JP6951199B2 - ウェーハ洗浄装置 - Google Patents

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本発明は、ウェーハの一方の面を洗浄するウェーハ洗浄装置に関する。
ウェーハを所定の厚みに研削加工する場合、ウェーハの表面に保護テープを貼着し、研削砥石でウェーハの裏面を研削した後、保護テープを表面から剥離している。研削加工で発生した研削屑が保護テープに付着していると、保護テープを表面から剥離するときに研削屑が落下しデバイスに付着するため、デバイスに悪影響を及ぼし問題となる。そのため、保護テープを剥離する前に研削屑を取り除くために、例えば、下記の特許文献1に示す研削装置に備える洗浄手段を用いることにより、ウェーハの一方の面側(例えば表面に貼着された保護テープ)を洗浄している。洗浄手段は、例えばPVA(ポリビニルアルコール)から構成されるスポンジを備えている。そして、洗浄手段では、スポンジを保護テープに接触させ、洗浄水を保護テープに供給しながらスポンジとウェーハとを相対的に移動させることで、保護テープを洗浄することができる。
特開2013−220484号公報
しかし、上記したスポンジの洗浄面は、洗浄動作にともなって研削屑が付着するとともに摩耗するため、スポンジを定期的に交換することが必要であるが、交換作業が容易ではない。また、上記したスポンジの洗浄面は平面であるため、スポンジで洗浄を開始するときに、洗浄面の縁の角がウェーハの一方の面側に接触して欠けてしまうことがあり、スポンジの寿命が短くなるという問題もある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、スポンジの交換作業を容易にするとともに、洗浄中にスポンジの角が欠けないようにすることを目的としている。
本発明は、ウェーハの一方の面側に矩形のスポンジの洗浄面を押し当てウェーハの一方の面側を洗浄するウェーハ洗浄装置であって、ウェーハを保持するウェーハ保持手段と、該スポンジを保持するスポンジ保持手段と、該ウェーハ保持手段と該スポンジ保持手段とを相対的にウェーハの面方向に移動させる移動手段と、を備え、該スポンジ保持手段は、該スポンジを収容する凹部を有する基台と、該凹部に収容された該スポンジの幅を狭めて挟持することにより凸状に湾曲させた該洗浄面を形成する挟持手段と、を備え、凸状に湾曲させた該洗浄面でウェーハを洗浄する。
上記挟持手段は、上記スポンジを狭めたときの上記幅を規定する規制部と、該スポンジの側面に接触し該スポンジの上面に達しない高さを有するプレートと、該プレートの一方の側面から他方の側面に向かって押し付ける押し付け部とを備える。
また、上記挟持手段は、挟持した上記スポンジの中に進入しスポンジの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部を備える。
本発明に係るウェーハ洗浄装置は、ウェーハを保持するウェーハ保持手段と、スポンジを保持するスポンジ保持手段と、ウェーハ保持手段とスポンジ保持手段とを相対的にウェーハの面方向に移動させる移動手段と、を備え、スポンジ保持手段は、スポンジを収容する凹部を有する基台と、凹部に収容されたスポンジの幅を狭めて挟持することにより凸状に湾曲させた洗浄面を形成する挟持手段とを備え、凸状に湾曲させた洗浄面でウェーハを洗浄するように構成したため、例えば、ウェーハの表面に貼着された保護テープを洗浄するときにスポンジの角が保護テープに接触して欠けることがない。また、本発明によれば、挟持手段によって、基台に収容されたスポンジを挟持して保持することができるため、スポンジの交換作業を容易に行うことができる。スポンジを基台の凹部に収容するときには、接着剤を用いることがないため、接着剥がれを起こすという問題が生じない。
上記挟持手段は、スポンジを狭めたときの幅を規定する規制部と、スポンジの側面に接触しスポンジの上面に達しない高さを有するプレートと、プレートの一方の側面から他方の側面に向かって押し付ける押し付け部とを備えたため、押し付け部により押し付けられたプレートによって、凹部に収容されたスポンジを圧縮して幅を狭めることができ、洗浄面を所望の凸状に湾曲させた状態でスポンジを挟持することできる。
また、上記挟持手段は、挟持した上記スポンジの中に進入しスポンジの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部を備えたため、洗浄中にスポンジが基台から浮き上がって離脱することを防止することができる。
ウェーハ洗浄装置の構成を示す断面図である。 保護テープが貼着されたウェーハの構成を示す斜視図である。 スポンジ保持手段の構成を示す分解斜視図である。 洗浄水供給ノズルおよびスポンジ保持手段によって保持された状態のスポンジの構成を示す斜視図である。 スポンジ保持手段の変形例の構成を示す分解斜視図である。 (a)は、スポンジ保持手段の変形例によって保持された状態のスポンジの構成を示す断面図である。(b)は、スポンジ保持手段の変形例によってスポンジの浮き上がりを防止している状態を示す断面図である。 (a)は、スポンジ保持手段の第2変形例によって保持された状態のスポンジの構成を示す断面図である。(b)は、スポンジ保持手段の第2変形例によってスポンジの浮き上がりを防止している状態を示す断面図である。
図1及び図2に示すウェーハWは、円形板状の被加工物の一例であり、一方の面(例えば表面Wa)には、デバイスを保護するための保護テープTが貼着されている。図示の例における保護テープTは、ウェーハWと略同径の大きさを有している。表面Waと反対側の裏面Wbは、例えば研削砥石によって研削加工が施される被研削面となっている。本実施形態に示すウェーハWは、図示しない研削装置において裏面Wbが研削されて薄化されているものとする。
図1に示すウェーハ洗浄装置1は、ウェーハWの一方の面側をスポンジ10の洗浄面11aを押し当てて洗浄するウェーハ洗浄装置である。ウェーハ洗浄装置1は、ウェーハWを保持するウェーハ保持手段20と、スポンジ10を保持するスポンジ保持手段30と、スポンジ保持手段30の側方側に配設された洗浄水供給ノズル40と、ウェーハ保持手段20とスポンジ保持手段30とを相対的にウェーハWの面方向に移動させる移動手段50と、ウェーハ保持手段20をスポンジ保持手段30が保持したスポンジ10に対して接近及び離反する方向に垂直移動させる昇降手段60とを備えている。
ウェーハ保持手段20は、枠体21と、枠体21の内部に配設されウェーハWを吸引保持する保持面23を有する保持部22とを備えている。保持部22は、例えばポーラスセラミックスにより構成されている。保持部22には、保持面23に吸引力を作用させる吸引源が接続されている。枠体21の上部には、軸部24を介してアーム25が接続されている。アーム25には、昇降手段60及び移動手段50が接続されている。昇降手段60は、例えばエアシリンダとピストンとにより構成され、ウェーハ保持手段20を垂直移動させることができる。移動手段50は、例えばボールネジとボールネジの一端に接続されたモータとボールネジの回動によって水平移動するガイドとにより構成され、ウェーハ保持手段20を水平移動させることができる。
図3に示すように、スポンジ10は、例えば四角柱状に形成されており、矩形の洗浄面11aと下面11bと側面11cと側面11dとを有している。スポンジ10の長手方向の長さは、図2に示したウェーハWの直径以上の構成となっている。本実施形態では、スポンジ10の上側部100の露出した上面である洗浄面11aによりウェーハWの一方の面側を洗浄するものとする。なお、スポンジ10の材質や大きさは、特に限定されない。
スポンジ保持手段30は、スポンジ10を収容する凹部313を有する基台31と、凹部313に収容されたスポンジ10の幅Lを狭めて挟持することにより凸状に湾曲させた洗浄面11aを形成する挟持手段33とを備えている。基台31は、長手方向に延在する底板310と、底板310の両端側から鉛直方向に立設した一対の側板311,312とを備え、底板310と側板311と側板312とに囲繞された領域が凹部313となっている。本実施形態に示すスポンジ保持手段30では、基台31の凹部313にスポンジ10の下側部101が収容される構成となっている。もっとも、スポンジ10のうち、凹部313に収容される部分は、下側部101に限られず、上側部100でもよいし、スポンジ10の高さ方向の一部分であればよい。
挟持手段33は、スポンジ10を狭めたときの幅Lを規定する規制部34と、スポンジ10の側面11cに接触しスポンジ10の上面(洗浄面11a)に達しない高さH1を有するプレート35と、プレート35の一方の側面35aから他方の側面35bに向かって押し付ける押し付け部36とを備えている。図示の例では、平板からなる規制部34の一端からプレート35が立設されており、規制部34とプレート35とが一体となって断面略L字形状となっている。
規制部34及びプレート35は、スポンジ10の長さに合わせて、長手方向に延在して構成されている。規制部34の幅L1は、スポンジ10の幅Lよりも狭くなっている。押し付け部36は、例えば複数(例えば3本)のネジによって構成されている。基台31の側板312には、複数の押し付け部36が螺合する複数(例えば3つ)の雌ネジ孔32が貫通して形成されている。
プレート35の高さH1は、スポンジ10の高さHよりも低いため、プレート35の他方の側面35bでスポンジ10の側面11cを押し付けてスポンジ10を圧縮すると、プレート35で押し付けた部分に比べて押し付けていない部分は外側に拡張する。すなわち、押し付け部36による押し付けにともないプレート35の他方の側面35bでスポンジ10の下側部101の側面11cを押し付けることで、凹部313に収容された下側部101の幅Lを狭めて上側部100の洗浄面11aを凸状に湾曲させることができる。
挟持手段33は、狭持したスポンジ10の中に進入しスポンジ10の浮き上がりを防止する浮き上がり防止部37を備えている。浮き上がり防止部37は、例えば突起した部材からなり、基台31の側板311と、プレート35の他方の側面35bとに等間隔を設けてそれぞれ3つ配設されている。浮き上がり防止部37の形状や個数などは特に限定されるものではない。
図4に示すように、洗浄水供給ノズル40は、スポンジ10の長手方向と同方向に延在しており、洗浄水を噴出させる複数の噴出口41が形成されている。複数の噴出口41は、洗浄水供給ノズル40の長手方向に沿って整列している。噴出口41が形成される位置や数は、本実施形態に示す構成に限られない。このように構成されるウェーハ洗浄装置1は、例えば、ウェーハWに研削加工を施す研削装置に搭載される。
スポンジ保持手段30によってスポンジ10を保持する動作について説明する。図4に示すように、基台31の凹部313に規制部34及びプレート35を配設してから、規制部34の上にスポンジ10の下面11bを載置し、凹部313に下側部101を収容する。凹部313に下側部101が収容されると、プレート35の上端からスポンジ10の上側部100が突出した状態となる。
次いで、3つの雌ネジ孔32に押し付け部36をそれぞれ螺入させながら、凹部313内に進入してきた押し付け部36の端部でプレート35の一方の側面35aを他方の側面35bに向けて押し付けることにより、基台31の側板311とプレート35の他方の側面35bとがスポンジ10の側面11c,11dに接触してスポンジ10を挟み込んで、下側部101の幅Lを狭めると、プレート35の上端から突出した上側部100が外側へ拡張し、平坦な洗浄面11aが徐々に扇状に変形していく。規制部34の一端が側板311に当接するまでスポンジ10の下側部101を圧縮して幅Lをさらに狭めることにより、凸状に湾曲させた洗浄面11aを形成することができる。このようにして、スポンジ保持手段30では、挟持手段33においてスポンジ10を挟持することにより保持する。
スポンジ保持手段30でスポンジ10を保持すると、基台31の凹部313に収容されたスポンジ10の内部に浮き上がり防止部37が進入した状態となる。スポンジ保持手段30からスポンジ10を取り外す場合は、上記した動作の逆の動作を行えばよい。すなわち、全ての押し付け部36を雌ネジ孔32から外してから、基台31の凹部313からスポンジ10を取り外すだけでよい。
次に、図1に示したウェーハ洗浄装置1を用いて、ウェーハWの表面Waに貼着された保護テープTを洗浄する動作について説明する。ウェーハ保持手段20は、保持部22の保持面23で研削済みのウェーハWの裏面Wb側を吸引保持し、保護テープT側を下向きに露出させる。続いて、ウェーハ保持手段20をスポンジ保持手段30により保持されたスポンジ10の上方に位置づけたのち、昇降手段60によってウェーハ保持手段20を下降させ、保護テープTをスポンジ10の洗浄面11aに接触させる。
洗浄水供給ノズル40が噴出口41から保護テープTに向けて洗浄水42を供給しつつ、移動手段50によりウェーハ保持手段20を水平に移動させることにより、スポンジ10の洗浄面11aと保護テープTとを相対的に摺動させ、洗浄面11aで保護テープTを洗浄する。これにより、保護テープTに付着した研削屑を除去することができる。保護テープTの洗浄中、スポンジ10の洗浄面11aは、常に凸状に湾曲した状態が維持されているため、スポンジ10の角が保護テープTに接触することはなく、湾曲した洗浄面11aで保護テープTの全面を洗浄することができる。
また、保護テープTの洗浄中は、移動手段50によりスポンジ10とウェーハWとを相対移動させており、スポンジ10に対して加工負荷がかかるが、常に浮き上がり防止部37がスポンジ10の内部に入り込んでいることから、スポンジ10が基台31から浮き上がって離脱するのを防止することができる。
このように、本発明に係るウェーハ洗浄装置1は、ウェーハWを保持するウェーハ保持手段20と、スポンジ10を保持するスポンジ保持手段30と、ウェーハ保持手段20とスポンジ保持手段30とを相対的にウェーハWの面方向に移動させる移動手段50と、を備え、スポンジ保持手段30は、スポンジ10を収容する凹部313を有する基台31と、凹部313に収容されたスポンジ10の幅Lを狭めて挟持することにより凸状に湾曲させた洗浄面11aを形成する挟持手段33とを備え、凸状に湾曲させた洗浄面11aでウェーハWを洗浄するように構成したため、例えば、ウェーハWの表面Waに貼着された保護テープTを洗浄するときにスポンジ10の角が保護テープTに接触して欠けることがない。また、本発明によれば、挟持手段33によって、基台31に収容されたスポンジ10を挟持して保持することができるため、スポンジ10の交換作業を容易に行うことができる。スポンジ10を基台31の凹部313に収容するときには、接着剤を用いることがないため、接着剥がれを起こすという問題が生じない。
また、上記挟持手段33は、スポンジ10を狭めたときの幅Lを規定する規制部34と、スポンジ10の側面11cに接触しスポンジ10の上面(洗浄面11a)に達しない高さH1を有するプレート35と、プレート35の一方の側面35aから他方の側面35bに向かって押し付ける押し付け部36とを備えたため、押し付け部36により押し付けられたプレート35によって、例えばスポンジ10の下側部101を圧縮でき、洗浄面11aを所望の凸状に湾曲させた状態でスポンジ10を挟持することができる。
図5に示すスポンジ保持手段70は、スポンジ10Aを保持するスポンジ保持手段の変形例である。スポンジ10Aは、複数(例えば3つ)のパイプ挿入穴12が等間隔を設けて形成されている点以外は、上記のスポンジ10と同様の構成である。スポンジ保持手段70は、スポンジ保持手段30と同様に、スポンジ10Aを収容する凹部713を有する基台71と、凹部713に収容されたスポンジ10Aの幅を狭めて挟持することにより凸状に湾曲させた洗浄面11aを形成する挟持手段74とを備えている。基台71は、上記した基台31と同様に、長手方向に延在する底板710と、底板710の両端側から鉛直方向に立設した一対の側板711,712とを備え、底板710と側板711と側板712とに囲繞された領域が凹部713となっている。スポンジ保持手段70についても基台71の凹部713にスポンジ10Aの下側部101が収容される構成となっている。
挟持手段74は、スポンジ10Aを狭めたときの幅を規定する規制部76と、スポンジ10Aの側面11cに接触しスポンジ10Aの上面(洗浄面11a)に達しない高さを有するプレート75と、プレート75の一方の側面75aから他方の側面75bに向かって押し付ける押し付け部77とを備えている。規制部76は、例えば筒状のパイプからなる。変形例では、スポンジ保持手段70でスポンジ10Aを保持する際に、スポンジ10Aのパイプ挿入穴12に規制部76が挿入される。押し付け部77は、例えば複数(例えば3本)のネジによって構成されている。基台71の側板712には、複数の押し付け部77が螺合する複数(例えば3つ)の雌ネジ孔72が貫通して形成されている。
プレート75は、スポンジ10Aの長さに合わせて延在する平板からなり、例えば3つの貫通孔750が貫通して形成されている。プレート75の高さは、上記したプレート35と同様に、スポンジ10Aの高さよりも低いため、押し付け部77による押し付けにともないプレート75の他方の側面75bでスポンジ10Aの下側部101の側面11cを押し付けることで、下側部101の幅を狭めて上側部100の洗浄面11aを凸状に湾曲させることができる。
挟持手段74は、狭持したスポンジ10Aの中に進入しスポンジ10Aの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部78を備えている。浮き上がり防止部78は、例えば複数(例えば6本)のネジによって構成されている。基台71の側板711,712には、浮き上がり防止部78が螺合する複数(例えば3つ)の雌ネジ孔73がそれぞれ形成されている。プレート35の貫通孔750は、側板712の雌ネジ孔73の位置に対応している。
次に、スポンジ保持手段70によってスポンジ10Aを保持する動作について説明する。まず、プレート75の貫通孔750と側板712の雌ネジ孔73とを一致させ、基台71の凹部713にプレート75を配設する。続いて、スポンジ10Aのパイプ挿入穴12に規制部76を挿入してから、凹部313にスポンジ10Aの下側部101を収容する。図6(a)に示すように、凹部713に下側部101が収容されると、プレート75の上端からスポンジ10Aの上側部100が突出した状態となる。
次いで、3つの雌ネジ孔72に押し付け部77をそれぞれ螺入させながら、凹部713内に進入してきた押し付け部77の端部でプレート75の一方の側面75aを他方の側面75bに向けて押し付けることにより、基台71の側板711とプレート75の他方の側面75bとがスポンジ10Aの側面11c,11dに接触してスポンジ10Aを挟み込んで、下側部101の幅を狭めると、プレート75の上端から突出した上側部100が外側へ拡張し、平坦な洗浄面11aが徐々に扇状に変形していく。規制部76の一端が側板711に当接するまでスポンジ10Aの下側部101を圧縮して幅をさらに狭めることにより、凸状に湾曲させた洗浄面11aを形成して、スポンジ保持手段70でスポンジ10Aを保持する。
スポンジ保持手段70では、図6(b)に示すように、基台71の側板711,712に形成された雌ネジ孔73に浮き上がり防止部78をそれぞれ螺入させながら、凹部713に収容されたスポンジ10Aの内部に浮き上がり防止部78を進入させることができる。これにより、保護テープTの洗浄中にスポンジ10Aが基台71から浮き上がって離脱するのを防止することができる。スポンジ保持手段70からスポンジ10Aを取り外す場合は、上記した動作の逆の動作を行えばよい。すなわち、全ての押し付け部77及び浮き上がり防止部78を、雌ネジ孔72,雌ネジ孔73から外してから、基台71の凹部713からスポンジ10Aを取り外すだけでよい。このように、スポンジ保持手段70においても、スポンジ10Aの洗浄面11aを凸状に湾曲させることができ、保護テープTを洗浄するときにスポンジ10Aの角が保護テープTに接触して欠けることがない。また、挟持手段74によって、基台71に収容されたスポンジ10Aを挟持して保持することができるため、スポンジ保持手段30と同様に、スポンジ10Aの交換作業を容易に行うことができる。基台71へのスポンジ10の収容時には接着剤を用いることがないため、接着剥がれを起こすという問題が生じない。
図7(a)に示すスポンジ保持手段70’は、スポンジ10Bを保持するスポンジ保持手段の第2変形例であり、プレート75をスポンジ10Bの側面11c,11dのそれぞれに配置し、2枚のプレート75でスポンジ10Bの側面11c,11dに接触してスポンジ10Bを挟み込む構成となっている。スポンジ10Bは、スポンジ10Aと同様に、規制部76が挿入される複数のパイプ挿入穴(不図示)が等間隔を設けて形成されている。複数のパイプ挿入穴が形成された高さ位置は、上記したスポンジ10Aのパイプ挿入穴12よりも上側に位置している。
スポンジ保持手段70’によってスポンジ10Bを保持する動作について説明する。3つの雌ネジ孔72に押し付け部77をそれぞれ螺入させながら、凹部713内に進入してきた押し付け部77の端部でプレート75の一方の側面75aを他方の側面75bに向けて押し付けることにより、2枚のプレート75の他方の側面75bでスポンジ10Bの側面11c,11dに接触してスポンジ10Bを挟み込んで、下側部101の幅を狭めると、2枚のプレート75の上端から突出した上側部100が外側へ拡張し、平坦な洗浄面11aが徐々に扇状に変形していく。また、下側部101のうち、2枚のプレート75の下端から突出した部分も外側へ拡張して拡がり部13が形成される。規制部76の一端が側板711に当接するまでスポンジ10Bの下側部101を圧縮して幅をさらに狭めることにより、凸状に湾曲させた洗浄面11aを形成して、スポンジ保持手段70’でスポンジ10Bを保持する。スポンジ保持手段70’についても、スポンジ保持手段70と同様に、図7(b)に示すように、基台71の側板711,712に形成された雌ネジ孔73に浮き上がり防止部78をそれぞれ螺入させながら、凹部713に収容されたスポンジ10Bの内部に浮き上がり防止部78を進入させることができる。スポンジ保持手段70’では、スポンジ10Bを挟持したときに、スポンジ10Bの下側部101に外側へ拡張した拡がり部13が形成されることから、保護テープTの洗浄中にスポンジ10Bが外れ難くなり、スポンジ10Bが基台71から離脱するのをより確実に防止しうる。
1:ウェーハ洗浄装置 10,10A,10B:スポンジ 100:上側部
101:下側部 11a:洗浄面 12:パイプ挿入穴 13:拡がり部
20:ウェーハ保持手段 21:枠体 22:保持部 23:保持面 24:軸部
25:アーム
30:スポンジ保持手段 31:基台 310:底板 311,312:側板
313:凹部 32:雌ネジ孔 33:挟持手段 34:規制部 35:プレート
36:押し付け部 37:浮き上がり防止部 40:洗浄水供給ノズル 41:噴出口
42:洗浄水 50:移動手段 60:昇降手段
70,70’:スポンジ保持手段 71:基台 710:底板 711,712:側板
713:凹部 72:雌ネジ孔 73:雌ネジ孔
74:挟持手段 75:プレート 76:規制部 77:押し付け部
78:浮き上がり防止部

Claims (3)

  1. ウェーハの一方の面側に矩形のスポンジの洗浄面を押し当てウェーハの一方の面側を洗浄するウェーハ洗浄装置であって、
    ウェーハを保持するウェーハ保持手段と、
    該スポンジを保持するスポンジ保持手段と、
    該ウェーハ保持手段と該スポンジ保持手段とを相対的にウェーハの面方向に移動させる移動手段と、を備え、
    該スポンジ保持手段は、該スポンジを収容する凹部を有する基台と、
    該凹部に収容された該スポンジの幅を狭めて挟持することにより凸状に湾曲させた該洗浄面を形成する挟持手段と、を備え、
    凸状に湾曲させた該洗浄面でウェーハを洗浄するウェーハ洗浄装置。
  2. 前記挟持手段は、前記スポンジを狭めたときの前記幅を規定する規制部と、
    該スポンジの側面に接触し該スポンジの上面に達しない高さを有するプレートと、
    該プレートの一方の側面から他方の側面に向かって押し付ける押し付け部と、を備える請求項1記載のウェーハ洗浄装置。
  3. 前記挟持手段は、挟持した前記スポンジの中に進入し該スポンジの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部を備える請求項1または請求項2のいずれかに記載のウェーハ洗浄装置。
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