JP2007271167A - 加熱処理装置及び加熱処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面が金属又は合金からなる基体を加熱処理して酸化物層を形成する加熱処理を効率よく且つ生産性良好に行う加熱処理装置及び加熱処理方法を提供する。
【解決手段】表面が金属又は合金からなる基体3を加熱処理する加熱処理装置であって、少なくとも燃料ガスが導入されて先端から燃焼ガスを噴出するガスバーナ20と、このガスバーナに燃料ガスを導入する燃料ガス導入手段21、22と、前記ガスバーナから放出された燃焼炎を導入する導入口を有する燃焼室1と、この燃焼室1に連通部13を介して連通して設けられると共に前記基体3を載置して加熱処理する処理室2と、前記ガスバーナ20から噴出された燃焼ガスを前記連通部13から導入して当該処理室2内に燃焼ガスの均一な雰囲気を形成する処理雰囲気形成手段17とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属又は合金からなる基体の表面を加熱処理する加熱処理装置及び加熱処理方法に関する。
本出願人は、少なくとも表面層がチタン、チタン合金、チタン合金酸化物又は酸化チタンからなる基体の表面を、例えば、炭化水素を主成分とするガスの燃焼炎を用いて高温で加熱処理することにより、耐久性(高硬度、耐スクラッチ性、耐磨耗性、耐薬品性、耐熱性)に優れ且つ可視光応答型光触媒として機能する炭素ドープ酸化チタン層を有する多機能材を製造できることを先に出願した(特許文献1参照)。
しかしながら、基体の表面をアセチレンなどの燃焼炎で直接加熱しなければならないので、大量生産性に劣るという課題がある。また、燃焼ガス雰囲気中で高温加熱すれば同様に処理できることもわかっていたが、具体的な処理方法を提案するものではなかった。
WO 2005/056866
本発明は、上述した事情に鑑み、表面が金属又は合金からなる基体を加熱処理して酸化物層を形成する加熱処理を効率よく且つ生産性良好に行う加熱処理装置及び加熱処理方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明の第1の態様は、表面が金属又は合金からなる基体を加熱処理する加熱処理装置であって、少なくとも燃料ガスが導入されて先端から燃焼ガスを噴出するガスバーナと、このガスバーナに燃料ガスを導入する燃料ガス導入手段と、前記ガスバーナから放出された燃焼炎を導入する導入口を有する燃焼室と、この燃焼室に連通部を介して連通して設けられると共に前記基体を載置して加熱処理する処理室と、前記ガスバーナから噴出された燃焼ガスを前記連通部から導入して当該処理室内に燃焼ガスの均一な雰囲気を形成する処理雰囲気形成手段とを具備することを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第1の態様では、ガスバーナからの燃焼炎を燃焼室に導入して燃焼室から燃焼ガスを処理室に導入して燃焼ガスの均一な雰囲気を形成することにより、処理室に載置された基体の表面を加熱処理することができ、効率よく且つ生産性良好に処理することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の加熱処理装置において、前記処理雰囲気形成手段が、前記処理室に設けられたガス排出口を含み、ガス排出口の開閉を制御して前記連通部から導入される燃焼ガスの流れを制御することを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第2の態様では、連通部から導入された燃焼ガスはガス排出口へ向かって流れ、処理室内に均一な燃焼ガスの雰囲気を形成する。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様に記載の加熱処理装置において、前記処理雰囲気形成手段が、前記処理室内に設けられた気流制御装置を含み、前記連通部から導入される燃焼ガスの流れを制御することを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第3の態様では、連通部からの燃焼ガスの流れが気流制御装置を介して制御され、処理室内に燃焼ガスの均一な雰囲気が形成される。
本発明の第4の態様は、第3の態様に記載の加熱処理装置において、前記気流制御装置が、前記処理室内に設けられた流れ制御板及びファンの少なくとも一方であることを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第4の態様では、流れ制御板及びファンの少なくとも一方により連通部から導入された燃焼ガスの流れが制御され、処理室内に燃焼ガスの均一な雰囲気が形成される。
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様に記載の加熱処理装置において、前記処理雰囲気形成手段が、前記処理室の壁を構成する筐体及び当該処理室内に設けられて前記基体を載置するための載置台の少なくとも一方を回転駆動する回転移動装置を含むことを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第5の態様では、筐体及び載置台の少なくとも一方が回転駆動されて載置台に載置された基体の周囲の燃焼ガスの雰囲気が均一化される。
本発明の第6の態様は、第1〜5の何れかの態様に記載の加熱処理装置において、前記処理雰囲気形成手段が、前記処理室内の温度分布を均一にするように機能することを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第6の態様では、処理雰囲気形成手段により、燃焼ガスの雰囲気と共に温度分布も均一となる。
本発明の第7の態様は、第1〜6の何れかの態様に記載の加熱処理装置において、前記処理室の内壁には、当該処理室の温度分布を均一にするために補助ヒータが設けられていることを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第7の態様では、補助ヒータにより処理室内の温度分布がさらに均一化される。
本発明の第8の態様は、第1〜7の何れかの態様に記載の加熱処理装置において、前記処理室は、前記基体を導入する導入口及び排出する排出口を有すると共にこれら導入口及び排出口を介して当該処理室内を通過するように前記基体を搬送する搬送手段を具備することを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第8の態様では、搬送手段により基体が搬送されて処理室内を通過することで、連続的に加熱処理される。
本発明の第9の態様は、第1〜8の何れかの態様に記載の加熱処理装置において、前記処理室に不活性ガスを導入するガス導入手段を具備することを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第9の態様では、不活性ガスの導入により前記燃焼ガスの反応性を制御することができる。
本発明の第10の態様は、第1〜9の何れかの態様に記載の加熱処理装置において、前記処理室は大気圧又は前記燃焼ガスの導入により若干加圧状態にあることを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第10の態様は、処理室が大気圧又は燃焼ガスの導入により若干の加圧状態で基体の加熱処理を行うことができる。
本発明の第11の態様は、第1〜10の何れかの態様に記載の加熱処理装置において、前記燃焼室と前記処理室とが隣接して設けられ、前記連通部が両者の境界の隔壁に設けられた少なくとも1つの貫通口であることを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第11の態様では、燃焼室に導入された燃焼ガスは隔壁の貫通口である連通部を介して隣接する処理室に導入される。
本発明の第12の態様は、第1〜10の何れかの態様に記載の加熱処理装置において、前記燃焼室と前記処理室とが隔離して設けられ、前記連通部が両者を連結する連結管であることを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第12の態様では、燃焼室に導入された燃焼ガスは連通管である連通部を介して処理室に導入される。
本発明の第13の態様は、第12の態様に記載の加熱処理装置において、前記連結管の途中又は前記処理室内に燃焼ガスを加熱する燃焼ガス加熱手段を具備することを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第13の態様では、燃焼室に導入された燃焼ガスは連通管である連通部を介して処理室に導入される際又は処理室内で燃焼ガス加熱処理手段により加熱される。
本発明の第14の態様は、第12又は13の態様に記載の加熱処理装置において、前記連結管の途中に燃焼ガスを冷却する冷却装置を具備することを特徴とする加熱処理装置にある。
かかる第14の態様では、燃焼室に導入された燃焼ガスは連通管である連通部を介して処理室に導入される途中で冷却装置により冷却され、その後、燃焼ガス加熱処理手段により加熱される。
本発明の第15の態様は、表面が金属又は合金からなる基体を加熱処理する加熱処理方法であって、少なくとも燃料ガスが導入されて先端から燃焼ガスを噴出するガスバーナと、このガスバーナに燃料ガスを導入する燃料ガス導入手段と、前記ガスバーナから放出された燃焼炎を導入する導入口を有する燃焼室と、この燃焼室に連通部を介して連通して設けられると共に前記基体を載置して加熱処理する処理室とを有する加熱処理装置を用い、前記処理室内に前記基体を載置すると共に、前記ガスバーナから噴出された燃焼ガスを前記連通部を介してから前記処理室内に導入して当該処理室内に燃焼ガスの均一な雰囲気を形成して加熱処理することにより、前記基体の表面に酸化物層を形成することを具備することを特徴とする加熱処理方法にある。
かかる第15の態様では、ガスバーナからの燃焼炎を燃焼室に導入して燃焼室から燃焼ガスを処理室に導入して燃焼ガスの均一な雰囲気を形成して、処理室に載置された基体の表面を加熱処理することにより、効率よく且つ生産性良好に基体の表面に酸化物層を形成することができる。
本発明の第16の態様は、第15の態様に記載の加熱処理方法において、前記ガスバーナに導入される燃料ガスが、少なくとも炭素を含む化合物を含有するガスであることを特徴とする加熱処理方法にある。
かかる第16の態様では、少なくとも炭素を含む化合物を含有するガスからなる燃料ガスを燃焼した燃焼ガスの雰囲気中で、基体の表面が加熱処理される。
本発明の第17の態様は、第16の態様に記載の加熱処理方法において、前記ガスバーナに導入される燃料ガスが、炭化水素を主成分とするガスであることを特徴とする加熱処理方法にある。
かかる第17の態様では、炭化水素を主成分とする燃料ガスを燃焼した燃焼ガスの雰囲気中で、基体の表面が加熱処理される。
本発明の第18の態様は、第17の態様に記載の加熱処理方法において、前記炭化水素を主成分とするガスが不飽和炭化水素を30容量%以上含有することを特徴とする加熱処理方法にある。
かかる第18の態様では、不飽和炭化水素を30容量%以上含有する燃料ガスを燃焼した燃焼ガスの雰囲気中で、基体の表面が加熱処理される。
本発明の第19の態様は、第17又は18の態様に記載の加熱処理方法において、前記炭化水素を主成分とするガスがアセチレンを50容量%以上含有することを特徴とする加熱処理方法にある。
かかる第19の態様では、アセチレンを50容量%以上含有する燃焼ガスの雰囲気中で、基体の表面が加熱処理される。
本発明の第20の態様は、第16〜19の何れかの態様に記載の加熱処理方法において、前記酸化物層が炭素ドープ酸化物層であることを特徴とする加熱処理方法にある。
かかる第20の態様では、処理室に燃焼ガスの均一な雰囲気を形成して、処理室に載置された基体の表面を加熱処理することにより、効率よく且つ生産性良好に基体の表面に炭素ドープ酸化物層を形成することができる。
本発明の第21の態様は、第16〜20の何れかの態様に記載の加熱処理方法において、前記酸化物層の炭素が、当該酸化物層を構成する金属と結合した状態でドープされていることを特徴とする加熱処理方法にある。
かかる第21の態様では、酸化物層を構成する金属と結合した状態で炭素がドープされた炭素ドープ酸化物層を効率よく且つ生産性良好に形成することができる。
本発明の第22の態様は、第16〜21の何れかの態様に記載の加熱処理方法において、前記処理室に不活性ガスを導入しながら加熱処理を行うことを特徴とする加熱処理方法にある。
かかる第22の態様では、不活性ガスの導入により前記燃焼ガスの反応性を制御しながら加熱処理を行うことができる。
本発明の第23の態様は、第16〜22の何れかの態様に記載の加熱処理方法において、前記処理室が大気圧又は前記燃焼ガスの導入により若干加圧状態で加熱処理を行うことを特徴とする加熱処理方法にある。
かかる第23の態様は、処理室が大気圧又は燃焼ガスの導入により若干の加圧状態で基体の加熱処理を行うことができる。
本発明によれば、表面が金属又は合金からなる基体を加熱処理して酸化物層を形成する加熱処理を効率よく且つ生産性良好に行う加熱処理装置及び加熱処理方法を提供することができる。
以下、本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1には、一実施形態に係る加熱処理装置の概略断面図である。図1に示すように、この加熱処理装置は、燃焼室1及び処理室2を画成する箱状の下部筐体10及び上部筐体11を有する。下部筐体10及び上部筐体11は、例えば、煉瓦、セラミックなどの耐熱且つ断熱性の材料で形成され、下部筐体10と上部筐体11とは、隔壁12により上下分割され、下部筐体10が燃焼室1、上部筐体11が処理室2となっており、両者は隔壁12に形成された連通部となる貫通口13を介して連通している。処理室2内には、基体3を載置する載置台14が設けられ、処理室2の内壁にはヒータ15が設けられている。
ガスバーナ20は、先端部が下部筐体10に設けられた導入口21を介して燃焼室1内に挿入された状態で設けられている。このガスバーナ20には、燃料ガス導入手段として、バルブ22を介して燃料タンク23が連結されており、ガスバーナ20に、燃料ガスと、酸素を含有するガス、例えば、空気とが所定の混合割合で導入できるようになっている。
一方、上部筐体11の上部は開放されて蓋体16により開閉自在に塞がれており、蓋体16には、ガスを排出するためのガス排出口17が複数個設けられている。ガス排出口17は調整蓋17aを具備し、ガス排出量が調整できるようになっている。
したがって、ガスバーナ20から燃焼炎と共に燃焼ガスを噴出させると、燃焼室1内の燃焼ガスは貫通口13を介して処理室2へ流入するようになっており、処理室2へ流入する燃焼ガスの流れをガス排出口17のそれぞれの開閉を独立して制御することにより、処理室2内の燃焼ガスの雰囲気を均一化することができる。なお、この場合の燃焼ガスは加熱された状態で処理室2内に充満するので、処理室2内の温度も均一化されており、特に加熱する必要はないが、壁面近傍が冷え易く、低温になりやすい場合には、補助的にヒータ15を介して加熱するようにして温度分布を均一にするようにしてもよい。
次に、このような加熱処理装置を用いた加熱処理方法を説明する。
載置台14上に表面が金属又は合金からなる基体3を載置し、ガスバーナ20に燃料ガスと空気との混合ガスを導入して燃焼することにより、燃焼室1に充満した燃焼ガスは貫通口13を介して処理室2に導入される。このとき、処理室2内の燃焼ガスの雰囲気を均一とするように、調整蓋17aをそれぞれ調整してガス排出口17からのガス排出を制御する。これにより、加熱された燃焼ガスが処理室2に均一に充満し、載置台14上に載置された基体3の表面が処理され、酸化物層が形成される。
なお、載置台14は、単純化のために2段としたが、さらに多段等にすることにより、多量の基体3を同時に処理することが可能となる。
ここで、基体3として、例えば、チタン若しくはチタン合金製の部材又はチタン以外の金属やセラミックス製の部材の表面にチタン層又はチタン合金層を設けたものを用い、ガスバーナ20に導入される燃料ガスとして、少なくとも炭素を含む化合物を含有するガスを用いることにより、炭素ドープ酸化チタン層が形成できる。このような炭素ドープ酸化チタン層は、炭素がTi−C結合の状態でドープされており、耐久性(高硬度、耐スクラッチ性、耐磨耗性、耐薬品性、耐熱性)に優れ且つ可視光応答型光触媒として機能するものとなる。
なお、このような炭素ドープ酸化チタン層を比較的容易に形成するためには、燃料ガスとして、炭化水素を主成分とするガス、好ましくは、不飽和炭化水素を30容量%以上含有するガス、さらに好ましくは、アセチレンを50容量%以上含有するガスを用いるのがよい。
また、このような燃焼ガスを用いる場合、還元状態の燃焼ガスとするのが好ましく、燃焼ガスと酸素含有ガスとの混合比を燃料ガス過多状態とするのが好ましい。
上述した加熱処理装置では、ガスバーナ20へ燃料ガスと空気とを所定の比率で混合して導入するようになっているが、ガスバーナ20へ燃料ガスと空気とをそれぞれ制御可能に導入するようにしてもよい。また、ガスバーナ20を挿入した導入口21をガスバーナ20の外径より大きくして、ガスバーナ20には燃料ガスのみを導入するようにし、空気は導入口21から導入するようにしてもよい。さらに、上述した装置ではガスバーナ20の先端部を燃焼室1内に挿入した状態で用いているが、ガスバーナ20の先端が挿入口の近傍若しくは挿入口の外側に存在してガスバーナ20から先端から噴出される燃焼ガスが燃焼室1に導入されるようにしてもよい。
さらに、還元状態の燃焼ガスを得るためには、未燃の燃料ガスが生じるように空燃比を調整する代わりに、燃料ガスと共に又は燃焼ガス中に一酸化炭素を導入するようにしてもよい。
このような加熱処理による酸化物層の厚さは、加熱処理時間、加熱処理温度、燃焼ガスの性状等によって異なる。また、高温処理を行おうとした場合、反応速度が速すぎて、形成される酸化物層の膜厚が制御困難な場合があるが、不活性ガスを別途導入して反応速度を低下させるようにして、制御を容易にすることができる。なお、不活性ガスとしては、窒素やアルゴン、ヘリウムなどを用いることができ、また、二酸化炭素を用いることができる。ここで、窒素は窒素発生器を用いれば安価に導入可能であり、また、アルゴンは比重が大きいガスなので、底部の反応速度低下に有用であり、また、ヘリウムガスは熱伝導が良好なため、導入直後から炉内温度に達するまでの時間が短時間であるという利点がある。また、二酸化炭素は安価に入手できるという利点がある。
また、上述した加熱処理装置では、処理室2内の処理雰囲気形成手段として、ガス排出口17を設けて、調整蓋17aによりガス排出口17の開閉を制御して貫通口13から導入される燃焼ガスの流れを制御するようにしたが、ガス排出口17を必ずしも設ける必要はなく、例えば、上部筐体11と蓋体16との隙間からガスを逃がして燃焼ガスの流れを制御するようにしてもよい。
さらに、このような制御に加えて、又は代わりに、処理雰囲気形成手段として、処理室2内に、流れ制御板やファンなどの気流制御装置を設けてもよい。流れ制御板は、貫通口13から処理室2内に導入される燃焼ガスの流れを制御するもので、例えば、フィン状の部材であり、燃料ガスの流れを制御して処理室2内のガス雰囲気を均一にするものである。また、ファンは処理室2内の燃焼ガスに流れを形成して燃焼ガスの雰囲気を均一化するものである。例えば、図2に示すように、処理室2の上部にファン18を設けて上部に滞留した燃焼ガスを移動させて均一な雰囲気を形成するものである。なお、貫通口13の位置や大きさ、数も均一な雰囲気を形成するために重要な要素の1つであるので、ガス排出口17を設ける位置や大きさ、流れ制御板の配置等との関係を考慮して、配置及び大きさを設計して設けることが重要である。
また、均一な雰囲気とは、載置台14上に載置される基体3の雰囲気であるので、載置台14を鉛直軸中心に回転駆動することにより、均一な雰囲気を形成するようにしてもよい。さらに、処理室2を画成する水平断面が矩形の上部筐体11を鉛直軸中心に回転駆動することによっても、処理室2内の燃焼ガスが攪拌され、均一な雰囲気を形成することができ、また、このとき、同時に載置台14を回転駆動するようにしてもよい。
上述した加熱処理装置では、燃焼室1を処理室2に隣接して設けて隔壁12に設けた貫通口13を介して燃焼ガスを直接処理室2に導入しているので、処理室2内の温度はガスバーナ20での燃焼温度により制御することができ、必要に応じてヒータ15により補助的に制御するようにしてもよい。勿論、燃焼温度を低目に抑えて、処理室2のヒータ15により燃焼ガスを加熱して加熱処理温度を制御するようにしてもよい。
なお、このように燃焼室1と処理室2とを隣接して設ける場合、燃焼室1を上部に配置してもよいし、両者を左右に並べて配置してもよい。
また、燃焼室1と処理室2とを別体としてもよい。
図3には、両者を別体とした実施形態に係る加熱処理装置を示す。同図に示すように、燃焼室1Aは筐体10Aにより構成され、処理室2Aは、筐体11A及び蓋体16Aにより画成されており、これらは連通部となる連通管31を介して連通されており、連通管31の途中には冷却装置32が設けられている。
このような加熱処理装置では、ガスバーナ20により燃焼室1A内に噴出された燃焼ガスは連通管31を介して冷却装置32により一端冷却された後、処理室2Aに導入され、ヒータ15により加熱されて載置台14上の基体3の加熱処理に供される。このような加熱処理装置では、燃焼ガスが生成された後、一時的に冷却装置32に保持された状態で処理室2A内に供給されるので、供給量を制御し易くなり、また、温度制御も行い易いという利点がある。なお、連通管31の冷却装置32と処理室2Aとの間に加熱装置を設けて処理室2Aに導入される燃焼ガスの温度を制御してもよいし、冷却装置32の代わりに温度制御装置を設けて温度制御された燃焼ガスを処理室2Aに供給するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の加熱処理装置は、処理室2、2A内に燃焼ガスが導入されて若干加圧状態となることもあるが、基本的には大気圧環境で加熱処理を行うことができるので、加熱処理を簡便に行うことができる。また、上述した実施形態の加熱処理装置では、処理室2、2Aを構成する筐体11、11Aの上部が開放されており、蓋体16、16Aを開けることにより、基体3の導入・排出等を容易に行うことができるという利点があり、効率的且つ生産性良好に加熱処理を行うことができる。
また、上述した加熱処理装置による加熱処理はバッチ処理となるが、連続的な加熱処理を行うことができる加熱処理装置も実現できる。
図4には、他の実施形態に係る加熱処理装置の概略構成を示す。同図に示すように、燃焼室1Bを構成する筐体10Bと別体として設けられた筐体11B内が処理室2Bとなるが、処理室2Bの下部には搬送手段40が配置されている。具体的には、筐体11Bの図中左右には上下方向に移動自在となって開閉する可動シャッタ19が設けられており、可動シャッタ19の下側に搬送手段40の搬送ベルト41が配置されており、搬送ベルト41は筐体10Bの両側に設けられた一対のロール42により駆動されるようになっている。したがって、搬送ベルト41上に載置されている基体3は、例えば、図中左から右へ搬送されながら処理室2B内に所定時間滞在することになり、これにより、連続的な加熱処理が可能となる。
なお、このような連続的な処理を行うための手段は特に限定されるものではなく、従来から公知の各種手段を採用することができる。
図5には、他の実施形態に係る加熱処理装置の概略断面図を示す。この実施形態は、搬送ベルト41の代わりに往復移動により搬入搬出を行う搬出搬入台50を設けたものであり、処理室2Cを画成する筐体11Cの一方側に可動シャッタ19Aを設けたものである。搬出搬入台50は基体3を載置して基体3を搬入搬出するものであり、筐体11Cの周囲に複数個設けてもよい。また、搬出搬入台50の代わりに基体3のみを搬出搬入する手段を設けてもよい。
さらに、本発明の加熱処理装置は、処理室の前後に前処理室及び後処理室を設けてもよい。
図6には、前処理室及び後処理室を備えた加熱処理装置の一例を示す。図6に示すように、この加熱処理装置は、処理室2D筐体11Dの搬送方向上流側には、前処理室6を画成する筐体60を有すると共に、後流側には、後処理室7を画成する筐体70を備える。筐体11Dと、筐体60及び筐体70とは、それぞれ可動シャッタ19B及び19Cとによりそれぞれ連通されている。また、筐体60の前処理室6の入口側には可動シャッタ61が設けられ、筐体70の後処理室7の出口側には可動シャッタ71が設けられている。さらに、可動シャッタ61から可動シャッタ71を貫通するように搬送手段40Aの搬送ベルト41Aが配置されており、搬送ベルト41Aは筐体60及び70の外側に設けられた一対のロール42Aにより駆動されるようになっている。したがって、搬送ベルト41A上に載置されている基体3は、例えば、図中左から右へ搬送されながら前処理室6、処理室2D、及び後処理室7内にそれぞれ所定時間滞在することになり、これにより、前処理及び後処理を含めた連続的な加熱処理が可能となる。
なお、前処理室6及び後処理室7の機能は、その使用目的によっても異なる。
前処理室6は、基本的には予備加熱処理であり、酸化しないような条件で基体3のひずみ除去などの目的で加熱処理するために用いるのが好ましく、この場合、加熱ヒータを備えていればよい。また、後処理室7は、徐冷する目的か、あるいは時効処理する目的などで使用するものである。徐冷処理の場合には、所定の温度に保持する加熱手段又は加熱及び冷却手段を具備するものであればよい。また、時効処理を行う場合には、ガス冷却などの急冷手段と、その後、所定の温度に加熱する加熱手段を有していればよく、この場合、急冷する後処理室と、その後加熱する後処理室とを別室としてもよい。
図7には、他の実施形態に係る加熱処理装置の一例を示す。この実施形態は、搬送手段として、ベルトコンベアの代わりに上下方向及び左右方向に移動自在なコンベアを用いて可動シャッタを省略すると共に、燃焼室を処理室の上側に隣接して配置した構造としたものである。
図7に示すように、燃焼室1Cを構成する筐体10Cは処理室2Eとなる筐体11Eの上側に隣接して設けられ、両者の隔壁12Aには、連通部となる複数の貫通口13Aが設けられている。また、筐体11Eの下部には、処理室2Eへ流入する燃焼ガスの流れを制御して処理室2E内の燃焼ガスの雰囲気を均一化するためのガス排出口17Aが複数設けられている。
一方、処理室2Eの下部には搬送手段40Bが配置されている。具体的には、図中左右には上下方向に移動自在に支持されていると共に、筐体11Eの下部開口を開閉するコンベア43が設けられている。すなわち、コンベア43上には基体3を載置する載置台14が設けられており、基体3を載置台14上に載置したまま、図中上下方向及び左右方向に移動自在となり、筐体11Eの下部開口を開閉すると共に基体3の処理室2E内への搬入搬出を行う。なお、筐体11E内は大気圧よりも若干高い微正圧であるため、筐体11Eとコンベア43とのシール構造は簡単なものでよい。また、筐体11E自体も上下方向に移動自在となって開放できるようにしてもよいし、筐体11Eの上部壁を別体とし、これを筐体10Cと共に移動自在としてもよい。さらに、コンベア43を移動自在とする代わりに、筐体11Eを筐体10Cと共に移動自在としてもよい。
このような加熱処理装置では、基体3の搬入搬出を容易に行うことができ、特に、大量の基体3を処理する場合において、その搬入搬出を簡便化できるという利点がある。
また、燃焼室1Cを処理室2Eの上方に配置し、温度の高い燃焼ガスを下方の処理室2Eに導入し且つ処理室2Eの下部にガス排出口17Aを設けたので、処理室2Eの上下方向に亘った温度分布及び燃焼ガスの雰囲気の均一性を維持し易いという利点がある。
上述した図1に記載する加熱処理装置を用いて加熱処理を実施した。
ガスバーナ20にはアセチレン及び空気を導入して燃焼炎を形成し、燃焼室1内の燃焼ガスを貫通口13から処理室2に導入した。載置台14上には、厚さ0.3mmのチタン板で形成した筐体を載置してその表面を処理した。処理室2内の温度は約900℃となるようにガスバーナ20を制御し、加熱処理することにより、表面層として炭素ドープ酸化チタン層を有する筐体を形成した。
本発明の加熱処理装置及び加熱処理方法は、表面が金属又は合金からなる基体を加熱処理して酸化物層を形成する各種分野・用途に採用することができ、例えば、耐久性(高硬度、耐スクラッチ性、耐磨耗性、耐薬品性、耐熱性)を得るための加熱処理を効率よく且つ生産性良好に行うことができる。
本発明の一実施形態の加熱処理装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の他の実施形態の加熱処理装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の他の実施形態の加熱処理装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の他の実施形態の加熱処理装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の他の実施形態の加熱処理装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の他の実施形態の加熱処理装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の他の実施形態の加熱処理装置の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1、1A、1B 燃焼室
2、2A、2B 処理室
3 基体
10 下部筐体
11 上部筐体
10A、10B、10C、11A、11B、11C 筐体
13 貫通口
14 載置台
15 ヒータ
16 蓋体
17 ガス排出口
18 ファン
20 ガスバーナ

Claims (23)

  1. 表面が金属又は合金からなる基体を加熱処理する加熱処理装置であって、
    少なくとも燃料ガスが導入されて先端から燃焼ガスを噴出するガスバーナと、このガスバーナに燃料ガスを導入する燃料ガス導入手段と、前記ガスバーナから放出された燃焼炎を導入する導入口を有する燃焼室と、この燃焼室に連通部を介して連通して設けられると共に前記基体を載置して加熱処理する処理室と、前記ガスバーナから噴出された燃焼ガスを前記連通部から導入して当該処理室内に燃焼ガスの均一な雰囲気を形成する処理雰囲気形成手段とを具備することを特徴とする加熱処理装置。
  2. 請求項1記載の加熱処理装置において、
    前記処理雰囲気形成手段が、前記処理室に設けられたガス排出口を含み、ガス排出口の開閉を制御して前記連通部から導入される燃焼ガスの流れを制御することを特徴とする加熱処理装置。
  3. 請求項1又は2記載の加熱処理装置において、
    前記処理雰囲気形成手段が、前記処理室内に設けられた気流制御装置を含み、前記連通部から導入される燃焼ガスの流れを制御することを特徴とする加熱処理装置。
  4. 請求項3記載の加熱処理装置において、
    前記気流制御装置が、前記処理室内に設けられた流れ制御板及びファンの少なくとも一方であることを特徴とする加熱処理装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の加熱処理装置において、
    前記処理雰囲気形成手段が、前記処理室の壁を構成する筐体及び当該処理室内に設けられて前記基体を載置するための載置台の少なくとも一方を回転駆動する回転移動装置を含むことを特徴とする加熱処理装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の加熱処理装置において、
    前記処理雰囲気形成手段が、前記処理室内の温度分布を均一にするように機能することを特徴とする加熱処理装置。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の加熱処理装置において、
    前記処理室の内壁には、当該処理室の温度分布を均一にするために補助ヒータが設けられていることを特徴とする加熱処理装置。
  8. 請求項1〜7の何れかに記載の加熱処理装置において、
    前記処理室は、前記基体を導入する導入口及び排出する排出口を有すると共にこれら導入口及び排出口を介して当該処理室内を通過するように前記基体を搬送する搬送手段を具備することを特徴とする加熱処理装置。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の加熱処理装置において、
    前記処理室に不活性ガスを導入するガス導入手段を具備することを特徴とする加熱処理装置。
  10. 請求項1〜9の何れかに記載の加熱処理装置において、
    前記処理室は大気圧又は前記燃焼ガスの導入により若干加圧状態にあることを特徴とする加熱処理装置。
  11. 請求項1〜10の何れかに記載の加熱処理装置において、
    前記燃焼室と前記処理室とが隣接して設けられ、前記連通部が両者の境界の隔壁に設けられた少なくとも1つの貫通口であることを特徴とする加熱処理装置。
  12. 請求項1〜10の何れかに記載の加熱処理装置において、
    前記燃焼室と前記処理室とが隔離して設けられ、前記連通部が両者を連結する連結管であることを特徴とする加熱処理装置。
  13. 請求項12記載の加熱処理装置において、
    前記連結管の途中又は前記処理室内に燃焼ガスを加熱する燃焼ガス加熱手段を具備することを特徴とする加熱処理装置。
  14. 請求項12又は13記載の加熱処理装置において、
    前記連結管の途中に燃焼ガスを冷却する冷却装置を具備することを特徴とする加熱処理装置。
  15. 表面が金属又は合金からなる基体を加熱処理する加熱処理方法であって、
    少なくとも燃料ガスが導入されて先端から燃焼ガスを噴出するガスバーナと、このガスバーナに燃料ガスを導入する燃料ガス導入手段と、前記ガスバーナから放出された燃焼炎を導入する導入口を有する燃焼室と、この燃焼室に連通部を介して連通して設けられると共に前記基体を載置して加熱処理する処理室とを有する加熱処理装置を用い、前記処理室内に前記基体を載置すると共に、前記ガスバーナから噴出された燃焼ガスを前記連通部を介してから前記処理室内に導入して当該処理室内に燃焼ガスの均一な雰囲気を形成して加熱処理することにより、前記基体の表面に酸化物層を形成することを具備することを特徴とする加熱処理方法。
  16. 請求項15記載の加熱処理方法において、
    前記ガスバーナに導入される燃料ガスが、少なくとも炭素を含む化合物を含有するガスであることを特徴とする加熱処理方法。
  17. 請求項16記載の加熱処理方法において、
    前記ガスバーナに導入される燃料ガスが、炭化水素を主成分とするガスであることを特徴とする加熱処理方法。
  18. 請求項17記載の加熱処理方法において、
    前記炭化水素を主成分とするガスが不飽和炭化水素を30容量%以上含有することを特徴とする加熱処理方法。
  19. 請求項17又は18記載の加熱処理方法において、
    前記炭化水素を主成分とするガスがアセチレンを50容量%以上含有することを特徴とする加熱処理方法。
  20. 請求項16〜19の何れかに記載の加熱処理方法において、
    前記酸化物層が炭素ドープ酸化物層であることを特徴とする加熱処理方法。
  21. 請求項16〜20の何れかに記載の加熱処理方法において、
    前記酸化物層の炭素が、当該酸化物層を構成する金属と結合した状態でドープされていることを特徴とする加熱処理方法。
  22. 請求項16〜21の何れかに記載の加熱処理方法において、
    前記処理室に不活性ガスを導入しながら加熱処理を行うことを特徴とする加熱処理方法。
  23. 請求項16〜22の何れかに記載の加熱処理方法において、
    前記処理室が大気圧又は前記燃焼ガスの導入により若干加圧状態で加熱処理を行うことを特徴とする加熱処理方法。

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