JP2001212531A - 洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
に付着した研磨屑等のパーティクルを除去する洗浄部で
の洗浄効果を高める。 【解決手段】ウエハWに洗浄処理を行う基板処理装置1
00であって、CMP装置200によりCMP処理され
たウエハWを洗浄するための複数の処理部30,40,
50へ基板Wを順次搬送する。処理部30ではウエハW
を保持ハンド35a,35bの保持用ローラ80(a〜
c)に保持する。周縁部洗浄手段90は下方から昇降駆
動手段94により洗浄位置に配置される。保持用ローラ
80(a〜c)の回転により回転されるウエハWの表裏
は両面洗浄装置35により洗浄され、同時に周縁部は周
縁部洗浄手段90のブラシ毛922の側面に押圧され、
その下面及び端面が洗浄される。
Description
晶表示用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板などの
薄板状の被処理体である基板に所定の洗浄処理を行う洗
浄装置に関する。特に基板の端部をも効率的に洗浄でき
る基板の洗浄装置に関する。
過程において、ウェハの表面に形成された多層構造化に
伴う凹凸を取り除くために、化学研磨剤(スラリー)や
パッド等を使用してウェハの表面を機械的に削ることに
より、ウェハの表面の平坦化を行うCMP(Chemi
cal Mechanical Polishing)
処理を行っている。
ェハ(以下、単に基板という)の表面には研磨によって
研磨屑等が付着しているため、CMP処理後の基板に対
する処理として基板を洗浄して研磨屑等を除去する処理
が行われる。
基板面を汚染させるスラリーを除去するための後処理洗
浄であり、下記のように、ブラシスクラブ洗浄が一般に
採用されている。
技術の概念的な構成は、図14および図15に示されて
いる。すなわち、基板Wの端面が一対の端面支持ハンド
210,211によって挟持されることにより、基板W
の支持が達成されている。そして、基板Wの上面は、円
板状のベース部212とその下面に固設された洗浄用ブ
ラシ214とからなるスクラブ洗浄部材216によって
スクラブ洗浄される。すなわち、洗浄用ブラシ214の
接触面218が基板Wの上面に接触した状態で、スクラ
ブ洗浄部材216が図示しない回転駆動機構によって回
転され、かつ洗浄用ブラシ214のほぼ中心に配置され
たノズル220から洗浄液が吐出されて、基板Wの上面
がスクラブ洗浄される。
ース部213とその上面に固設された洗浄用ブラシ21
5とからなるスクラブ洗浄部材217が、洗浄用ブラシ
215の接触面219が基板Wの下面に接触した状態
で、図示しない回転駆動機構によって回転され、かつ洗
浄用ブラシ215のほぼ中心に配置されたノズル221
から洗浄液が吐出されて、基板Wの下面がスクラブ洗浄
される。
210,211は、基板Wを保持しつつ、図14に示す
ように基板Wの中心OWが円軌道を描くように、基板W
を円運動させる。この結果、接触面218,219は、
基板Wのほぼ全面に接触することとなるから、基板Wの
ほぼ全面をスクラブ洗浄できる。
体が半導体装置の形成に用いられるわけではなく、図1
6に示すように、周縁付近の上下面230および端面2
31を含む周縁部232を除く中央部233だけが半導
体装置の形成に用いられる有効エリアである。したがっ
て、基板Wの表面上に薄膜をパターン形成していくと、
基板Wの中央部233と周縁部232とでは膜厚や膜硬
などの膜質が異なってくる。そのため、本来なら、基板
Wの中央部233の洗浄の仕方と周縁部232の洗浄の
仕方とを変える必要がある。たとえば、用いられる洗浄
液の種類や濃度を変えることにより、中央部233に残
留しているスラリーを除去し、また、周縁部232に残
留しているスラリーや不要な薄膜を除去する必要があ
る。
ング処理による基板Wの薄膜に対するパターン形成にお
いて、基板Wの中央部233の有効エリア内にのみ注意
が払われているから、基板Wの周縁部232にエッチン
グ不足領域が残ったままとなり、これが、不要な薄膜と
なる場合や、また、スラリーが基板Wの周縁部232に
残ってしまうことがある。
膜およびスラリーが残っていると、当該薄膜とスラリー
とが反応し、その結果生成された物質が基板Wの周縁部
232に残る場合もある。このように、上記従来技術の
構成においては、基板Wの周縁部232に、不要な薄膜
やスラリー、薄膜とスラリーとの反応生成物が残るとい
う不具合がある。この場合、これらの物質はパーティク
ルとなるから、半導体装置の製造工程において歩留りの
低下につながり、大きな問題となっていた。
り、基板の端部汚染も無視できなくなってきており、端
部を洗浄する装置が開発されている。その一例として、
特開平11−625号公報には、基板の端部に接触して
基板を定位置に保持するとともに、基板を回転させるた
めの一対のエッジ部洗浄用ローラが開示されている。こ
のエッジ部洗浄用ローラは、その表面の洗浄用弾性部材
に、基板の端部が入り込むような略V字型の周溝が形成
され、その周溝に基板の端部を押圧する。よって、基板
は回転しつつ全周の端部がエッジ部洗浄用ローラの洗浄
用弾性部材で擦られて洗浄される。
開平11−625号公報に記載の洗浄装置は、基板に対
して回転駆動を与える構成上、基板の端部とエッジ部洗
浄用ローラの周速は同じである。そのため、洗浄用弾性
部材により端部の不要な薄膜やスラリーを充分に擦り取
るという洗浄力は発生せず、充分な洗浄が期待できな
い。
ジ部洗浄用ローラはサイドから移動されセットされる。
そのため、装置構成として幅方向に大きくなってしまう
という問題があった。
置決めされる必要があるし、そうでなければエッジ部洗
浄用ローラの周溝以外の部分が基板端部に当接して傷つ
ける、もしくは、エッジ部洗浄用ローラから基板が落下
してしまことが考えられるという問題もあった。
のであって、上述の技術的課題を解決し、かつ基板の周
縁部の粒子汚染物を確実に除去できる基板の洗浄装置を
提供することを目的とする。
に、本発明は、薄板状の被処理体を処理する洗浄装置に
おいて、前記被処理体の端部を洗浄する傾斜側面を有す
る洗浄部を有する周縁部洗浄手段と、前記周縁部洗浄手
段を被処理体の平面側から当接させる移動手段と、を有
し、前記移動手段は被処理体の端部を周縁部洗浄手段の
前記傾斜側面に当接させることを特徴とする洗浄装置で
ある。
洗浄装置において、前記周縁部洗浄手段を回転させる回
転駆動部を有することを特徴とすることを特徴とする。
項2に記載の洗浄装置において、前記洗浄部は、植設さ
れたブラシ毛より成ることを特徴とする。
項2に記載の洗浄装置において、前記洗浄部は、一体形
成されたスポンジ体より成ることを特徴とする。
項2に記載の洗浄装置において、前記被処理体は、薄膜
が形成された表面を研磨する加工処理がされた基板であ
ることを特徴とする。
る基板処理装置の一実施の形態について説明する。
理装置を示す平面図である。また、図2は、本発明の実
施の形態に係る基板処理装置のYZ平面における概略断
面図である。さらに、図3は、本発明の実施の形態に係
る基板処理のZX平面における概略断面図である。
であるウエハWを複数枚収納するポッド(POD)9が
収納器として使用されCMP処理の対象となる複数のウ
エハWがポッド9内に密閉された状態で基板収納部7に
配置される。この基板収納部7には、複数のポッド9が
X軸方向に一列に配置されている。なお、ポッド9の代
わりにウエハカセットを用いてもよい。
って設けられた搬送路15を挟んで、複数の処理部3
0,40,50が設けられている。これらの処理部3
0,40,50もX軸方向に沿って一列に配置されてお
り、ウエハWに対する処理手順に応じて隣接して設けら
れている。
理部30は、詳細には後述するが図3に示すように、C
MP処理が終了した直後のウエハWを保持装置33が支
持した状態で、ウエハWの表面に接触してウエハWの表
面を洗浄する表面ブラシ31とウエハWの裏面に接触し
てウエハWの裏面を洗浄する裏面ブラシ32とを使用し
てウエハWの両面をブラッシングすることによって、C
MP処理によってウエハWに付着した研磨屑等のパーテ
ィクルを除去する処理を行う処理部である。
裏面ブラシ32による洗浄効果を高めるために、図示し
ないノズルによってアルカリ液等の所定の処理液をウエ
ハWの表面や裏面に供給することが行われる。また、保
持装置33の近傍には保持装置33により保持されるウ
ェハWをその裏面が上面になるように反転させる公知の
反転装置3が配置されている。なお、この処理部30
が、本発明の洗浄装置に相当する。
除去能力の高いブラシ41を使用してウエハWの表面に
付着している微細なパーティクルを取り除く処理部(表
面処理部)である。処理部40では、ブラシ41による
洗浄効果を高めるために、ノズル43よりウエハWの表
面に対して所定の処理液が吐出することができるととも
に、回転部42がウエハWを保持しながら回転させるこ
とも可能である。
された処理部50は、ウエハWが回転部52に回転可能
な状態に載置され、ウエハWを回転させながらノズル5
3より純水等のリンス液をウエハWの表面に向けて吐出
することにより、ウエハWに対する最終リンスを行った
後、リンス液の吐出を停止させてウエハWを高速に回転
させて、スピンドライ乾燥を行う処理部(リンス処理・
乾燥処理部)である。
0等との上方には、基板処理装置100の内部の雰囲気
を清浄に保つために、ファンフィルタユニットFFUが
設けられている。そして、ファンフィルタユニットFF
Uからは搬送路15や処理部30,40,50等に向け
てクリーンエアのダウンフローが形成されている。
ように、処理部30のX軸方向に隣接する部分をCMP
装置200とのインタフェース部分として構成してお
り、この部分に載置部20が設けられている。載置部2
0では、CMP装置200に設けられた搬送部210と
の間でウエハWの受け渡しを行うことができる位置とし
て、図3に示すように、上下方向に2箇所の受け渡し位
置La,Lbが設定されている。
置200に受け渡す際に、ウエハWが一旦載置される位
置である。そして、CMP装置200の搬送部210の
搬送アーム(図示せず)が載置部20の受け渡し位置L
bに対してアクセスし、この搬送アームがウエハWをC
MP装置200側に搬送し、CMP装置200において
所定の研磨処理を行う。
終了したウエハWをCMP装置200の搬送部210の
搬送アームが基板処理装置100に渡す際に、ウエハW
を一旦載置する位置である。CMP装置200の搬送部
210の搬送アームが載置部20の受け渡し位置Laに
アクセスし、CMP処理が終了したウエハWを載置する
ように構成されている。
載置部20と、基板収納部7との間に設けられた搬送路
15には、X軸方向に沿って移動可能な搬送ロボット1
0が設けられている。この搬送ロボット10は、上下方
向に2つの搬送アーム11を備えており、この搬送アー
ム11がウエハWを保持した状態でウエハWの搬送を行
う。また、図2に示すように、基台部分14には、X軸
方向に設けられたボールネジ13が螺嵌されており、ボ
ールネジ13が回転することによって搬送ロボット10
がX軸方向に沿って移動可能となっている。また、搬送
ロボット10は、昇降部分12が伸縮することによって
ウエハWをZ軸方向(上下方向)にも搬送することがで
きるとともに、θ軸を中心とする回転動作も行うことが
可能となっている。したがって、搬送ロボット10の搬
送アーム11は、基板収納部7に配置された複数のポッ
ド9と、ウエハ載置部20と、処理部50とにアクセス
することができ、これらの処理部間でウエハWの搬送を
行う。
1がポッド9にアクセスする際には、密閉状態のポッド
9を開放して搬送アーム11がアクセス可能な状態にす
る必要がある。そこで、基板処理装置100には、ポッ
ド9が載置されるそれぞれの位置にポッドオープナ8が
設けられている。図2に示す符号8aの状態のように、
基板収納部7にポッド9が配置されると、ポッドオープ
ナ8はアームを伸ばしてポッド9の蓋のロックを解除す
る。そして、図2に示す符号8bの状態のように、アー
ムがポッド9の蓋を把持した状態でY軸方向に移動し
て、ポッド9を密閉状態から開放する。符号8bの状態
のままでは、搬送ロボット10の搬送アーム11がポッ
ド9内にアクセスすることができないので、図2に示す
8cの状態のように、ポッドオープナ9は蓋を保持して
いるアームを下降させる。
態が開放され、搬送ロボット10の搬送アーム11は、
ポッド9内のウエハWにアクセスすることが可能とな
る。なお、ポッド9は、ウエハWを外気とは隔離した清
浄な雰囲気に保つことでウエハWの汚染をしないように
密閉されるものであるが、基板処理装置100の内部は
ポッド9内部と同様に清浄な雰囲気を維持するように構
成されており、ポッド9の開放動作は、基板処理装置1
00の内部で蓋を開放するため、ウエハWを汚染する問
題はない。
11がポッド9の内部に向けて伸ばし、ポッド9の内部
からウエハWを1枚取り出す。搬送ロボット10は、X
軸方向の移動やZ軸方向の移動を行うとともに、θ軸に
ついての回転動作を行い、搬送アーム11は、ポッド9
から取り出したウエハWを載置部20の受け渡し位置L
bに載置する。また、搬送ロボット10の搬送アーム1
1は、処理部50に対してアクセスし、全ての処理が完
了したウエハWを取り出す。そして、搬送ロボット10
は、X軸方向の移動やZ軸方向の移動を行うとともに、
θ軸についての回転動作を行い、搬送アーム11はポッ
ド9の所定位置にアクセスして、CMP処理後の洗浄処
理が終了したウエハWをポッド9内に収納する。
部20に載置されたCMP処理後のウエハWを処理部3
0に搬送し、処理部30での処理が終了したウエハWを
処理部40に搬送し、処理部40での処理が終了したウ
エハWを処理部50に搬送するためにシャトル搬送ロボ
ット60が設けられている。シャトル搬送ロボット60
は、後述するように、X軸方向に沿って移動可能であ
り、基板受け渡し位置Laに載置されているウエハWを
処理部30に、また、処理部30での処理が終了したウ
エハWを処理部40に、さらに、処理部40での処理が
終了したウエハWを処理部50に搬送するので、それぞ
れの処理部間の搬送動作は一括して同時に行われる。
いては、搬送ロボット10がポッド9から載置部20へ
のウエハWの搬送動作を行い、シャトル搬送ロボット6
0が載置部20から処理部30,40,50へのウエハ
Wの搬送動作を行う。そして、処理部50からポッド9
へのウエハWの搬送は、再び搬送ロボット10が担当す
るように構成されている。
部30,40,50における処理の際に使用される処理
液等が処理部外部へ飛散しないように、昇降可能なカバ
ー70が設けられている。このカバー70は、シャトル
搬送ロボット60によって各処理部間のウエハWの搬送
が行われる際には、図示しないシリンダやモータ等の昇
降駆動機構によって上昇し、シャトル搬送ロボット60
のX軸方向に沿った移動と緩衝しないように構成されて
おり、シャトル搬送ロボット60による処理部間搬送が
終了して各処理部において洗浄処理を行う際には、昇降
駆動機構によってカバー70が下降し、各処理部30,
40,50の側面等を覆う。したがって、各処理部にお
いてウエハWに対する処理を行っている際に、他の処理
部からの処理液やパーティクル等が付着することがな
く、清浄な処理を行うことができる。
のごとくであり、ウエハWに対して処理を行うための複
数の処理部30,40,50をX軸方向に沿って隣接す
るように一列に配置しており、各処理部間のウエハWの
搬送を1台のシャトル搬送ロボット60で一括して行う
ことができるように構成されているため、基板処理装置
100のフットプリントを縮小することができる。ま
た、載置部20によって直接外部装置であるCMP装置
200とインライン化することができるため、基板処理
装置100とCMP装置200とをインライン化したと
きのフットプリントも縮小することができる。
明する。図4は、本発明の一実施形態の処理部である洗
浄装置の構成を示す平面図である。また、図5は、図4
のD−D断面図であり、一部を省略し、かつ一部を概念
的に示している。
薄膜を研磨するCMP処理が行われた後にウエハWの表
面に残っているスラリーおよび不要な薄膜を除去するた
めのもので、側壁30a,30b,30c,30dによ
って囲まれた平面視においてほぼ矩形の処理室301内
においてウエハWを水平に保持し、かつこの状態でウエ
ハWを回転させることができる保持装置33を備えてい
る。
により保持されたウエハWの上面および下面の各中央部
に残っているスラリーをスクラブして除去するための両
面洗浄装置35と、ウェハWの端部の一方の被洗浄平面
である下面及び端面を含む周縁部を洗浄する周縁部洗浄
手段90と、前述した反転装置3を備えている。
ウェハWが処理される底壁30eより上部の処理区画3
02と、底壁30eより下部で保持装置33等の駆動部
が配置される駆動区画303より構成される。
bまたは30dに対して直交する方向(以下「保持方
向」という。)Aに関して対向配置された一対の保持ハ
ンド35a,35bを有している。保持ハンド35a,
35bは本実施例において同一構造を採用し、図5中左
右対称であるので以下、一方の保持ハンド35aをもっ
て説明する。尚、他方の保持ハンド35bは同一構造に
同符号を付与して説明を省略する。
7に示すように、保持方向Aに沿って移動可能なもの
で、ベース取付部36に取り付けられたベース部37
と、ベース部37の上方に配置されるハンド軸38と、
ウエハWを保持するための3つの保持用ローラ(基板保
持具)80(a〜c)を配設される本体部39をそれぞ
れ有している。
された連結部材361を介して保持方向Aに沿って長く
形成され、ベース部37の下方まで延びた台部362の
一端が連結されている。台部362の一端には、L字状
の取付板363の立設面にシリンダ364が固定され、
シリンダ364のロッド364aが連結板371を介し
てベース部37に取り付けられている。ロッド364a
は、保持方向Aに沿って突出したり引っ込んだりできる
ようになっている。また、台部362上には保持方向A
に沿ってスライドレール365が配置される。
65上に装着されるスライド部372と、スライド部3
71上に底板373を配置して構成される。底板373
には下面にブラケット374が装着され、このブラケッ
ト374にモータM1が支持される。また、底板373
の上面にはハンド軸38が固定される。
れ、底板373の挿通口373aの位置に合わせて底板
373上面に装着される外筒体381と、その内部に装
着される内筒体382により構成される。そして、内筒
体382の上部は底壁30eの挿通穴30fを通って処
理区画302に延在し、その内筒体382の上端に本体
部39が装着され支持される。
エハWを保持した状態でウエハWを回転させるべく、本
体部39に回転可能に設けられている。これらの保持用
ローラ80(a〜c)は、ウエハWの端面形状に対応し
た円周上に配置されている。ウエハWは、保持用ローラ
80(a〜c)の側面にその端面が当接した状態で保持
される。すなわち、保持用ローラ80(a〜c)は、本
体部39に鉛直軸まわりの回転が自在であるように支持
されたローラ軸81(a〜c)と、ローラ軸81(a〜
c)の上端に固定されている保持具82(a〜c)によ
り構成される。
図9に示すように、軸部821と、外周面に略V字状の
周溝822が形成された駆動伝達部823により構成さ
れる。この周溝822にウエハWの端部が当接しながら
回転がウエハWに伝達される。保持具82は硬度の高い
樹脂、例えポリエーテルエーテルケトン等で形成され
る。これは、ウエハWの端部の当接によっても傷がつか
ないような硬さに設定されている。
は、保持用ローラ80bにのみ与えられるようになって
いる。すなわち、保持用ローラ80(a〜c)のうち中
央の保持用ローラ80bには、ベース部37の下端に取
り付けられたモータM1 の駆動力が連結部824とロー
ラ軸81bを介して伝達されるようになっている。
ーラ軸81aは、図6に示すように、本体部39に形成
された挿通穴391aを通って本体部39の内部に形成
された空間392まで延ばされており、挿通穴391a
に配置された2つの軸受393a,393bを介して本
体部39に回転自在に支持されている。他の保持用ロー
ラ80cのローラ軸01cも同様に、挿通穴391cを
通って空間392まで延ばされ、かつ挿通穴391cに
配置された2つの軸受394a,394bを介して本体
部39に回転自在に支持されている。
bは、本体部39に形成された挿通穴391bを通って
本体部39の内部に形成された空間392まで延ばされ
ており、及び挿通穴395を介して本体部39の下方に
突出している。そして、挿通穴391bに配置された軸
受396aと、挿通穴395に配置された軸受396b
を介して本体部39に回転自在に支持されている。
83b,84bが取り付けられている。そして、2つの
プーリ83b,84bと他の2つのローラ軸81a,8
1cにそれぞれ取り付けられたプーリ83a,84cと
の間に、ベルト85,86がそれぞれ巻き掛けられてい
る。符号87,88はそれぞれのベルト85,86にテ
ンションを付与するテンション軸である。
ることによって、ベース部37が連結板371を介して
スライドレール365上をスライド部372によって移
動し、保持ハンド35aを保持方向Aに沿って進退させ
ることができる。そして、保持ハンド35a,35bが
互いに反対方向に進退することでウエハWを保持用ロー
ラ70の間で挾持したり、この挾持を解放したりするこ
とができる。即ち、シリンダ364が保持装置33の駆
動手段を構成する。この際、底壁30eの挿通穴30f
はハンド軸38のスライド領域より大きく開孔されてお
り、保持ハンド35aの移動が妨げられることがない。
ローラ80bが駆動されると、中央の保持用ローラ80
bに伝達されてきた駆動力は、ベルト85,86を介し
て他の2つの保持用ローラ80a,80cにも伝達さ
れ、これに伴って他の2つの保持用ローラ80a,80
cが駆動される。その結果、保持用ローラ80(a〜
c)に保持されているウエハWは回転を始める。このよ
うにして、ウエハWは保持用ローラ80(a〜c)に保
持された状態で回転方向Bに沿って回転する。この場合
におけるウエハWの回転速度は、たとえば約10〜20
(回転/分)である。以上のように、この実施形態で
は、モータM1およびベルト85,86が回転駆動部に
対応している。
軸部91と、軸部91の上部に連結される洗浄具92
と、軸部91の下部に連結される回転駆動部93と昇降
駆動部94から構成されている。そして、周縁部洗浄手
段90は図4に示すように、ウエハWの端面形状に対応
した円周上の下方に配置される。
1に連結される円柱状の本体部921と、この本体部9
21に万遍なく植毛されたブラシ毛922より構成され
る。このブラシ毛922は略円錐状になるようにその長
さが外側から中心に向かって長く形成される。そしてそ
のブラシ毛922の先端により形成される側面が図10
に示すように断面視で傾斜している。
1を介して接続されるモータM2により構成される。モ
ータM2は軸部91を軸受932,933により回転自
在に支持する外筒934に固定される。
5にロッド941aが接続されるシリンダー941と、
外筒934の周面に配置されたレール部942と、この
レール部942を案内するスライドレール943より構
成される。
ることによって、軸部91が外筒934を介してスライ
ドレール943上をスライド部942によって移動し、
上下方向に進退させることができる。即ち、シリンダ9
41が周縁部洗浄手段90の移動手段を構成する。
2のブラシ毛922の側面に押圧され、ウエハWの下面
及び端面を含む周縁部がブラシ毛922により洗浄され
るべく、ブラシ毛922は変形する。
動されると、洗浄具92がウェハWに回転方向とは逆に
駆動される。その結果、ウェハWの端面に対してはブラ
シ毛922が叩くように、下面に対しては擦るようにウ
ェハWを洗浄する。
a及び周縁部洗浄手段90の移動とともに変形及び伸縮
自在なベローズであり、両面洗浄装置35において使用
される洗浄液ならびにその雰囲気が、駆動部に影響を与
えないようにするため、あるいは処理区画302の外部
に漏れるのを防ぐためのものである。また、シリンダ3
64,941のロッド364a,941aやハンド軸3
8及び軸部91から発生するパーティクが処理区画30
2の内部に侵入するのを防止するためのものでもある。
装置33により保持されたウエハWの上方および下方に
配置された表面ブラシ31および裏面ブラシ32を備え
ている。表面ブラシ31および裏面ブラシ32は、それ
ぞれ、保持ハンド35a,35bに干渉しない位置に、
ウエハWの中心部から周縁部に至るウエハWの平面領域
を覆うように配置されている。
ウエハWに対向する側に取付面311,321を有する
ベース部312,322と、ベース部312,322に
取り付けられた回転軸313,323とを有し、回転駆
動部314,324により鉛直軸方向に沿う回転軸Oを
中心に回転方向Cに沿って回転できるようにされてい
る。さらに、表面ブラシ31および裏面ブラシ32は、
それぞれ、昇降駆動部315,32によって上下方向に
移動できるようになっている。これにより、ウエハ洗浄
時においてはウエハWを表面ブラシ31および裏面ブラ
シ32で挟み込むことができ、また、ウエハ洗浄後にお
いては、ウエハWから表面ブラシ31および裏面ブラシ
32を離すことができるようになっている。
1,321には、洗浄用ブラシ(両面スクラブ手段)3
16,326が設けられている。洗浄用ブラシ316,
326の中央付近には、ウエハWに洗浄液を供給するた
めの洗浄液供給ノズル317(a,b),327(a,
b)がそれぞれ配置されている。洗浄液は、フッ酸、硝
酸、塩酸、リン酸、酢酸、アンモニアなどの薬液、およ
び純水を含む。
7(a,b)には、洗浄用パイプ318(a,b),3
28(a,b)が連結されている。洗浄用パイプ318
(a,b),328(a,b)は、回転軸313,32
3内に回転しないように挿通されており、その他端に
は、図示しない薬液用タンクから薬液が導かれる薬液供
給路319a,329a、および図示しない純水用タン
クから純水が導かれる純水供給路319b,329bが
開閉弁330(a,b),331(a,b)接続されて
いる。この構成により、洗浄用パイプ318(a,
b),328(a,b)に薬液および純水を選択的に供
給でき、したがって洗浄液供給ノズル317(a,
b),327(a,b)から薬液および純水を選択的に
吐出させることができる。
ついて説明する。図11は、シャトル搬送ロボットの平
面図、図12(a),(b)はシャトル搬送ロボット6
0とウエハWの処理部との関係を示す概略側面図であ
る。
は、ウエハWの処理部間搬送を行う際に、ウエハWを保
持する3個の保持部61,62,63が設けられている
が、このうち最も+X軸方向側に設けられている保持部
61は載置部20から処理部30へのウエハWの搬送を
担当し、中央に設けられている保持部62は処理部30
から処理部40へのウエハWの搬送を担当し、最も−X
軸方向側に設けられている保持部63は処理部40から
処理部50へのウエハWの搬送を担当する。
1アーム61a,62a,63aと第2アーム61b,
62b,63bとを備えている。そして、各々のアーム
には、図12に示すようにウエハWを周縁部で保持する
ための保持部材64が各々2個設けられている。第1ア
ーム61a,62a,63aと第2アーム61b,62
b,63bは、XY平面内でのスライド動作を行うよう
になっている。
しないコントローラが、図示しない駆動手段に対して駆
動命令を送ると、各第1アーム61a,62a,63a
は+X軸方向に移動する一方、各第2アーム61b,6
2b,63bは−X軸方向に移動する。この動作によ
り、シャトル搬送ロボット60によるウエハWを保持す
る動作(すなわち、ウエハWのチャッキング動作)が行
われる。このチャッキング動作は、第1アーム61a,
62a,63aと第2アーム61b,62b,63bと
の2本のアームによってウエハWを挟み込む動作である
ため、ウエハWの下面を支持するだけのものに比べる
と、各処理部に対して搬送するウエハWの位置アライメ
ントを行う。
63aは−X軸方向に移動する一方、各第2アーム61
b,62b,63bは+X軸方向に移動する動作によ
り、シャトル搬送ロボット60のウエハWの保持状態を
開放する動作が行われる。
方向に保持部61,62,63も回転軸65を中心にし
て回転する。よって保持部61,62,63がウエハW
を保持した状態でモータを駆動することにより、ウエハ
WもYZ平面での回転動作を行う。
65にα方向の微少量の回転を与えると、ウエハWの保
持状態の保持部61は、その状態でα方向に微少量の回
転を行う。したがって、載置部20に載置されているウ
エハWは、保持部61に保持されてα方向に回転するこ
とによって、離脱することとなる。同様に、各処理部3
0,40で保持されていたウエハWについても、保持部
61,62,63に保持されてα方向に回転することに
よって各処理部30,40における保持状態から開放さ
れることになる。
移動台66が連結されており、移動台66は−X軸方向
に沿って移動する。したがって、同時に保持部61,6
2,63も−X軸方向に沿って移動する。
ロボット60は、載置部20と処理部30,40に対応
する側に位置する。処理部30,40におけるウエハW
の処理中は、保持部61,62,63は図中一点鎖線で
示す位置にある。そして、処理部30,40のおけるウ
エハWの処理が終了すると、各保持部61はそれぞれ図
中実線で示す位置に移動し、載置部20,処理部30,
処理部40にあるウエハWの保持を行う。そして、各ウ
エハWを上昇させた後、シャトル搬送ロボット60を−
X軸方向に移動させる。
50へ搬送したウエハWを下降させた後、保持部61,
62,63を一点鎖線で示す位置に退避させることによ
って、各処理部へのウエハWの搬送動作を完了する。な
お、保持部61,62,63が退避する際には、各処理
部間等に設けられた退避位置67に退避する。
0は、隣接する処理部間でのウエハWの搬送を同時に行
うようになっているため、効率的なウエハWの処理部間
の搬送を実現しているとともに、載置部20から処理部
30へのウエハWの搬送と、処理部30から処理部40
へのウエハWの搬送と、処理部40から処理部50への
ウエハWの搬送とについては個別に搬送ロボットを設け
る必要がなく、基板処理装置100のフットプリントを
減少させることが可能となる。
しは、上述のように搬送ロボット10の搬送アーム11
が行うように構成されている。
2に示すように、カバー70は、処理部30,40,5
0におけるウエハWの処理の際に処理液等が飛散しない
ように各処理部を覆っている。また、カバー70は図1
1に示すように、下降した際に、退避位置67に退避し
ているシャトル搬送ロボット60の保持部61,62,
63に緩衝しないように各退避位置67に対応する位置
の凹部71が設けられている。したがって、シャトル搬
送ロボット60の保持部61,62,63が図11の一
点鎖線で示す位置に退避した場合に、カバー70を下降
させれば、カバー70は保持部61,62,63に接触
することなく各処理部30,40,50を良好に覆うこ
とができる。
61,62,63が退避位置67に退避した直後にカバ
ー70を下降させれば、各処理部30,40,50にお
ける上述のウエハWの処理を開始することができる。
カバー70とシャトル搬送ロボット60との関係につい
て説明する。図12(a)に示すように、シャトル搬送
ロボット60の回転軸65がα方向に微少量回転し、保
持部61がウエハWを持ち上げた状態で処理部間搬送を
行う。このとき、カバー70は、シャトル搬送ロボット
60の搬送動作の際に緩衝しないように図示しない昇降
手段によって上昇した状態となっている。
し、カバー70が下降して各処理部におけるウエハWの
処理が開始された際に、処理部30,40,50に対応
する位置にあるシャトル搬送ロボット60を次の処理部
間搬送に備えて、載置部20,処理部30,40に対応
する位置に予め移動させておくことが必要に応じて行わ
れる。
り、カバー70は閉じた状態であるため、保持部61が
退避位置67にある状態で、シャトル搬送ロボット60
を+X軸方向に移動させると、カバー70に衝突する。
は、図12(b)に示すように、シャトル搬送ロボット
60の回転軸65を90度程度回転させることによって
保持部61を起立状態にし、側面視でカバー70と保持
部61とが重ならないようにな状態にする。こうするこ
とにより、シャトル搬送ロボット60がX軸方向に移動
しても保持部61がカバー70と緩衝しないようにな
り、各処理部におけるウエハWの処理中に、シャトル搬
送ロボット60を載置部20,処理部30,40に対応
する位置に予め移動させておくことが可能となる。
方向に移動して、載置部20,処理部30,40に対応
する位置に到達すると、起立状態の保持部61を再び略
水平状態に戻す。
線で示す保持部61の位置で待機しているときに保持部
61の洗浄を行う場合は、載置部20の近辺に載置部2
0内のウエハWをチャッキングする保持部61に対して
リンス液を吐出するノズル(図示せず)を設ければよ
い。そして、載置部20の近辺に設けられたノズルから
リンス液を吐出することにより、保持部61を洗浄する
ことが可能となる。また、保持部61,62,63の洗
浄は、それぞれの退避位置67内に配置されたノズル等
からのリンス液を吐出する手段を用いる事により洗浄す
ることが可能となる。
な電気的構成を示すブロック図である。この基板処理装
置100には、当該装置の制御中枢として機能するマイ
クロコンピュータなどで構成された制御部500が備え
られている。制御部500は、ROM501に格納され
た制御プログラムに従って、シリンダ364,364,
941、モータM1,M2、回転駆動部314,32
4,93、昇降駆動部315,325,94、および開
閉弁330(a,b),331(a,b)を制御する。
について説明する。洗浄前においては、保持ハンド35
a,35bはウエハWを保持する保持位置から退避した
待機位置で待機し、かつ表面ブラシ31および裏面ブラ
シ32も互いにウエハWから離れた状態で待機してい
る。前工程であるCMP処理が終了しシャトル搬送ロボ
ット60によってウエハWが搬送されてくると、制御部
500は、シリンダ364のロッド364aを進出させ
る。その結果、保持ハンド35a,35bは互いに近づ
く。これにより、ウエハWがその端面において保持用ロ
ーラ80(a〜c)に保持される。
941のロッド941aが進出され、上方へ移動するこ
とでウエハWの端部の洗浄位置に正確に配置されること
となる。そしてウェハWの端部がブラシ毛922による
側面に押圧されることとなる。
4,324を駆動し、上表面ブラシ31および裏面ブラ
シ32を回転させる。これと同時に、制御部500は、
開閉弁330a,331aを制御し、薬液供給路319
a,329aを接続させる。その結果、洗浄液供給ノズ
ル317a,327aから薬液がそれぞれウエハWの上
面および下面に供給される。
2を駆動する。その結果、保持用ローラ80(a〜c)
が回転駆動され、これに伴って、ウエハWが低速回転す
る。また洗浄具92は逆回転駆動される。
5,325を制御し、表面ブラシ31および裏面ブラシ
32を互いに近づく方向に移動させる。その結果、保持
用ローラ80(a〜c)に保持されているウエハWは、
表面ブラシ31および裏面ブラシ32によって挟み込ま
れ、表面ブラシ31および裏面ブラシ32によりウエハ
Wの上面および下面が擦られる。これにより、ウエハW
の上面および下面が薬液が供給されつつ表面ブラシ31
および裏面ブラシ32によってスクラブ洗浄される。そ
の結果、ウエハWの上面および下面に残っていたスラリ
ーが除去される。
0により洗浄される。周縁部洗浄手段90はウエハWの
回転とは逆に回転するるので、洗浄位置にて充分な洗浄
作用をウエハWの端部の周縁に対して行うこととなる。
駆動部315,325を制御し、表面ブラシ31および
裏面ブラシ32を互いにウエハWから離れる方向に移動
させ、ウエハWから表面ブラシ31および裏面ブラシ3
2を離れさせる。その後、開閉弁319a,319bを
閉じて開閉弁329a,329bを開くよう制御し、洗
浄用パイプ318b,328bと純水供給路319b,
329bとを接続させる。その結果、洗浄液供給ノズル
317b,327bから純水がウエハWの上面および下
面に供給され、ウエハWの上面および下面に残っている
薬液等が洗い流される。
a,329bを制御し純水の吐出を停止させ、また、回
転駆動部314,324の駆動を停止して表面ブラシ3
1および裏面ブラシ32の回転を停止させる。さらに、
モータM1,M2の駆動を停止させ、ウエハWと周縁部
洗浄手段90の回転を停止させる。これにより、両面洗
浄装置34におけるスクラブ洗浄処理が終了する。
りウエハWは表裏が反転され保持装置33に保持され、
上記と同じようにスクラブ洗浄処理が行われる。
っているエッチング液が洗い流されるとともに、ウエハ
Wの周縁部に残っていたスラリーが除去されたり、不要
な薄膜がエッチングされる。
ンド35a,35bをウエハWに向けて移動させる。こ
れにより、シャトル搬送ロボット60はウエハWを次の
処理部40へ搬送する。処理部40では、ブラシ41に
より表面洗浄処理を行う。そして、処理部50では、純
水等のリンス液を使用してウエハの最終リンスを行った
後、ウエハを高速に回転させて、スピンドライ乾燥(リ
ンス処理・乾燥処理)を行う。
での最終リンス処理が行われて、乾燥処理されたウエハ
Wを取り出してウエハWを基板収納部7に設けられてい
るポッド9に収納する。
Wの端部を下方から保持して洗浄できるようにしている
から、ウエハW端部への当接状態を確実に出来るととも
に、別途、洗浄位置まで横移動させる構造を必要としな
い。したがって、ウエハWの周縁部にスラリーが残って
いる場合であっても、当該スラリーを確実に除去でき
る。その結果、スラリーと薄膜との反応生成物が発生す
ることもなくなる。そのため、CMP処理後のウエハW
の全体を良好に洗浄できる。よって、高品質な半導体製
造装置を提供できる。
りであるが、本発明は上述の実施形態に限定されるもの
ではない。たとえば上記実施形態では、ウエハWの中央
部と周縁部とを1つの処理室301にて洗浄する場合を
例にとって説明しているが、たとえばウエハWの中央部
を第1の処理室にて洗浄した後、別の第2の処理室にて
ウエハWの周縁部を洗浄するようにしてもよい。この構
成によっても、ウエハWの中央部と周縁部とを洗浄する
ことができるから、上記実施形態と同様に、膜残り等の
不具合を解消でき、ウエハWの表面の全体を良好に洗浄
できる。
で及び図9に示すように、ウエハWを6つの保持用ロー
ラ80によって保持する構成を例にとって説明している
が、ウエハWを保持すべき保持用ローラは少なくとも3
つ以上あればよい。この場合、3つ以上の保持用ローラ
のうちいずれか1つに対してだけ駆動力を伝達するよう
にしてもよい。この構成によっても、ウエハWを端面に
て保持しつつ回転させることができる。
段90をウエハWの回転方向Bと反対方向に回転させて
いるが、固定としてもよい。または、同方向にウエハW
の回転速度(周速)と異なる回転速度(周速)で回転さ
せてもよい。
段90を1個配置する構成としているが、複数配置する
構成としてもよい。
段90の洗浄具92をブラシ毛922で構成したが、例
えばPVAによる多数の気孔を有するスポンジ状の部材
で構成してもよい。
のウエハWの洗浄を行う場合を例にとって説明している
が、本発明は、CMP処理後に限らずに、ウエハWの中
央部と周縁部とを洗浄する必要のある場合に広く適用す
ることができる。
浄が行われる場合について説明しているが、本発明は、
液晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマ・デ
ィスプレイ・パネル)基板など他の各種の基板の洗浄に
対して広く適用することができる。その他、特許請求の
範囲に記載された範囲で種々の設計変更を施すことが可
能である。
被処理体の中央部はもちろん、被処理体の周縁部をも良
好に洗浄することができる。また被処理体の端部を洗浄
する洗浄部に傾斜側面を有する周縁部洗浄手段で、被処
理体の平面側から洗浄部の傾斜側面に当接させることで
洗浄するようにしているから、被処理体の端部を掴み損
ねて落下することを防止できる。また、周縁部洗浄手段
を一方向に移動するだけでセットできるので駆動機構が
少なくて構成できる。
洗浄装置において、前記周縁部洗浄手段を回転させる回
転駆動部を有する。本発明によれば、被処理体の端部の
平面部と端面に対して相対移動により擦るように洗浄す
る。したがって、回転している被処理体の周縁部のすべ
てを確実に洗浄することができる。
たブラシ毛より成ることを特徴とす請求項1または請求
項2に記載の洗浄装置である。本発明によれば、回転し
ている被処理体の周縁部のすべてをさらに確実に洗浄す
ることができる。
されたスポンジ体より成ることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載の洗浄装置である。本発明によれ
ば、回転している被処理体の周縁部のすべてをさらに確
実に洗浄することができる。
薄膜が形成された表面を研磨する加工処理がされた基板
であっても周縁部のすべてをさらに確実に洗浄すること
ができる。なお、ここでいう加工処理には、薄膜が形成
された基板の表面を研磨するCMP処理等の研磨処理が
考えられる。
平面図である。
平面における概略断面図である。
平面における概略断面図である。
す概略平面図である。
のD−D矢視の断面図である。
を断面とした側面図である。
様子を示す説明図である。
図で、(a)はウェハを保持した状態、(b)は保持部
を起立状態にした状態である。
図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 薄板状の被処理体を処理する洗浄装置に
おいて、 前記被処理体の端部を洗浄する傾斜側面を有する洗浄部
を有する周縁部洗浄手段と、 前記周縁部洗浄手段を被処理体の平面側から当接させる
移動手段と、を有し、 前記移動手段は被処理体の端部を周縁部洗浄手段の前記
傾斜側面に当接させることを特徴とする洗浄装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の洗浄装置において、 前記周縁部洗浄手段を回転させる回転駆動部を有するこ
とを特徴とする洗浄装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の洗浄装置
において、 前記洗浄部は、植設されたブラシ毛より成ることを特徴
とする洗浄装置。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の洗浄装置
において、 前記洗浄部は、一体形成されたスポンジ体より成ること
を特徴とする洗浄装置。 - 【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載の洗浄装置
において、 前記被処理体は、薄膜が形成された表面を研磨する加工
処理がされた基板であることを特徴とする洗浄装置。
Priority Applications (1)
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JP2000027848A JP3892635B2 (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | 洗浄装置 |
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