JP2003129127A - ホットガスによる熱処理品のガス冷却方法及び装置 - Google Patents

ホットガスによる熱処理品のガス冷却方法及び装置

Info

Publication number
JP2003129127A
JP2003129127A JP2001325248A JP2001325248A JP2003129127A JP 2003129127 A JP2003129127 A JP 2003129127A JP 2001325248 A JP2001325248 A JP 2001325248A JP 2001325248 A JP2001325248 A JP 2001325248A JP 2003129127 A JP2003129127 A JP 2003129127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
gas
cooling
treated product
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001325248A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Taniguchi
裕久 谷口
Yoshitaka Tarujima
吉鷹 樽島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANIGUCHI KINZOKU NETSUSHORI K
TANIGUCHI KINZOKU NETSUSHORI KOGYOSHO KK
Original Assignee
TANIGUCHI KINZOKU NETSUSHORI K
TANIGUCHI KINZOKU NETSUSHORI KOGYOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TANIGUCHI KINZOKU NETSUSHORI K, TANIGUCHI KINZOKU NETSUSHORI KOGYOSHO KK filed Critical TANIGUCHI KINZOKU NETSUSHORI K
Priority to JP2001325248A priority Critical patent/JP2003129127A/ja
Publication of JP2003129127A publication Critical patent/JP2003129127A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不活性ガスを変態点温度に維持したホットガ
スを用い、熱処理品を過冷却することなく、十分な等温
保持を行って、歪のない高品質の冷却処理を行う。 【解決手段】 熱処理炉本体2の内部へホットガス生成
装置3で変態点温度に加熱した不活性ガス(ホットガ
ス)を所定のコントロール下で吹込み、過冷却すること
なく等温保持し、その後常温方向へ冷却する。冷却ガス
の均一な分子密度及び流速で冷却するための分散方式を
定め、変態点温度までの冷却時間の誤差を許容値Δto
内に管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱処理品のガス冷
却方法及び装置に関し、予め変態点温度に調整されたホ
ットガスを用いて急冷及び等温保持するようにした熱処
理品のガス冷却方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金属の熱処理品の冷却を行うに際
し、塩浴での冷却を避けてN2 ガスやArガス等不活性
ガスを用いて冷却することが行われるようになってき
た。
【0003】例えば、特開平5−66090号公報に示
される真空炉では、耐圧性の炉本体内に熱処理品を収納
して1000〜1200℃に加熱し、次いでの冷却を行
うため、前記炉本体内に不活性ガスを導入し、該ガスを
ターボブロワーの作動により循環させ前記熱処理品を冷
却する真空炉が開示されている。
【0004】詳しくは、横置き型のドラム形状の炉本体
の内側裏面には、水平軸内方向から吸入したガスを炉内
側壁に沿って吹出すターボブロワーが設けられている。
また、前記ターボブロワーが吹出したガス流を熱処理品
に対して上下方向から均等に吹付けるためのディストリ
ビュータが設けられている。さらに、前記ディストリビ
ュータから熱処理品に対して吹付けられたガスを前記タ
ーボブロワーの吸入口へ向けて案内する案内手段が設け
られている。この案内手段の間には、ガス流温度を調節
するための熱交換器が介在されている。
【0005】図7を参照して、上記真空炉の冷却方法を
説明する。この図には、1000℃に加熱処理された熱
処理品を変態点温度、例えば300℃に急冷後等温保持
し、その後、常温に向けて冷却する状態が示されてい
る。時刻t1で冷却を開始するとする。このときから、
ターボブロワーを作動させ、常温(25℃)の不活性ガ
ス、例えばN2 ガスが導入される。炉内には、温度制御
のための温度センサが設けられている。
【0006】図において、参照符号100は制御目標温
度を示す。この目標温度100によれば、時刻t1から
t2にかけて急冷され、時刻t2からt3にかけて等温
保持され、その後常温へ向けて冷却される。ガス圧は、
例えば5Barで制御される。
【0007】従って、従来の高圧ガス焼入れ装置を持つ
真空炉にあっては、高温下で熱処理された熱処理品を制
御目標温度100に従って予定通りに冷却することがで
きると考えられていた。また、前記ターボブロワーが吹
出したガス流を熱処理品に対し上下方向等から均等に吹
付けるためのディストリビュータを設けている場合に
は、熱処理品は均等に冷却され、所要の等温保持が為さ
れると考えられていた。
【0008】しかしながら、従来の高圧ガス焼入れ装置
を実際に使用すると、第1に部分的又は局所的に過冷却
部分が発生し、不良品を発生してしまうという問題点が
あった。また、第2に多数の熱処理品を1つのかごに入
れて冷却するような場合、各熱処理品のかごに対する配
置によって等温化までの時間に例えば10分の如く多大
の誤差Δt1 を生じ、部分的に急冷又は及び等温保持で
きずこの部分でも不良品を発生してしまうという問題点
があった。
【0009】第1の過冷却の問題点は、図7に示すよう
に、制御目標温度100とガス温度101との間には、
時刻t2にあっても、100℃以上というような大きな
差が有ることに起因する。即ち、従来の高圧ガス焼入れ
装置では、常温の不活性ガスを熱交換器で熱交換し、炉
内に配置された温度センサの温度が制御目標温度100
となるよう制御する方法であったため、ガス温度101
そのものは制御されておらず、当然に過冷却温度を示す
部分が生ずる。
【0010】冷却中に過冷却温度を示す低温ガスが存在
すると、熱処理品のガス分子密度が高くガス流量の多い
部分、例えば熱処理品を収納する容器表面部分が温度セ
ンサ部分よりも先に冷却され、部分的な過冷却部分10
2を発生する。また、仮に熱処理品が単一であったとし
ても、その部品に尖鋭部が存在するような場合には、そ
の尖鋭部が過冷却部分102となり、品質不良を発生す
る。温度センサの有する熱容量よりも小さい熱容量の針
状部材にあっては、時刻t2よりも先に相当大きな過冷
却が発生している。この過冷却は、実測によると100
℃近く、到底許容できるような値ではない。
【0011】第2の等温変態点到達までの時間の誤差Δ
t1 は、熱処理工場における各種熱処理品の炉中におけ
る配置や重ね具合い等、台、棚、かご等収納手段の形状
等冷却条件が異なる結果による。即ち、従来の高圧ガス
焼入れ装置は、炉中における熱処理品を単一品の如くに
見立て、それを所望の制御曲線100に保って冷却する
よう設計されていたため、実際冷却すると、図7に示す
ように、冷却条件の異なる熱処理品毎に冷却曲線10
3,104が異なる。曲線103は、比較的冷却され易
い位置に配置されている熱処理品w1の冷却曲線であ
る。曲線104は、比較的冷却され難い位置に配置され
ている熱処理品w2の冷却曲線である。これらの差が多
大であることは、実験により確かめられている。図示の
差は、同一多数部品を収納したかごの上下の差だけによ
るものであるが、多数積みの内部の部品を見ると更に差
が大きいものと見られる。また、形状の異なる部品を扱
う場合にも、その差は更に大となると考えられる。誤差
Δt1 が大となると、一部に置いて急冷できなかった部
分が生じることになる。又は、一部において等温保持で
きなかったことになり、いずれの場合も製品不良を生じ
る。
【0012】以上の理由により、従来の高圧ガス焼入れ
装置を持つ真空炉では、特定のガス焼入れ処理には使用
できるが、広く変態点温度での等温保持処理を行うこと
はできなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に鑑み
て、本発明は、汎用性を有し、高温下で熱処理された各
熱処理品を部分的及び、局所的に過冷却することなく急
冷し、その後各熱処理品を均等に等温保持し、その後冷
却し、もって高品質の熱処理を行うことのできるホット
ガスによる熱処理品のガス冷却方法及び装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、特許請求の範囲に記載の通りのホットガスに
よる熱処理品のガス冷却方法及び装置を構成した。
【0015】本発明のホットガスによる熱処理品のガス
冷却方法は、高温下で熱処理された熱処理品に不活性ガ
スを吹付けて急冷し、変態点温度で等温保持して後冷却
する熱処理品のガス冷却方法において、前記不活性ガス
を前記変態点温度に調整して成るホットガスを生成し、
前記ホットガスを前記熱処理品に吹付けつつ前記熱処理
品の環境を前記ホットガスに馴染ませ、前記熱処理品が
前記変態点温度に等温化されて後、所要時間保持し、そ
の後次の冷却工程へ移行することを特徴とする。
【0016】変態点温度に調整されたホットガスの熱処
理品への吹付けは、予め大量に生成されたホットガスを
熱処理品へ連続的に吹付けることで実施できる。しか
し、長時間に及ぶホットガスの吹付けは大量の不活性ガ
スを必要とするので、ガス量及びその保有熱量の節約の
ためには、炉内に導入されたホットガスを適宜循環し変
態点温度に熱交換して利用するのが望ましい。等温保持
後は、適宜熱交換を行ってホットガスを冷却し、常温付
近まで冷却すれば良い。
【0017】従って、本発明によれば、変態点温度まで
の冷却及び等温保持を変態点温度に調整されたホットガ
スを用いて行うので、変態点温度以下に過冷却する要素
が全くなく、冷却条件の異なる各種熱処理品を如何に冷
却しようとも部分的にも局所的にも過冷却を生ずること
はない。ホットガスの温度は変態点温度に調整される
が、±10℃程度の誤差は許容される。過冷却の品質に
及ぼす影響及び急冷度合いを考慮すれば、ホットガスの
調整温度は、急冷段階では変態点温度の下方に設定され
て良い。その度合いは、熱処理品の最も冷却され易い部
分、特に尖鋭部の有無を考慮して熱処理品の種別に応じ
て定められるべきである。具体的には、針状の尖鋭部を
有する部品では、−10℃程度までである。針状部分が
無い小型部品では−20〜−30℃程度である。さら
に、中型、大型部品では−50℃程度まで許容できる。
等温保持の時点では、いずれの場合も正規の温度±10
℃程度に保たれる。
【0018】本発明の熱処理品のガス冷却方法は、高温
下で熱処理された熱処理品に不活性ガスを吹付けて急冷
し、変態点温度で等温保持して後冷却する熱処理品のガ
ス冷却方法において、各熱処理品に対し吹付けられる前
記ガスの分子密度及び流速を均一化できる分散配置と
し、かつ全熱処理品が変態点温度まで冷却されるまでの
時間の誤差を許容値内に管理することを特徴とする。
【0019】本発明では、熱処理品の集団に対して上下
又は左右或いは斜めの方向から均一に冷却ガスを吹込む
というのでは無く、あくまで個別の熱処理品を対象とし
て冷却ガスの流路を作り、その流路中に、全熱処理品が
許容時間内に変態点温度まで冷却されるよう、各熱処理
品を分散配置する。ガス風が希薄である間は分子密度の
差が冷却に大きく影響する。各熱処理品に対する流速も
大きく影響する。また、各熱処理品の変態点温度まで冷
却されるまでの時間の差の許容値Δto は、部品種毎に
定められる。例えば小型部品では30秒、中型部品では
1分の如くである。
【0020】前記時間の差の許容値Δto を参照して、
各熱処理品の分散方式が決定される。分散方式は、流路
構造と熱処理品を収納する台、棚、かごの収納構造とに
関連する。言い換えれば、許容値Δto を満足できるよ
う、流路と、収納構造とを定めなければならない。例え
ば、複数の並列流路を形成し、各流路中に配列できる部
品数を3〜5以下に制限する等である。流路中で各部品
を回転移動させローテーションし、冷却を均一化させる
ことも考えられる。
【0021】従って、本発明では、流路中に熱処理品を
適切に分散配置するので、冷却風の吹付けにより全熱処
理品が許容の時間内に前記変態点温度まで冷却し、その
後、一様な等温保持を行わせることができる。
【0022】本発明の第1の熱処理品の冷却装置は、そ
の内部に冷却すべき熱処理品を保有する熱処理炉本体
と、前記熱処理炉本体の一部に配置され前記熱処理炉内
に導入された不活性ガスを炉内で循環させつつ前記熱処
理品に循環ガスを吹付けるブロワー付の熱交換体と、前
記導入された不活性ガスを所要のガス圧になるまで圧力
制御すると共に、前記熱処理品が変態点温度まで冷却さ
れて後所要時間経過するまでの間、前記熱交換体の出口
温度を変態点温度に維持する制御手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0023】本発明の熱処理品のガス冷却装置は、従来
の高圧ガス焼入れ装置と同様に、炉本体内にブロワー付
の熱交換体を有する。だだし、従来品と異なり炉内に導
入された不活性ガスが所要のガス圧になるまで圧力制御
すると共に前記熱処理品が変態点温度まで冷却されて後
所要時間経過するまでの間、前記熱交換体の出口温度を
ずっと変態点温度に維持する手段を備えている点が異な
る。従来の温度制御は、炉内温度を高温状態から制御目
標温度100にしたがって冷却するというものである
が、本発明では、変態点温度に急冷した後、等温保持制
御をする点が大きく異なる。変態点温度に至るまでの間
は、温度に関し制御不要である。言い換えれば、本発明
では、等温保持までの制御目標温度が一定の変態点温度
に維持される。
【0024】本発明では、循環ガスを変態点温度に維持
されたホットガスを用い、熱処理品を過冷却し得る要因
を排除するので、各種熱処理品を部分的、局所的に過冷
却することなく急冷し、等温保持することができる。炉
内へのガス導入は、その出口温度を変態点温度に維持で
きる範囲で熱交換体の入口に常温不活性ガスを少量ずつ
混合して導入するか、又は、予めホットガスとして加熱
された不活性ガスを炉の任意の箇所へ導入することで対
応できるが、常温ガスを300℃程度の変態点温度に一
気に上昇させるような熱交換器構造を構成するのは至難
であり、後者の方が実現性が高い。
【0025】本発明の第2の熱処理品の冷却装置は、そ
の内部に冷却すべき熱処理品を保有する熱処理炉本体
と、その内部に不活性ガスを変態点温度に維持して成る
ホットガスを有し前記熱処理炉の出口及び入口との間に
仕切弁及びブロワーを介して接続されるホットガス生成
装置と、前記ホットガス生成装置と接続され前記ホット
ガス生成装置内のガス温を前記変態点温度に維持する熱
交換装置と、を備えたことを特徴とする。
【0026】本発明の冷却装置は、前述の第1の冷却装
置と異なり、特別のホットガス生成装置と、これと接続
されガス温を変態点温度に維持することのできる熱交換
装置を備えている。ホットガス生成装置及び熱交換装置
は、熱処理炉とは別体に構成される。
【0027】従って、本発明では、安定したホットガス
を生成できる。また、従来の高圧ガス焼入れ装置を持つ
真空炉と異なり、冷却装置の主要部を熱処理炉と別体に
設けるので、熱処理炉は熱処理炉として自由に設計で
き、炉本体を安価に製造することができる。また、主要
部を別体に設けるので、複数の熱処理炉に対して一つの
冷却装置を切換接続すること等もできる。
【0028】さらに、本発明では、ホットガス生成装置
及び熱交換装置を熱処理炉と別体に設け、ホットガス生
成装置で変態点温度のホットガスを維持して後、常温方
向へ冷却、これらを常時変態点温度以下の温度で制御す
るので、ホットガス生成装置及び熱交換装置が共に10
00℃以上というような高温環境に晒されることが無
く、通常の鋼管等を用いて安価に製造することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形
態を示す配置図である。
【0030】図示のように、本発明の一実施の形態にか
かる熱処理品の冷却装置1は、熱処理炉本体2と、ホッ
トガス生成装置3と、熱交換装置4と、を備えて成る。
【0031】前記熱処理炉本体2と前記ホットガス生成
装置3とは、一対のダクト5,6を介して接続されてい
る。ダクト5は、炉本体2の一側面の出力端とホットガ
ス生成装置3の入力端との間に接続され、その途中に仕
切弁7が介在されている。この仕切弁7は、流路を完全
遮断することができ、かつ流量調整することができる。
ダクト5のホットガス生成装置3寄りの位置には、ガス
ポンプ8を介して不活性ガスの一例としてのN2 ガスを
充填したガスタンク9が接続されている。ガスタンク9
の圧力は、例えば10Barである。他方のダクト6にも
前記仕切弁7と同様の仕切弁10が設けられている。ま
たホットガス生成装置3寄りの位置には、ホットガス生
成装置3で生成したホットガスを炉本体2へ向けて送風
することのできるブロワー11が設けられている。要す
れば、ダクト5の仕切弁7の近傍に、炉本体2内のガス
を吸引するターボブロワー(図示せず)が設けられる。
両ダクト5,6の間は、仕切弁12を介して細径の循環
パイプ13が接続されている。このパイプ13は、ダク
ト5,6に夫々設けられた仕切弁7,10を閉じた状態
で、ブロワー11を軽く運転し、ホットガス生成装置3
内のガスを循環させて、温度の均一なホットガスを生成
するためのものである。
【0032】前記ホットガス生成装置3には、圧力計B
と、安全弁Sと、温度計Tとが備えられている。内部
は、多数の鋼管等を用いて、ダクト5から流入されたN
2 ガスをダクト6へ向けて流出できるよう構成される。
制御圧力は、初期において1Bar〜3Bar程度である。配
管構造の都合によっては、それ以上の高圧、例えば5Ba
rとされることもある。容量は、前記熱処理炉本体2の
ガス収容量の1/2〜1.0倍程度とされる。
【0033】前記ホットガス生成装置3は、一対の管1
4,15を介して熱交換装置4と接続される。管14に
は循環ポンプ16が介在されている。熱交換装置4は、
加熱用のボイラー及び冷却用のクーリングタワー等加冷
却熱源(図示せず)と接続される。
【0034】本例では、変態点温度300℃程度での熱
交換を考慮して、それ以下の温度での制御を行うことを
予定し、管14,15の内部に沸点が500℃以下の油
材を充填している。従って、熱交換装置4において、加
熱は、高圧のボイラーや電気ヒータで行うことができ、
冷却は空冷又は水の循環等によって行うことができる。
【0035】前記ホットガス生成装置3の作用の概要を
示す。初期において、仕切弁7,10は閉じている。循
環パイプ13の仕切弁12は開いている。ブロワー11
が軽く回転し、ガスタンク9のガス仕切弁9Vが開か
れ、N2 ガスが1〜2Barが充填される。充填されたガ
スは、熱交換装置4で加熱され変態点温度、例えば30
0℃に昇温される。このときの圧力は、1〜3Barとす
る。熱処理炉本体2の熱処理品Wの冷却時には、ダクト
5,6の仕切弁7,10が徐々に開かれ、返りの昇温ガ
スは変態点温度に冷却されて急冷及び等温保持するまで
の間変態点温度に維持される。その後は、熱交換装置4
によって常温まで冷却される。詳細は図6で示す。
【0036】前記熱処理炉本体2は、通常の例えば真空
炉に相当する。炉本体2の内部には、熱処理品Wを収納
する台、かご、棚等の熱処理品の収納手段17が設けら
れ、熱処理品Wを加熱するヒータ等の加熱手段(図示せ
ず)が設けられる。本体2の一部には、安全弁Sと、圧
力計Bと、温度計Tが設けられる。
【0037】また、本例の炉本体2には、通常のディス
トリビュータとは異なり、熱処理品W及びその収納手段
17との関係で、全ての熱処理品Wを許容の時間内に変
態点温度に冷却すべく本発明特有の分散手段が講じられ
ている。ここでの分散手段は、流れ制御板18を備えた
ガス流路の構成と、熱処理品の収納方式とを含めたもの
とする。即ち、熱処理品Wの好適な分散とは、好適なガ
ス流路と、それに合わせて設計された各熱処理品を収納
する収納手段の和によって実現できる。
【0038】好適な分散方式の具体例を4例示すと、次
の通りである。第1の分散方式(流れ制御板方式)を図
1に示す。図1の熱処理炉2内に示すように、流れ制御
板18を適切に設計し、複数の熱処理品Wを収納した台
又は棚或いはかご等収納手段17に対し、ガスが各熱処
理品Wに対し均一な分子密度及び流速で接触できるよ
う、流れを制御する。注意すべきは、ガスの温度より寧
ろ分子密度であり、滞流部分を極力避けることである。
急冷開始時刻を基準としての変態点温度までの到達時間
の最短時間と最長時間の差が許容値Δto内とするよう
設計する。各種熱処理品Wに対し収納手段を適切に設計
して、いずれの冷却作業においても冷却が許容値Δto
内に入るよう管理されねばならない。
【0039】第2の分散方式(均一分散方式)を図2に
示す。本例は、熱処理品Wの収納手段17−1を棚状に
作り、各棚の上下に夫々ホットガスの吹出部19及びこ
れに対応する吸込部20を配置し、各吹出部19及び各
吸い込み部を夫々並列に接続し、その接続部分を前記ダ
クト5又は6に夫々突合せジョイント21A,21Bを
介して接続するようにしたものである。各吹出部19又
は各吸込部20には、多数の吸込み口が対応して設けら
れる。突合せジョイント21A,21Bは、収納手段1
7−1を炉本体2内に挿入しただけで容易に着脱できる
形とする。各熱処理品Wは、各吹出部19の吹出し口及
び各吸込み部の吸込み口に対し均等に分散配置される。
【0040】図2に示す熱処理品Wの均一分散方式によ
れば、各熱処理品Wがガスの分子密度及び流速に関連し
て完全に均一化されるので、各熱処理品Wが均一に冷却
され、変態点温度に冷却されるまでの時間の差がほとん
ど無く、等温保持時間も均一化され、歪が完全に除去さ
れて、高品質の冷却処理が行える。
【0041】第3の分散方式(通路方式)を図3に示
す。本例は、ダクト5と接続される出口流路5Aとダク
ト6と接続される入口流路6Aとの間に形成される一通
路22内に、各熱処理品Wを均等分散配置したものであ
る。収納手段17−2は例えば棚状に形成される。本例
では、当然に前段熱処理品Wの方が後段熱処理品Wより
も速く冷却される。しかし、その差は、許容値Δt。内
に入るよう列数が制限される。各熱処理品Wに対する分
子密度及び流速が均一化されることを考慮すれば、列数
は相当大、例えば10であっても変態点温度に冷却され
るまでの時間差を許容値、例えば0.5〜1分内に収め
ることが可能である。
【0042】第4の分散方式(吹込み方式)を図4に示
す。本例は、例えば、かご状の収納手段17−3で、多
数の熱処理品Wを収納している場合、その内部に多数の
吹込み口23Aを有する吹込み管23を設け、その管2
3の一端をダクト6と接続される突合せジョイント21
Bに突合せ接合するようにしたものである。吹込み口2
3Aを適切にすることにより、各熱処理品Wを冷却する
ホットガスの分子密度及び流速を均一化することがで
き、各熱処理品Wを均一に冷却することができる。
【0043】図5及び図6を用いて図1に示す熱処理品
Wの冷却装置1の冷却方法を説明する。図5は制御手順
を示すフローチャート、図6は熱処理品Wの冷却状況を
示す時間及び温度の線図である。加熱処理温度は100
0℃、変態点温度は300℃であるとする。
【0044】図1に示す熱処理炉2で加熱処理が終了
し、今から冷却処理を行うとする。ステップ501に示
すように、この時点で、ホットガス生成装置3では、例
えば2Bar、300℃のホットガスが生成されている。
このとき、各ダクト5,6の仕切弁7,10は夫々完全
に閉じられている。ホットガスの生成は、ガスタンク9
より導入された1Bar程度のN2 ガスをブロワー11を
軽く回転して循環させつつ熱交換装置4で加熱すること
により行なわれる。常温のN2 ガスは加熱されることに
よって2Bar程度となる。
【0045】ステップ502を介して冷却モードに入る
と、ステップ503へ移行し、ブロワー11が強く運転
され仕切弁7,10が徐々に開かれ、熱処理炉本体2の
圧力が5Barを超えないようホットガスが導入される。
【0046】各熱処理品Wは、流れ制御板18を介して
形成された流路中にあり、均一な分子密度及び流速下で
図に示したように変態点温度(300℃)まで冷却され
る。このとき、最も速く冷却される熱処理品と最も遅く
冷却される熱処理品を夫々W1,W2とする。その時間
差をΔt2 とする。時間差Δt2 は、冷却用ホットガス
の分子密度及び流速が均一となるよう第1の分散方式が
設定されているので、僅少で、0.5〜1分程度以下で
ある。
【0047】各熱処理品W1,W2が共に変態点温度ま
で冷却された時点、言い換えれば最も冷却され難い部分
の熱処理品W2が変態点温度まで冷却された時点t4を
基準とし、ステップ504を介してステップ505へ移
行し、以後一定時間等温保持する。保持時間Δt3 は熱
処理品Wにより異なるが、一般には数分間で良い。これ
により、各熱処理品Wの歪が除去される。等温保持まで
の間、ホットガス生成装置3及び熱交換装置4は定常運
転され、常に一定温度の高圧ホットガスを熱処理炉本体
2に提供する。
【0048】ステップ505で等温保持が完了すると、
ステップ506へ移行し、常温方向へ向け、50℃程度
まで冷却する。この冷却は、熱交換装置4を、例えば空
冷、或いは水冷することで容易に行うことができる。
【0049】常温冷却が終了すると、資源節約の上で熱
処理炉本体2の圧力が1Barとなるまでガスポンプ8を
作動してN2 ガスをガスタンク9へ還元し、全冷却工程
を終了する。
【0050】図6に示すように、本例の冷却では、5Ba
rの高圧ホットガスで冷却するので、急冷が可能であ
り、かつ部分的にも局所的にも過冷却を生ずることが無
い。各熱処理品Wの変態点温度までの冷却時間の差Δt
2 は許容値Δto内に収めてΔt2 ≦Δtoの制御を行う
ことができるので、時間Δt3 の十分な等温保持を行う
ことができ、熱処理品Wの品質を安定して良好とするこ
とができる。最も冷却し難い熱処理品W2に対しての冷
却時間Δt4 は、ワーク常数として管理できる。保持時
間制御用温度センサを設置する場合には、この熱処理品
W2に対して設置する。
【0051】以上により、本発明の熱処理品の冷却装置
1によれば、ホットガスHGによる冷却であるので従来
例のように過冷却部分102を生ずることが無く、それ
に伴う不良品を発生することが無い。また、図1〜図4
に示した第1〜第4の分散方式によるので各熱処理品W
を均一な分子密度及び流速下で冷却でき、変態点温度T
0 までの冷却時間の差Δt2 を許容値Δto 内に収める
ことができ、各熱処理品Wを十分な保持時間Δt3で 等
温保持することができ、歪の無い高品質の熱処理を行う
ことができる。ホットガス生成装置3及び熱交換装置4
を熱処理炉本体2とは別体に構成したので、これら装置
2,3が変態点温度T0 以上の温度に晒されることが無
く、通常の鋼管類を用いて安価に製造することができ
る。炉本体2のコストを上昇させることも無い。また、
旧来の熱処理炉を安価に改造したり、一つのホットガス
生成装置3及び熱交換装置4を複数の熱処理炉本体2に
対し切換え接続すること等もできるので、熱処理工場の
全体システムを安価に構築することができる。
【0052】上記実施の形態では、ホットガス生成装置
3で2Bar程度のホットガスを生成し、これら炉本体2
内へ直接導入し、N2 ガスの不足をガスタンク9のガス
で補いつつ炉本体2の圧力を5Barとしたがって、仕切
弁7の近傍に設けたターボブロワーを運転して炉本体2
内でのガス循環経路を生成し、その循環経路にホットガ
ス生成装置3よりホットガスを徐々に追加し、炉本体2
内の圧力が5Barとなるよう制御することもできる。ま
た、図1に示したホットガス生成装置3の初期の圧力を
Bar以下に保ってブロワー11を運転し、ガスタンク9
に代わるホットガス供給装置(図示せず)からホットガ
スを充填し、所要の圧力(例えば5Bar)を保るように
すること等もできる。
【0053】さらに、上記実施の形態では、ホットガス
生成装置3を熱処理炉本体2と別体に構成したが、従来
例で示した高圧ガス焼入れ装置を改良して本発明を実施
することも可能である。即ち、従来の熱交換器を内蔵し
た形の高圧ガス焼入れ製造の常温不活性ガス導入に代え
て別途生成されたホットガスHGを導入すること、又は
熱交換器内でホットガスを生成すること等で対応でき
る。かくして構成される改良型の高圧ガス焼入れ装置に
図1〜図4で示した本発明の熱処理品Wの分散方式を適
用することにより、過冷却を生ずることが無く、かつ各
熱処理品Wに対し十分な等温保持を与えて高品質の冷却
熱処理を行うことが可能となる。
【0054】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の設
計的変更を行うことにより、各種態様で実施することが
できる。
【0055】
【発明の効果】高温下で熱処理された熱処理品に不活性
ガスを吹付けて急冷し、変態点温度で等温保持して後冷
却する熱処理品のガス冷却方法において、前記不活性ガ
スを前記変態点温度に調整して成るホットガスを生成
し、前記ホットガスを前記熱処理品に吹付けつつ前記熱
処理品の環境を前記ホットガスに馴染ませ、前記熱処理
品が前記変態点温度に等温化されて後、所要時間保持
し、その後次の冷却工程へ移行することを特徴とするホ
ットガスによる熱処理品のガス冷却方法によれば、従来
同様の急冷が可能であり、かつ部分的にも局所的にも過
冷却を生ずることが無い。
【0056】高温下で熱処理された熱処理品に不活性ガ
スを吹付けて急冷し、変態点温度で等温保持して後冷却
する熱処理品のガス冷却方法において、各熱処理品に対
し吹付けられる前記ガスの分子密度及び流速を均一化で
きる分散配置とし、かつ全熱処理品が変態点温度まで冷
却されるまでの時間の誤差を許容値内に管理することを
特徴とする熱処理品のガス冷却方法によれば、各熱処理
品を均等に冷却することができ、全熱処理品が変態点温
度まで冷却されるまでの時間の誤差を許容値内とするこ
とができ、十分な等温保持時間を置いて熱処理すること
が可能となり、高品質の冷却熱処理ができる。
【0057】その内部に冷却すべき熱処理品を保有する
熱処理炉本体と、前記熱処理炉本体の一部に配置され前
記熱処理炉内に導入された不活性ガスを炉内で循環させ
つつ前記熱処理品に循環ガスを吹付けるブロワー付の熱
交換体と、前記導入された不活性ガスの所要のガス圧に
なるまで圧力制御すると共に、前記熱処理品が変態点温
度まで冷却されて後所要時間経過するまでの間、前記熱
交換体の出口温度を変態点温度に維持する制御手段と、
を備えたことを特徴とする熱処理品のガス冷却装置によ
れば、熱処理内に熱交換器を備えた従来の高圧ガス焼入
れ装置を改良した形のガス冷却装置となり、部分的にも
局所的にも過冷却が生じることが無く、かつ十分な等温
保持を行って、各種熱処理品を高品質に冷却熱処理する
ことができる。
【0058】その内部に冷却すべき熱処理品を保有する
熱処理炉本体と、その内部に不活性ガスを変態点温度に
維持して成るホットガスを有し、前記熱処理炉の出口及
び入口との間に仕切弁及びブロワーを介して接続される
ホットガス生成装置と、前記ホットガス生成装置と接続
され前記ホットガス生成装置内のガス温を前記変態温度
に維持する熱交換装置と、を備えたことを特徴とする熱
処理品の冷却装置によれば、部分的にも局所的にも過冷
却を生じることが無く、かつ十分な等温保持を行って、
各種熱処理品を高品質に冷却熱処理することができる。
また、ホットガス生成装置及び熱交換装置を熱処理炉本
体と別途に構成するので、これらを変態点温度以下で制
御することができ、通常鋼管等を用いて安価に製造する
ことができる。更に、一つのホットガス製造装置及び熱
交換装置を複数の通常の熱処理炉に対して切換え接続す
ることができるので工場システムを安価に構築すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す熱処理品の冷却装置
の全体構成を示す配置図である。
【図2】熱処理炉内における分子密度均一化のための均
一分散方式を示す説明図である。
【図3】熱処理炉内における分子密度均一化のための通
路方式を示す説明図である。
【図4】熱処理炉内における分子密度均一化のための吹
込み方式を示す説明図である。
【図5】上記冷却装置の冷却コントロール方式のフロー
チャートである。
【図6】上記冷却装置の冷却曲線を示す時間及び温度の
線図である。
【図7】従来の冷却装置の冷却曲線を示す時間及び温度
の線図である。
【符号の説明】
1 熱処理品の冷却装置 2 熱処理炉本体 3 ホットガス生成装置 4 熱交換装置 5,6 ダクト 5A 出口流路 6A 入口流路 7,10,12 仕切弁 8 ガスポンプ 9 ガスタンク 9V ガス仕切弁 11 ブロワー 13 循環パイプ 14,15 管 16 循環ポンプ 17,17−1,17−2,17−3 収納手段 18 流れ制御板 19 吹出し部 20 吹込み部 21A,21B 突合せジョイント 22 一通路 23 吹込み管 23A 吹込み口 W 熱処理品 B 圧力計 T 温度計 S 安全弁 Δt1 ,Δt2 各熱処理品の変態点温度に到達するま
での誤差 Δto 許容値 HG ホットガス T0 変態点温度 t1,t2,t3,t4 時刻 100 制御目標温度 101 ガス温度 102 過冷却部分 103 熱処理品W1の冷却曲線 104 熱処理品W2の冷却曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27D 7/04 F27D 7/04 Fターム(参考) 4K034 AA02 CA05 DA06 DA08 4K063 AA05 AA15 BA02 BA03 CA03 DA05 DA13 DA26 DA32 DA33

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温下で熱処理された熱処理品に不活性
    ガスを吹付けて急冷し、変態点温度で等温保持して後冷
    却する熱処理品のガス冷却方法において、 前記不活性ガスを前記変態点温度に調整して成るホット
    ガスを生成し、 前記ホットガスを前記熱処理品に吹付けつつ前記熱処理
    品の環境を前記ホットガスに馴染ませ、 前記熱処理品が前記変態点温度に等温化されて後、所要
    時間保持し、その後次の冷却工程へ移行することを特徴
    とするホットガスによる熱処理品のガス冷却方法。
  2. 【請求項2】 高温下で熱処理された熱処理品に不活性
    ガスを吹付けて急冷し、変態点温度で等温保持して後冷
    却する熱処理品のガス冷却方法において、 各熱処理品に対し吹付けられる前記ガスの分子密度及び
    流速を均一化できる分散配置とし、かつ全熱処理品が変
    態点温度まで冷却されるまでの時間の誤差を許容値内に
    管理することを特徴とする熱処理品のガス冷却方法。
  3. 【請求項3】 その内部に冷却すべき熱処理品を保有す
    る熱処理炉本体と、前記熱処理炉本体の一部に配置され
    前記熱処理炉内に導入された不活性ガスを炉内で循環さ
    せつつ前記熱処理品に循環ガスを吹付けるブロワー付の
    熱交換体と、前記導入された不活性ガスが所要のガス圧
    になるまで圧力制御すると共に、前記熱処理品が変態点
    温度まで冷却されて後所要時間経過するまでの間、前記
    熱交換体の出口温度を変態点温度に維持する制御手段
    と、を備えたことを特徴とする熱処理品のガス冷却装
    置。
  4. 【請求項4】 その内部に冷却すべき熱処理品を保有す
    る熱処理炉本体と、その内部に不活性ガスを変態点温度
    に維持して成るホットガスを有し、前記熱処理炉の出口
    及び入口との間に仕切弁及びブロワーを介して接続され
    るホットガス生成装置と、 前記ホットガス生成装置と接続され前記ホットガス生成
    装置内のガス温を前記変態点温度に維持する熱交換装置
    と、を備えたことを特徴とする熱処理品の冷却装置。
JP2001325248A 2001-10-23 2001-10-23 ホットガスによる熱処理品のガス冷却方法及び装置 Pending JP2003129127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001325248A JP2003129127A (ja) 2001-10-23 2001-10-23 ホットガスによる熱処理品のガス冷却方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001325248A JP2003129127A (ja) 2001-10-23 2001-10-23 ホットガスによる熱処理品のガス冷却方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003129127A true JP2003129127A (ja) 2003-05-08

Family

ID=19141845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001325248A Pending JP2003129127A (ja) 2001-10-23 2001-10-23 ホットガスによる熱処理品のガス冷却方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003129127A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007271167A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Central Res Inst Of Electric Power Ind 加熱処理装置及び加熱処理方法
JP2009513825A (ja) * 2005-10-27 2009-04-02 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 半製品の材料組織を乾燥変態させるための方法及び装置
KR101387339B1 (ko) 2012-12-12 2014-04-29 (주)포스코 불활성가스 커튼을 이용한 무산화 사상압연 시스템 및 그 방법
KR101442918B1 (ko) * 2012-12-12 2014-09-23 주식회사 포스코 보열 기능을 갖는 무산화 사상압연 시스템

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009513825A (ja) * 2005-10-27 2009-04-02 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 半製品の材料組織を乾燥変態させるための方法及び装置
US8715566B2 (en) 2005-10-27 2014-05-06 Robert Bosch Gmbh Method and installation for the dry transformation of a material structure of semifinished products
JP2007271167A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Central Res Inst Of Electric Power Ind 加熱処理装置及び加熱処理方法
KR101387339B1 (ko) 2012-12-12 2014-04-29 (주)포스코 불활성가스 커튼을 이용한 무산화 사상압연 시스템 및 그 방법
KR101442918B1 (ko) * 2012-12-12 2014-09-23 주식회사 포스코 보열 기능을 갖는 무산화 사상압연 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10842176B2 (en) Facility for thawing or tempering frozen food products
US7547410B2 (en) Metal heat treatment system hot-gas quenching apparatus and hot-gas heat treatment system
KR20120130336A (ko) 열처리 방법
JP2016074983A (ja) 装置部品の個別的焼入れ硬化処理のための装置
JP2011122211A (ja) ミスト冷却装置、熱処理装置及びミスト冷却方法
JP2007046073A (ja) 連続式金属熱処理システム
JP2003129127A (ja) ホットガスによる熱処理品のガス冷却方法及び装置
KR100830194B1 (ko) 연속식 금속 열처리 장치
KR101598904B1 (ko) 합금강 강관급냉시스템
US3168607A (en) Methods of heat treating articles
JP2005320593A (ja) 連続式金属熱処理システム
KR102247554B1 (ko) 가스 공급 유닛 및 가스 공급 방법
JP2008249217A (ja) 加熱装置
KR101489425B1 (ko) 강판 열처리용 다단 급냉 장치
US5837189A (en) Quench management system
JP6552972B2 (ja) 熱処理装置、熱処理装置を備える熱処理システムおよびワークの製造方法
KR101917441B1 (ko) 압연설비
JP2005113166A (ja) サブゼロ処理方法
TWI257428B (en) Continuous heat treatment system for metal and carburization gas-quenching method
JP2003294799A (ja) 環境試験装置
JP6328937B2 (ja) サブゼロ処理方法及び装置
KR100341771B1 (ko) 연속소둔설비의스트립냉각용2차저온가스제트냉각장치
JP2002178399A (ja) ステンターの温度調節装置
KR102170719B1 (ko) 기판 열처리 시스템의 냉각장치 및 냉각방법과 이를 구비한 열풍식 기판 열처리 장치
KR20210050834A (ko) 열처리 유닛, 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법