JP2007275902A - レーザスクライブ方法、電気光学装置、電子機器 - Google Patents

レーザスクライブ方法、電気光学装置、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】チッピングの発生を抑えることができるレーザスクライブ方法、電気光学装置、
電子機器を提供することにある。
【解決手段】第1基板11の第1及び第2の面S1,S2の互いに対向する位置から第1
基板11の深さ方向に、第1基板11の断面視において、第1基板11の深さ方向に頂部
を有するV字型の改質層R1,R3と、それぞれのV字型の改質層R1,R3の頂部を結
ぶ略直線状の改質層R2とを形成するように、第1基板11に向けてレーザ光44を照射
する照射工程(図4(a)〜(c))と、第1基板11に外力を与えて、第1基板11を
切断する切断工程(図4(d))とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、レーザスクライブ方法、電気光学装置、電子機器に関する。
従来より、基板の切断方法として、レーザ光を用いて切断するレーザスクライブ方法が
知られている。例えば、特許文献1では、基板の内部にレーザ光の集光点を合わせて、即
ち、集光点でレーザ光のパワー密度が最大となるようにレーザ光を照射し、多光子吸収と
いう現象を利用することにより、集光点部に改質領域を形成させ、基板に外力を加えるこ
とにより、改質層を起点に切断し、機能部ごとに分割する方法を採用している。
特開2002−192367号公報
しかしながら、上記の方法では、改質層を形成した後に基板に外力を加えて分割したと
き、分割された機能部の端部にチッピングが発生しやすいという問題があった。このため
、機能部の取り扱いにおいて、機能部等に損傷を与える恐れがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、チッピングの発生を抑え
ることができるレーザスクライブ方法、電気光学装置、電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、基板に形成された機能部の分割されるべき切断
予定ラインに沿ってレーザ光を照射して、当該基板の内部に改質層を形成した後に、当該
改質層を起点に基板を切断して、機能部ごとに分割するレーザスクライブ方法であって、
基板の両面の互いに対向する位置から基板の深さ方向に、基板の断面視において、基板の
深さ方向に頂部を有するV字型の改質層と、それぞれのV字型の改質層の頂部を結ぶ略直
線状の改質層とを形成するように、基板に向けてレーザ光を照射する照射工程と、基板に
外力を与えて、基板を切断する切断工程とを有することを要旨とする。
本発明に係るレーザスクライブ方法によれば、基板の両面から基板の深さ方向にV字型
の改質層と、それぞれのV字型の改質層の頂部とを結ぶ略直線状の改質層が形成される。
そして、基板に外力を与えることにより、これらの改質層に応力が生じ、改質層に倣って
基板が切断され、機能部ごとに分割される。従って、V字型の改質層に倣って切断された
機能部の端部は、鈍角を有し、面取りされた状態となるので、チッピングの発生を抑える
ことができる。
本発明のレーザスクライブ方法の照射工程では、基板の一の面に向けてレーザ光を照射
し、まず、一の面の反対面となる他の面側にV字型の改質層を形成するようにレーザ光を
照射する第1照射工程と、次に、略直線状の改質層を形成するようにレーザ光を照射する
第2照射工程と、その次に、一の面側にV字型の改質層を形成するようにレーザ光を照射
する第3照射工程とを有してもよい。
これによれば、レーザ光が照射される一の面の反対面となる他の面側から一の面側に順
に改質層が形成されるので、基板の面に対してレーザ光を一方向から照射したとき、レー
ザ光が形成された改質層による散乱等の影響を受けずに、効率良くそれぞれの改質層を形
成することができる。
本発明のレーザスクライブ方法の切断工程では、それぞれのV字型の改質層と基板の面
によって囲まれた除去すべき基板の一部分を保持しながら、基板に外力を与えてもよい。
これによれば、除去すべき基板の一部分が保持されながら、基板に外力が与えられるの
で、確実に除去すべき一部分と機能部とを分離させることができる。
本発明のレーザスクライブ方法において、切断工程の後に、機能部の端辺部分に、V字
型の改質層の一部とともに残った除去すべき凸部を押し圧する押圧工程を有してもよい。
これによれば、分割された機能部の端辺部分に残った凸部を押し圧することにより、V
字型の改質層の一部に倣って容易に除去することができる。
本発明のレーザスクライブ方法において、切断工程の前または後に、基板をエッチング
液に浸漬する浸漬工程を有してもよい。
これによれば、エッチング液が、形成された改質層に浸透するので、改質層に倣って切
断させやすくすることができる。
本発明のレーザスクライブ方法において、浸漬工程の前に、基板の面の近傍に形成され
たV字型の改質層の一部の改質層に沿って、基板の面に凹部を形成する凹部形成工程を有
してもよい。
これによれば、凹部を形成することにより、凹部から改質層に向けて、さらに容易にエ
ッチング液を浸透させることができる。
本発明の電気光学装置は、上記のレーザスクライブ方法によって製造されたことを要旨
とする。
これによれば、チッピングの発生が抑えられているので、品質の良い電気光学装置を提
供することができる。
本発明の電子機器は、上記の電気光学装置を搭載したことを要旨とする。
これによれば、品質の良い電子機器を提供することができる。
以下、本発明を具体化した第1〜第3実施形態について図面に従って説明する。
[第1実施形態]
(マザー基板の構成)
まず、マザー基板の構成について説明する。図1は、マザー基板の構成を示し、図1(
a)は平面図を示し、同図(b)は同図(a)のA−A線で切った概略断面図を示す。
図1(a),(b)において、マザー基板10は、ウエハ形状であり、第1基板11と
第2基板12とが接着され、複数の機能部としての液晶表示パネル20で構成されている
。1つの液晶表示パネル20は、マザー基板10の液晶表示パネル20の区画形成領域で
あって、第1基板11に設けられた切断予定ラインDx,Dyに沿って切断して、マザー
基板10から分割される。
(機能部の構成)
次に、機能部の構成について説明する。図2は、機能部としての液晶表示パネルの構成
を示し、図2(a)は平面図を示し、同図(b)は同図(a)のB−B線で切った概略断
面図を示す。
図2において、液晶表示パネル20は、図2(a)および(b)に示すように、TFT
(Thin Film Transistor)素子23を有する第1基板11と、対向電極26を有する第
2基板12と、シール材24によって接着された両基板11,12の隙間に充填された液
晶材25とを備えている。第1基板11は第2基板12より一回り大きく額縁状に張り出
した状態となっており、当該張り出した第1基板11の面には、パターンとしての端子部
11aが形成されている。
第1基板11は、厚みおよそ1.2mmの石英ガラス基板を用いており、その表面には
画素を構成する画素電極(図示省略)と、3端子のうちの一つが画素電極に接続されたT
FT素子23が形成されている。TFT素子23の残りの2端子は、画素電極を囲んで互
いに絶縁状態で格子状に配置されたデータ線(図示省略)と走査線(図示省略)とに接続
されている。データ線は、Y軸方向に引き出されて端子部11aに形成されたデータ線駆
動回路部29に接続されている。走査線は、X軸方向に引き出され、左右の額縁領域に形
成された2つの走査線駆動回路部33に個々に接続されている。各データ線駆動回路部2
9および走査線駆動回路部33の入力側配線は、端子部11aに沿って配列した実装端子
31にそれぞれ接続されている。端子部11aとは反対側の額縁領域には、2つの走査線
駆動回路部33を繋ぐ配線32が設けられている。
第2基板12は、厚みおよそ1.2〜1.1mmの透明なガラス基板を用いており、共
通電極としての対向電極26が設けられている。対向電極26は、第2基板12の四隅に
設けられた上下導通部34を介して第1基板11側に設けられた配線と導通しており、当
該配線も端子部11aに設けられた実装端子31に接続されている。
液晶材25に面する第1基板11の表面および第2基板12の表面には、それぞれ配向
膜27,28が形成されている。
液晶表示パネル20は、外部駆動回路と電気的に繋がる中継基板が実装端子31に接続
される。そして、外部駆動回路からの入力信号が各データ線駆動回路部29および走査線
駆動回路部33に入力されることにより、TFT素子23が画素電極ごとにスイッチング
され、画素電極と対向電極26との間に駆動電圧が印加されて表示が行われる。
(レーザ照射装置の構成)
次に、マザー基板10に形成された液晶表示パネル20の区画形成領域にあたる切断予
定ラインDx,Dyに沿ってレーザ光を照射して、当該レーザ光が照射された部分に亀裂
としての改質層を形成するためのレーザ照射装置の構成について説明する。
図3は、レーザ照射装置の構成を示す模式図である。図3において、レーザ照射装置4
0は、パルスレーザ光を出射するレーザ光源41と、出射されたパルスレーザ光を反射す
るダイクロイックミラー42と、反射したパルスレーザ光を集光する集光手段としての集
光レンズ43とを備えている。また、基板10を載置するステージ47と、ステージ47
を集光レンズ43に対してX,Y軸方向に移動させる移動手段としてのX軸スライド部4
8およびY軸スライド部51とを備えている。また、ステージ47に載置された基板10
に対して集光レンズ43のZ軸方向の位置を変えて、パルスレーザ光の集光点の位置を調
整する調整手段としてのZ軸スライド機構54を備えている。さらに、ダイクロイックミ
ラー42を挟んで集光レンズ43と反対側に位置する撮像装置55を備えている。
レーザ照射装置40は、上記各構成を制御するメインコンピュータ60を備えており、
メインコンピュータ60には、CPUや各種メモリの他に撮像装置55が撮像した画像情
報を処理する画像処理部61を有している。撮像装置55は、同軸落射型光源とCCD(
固体撮像素子)が組み込まれたものである。同軸落射型光源から出射した可視光は、集光
レンズ43を透過して焦点を結ぶ。
メインコンピュータ60には、レーザ加工の際に用いられる各種加工条件のデータを入
力する入力部63とレーザ加工時の各種情報を表示する表示部64が接続されている。ま
た、レーザ光源41の出力やパルス幅、パルス周期を制御するレーザ制御部66と、Z軸
スライド機構54を駆動して集光レンズ43のZ軸方向の位置を制御するレンズ制御部6
7とが接続されている。さらに、X軸スライド部48とY軸スライド部51をそれぞれレ
ール68,69に沿って移動させるサーボモータ(図示省略)を駆動するステージ制御部
70が接続されている。
集光レンズ43をZ軸方向に移動させるZ軸スライド機構54には、移動距離を検出可
能な位置センサが内蔵されており、レンズ制御部67は、この位置センサの出力を検出し
て集光レンズ43のZ軸方向の位置を制御可能となっている。したがって、撮像装置55
の同軸落射型光源から出射した可視光の焦点が基板10の表面と合うように集光レンズ4
3をZ軸方向に移動させれば、基板10の厚みを計測することが可能である。
レーザ光源41は、例えばチタンサファイアを固体光源とするレーザ光をフェムト秒の
パルス幅で出射するいわゆるフェムト秒レーザである。この場合、パルスレーザ光は、波
長分散特性を有しており、中心波長が800nmであり、その半値幅はおよそ20nmで
ある。またパルス幅はおよそ300fs(フェムト秒)、パルス周期は1kHz、出力は
およそ700mWである。
集光レンズ43は、この場合、倍率が100倍、開口数(NA)が0.8、WD(Work
ing Distance)が3mmの対物レンズである。集光レンズ43はZ軸スライド機構54
から延びたスライドアーム54aによって支持されている。
なお、本実施形態では、ステージ47は、Y軸スライド部51に支持されているが、X
軸スライド部48とY軸スライド部51との位置関係を逆転させてX軸スライド部48に
支持される形態としてもよい。また、ステージ47をθテーブル(図示せず)を介してY
軸スライド部51に支持することが好ましい。これによれば、基板10を光軸41aに対
してより垂直な状態とすることが可能である。
(レーザスクライブ方法)
次に、第1実施形態に係るレーザスクライブ方法について説明する。図4は、レーザス
クライブ方法を示す工程図である。
図4(a)の第1照射工程では、第1基板11の第1の面S1に向けてレーザ光44を
照射して、第1の面S1の反対面となる第2の面S2側に、第1基板11の断面視におい
て、第1基板11の深さ方向に頂部を有するV字型の改質層R1を形成する。
V字型の改質層R1は、改質層R1a〜R1eの形成によって構成される。具体的には
、まず、改質層R1aに相当する位置にレーザ光44の集光点を設定した後、当該集光点
を第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射することで、改質層
R1aを形成する。その後、レーザ照射装置40のステージ47及びZ軸スライド機構5
4を稼動させることにより、集光点を改質層R1bに相当する位置に移動させる。そして
、第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射して、改質層R1b
を形成する。以降、改質層R1c〜R1eも同様にして形成する。なお、本実施形態にお
いて、V字型の改質層R1は、改質層R1a〜R1eの5つの改質層で構成したが、これ
に限定されず、第1基板11の厚みやV字型の改質層R1の形状、角度に応じて適宜設定
することができる。なお、V字型の改質層R1には、V字型の改質層R1を構成する改質
層R1a〜R1eが略直線的に配置されるが、凹凸部があってもよい。また、特に、レー
ザ照射による散乱等の影響を受けない範囲で、改質層R1a〜R1eの形成順番を適宜設
定変更することもできる。
図4(b)の第2照射工程では、第1基板11の第1の面S1に向けてレーザ光44を
照射して、第1基板11の断面視において、略直線状の改質層R2を形成する。
略直線状の改質層R2は、改質層R2a〜R2dの形成によって構成される。具体的に
は、まず、改質層R2aに相当する位置にレーザ光44の集光点を設定した後、当該集光
点を第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射することにより、
改質層R2aを形成する。その後、レーザ照射装置40のZ軸スライド機構54を稼動さ
せることにより、集光点を改質層R2bに相当する位置に移動させる。そして、第1基板
11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射して、改質層R2bを形成する
。以降、改質層R2c,R2dも同様にして形成する。なお、本実施形態では、略直線状
の改質層R2は、改質層R2a〜R2dの4つの改質層で構成したが、これに限定されず
、第1基板11の厚み等に応じて適宜設定変更することができる。
図4(c)の第3照射工程では、第1基板11の第1の面S1に向けてレーザ光44を
照射して、第1の面S1側に、第1基板11の断面視において、第1基板11の深さ方向
に頂部を有するV字型の改質層R3を形成する。
V字型の改質層R3は、改質層R3a〜R3eの形成によって構成される。具体的には
、まず、改質層R3aに相当する位置にレーザ光44の集光点を設定した後、当該集光点
を第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射することで、改質層
R3aを形成する。その後、レーザ照射装置40のステージ47及びZ軸スライド機構5
4を稼動させることにより、集光点を改質層R3bに相当する位置に移動させる。そして
、第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射して、改質層R3b
を形成する。以降、改質層R3c〜R3eも同様にして形成する。なお、本実施形態で、
V字型の改質層R3は、改質層R3a〜R3eの5つの改質層で構成したが、これに限定
されず、第1基板11の厚みやV字型の改質層R3の形状、角度に応じて適宜設定するこ
とができる。なお、V字型の改質層R3には、V字型の改質層R3を構成する改質層R3
a〜R3eが略直線的に配置されるが、凹凸部があってもよい。また、特に、レーザ照射
による散乱等の影響を受けない範囲で、改質層R3a〜R3eの形成順番を適宜設定変更
することもできる。
上記の工程を経ることにより、図5の照射工程における改質層の形成状態を示す模式図
に示すように、第1基板11の内部にV字型の改質層R1,R3と、それぞれのV字型の
改質層R1,R3の頂部を結ぶ略直線状の改質層R2とが形成される。
図4(d)の切断工程では、除去すべき第1基板11の一部分を保持しながら、第1基
板11に外力を与えて切断する。除去すべき第1基板11の一部分は、V字型の改質層R
1,R3とそれぞれに対応する第1基板面S1,S2によって囲まれた除去部分11bで
ある。そして、除去部分11bにおける第1及び第2の面S1,S2を吸着部材72によ
って吸着することにより保持しながら、第1基板11に外力を与え、改質層R1〜R3に
倣って第1基板11が切断され、図4(e)に示すように、除去部分11bが第1基板1
1から除去されるとともに、機能部としての液晶表示パネル20に分割される。
(電気光学装置の構成)
電気光学装置としての液晶表示パネル20の構成については、上記に説明した機能部と
しての液晶表示パネルの構成の内容と同じため説明を省略する(図2参照)。
(電子機器の構成)
次に、電子機器の構成について説明する。図6は、電子機器としてのプロジェクタの構
成を示す斜視図である。図6において、プロジェクタ80を構成する光学系に液晶表示パ
ネル20が搭載されている。
従って、上記の第1実施形態によれば、以下に示す効果がある。
(1)第1基板11の内部には、V字型の改質層R1,R3と、V字型の改質層R1,
R3のそれぞれの頂部を結ぶ略直線状の改質層R2とが形成され、第1基板11に外力を
与えることにより、上記改質層R1〜R3に応力が生じ、第1基板11が、改質層R1〜
R3の形状に倣って切断される。従って、第1基板11の切断によって分割された液晶表
示パネル20の端部は、V字型の改質層R1,R3が形成された部分が除去されるので、
面取りされた状態となり、チッピングの発生を抑えることができる。
(2)切断工程では、除去部分11aを吸着部材72で吸着しながら、第1基板11に
外力を与えることにより、第1基板11を切断したとき、除去部分11aが保持されるの
で、確実に除去部分11aと液晶表示パネル20とを分離させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。なお、マザー基板の構成、機能部としての液晶
表示パネルの構成、レーザ照射装置の構成、電気光学装置の構成、電子機器の構成につい
ては、第1実施形態と同じなので説明を省略する。
(レーザスクライブ方法)
図7は、第2実施形態に係るレーザスクライブ方法を示す工程図である。
図7(a)の第1照射工程では、第1基板11の第1の面S1に向けてレーザ光44を
照射して、第1の面S1の反対面となる第2の面S2側に、第1基板11の断面視におい
て、第1基板11の深さ方向に頂部を有するV字型の改質層R1を形成する。
V字型の改質層R1は、改質層R1a〜R1eの形成によって構成される。具体的には
、まず、改質層R1aに相当する位置にレーザ光44の集光点を設定した後、当該集光点
を第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射することで、改質層
R1aを形成する。その後、レーザ照射装置40のステージ47及びZ軸スライド機構5
4を稼動させることにより、集光点を改質層R1bに相当する位置に移動させる。そして
、第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射して、改質層R1b
を形成する。以降、改質層R1c〜R1eも同様にして形成する。なお、本実施形態にお
いて、V字型の改質層R1は、改質層R1a〜R1eの5つの改質層で構成したが、これ
に限定されず、第1基板11の厚みやV字型の改質層R1の形状、角度に応じて適宜設定
することができる。なお、V字型の改質層R1には、V字型の改質層R1を構成する改質
層R1a〜R1eが略直線的に配置されるが、凹凸部があってもよい。また、特に、レー
ザ照射による散乱等の影響を受けない範囲で、改質層R1a〜R1eの形成順番を適宜設
定変更することもできる。
図7(b)の第2照射工程では、第1基板11の第1の面S1に向けてレーザ光44を
照射して、第1基板11の断面視において、略直線状の改質層R2を形成する。
略直線状の改質層R2は、改質層R2a〜R2dの形成によって構成される。具体的に
は、まず、改質層R2aに相当する位置にレーザ光44の集光点を設定した後、当該集光
点を第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射することにより、
改質層R2aを形成する。その後、レーザ照射装置40のZ軸スライド機構54を稼動さ
せることにより、集光点を改質層R2bに相当する位置に移動させる。そして、第1基板
11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射して、改質層R2bを形成する
。以降、改質層R2c,R2dも同様にして形成する。なお、本実施形態では、略直線状
の改質層R2は、改質層R2a〜R2dの4つの改質層で構成したが、これに限定されず
、第1基板11の厚み等に応じて適宜設定変更することができる。
図7(c)の第3照射工程では、第1基板11の第1の面S1に向けてレーザ光44を
照射して、第1の面S1側に、第1基板11の断面視において、第1基板11の深さ方向
に頂部を有するV字型の改質層R3を形成する。
V字型の改質層R3は、改質層R3a〜R3eの形成によって構成される。具体的には
、まず、改質層R3aに相当する位置にレーザ光44の集光点を設定した後、当該集光点
を第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射することで、改質層
R3aを形成する。その後、レーザ照射装置40のステージ47及びZ軸スライド機構5
4を稼動させることにより、集光点を改質層R3bに相当する位置に移動させる。そして
、第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射して、改質層R3b
を形成する。以降、改質層R3c〜R3eも同様にして形成する。なお、本実施形態で、
V字型の改質層R3は、改質層R3a〜R3eの5つの改質層で構成したが、これに限定
されず、第1基板11の厚みやV字型の改質層R3の形状、角度に応じて適宜設定するこ
とができる。なお、V字型の改質層R3には、V字型の改質層R3を構成する改質層R3
a〜R3eが略直線的に配置されるが、凹凸部があってもよい。また、特に、レーザ照射
による散乱等の影響を受けない範囲で、改質層R3a〜R3eの形成順番を適宜設定変更
することもできる。
上記の工程を経ることにより、図5の照射工程における改質層の形成状態を示す模式図
に示すように、第1基板11の内部にV字型の改質層R1,R3と、それぞれのV字型の
改質層R1,R3の頂部を結ぶ略直線状の改質層R2とが形成される。
図7(d)の切断工程では、第1基板11に外力を与える。これにより、改質層R1〜
R3に応力が生じ、改質層R1〜R3に倣って第1基板11が切断され、機能部としての
液晶表示パネル20に分割される。
図7(e)の押圧工程では、分割された液晶表示パネル20の端辺部にV字型の改質層
の一部とともに残った除去すべき凸部11cを押し圧して、当該凸部11cを排除する。
押圧方法としては、ローラ73を用いて、液晶表示パネル20の端辺部の凸部11cを押
し圧する。そして、押し圧することにより、図7(f)に示すように、凸部11cが液晶
表示パネル20から除去される。
従って、上記の第2実施形態によれば、第1実施形態における効果に加え、以下に示す
効果がある。
(1)第1基板11を切断して分割された液晶表示パネル20の端部に残った凸部11
bをローラ73によって押し圧することにより、V字型の改質層R1,R3の一部に倣っ
て容易に除去でき、面取りすることができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。なお、マザー基板の構成、機能部としての液晶
表示パネルの構成、レーザ照射装置の構成、電気光学装置の構成、電子機器の構成につい
ては、第1実施形態と同じなので説明を省略する。
(レーザスクライブ方法)
図8は、第3実施形態に係るレーザスクライブ方法を示す工程図である。
図8(a)の第1照射工程では、第1基板11の第1の面S1に向けてレーザ光44を
照射して、第1の面S1の反対面となる第2の面S2側に、第1基板11の断面視におい
て、第1基板11の深さ方向に頂部を有するV字型の改質層R1を形成する。
V字型の改質層R1は、改質層R1a〜R1eの形成によって構成される。具体的には
、まず、改質層R1aに相当する位置にレーザ光44の集光点を設定した後、当該集光点
を第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射することで、改質層
R1aを形成する。その後、レーザ照射装置40のステージ47及びZ軸スライド機構5
4を稼動させることにより、集光点を改質層R1bに相当する位置に移動させる。そして
、第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射して、改質層R1b
を形成する。以降、改質層R1c〜R1eも同様にして形成する。なお、本実施形態にお
いて、V字型の改質層R1は、改質層R1a〜R1eの5つの改質層で構成したが、これ
に限定されず、第1基板11の厚みやV字型の改質層R1の形状、角度に応じて適宜設定
することができる。なお、V字型の改質層R1には、V字型の改質層R1を構成する改質
層R1a〜R1eが略直線的に配置されるが、凹凸部があってもよい。また、特に、レー
ザ照射による散乱等の影響を受けない範囲で、改質層R1a〜R1eの形成順番を適宜設
定変更することもできる。
図8(b)の第2照射工程では、第1基板11の第1の面S1に向けてレーザ光44を
照射して、第1基板11の断面視において、略直線状の改質層R2を形成する。
略直線状の改質層R2は、改質層R2a〜R2dの形成によって構成される。具体的に
は、まず、改質層R2aに相当する位置にレーザ光44の集光点を設定した後、当該集光
点を第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射することにより、
改質層R2aを形成する。その後、レーザ照射装置40のZ軸スライド機構54を稼動さ
せることにより、集光点を改質層R2bに相当する位置に移動させる。そして、第1基板
11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射して、改質層R2bを形成する
。以降、改質層R2c,R2dも同様にして形成する。なお、本実施形態では、略直線状
の改質層R2は、改質層R2a〜R2dの4つの改質層で構成したが、これに限定されず
、第1基板11の厚み等に応じて適宜設定変更することができる。
図8(c)の第3照射工程では、第1基板11の第1の面S1に向けてレーザ光44を
照射して、第1の面S1側に、第1基板11の断面視において、第1基板11の深さ方向
に頂部を有するV字型の改質層R3を形成する。
V字型の改質層R3は、改質層R3a〜R3eの形成によって構成される。具体的には
、まず、改質層R3aに相当する位置にレーザ光44の集光点を設定した後、当該集光点
を第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射することで、改質層
R3aを形成する。その後、レーザ照射装置40のステージ47及びZ軸スライド機構5
4を稼動させることにより、集光点を改質層R3bに相当する位置に移動させる。そして
、第1基板11の面に対して平行移動させながらレーザ光44を照射して、改質層R3b
を形成する。以降、改質層R3c〜R3eも同様にして形成する。なお、本実施形態で、
V字型の改質層R3は、改質層R3a〜R3eの5つの改質層で構成したが、これに限定
されず、第1基板11の厚みやV字型の改質層R3の形状、角度に応じて適宜設定するこ
とができる。なお、V字型の改質層R3には、V字型の改質層R3を構成する改質層R3
a〜R3eが略直線的に配置されるが、凹凸部があってもよい。また、特に、レーザ照射
による散乱等の影響を受けない範囲で、改質層R3a〜R3eの形成順番を適宜設定変更
することもできる。
上記の工程を経ることにより、図5の照射工程における改質層の形成状態を示す模式図
に示すように、第1基板11の内部にV字型の改質層R1,R3と、それぞれのV字型の
改質層R1,R3の頂部を結ぶ略直線状の改質層R2とが形成される。
図8(d)の凹部形成工程では、第1基板11の第1及び第2の面S1,S2の近傍に
形成されたV字型の改質層R1,R3の一部の改質層に沿って、第1基板11の面に凹部
Hを形成する。具体的には、第1基板11の第1の面S1の近傍に形成されたV字型の改
質層R3の一部の改質層R3a,R3eと、第2の面S2の近傍に形成されたV字型の改
質層R1の一部の改質層R1a,R1eに沿って凹部Hを形成する。凹部の形成方法とし
ては、レーザ加工、スクライブ加工、エッチング加工等を用いることができ、適宜選択す
ることができる。
図8(e)の浸漬工程では、マザー基板10を容器74に溜められたエッチング液に浸
漬する。エッチング液として、例えば、フッ化水素酸75を用いることができる。浸漬時
間は、マザー基板11への信頼性、改質層R1〜R3への浸透具合を考慮し、適宜設定す
ることができる。なお、浸漬工程では、少なくとも第1基板11が浸漬するように設定す
ればよい。
図8(f)の切断工程では、第1基板11に外力を与える。これにより、改質層R1〜
R3に応力が生じ、改質層R1〜R3に倣って第1基板11が切断され、図8(g)に示
すように、機能部としての液晶表示パネル20に分割される。
従って、上記の第3実施形態によれば、第1及び第2実施形態における効果に加え、以
下に示す効果がある。
(1)第1基板11の内部に改質層R1〜R3を形成した後に、マザー基板10をフッ
化水素酸に浸漬することにより、フッ化水素酸が改質層R1〜R3に浸透するので、改質
層R1〜R3に倣って第1基板11を切断させやすくすることができる。
(2)フッ化水素酸に浸漬する前に、第1基板11の面のV字型の改質層R1,R3の
一部の改質層R1a,R1e,R3a,R3eに沿って、第1及び第2の面S1,S2に
凹部Hを形成することにより、凹部Hから改質層R1〜R3に向けて、さらにフッ化水素
酸を浸透させやすくすることができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下のような変形例が挙げられ
る。
(変形例1)第1実施形態において、切断工程では、除去部分11bを吸着部材72に
よって吸着することにより保持したが、これに限定されない。例えば、除去部分11bを
接着や固着等の方法で保持してもよい。このようにしても、第1基板11を切断したとき
、除去部分11bを保持することができる。
(変形例2)第1実施形態では、切断工程において、除去部分11bを保持しながら切
断したが、これに限定されず、除去部分11bを保持しなくてもよい。このようにしても
、改質層R1〜R3の形状に倣って第1基板11を切断することができる。
(変形例3)第2実施形態において、凸部11cをローラ73で押し圧したが、ローラ
73でなくてもよく、例えば、押し型、金属片、プラスチック片、刃物等を用いて押し圧
してもよい。このようにしても、凸部11cを除去することができる。
(変形例4)第3実施形態において、凹部形成工程を有したが、これを省略してもよい
。このようにしても、フッ化水素酸75を改質層R1〜R3に浸透させることができる。
(変形例5)第3実施形態において、浸漬工程は、切断工程の前に行ったが、切断工程
の後で行ってもよい。このようにしても、分割された液晶表示パネル20の端部に改質層
R1,R3の一部とともに残った凸部に対して、フッ化水素酸75が改質層R1,R3の
一部に浸透するので、凸部を除去することができる。
(変形例6)第1〜第3実施形態において、レーザ光44は、第1基板11の一の面か
ら照射したが、これに限定されず、両面から照射してもよい。このようにしても、改質層
R1〜R3を形成することができる。
マザー基板の構成を示し、(a)は平面図、(b)は断面図。 機能部及び電気光学装置としての液晶表示パネルの構成を示し、(a)は平面図、(b)は断面図。 レーザ照射装置の構成を示す概略図。 第1実施形態におけるレーザスクライブ方法を示す工程図。 照射工程における改質層の形成状態を示す模式図。 電子機器としてのプロジェクタの構成を示す斜視図。 第2実施形態におけるレーザスクライブ方法を示す工程図。 第3実施形態におけるレーザスクライブ方法を示す工程図。
符号の説明
10…マザー基板、11…第1基板、11b…除去部分、11c…凸部、12…第2基
板、20…機能部及び電気光学装置としての液晶表示パネル、40…レーザ照射装置、4
3…集光レンズ、44…レーザ光、47…ステージ、72…吸着部材、73…ローラ、7
4…容器、75…フッ化水素酸、80…電子機器としてのプロジェクタ、R1,R3…V
字型の改質層、R2…略直線状の改質層、R1a〜R1e…V字型の改質層R1を構成す
る改質層、R2a〜R2d…略直線状の改質層R2を構成する改質層、R3a〜R3e…
V字型の改質層R3を構成する改質層、Dx,Dy…切断予定ライン、S1…第1の面、
S2…第2の面、H…凹部。

Claims (8)

  1. 基板に形成された機能部の分割されるべき切断予定ラインに沿ってレーザ光を照射して
    、当該基板の内部に改質層を形成した後に、当該改質層を起点に前記基板を切断して、前
    記機能部ごとに分割するレーザスクライブ方法であって、
    前記基板の両面の互いに対向する位置から前記基板の深さ方向に、前記基板の断面視に
    おいて、前記基板の深さ方向に頂部を有するV字型の改質層と、それぞれの前記V字型の
    改質層の前記頂部を結ぶ略直線状の改質層と、を形成するように、前記基板に向けて前記
    レーザ光を照射する照射工程と、
    前記基板に外力を与えて、前記基板を切断する切断工程と、を有することを特徴とする
    レーザスクライブ方法。
  2. 請求項1に記載のレーザスクライブ方法において、
    前記照射工程では、前記基板の一の面に向けて前記レーザ光を照射し、まず、前記一の
    面の反対面となる他の面側に前記V字型の改質層を形成するように前記レーザ光を照射す
    る第1照射工程と、次に、前記略直線状の改質層を形成するように前記レーザ光を照射す
    る第2照射工程と、その次に、前記一の面側に前記V字型の改質層を形成するように前記
    レーザ光を照射する第3照射工程と、を有することを特徴とするレーザスクライブ方法。
  3. 請求項1または2に記載のレーザスクライブ方法において、
    前記切断工程では、それぞれの前記V字型の改質層と前記基板の面によって囲まれた除
    去すべき前記基板の一部分を保持しながら、前記基板に外力を与えることを特徴とするレ
    ーザスクライブ方法。
  4. 請求項1または2に記載のレーザスクライブ方法において、
    前記切断工程の後に、前記機能部の端辺部分に、前記V字型の改質層の一部とともに残
    った除去すべき凸部を押し圧する押圧工程を有することを特徴とするレーザスクライブ方
    法。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のレーザスクライブ方法において、
    前記切断工程の前または後に、前記基板をエッチング液に浸漬する浸漬工程を有するこ
    とを特徴とするレーザスクライブ方法。
  6. 請求項5に記載のレーザスクライブ方法において、
    前記浸漬工程の前に、前記基板の面の近傍に形成された前記V字型の改質層の一部の改
    質層に沿って、前記基板の面に凹部を形成する凹部形成工程を有することを特徴とするレ
    ーザスクライブ方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のレーザスクライブ方法によって製造されたことを
    特徴とする電機光学装置。
  8. 請求項7に記載の電気光学装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
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