JP2007273827A - リフロー方法、パターン形成方法および液晶表示装置用tft素子の製造方法 - Google Patents

リフロー方法、パターン形成方法および液晶表示装置用tft素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 レジストのリフロー処理において、軟化したレジストの流動方向および流動面積を高い精度に制御可能で、もってパターン形成や液晶表示装置用TFT素子の製造に利用できる技術を提供する。
【解決手段】 リフロー処理されるレジスト103は、ターゲット領域Sに臨む側の下端部Jが、下層膜102の端部よりもターゲット領域S側へ向けて張出し、オーバーハング形状に形成されている。レジスト103の下端部Jを下層膜102よりも突出させておくことにより、レジスト103の停滞が起こらず、軟化したレジストを速やかにターゲット領域Sへ向けて流動させる。また、ターゲット領域Sへ向けてレジスト103の流動を促進させることの反作用として、禁止領域Sへ向かうレジスト103の流動が抑制され、禁止領域Sへ到達することなく変形が停止する。
【選択図】図6A

Description

本発明は、例えば薄膜トランジスタ(TFT)素子などの半導体装置用のパターン形成過程で利用できるレジストのリフロー方法並びにそれを用いたパターン形成方法および液晶表示装置用TFT素子の製造方法に関する。
近年では、半導体装置の高集積化と微細化が進展している。しかし、高集積化や微細化が進むと、半導体装置の製造工程が複雑化し、製造コストが増加する。このため、製造コストを大幅に低減すべく、フォトリソグラフィーのためのマスクパターンの形成工程を統合させて全体の工程数を短縮させることが検討されている。
マスクパターンの形成工程数を削減する技術として、レジストに有機溶剤を浸透させることによりレジストを軟化させ、レジストパターンの形状を変化させることによって、マスクパターンの形成工程を省略できるリフロープロセスが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−334830号公報(特許請求の範囲など)
前記特許文献1の方法では、レジストを軟化させて広げる際の方向およびレジストによる被覆面積を制御することが難しいという問題があった。例えば、特許文献1の第4実施形態には、膜厚差のあるレジストマスクをリフローさせてTFT素子のチャンネル領域を被覆する技術が開示されているが、この場合、例えば図23Aに示すように、膜厚差を有するレジスト507a,507bは、前のエッチング工程のマスクとして使用されたまま、下層膜であるオーミックコンタクト層505およびソース・ドレイン電極506の上に、これらと同じ面積で形成されている。
このため、図23Bに示すように、リフロー後の変形レジスト511は、前記ソース・ドレイン電極506およびオーミックコンタクト層505の面積を大幅に逸脱し、さらに下層のa−Si層504上にまで広がってしまう。このように、本来のリフロー処理のターゲット領域(この場合はチャンネル領域510)だけでなく、図23Bにおいて破線で囲む周辺領域Zにまでレジストが広がることにより、例えば一つのTFT素子を製造するために必要な面積(ドット面積)が大きくなり、高集積化や微細化への対応が困難になる。なお、図23A,図23Bにおいて、符号503は窒化ケイ素などの絶縁膜、符号510はチャンネル領域であり、ゲート電極は図示を省略している(図24A〜図24Cにおいても同様である)。
また、特許文献1の第5実施形態では、図24Aに示すように、膜厚差のあるレジスト507a,507bに対し、リフロー処理を行なう前に、Oプラズマによるアッシング工程を設ける技術が提案されている。この場合、図24Bに示すようにOプラズマアッシングにより、薄レジストマスク部分が除去され、被覆領域が縮小されたレジスト508a,508bを、チャンネル領域510に隣接した位置に残存させてからリフロー処理が行なわれる。しかし、Oプラズマアッシングを行なった場合には、通常レジストが横方向へも削られてしまうため、チャンネル領域510に臨むレジスト508a,508bの側面と下層膜(ソース・ドレイン電極506)との端部に段差Dが形成されてしまう。このような段差Dが形成されると、平坦面に比べて段差Dを越えるまでに時間を要し、そこで軟化したレジストの流動が停滞する結果、フロー方向の制御が困難になる。
例えば、段差Dで軟化したレジストの流動が停滞した場合であっても、段差が無い方向への流動は進行していくので、変形レジストの被覆領域が偏り、最悪の場合には、例えば図24Cに示すように、変形レジスト511によってチャンネル領域510を完全に被覆できなかったり、周辺のレジスト流入禁止領域Zが変形レジスト511によって被覆されてしまい、デバイスの性能不良を引き起こしたりする可能性がある。また、段差Dにおける軟化したレジストの流動の停滞は、リフロー工程の工程時間を長期化させてTFT製造のスループットを低下させる要因となる。
このように、特許文献1の方法では、リフロー前のレジスト面積を下層膜と一致させてしまうと、周辺領域への軟化したレジストの流出が避けられないためにTFT素子の微細化への対応が困難になる、という課題があり、他方、アッシング処理等によってレジスト面積を下層膜に対して縮小させた場合には、軟化したレジストを広げたい方向に段差が形成され、この段差上で軟化したレジストの流動(つまり、面積の拡大)に停滞が生じ、ターゲット領域にレジストを流入させることができずに、マスクとしての機能が損なわれてしまう、という課題があった。
従って、本発明は、レジストのリフロー処理において、軟化したレジストの流動方向および流動面積を高い精度に制御可能で、もってパターン形成や液晶表示装置用TFT素子の製造に利用できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点は、第1の膜と、該第1の膜よりも上層に形成された第2の膜と、該第2の膜の直上に形成され、前記第1の膜が露出した露出領域と前記第1の膜が被覆された被覆領域とが形成されるようにパターン形成されたレジスト膜と、を有する被処理体に対し、前記レジスト膜のレジストを軟化させて流動させることにより、前記露出領域の一部または全部を被覆するリフロー方法であって、
前記レジスト膜として、その端部が、前記第2の膜の端部よりも前記露出領域の上方に向けて突出した形状のレジスト膜を用いることを特徴とする、リフロー方法を提供する。
上記第1の観点において、前記レジスト膜は、部位により膜厚が変化し、少なくとも、膜厚の厚い厚膜部と、該厚膜部に対して相対的に膜厚の薄い薄膜部とを有する形状であり、
軟化した前記レジストの流動方向または被覆面積を、前記厚膜部と前記薄膜部の配置により制御することが好ましい。
また、有機溶剤雰囲気において前記レジストを変形させることが好ましい。
また、前記レジスト膜のパターン形成を、ハーフトーンマスクを用いたハーフ露光処理と、その後の現像処理により行なうことが好ましい。
本発明の第2の観点は、第1の膜と、該第1の膜よりも上層に第2の膜が形成された被処理体に対し、前記第2の膜を覆うようにレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、
前記レジスト膜をパターン形成するマスクパターニング工程と、
前記パターン形成された前記レジスト膜をマスクとして、前記第2の膜をエッチングして前記第1の膜のターゲット領域を露出させるとともに、前記レジスト膜の端部が前記第2の膜の端部よりも前記ターゲット領域の上方に突き出た突出形状を形成する工程と、
前記パターン形成されたレジスト膜を再現像処理し、前記レジスト膜の突出形状を維持した状態でその被覆面積を縮小させる再現像処理工程と、
前記レジスト膜のレジストを軟化させて変形させ、前記第1の膜の前記ターゲット領域を変形レジストにより被覆するリフロー工程と、
前記変形レジストをマスクとして前記第1の膜の露出領域をエッチングする工程と、
前記変形レジストを除去する工程と、
前記変形レジストが除去されることにより再露出した前記第1の膜のターゲット領域に対してエッチングを行なう工程と、
を含む、パターン形成方法を提供する。
上記第2の観点において、前記レジスト膜は、部位により膜厚が変化し、少なくとも、膜厚の厚い厚膜部と、該厚膜部に対して相対的に膜厚の薄い薄膜部とを有する形状であり、
前記リフロー工程において、前記軟化レジストの流動方向または被覆面積を、前記厚膜部と前記薄膜部の配置により制御することが好ましい。
また、前記リフロー工程において、有機溶剤雰囲気において前記レジストを変形させることが好ましい。
また、前記再現像処理工程に先立ち、レジスト表面の変質層を除去する前処理工程を行なうことが好ましい。
また、前記マスクパターニング工程を、ハーフトーンマスクを用いたハーフ露光処理と、その後の現像処理により行なうことが好ましい。
さらに、上記第2の観点において、被処理体は、基板上にゲート線及びゲート電極が形成されるとともに、これらを覆うゲート絶縁膜が形成され、さらに前記ゲート絶縁膜上に、下から順にa−Si膜、オーミックコンタクト用Si膜およびソース・ドレイン用金属膜が形成された積層構造体であり、
前記第1の膜が、前記オーミックコンタクト用Si膜であり、前記第2の膜がソース・ドレイン用金属膜であってもよい。
また、本発明の第3の観点は、基板上にゲート線及びゲート電極を形成する工程と、
前記ゲート線および前記ゲート電極を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜上に、下から順にa−Si膜、オーミックコンタクト用Si膜およびソース・ドレイン用金属膜を堆積させる工程と、
前記ソース・ドレイン用金属膜上にレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜をハーフ露光処理および現像処理して、ソース電極用レジストマスクおよびドレイン電極用レジストマスクを形成するマスクパターニング工程と、
前記ソース電極用レジストマスクおよび前記ドレイン電極用レジストマスクをマスクとして前記ソース・ドレイン用金属膜をエッチングすることにより、ソース電極用金属膜とドレイン電極用金属膜とを形成し、これらソース電極用金属膜とドレイン電極用金属膜との間のチャンネル領域用凹部に下層のオーミックコンタクト用Si膜を露出させるとともに、前記レジスト膜の端部が前記ソース電極用金属膜の端部および前記ドレイン電極用金属膜の端部よりも前記チャンネル領域用凹部に突き出た突出形状を形成する工程と、
パターン形成された前記ソース電極用レジストマスクおよび前記ドレイン電極用レジストマスクを再現像処理して前記突出形状を残した状態でそれぞれの被覆面積を縮小させる工程と、
縮小後の前記ソース電極用レジストマスクおよび前記ドレイン電極用レジストマスクに有機溶剤を作用させて軟化させた軟化レジストを変形させることにより、前記ソース電極用金属膜と前記ドレイン電極用金属膜との間のチャンネル領域用凹部内の前記オーミックコンタクト用Si膜を覆うリフロー工程と、
変形後の前記レジスト並びに前記ソース電極用金属膜および前記ドレイン電極用金属膜をマスクとして、下層の前記オーミックコンタクト用Si膜および前記a−Si膜をエッチングする工程と、
変形後の前記レジストを除去して、前記ソース電極用金属膜と前記ドレイン電極用金属膜との間のチャンネル領域用凹部内に前記オーミックコンタクト用Si膜を再び露出させる工程と、
前記ソース電極用金属膜と前記ドレイン電極用金属膜とをマスクとして、これらの間の前記チャンネル領域用凹部に露出した前記オーミックコンタクト用Si膜をエッチングする工程と、
を含む、液晶表示装置用TFT素子の製造方法を提供する。
上記第3の観点において、前記レジスト膜は、部位により膜厚が変化し、少なくとも、膜厚の厚い厚膜部と、該厚膜部に対して相対的に膜厚の薄い薄膜部とを有する形状であり、
前記リフロー工程において、前記軟化レジストの流動方向または被覆面積を、前記厚膜部と前記薄膜部の配置により制御することが好ましい。
本発明の第4の観点は、コンピュータ上で動作し、実行時に、処理チャンバ内で上記第1の観点のリフロー方法が行なわれるようにリフロー処理装置を制御する、制御プログラムを提供する。
本発明の第5の観点は、コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記制御プログラムは、実行時に、処理チャンバ内で上記第1の観点のリフロー方法が行なわれるようにリフロー処理装置を制御するものである、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
本発明の第6の観点は、被処理体を載置する支持台を備えた処理チャンバと、
前記処理チャンバ内に有機溶媒を供給するためのガス供給手段と、
前記処理チャンバ内で上記第1の観点のリフロー方法が行なわれるように制御する制御部と、
を備えた、リフロー処理装置を提供する。
本発明によれば、リフロー処理に使用するレジスト膜の端部を、その直下の下層膜の端部よりも、リフロー処理により被覆したい領域に向けて突出させた突出形状(オーバーハング形状)としたので、軟化したレジストが、例えば下層膜の段差で停滞するといった事態が避けられ、流動が速められ、リフロー処理時間を短縮できる。
また、オーバーハング形状によりレジストの流動方向も制御することが可能であり、リフロー処理で被覆したい領域に的確に軟化したレジストを流すことが可能になる。このため、本発明のリフロー方法を、レジストをマスクにしたエッチング工程が繰り返し行なわれるTFT素子などの半導体装置の製造に適用することにより、省マスク化と工程数の削減が可能になるだけでなく、処理時間の短縮化とエッチング精度の向上が実現し、半導体装置の高集積化や微細化への対応も可能になる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい形態について説明する。
図1は、本発明のリフロー方法に好適に利用可能なリフロー処理システムの全体を示す概略平面図である。ここでは、LCD用ガラス基板(以下、単に「基板」と記す)Gの表面に形成されたレジスト膜を、現像処理後に軟化させて変形させ、再被覆させるためのリフロー処理を行なうリフロー処理ユニットと、このリフロー処理に先だって行なわれる再現像処理および前処理を行なうための再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)を備えたリフロー処理システムを例に挙げて説明することとする。このリフロー処理システム100は、複数の基板Gを収容するカセットCを載置するカセットステーション(搬入出部)1と、基板Gにリフロー処理および再現像処理を含む一連の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理ステーション(処理部)2と、リフロー処理システム100の各構成部を制御する制御部3と、を備えている。なお、図1において、リフロー処理システム100の長手方向をX方向、平面上においてX方向と直交する方向をY方向とする。
カセットステーション1は、処理ステーション2の一方の端部に隣接して配置されている。このカセットステーション1は、カセットCと処理ステーション2との間で基板Gの搬入出を行うための搬送装置11を備えており、このカセットステーション1において外部に対するカセットCの搬入出が行われる。また、搬送装置11は、カセットCの配列方向であるY方向に沿って設けられた搬送路10上を移動可能な搬送アーム11aを有している。この搬送アーム11aは、X方向への進出・退避および回転可能に設けられており、カセットCと処理ステーション2との間で基板Gの受渡しを行なえるように構成されている。
処理ステーション2は、基板Gに対してレジストのリフロー処理、その前処理および再現像処理を行う際の一連の工程を実施するための複数の処理ユニットを備えている。これら各処理ユニットにおいて基板Gは1枚ずつ処理される。また、処理ステーション2は、基本的にX方向に延在する基板G搬送用の中央搬送路20を有しており、この中央搬送路20を挟んでその両側に各処理ユニットが、中央搬送路20に臨むように配置されている。
また、中央搬送路20には、各処理ユニットとの間で基板Gの搬入出を行うための搬送装置21が備えられており、処理ユニットの配列方向であるX方向に移動可能な搬送アーム21aを有している。さらに、この搬送アーム21aは、Y方向への進出・退避、上下方向への昇降および回転可能に設けられており、各処理ユニットとの間で基板Gの搬入出を行なえるように構成されている。
処理ステーション2の中央搬送路20に沿って一方側には、カセットステーション1の側から、再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30およびリフロー処理ユニット(REFLW)60がこの順に配列され、中央搬送路20に沿って他方側には、三つの加熱・冷却処理ユニット(HP/COL)80a,80b,80cが一列に配列されている。各加熱・冷却処理ユニット(HP/COL)80a,80b,80cは、鉛直方向に多段に積層配置されている(図示省略)。
再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30は、リフロー処理に先だって、図示しない別の処理システムにおいて行なわれるメタルエッチング等の処理の際の変質層を除去するための前処理およびレジストのパターンを再現像する再現像処理を行なう処理ユニットである。この再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30は、スピンタイプの液処理機構を備えており、基板Gを保持しつつ一定速度で回転させながら、再現像処理のための再現像薬液吐出ノズルおよび前処理のためのリムーバ液吐出ノズルから、それぞれの処理液を基板Gに向けて吐出して、再現像薬液の塗布や前処理(レジスト表面変質層の除去処理)を行なえるように構成されている。
ここで、再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30について図2および図3を参照しながら説明する。図2は再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30の平面図であり、図3は、再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30におけるカップ部分の断面図である。図2に示されるように、再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30はシンク31により全体が包囲されている。また、図3に示すように、再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30においては、基板Gを機械的に保持する保持手段、例えば、スピンチャック32がモータ等の回転駆動機構33により回転可能に設けられ、このスピンチャック32の下側には、回転駆動機構33を包囲するカバー34が配置されている。スピンチャック32は図示しない昇降機構により昇降可能となっており、上昇位置において搬送アーム21aとの間で基板Gの受け渡しを行う。このスピンチャック32は真空吸引力等により、基板Gを吸着保持できるようになっている。
カバー34の外周囲には2つのアンダーカップ35・36が離間して設けられており、この2つのアンダーカップ35・36の間の上方には、主として再現像薬液を下方に流すためのインナーカップ37が昇降自在に設けられ、アンダーカップ36の外側には、主としてリンス液を下方に流すためのアウターカップ38がインナーカップ37と一体的に昇降自在に設けられている。なお、図3において、紙面に向かって左側には再現像薬液の排出時にインナーカップ37およびアウターカップ38が上昇される位置が示され、右側にはリンス液の排出時にこれらが降下される位置が示されている。
アンダーカップ35の内周側底部には回転乾燥時にユニット内を排気するための排気口39が配設されており、2つのアンダーカップ35・36間には主に再現像薬液を排出するためのドレイン管40aが、アンダーカップ36の外周側底部には主にリンス液を排出するためにドレイン管40bが、設けられている。
アウターカップ38の一方の側には、図2に示すように、再現像薬液およびリムーバ液供給用のノズル保持アーム41が設けられ、ノズル保持アーム41には、基板Gに再現像薬液を塗布するために用いられる再現像薬液吐出ノズル42aおよびリムーバ液吐出ノズル42bが収納されている。
ノズル保持アーム41は、ガイドレール43の長さ方向に沿ってベルト駆動等の駆動機構44により基板Gを横切って移動するように構成され、これにより再現像薬液の塗布時やリムーバ液の吐出時には、ノズル保持アーム41は再現像薬液吐出ノズル42aから再現像薬液あるいはリムーバ液吐出ノズル42bからリムーバ液を吐出しながら、静止した基板Gをスキャンするようになっている。
また、再現像薬液吐出ノズル42aおよびリムーバ液吐出ノズル42bは、ノズル待機部45に待機されるようになっており、このノズル待機部45には再現像薬液吐出ノズル42a、リムーバ液吐出ノズル42bを洗浄するノズル洗浄機構46が設けられている。
アウターカップ38の他方の側には、純水等のリンス液吐出用のノズル保持アーム47が設けられ、ノズル保持アーム47の先端部分には、リンス液吐出ノズル48が設けられている。リンス液吐出ノズル48としては、例えば、パイプ状の吐出口を有するもの用いることができる。ノズル保持アーム47は駆動機構49によりガイドレール43の長さ方向に沿ってスライド自在に設けられており、リンス液吐出ノズル48からリンス液を吐出させながら、基板G上をスキャンするようになっている。
次に、上述した再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30を用いた前処理および再現像処理工程の概略を説明する。まず、インナーカップ37とアウターカップ38とを下段位置(図3の右側に示す位置)に位置させ、基板Gを保持した搬送アーム21aを再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30内に挿入し、このタイミングに合わせてスピンチャック32を上昇させて、基板Gをスピンチャック32へ受け渡す。搬送アーム21aを再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30外に待避させた後、基板Gが載置されたスピンチャック32を降下させて所定位置に保持する。そして、ノズル保持アーム41をインナーカップ37内の所定位置に移動、配置し、昇降機構50bを伸張させてリムーバ液吐出ノズル42bのみを下方に位置させて保持し、基板G上をスキャンしながらリムーバ液吐出ノズル42bを用いてアルカリ性のリムーバ液を基板G上に吐出する。ここで、リムーバ液としては、例えば強アルカリ水溶液を用いることができる。所定の反応時間が経過するまでの間に、昇降機構50bを縮ませてリムーバ液吐出ノズル42bを上方の位置に戻して保持し、ノズル保持アーム41をインナーカップ37およびアウターカップ38から待避させ、代わりにノズル保持アーム47を駆動して、リンス液吐出ノズル48を基板G上の所定位置まで移動させる。続いて、インナーカップ37とアウターカップ38を上昇させ、上段位置(図3の左側位置)に保持する。
そして、基板Gを低速で回転させて基板G上のリムーバ液を振り切る動作に入るのとほぼ同時にリンス液吐出ノズル48からリンス液を吐出し、さらにこれらの動作とほぼ同時に、排気口39による排気動作を開始する。基板Gの回転が開始され、基板Gからその外周に向けて飛散するリムーバ液およびリンス液は、インナーカップ37のテーパー部や外周壁(側面の垂直壁)に当たって下方へ導かれ、ドレイン管40aから排出される。
基板Gの回転開始から所定時間経過後には、リンス液を吐出しながら、また基板Gを回転させたままの状態でインナーカップ37とアウターカップ38を降下させて下段位置に保持する。下段位置では、基板Gの表面の水平位置がほぼアウターカップ38のテーパー部の位置に合う高さとする。そして、リムーバ液の残渣が少なくなるように、基板Gの回転数を、リムーバ液を振り切るための回転動作開始時よりも大きくする。この基板Gの回転数を上げる操作は、インナーカップ37とアウターカップ38の降下動作と同時にまたはその前後のいずれの段階で行ってもよい。こうして、基板Gから飛散する主にリンス液からなる処理液は、アウターカップ38のテーパー部や外周壁に当たってドレイン管40bから排出される。次に、リンス液の吐出を停止してリンス液吐出ノズル48を所定の位置に収納し、基板Gの回転数をさらに上げて所定時間保持する。すなわち高速回転により基板Gを乾燥するスピン乾燥を行う。
次に、ノズル保持アーム41をインナーカップ37内の所定位置に移動、配置し、昇降機構50aを伸張させて再現像薬液吐出ノズル42aのみを下方に位置させて保持し、基板G上をスキャンしながら再現像薬液吐出ノズル42aを用いて所定の再現像薬液を基板G上に塗布し、再現像薬液パドルを形成する。再現像薬液パドルが形成された後、所定の再現像処理時間(再現像反応時間)が経過するまでの間に、昇降機構50aにより、再現像薬液吐出ノズル42aを上方の位置に戻して保持し、ノズル保持アーム41をインナーカップ37およびアウターカップ38から待避させ、代わりにノズル保持アーム47を駆動して、リンス液吐出ノズル48を基板G上の所定位置に保持する。続いて、インナーカップ37とアウターカップ38を上昇させ、上段位置(図3の左側位置)に保持する。
そして、基板Gを低速で回転させて基板G上の再現像薬液を振り切る動作に入るのとほぼ同時にリンス液吐出ノズル48からリンス液を吐出し、さらにこれらの動作とほぼ同時に、排気口39による排気動作を開始する。つまり、再現像反応時間の経過前には排気口39は未動作の状態とすることが好ましく、これにより、基板G上に形成された再現像薬液パドルには、排気口39の動作による気流発生等の悪影響が発生しない。
基板Gの回転が開始され、基板Gからその外周に向けて飛散する再現像薬液およびリンス液は、インナーカップ37のテーパー部や外周壁(側面の垂直壁)に当たって下方へ導かれ、ドレイン管40aから排出される。基板Gの回転開始から所定時間経過後には、リンス液を吐出しながら、また基板Gを回転させたままの状態でインナーカップ37とアウターカップ38を降下させて下段位置に保持する。下段位置では、基板Gの表面の水平位置がほぼアウターカップ38のテーパー部の位置に合う高さとする。そして、再現像薬液の残渣が少なくなるように、基板Gの回転数を、再現像薬液を振り切るための回転動作開始時よりも大きくする。この基板Gの回転数を上げる操作は、インナーカップ37とアウターカップ38の降下動作と同時にまたはその前後のいずれの段階で行ってもよい。こうして、基板Gから飛散する主にリンス液からなる処理液は、アウターカップ38のテーパー部や外周壁に当たってドレイン管40bから排出される。次に、リンス液の吐出を停止してリンス液吐出ノズル48を所定の位置に収納し、基板Gの回転数をさらに上げて所定時間保持する。すなわち高速回転により基板Gを乾燥するスピン乾燥を行う。
以上のようにして、再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30における一連の処理が終了する。そして、前記と逆の手順により、搬送アーム21aによって処理後の基板Gが再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30から搬出される。
一方、処理ステーション2のリフロー処理ユニット(REFLW)60では、基板G上に形成されたレジストを有機溶媒例えばシンナー雰囲気で軟化させて再被覆させるリフロー処理が行なわれる。
ここで、リフロー処理ユニット(REFLW)60の構成について、さらに詳細に説明する。図4は、リフロー処理ユニット(REFLW)60の概略断面図である。リフロー処理ユニット(REFLW)60は、チャンバ61を有している。チャンバ61は、下部チャンバ61aと、この下部チャンバ61aの上部に当接される上部チャンバ61bとを有している。上部チャンバ61bと下部チャンバ61aとは、図示しない開閉機構により開閉可能に構成されており、開状態のときに、搬送装置21により基板Gの搬入出が行なわれる。
このチャンバ61内には、基板Gを水平に支持する支持テーブル62が設けられている。支持テーブル62は熱伝導率に優れた材質例えばアルミニウムで構成されている。
支持テーブル62には、図示しない昇降機構によって駆動され、基板Gを昇降させる3本の昇降ピン63(図4では2本のみを図示する)が、支持テーブル62を貫通するように設けられている。この昇降ピン63は、昇降ピン63と搬送装置21との間で基板Gを受け渡しする際には、基板Gを支持テーブル62から持ち上げて所定の高さ位置で基板Gを支持し、基板Gのリフロー処理中は、例えば、その先端が支持テーブル62の上面と同じ高さとなるようにして保持される。
下部チャンバ61aの底部には、排気口64a,64bが形成されており、この排気口64a,64bには排気系64が接続されている。そして、この排気系64を通ってチャンバ61内の雰囲気ガスが排気される。
支持テーブル62の内部には、温度調節媒体流路65が設けられており、この温度調節媒体流路65には、例えば温調冷却水などの温度調節媒体が温度調節媒体導入管65aを介して導入され、温度調節媒体排出管65bから排出されて循環し、その熱(例えば冷熱)が支持テーブル62を介して基板Gに対して伝熱され、これにより基板Gの処理面が所望の温度に制御される。
チャンバ61の天壁部分には、シャワーヘッド66が、支持テーブル62に対向するように設けられている。このシャワーヘッド66の下面66aには、多数のガス吐出孔66bが設けられている。
また、シャワーヘッド66の上部中央には、ガス導入部67が設けられており、このガス導入部67はシャワーヘッド66の内部に形成された空間68に連通している。ガス導入部67にはガス供給配管69が接続されており、このガス供給配管69の他端には、有機溶媒例えばシンナーを気化して供給するバブラータンク70が接続されている。なお、ガス供給配管69には、開閉バルブ71が設けられている。
バブラータンク70の底部には、シンナーを気化させるための気泡発生手段として、図示しないNガス供給源に接続されたNガス供給配管74が配備されている。このNガス供給配管74には、マスフローコントローラ72および開閉バルブ73が設けられている。また、バブラータンク70は、内部に貯留されるシンナーの温度を所定温度に調節するための図示しない温度調節機構を備えている。そして、図示しないNガス供給源からNガスをマスフローコントローラ72によって流量制御しながらバブラータンク70の底部に導入することにより、所定温度に温度調節されたバブラータンク70内のシンナーを気化させ、ガス供給配管69を介してチャンバ61内に導入できるように構成されている。
また、シャワーヘッド66の上部の周縁部には、複数のパージガス導入部75が設けられており、各パージガス導入部75には、例えばパージガスとしてのNガスをチャンバ61内に供給するパージガス供給配管76が接続されている。パージガス供給配管76は、図示しないパージガス供給源に接続されており、その途中には開閉バルブ77が設けられている。
このような構成のリフロー処理ユニット(REFLW)60においては、まず、上部チャンバ61bを下部チャンバ61aから開放し、その状態で、搬送装置21の搬送アーム21aにより、既に前処理および再現像処理がなされ、パターン形成されたレジストを有する基板Gを搬入し、支持テーブル62に載置する。そして、上部チャンバ61bと下部チャンバ61aを当接させ、チャンバ61を閉じた後、ガス供給配管69の開閉バルブ71およびNガス供給配管74の開閉バルブ73を開放し、マスフローコントローラ72によってNガスの流量を調節してシンナーの気化量を制御しつつ、バブラータンク70から、気化されたシンナーをガス供給配管69、ガス導入部67を介してシャワーヘッド66の空間68に導入し、ガス吐出孔66bから吐出させる。これにより、チャンバ61内が所定濃度のシンナー雰囲気とされる。
チャンバ61内の支持テーブル62に載置された基板G上には、既にパターン形成されたレジストが設けられているので、このレジストがシンナー雰囲気に曝されることにより、シンナーがレジストに浸透する。これにより、レジストが軟化してその流動性が高まり、変形して基板G表面の所定の領域(ターゲット領域)が変形レジストで被覆される。この際、支持テーブル62の内部に設けられた温度調節媒体流路65に、温度調節媒体を導入することによって、その熱が支持テーブル62を介して基板Gに対して伝熱され、これにより基板Gの処理面が所望の温度例えば20℃に制御される。シャワーヘッド66から基板Gの表面に向けて吐出されたシンナーを含むガスは、基板Gの表面に接触した後、排気口64a,64bへ向けて流れ、チャンバ61内から排気系64へ排気される。
以上のようにして、リフロー処理ユニット(REFLW)60におけるリフロー処理が終了した後は、排気を継続しながらパージガス供給配管76上の開閉バルブ77を開放し、パージガス導入部75を介してチャンバ61内にパージガスとしてのNガスを導入し、チャンバ内雰囲気を置換する。その後、上部チャンバ61bを下部チャンバ61aから開放し、前記と逆の手順でリフロー処理後の基板Gを搬送アーム21aによってリフロー処理ユニット(REFLW)60から搬出する。
三つの加熱・冷却処理ユニット(HP/COL)80a,80b,80cには、それぞれ基板Gに対して加熱処理を行うホットプレートユニット(HP)、基板Gに対して冷却処理を行うクーリングプレートユニット(COL)が、多段例えば2段ずつ合計4段に重ねられて構成されている(図示省略)。この加熱・冷却処理ユニット(HP/COL)80a,80b,80cでは、前処理後、再現像処理後およびリフロー処理後の基板Gに対して、必要に応じて加熱処理や冷却処理が行なわれる。
図1に示すように、リフロー処理システム100の各構成部は、制御部3のCPUを備えたプロセスコントローラ90に接続されて制御される構成となっている。プロセスコントローラ90には、工程管理者がリフロー処理システム100を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、リフロー処理システム100の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェース91が接続されている。
また、プロセスコントローラ90には、リフロー処理システム100で実行される各種処理をプロセスコントローラ90の制御にて実現するための制御プログラムや処理条件データ等が記録されたレシピが格納された記憶部92が接続されている。
そして、必要に応じて、ユーザーインターフェース91からの指示等にて任意のレシピを記憶部92から呼び出してプロセスコントローラ90に実行させることで、プロセスコントローラ90の制御下で、リフロー処理システム100での所望の処理が行われる。また、前記レシピは、例えば、CD−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納された状態のものを利用したり、あるいは、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させて利用したりすることも可能である。
以上のように構成されるリフロー処理システム100においては、まず、カセットステーション1において、搬送装置11の搬送アーム11aが未処理の基板Gを収容しているカセットCにアクセスして1枚の基板Gを取り出す。基板Gは、搬送装置11の搬送アーム11aから、処理ステーション2の中央搬送路20における搬送装置21の搬送アーム21aに受渡され、この搬送装置21により、再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30へ搬入される。そして、再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30にて前処理および再現像処理が行なわれた後、基板Gは再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30から搬送装置21によって取出され、加熱・冷却処理ユニット(HP/COL)80a,80b,80cのいずれかに搬入される。そして、各加熱・冷却処理ユニット(HP/COL)80a,80b,80cにおいて所定の加熱、冷却処理が施された基板Gは、リフロー処理ユニット(REFLW)60へ搬入され、そこでリフロー処理が行なわれる。リフロー処理後は、必要に応じて各加熱・冷却処理ユニット(HP/COL)80a,80b,80cにおいて所定の加熱、冷却処理が施される。このような一連の処理が終了した基板Gは、搬送装置21によりリフロー処理ユニット(REFLW)60から取出され、カセットステーション1の搬送装置11に受渡され、任意のカセットCに収容される。
次に、リフロー処理ユニット(REFLW)60において行なわれるリフロー方法の原理について説明する。
図5Aは、従来のリフロー方法を説明するため、基板Gの表面付近に形成されたレジスト103の断面を簡略化して示している。ここではレジスト103の表面形状は、平面になっている。基板Gには、下層膜101および下層膜102が積層形成されており、その上には、パターン形成されたレジスト103が形成されている。
図5Aの例では、下層膜101表面にターゲット領域Sが存在し、このターゲット領域Sに軟化したレジスト103を流入させ、ターゲット領域Sをレジスト103で被覆することを目的としている。他方、下層膜102表面には、例えばエッチング領域などの禁止領域Sが存在し、この禁止領域Sはレジスト103による被覆を避けることが必要である。また、下層膜102の端部は、レジスト103の側面よりもターゲット領域Sの方へ向けて横方向へ突出しており、ターゲット領域Sとの間には段差Dが形成されている。このような段差Dは、例えばレジスト103を再現像処理することによって、レジスト103が横方向に削られることにより形成されるものである。
図5Aの状態から、例えばシンナーなどの有機溶媒をレジストに接触させ、浸透させることにより、図5Bに示すようにレジスト103を軟化させ、変形させる。軟化したレジスト103は流動性が高まるので、下層膜102の表面に広がっていくが、流動したレジスト103の膜厚が一定以上になるまで段差Dを越えることができないため、段差Dでレジスト103の進行速度が遅くなり、この部分でレジスト103が停滞してしまう。
この段差D付近における停滞の結果、レジスト103はより流れやすい段差Dとは逆の方向、つまりレジスト被覆を避けたい禁止領域Sの方向により多く進行していく。そして、図5Cに示すように、レジスト103はターゲット領域Sを十分に被覆できず、禁止領域Sに到達し、禁止領域Sの表面を覆ってしまう。このように、ターゲット領域Sの被覆が確実に行なわれず、逆にレジスト被覆を望まない禁止領域Sにレジスト103が到達すると、例えばリフロー後のレジスト103をマスクとして用いるエッチング形状の精度が低下し、TFT素子などのデバイスの不良や歩留りの低下を引き起こすことになる。以上の図5A〜図5Cにより説明したレジスト103の状態は、有機溶媒により軟化させたレジスト103のフロー方向を制御できないことが原因である。
図6A〜図6Cおよび図7A〜図7Cは、本発明のリフロー方法の概念を説明するための図面である。
図6Aは、基板Gの表面付近に形成されたレジスト103の断面を簡略化して示している。下層膜101および下層膜102が積層形成され、その上に、パターン形成されたレジスト103が形成されている構造およびターゲット領域S、禁止領域Sについては、図5Aと同様である。ただし、本実施形態においては、ターゲット領域Sに臨む側のレジスト103の下端部Jが、下層膜102の端部よりもターゲット領域S側へ向けて張出し、オーバーハング形状に形成されている。
図6Aの状態から、例えばシンナーなどの有機溶媒をレジストに接触させることにより、レジスト103を軟化させ、変形させる。軟化したレジスト103は、その流動性が高まるので、下層膜102の表面に広がっていく。ここで前記のように、レジスト103の下端部Jは、下層膜102の端部よりもターゲット領域S側へ張り出して形成されているので、ターゲット領域Sへ向けてのレジスト103の流動が下層膜102によって妨げられることなくスムーズに進行する。このことは、図5A,図5Bとの対比においてより明瞭になる。
すなわち、図5Aに示すように、軟化したレジスト103の進行途中に段差Dが存在する場合は、そこで軟化したレジスト103が停滞し(同図B参照)、段差Dを越えるまでに一定の時間を要する。また、軟化したレジスト103は、段差Dで停滞している間に、より流れやすい方向へ流動していくため、流動方向の制御も困難になる。これに対し、図6Aに示すように、予めレジスト103の下端部Jを下層膜102よりも突出させておくことにより、レジスト103の停滞が起こらず(同図B参照)、軟化したレジストを速やかにターゲット領域Sへ向けて流動させることが可能になる。また、レジスト103を流したいターゲット領域Sの側にオーバーハング形状を設け、レジスト103の流動を促進させることの反作用として、禁止領域Sへ向かうレジスト103の流動が抑制され、図6Cに示すように、禁止領域Sへ到達することなく変形が停止する。従って、リフロー後のレジスト103をマスクとして使用するエッチング精度を確保することが可能になって、デバイス特性を良好なものにすることができる。
このように、予めレジスト103の下端部Jを下層膜102よりも突出させておくことにより、レジスト103の広がりを速め、リフロー処理時間を短縮できるとともに、フロー方向を制御することが可能になり、十分なエッチング精度を確保できるようになる。
図7Aは、基板Gの表面付近に形成されたレジスト103の断面を簡略化して示している。下層膜101および下層膜102が積層形成され、その上に、パターン形成されたレジスト103が形成され、さらにターゲット領域Sに臨む側のレジスト103の下端部Jが、下層膜102の端部よりもターゲット領域S側へ向けて張出し、オーバーハング形状に形成されている構造およびターゲット領域S、禁止領域Sについては、図6Aと同様である。
本実施形態において、レジスト103は、部位により膜厚が異なり、表面に段差を有する形状になっている。すなわち、レジスト103の表面には高低差が設けられ、膜厚の厚い厚膜部103aと、この厚膜部103aに比較して相対的に膜厚の薄い薄膜部103bを有する形状になっている。厚膜部103aは、ターゲット領域Sの側に形成され、薄膜部103bは、禁止領域Sの側に形成されている。
図7Aの状態から、例えばシンナーなどの有機溶媒をレジストに接触させることにより、レジスト103を軟化させ、変形させる。軟化したレジスト103は、その流動性が高まるので、図7Bに示すように、ターゲット領域Sへ向けて広がっていく。前記のようにレジスト103には、ターゲット領域Sに向けてオーバーハングした形状の下端部Jが形成されていることに加え、膜厚の厚い厚膜部103aと、膜厚の薄い薄膜部103bとが存在するので、軟化したレジスト103の流動速度がよりいっそう速くなるとともに、流動方向もより確実に制御される。
すなわち、レジスト103の下端部Jは下層膜102よりも突出しているので、レジスト103の停滞が発生せず、軟化したレジストを速やかにターゲット領域Sへ向けて流動させることが可能になる。また、厚膜部103aは、シンナー雰囲気に対する露出面積が大きいため、シンナーが浸透しやすく、これにより軟化が速くなり、流動性も高くなる。さらに、厚膜部103aは比較的速く軟化が進行するとともに、レジスト体積も大きいため、レジスト103がターゲット領域Sに到達しやすくなる。
一方、薄膜部103bは、シンナー雰囲気に対する露出面積が厚膜部103aに比較して小さいので、軟化が進みにくく、厚膜部103aに比べて流動性はさほど大きくならない。そして、薄膜部103bは、軟化の進行が遅れることと、厚膜部103aに比べてレジスト体積も小さいため、禁止領域Sへ向かうレジスト103の流動が抑制され、図7Cに示すように、禁止領域Sへ到達することなく変形が停止する。従って、リフロー後のレジスト103をマスクとして使用するエッチング精度を確保することが可能になって、デバイス特性を良好にすることができる。
このように、レジスト103の下端部Jをオーバーハング形状にすることに加え、厚膜部103a,薄膜部103bを有し、表面に高低差のあるレジスト103を用いることによって、レジスト103が広がる時間を短縮し、かつそのフロー方向を制御することが可能になり、十分なエッチング精度を確保できるようになる。
なお、図7A〜図7Cの実施形態では、表面に高低差が設けられ、膜厚の厚い厚膜部103aと、この厚膜部103aに比較して相対的に膜厚の薄い薄膜部103bと、を有するレジスト103において、厚膜部103aをターゲット領域Sの側に形成し、薄膜部103bを、禁止領域Sの側に形成したが、これとは逆に、薄膜部103bをターゲット領域Sの側に形成し、厚膜部103aを禁止領域Sの側に形成することも可能である。かかる配置が可能な理由は、レジスト103の流動状態が、例えば、リフロー処理ユニット(REFLW)60でリフロー処理する際のシンナーの濃度、流量、基板G(支持テーブル62)の温度、チャンバ61の内圧等の条件によって変化するためである。
例えば、図8A〜図8Dに示すように、シンナー濃度、流量およびチャンバの内圧については、これらが増加するとともにレジストの流動速度も上昇するが、温度については、上昇するに伴いレジスト103の流動速度を低下させる傾向がある。つまり、厚膜部103a、薄膜部103bの形状や配置が同じであっても、例えばチャンバ61内のシンナー濃度によってレジストの軟化の程度が変化し、流動方向や流動速度などの挙動が異なるものとなる。従って、リフロー処理における有機溶剤濃度、流量、基板温度、圧力などの条件を組み合わせ、実験的に最適な条件を決定、選択することにより、表面に高低差(厚膜部、薄膜部)を有するレジスト103を用いて、その流動方向や被覆面積を任意に制御することが可能になる。
なお、図7A〜図7Cの実施形態では、レジスト膜に厚膜部と薄膜部を設ける構成としたが、レジスト膜厚の変化は2段階に限らず、3段階以上に変化させてもよい。また、レジスト膜厚は、階段状に変化させるだけでなく、徐々に膜厚が変化するような傾斜表面を有する形状にすることもできる。この場合、例えば予めレジストの塗布膜厚に傾斜を持たせることにより、ハーフ露光後のレジスト表面に傾斜面を形成できる。
次に、図9〜図22を参照しながら、本発明のリフロー方法を液晶表示装置用TFT素子の製造工程に適用した実施形態について説明する。図9は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示素子用TFT素子の製造方法の概要を示すフロー図である。
まず、図10に示すように、ガラス等の透明基板からなる絶縁基板201上にゲート電極202および図示しないゲート線を形成し、さらにシリコン窒化膜などのゲート絶縁膜203、a−Si(アモルファスシリコン)膜204、オーミックコンタクト層としてのn+Si膜205、Al合金やMo合金等の電極用金属膜206をこの順に積層して堆積する(ステップS1)。
次に、図11に示すように、電極用金属膜206上にレジスト207を形成する(ステップS2)。そして、図12に示すように、部位によって光線の透過率が異なり、レジスト207の露光量を領域別に変化させることが可能なハーフトーンマスク300を露光マスクに用い、露光処理を行なう(ステップS3)。このハーフトーンマスク300は、レジスト207に対して、2段階の露光量で露光できるように構成されている。このようにレジスト207をハーフ露光することにより、図13に示すように、露光レジスト部208と、未露光レジスト部209とが形成される。未露光レジスト部209は、ハーフトーンマスク300の透過率に対応して、露光レジスト部208との境界が階段状に形成される。
露光後は、現像処理を行なうことにより、図14に図示するように、露光レジスト部208が除去され、未露光レジスト部209を電極用金属膜206上に残存させる(ステップS4)。未露光レジスト部209は、ソース電極用レジストマスク210およびドレイン電極用レジストマスク211に分離されパターン形成されている。ソース電極用レジストマスク210は、ハーフ露光によって、膜厚が厚い順に、第1膜厚部210aおよび第2膜厚部210bが階段状に形成されている。ドレイン電極用レジストマスク211も、同様にハーフ露光によって、膜厚が厚い順に第1膜厚部211aおよび第2膜厚部211bが階段状に形成されている。
そして、残存した未露光レジスト部209をエッチングマスクとして用い、電極用金属膜206をエッチングすることにより、図15に示すように、後にチャンネル領域となる凹部220を形成する(ステップS5)。このエッチングによって、ソース電極206aとドレイン電極206bが形成され、これらの間の凹部220内にn+Si膜205の表面を露出させることができる。このエッチングは、例えばエッチングガスのプラズマによるドライエッチングや、エッチング液を用いるウエットエッチングにより行なうことができる。この際、ソース電極206aとドレイン電極206bが横方向へ所定量サイドエッチングされてアンダーカットが形成され、エッチングマスクであるソース電極用レジストマスク210およびドレイン電極用レジストマスク211のそれぞれの下端部Jがソース電極206aの端部およびドレイン電極206bの端部よりも凹部220へ向けて突出したオーバーハング形状になるようにエッチングが行なわれる。例えばドライエッチングにおいては、等方性のエッチャントが生成されるようなエッチングガスを選択してオーバーエッチングを行なうことにより、サイドエッチングが進行し、図15に示すようなアンダーカットが形成されたエッチング形状にすることができる。このようなソース電極206aとドレイン電極206bのサイドエッチングは、ドライエッチングの場合、エッチングガス種として、例えばCl、BCl、CClなどの塩素系ガス等を用い、例えば10〜100Pa程度の圧力条件で実施できる。
また、エッチングにより、ソース電極用レジストマスク210およびドレイン電極用レジストマスク211の表面付近には、薄い表面変質層301が形成される。
次に、リムーバ液を用いてウエット処理を施し、電極用金属膜206をエッチングした際の表面変質層301を除去し(前処理)、引き続きソース電極206aとドレイン電極206bの上の未露光レジスト部209を部分的に除去する再現像処理を行なう(ステップS6)。この前処理および再現像処理は、リフロー処理システム100の再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)30において、続けて行なうことが出来る。
この再現像処理により、図16に示すように、ソース電極用レジストマスク210およびドレイン電極用レジストマスク211の被覆面積は大幅に縮小される。具体的には、ソース電極用レジストマスク210では、第2膜厚部210bが完全に除去され、第1膜厚部210aのみがソース電極206a上に残存する。また、ドレイン電極用レジストマスク211も、同様に第2膜厚部211bが完全に除去され、第1膜厚部211aのみがドレイン電極206b上に残存する。また、再現像処理によって第1膜厚部210a(または第1膜厚部211a)の膜厚とともに、横方向の厚さ(幅)Lは、再現像前の厚さ(幅)L(図15参照)に比較して小さくなる。しかし、ソース電極用レジストマスク210およびドレイン電極用レジストマスク211の被覆面積が縮小されても、それぞれの下端部Jがソース電極206aの端部およびドレイン電極206bの端部に比べて凹部220へ突出したオーバーハング形状は維持される。このため、ステップS6の前処理/再現像処理によって削られるレジスト量を予め考慮して、ステップS5の金属膜エッチングにおけるソース電極206aとドレイン電極206bのサイドエッチング量(下端部Jの突出量)が調節される。
このように、再現像処理を施してソース電極用レジストマスク210およびドレイン電極用レジストマスク211の被覆面積を減少させることにより、リフロー工程後に変形レジストがターゲット領域(凹部220)とは反対側のソース電極206aの端部またはドレイン電極206bの端部からはみ出して下層膜を被覆してしまうことを防止できるので、TFT素子の微細化への対応が可能になる。
なお、図16では、比較のため、再現像処理前のソース電極用レジストマスク210およびドレイン電極用レジストマスク211の輪郭を破線で示している。また、この図16に示す断面構造に対応する平面図を図21に示す。
本実施形態では、軟化レジストがターゲット領域の凹部220内に流入しやすいように、ソース電極用レジストマスク210およびドレイン電極用レジストマスク211の下端部Jを、ソース電極206aおよびドレイン電極206bの端部よりも突出させることにより、軟化レジストの流動方向の制御と処理時間の短縮化を実現している。そして、リフロー処理(ステップS7)においては、後にチャンネル領域となる目的の凹部220にシンナー等の有機溶剤によって軟化させられたレジストを短時間で流入させ、凹部220を確実に被覆することができる。このリフロー処理は、図4のリフロー処理ユニット(REFLW)60により行なわれる。
図17は、変形レジスト212によって凹部220の周囲が被覆された状態を示している。この図17に示す断面構造に対応する平面図を図22に示す。
従来技術では、変形レジスト212が例えばソース電極206aやドレイン電極206bの凹部220とは反対側にまで広がり、例えばオーミックコンタクト層としてのn+Si膜205の上を被覆してしまうため、被覆部分が次のシリコンエッチング工程でエッチングされなくなり、エッチング精度が損なわれてTFT素子の不良や歩留りの低下を招来するという問題があった。また、変形レジスト212による被覆面積を予め大きく見積もって設計しておくと、一つのTFT素子を製造するために必要な面積(ドット面積)が大きくなり、TFT素子の高集積化や微細化への対応が困難になるという問題があった。
これに対し、本実施形態では、再現像処理によってソース電極用レジストマスク210およびドレイン電極用レジストマスク211の体積を大幅に減少させてからリフロー処理を行なっている結果、図17に示されるように、変形レジスト212による被覆領域はリフロー処理のターゲット領域である凹部220の周囲に限定され、しかも変形レジスト212の膜厚も薄く形成できている。従って、TFT素子の高集積化、微細化にも対応できる。
次に、図18に示すように、ソース電極206a、ドレイン電極206bおよび変形レジスト212をエッチングマスクとして使用し、n+Si膜205およびa−Si膜204をエッチング処理する(ステップS8)。その後、図19に示すように、例えばウエット処理などの手法により、変形レジスト212を除去する(ステップS9)。その後、ソース電極206aおよびドレイン電極206bをエッチングマスクとして使用し、凹部220内に露出したn+Si膜205をエッチング処理する(ステップS10)。これにより、図20に示すように、チャンネル領域221が形成される。
以降の工程は図示を省略するが、例えば、チャンネル領域221とソース電極206aおよびドレイン電極206bを覆うように有機膜を成膜した後(ステップS11)、フォトリソグラフィー技術によりソース電極206a(ドレイン電極206b)に接続するコンタクトホールをエッチングによって形成し(ステップS12)、次いでインジウム・錫酸化物(ITO)等により透明電極を形成する(ステップS13)ことにより、液晶表示装置用のTFT素子が製造される。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこのような形態に限定されるものでない。
例えば、上記説明においては、LCD用ガラス基板を用いるTFT素子の製造を例に取り挙げたが、他のフラットパネルディスプレイ(FPD)基板や、半導体基板等の基板に形成されたレジストのリフロー処理を行なう場合にも本発明を適用することができる。
本発明は、例えばTFT素子などの半導体装置の製造において好適に利用可能である。
リフロー処理システムの概要を説明する図面。 再現像処理・リムーバーユニットの概略構成を示す平面図。 再現像処理・リムーバーユニットの概略構成を示す断面図。 リフロー処理ユニット(REFLW)の概略構成を示す断面図。 従来のリフロー方法の原理図であり、リフロー前の状態を示す。 従来のリフロー方法の原理図であり、リフロー途中の状態を示す。 従来のリフロー方法の原理図であり、リフロー後の状態を示す。 本発明の一実施形態に係るリフロー方法の原理図であり、リフロー前の状態を示す。 本発明の一実施形態に係るリフロー方法の原理図であり、リフロー途中の状態を示す。 本発明の一実施形態に係るリフロー方法の原理図であり、リフロー後の状態を示す。 本発明の別の実施形態に係るリフロー方法の原理図であり、リフロー前の状態を示す。 本発明の別の実施形態に係るリフロー方法の原理図であり、リフロー途中の状態を示す。 本発明の別の実施形態に係るリフロー方法の原理図であり、リフロー後の状態を示す。 軟化レジストの流動速度とシンナー濃度との関係を説明する図面。 軟化レジストの流動速度と温度との関係を説明する図面。 軟化レジストの流動速度と圧力との関係を説明する図面。 軟化レジストの流動速度とシンナー流量との関係を説明する図面。 第1実施形態に係るTFT素子の製造工程を示すフロー図。 TFT素子の製造工程において、絶縁基板上にゲート電極および積層膜が形成された状態の基板の縦断面図。 TFT素子の製造工程において、レジスト膜を形成した状態の基板の縦断面図。 TFT素子の製造工程において、ハーフ露光処理を行なっている状態の基板の縦断面図。 TFT素子の製造工程において、ハーフ露光処理後の基板の縦断面図。 TFT素子の製造工程において、現像後の基板の縦断面図。 TFT素子の製造工程において、電極用金属膜をエッチングした後の基板の縦断面図。 TFT素子の製造工程において、前処理および再現像処理を行なった後の基板の縦断面図。 TFT素子の製造工程において、リフロー処理後の基板の縦断面図。 TFT素子の製造工程において、n+Si膜およびa−Si膜をエッチングした後の基板の縦断面図。 TFT素子の製造工程において、変形レジストを除去した後の基板の縦断面図。 TFT素子の製造工程において、チャンネル領域を形成した状態の基板の縦断面図。 図16に対応する平面図。 図17に対応する平面図。 従来のリフロー方法を説明する図面であり、リフロー前の状態を示す。 従来のリフロー方法を説明する図面であり、リフロー後の状態を示す。 従来のリフロー方法を説明する図面であり、リフロー前の状態を示す。 従来のリフロー方法を説明する図面であり、アッシング後の状態を示す。 従来のリフロー方法を説明する図面であり、リフロー後の状態を示す。
符号の説明
1:カセットステーション
2:処理ステーション
3:制御部
20:中央搬送路
21:搬送装置
30:再現像処理・リムーバーユニット(REDEV/REMV)
60:リフロー処理ユニット(REFLW)
80a,80b,80c:加熱・冷却処理ユニット(HP/COL)
100:リフロー処理システム
101,102:下層膜
103:レジスト
103a:厚膜部
103b:薄膜部
G:基板
D:段差
J:下端部
:ターゲット領域
:禁止領域

Claims (18)

  1. 第1の膜と、該第1の膜よりも上層に形成された第2の膜と、該第2の膜の直上に形成され、前記第1の膜が露出した露出領域と前記第1の膜が被覆された被覆領域とが形成されるようにパターン形成されたレジスト膜と、を有する被処理体に対し、前記レジスト膜のレジストを軟化させて流動させることにより、前記露出領域の一部または全部を被覆するリフロー方法であって、
    前記レジスト膜として、その端部が、前記第2の膜の端部よりも前記露出領域の上方に向けて突出した形状のレジスト膜を用いることを特徴とする、リフロー方法。
  2. 前記レジスト膜は、部位により膜厚が変化し、少なくとも、膜厚の厚い厚膜部と、該厚膜部に対して相対的に膜厚の薄い薄膜部とを有する形状であり、
    軟化した前記レジストの流動方向を、前記厚膜部と前記薄膜部の配置により制御するようにした、請求項1に記載のリフロー方法。
  3. 前記レジスト膜は、部位により膜厚が変化し、少なくとも、膜厚の厚い厚膜部と、該厚膜部に対して相対的に膜厚の薄い薄膜部とを有する形状であり、
    軟化した前記レジストによる被覆面積を、前記厚膜部と前記薄膜部の配置により制御するようにした、請求項1に記載のリフロー方法。
  4. 有機溶剤雰囲気において前記レジストを変形させる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリフロー方法。
  5. 前記レジスト膜のパターン形成を、ハーフトーンマスクを用いたハーフ露光処理と、その後の現像処理により行なう、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリフロー方法。
  6. 第1の膜と、該第1の膜よりも上層に第2の膜が形成された被処理体に対し、前記第2の膜を覆うようにレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、
    前記レジスト膜をパターン形成するマスクパターニング工程と、
    前記パターン形成された前記レジスト膜をマスクとして、前記第2の膜をエッチングして前記第1の膜のターゲット領域を露出させるとともに、前記レジスト膜の端部が前記第2の膜の端部よりも前記ターゲット領域の上方に突き出た突出形状を形成する工程と、
    前記パターン形成されたレジスト膜を再現像処理し、前記レジスト膜の突出形状を維持した状態でその被覆面積を縮小させる再現像処理工程と、
    前記レジスト膜のレジストを軟化させて変形させ、前記第1の膜の前記ターゲット領域を変形レジストにより被覆するリフロー工程と、
    前記変形レジストをマスクとして前記第1の膜の露出領域をエッチングする工程と、
    前記変形レジストを除去する工程と、
    前記変形レジストが除去されることにより再露出した前記第1の膜のターゲット領域に対してエッチングを行なう工程と、
    を含む、パターン形成方法。
  7. 前記レジスト膜は、部位により膜厚が変化し、少なくとも、膜厚の厚い厚膜部と、該厚膜部に対して相対的に膜厚の薄い薄膜部とを有する形状であり、
    前記リフロー工程において、前記軟化レジストの流動方向を、前記厚膜部と前記薄膜部の配置により制御するようにした、請求項6に記載のパターン形成方法。
  8. 前記レジスト膜は、部位により膜厚が変化し、少なくとも、膜厚の厚い厚膜部と、該厚膜部に対して相対的に膜厚の薄い薄膜部とを有する形状であり、
    前記リフロー工程において、前記軟化レジストによる被覆面積を、前記厚膜部と前記薄膜部の配置により制御するようにした、請求項6に記載のパターン形成方法。
  9. 前記リフロー工程において、有機溶剤雰囲気において前記レジストを変形させる、請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  10. 前記再現像処理工程に先立ち、レジスト表面の変質層を除去する前処理工程を行なう、請求項6から請求項9のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  11. 前記マスクパターニング工程を、ハーフトーンマスクを用いたハーフ露光処理と、その後の現像処理により行なう、請求項6から請求項10のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  12. 被処理体は、基板上にゲート線及びゲート電極が形成されるとともに、これらを覆うゲート絶縁膜が形成され、さらに前記ゲート絶縁膜上に、下から順にa−Si膜、オーミックコンタクト用Si膜およびソース・ドレイン用金属膜が形成された積層構造体であり、
    前記第1の膜が、前記オーミックコンタクト用Si膜であり、前記第2の膜がソース・ドレイン用金属膜である、請求項6から請求項11のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  13. 基板上にゲート線及びゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート線および前記ゲート電極を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜上に、下から順にa−Si膜、オーミックコンタクト用Si膜およびソース・ドレイン用金属膜を堆積させる工程と、
    前記ソース・ドレイン用金属膜上にレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜をハーフ露光処理および現像処理して、ソース電極用レジストマスクおよびドレイン電極用レジストマスクを形成するマスクパターニング工程と、
    前記ソース電極用レジストマスクおよび前記ドレイン電極用レジストマスクをマスクとして前記ソース・ドレイン用金属膜をエッチングすることにより、ソース電極用金属膜とドレイン電極用金属膜とを形成し、これらソース電極用金属膜とドレイン電極用金属膜との間のチャンネル領域用凹部に下層のオーミックコンタクト用Si膜を露出させるとともに、前記レジスト膜の端部が前記ソース電極用金属膜の端部および前記ドレイン電極用金属膜の端部よりも前記チャンネル領域用凹部に突き出た突出形状を形成する工程と、
    パターン形成された前記ソース電極用レジストマスクおよび前記ドレイン電極用レジストマスクを再現像処理して前記突出形状を残した状態でそれぞれの被覆面積を縮小させる工程と、
    縮小後の前記ソース電極用レジストマスクおよび前記ドレイン電極用レジストマスクに有機溶剤を作用させて軟化させた軟化レジストを変形させることにより、前記ソース電極用金属膜と前記ドレイン電極用金属膜との間のチャンネル領域用凹部内の前記オーミックコンタクト用Si膜を覆うリフロー工程と、
    変形後の前記レジスト並びに前記ソース電極用金属膜および前記ドレイン電極用金属膜をマスクとして、下層の前記オーミックコンタクト用Si膜および前記a−Si膜をエッチングする工程と、
    変形後の前記レジストを除去して、前記ソース電極用金属膜と前記ドレイン電極用金属膜との間のチャンネル領域用凹部内に前記オーミックコンタクト用Si膜を再び露出させる工程と、
    前記ソース電極用金属膜と前記ドレイン電極用金属膜とをマスクとして、これらの間の前記チャンネル領域用凹部に露出した前記オーミックコンタクト用Si膜をエッチングする工程と、
    を含む、液晶表示装置用TFT素子の製造方法。
  14. 前記レジスト膜は、部位により膜厚が変化し、少なくとも、膜厚の厚い厚膜部と、該厚膜部に対して相対的に膜厚の薄い薄膜部とを有する形状であり、
    前記リフロー工程において、前記軟化レジストの流動方向を、前記厚膜部と前記薄膜部の配置により制御するようにした、請求項13に記載の液晶表示装置用TFT素子の製造方法。
  15. 前記レジスト膜は、部位により膜厚が変化し、少なくとも、膜厚の厚い厚膜部と、該厚膜部に対して相対的に膜厚の薄い薄膜部とを有する形状であり、
    前記リフロー工程において、前記軟化レジストによる被覆面積を、前記厚膜部と前記薄膜部の配置により制御するようにした、請求項13に記載の液晶表示装置用TFT素子の製造方法。
  16. コンピュータ上で動作し、実行時に、処理チャンバ内で請求項1から請求項5のいずれか1項に記載されたリフロー方法が行なわれるようにリフロー処理装置を制御する、制御プログラム。
  17. コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記制御プログラムは、実行時に、処理チャンバ内で請求項1から請求項5のいずれか1項に記載されたリフロー方法が行なわれるようにリフロー処理装置を制御するものである、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  18. 被処理体を載置する支持台を備えた処理チャンバと、
    前記処理チャンバ内に有機溶媒を供給するためのガス供給手段と、
    前記処理チャンバ内で請求項1から請求項5のいずれか1項に記載されたリフロー方法が行なわれるように制御する制御部と、
    を備えた、リフロー処理装置。
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