JP2007273607A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の一方表面の周縁領域および周端面を同時に洗浄することができ、かつ、その周縁領域における洗浄幅を容易に変更することができる、基板処理装置および基板処理方法を提供する。
【解決手段】ブラシ16の先端部28の側面は、上端縁が胴部27の側面に連続し、鉛直方向(中心軸線)に対して45度の傾斜角度を有して、下方ほど中心軸線に近づくように傾斜する円錐面をなしている。この先端部28の側面が、基板の周縁領域14および周端面15に押し付けられる洗浄面29とされている。洗浄面29が鉛直方向に対して傾斜しているので、ほぼ水平に配置された基板の周縁部を洗浄面29に食い込ませることにより、その洗浄面29を基板の一方表面の周縁領域および周端面に確実に押し付けることができ、その周縁領域および周端面15の良好な洗浄を達成することができる。
【選択図】図3

Description

この発明は、基板を洗浄処理するための基板処理装置および基板処理方法に関する。処理対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
半導体装置の製造工程において、半導体ウエハの周縁部の汚染が、半導体ウエハの処理品質に対して無視できない影響を与える場合がある。具体的には、いわゆるバッチ処理工程では、複数枚の半導体ウエハが鉛直姿勢で処理液中に浸漬されるため、半導体ウエハの周縁部に汚染物質が付着していると、その汚染物質が、処理液中に拡散し、半導体ウエハの表面のデバイス形成領域に再付着するおそれがある。
そのため、最近では、半導体ウエハなどの基板の周縁部の洗浄に対する要求が高まっている。
基板の周縁部の洗浄に関する先行技術として、たとえば、特許文献1〜3で提案されている構成を挙げることができる。
特許文献1では、円筒状のブラシを設けて、基板を回転させつつ、その基板の周端面にブラシの外周面を当接させることにより、基板の周端面の汚染を除去する構成が提案されている。
特許文献2では、特許文献1で提案されている構成と同様な構成において、基板の周端面の形状にかかわらず、基板の周端面の汚染をより良好に除去することができるように、基板の周端面に円筒状のブラシを押し付けて、ブラシの外周面に基板の周端面を食い込ませたり、ブラシの外周面に基板の周端面の形状に応じた溝を形成して、その溝に基板の周端面を嵌合させたりすることが提案されている。
また、特許文献3では、円筒状のブラシの外周面に基板の周縁部を嵌合可能な溝を形成し、この溝に基板の周縁部を嵌合させた状態で、基板を回転させるとともに、ブラシをその中心軸線まわりに回転させることにより、基板の表面および裏面の各周縁領域(基板の表面および裏面における各周端縁から所定幅の環状領域)および周端面を洗浄する構成が提案されている。
特開2003−197592号公報 特開2003−151943号公報 米国特許第6550091号明細書
ところが、特許文献1,2で提案されている構成では、基板の周端面の汚染を除去することができても、基板の表面および裏面の各周縁領域にブラシが接触しないため、それらの各周縁領域の汚染を除去することはできない。
一方、特許文献3で提案されている構成では、基板の表面および裏面の各周縁領域を洗浄することができる。しかし、基板の表面および裏面の各周縁領域における洗浄幅(ブラシの接触幅)を容易に変更することはできない。ブラシの溝に対する基板の周縁部の入り込み量を変更することにより、基板の表面および裏面の各周縁領域における洗浄幅を変更することが考えられるが、ブラシの溝に対する基板の周縁部の入り込み量が少ないと、基板の周端面にブラシが接触せず、基板の周端面を洗浄することができないので、この手法を採用することはできない。そのため、各周縁領域における洗浄幅を変更する場合には、ブラシを溝の深さが異なるものと交換せざるを得ず、たいへん手間がかかってしまう。
そこで、この発明の目的は、基板の一方表面の周縁領域および周端面を同時に洗浄することができ、かつ、その周縁領域における洗浄幅を容易に変更することができる、基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板(W)を保持する基板保持機構(3)と、弾性変形可能な材料を用いて、前記基板保持機構に保持された基板の一方表面に垂直な垂線方向の一方側に向けて先細りする形状に形成され、前記垂線方向に対して傾斜する洗浄面(29;83;93;103;114)を有するブラシ(16;71;81;91;101;111)と、前記基板保持機構に保持された基板に対して前記ブラシを移動させるブラシ移動機構(17,18)と、このブラシ移動機構を制御して、前記洗浄面を前記基板保持機構に保持された基板の前記一方表面の周縁領域(14;112)および周端面(15)に押し付けるための制御部(41)とを含むことを特徴とする、基板処理装置(1)である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、ブラシを移動させるブラシ移動機構が制御されて、ブラシの洗浄面が基板の一方表面の周縁領域および周端面に押し付けられる。ブラシの洗浄面は、基板の一方表面に垂直な垂線方向に対して傾斜しているので、基板の周縁部(基板の一方表面の周縁領域および周端面を含む部分)を洗浄面に食い込ませることにより、基板の一方表面の周縁領域および周端面に洗浄面を確実に押し付けることができる。これにより、基板の一方表面の周縁領域および周端面を同時に洗浄することができる。
また、基板に対するブラシの押し付け量(基板にブラシの洗浄面を押し付けたときのブラシの弾性変形量)を変更し、基板の一方表面の周縁領域と洗浄面との有効接触幅を変更することにより、基板の一方表面の周縁領域における洗浄幅を容易に変更することができる。
請求項2記載の発明は、前記ブラシは、前記垂線方向に延びる中心軸線まわりに回転対称な略円錐状の先端部(28;82;92)を備えており、前記洗浄面(29;83;93)は、前記先端部の側面であることを特徴とする、請求項1に記載の基板処理装置である。
この構成のように、ブラシの先端部が略円錐状に形成され、その先端部の側面を洗浄面とすることによって、基板の一方表面に垂直な垂線方向に対して傾斜する洗浄面を得ることができる。
この洗浄面は、垂線方向に対して一定角度で傾斜しているので、基板の周縁部を洗浄面のどの領域に食い込ませても、ブラシの押し付け量が同じであれば、基板の一方表面の周縁領域と洗浄面との有効接触幅(ブラシによる洗浄幅)が同じになる。そのため、基板の洗浄によって洗浄面の一部の領域が摩耗したり、当該領域に過剰に汚れが蓄積されたりしたときは、その洗浄面の他の領域を用いることにより、引き続き、基板の一方表面の周縁領域および周端面を良好に洗浄することができる。
請求項3記載の発明は、前記ブラシは、前記垂線方向に延びる中心軸線まわりに回転対称な略円錐台状の先端部(102;113)を備えており、前記洗浄面(103;114)は、前記先端部の側面であることを特徴とする、請求項1記載の基板処理装置である。
この構成のように、ブラシの先端部が略円錐状に形成され、その先端部の側面を洗浄面とすることによって、基板の一方表面に垂直な垂線方向に対して傾斜する洗浄面を得ることができる。
この洗浄面は、垂線方向に対して一定角度で傾斜しているので、基板の周縁部を洗浄面のどの領域に食い込ませても、ブラシの押し付け量が同じであれば、基板の一方表面の周縁領域と洗浄面との有効接触幅(ブラシによる洗浄幅)が同じになる。そのため、基板の洗浄によって洗浄面の一部の領域が摩耗したり、当該領域に過剰に汚れが蓄積されたりしたときは、その洗浄面の他の領域を用いることにより、引き続き、基板の一方表面の周縁領域および周端面を良好に洗浄することができる。
請求項4記載の発明は、前記洗浄面(83)は、前記先端部の回転半径方向の外方に向けて膨出する湾曲状であることを特徴とする、請求項2または3に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、ブラシの洗浄面が、先端部の回転半径方向の外方に向けて湾曲状に膨出している。そのため、ブラシの洗浄面上の母線方向の各位置において、ブラシの洗浄面は、基板の一方表面に垂直な垂線方向に対する傾斜角度(ただし0度以上90度以下)が異なる。これにより、基板とブラシの洗浄面との接触位置を洗浄面の母線方向に変化させることにより、基板の一方表面の周縁領域および周端面をより良好に洗浄することができる。すなわち、ブラシの洗浄面のうち、基板の一方表面の垂線方向に対する傾斜角度が小さい領域に基板の周縁部が食い込んだ状態では、基板の周端面に洗浄面を確実に接触させることができ、その周端面を良好に洗浄することができる。また、ブラシの洗浄面のうち、基板の一方表面の垂線方向に対する傾斜角度が大きい領域に基板の周縁部が食い込んだ状態では、基板の一方表面の周縁領域に洗浄面を確実に接触させることができ、その周縁領域を良好に洗浄することができる。
請求項5記載の発明は、前記洗浄面(93)は、前記先端部の回転半径方向の内方に向けて窪む湾曲状であることを特徴とする、請求項2または3に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、ブラシの洗浄面が、先端部の回転半径方向の内方に向けて湾曲状に窪んでいる。そのため、ブラシの洗浄面上の母線方向の各位置において、基板の一方表面に垂直な垂線方向に対する傾斜角度が異なる。これにより、基板とブラシの洗浄面との接触位置を洗浄面の母線方向に変化させることにより、基板の一方表面の周縁領域および周端面をより良好に洗浄することができる。すなわち、ブラシの洗浄面のうち、基板の一方表面の垂線方向に対する傾斜角度が小さい領域に基板の周縁部が食い込んだ状態では、基板の周端面に洗浄面を確実に接触させることができ、その周端面を良好に洗浄することができる。また、ブラシの洗浄面のうち、基板の一方表面の垂線方向に対する傾斜角度が大きい領域に基板の周縁部が食い込んだ状態では、基板の一方表面の周縁領域に洗浄面を確実に接触させることができ、その周縁領域を良好に洗浄することができる。
請求項6記載の発明は、前記洗浄面に溝(72)が形成されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の基板処理装置である。
この構成によれば、ブラシの洗浄面に溝が形成されているので、ブラシによって基板の周縁部に比較的強固に付着している汚染物質を掻き取ることができるとともに、この基板の周縁部から掻き取られた汚染物質を、溝を通して、洗浄面と基板との間から排除することができる。そのため、基板の一方表面の周縁領域および周端面の一層良好な洗浄を達成することができる。
請求項7記載の発明は、前記ブラシを前記垂線方向に延びる軸線を中心に回転させるブラシ回転機構(21)をさらに含むことを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の基板処理装置である。
この構成によれば、ブラシの洗浄面が基板の一方表面の周縁領域および周端面に押し付けられた状態で、ブラシ回転機構によりブラシを回転させることによって、基板の一方表面の周縁領域および周端面をスクラブすることができる。そのため、基板の一方表面の周縁領域および周端面を一層良好に洗浄することができる。
請求項8記載の発明は、前記基板保持機構に保持された基板と前記ブラシとを、前記ブラシが当該基板の周方向に移動するように相対移動させるブラシ相対移動機構(3,9)をさらに含むことを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の基板処理装置である。
この構成によれば、ブラシと基板との相対移動により、基板の一方表面の周縁領域および周端面を効率的に洗浄することができる。
請求項9記載の発明は、前記基板保持機構に保持された基板の少なくとも前記一方表面の周縁領域よりも内方の領域に処理液を供給する処理液供給機構(4,5,10,11,12)をさらに含むことを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の基板処理装置である。
この構成によれば、処理液により、基板の一方表面の周縁領域よりも内方の領域の汚染を洗い流すことができる。また特に、前記基板の一方表面の内方の領域がデバイス形成領域であって、処理液として純水や機能水などのデバイス形成領域に影響を与えない処理液を用いた場合には、処理液が保護液としても作用し、ブラシによって基板の周縁部から除去された汚染物質が前記デバイス形成領域内に侵入してこのデバイス形成面が再汚染されることを防止することができる。
請求項10記載の発明は、基板保持機構(3)によって基板(W)を保持する基板保持工程と、弾性変形可能な材料を用いて、前記基板保持機構に保持された基板の一方表面に垂直な垂線方向の一方側に向けて先細りする形状に形成され、前記垂線方向に対して傾斜する洗浄面(29;83;93;103;114)を有するブラシ(16;71;81;91;101;111)を移動させて、当該ブラシの洗浄面を前記基板保持機構に保持された基板の前記一方表面の周縁領域(14;112)および周端面(15)に押し付けるブラシ押し付け工程(S5)とを含むことを特徴とする、基板処理方法である。
この方法によれば、ブラシ押し付け工程では、ブラシの洗浄面が基板の一方表面の周縁領域および周端面に押し付けられる。ブラシの洗浄面は、基板の一方表面に垂直な垂線方向に対して傾斜しているので、基板の周縁部(基板の一方表面の周縁領域および周端面を含む部分)を洗浄面に食い込ませることにより、基板の一方表面の周縁領域および周端面に洗浄面を確実に押し付けることができる。これにより、基板の一方表面の周縁領域および周端面を同時に洗浄することができる。
また、基板に対するブラシの押し付け量(基板にブラシの洗浄面を押し付けたときのブラシの弾性変形量)を変更し、基板の一方表面の周縁領域と洗浄面との有効接触幅を変更することにより、基板の一方表面の周縁領域における洗浄幅を容易に変更することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。また、図2は、図1に示す基板処理装置の内部の図解的な側面図である。
この基板処理装置1は、基板の一例としての半導体ウエハW(以下、単に「ウエハW]という。)を1枚ずつ処理する枚葉型の装置である。基板処理装置1は、隔壁で区画された処理室2内に、ウエハWをほぼ水平に保持して回転させるためのスピンチャック3と、ウエハWの表面(デバイスが形成される側の面:本実施形態においては上面)に処理液を供給するための表面ノズル4と、ウエハWの裏面(本実施形態においては下面)に処理液を供給するための裏面ノズル5と、ウエハWの周縁部を洗浄するためのブラシ機構6とを備えている。
スピンチャック3は、真空吸着式チャックであって、ほぼ鉛直な方向に延びたスピン軸7と、このスピン軸7の上端に取り付けられて、ウエハWをほぼ水平な姿勢でその裏面(下面)を吸着して保持する吸着ベース8と、スピン軸7と同軸に結合された回転軸を有するスピンモータ9とを備えている。これにより、ウエハWの裏面が吸着ベース8に吸着保持された状態で、スピンモータ9が駆動されると、ウエハWがスピン軸7の中心軸線まわりに回転する。
表面ノズル4および裏面ノズル5には、それぞれ処理液供給管10,11が接続されている。これらの処理液供給管10,11には、処理液バルブ12を介して、図示しない処理液供給源からの処理液が供給されるようになっている。表面ノズル4は、処理液供給管10を通して供給される処理液を、スピンチャック3に保持されたウエハWの表面の中央に向けて吐出する。また、裏面ノズル5は、処理液供給管11を通して供給される処理液を、スピンチャック3に保持されたウエハWの裏面の周端縁と吸着ベース8との間に向けて吐出する。
なお、処理液としては、純水が用いられる。また、純水に限らず、炭酸水、イオン水、オゾン水、還元水(水素水)または磁気水などの機能水を用いてもよいし、アンモニア水またはアンモニア水と過酸化水素水との混合液などの薬液を用いることもできる。
ブラシ機構6は、スピンチャック3によるウエハWの保持位置よりも上方で略水平に延びる揺動アーム13と、この揺動アーム13の先端に保持され、ウエハWの表面の周縁領域14(たとえば、ウエハWの周端縁から幅1〜4mmの環状領域)および周端面15を洗浄するためのブラシ16と、揺動アーム13をウエハWの回転範囲外に設定した鉛直軸線まわりに水平方向に沿って揺動させる揺動駆動機構17と、揺動アーム13を昇降させる昇降駆動機構18とを備えている。
なお、ウエハWの周縁部とは、ウエハWの表面の周縁領域14および周端面15を含む部分をいう。
揺動アーム13の基端部には、鉛直方向に延びるアーム支持軸19の上端部が結合されている。このアーム支持軸19に、揺動駆動機構17の駆動力が入力されるようになっている。揺動駆動機構17の駆動力をアーム支持軸19に入力して、アーム支持軸19を往復回転させることにより、揺動アーム13をアーム支持軸19を支点に揺動させることができる。また、アーム支持軸19に、昇降駆動機構18が結合されており、昇降駆動機構18がアーム支持軸19を上下動させることにより、このアーム支持軸19と一体的に揺動アーム13を上下動させることができる。
揺動アーム13の先端部(遊端部)には、ブラシ回転軸20が回転可能に保持されている。このブラシ回転軸20は、鉛直方向に延び、揺動アーム13の先端部の下面を貫通している。ブラシ回転軸20には、揺動アーム13の内部において、ブラシ回転軸20を回転させるためのブラシ自転機構21が結合されている。一方、ブラシ回転軸20の下端部には、ホルダ取付部22が固定されており、このホルダ取付部22に、ブラシホルダ23を介して、ブラシ16が取り付けられている。
図3は、ホルダ取付部22、ブラシ16およびブラシホルダ23の構成を示す断面図である。
ホルダ取付部22は、中心にブラシ回転軸20が挿通されて、ブラシ回転軸20に固定された円板状の上面部24と、この上面部24の周縁から下方に向けて延びる円筒状の側面部25とを一体的に備えている。側面部25の内周面には、ブラシホルダ23の後述するねじ部36に形成されているねじと螺合可能なねじが切られている。
ブラシ16は、たとえば、PVA(ポリビニルアルコール)やウレタンなどの弾性変形可能な材料で形成されたスポンジ材(多孔質部材)からなり、略円板状の基部26と、この基部26の一方面上に設けられ、基部26よりも小径の略円板状(扁平な円柱状)の胴部27と、この胴部27の先端に設けられた略円錐状の先端部28とを一体的に備えている。基部26、胴部27および先端部28は、各中心軸線が一致しており、ブラシ16は、その中心軸線まわりに回転対称な形状を有している。先端部28の側面は、上端縁が胴部27の側面に連続し、鉛直方向(中心軸線)に対して45度の傾斜角度を有して、下方ほど中心軸線に近づくように傾斜する円錐面をなしている。この先端部28の側面が、ウエハWの表面の周縁領域14および周端面15に押し付けられる洗浄面29となっている。
ブラシホルダ23は、略円柱状の樹脂ブロック30と、この樹脂ブロック30にブラシ16を固定するための固定部材31とを備えている。
樹脂ブロック30の一方端部の周面には、その全周にわたって、断面略矩形状の嵌合溝32が形成されている。また、樹脂ブロック30の一方端部には、嵌合溝32に対して径方向内側に微小な間隔を隔てた位置に、断面略U字状の切込溝33が周方向にわたって形成されている。これにより、嵌合溝32と切込溝33との間の部分は、樹脂の撓み性による弾性が付与された弾性片34となっている。この弾性片34の外周面には、複数の半球状の係合突起35が形成されている。一方、樹脂ブロック30の他方側の端面には、扁平な円柱状のねじ部36が一体的に形成されている。このねじ部36の周面には、ホルダ取付部22に形成されたねじと螺合可能なねじが切られている。
固定部材31は、略円形の外形を有する円板部37と、この円板部37の周縁から一方側に延びる略円筒状の円筒部38とを一体的に備えている。円板部37の中央部には、ブラシ16の胴部27を挿通可能な挿通孔39が形成されている。円筒部38の内径は、ブラシ16の基部26の外径にほぼ一致し、また、弾性片34に外力が作用していない状態で、その弾性片34の外径よりも若干小さく形成されている。さらに、円筒部38の内周面には、各係合突起35と係合可能な複数の係合凹部40が形成されている。
ブラシ16をホルダ取付部22に取り付ける際には、ブラシ16を、固定部材31に対して、胴部27が挿通孔39に挿通され、基部26が円筒部38内に収容されるように装着する。その後、固定部材31の円筒部38を樹脂ブロック30の嵌合溝32に嵌めて、各係合突起35と各係合凹部40とを係合させる。これにより、ブラシ16がブラシホルダ23に保持される。そして、ブラシホルダ23のねじ部36をホルダ取付部22に螺着することにより、ブラシ16のホルダ取付部22への取付けが達成される。
図4は、基板処理装置1の電気的構成を説明するためのブロック図である。
基板処理装置1は、マイクロコンピュータを含む制御部41を備えている。この制御部41には、使用者によって処理レシピ(ウエハWの処理のための各種条件)を入力するためのレシピ入力キー42が接続されている。さらに、制御部41には、スピンモータ9、処理液バルブ12、揺動駆動機構17、昇降駆動機構18およびブラシ自転機構21などが制御対象として接続されている。
図5は、基板処理装置1におけるウエハWの処理を説明するための工程図である。また、図6は、ウエハWの処理中におけるブラシ16の状態を示す側面図である。
ウエハWの処理に先立ち、使用者によって、レシピ入力キー42が操作されて、ウエハWのウエハWの周端面15に対するブラシ16の押し付け量が設定されている(ステップS1)。押し付け量とは、ウエハWの周端面15にブラシ16の洗浄面29を押し付けたときのブラシ16の弾性変形量をいう。より具体的には、ブラシ16がウエハWの周端面15に接した状態から、さらにブラシ16を弾性変形させながら、そのブラシ16がウエハWに向かって変位させられた状態となるまでの変位量をいう。たとえば、押し付け量は、1〜4mmに設定される。
処理室2内にウエハWが搬入され(ステップS2)、そのウエハWがスピンチャック3に保持されると、制御部41によりスピンモータ9が制御されて、スピンチャック3によるウエハWの回転が開始される(ステップS3)。ウエハWは、たとえば、100rpmの回転速度で回転される。次いで、制御部41により処理液バルブ12が開かれて、表面ノズル4および裏面ノズル5からそれぞれウエハWの表面および裏面への処理液の供給が開始される(ステップS4)。
また、制御部41によりブラシ自転機構21が制御されて、ブラシ16が、たとえば、100〜200rpmの回転速度で、ウエハWの回転方向と同方向に回転される。その後、制御部41により揺動駆動機構17および昇降駆動機構18が制御されて、ブラシ16の洗浄面29がウエハWの表面の周縁領域14および周端面15に押し付けられる(ステップS5)。具体的には、まず、昇降駆動機構18が制御されて、ブラシ16が所定の高さの位置に移動され、ブラシ16の洗浄面29がウエハWの周端面15に対向する。次に、レシピ入力キー42から設定された押し付け量に基づいて、揺動駆動機構17が制御され、揺動アーム13が旋回し、ブラシ16が水平移動することにより、ブラシ16の洗浄面29にウエハWの周縁部が食い込み、図6に示すように、ブラシ16の洗浄面29がウエハWの表面の周縁領域14および周端面15に押し付けられる。このとき、ブラシ16の洗浄面29は、中心軸線に対して45度の傾斜角度を有しているので、レシピ入力キー42から設定された押し付け量とほぼ等しい幅でウエハWの表面の周縁領域14に接触する。これにより、ウエハWの周端面15を洗浄することができながら、ウエハWの表面の周縁領域14をレシピ入力キー42から設定された押し付け量に応じた洗浄幅で洗浄することができる。
また、こうしてウエハWの表面の周縁領域14および周端面15が洗浄されている間、ウエハWの表面に供給される処理液により、ウエハWの表面の周縁領域14よりも内方の中央領域(デバイス形成領域)に付着した汚染を洗い流すことができる。また、処理液としての純水は、ブラシ16によって周縁領域14および周端面15から除去された汚染物質がウエハWの表面の中央領域(デバイス形成領域)に侵入することを防止する保護液としての役割も担っている。なお、保護液として処理液を用いる場合は、純水の他、炭酸水、イオン水、還元水(水素水)または磁気水などの機能水など、ウエハW表面のデバイス形成領域に影響を与えない処理液が選択されるのが好ましい。
ブラシ16の洗浄面29がウエハWの周縁部に押し付けられてから所定時間が経過すると、制御部41により揺動駆動機構17および昇降駆動機構18が制御されて、ブラシ16が処理開始前のホームポジションに退避される(ステップS6)。また、ブラシ16がホームポジションに戻される間に、ブラシ自転機構21の駆動が停止されて、ブラシ16の回転が停止される。さらに、制御部41により処理液バルブ12が閉じられて、表面ノズル4および裏面ノズル5からの処理液の供給が停止される(ステップS7)。
その後は、制御部41によりスピンモータ9が制御されて、ウエハWが高速(たとえば、3000rpm)で回転される(ステップS8)。これにより、ウエハWに付着している処理液を振り切って、ウエハWを乾燥させることができる。
ウエハWの高速回転が所定時間にわたって続けられると、スピンモータ9が停止されて、スピンチャック3によるウエハWの回転が停止される(ステップS9)。そして、ウエハWが静止した後、その処理済みのウエハWが処理室2から搬出されていく(ステップS10)。
なお、ウエハWの裏面は、スピンチャック3の吸着ベース8との接触部分の汚染(吸着跡)を除去するため、この基板処理装置1における処理後に、別の基板処理装置(処理チャンバ)で洗浄される。
以上のように、ブラシ16の洗浄面29をウエハWの表面の周縁領域14および周端面15に押し付けて、その周縁領域14および周端面15を同時に洗浄することができる。ブラシ16の洗浄面29は、鉛直方向に対して傾斜しているので、スピンチャック3にほぼ水平に保持されたウエハWの周縁部を洗浄面29に食い込ませることにより、その洗浄面29をウエハWの表面の周縁領域14および周端面15に確実に押し付けることができる。そのため、ウエハWの表面の周縁領域14および周端面15の良好な洗浄を達成することができる。
しかも、レシピ入力キー42を操作して、ウエハWに対するブラシ16の押し付け量を変更し、ウエハWの表面の周縁領域14とブラシ16の洗浄面29との有効接触幅を変更することにより、ウエハWの表面の周縁領域14における洗浄幅を容易に変更することができる。
また、ブラシ16の先端部28が略円錐状に形成され、その先端部28の側面が洗浄面29とされることにより、この洗浄面29は、鉛直方向(先端部28の中心軸線)に対して一定角度で傾斜している。したがって、ウエハWの周縁部を洗浄面29のどの領域に食い込ませても、ブラシ16の押し付け量が同じであれば、ウエハWの表面の周縁領域14と洗浄面29との有効接触幅(ブラシ16による洗浄幅)が同じになる。そのため、ウエハWの洗浄によって洗浄面29の一部の領域が摩耗したり、ウエハWの洗浄が妨げられるくらい過剰に洗浄面29の一部に汚染物質が蓄積されたりしたときは、洗浄面29の他の領域を用いることにより、引き続き、ウエハWの表面の周縁領域14および周端面15を良好に洗浄することができる。
さらに、ブラシ16の洗浄面29がウエハWに押し付けられている間、スピンチャック3によりウエハWが回転されて、ブラシ16とウエハWの周縁部とが相対的に移動するので、ウエハWの周縁部を効率的に洗浄することができる。
また、ブラシ16の洗浄面29がウエハWに押し付けられている間、ブラシ16がウエハWと同方向に回転される。これにより、ウエハWの周縁部をスクラブすることができ、ウエハWの周縁部を一層良好に洗浄することができる。なお、ブラシ16の回転方向は、ウエハWの回転方向と逆方向であってもよいが、ウエハWの回転方向と同方向の場合、ウエハWとブラシ16とを互いに擦り合わせることができるので、より高品質な洗浄を達成することができる。
なお、この実施形態では、ブラシ16が所定の高さの位置に移動された後、ブラシ16が水平移動されることにより、ブラシ16の洗浄面29がウエハWの表面の周縁領域14および周端面15に横方向(ウエハWの側方)から押し付けられるとしたが、ブラシ16の昇降および水平移動の順序は逆でもよい。すなわち、揺動駆動機構17が制御され、揺動アーム13が旋回し、ブラシ16が水平移動することにより、ブラシ16の洗浄面29がウエハWの表面の周縁領域14に対向する位置に配置された後、レシピ入力キー42から設定された押し付け量に基づいて、昇降駆動機構18が制御されて、ブラシ16が下降することにより、ブラシ16の洗浄面29にウエハWの周縁部が食い込み、ブラシ16の洗浄面29がウエハWの表面の周縁領域14および周端面15に縦方向(ウエハWの表面側:上方)から押し付けられてもよい。この場合にも、ブラシ16の洗浄面29は、レシピ入力キー42から設定された押し付け量とほぼ等しい幅で、ウエハWの表面の周縁領域14に接触する。
図7は、ブラシの他の構成を示す側面図である。図7において、図3に示す各部に相当する部分には、それら各部と同一の参照符号が付されている。また、以下では、その同一の参照符号を付した部分についての詳細な説明を省略する。
図7に示すブラシ71の洗浄面29には、複数本の溝72が形成されている。各溝72は、円錐面である洗浄面29の母線方向に沿って直線状に延びている。
このように、ブラシ71の洗浄面29に溝72が形成されているので、ブラシ71によってウエハWの表面の周縁領域14および周端面15に比較的強固に付着している汚染物質を掻き取ることができる。さらには、ブラシ16によってウエハWから掻き取られた汚染物質を、溝を通して、洗浄面29とウエハWとの間から排除することができる。そのため、図7に示すブラシ16が用いられることによって、ウエハWの表面の周縁領域14および周端面15の一層良好な洗浄を達成することができる。
なお、溝72は、洗浄面29の母線方向に沿った直線状に限らず、たとえば、洗浄面29の周方向に沿った円環状に形成されてもよい。また、溝72は、1本だけ形成されてもよい。溝72が1本だけ形成される場合、その溝72は、スパイラル状に形成されてもよい。
図8は、ブラシのさらに他の構成を示す側面図である。図8において、図3に示す各部に相当する部分には、それら各部と同一の参照符号が付されている。また、以下では、その同一の参照符号を付した部分についての詳細な説明を省略する。
図8に示すブラシ81の先端部82は、下方に向けて先細りし、その側面が外方に向けて湾曲状に膨出する略円錐状に形成されている。この先端部82の側面が、ウエハWの周縁領域14および周端面15に押し付けられる洗浄面83となっている。そのため、このブラシ81では、洗浄面83上の母線方向の各位置において、鉛直方向(中心軸線)に対する傾斜角度が異なる。
これにより、ウエハWの周縁部をブラシ81の洗浄面83に食い込ませた状態のまま、ウエハWと洗浄面83との接触位置を洗浄面83の母線方向に変化させることにより、ウエハWの表面の周縁領域14および周端面15をより良好に洗浄することができる。すなわち、ブラシ81の洗浄面83のうち、鉛直方向(ウエハW表面に垂直な垂線方向)に対する傾斜角度が小さい領域にウエハWの周縁部が食い込んだ状態では、ウエハWの周端面15に洗浄面83を確実に接触させることができ、その周端面15を良好に洗浄することができる。また、ブラシ81の洗浄面83のうち、鉛直方向に対する傾斜角度が大きい領域にウエハWの周縁部が食い込んだ状態では、ウエハWの表面の周縁領域14に洗浄面83を確実に接触させることができ、その周縁領域14を良好に洗浄することができる。
図9は、ブラシのさらに他の構成を示す側面図である。図9において、図3に示す各部に相当する部分には、それら各部と同一の参照符号が付されている。また、以下では、その同一の参照符号を付した部分についての詳細な説明を省略する。
図9に示すブラシ91の先端部92は、下方に向けて先細りし、その側面が内方に向けて湾曲状に窪む略円錐状に形成されている。この先端部92の側面が、ウエハWの周縁領域14および周端面15に押し付けられる洗浄面93となっている。そのため、このブラシ91では、洗浄面93上の母線方向の各位置において、鉛直方向(中心軸線)に対する傾斜角度が異なる。
これにより、ウエハWの周縁部をブラシ91の洗浄面93に食い込ませた状態のまま、ウエハWと洗浄面93との接触位置を洗浄面93の母線方向に変化させることにより、ウエハWの表面の周縁領域14および周端面15をより良好に洗浄することができる。すなわち、ブラシ91の洗浄面93のうち、鉛直方向に対する傾斜角度が小さい領域にウエハWの周縁部が食い込んだ状態では、ウエハWの周端面15に洗浄面93を確実に接触させることができ、その周端面15を良好に洗浄することができる。また、ブラシ91の洗浄面93のうち、鉛直方向に対する傾斜角度が大きい領域にウエハWの周縁部が食い込んだ状態では、ウエハWの表面の周縁領域14に洗浄面93を確実に接触させることができ、その周縁領域14を良好に洗浄することができる。
図10は、ブラシのさらに他の構成を示す側面図である。図10において、図3に示す各部に相当する部分には、それら各部と同一の参照符号が付されている。また、以下では、その同一の参照符号を付した部分についての詳細な説明を省略する。
図10に示すブラシ101は、先端部102が基部26および胴部27と共通の中心軸線まわりに回転対称な略円錐台状に形成されている。先端部102の側面は、上端縁が胴部27の側面に連続し、鉛直方向(中心軸線)に対して45度の傾斜角度を有して、下方ほど中心軸線に近づくように傾斜している。そして、この先端部28の側面が、ウエハWの表面の周縁領域14および周端面15に押し付けられる洗浄面103となっている。
この構成によっても、図3に示すブラシ16と同様な効果を得ることができる。すなわち、ブラシ101の洗浄面103は、鉛直方向に対して傾斜しているので、スピンチャック3にほぼ水平に保持されたウエハWの周縁部を洗浄面103に食い込ませることにより、その洗浄面103をウエハWの表面の周縁領域14および周端面15に確実に押し付けることができる。そのため、ウエハWの表面の周縁領域14および周端面15の良好な洗浄を達成することができる。
<洗浄試験>
図12は、ブラシ16の押し圧とウエハWの表面の周縁領域14におけるブラシ16の接触幅との関係を示すグラフである。
本願発明者らは、ブラシ16の押し圧とウエハWの表面の周縁領域14におけるブラシ16の接触幅との関係を調べるための試験を行った。この試験では、ブラシ16にフォトレジストを染み込ませ、このウエハWの周縁部にブラシ16を所定の押し圧で押し付けた。そして、ウエハWの表面の周縁領域14に付着したフォトレジストの幅を測定した。なお、ブラシ16の洗浄面29の傾斜角度は前述したように45度となっている。この結果が、図12に折れ線グラフで示されている。
すなわち、ブラシ16の押し圧が1[相対圧力値]のときには、ウエハWの表面の周縁領域14におけるブラシ16の接触幅は、1.2mm程度であった。ブラシ16の押し圧が2[相対圧力値]のときには、ウエハWの表面の周縁領域14におけるブラシ16の接触幅は、1.8mm程度であった。また、ブラシ16の押し圧が3[相対圧力値]のときには、ウエハWの表面の周縁領域14におけるブラシ16の接触幅は、2.4mm程度であった。なお、ここでいう相対圧力値とは、押し圧の所定の圧力値を1とした場合の、相対的な圧力値である。
この結果から、ブラシ16の押し圧とブラシ16の接触幅とは、ほぼ正比例の関係を有していることが理解される。したがって、ブラシ16の押し圧(押し付け量)により、ウエハWの表面の周縁領域14における洗浄幅を良好に制御可能なことが理解される。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施することもできる。たとえば、前述の各実施形態では、スピンチャック3に保持されたウエハWの表面の周縁領域14および周端面15を洗浄する構成を取り上げたが、図11に示すブラシ111を用いることにより、ウエハWの裏面の周縁領域112および周端面15を洗浄することができる。
ブラシ111では、先端部113が胴部27に向けて(上方に向けて)先細りする略円錐台状に形成され、その先端部113の側面がウエハWの周縁領域14および周端面15に押し付けられる洗浄面114となっている。この洗浄面114は、上端縁が胴部27の側面に連続し、たとえば、鉛直方向(中心軸線)に対して45度の傾斜角度を有して、下方ほど中心軸線から離れるように傾斜している。そのため、スピンチャック3にほぼ水平に保持されたウエハWの周縁部を洗浄面114に食い込ませることにより、洗浄面114をウエハWの裏面の周縁領域112および周端面15に確実に押し付けることができる。そのため、ウエハWの裏面の周縁領域112および周端面15の良好な洗浄を達成することができる。また、このブラシ111を用いる場合において、ブラシ111をウエハWの裏面の周縁領域112および周端面15に押し付ける際には、横方向(ウエハWの側方)から押し付けてもよいし、縦方向(ウエハWの裏面側:下方)から押し付けてもよい。
なお、図11において、図3に示す各部に相当する部分には、それら各部と同一の参照符号が付されている。また、その同一の参照符号を付した部分についての詳細な説明は省略する。
さらに、前述の各ブラシ16,71,81,91,101,111の構成を適当に組み合わせて実施されてもよい。たとえば、ブラシ81の洗浄面83、ブラシ91の洗浄面93、ブラシ101の洗浄面103またはブラシ111の洗浄面114に、ブラシ71の洗浄面29に形成されている溝72と同様な溝が形成されてもよい。
また、洗浄面29,103,114は、鉛直方向に対して45度の傾斜角度を有しているとしたが、洗浄面29,103,114の鉛直方向に対する傾斜角度は、5〜85度の範囲内で設定されるとよく、ウエハWの表面の周縁領域14または裏面の周縁領域112における洗浄幅を確保しつつ、ブラシの押し付けによるウエハWの変形を防止するためには、30〜60度の範囲内で設定されることが好ましい。
また、前述の実施形態では、ブラシ16がウエハWに当接している間、ブラシ16を回転させるとしたが、ブラシ16を回転させずに静止させてもよい。
さらにまた、ウエハWを回転させることにより、ブラシ16とウエハWの周縁部とが相対移動させる構成を例にとったが、たとえば、角形基板を処理対象とする場合には、基板を静止させておき、ブラシを基板の周縁部に沿って移動させる構成としてもよい。むろん、基板およびブラシの両方を移動させることによって、ブラシを基板の周縁部に沿って相対移動させてもよい。
また、スピンチャック3に保持されたウエハWの表面(上面)の中央領域を洗浄するための表面洗浄ブラシ、超音波が付与された処理液をウエハWに供給する超音波洗浄ノズル、および気体と液体とが混合されて生成された液滴をウエハWに供給する二流体ノズルのうちの少なくともいずれか1つが追加して設けられてもよい。
また、上述の実施形態においては、純水、機能水、または薬液等の処理液を用いてウエハWの周縁部を洗浄する装置を例にとったが、ウエハWの周縁部の薄膜をエッチングする装置であってもよく、この場合、処理液としては、フッ酸、硝酸、燐酸、塩酸、蓚酸、およびクエン酸などのうちの少なくとも1つを含むエッチング液を用いてもよい。あるいは、ウエハWの周縁部のポリマー等の反応生成物を除去する装置であってもよく、この場合、処理液としては、有機アミン系除去液またはフッ化アンモン系除去液などを含むポリマー除去液を用いてもよい。さらにまた、ウエハWの周縁部のレジストを剥離する装置であってもく、この場合、処理液としては、硫酸過水(SPM)または硫酸オゾンなどを含むレジスト剥離液を用いてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。 図1に示す基板処理装置の内部の図解的な側面図である。 ホルダ取付部、ブラシおよびブラシホルダの構成を示す断面図である。 図1に示す基板処理装置の電気的構成を説明するためのブロック図である。 図1に示す基板処理装置におけるウエハの処理を説明するための工程図である。 ウエハの処理中におけるブラシの状態を示す側面図である。 ブラシの他の構成(洗浄面に溝が形成された構成)を示す側面図である。 ブラシのさらに他の構成(洗浄面が湾曲状に膨出した構成)を示す側面図である。 ブラシのさらに他の構成(洗浄面が湾曲状に窪んだ構成)を示す側面図である。 ブラシのさらに他の構成(先端部が略円錐台状に形成された構成)を示す側面図である。 ブラシのさらに他の構成(先端部が上方に向けて先細りする略円錐台状に形成された構成)を示す側面図である。 ブラシの押し圧とウエハの表面の周縁領域におけるブラシの接触幅との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 基板処理装置
3 スピンチャック
4 表面ノズル
5 裏面ノズル
9 スピンモータ
10 処理液供給管
11 処理液供給管
12 処理液バルブ
14 周縁領域
15 周端面
16 ブラシ
17 揺動駆動機構
18 昇降駆動機構
21 ブラシ自転機構
28 先端部
29 洗浄面
71 ブラシ
72 溝
81 ブラシ
82 先端部
83 洗浄面
91 ブラシ
92 先端部
93 洗浄面
101 ブラシ
102 先端部
103 洗浄面
111 ブラシ
112 周縁領域
113 先端部
114 洗浄面
W ウエハ

Claims (10)

  1. 基板を保持する基板保持機構と、
    弾性変形可能な材料を用いて、前記基板保持機構に保持された基板の一方表面に垂直な垂線方向の一方側に向けて先細りする形状に形成され、前記垂線方向に対して傾斜する洗浄面を有するブラシと、
    前記基板保持機構に保持された基板に対して前記ブラシを移動させるブラシ移動機構と、
    このブラシ移動機構を制御して、前記洗浄面を前記基板保持機構に保持された基板の前記一方表面の周縁領域および周端面に押し付けるための制御部とを含むことを特徴とする、基板処理装置。
  2. 前記ブラシは、前記垂線方向に延びる中心軸線まわりに回転対称な略円錐状の先端部を備えており、
    前記洗浄面は、前記先端部の側面であることを特徴とする、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記ブラシは、前記垂線方向に延びる中心軸線まわりに回転対称な略円錐台状の先端部を備えており、
    前記洗浄面は、前記先端部の側面であることを特徴とする、請求項1記載の基板処理装置。
  4. 前記洗浄面は、前記先端部の回転半径方向の外方に向けて膨出する湾曲状であることを特徴とする、請求項2または3に記載の基板処理装置。
  5. 前記洗浄面は、前記先端部の回転半径方向の内方に向けて窪む湾曲状であることを特徴とする、請求項2または3に記載の基板処理装置。
  6. 前記洗浄面に溝が形成されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 前記ブラシを前記垂線方向に延びる軸線を中心に回転させるブラシ回転機構をさらに含むことを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 前記基板保持機構に保持された基板と前記ブラシとを、前記ブラシが当該基板の周方向に移動するように相対移動させるブラシ相対移動機構をさらに含むことを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の基板処理装置。
  9. 前記基板保持機構に保持された基板の少なくとも前記一方表面の周縁領域よりも内方の領域に処理液を供給する処理液供給機構をさらに含むことを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の基板処理装置。
  10. 基板保持機構によって基板を保持する基板保持工程と、
    弾性変形可能な材料を用いて、前記基板保持機構に保持された基板の一方表面に垂直な垂線方向の一方側に向けて先細りする形状に形成され、前記垂線方向に対して傾斜する洗浄面を有するブラシを移動させて、当該ブラシの洗浄面を前記基板保持機構に保持された基板の前記一方表面の周縁領域および周端面に押し付けるブラシ押し付け工程とを含むことを特徴とする、基板処理方法。
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