JP2006118808A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】真空断熱材をリサイクルしやすい状態で回収できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】壁部2の外板4には、冷蔵庫1に設けられた真空断熱材7を適切に取り出すときの切り出し位置を示す凹形状のマーク11があり、冷蔵庫1を解体するときに、マーク11に沿って外板4を切断して真空断熱材7を取り出す。このマーク11は冷蔵庫1の外板4の原板からの切り出し、プレス成形等の過程において、マーク11を設けたい位置に対しプレス成形により設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、内板と外板との間に真空断熱材を装着した冷蔵庫に関するものである。
近年、地球環境保護の視点より、省エネルギーや省資源に対して、様々な取り組みがなされている。家電製品においては、消費電力の削減による省エネルギー化や解体回収により再利用して、省資源化や環境汚染防止がはかられている。特に冷蔵庫では、断熱効率の良い真空断熱材の利用による省エネルギー化と、真空断熱材の解体回収による省資源化が求められている。
この真空断熱材料の再利用は、埋め立てや、焼却による環境汚染の抑制につながり、省資源の観点からも極めて重要である。
回収された冷蔵庫は破砕材料として搬入される。搬入された破砕材料が、種々の破砕機器を用いて機械的に破砕される。つぎに、破砕された金属類やゴム等の重い物は、振動コンベアと磁力選別とにより、鉄や非鉄金属およびゴム等に分類され、再利用や廃棄される。
一方破砕された材料の内、内板や断熱材を構成する樹脂材料等の軽いものは、真空断熱材処理工程に送るため、破砕後、ダクトにより吸い出され、サイクロンに送られる。サイクロン内では、真空断熱材の芯材を形成しているガラス繊維と、ポリエステル樹脂で形成されている芯材をいれる袋や、発泡ウレタン樹脂の充填断熱材やABS樹脂等の樹脂で形成される内板等の材料に分別される。
なお、芯材を形成するガラス繊維は、単に繊維の集綿体の状態、または集綿体を結合材で固めた状態のいずれかで用いている。次いで、真空断熱材のガラス繊維のみを分別回収する。回収された真空断熱材のガラス繊維は、再処理工程で、混入しているガラス繊維以外の材料や、破砕により細かく粉砕されたガラス繊維を不純物として除去して、所定長さ以上のガラス繊維が処理選別される。このようにして選別されたガラス繊維は、ガラス繊維の断熱材として再利用される。
樹脂製内箱と金属製外箱との間に発泡断熱材を充填した構成を有する冷蔵庫において、金属製外箱の背面に開口部を設け、この開口部を別の蓋材により封口し、発泡断熱材が金属製外箱の内面に設けられた潤滑性剥離層を介して設けられ、冷蔵庫の解体時には金属製外箱と樹脂製内箱とを接続している領域部を切断した後、開口部からピストンにより金属製外箱と発泡断熱材とを分離する方法が、特許文献1に開示されている。
特開平7−52170号公報
しかしながら上記のような構成では、破砕することにより、全ての材料が混在し、分離、分別に時間、労力がかかるという課題がある。また真空断熱材の主材料である芯材はガラス繊維のためもろく、繊維長さが短く裁断されやすい。このため、ガラス繊維として再加工できないものが多くなり、真空断熱材として用いることが可能な長さのガラス繊維の回収率が低下するという課題を有していた。
また、特許文献1に開示された冷蔵庫は、冷蔵庫としての設計に制約を受ける。
本発明は、上記課題を解決するものであり、真空断熱材をリサイクルしやすい状態で回収できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、真空断熱材を充填断熱材と共に壁部と扉部の断熱材に用いた冷蔵庫において、外板面上または内板面上に真空断熱材を適切に取り出すときの切り出し位置を示すマークを設けたのである。
これにより、マークに従い正確に外板または内板を切断することで、真空断熱材あるいは真空断熱材を構成する材料を再利用しやすい形状で容易に回収することができる。更に、真空断熱材は、破砕分別と再処理により回収する方法より、安価に再利用することができるとともに、破砕により回収しきれない材料の廃棄や焼却処理による環境汚染も抑制することができる。
本発明によれば、真空断熱材あるいは真空断熱材を構成する材料を、外板または内板から再利用しやすい形状で容易に回収することができる効果が得られる。更に、真空断熱材は、破砕分別と再処理により回収する方法より、安価に再利用することができるとともに、破砕により回収しきれない材料の廃棄や焼却処理による環境汚染も抑制することができる。
請求項1に記載の冷蔵庫の発明は、少なくとも冷蔵機能を有する冷蔵庫を構成する壁部と扉部とが、前記冷蔵庫内に面する内板と前記冷蔵庫の外部に面する外板と、前記内板と前記外板との間に装着された真空断熱材及び充填断熱材とを含み、前記外板面上に前記真空断熱材を適切に取り出すときの切り出し位置を示すマークを設けたものであり、マークに従い正確に外板を切断することで、真空断熱材あるいは真空断熱材を構成する材料を再利用しやすい形状で容易に回収することができる効果が得られる。更に、真空断熱材は、破砕分別と再処理により回収する方法より、安価に再利用することができるとともに、破砕により回収しきれない材料の廃棄や焼却処理による環境汚染も抑制することができる。
請求項2に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1記載の発明における前記マークが外板に対し凹形状であるものであり、請求項1記載の発明の作用効果に加えて、マークが外板に対し凹形状であるため、冷蔵庫の生産・運搬、家庭への搬入・設置時等において、冷蔵庫が他のものと接触した場合、前記マークに傷が発生し冷蔵庫の外観が低下することを防止することができる効果が得られる。
請求項3に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、冷蔵庫側面の切り出し位置を冷蔵庫背面及び天面・底面のマークにより示すものであり、請求項1または請求項2記載の発明の作用効果に加えて、マークは、冷蔵庫背面及び天面・底面に設けられており、ほとんど消費者の目につくことがないため冷蔵庫のデザインとして違和感がないという効果が得られる。
請求項4に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1から請求項3のうちいずれか一項記載の発明における前記マークが、外板の作製時に設けられるものであり、請求項1から請求項3のうちいずれか一項記載の発明の作用効果に加えて、マークは、外板の原板からの切り出し、プレス時等の作製時に設けられるため、マーク作製のための余分な工数を必要としないため、冷蔵庫製造が効率的に行うことができる効果が得られる。
請求項5に記載の冷蔵庫の発明は、少なくとも冷蔵機能を有する冷蔵庫を構成する壁部と扉部とが、前記冷蔵庫内に面する内板と前記冷蔵庫の外部に面する外板と、前記内板と前記外板との間に装着された真空断熱材及び充填断熱材とを含み、前記内板面上に前記真空断熱材を適切に取り出すときの切り出し位置を示すマークを設けたものであり、マークに従い正確に内板を切断することで、真空断熱材あるいは真空断熱材を構成する材料を再利用しやすい形状で容易に内板から回収することができる効果が得られる。更に、真空断熱材は、破砕分別と再処理により回収する方法より、安価に再利用することができるとともに、破砕により回収しきれない材料の廃棄や焼却処理による環境汚染も抑制することができる。
請求項6に記載の冷蔵庫の発明は、請求項5記載の発明における前記マークが、内板の作製時に設けられるものであり、請求項5記載の発明の作用効果に加えて、内板の成形時にマークが設けられるため、マーク作製のための余分な工数を必要としないため、冷蔵庫製造が効率的に行うことができると共に前記マークを例えば凸凹を有する自由な形とする事ができる効果が得られる。
以下、本発明による冷蔵庫の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1にかかる冷蔵庫について、図1〜図3を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1の冷蔵庫の外観を示す斜視図である。図2は同実施の形態の冷蔵庫の側面図である。図3は同実施の形態の冷蔵庫の側面の壁の断面図である。
図1において、冷蔵庫1は、前面には扉部3があり、他の面は壁部2で囲われ、内部の温度維持ができるように構成されている。扉部3と壁部2とは、鉄板等で形成される外板4と、樹脂で形成される内板5と、これらの間にポリエステル樹脂繊維やガラス繊維を芯材6として形成されている真空断熱材7と、発泡ウレタン樹脂の充填断熱材8とを有して構成されている。なお、真空断熱材7には、図3に示すように外被材9のヒレ部10が周囲に設けられている。
また、外板4には、冷蔵庫1に設けられた真空断熱材7を適切に取り出すときの切り出し位置を示す凹形状のマーク11があり、冷蔵庫1を解体するときに、マーク11に沿って外板4を切断して真空断熱材7を取り出す。このマーク11は冷蔵庫1の外板4の原板からの切り出し、プレス成形等の過程において、マーク11を設けたい位置に対しプレス成形により設ける。
このマーク11は、真空断熱材7あるいはその構成材料を効率的にリサイクルするために冷蔵庫メーカーが決定する真空断熱材7切り出し位置を示すものであり、真空断熱材7の装着位置を示すものではない。真空断熱材7は、図2に点線で示すように壁部2の周囲より所定の間隔をあけて、かつ移動や、偏りが生じないように外板6と内板7との間において、外板6に接着固定されている。さらに、充填断熱材8を注入して、壁部2の断熱性を向上させることができる。この充填断熱材8は、用いても用いなくても良いが、用いない方が真空断熱材7の回収は容易となる。この構成は扉部3も同様である。
図1に示すように本実施の形態では、上記したように冷蔵庫1の解体切断時に真空断熱材7あるいはその構成材料を効率的にリサイクルするために冷蔵庫メーカーが決定する真空断熱材7切り出し位置を示すものであり、このマーク11を結ぶ線上を切断することで、真空断熱材7または真空断熱材7を構成する材料を効率的に取り出せるように冷蔵庫1の壁部2を切断できる。
この場合、真空断熱材7の真空包装を損傷することなく冷蔵庫1の壁部2を切断しても良いし、真空断熱材7を構成する材料を効率的に取り出すことを考慮して例えば真空断熱材7の中央部にマーク11を設けて切断を行い、真空断熱材7の真空包装を損傷して取り出しても良い。
切断後は、既知の任意の方法で、外板4、内板5および充填断熱材8を除去する等により、真空断熱材7あるいは真空断熱材7を構成する材料を効率的に回収することができる。なお、充填断熱材8を用いない構成の場合は、内板5の切断をしなくても、外板4と真空断熱材7を冷蔵庫1より分離することができる。
また、マーク11は外板4に対し凹形状であるため、冷蔵庫1の生産・運搬、家庭への搬入・設置時等において、冷蔵庫1が他のものと接触した場合、マーク11に傷が発生し冷蔵庫1の外観が低下することを防止することができる効果が得られる。
壁部2の切断手段については特に限定はなく、切断砥石、切断のこぎり、レーザーまたは高圧水等の既知の設備を用いることができる。いずれの切断手段を用いても、真空断熱材7あるいは真空断熱材7を構成する材料を効率的に取り出す位置については、マーク11により容易に判断できる。
切断時においては、冷蔵庫1の全体を回転させれば容易に各面の切断加工ができ、外板4、内板5および充填断熱材8を除去し、真空断熱材7あるいは真空断熱材7を構成する材料を取り出すことができる。また、マーク11は、外板4の作製時にプレス成形等により簡単に作製することができ、マーク11は凹形状を有しているため真空断熱材7の位置決めが非常に楽になる効果も得られる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2にかかる冷蔵庫について、図4〜図7を用いて説明する。図4は本発明の実施の形態2の冷蔵庫の側面図である。図5は同実施の形態の冷蔵庫の上面図である。図6は同実施の形態の冷蔵庫の底面図である。図7は同実施の形態の冷蔵庫の背面図である。
図5、6、7において、冷蔵庫1側面の壁部2に設けられた真空断熱材7を適切に取り出すときの切り出し位置を示すマーク12は、冷蔵庫1を解体するときに、マーク12を目安として外板4を切断することにより、真空断熱材7を取り出すためのものであり、冷蔵庫1の天面13と底面14及び背面15に設けられている。
このマーク12は、冷蔵庫1の外板4の原板からの切り出し、プレス成形等の過程において、マーク12を設けたい位置に対しプレス成形等により設ける。このマーク12は真空断熱材7あるいはその構成材料を効率的にリサイクルするために冷蔵庫メーカーが決定する真空断熱材7切り出し方向を示すものであり、真空断熱材7の装着位置を示すものではない。
真空断熱材7は、図4に点線で示すように、壁部2の周囲より所定の間隔をあけて、かつ移動や、偏りが生じないように外板6と内板7との間において、外板6に接着固定されている。さらに、充填断熱材8を注入して、壁部2の断熱性を向上させることができる。この充填断熱材8は、用いても用いなくても良いが、用いない方が真空断熱材7の回収は容易となる。この構成は扉部3も同様である。
本実施の形態では、上記したように冷蔵庫1の解体切断時に真空断熱材7あるいはその構成材料を効率的にリサイクルするために冷蔵庫メーカーが決定する真空断熱材7切り出し位置を示すものであり、天面13と底面14のマーク12を結ぶ線16と前記線に対し垂直で背面15のマーク12を通る線17が囲まれた部分が真空断熱材7の取り出し位置となる。
冷蔵庫1の線16,17で囲まれた部分をを切断することで、真空断熱材7または真空断熱材7を構成する材料を効率的に取り出せるように冷蔵庫1の壁部2を切断できる。この場合、真空断熱材7の真空包装を損傷することなく冷蔵庫1の壁部2を切断しても良いし、真空断熱材7を構成する材料を効率的に取り出すことを考慮して例えば真空断熱材7の中央に位置する部分を示す位置にマーク12を設けて切断を行い、真空断熱材7の真空包装を損傷して取り出しても良い。
切断後は、既知の任意の方法で、外板4、内板5および充填断熱材8を除去する等により、真空断熱材7あるいは真空断熱材7を構成する材料を効率的に回収することができる。なお、充填断熱材8を用いない構成の場合は、内板5の切断をしなくても、外板4と真空断熱材7を冷蔵庫1より分離することができる。また、マーク12は、冷蔵庫1の背面15及び天面13・底面14に設けられておりほとんど消費者の目につくことがないため冷蔵庫1のデザインとして違和感がないという効果が得られる。
壁部2の切断手段については特に限定はなく、切断砥石、切断のこぎり、レーザーまたは高圧水等の既知の設備を用いることができる。いずれの切断手段を用いても、真空断熱材7あるいは真空断熱材7を構成する材料を効率的に取り出す位置についてはマーク12より容易に判断できる。
切断時においては、冷蔵庫1の全体を回転させれば容易に各面の切断加工ができ、外板4、内板5および充填断熱材8を除去し、真空断熱材7あるいは真空断熱材7を構成する材料を取り出すことができる。また、マーク12は、外板4の作製時にプレス成形等により簡単に作製することができる。
尚、本実施の形態においては、扉部3にマーク12を設けることはしていないが、冷蔵庫1としての外観が問題なければ扉部3に設けてもかまわない。また、真空断熱材7が冷蔵庫1側面の壁部2に設置された場合の真空断熱材7の切り出し位置を示したが、冷蔵庫1の天面13、底面14、背面15に真空断熱材7が設けられた場合には、各面に真空断熱材7の切り出しマークを設けてもかまわないし、マークが目立つ部位に関しては目立たない部位に設けることを行っても問題はない。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3にかかる冷蔵庫について、図8、図9を用いて説明する。図8は本発明の実施の形態3の冷蔵庫の内板を示す斜視図であり、図9は同実施の形態の冷蔵庫の後方下部の要部断面図である。
図8において、冷蔵庫1の内板5に設けられた真空断熱材7の切り出し位置を示すマーク16は、マーク16に沿って内板5をカッター等により切断することにより真空断熱材7を取り出すためのものである。このマーク16は、冷蔵庫1の内板5の真空成形等の過程において、真空成形用金型のマーク16を設けたい位置に対しマーク16の形状の加工を行うことにより簡単に内板5に設けることができる。
このマーク16は、真空断熱材7あるいはその構成材料を効率的にリサイクルするために冷蔵庫メーカーが決定する真空断熱材7切り出し位置を示すものであり、真空断熱材7の装着位置を示すものではない。
真空断熱材7は、図9に示す様に外板6と内板7との間において、内板5に接着固定されている。さらに、充填断熱材8を注入して、壁部2の断熱性を向上させることができる。この充填断熱材8は、用いても用いなくても良いが、用いない方が真空断熱材7の回収は容易となる。この構成は扉部3も同様である。
図8に示すように本実施の形態では、上記したように冷蔵庫1の解体切断時に真空断熱材7あるいはその構成材料を効率的にリサイクルするために真空断熱材7切り出し位置を示すものであり、このマーク16を結ぶ線上あるいはマーク16に沿ってカッター等で内板5を切断することで、真空断熱材7または真空断熱材7を構成する材料を効率的に取り出すことができる。
この場合、真空断熱材7の真空包装を損傷することなく内板5切断しても良いし、真空断熱材7を構成する材料を効率的に取り出すことを考慮して例えば真空断熱材7の芯材の位置にマーク16を設けて切断を行い、真空断熱材7の真空包装を損傷して取り出しても良い。
切断後は、任意の方法で、真空断熱材7に付着している充填断熱材8、内板5を除去する等により、真空断熱材7あるいは真空断熱材7を構成する材料を効率的に回収することができる。
また、マーク16は内板5の真空成形時にその金型を加工することにより簡単に作製することができ、またその形状は内板5とほぼ同等の凸凹形状も有することができる効果も得られる。
内板5の切断手段については特に限定はなく、カッター、切断砥石、切断のこぎり、レーザーまたは高圧水等の既知の設備を用いることができる。いずれの切断手段を用いても、真空断熱材7あるいは真空断熱材7を構成する材料を効率的に取り出す位置については内板5に設けたマーク16により容易に判断できる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、真空断熱材あるいは真空断熱材を構成する材料を再利用しやすい形状で容易に回収することができる効果が得られ、更に、真空断熱材は、破砕分別と再処理により回収する方法より、安価に再利用することができるとともに、破砕により回収しきれない材料の廃棄や焼却処理による環境汚染も抑制することが可能となるので、真空断熱材の様に内部に充填され別途回収が必要なものを有する断熱箱体を備えた製品にも適用できる。
本発明の実施の形態1の冷蔵庫の外観を示す斜視図 同実施の形態の冷蔵庫の側面図 同実施の形態の冷蔵庫の側面の壁の断面図 本発明の実施の形態2の冷蔵庫の側面図 同実施の形態の冷蔵庫の上面図 同実施の形態の冷蔵庫の底面図 同実施の形態の冷蔵庫の背面図 本発明の実施の形態3の冷蔵庫の内板を示す斜視図 同実施の形態の冷蔵庫の後方下部の要部断面図
符号の説明
1 冷蔵庫
2 壁部
3 扉部
4 外板
5 内板
7 真空断熱材
11 マーク
12 マーク
13 天面
14 底面
15 背面
16 マーク

Claims (6)

  1. 少なくとも冷蔵機能を有する冷蔵庫を構成する壁部と扉部とが、前記冷蔵庫内に面する内板と前記冷蔵庫の外部に面する外板と、前記内板と前記外板との間に装着された真空断熱材及び充填断熱材とを含み、前記外板面上に前記真空断熱材を適切に取り出すときの切り出し位置を示すマークを設けた冷蔵庫。
  2. 前記マークが外板に対し凹形状であることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 冷蔵庫側面の切り出し位置を冷蔵庫背面及び天面・底面のマークにより示すことを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 前記マークが外板の作製時に設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項記載の冷蔵庫。
  5. 少なくとも冷蔵機能を有する冷蔵庫を構成する壁部と扉部とが、前記冷蔵庫内に面する内板と前記冷蔵庫の外部に面する外板と、前記内板と前記外板との間に装着された真空断熱材及び充填断熱材とを含み、前記内板面上に前記真空断熱材を適切に取り出すときの切り出し位置を示すマークを設けた冷蔵庫。
  6. 前記マークが内板の作製時に設けられることを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫。
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