JP2007267466A - Ipmモータのベクトル制御装置 - Google Patents

Ipmモータのベクトル制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】IPMモータのベクトル制御装置において、共振周波数とインバータの応答周波数が近い場合、または制御系のサンプリング時間を充分に短くできない場合にも、6fおよびコギングのトルクリップルを抑制することができる。
【解決手段】q軸電流指令補償テーブル7は、d,q軸電流とロータ回転角θとからIPMモータ2の出力のトルクリップルを打ち消す補償信号IqCを求め、この補償信号をフィードフォワード制御でIPMモータのq軸電流指令に加える。
補償信号IdCをd軸電流指令に加えること、さらに両補償信号をd,q軸電流指令に加えること、またはトルク指令に補償信号trCに加えることも含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、IPMモータのベクトル制御装置に係り、特にモータの磁束分布の空間高調波に起因するトルクリップルを抑制する制御装置に関する。
一般に、IPM(Interior Permanent Magnet)モータは、その制御性能を高めるために、ベクトル制御方式のインバータで駆動されるが、モータの構造上で発生するトルクリップルとして、界磁磁束の高調波により発生する6f成分(インバータなどの電源周波数の6倍の周波数)と、ステータの溝に起因するコギングトルク(電源周波数の12倍)が発生する。
モータを機械負荷に接続して回転数、トルクを制御する場合、モータの回転数と機械系の剛性と慣性モーメントによっては、上記のトルクリップル周波数と機械系共振周波数(PMと負荷慣性モーメントと軸剛性で決まる共振周波数)とが重なる条件で運転された場合、軸トルクに過大な振動トルクが現れ、場合によっては軸の破損につながる。
これを避けるための解決方法として、フィードバックにより共振抑制を行う方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−223600号公報
前記のフィードバックによる共振抑制方法では、共振周波数とインバータの応答周波数が近い場合、または制御系のサンプリング時間を充分に短くできない場合に共振抑制が困難になる。
本発明の目的は、上記の課題を解決したIPMモータのベクトル制御装置を提供することにある。
本発明は、前記の課題を解決するため、IPMモータ出力のトルクリップルを打ち消す補償信号をフィードフォワード制御でIPMモータのd,q軸電流指令またはトルク指令に加えるようにしたもので、以下、原理的な説明と本発明の構成を示す。
(A)原理的な説明
IPMモータまたはPMモータにより機械負荷を駆動する系において、6fおよびコギングのトルクリップルは、ロータ位置と電流の大きさにより決まるため、これを抑制するためにトルク指令値に回転角と電流によって決まる補償信号を加えるトルクリップル抑制方法とする。
(1)トルクリップルのq軸電流補償
IPMモータのトルクは以下の(1)式で表せる。
Figure 2007267466
ここで、磁束のリップルを考慮し、q軸電流Iqに補償電流を加えることで、トルクリップルを打ち消すこととすると、上記(1)式は以下の(2)式に展開される。
Figure 2007267466
この(2)式中、(1)式のIPMモータのトルク分を除いた他の各項の和になるトルク分ΔTが零になるためには、以下の(3)式のq軸補償電流iqCを流せばよい。
Figure 2007267466
この式中、φ(θ)以外に、d、q軸リアクタンスLd、Lqも電流Idに依存して変化し、設計値とは誤差が生じるため、上記の(3)式のままの演算では正確な補償ができない。そこで、ロータ回転角と電流を基に補償信号を得るテーブルを作成しておき、IPMモータをインバータで駆動する実試験を行い、そのときのロータ回転角と電流を基に補償信号テーブルの値を調整する。
なお、(3)式に基づいた補償信号テーブルは、PMモータでは以下の(4)式になり、q軸電流と回転角を入力とする二次元テーブルになるが、IPMモータではd軸電流も入力する三次元テーブルとなる。
Figure 2007267466
(2)トルクリップルのd軸電流補償
上記の(1)式において、d軸電流Idに補償電流を加えることで、トルクリップルを打ち消すこととすると、上記(1)式は以下の(5)式に展開される。
Figure 2007267466
したがって、トルクリップルを抑制するためには、以下の(6)式の補償電流idCを流せばよい。
Figure 2007267466
このように、IPMモータでは、d軸電流でトルクリップルを補償可能であるが、(Ld−Lq)は電流によって変化し、また(Ld−Lq)が小さな値のときに補償電流が増大する。
(3)トルクリップルdq軸電流補償
d軸電流とq軸電流のそれぞれに補償信号を加えると、上記(1)式は以下の(7)、(8)式に展開される。
Figure 2007267466
ここで、磁束によるトルクリップルはq軸電流で補償し、q軸の補償電流はd軸電流で補償すると、以下の(9)、(10)式になる。
Figure 2007267466
これにより、PMモータと同じ形のテーブルでトルクリップルを補償できる。
(4)トルク指令補償
インバータの制御装置がIC化またはコンピュータ化された構成のため、d、q軸電流指令に独立して補償信号が加えられない場合、IPMモータの最大トルク制御を仮定すると、トルク指令Trに対してd軸電流、q軸電流が決まり、トルク指令に加える補償トルクtrCによってd軸電流、q軸電流に補償電流が流れる。すなわち、
Figure 2007267466
として、補償電流を含めると以下の(12)式となる。
Figure 2007267466
これを、以下のように近似する。
Figure 2007267466
上記の(8)式と(13)式より、トルクは以下の(15)式となる。
Figure 2007267466
したがって、トルク指令の補償電流trCは、以下の(16)式を基にして与えることで、トルクリップルを抑制することができる。
Figure 2007267466
(B)本発明の構成
本発明は、以上までの原理的な発明を基にしてなされたもので、以下の構成を特徴とする。
(1)トルク指令からd,q軸電流成分を求めるd,q軸電流指令演算部と、前記d,q軸電流指令演算部の出力をd,q軸電流指令とし、この電流指令とインバータ本体の出力電流とから電流制御演算を行い、座標変換して該インバータ本体の出力電圧指令とする電流制御部とを有するベクトル制御方式のインバータでIPMモータを駆動するIPMモータのベクトル制御装置において、
Figure 2007267466
K:定数、φ(θ):磁束リップル成分、Iq0:q軸電流、Φ0:磁束基本波成分、Ld:d軸インダクタンス、Lq:q軸インダクタンス、Id:d軸電流、
に基づいて求める補償信号iqCを前記q軸電流指令に加算してトルクリップルを抑制する手段を備えたことを特徴とする。
(2)トルク指令からd,q軸電流成分を求めるd,q軸電流指令演算部と、前記d,q軸電流指令演算部の出力をd,q軸電流指令とし、この電流指令とインバータ本体の出力電流とから電流制御演算を行い、座標変換して該インバータ本体の出力電圧指令とする電流制御部とを有するベクトル制御方式のインバータでIPMモータを駆動するIPMモータのベクトル制御装置において、
Figure 2007267466
K:定数、φ(θ):磁束リップル成分、Lq:q軸インダクタンス、
に基づいて求める補償信号idCを前記d軸電流指令に加算してトルクリップルを抑制する手段を備えたことを特徴とする。
(3)トルク指令からd,q軸電流成分を求めるd,q軸電流指令演算部と、前記d,q軸電流指令演算部の出力をd,q軸電流指令とし、この電流指令とインバータ本体の出力電流とから電流制御演算を行い、座標変換して該インバータ本体の出力電圧指令とする電流制御部とを有するベクトル制御方式のインバータでIPMモータを駆動するIPMモータのベクトル制御装置において、
Figure 2007267466
φ(θ):磁束リップル成分、Φ0:磁束基本波成分、Iq0:q軸電流、Id0:d軸電流、
に基づいて求める補償信号iqC、idCを前記q軸電流指令、d軸電流指令に加算してトルクリップルを抑制する手段を備えたことを特徴とする。
(4)トルク指令からd,q軸電流成分を求めるd,q軸電流指令演算部と、前記d,q軸電流指令演算部の出力をd,q軸電流指令とし、この電流指令とインバータ本体の出力電流とから電流制御演算を行い、座標変換して該インバータ本体の出力電圧指令とする電流制御部とを有するベクトル制御方式のインバータでIPMモータを駆動するIPMモータのベクトル制御装置において、
Figure 2007267466
K:定数、φ(θ):磁束リップル成分、Iq0:q軸電流、Φ0:磁束基本波成分、Ld:d軸インダクタンス、Lq:q軸インダクタンス、Id0:d軸電流、Δq:q軸補償電流の変化率、Δd:d軸補償電流の変化率、
に基づいて求める補償信号trCを前記トルク電流指令に加算してトルクリップルを抑制する手段を備えたことを特徴とする。
以上のとおり、本発明によれば、IPMモータ出力のトルクリップルを打ち消す補償信号をフィードフォワード制御でIPMモータのd,q軸電流指令またはトルク指令に加えるようにしたため、共振周波数とインバータの応答周波数が近い場合、または制御系のサンプリング時間を充分に短くできない場合にも、6fおよびコギングのトルクリップルを抑制することができる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態を示すIPMモータのトルクリップル抑制のブロック構成図であり、q軸電流指令にフィードフォワードで前記の(3)式を基にしたq軸電流補償信号を加えることで、IPMモータと機械負荷による6fおよびコギングトルクリップルを抑制する場合である。
インバータ本体1は、ベクトル制御された出力でIPMモータ2を駆動し、IPMモータ2のロータ回転角がエンコーダ3で検出される。インバータ本体1のベクトル制御には、q軸電流(トルク電流)演算部4とd軸電流(磁束電流)演算部5によってトルク指令をそれぞれの電流指令Iq0r、Idrに分離し、電流制御部6はこれら電流指令Iq0r、Idrとd,q軸に分離した電流検出信号の突き合わせ、およびロータ回転位相θによる座標変換した3相の電圧指令をインバータ本体1に与え、インバータ本体1にIPMモータの駆動出力を得る。
ここで、本実施形態では、トルクリップル抑制のために、q軸電流指令補償テーブル7はq軸電流指令の補償信号iqCを発生し、この補償信号を加算部8でq軸電流指令Iq0rに加算(実際は減算)し、これを電流制御部6へのq軸電流指令Iqrとする。
q軸電流指令補償テーブル7は、前記の(3)式を基にした計算結果をテーブルデータとしてもち、インバータによるIPMモータの運転状態に応じて、そのテーブルのパラメータとなるd,q軸電流Id,Iq0と位相角θにほぼ一致するデータを補償信号iqCとして出力する。
なお、テーブルデータは、(3)式を基にした計算結果を設定しておき、このデータをトルク指令を最小トルク指令から最大トルク指令にまで変化させたIPMモータの試験運転を行って調整する。
(変形例)
図2は、本実施形態の変形例を示し、図1におけるq軸電流指令補償テーブル7に代えて、(3)式の演算項目別のテーブルとその演算要素で構成される補償信号演算部7Aを設け、この演算部7Aによってq軸電流指令の補償信号iqCを発生する。
補償信号演算部7Aは、テーブルをd,q軸電流に依存する部分とロータ回転角θに依存する部分に分類したd,q軸インダクタンスLd,Lqテーブルと磁束リップル成分φ(θ)テーブルを設け、これらテーブルデータと設定値Φ0、Kおよび演算要素(加減算器、乗除算器)により、前記の(3)式の演算回路を構成する。
この構成により、図1の構成に比べてテーブル数は多くなるが、各テーブルの次数を低減でき、テーブルの作成および調整が容易になる。
(実施形態2)
図3は、本発明の実施形態を示すIPMモータのトルクリップル抑制のブロック構成図であり、d軸電流指令にフィードフォワードで前記の(6)式を基にしたd軸電流補償信号を加えることで、IPMモータと機械負荷による6fおよびコギングトルクリップルを抑制する場合である。
本実施形態では、トルクリップル抑制のために、d軸電流指令補償テーブル9はd軸電流指令の補償信号idCを発生し、この補償信号を加算部10でd軸電流指令Id0rに加算(実際は減算)し、これを電流制御部6へのd軸電流指令Idrとする。
q軸電流指令補償テーブル9は、前記の(6)式を基にした計算結果をテーブルデータとしてもち、インバータによるIPMモータの運転状態に応じて、そのテーブルのパラメータとなる位相角θにほぼ一致するデータを補償信号idCとして出力する。
なお、テーブルデータは、(6)式を基にした計算結果を設定しておき、このデータをトルク指令を最小トルク指令から最大トルク指令にまで変化させたIPMモータの試験運転を行って調整する。
本実施形態では、実施形態1の場合に比べて、パラメータ数が少なく、テーブルが簡単になる。
(変形例)
図4は、本実施形態の変形例を示し、図3におけるd軸電流指令補償テーブル9に代えて、(6)式の演算項目別のテーブルとその演算要素で構成される補償信号演算部9Aを設け、この演算部9Aによってd軸電流指令の補償信号idCを発生する。
補償信号演算部9Aは、テーブルをd,q軸電流に依存する部分とロータ回転角θに依存する部分に分類したd,q軸インダクタンスLd,Lqテーブルと磁束リップル成分φ(θ)テーブルを設け、これらテーブルデータと設定値Kおよび演算要素(加減算器、乗除算器)により、前記の(6)式の演算回路を構成する。
この構成により、図3の構成に比べてテーブル数は多くなるが、各テーブルの次数を低減でき、テーブルの作成および調整が容易になる。
(実施形態3)
図5は、本発明の実施形態を示すIPMモータのトルクリップル抑制のブロック構成図であり、d,q軸電流指令にフィードフォワードで前記の(9)、(10)式を基にしたd,q軸電流補償信号を加えることで、IPMモータと機械負荷による6fおよびコギングトルクリップルを抑制する場合である。
本実施形態では、トルクリップル抑制のために、q軸電流指令補償テーブル11はq軸電流指令の補償信号iqCを発生し、この補償信号を加算部12でq軸電流指令Iq0rに加算(実際は減算)し、これを電流制御部6へのq軸電流指令Iqrとする。また、d軸電流指令補償演算部13はd軸電流指令の補償信号idCを発生し、この補償信号を加算部14でd軸電流指令Id0rに加算(実際は減算)し、これを電流制御部6へのd軸電流指令Idrとする。
q軸電流指令補償テーブル11は、前記の(9)式を基にした計算結果をテーブルデータとしてもち、インバータによるIPMモータの運転状態に応じて、そのテーブルのパラメータとなるq軸電流Iq0と位相角θにほぼ一致するデータを補償信号iqCとして出力する。d軸電流指令補償演算部13は、前記の(10)式を基にした演算機能をもち、インバータによるIPMモータの運転状態に応じて、その演算要素となるd軸電流指令Id0とq軸補償電流IqCとq軸電流指令Iq0から補償信号idCを求めて出力する。
なお、テーブルデータは、(9)式を基にした計算結果を設定しておき、このデータをトルク指令を最小トルク指令から最大トルク指令にまで変化させたIPMモータの試験運転を行って調整する。
本実施形態では、実施形態1、3の場合に比べて、q軸電流およびd軸電流の補償を行う必要があるが、テーブルおよび演算が簡単になる。
(変形例)
図6は、本実施形態の変形例を示し、図5におけるq軸電流指令補償テーブル11に代えて、(9)式の演算項目φ(θ)のテーブルと定数Φ0を使った演算要素(乗除算器)で構成する。この演算部とd軸電流指令補償演算部13によってd、q軸電流指令の補償信号idCとiqCを発生する。
この構成により、図5の構成に比べてテーブル数は多くなるが、テーブルの次数を低減でき、テーブルの作成および調整が容易になる。
(実施形態4)
図7は、本発明の実施形態を示すIPMモータのトルクリップル抑制のブロック構成図であり、インバータの制御装置がIC化またはコンピュータ化された構成のため、d、q軸電流指令に独立して補償信号が加えられない場合、トルク指令にフィードフォワードで前記の(16)式を基にした補償信号を加えることで、IPMモータと機械負荷による6fおよびコギングトルクリップルを抑制する場合である。
本実施形態では、d,q軸電流指令演算部4,5と同等の演算を行うd,q軸電流指令演算部15,16を設け、これら演算部で得るd,q軸電流指令Iq0r、Id0rとロータ回転角θから、トルク電流指令補償テーブル17がトルク電流指令の補償信号trCを発生し、この補償信号を加算部18でトルク電流指令T0rに加算(実際は減算)し、これをd,q軸電流指令演算部4,5へのトルク指令とする。
トルク電流指令補償テーブル17は、前記の(16)式を基にした計算結果をテーブルデータとしてもち、インバータによるIPMモータの運転状態に応じて、そのテーブルのパラメータとなるd,q軸電流指令Iq0r、Id0rと位相角θにほぼ一致するデータを補償信号trCとして出力する。
なお、テーブルデータは、(16)式を基にした計算結果を設定しておき、このデータをトルク指令を最小トルク指令から最大トルク指令にまで変化させたIPMモータの試験運転を行って調整する。
本実施形態によれば、インバータの制御装置がd、q軸電流指令に独立して補償信号が加えられない構成の場合に適用して、トルクリップルを抑制できる。
なお、図7におけるトルク電流指令補償テーブル17に代えて、(16)式の演算項目φ(θ)のテーブルと定数Φ0等を使った演算要素で構成することができる。
本発明の実施形態1を示すトルクリップル抑制(q軸電流補償)のブロック図。 実施形態1の変形例。 本発明の実施形態2を示すトルクリップル抑制(d軸電流補償)のブロック図。 実施形態2の変形例。 本発明の実施形態3を示すトルクリップル抑制(d,q軸電流補償)のブロック図。 実施形態3の変形例。 本発明の実施形態4を示すトルクリップル抑制(トルク指令補償)のブロック図。
符号の説明
1 インバータ本体
2 IPMモータ
3 エンコーダ
4、16 q軸電流演算部
5、15 d軸電流演算部
6 電流制御部
7 q軸電流指令補償テーブル
7A,9A 補償信号演算部
8、10、12、14 加算部
9 d軸電流指令補償テーブル
11 q軸電流指令補償テーブル
13 d軸電流指令補償演算部
17 トルク電流指令補償テーブル

Claims (4)

  1. トルク指令からd,q軸電流成分を求めるd,q軸電流指令演算部と、前記d,q軸電流指令演算部の出力をd,q軸電流指令とし、この電流指令とインバータ本体の出力電流とから電流制御演算を行い、座標変換して該インバータ本体の出力電圧指令とする電流制御部とを有するベクトル制御方式のインバータでIPMモータを駆動するIPMモータのベクトル制御装置において、
    Figure 2007267466
    K:定数、φ(θ):磁束リップル成分、Iq0:q軸電流、Φ0:磁束基本波成分、Ld:d軸インダクタンス、Lq:q軸インダクタンス、Id:d軸電流、
    に基づいて求める補償信号iqCを前記q軸電流指令に加算してトルクリップルを抑制する手段を備えたことを特徴とするIPMモータのベクトル制御装置。
  2. トルク指令からd,q軸電流成分を求めるd,q軸電流指令演算部と、前記d,q軸電流指令演算部の出力をd,q軸電流指令とし、この電流指令とインバータ本体の出力電流とから電流制御演算を行い、座標変換して該インバータ本体の出力電圧指令とする電流制御部とを有するベクトル制御方式のインバータでIPMモータを駆動するIPMモータのベクトル制御装置において、
    Figure 2007267466
    K:定数、φ(θ):磁束リップル成分、Lq:q軸インダクタンス、
    に基づいて求める補償信号idCを前記d軸電流指令に加算してトルクリップルを抑制する手段を備えたことを特徴とするIPMモータのベクトル制御装置。
  3. トルク指令からd,q軸電流成分を求めるd,q軸電流指令演算部と、前記d,q軸電流指令演算部の出力をd,q軸電流指令とし、この電流指令とインバータ本体の出力電流とから電流制御演算を行い、座標変換して該インバータ本体の出力電圧指令とする電流制御部とを有するベクトル制御方式のインバータでIPMモータを駆動するIPMモータのベクトル制御装置において、
    Figure 2007267466
    φ(θ):磁束リップル成分、Φ0:磁束基本波成分、Iq0:q軸電流、Id0:d軸電流、
    に基づいて求める補償信号iqC、idCを前記q軸電流指令、d軸電流指令に加算してトルクリップルを抑制する手段を備えたことを特徴とするIPMモータのベクトル制御装置。
  4. トルク指令からd,q軸電流成分を求めるd,q軸電流指令演算部と、前記d,q軸電流指令演算部の出力をd,q軸電流指令とし、この電流指令とインバータ本体の出力電流とから電流制御演算を行い、座標変換して該インバータ本体の出力電圧指令とする電流制御部とを有するベクトル制御方式のインバータでIPMモータを駆動するIPMモータのベクトル制御装置において、
    Figure 2007267466
    K:定数、φ(θ):磁束リップル成分、Iq0:q軸電流、Φ0:磁束基本波成分、Ld:d軸インダクタンス、Lq:q軸インダクタンス、Id0:d軸電流、Δq:q軸補償電流の変化率、Δd:d軸補償電流の変化率、
    に基づいて求める補償信号trCを前記トルク電流指令に加算してトルクリップルを抑制する手段を備えたことを特徴とするIPMモータのベクトル制御装置。
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