JP2012057684A - 樹脂部材の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体のフレームの剛性を向上させた上で、作業効率の向上及び作業コストの低下を図るとともに、作業時にフレームが傷付くのを抑制できる車体への樹脂部材の取付構造を提供する。
【解決手段】取付片41は、取付孔8への挿入方向に沿って延在する支持部42と、支持部42における挿入方向中途部から立設された支柱部43と、支持部42に対向するように延在するとともに、支柱部43を支点にして前記支持部に接近離間する方向に撓み変形可能な可動部44と、可動部44における挿入方向の手前側に形成され、取付孔8の開口縁に係止可能な係止部53と、を有していることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、車体への樹脂部材の取付構造に関するものである。
車体への樹脂部材の取付構造として、例えばテールゲートの上部にハイマウントストップランプ(以下、ストップランプという)を取り付けた構造がある。
ここで、従来のストップランプの取付構造を図6に基づいて説明する。
図6に示すように、フロントフレーム100a及びリヤフレーム100bにより閉断面に構成されたテールゲート101のリヤフレーム100b側に、取付孔102が形成され、この取付孔102にストップランプ103が取り付けられている。ストップランプ103は、樹脂成形品であるベース部104上に複数のLED(不図示)が取り付けられ、これらLEDを覆うように光透過性を有するカバーレンズ105が設けられたものである。ベース部104は、後端から前端に向けて先細る側面視台形状の部材であり、後端側の上部には取付孔102の開口縁に係止可能な係止凹部106が形成されている。一方、ベース部104の前端側には、片持ち状に支持された撓み変形可能な舌片部107が形成されている。この舌片部107は、ベース部104の前端側から後端側に向けて延在しており、その後端には取付孔102の開口縁に係止される係止部108が形成されている。
上述したストップランプ103をテールゲート101に取り付ける場合は、ストップランプ103をベース部104の前端側からリヤフレーム100bの取付孔102内に挿入する。すると、舌片部107が取付孔102の開口縁に接触し、舌片部107が撓み変形する。その後、ベース部104は、取付孔102の開口縁に摺接しながら取付孔102内に挿入されていく。そして、係止部108が取付孔102の開口縁を乗り越えると、舌片部107に復元力が作用して係止部108が取付孔102の開口縁に係止されるとともに、係止凹部106も取付孔102の開口縁に係止される。これにより、テールゲート101にストップランプ103を取り付けることができる。
ところで、メンテナンス時等において、ストップランプ103をテールゲート101から取り外すために、テールゲート101の内側へマイナスドライバー等の工具121を差し入れる作業孔110を、フロントフレーム100aに設ける必要がある。そして、ストップランプ103を取り外すには、作業孔110から工具121を差し入れ、舌片部107の後端側に到達させる。そして、工具121を上下方向に移動させて、取付孔102の開口縁と係止部108との間に工具121を進入させることにより、舌片部107と取付孔102の開口縁との係止を解除する。その後、ストップランプ103のベース部104をテールゲート101の内側から後方に向けて押し出すことにより、テールゲート101からストップランプ103を取り外すことができる。
ここで、上述した作業孔110は、作業性を考慮すると可能な限り大きく形成した方が好ましい。ところが、作業孔110を大きく形成することで、テールゲート101の剛性が低下するという問題がある。一方で作業孔110を小さく形成すると、メンテナンス時の作業性を悪化させ、作業効率の低下や作業コストの増加に繋がるという問題がある。
また、ストップランプ103の取り外し時に、テールゲート101の内側で工具121を上下移動させたり、係止部108と取付孔102の開口縁との間に工具121を進入させたりすることで、テールゲート101を傷付ける虞があり、傷付けた部分から錆が発生する等の問題がある。
そこで、本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、車体のフレームの剛性を向上させた上で、作業効率の向上及び作業コストの低下を図るとともに、作業時にフレームが傷付くのを抑制できる車体への樹脂部材の取付構造を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、車体(例えば、実施形態における車体2)に樹脂部材(例えば、実施形態におけるベース部11)を取り付ける取付構造であって、前記樹脂部材は、前記車体の取付孔に挿入される取付片(例えば、実施形態における取付片41)を備え、前記取付片は、前記取付孔への挿入方向に沿って延在する支持部(例えば、実施形態における支持部42)と、前記支持部から立設された支柱部(例えば、実施形態における支柱部43)と、前記挿入方向に沿って前記支持部に対向するように延在するとともに、前記挿入方向中途部に前記支柱部が連結された可動部(例えば、実施形態における可動部44)と、前記可動部における前記挿入方向手前側に形成され、前記取付孔の開口縁に係止可能な係止部(例えば、実施形態における係止部53)と、を有し、前記可動部は、前記支柱部を支点にして前記支持部に接近離間する方向に撓み変形可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明では、前記可動部は、前記支柱部を間に挟んで前記挿入方向における手前側が奥側に比べて長く形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明では、前記支持部には、前記挿入方向に沿って延在するリブが形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、樹脂部材の取り外し時において、可動部における支柱部よりも挿入方向奥側を、工具により支持部から離間する方向に向けて押すことで、可動部が支柱部を支点にして回動するように撓み変形する。具体的には、可動部における挿入方向奥側を支持部から離間する方向に向けて押すと、可動部における挿入方向奥側が、支柱部を支点にして支持部から離間する方向に向けて撓み変形する。これに伴い、可動部における挿入方向手前側が、支柱部を支点にして支持部に接近する方向(取付孔の開口縁から離間する方向)に撓み変形する。これにより、可動部の係止部と取付孔との係止が解除される。
そして、この状態で工具を介して樹脂部材(支柱部)を挿入方向手前側に向けて押し出す。すると、可動部の係止部が取付孔の開口縁を乗り越える。これにより、樹脂部材を車体から取り外すことができる。
このように、樹脂部材の取り外し作業時において、取付孔付近で工具を大きく動かす必要がないので、従来に比べて工具を差し入れるための作業孔を縮小できる。よって、車体のフレームの剛性を向上させるとともに、作業効率の向上及び作業コストの低下を図ることができる。
また、取付孔の開口縁と係止部との間に工具を直接進入させることがないので、工具と車体との接触を防止して、車体が傷付くのを抑制できる。
請求項2に記載した発明によれば、可動部において、支柱部を間に挟んで挿入方向における手前側を奥側に比べて長く形成することで、支柱部を支点にした挿入方向における奥側の移動量に対して手前側の移動量を大きく確保できる。すなわち、可動部における挿入方向奥側が少ない移動量であっても、挿入方向手前側において係止部と取付孔との係止を簡単に解除できる。よって、作業性の更なる向上を図ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、支持部にリブを形成することで、支持部の剛性を向上させることができる。これにより、支持部の移動を規制して可動部を積極的に移動させることができるので、作業性のさらなる向上を図ることができる。
本発明の実施形態における車両を後方から見た斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 ストップランプを前方から見た斜視図である。 図4は図3の拡大斜視図である。 図2に相当する断面図であり、ストップランプの取り外し方法を説明するための説明図である。 従来のストップランプの取付構造を示す断面図である。
図1は、車両を後方から見た斜視図である。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。
同図に示すように、車両1はミニバンタイプの車両であり、車体2の後部には、車体2の後部開口3を開閉する跳ね上げ式のテールゲート4が設けられている。テールゲート4は、車体2のルーフ5の後端であって後部開口3の上部に位置する部位に、ヒンジ装置(図示略)を介して回動可能に取り付けられている。また、テールゲート4には、その略上半部分にリヤウィンドウガラス6が設けられている。
図2は、図1のA−A線に沿う断面図であり、テールゲートの上部断面図である。
同図に示すように、上述したテールゲート4は、テールゲートフレーム9(フロントフレーム9a及びリヤフレーム9b)により閉断面に構成されている。フロントフレーム9aは、その前側に樹脂材料等からなる図示しないガーニッシュ等が取り付けられることにより、車室内に露出している。また、フロントフレーム9aには、後述するストップランプ10の取り外し作業を行うための作業孔7が形成されている。
一方、リヤフレーム9bにおける作業孔7に対向する位置には、左右方向を長手方向とした平面視長方形状の取付孔8が形成されており、この取付孔8にストップランプ10が取り付けられる。
図3はストップランプを前方から見た斜視図であり、図4は図3の拡大斜視図である。
図2〜図4に示すように、ストップランプ10は、テールゲート4の後面における上側に配設され、車両1の制動時に制動灯16と共に点灯する発光手段12を有する補助制動灯である。具体的に、ストップランプ10は、樹脂成形品であるベース部(樹脂部材)11と、ベース部11に取り付けられた発光手段12と、発光手段12を覆う拡散レンズ13と、拡散レンズ13を覆うカバーレンズ14と、を備えている。そして、ストップランプ10のベース部11がテールゲート4に取り付けられて本実施形態における樹脂部材の取付構造を構成している。
図3に示すように、ベース部11は、前後方向から見て楕円状のパネル21を備え、パネル21の長軸方向を左右方向に一致させた状態でテールゲート4に取り付けられている。パネル21の左右方向両端部には、後方へ向けて窪んだ一対の凹部22が形成されている。また、これら凹部22の底部22aにおける左右方向内側には、パネル21を前後方向で貫通する貫通孔(不図示)が形成されている。
各凹部22における左右方向内側の内周縁からは、上述した貫通孔を覆うように延出する延出片23が形成されている。この延出片23には、左右方向に沿って切り欠かれた切欠き部24が形成されている。この切欠き部24内には、ボルト25のネジ部26が保持されるように構成されている。すなわち、切欠き部24内にネジ部26を収容してボルト25を保持させることで、パネル21の後面側から貫通孔を通じてボルト25の頭部(不図示)が露出するようになっている。なお、ボルト25は、リヤフレーム9bに形成された図示しないネジ孔に羅入される。これにより、ストップランプ10がテールゲート4に固定される。
図3,図4に示すように、パネル21の左右方向中央部には、前方に向けて突出するボス部31が形成されている。このボス部31は、前方に向けて先細る側面視台形状に形成され、上述した取付孔8(図2参照)内に挿入可能な大きさに構成されている。ボス部31の左右方向中央部には、コネクタ32が形成されている。コネクタ32は、バッテリ(不図示)からの電力を発光手段12に給電するためのものであって、前方に向けて突出する角筒状のコネクタハウジング33と、コネクタハウジング33の内側に配置されて発光手段12に電気的に接続された接続端子部(不図示)と、を備えている。コネクタハウジング33は、前方に向けて開口しており、バッテリに接続されている外部コネクタ(不図示)を嵌着可能に構成されている。
図2に示すように、パネル21の後面側において、ボス部31に対応する部分には、発光手段12が取り付けられている。この発光手段12は、配線が形成された板状の基板15と、基板15上に搭載されたLED(不図示)と、を備えている。発光手段12の後方には、発光手段12を覆うように拡散レンズ13が設けられている。
カバーレンズ14は、前方に向けて開口するドーム状の部材であり、前側は上述した発光手段12や拡散レンズ13、パネル21を収容する収容部34を構成している。そして、カバーレンズ14は、図示しないネジ等によりパネル21に締結固定されている。
ここで、図2〜図4に示すように、パネル21のボス部31における左右方向両側には、上述したコネクタ32を間に挟んで一対の取付片41が形成されている。
取付片41は、左右方向から見て断面視H字状(図2参照)に形成されたものであり、ボス部31の前端から前方(挿入方向の奥側)に向けて延在する支持部42と、支持部42の中途部から下方に向けて延在する支柱部43と、支柱部43の下端部から支持部42と対向するように延在する可動部44と、を備えている。
支持部42は、左右方向を短手方向とする上面視長方形状の板材であり、ボス部31の上面に沿って延在している。具体的に、支持部42は、支柱部43よりも前側に形成された上受部48と、ボス部31から支柱部43まで形成されて左右方向における幅が上受部48よりも広い幅広部45(図4参照)と、を有している。
幅広部45は、後端がボス部31に連結される一方、前端が支柱部43に連結されており、後端から前端に向かうにつれ板厚が漸次厚くなるように形成されている。幅広部45には、幅広部45を左右方向両側から囲むように一対の側壁部46が形成されている。側壁部46は、左右方向を厚さ方向とした状態でボス部31から前方に向けて互いに平行に延在する板材であり、左右方向から見て支柱部43と重なる位置まで延在している。そして、側壁部46は、その上端部分が幅広部45の左右方向両端に一体的に連結されている。この場合、側壁部46は、支持部42の幅広部45に連結されているため、支柱部43や可動部44との間には左右方向で間隙を有している。
また、支持部42の後端部には、上方へ向けて突出する係止凸部47が形成されている。この係止凸部47は、テールゲート4の取付孔8の開口縁に係止可能に構成されている。なお、支持部42の上面には、上方へ向けて突出する図示しない複数のリブがそれぞれ前後方向に沿って延在している。これにより、支持部42の剛性を高めることができる。
上受部48は、前端から後端に向かうにつれ板厚が漸次厚くなるように形成されている。また、上受部48の前後方向における長さは、幅広部45の長さよりも短く形成されている。
支柱部43は、前後方向を厚さ方向とする板材であり、前後方向に向けて撓み変形可能に構成されている。また、支柱部43は、幅広部45の前端部から下方に向けて延在しており、上下方向中央部から上端及び下端に向かうにつれ板厚が漸次厚くなるように形成されている。
可動部44は、左右方向を短手方向とする上面視長方形状の板材であり、支柱部43の下端部に連結されている。具体的に、可動部44は、支柱部43から後方(挿入方向の手前側)に向かうにつれ下方に傾斜する舌片部51と、支柱部43から前方に向かうにつれ上方に傾斜する下受部52と、を備えている。すなわち、可動部44は、支柱部43を支点にしたシーソー形状をなしており、支柱部43を支点にして支持部42に接近離間する方向(上下方向)に回動するように撓み変形可能に構成されている。
舌片部51の後端には、係止部53が形成されている。この係止部53は、舌片部51の後端部分が上方に向けて窪み形成されたものであり、この係止部53内に取付孔8の開口縁が収容されるようになっている。
下受部52は、厚さが舌片部51よりも厚く形成されたものであり、後方に向かうにつれ板厚が漸次薄くなるように形成されている。また、下受部52は、前後方向に沿う長さが舌片部51及び上述した支持部42の上受部48の長さよりも短く形成されている。
さらに、下受部52は、上述した上受部48と対向するように後方に延在しており、下受部52及び上受部48の間には、メンテナンス時に工具等が挿入される挿入凹部54を構成している。この挿入凹部54は、前端から後端に向かって上下方向の幅が漸次先細るテーパ形状をなしており、その前端側がフロントフレーム9aの作業孔7に向けて開口している。
(作用)
次に、上述したストップランプ10の着脱方法について説明する。まず、ストップランプ10の取付方法について説明する。
カバーレンズ14を取り外した状態で、ストップランプ10のボス部31をリヤフレーム9bの取付孔8内に挿入する。すると、支持部42の上端面及び可動部44の下端面が取付孔8の開口縁に接触する。そして、ストップランプ10を前方にさらに押し込むと、可動部44の舌片部51が上方に向けて撓み変形し、支持部42の上端面及び可動部44の下端面が取付孔8の開口縁に摺接しながら、ボス部31が取付孔8内に挿入されていく。そして、支持部42の係止凸部47が取付孔8の開口縁を乗り越えると、係止凸部47が取付孔8の開口縁に係止される。同時に、舌片部51に復元力が作用して係止部53が取付孔8の開口縁に係止される。
さらに、凹部22の貫通孔からボルト25を挿入し、リヤフレーム9bのネジ孔(不図示)に螺入する。このとき、ボルト25のネジ部26が延出片23の切欠き部24内に保持された状態で、頭部が凹部22内に保持されるまで螺入する。これにより、ベース部11がテールゲート4に固定される。そして、ベース部11にカバーレンズ14を締結することで、テールゲート4へのストップランプ10の取付作業が完了する。
次に、ストップランプ10の取り外し方法について説明する。図5は、図2に相当する断面図であり、ストップランプの取り外し方法を説明するための説明図である。
まず、ベース部11からカバーレンズ14を取り外した後、ベース部11とテールゲート4とを固定しているボルト25を取り外す。
次に、フロントフレーム9aの作業孔7からテールゲートフレーム9の内側に、マイナスドライバー等の工具61を進入させるとともに、工具61の先端を挿入凹部54内に差し入れる。このとき、工具61の先端が支柱部43の前端面に突き当たる位置まで差し入れる。この場合、本実施形態では、挿入凹部54が後方に向けて上下方向の幅が先細るテーパ形状に形成されているため、挿入凹部54内に工具61を差し入れやすく、また、挿入凹部54の前端側では受部48,52の内面で工具61が安定して保持される。
工具61を挿入凹部54内に位置させた状態で、工具61を回転させる(図5中矢印Y1)。すると、工具61により下受部52が下方に押されることで、可動部44が支柱部43を支点にして回動するように撓み変形する。具体的には、工具61により下受部52が下方に押されると、下受部52が支柱部43の上端部を支点にして下方に向けて(上受部48から離間する方向に向けて)撓み変形する。すると、支柱部43が後方に向けて倒れるように撓み変形する(図5中鎖線参照)とともに、舌片部51が上方に向けて(幅広部45に接近する方向に向けて)撓み変形する。これにより、係止部53と取付孔8との係止が解除される。
そして、この状態で工具61を介してストップランプ10を後方に向けて押し出す。すると、支持部42の係止凸部47及び可動部44の係止部53が取付孔8の開口縁を乗り越える。これにより、ストップランプ10をテールゲート4から取り外すことができる。
このように、本実施形態では、支柱部43に連結された可動部44を備え、支柱部43を支点にして可動部44を回動させる構成とした。
この構成によれば、挿入凹部54内に工具61を差し入れ、工具61を回転させることで、支柱部43を支点にして可動部44を回動させて取付孔8と係止部53との係止を解除することができる。これにより、ストップランプ10の取り外し作業時において、工具61を上下移動させる必要がないので、工具61の移動範囲を縮小できる。よって、従来に比べて工具61を差し入れるための作業孔7を縮小できる。その結果、車体2のテールゲートフレーム9の剛性を向上させるとともに、作業効率の向上及び作業コストの低下を図ることができる。
また、テールゲートフレーム9内で工具61を移動させたり、取付孔8の開口縁と係止部53との間に工具61を直接進入させたりすることがないので、工具61とテールゲートフレーム9との接触を防止して、テールゲートフレーム9が傷付くのを抑制できる。
しかも、本実施形態では、挿入凹部54内で工具を回転させて係止部53と取付孔8との係止を解除した後、工具61をそのまま挿入凹部54内に位置させた状態で後方に向けて押し込むことで、取付孔8からストップランプ10を取り出すことができる。よって、作業性のさらなる向上を図ることができる。
さらに、舌片部51の長さを下受部52の長さよりも長く形成することで、取り外し時において、支柱部43を支点とした下受部52の下方への移動量に対して、舌片部51の上方への移動量を大きく確保できる。すなわち、可動部44の下受部52が少ない移動量であっても、舌片部51の係止部53と取付孔8との係止を簡単に解除できる。
また、支持部42にリブや側壁部46を形成して、支持部42の剛性を向上させることで、支持部42の移動を規制して可動部44を積極的に移動させることができる。
その結果、作業性のさらなる向上を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、ミニバンタイプの車両1にストップランプ10を取り付ける場合について説明したが、これに限らず、種々の車体を採用することが可能である。
また、上述した実施形態では、本発明における樹脂部材の取付構造を、ストップランプ10をテールゲート4に取り付ける構成を例にして説明したが、これに限らず、車体に取り付けられる種々の樹脂部材の取付構造に採用することが可能である。
2…車体 11…ベース部(樹脂部材) 41…取付片 42…支持部 43…支柱部 44…可動部 53…係止部

Claims (3)

  1. 車体に樹脂部材を取り付ける取付構造であって、
    前記樹脂部材は、前記車体の取付孔に挿入される取付片を備え、
    前記取付片は、
    前記取付孔への挿入方向に沿って延在する支持部と、
    前記支持部から立設された支柱部と、
    前記挿入方向に沿って前記支持部に対向するように延在するとともに、前記挿入方向中途部に前記支柱部が連結された可動部と、
    前記可動部における前記挿入方向の手前側に形成され、前記取付孔の開口縁に係止可能な係止部と、を有し、
    前記可動部は、前記支柱部を支点にして前記支持部に接近離間する方向に撓み変形可能に構成されていることを特徴とする樹脂部材の取付構造。
  2. 前記可動部は、前記支柱部を間に挟んで前記挿入方向における手前側が奥側に比べて長く形成されていることを特徴とする請求項1記載の樹脂部材の取付構造。
  3. 前記支持部には、前記挿入方向に沿って延在するリブが形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の樹脂部材の取付構造。
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