基端部と略す。)には実質的に主板部2が連なっていないか、又はこれらのブリッジ部直近部分3c,3dの基端部に連なる主板部2の幅が他の部分に比べて狭くなっている。これにより、側壁部3aのうち該ブリッジ部直近部分3c,3dが他の部分に比べて低強度となっており、後述のようにボス部4を傾転させたときには、これらのブリッジ部直近部分3c,3dが破断してボス部4が側壁部3aから分離するようになっている。
この実施の形態では、左側ブリッジ部7aには、その前面から前方へ張り出す張出部7cが設けられている。張出部7cの左端は側壁部3aの右側面に連なり、張出部7cの右端はボス部4の外周面に連なっている。第4図に示すように、この張出部7cのブリッジ部7aからの張り出し高さは、左側の側壁部3aの主板部2からの起立高さと略同等となっており、この張出部7cの張り出し方向の先端側の面(前端面)は、側壁部3aの起立方向の先端側の縁部(前端縁)と略面一状に連なっている。この張出部7cにより、左側ブリッジ部7aは、主板部2に比べて厚みが大きなものとなっている。
また、この実施の形態では、ボス部4と右側の側壁部3bとの間の右側ブリッジ部7b及び主板部2の前面から前方へ向ってリブ部7dが突設されている。このリブ部7dは、該右側ブリッジ部7bを通ってボス部4から側壁部3bまで該ボス部4の直径方向に連続して延在しており、左端は該ボス部4の外周面に連なり、右端は右側側壁部3bの左側面に連なっている。このリブ部7dにより、右側ブリッジ部7aも、主板部2に比べて厚みが大きなものとなっている。
この実施の形態では、リブ部7dのうち右側ブリッジ部7bを横切る部分の該右側ブリッジ部7bからの突設高さは、該リブ部7dのそれ以外の部分の主板部2からの突設高さよりも低くなっている。以下、リブ部7dのうち、この右側ブリッジ部7bを横切る部分を低位部7eと称する。リブ部7dのうち該低位部7e以外の部分の主板部2からの突設高さは、ボス部4及び右側側壁部3bの主板部2からの突出又は起立高さと略同等となっており、該低位部7e以外のリブ部7dの前端縁は、ボス部4の前端面及び右側側壁部3bの前端縁と面一状に連なっている。該低位部7eのブリッジ部7bからの突設高さは、リブ部7dの該低位部7e以外の部分の主板部2からの突設高さの5〜30%、また、ブリッジ部は2〜5mm程度が好ましい。
このように、リブ部7dのうち右側ブリッジ部7bを横切る部分をそれ以外の部分よりも高さの低い低位部7eとすることにより、この低位部7eがリブ部7dの他の部分に比べて低強度となっており、後述のようにボス部4を傾転させたときには、この低位部7e即ち右側ブリッジ部7bが破断して、ボス部4がその周囲の主板部2から分離するようになっている。
この下カバー1の端部には、洋風便器への固定部8が設けられている。この固定部8のボルト挿通孔8aを介して下カバー1が洋風便器にボルト留めされる。
上記の主板部2、側壁部3a,3b、ボス部4、ブリッジ部7a,7b、張出部7c、リブ部7d及び固定部8は、ABS、PP(ポリプロピレン)等の合成樹脂により一体に成形されている。前記ナット5は、金属製であり、インサート成形によりボス部4中に埋設されている。
即ち、この実施の形態では、下カバー1のうち、該ナット5が異材質部品であり、ボス部4が、該異材質部品を保持した保持部であり、主板部2及び側壁部3a,3bが該保持部の周囲の周囲部としての板状部である。
前記上カバー10は、下カバー1の主板部2と対面する板状の主板部11と、該主板部11の側辺から立ち上がり、上カバー10を下カバー1に装着したときに該下カバー1の側壁部3と係合する側壁部12(12a,12b)と、該主板部11に設けられたボルト挿通孔13等を有している。該ボルト挿通孔13は、上カバー10を下カバー1に装着したときに、前記ボス部4の中心孔4aと略同心状に重なるように配置されている。
第7図に示すように、この実施の形態では、該上カバー10の主板部11の裏面(下カバー1との対向面)には、該上カバー10を下カバー1に装着したときに該下カバー1の前記ボス部4に外嵌する略円筒形状の周壁部14が設けられている。この周壁部14は、ボルト挿通孔13と略同軸状に配置され、その筒軸心線方向を主板部11の板面と略直交方向として、該主板部11の裏面から後方へ突出状に設けられている。この周壁部14の主板部11からの突出高さは、ボス部4の主板部2からの突出高さよりも大きく、上カバー10を下カバー1に装着したときには、第9図のように、該周壁部14がボス部4に外嵌すると共に、該周壁部14の先端部がボス部4の周囲のスリット6(6a,6b)に係合するようになっている。
なお、この実施の形態では、該周壁部14の主板部11からの突出高さは、第9図の通り、上カバー10が下カバー1に装着され、該周壁部14がスリット6に係合した状態において、該周壁部14の最先端面が主板部2の裏面と略面一となるか、又は主板部2の裏面からスリット6内に若干後退した位置をとる程度とされている。
この周壁部14の左右両サイドには、それぞれ、該周壁部14内にボス部4が嵌合したときに各ブリッジ部7a,7bが係合するブリッジ部係合溝14a,14bが設けられている。これらのブリッジ部係合溝14a,14bは、それぞれ、周壁部14の左右両サイドをその先端側から基端側に向って切り欠くようにして形成されており、いずれも該周壁部14の先端側に開放している。左側ブリッジ部7aが係合する左側ブリッジ部係合溝14aの深さは、該左側ブリッジ部7aの裏面から張出部7cの前面までの高さと同等かそれよりも若干大きなものとなっている。また、右側ブリッジ部7bが係合する右側ブリッジ部係合溝14bの深さは、該右側ブリッジ部7bの裏面からリブ部7dの最前端縁(低位部7e以外の部分の前端縁)までの高さと同等かそれよりも若干大きなものとなっている。
第7図の通り、この周壁部14の右側ブリッジ部係合溝14bの上縁及び下縁から右側側壁部12bまで、リブ部7dと略平行に、1対のリブ部保持片15a,15bが延設されている。これらのリブ部保持片15a,15b同士の間隔は、該リブ部7dの厚みと同等かそれよりも若干大きなものとなっている。上カバー10の装着時には、これらのリブ部保持片15a,15b同士の間にリブ部7dが挟み込まれ、該リブ部7dの上面及び下面に各リブ部保持片15a,15bがそれぞれ重なる。各リブ部保持片15a,15bの主板部11からの高さは、リブ部7dの主板部2からの高さと略同等となっており、上カバー10の装着時には、第8図のように、該リブ部7dは、その基端部までリブ部保持片15a,15b同士の間に挟み込まれる。
洋風便器に下カバー1が取り付けられ、この下カバー1の洋風便器と反対側に温水洗浄装置等のトイレ機器が設置され、このトイレ機器を洋風便器と反対側から覆うように上カバー10が装着される。この際、下カバー1のボス部4に上カバー10の周壁部14が外嵌し、該周壁部14の先端部がボス部4の周囲のスリット6a,6bに係合し、各ブリッジ部7a,7bが該周壁部14の各ブリッジ部係合溝14a,14bに係合し、リブ部7dがリブ部保持片15a,15b同士の間に挟み込まれる。その後、上カバー10のボルト挿通孔13を介してボス部4の中心孔4a(ナット5)にボス部20を締め込み、上カバー10を下カバー1に留め付ける。
この実施の形態では、各ブリッジ部7a,7bの前面側に張出部7c又はリブ部7dを設けて各ブリッジ部7a,7bの厚みを主板部2の厚みよりも大きくしている。また、該張出部7c及びリブ部7dは、それぞれ両端がボス部4及び左右の側壁部3a,3bに連なっている。これにより、該ボス部4と主板部2との連結強度が高いものとなっている。従って、該ボス部4、ブリッジ部7a,7b及び側壁部3a,3bを介して上カバー10を下カバー1の主板部2にしっかりと連結することができる。
また、この実施の形態では、上カバー10が下カバー1に装着された状態にあっては、ボス部4に上カバー10の周壁部14が外嵌し、該周壁部14の先端部がボス部4の周囲のスリット6a,6bに係合し、各ブリッジ部7a,7bが該周壁部14の各ブリッジ部係合溝14a,14bに係合し、リブ部7dがリブ部保持片15a,15b同士の間に挟み込まれているので、該ボス部4の傾転が阻止される。これにより、トイレ使用時の振動等によって各ブリッジ部7a,7b及び側壁部3aのブリッジ部直近部分3c,3dが破断することが防止され、下カバー1の耐久性が高いものとなる。
この下カバー1が寿命などにより廃棄された後、この下カバー1の合成樹脂をリサイクルする場合には、異材質部品であるナット5を下カバー1から除去する。この場合、ボス部4を上下方向や左右方向に傾けるように、該ボス部4に対し傾転方向に力を加える。これにより、第6図のように、右側ブリッジ部7b及び側壁部3aのブリッジ部直近部分3c,3dに応力が集中して該右側ブリッジ部7b及びブリッジ部直近部分3c,3dが破断し、ボス部4が主板部2から分離する。このようにして、ナット5を保持したボス部4を主板部2から分離することにより、該ナット5を下カバー1から除去することができる。
この下カバー1にあっては、ボス部4の全体が主板部2から分離するので、仮にナット5がボス部4の基端側にまで延在していても、ボス部4を主板部2から容易に分離することができる。
なお、上記の実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の実施の形態に限定されない。
例えば、上記の実施の形態では、ボス部4の左右両側にブリッジ部7a,7bが設けられているが、ブリッジ部7の個数及び配置はこれに限定されない。例えば、図示は省略するが、ボス部4の周方向に間隔をあけて3個以上ブリッジ部7が設けられてもよい。あるいは、ボス部4が1個のブリッジ部7のみによって主板部2に連結されていてもよい。
上記の実施の形態では、ボス部4の左サイドにおいては、左側ブリッジ部7aに連なる側壁部3aのブリッジ部直近部分3c,3dを破断させるようにしているが、該左側ブリッジ部7a自体を破断させるように構成してもよい。
上記の実施の形態は、洋風便器に設置される温水洗浄装置等のトイレ機器を覆うためのカバーへの本発明の適用例を示しているが、本発明は、これ以外の成形品にも適用可能である。
1 下カバー
2 主板部
3(3a,3b) 側壁部
4 ボス部
5 ナット
6(6a,6b) スリット
7(7a,7b) ブリッジ部
10 上カバー
11 主板部
12(12a,12b) 側壁部
13 ボルト挿通孔
14 周壁部
14a,14b ブリッジ部係合溝
15a,15b リブ部保持片

Claims (3)

  1. 異材質部品を保持した成形品であって、
    該異材質部品を保持した保持部をその周囲の周囲部から分離可能とした成形品において、
    該周囲部に、該保持部を囲むスリットが設けられ、
    該スリットを横断し、該周囲部と保持部とを連結するブリッジ部が設けられており、
    該ブリッジ部を分断することにより該保持部が該周囲部から分離されるように構成したことを特徴とする成形品。
  2. 請求項1において、前記保持部はボス部であり、前記周囲部は板状部であり、
    前記スリットとして、該ボス部を取り巻く円弧形のスリットが設けられ、
    前記ブリッジ部が、該ボス部を挟んで該ボス部の直径方向の両側に設けられていることを特徴とする成形品。
  3. 請求項2において、前記板状部の厚みよりも前記ブリッジ部の厚みが大きいことを特徴とする成形品。
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