JP2010279095A - 交流電動機のセンサレス制御装置 - Google Patents

交流電動機のセンサレス制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 高速域で閉ループ速度制御及びq軸電流制御により高精度な速度及びトルク制御を行い、低速域でq軸電流ループの動作停止によりダンピングを改善し且つ一定速時や停止時の振動を抑圧することができる交流電動機のセンサレス制御装置を提供する。
【解決手段】 推定速度とF/F速度から速度制御器3がF/Bq軸電流指令を出力する。電動機の高速域では速度制御出力切替器7がF/B軸電流指令を出力し低速域では所定の固定値C1を出力する。dq軸電流制御器10、9は電流制御を行い、F/Bdp軸電圧指令を出力する。電動機の高速域ではq軸電流制御出力切替器12がF/Bq軸電圧指令を出力し、低速域では所定の固定値C2を出力する。電圧座標変換部14がdp軸電圧指令を変換して三相電圧指令を作成する。電動機16の電流を変換して電流座標変換部17がdq軸電流を出力し、速度推定器6がdp軸電流とdq軸電圧指令から推定速度を作成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交流電動機のセンサレス制御装置及び制御方式に関するものである。
交流電動機のセンサレス制御方式では、位置または速度検出器を使用しない代わりに速度を推定する必要がある。速度推定の方法として一般に誘起電圧を利用する手法が用いられる。これは電動機の速度に比例して発生する誘起電圧を、電動機に印加している電圧及び電流を観測した結果から求めることで速度を推定する方法である。しかしながら、誘起電圧は速度に比例する為、低速域では推定精度が低下する問題がある。したがって、一般に高速域ではセンサレスの閉ループ速度制御を行う一方、低速域では同期電流制御やV/F一定制御などの開ループ速度制御を行い、速度に応じて両者を切替える手法が用いられる。
ここで、閉ループ速度制御とは、速度推定を行って得られる推定速度を利用して速度制御ループを組み、速度指令と推定速度との偏差が小さくなるように制御を行う手法のことである。一方、開ループ速度制御とは、速度制御ループを組まずに、開ループで速度を速度指令に追従させるように制御する手法である。
また、同期電流制御とは、電流制御を組み電流指令に追従するように電流を流すとともに、速度指令から生成した位相を利用して電流ベクトルを回転することで同期電流制御とし、その同期電流指令に追従させるように電動機を制御する手法である。通常の同期電流制御では、d軸電流指令として強め励磁電流指令を設定する。電動機の磁束軸とd軸が一致しているとトルクは発生しないが、速度指令が変化すると座標変換用の位相が変化し、電動機の実磁束軸とd軸との間に位相差が発生する。この位相差によりトルクが発生することで電動機は速度指令に追従するように動作する。V/F一定制御は、電圧指令と周波数指令を明示的に与え、両者の比を一定に保ちつつ周波数指令を変更し、その周波数指令に追従するように電動機の速度を制御する手法である。
従来の同期電動機のセンサレス制御方式では、低速域でq軸電流指令を零または所定の値とした同期電流制御を行い、高速域では速度制御ループ出力をq軸電流指令とする閉ループ速度制御を行うように切り替えていた(例えば特許文献1)。
また、他の従来の類似技術として、センサレス制御に関する技術ではないが、速度閉ループ制御と速度開ループ制御を切り替える手法がある。具体的には、パルス発生器(Pulse Generator:PG)付誘導電動機制御において、パルス発生器に異常が発生して速度検出できない場合に閉ループ速度制御からV/F一定制御に切替える際に、電圧および位相の値が不連続にならないように、適切な初期値を設定していた(例えば特許文献2)。
特開2007−37274号公報 特開平11−27998号公報
従来の同期電動機のセンサレス制御方式では、同期電流制御時にdq軸電流ループを組んでいるためダンピングが悪く、加減速後の一定速時や停止時に振動が発生するという問題点があった。この理由は次のようなものである。すなわち、dq軸電流ループを組んでいる場合の零速度指令状態では電流ベクトル固定で制御をしていることになり、何らかの外乱に起因して振動が発生すると電動機と制御装置の間で軸ずれが発生する。その結果、実トルク分の電流が流れることになるが、dq軸電流ループにより当該電流を抑制するように制御することになり、振動の減衰を妨げるからである。また、従来の類似技術では、閉ループ速度制御から単純なV/F一定制御に切替える際に電動機の理論的な電圧を考慮していないため、電圧や位相の値は連続にできても、これらの変化率については不連続になり、滑らかに切替えることができず切替ショックが発生するという問題点があった。さらに切替後のV/F一定制御時は電流ループを組んでいないため、十分なトルクが得られず脱調しやすい、または過電流になりやすい、といった問題点があった。
この発明に係る交流電動機のセンサレス制御装置は、交流電動機の電流と交流電動機に印加される電圧とに基づいて前記交流電動機の速度を推定する速度推定手段と、
推定速度と速度指令とに基づき速度制御を行いq軸電流指令を出力する速度制御手段と、
速度情報と電動機定数を用いてフィードフォワード電圧指令を生成する電圧フィードフォワード制御手段と、
回転同期座標上でd軸電流指令及びq軸電流指令に基づき電流制御を行いフィードバック電圧指令を生成するd軸電流制御手段およびq軸電流制御手段と、
フィードフォワード電圧指令とフィードバック電圧指令とから交流電動機に印加される電圧を生成する電圧変換手段と、
を備え、速度制御手段、およびq軸電流制御手段またはd軸電流制御手段のいずれかを、低速域において動作停止するものである。
この発明によれば、高速域で閉ループ速度制御及びq軸電流制御を行うことにより高速かつ高精度な速度制御及びトルク制御を行うことができ、また低速域でq軸電流ループを動作停止することによりダンピングを改善し、かつ一定速時や停止時の振動を抑圧することができるという効果を奏する。さらに、V/F一定制御と異なり電圧フィードフォワード制御器によって必要な電圧をまかなうので、制御切替時のショックや段付きを防止して滑らかな加減速動作を実現できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1におけるセンサレス制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における速度制御器3の構成例を示す構成図である。 本発明の実施の形態1における速度制御切替器7の構成と動作の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるセンサレス制御装置と従来技術との速度応答波形の相違を説明するための図である。 本発明の実施の形態2におけるセンサレス制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3におけるセンサレス制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4におけるセンサレス制御装置の構成を示すブロック図である。
1 制御装置
2 電流フィードフォワード制御器
3 速度制御器
4 位相演算部
5 q軸電流指令演算器
6 速度推定器
7 速度制御出力切替器
8 電圧フィードフォワード制御器
9 q軸電流制御器
10 d軸電流制御器
11 d軸電圧指令演算器
12 q軸電流制御出力切替器
13 q軸電圧指令演算器
14 電圧座標変換部
15 電力変換器
16 電動機
17 電流座標変換部
21 PI制御器
22 切換器
31 乗算器
32 加算器
33 乗算器
51 フィードバック速度切替器
52 フィードバックq軸電流切替器
61 d軸電流制御出力切替器
71 電流電圧フィードフォワード制御器
以下この発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本実施の形態1における制御装置1の構成を示すブロック図である。
電流フィードフォワード制御手段である電流フィードフォワード(以下、F/F)制御器2は、制御装置1の外部から速度指令が入力されると、制御対象が追従可能な速度であるF/F速度を速度制御手段である速度制御器3及び位相演算手段である位相演算部4へ出力すると同時に、当該F/F速度で制御対象が動作するときに必要なF/Fq軸電流Iqaをq軸電流指令演算手段であるq軸電流指令演算器5へ出力する。F/F速度waおよびF/Fq軸電流Iqaは式1で計算される。
Figure 2010279095
式1において、wr:速度指令、Kt:トルク定数、Jt:トータル機械慣性、wf:フィルタゲイン、s:微分演算子である。式1より、フィルタゲインwfが十分大きい場合は、「F/F速度=速度指令」と、また「F/Fq軸電流∝速度指令の微分」と見なすことができる。
速度制御器3は、F/F速度と、速度推定手段である速度推定器6の出力であるフィードバック(以下、F/B)速度(本願での推定速度)を入力として速度制御を行い、F/Bq軸電流指令を速度制御出力切替手段である速度制御出力切替器7へ出力するとともに速度情報であるF/F電圧演算用速度を電圧フィードフォワード制御手段である電圧F/F制御器8へ出力する。速度制御器3は一般にPI制御器21及び切換器22を用いて図2に示すように構成される。すなわち、F/F電圧演算用速度は、F/F速度とF/B速度を適宜切り替えて生成される。
速度制御出力切替器7はF/Bq軸電流指令を所定の固定値C1と切り替え、修正F/Bq軸電流指令を生成し、q軸電流指令演算器5へ出力する。q軸電流指令演算器5は、修正F/Bq軸電流指令とF/Fq軸電流Iqaとを加算してq軸電流指令を生成し、電圧F/F制御器8及びq軸電流制御手段であるq軸電流制御器9へ出力する。
d軸電流制御手段であるd軸電流制御器10は、通常はCPUの内部において固定値あるいは速度の関数として設定されるd軸電流指令と実d軸電流を入力として電流制御を行い、F/Bd軸電圧指令をd軸電圧指令演算手段であるd軸電圧指令演算器11へ出力する。q軸電流制御器9は、q軸電流指令と実q軸電流を入力として電流制御を行い、F/Bq軸電圧指令をq軸電流制御出力切替手段であるq軸電流制御出力切替器12へ出力する。すなわち、d軸電流制御器10およびq軸電流制御器9は、回転同期座標上でd軸電流指令及びq軸電流指令に基づき電流制御を行う。ここで電流制御器は一般にPI制御器で構成される。また、q軸電流制御出力切替器12はF/Bq軸電圧指令を所定の固定値C2と切り替え、修正F/Bq軸電圧指令を生成し、q軸電圧指令演算手段であるq軸電圧指令演算器13へ出力する。
電圧F/F制御器8は、F/F電圧演算用速度、d軸電流指令、及びq軸電流指令を入力とし、F/Fdq軸電圧指令vdff、vqffを出力する。F/Fdq軸電圧指令vdff、vqffは例えば電動機定数を用いて式2で計算される。
Figure 2010279095
式2においてRdおよびRqはそれぞれdq軸電機子巻線抵抗、LdおよびLqはそれぞれdq軸電機子巻線インダクタンス、idおよびiqはそれぞれdq軸電流指令、φは界磁磁束密度である。wは電気角周波数であり、F/F電圧演算用速度を電気角換算して求める。なお電気角周波数として、位相演算部4で位相演算に用いる周波数を利用してもよい。
d軸電圧指令演算器11は、F/Bd軸電圧指令とF/Fd軸電圧指令vdffとを加算し、最終的なd軸電圧指令を生成して電圧座標変換手段である電圧座標変換部14へ出力するとともに速度推定器6へ出力する(図示せず)。一方、q軸電圧指令演算器13は、修正F/Bq軸電圧指令とF/Fq軸電圧指令vqffとを加算し、最終的なq軸電圧指令を生成して電圧座標変換部14へ出力するとともに速度推定器6へ出力する(図示せず)。電圧座標変換部14は最終的なdq軸電圧指令と位相とを入力として座標変換処理を行い、三相電圧指令を電力変換器15へ出力する。電力変換器15は三相電圧指令に従って電動機16に電圧を印加する。電流座標変換手段である電流座標変換部17は、図示しない三相電流検出器により検出された電動機16に流れる三相電流の検出値と位相を入力として座標変換処理を行い、実dq軸電流をd軸電流制御器10、q軸電流制御器9及び速度推定器6へ出力する(図示せず)。速度推定器6は実dq軸電流及び最終的なdq軸電圧指令を入力として、F/B速度および位相演算用の推定周波数を出力する。位相演算部4はF/F速度と推定周波数とから座標変換用の位相を演算する。
なお、図1に構成を示す制御装置1はソフトウエアにより構築され、具体的には、中央処理装置(CPU)やASICなどのカスタムLSI、FPGA(Field programmable gate array)等で構成される。また、図1において、d軸電圧指令演算器11、q軸電圧指令演算器13及び電圧座標変換部14は電圧変換手段を構成する。
次に制御装置1の動作を説明する。本実施の形態1における制御では、高速域(例えば電動機の高速動作時)と低速域とで制御方式を切り替える。低速域と高速域の区分の具体的な一例として、例えば低速域は電動機16の回転数が所定のしきい値以下の場合を指し、所定のしきい値以上の回転数の場合を高速域とする。所定のしきい値は通常、数rpm〜数10rpmの場合が多いが、具体的には本発明を適用するシステムにより異なってもよい。
まず高速域の動作について説明する。高速域では速度制御出力切替器7およびq軸電流制御出力切替器12は、速度制御ループ及びq軸電流ループを繋いだ状態となる。ここで、速度制御出力切替器7およびq軸電流制御出力切替器12の具体的な構成と切り替え時の動作の一例を、図を用いて説明する。なおq軸電流制御出力切替器12の構成は速度制御出力切替器7と同様の構成であるため、ここでは速度制御出力切替器7を用いて説明する。図3(a)は速度制御出力切替器7の構成を示す図である。速度制御出力切替器7の入力であるF/Bq軸電流指令は、乗算器31においてゲインK1が乗算され、加算器32に入力される。一方、固定値C1は通常、CPUやASICの内部の図示しない記憶装置(ROMやRAM)等にパラメータとして記憶されている。固定値C1は乗算器33においてゲインK2が乗算され、加算器32に入力されて乗算器31の出力と加算される。加算器32の出力は、修正F/Bq軸電流指令として速度制御出力切替器7から出力される。
図3(a)のゲインK1およびK2は、それぞれ0≦K1≦1、0≦K2≦1であり、K1+K2=1が成立する。そして図3(b)に示すように、K1およびK2は速度に応じて大きさが変化する。すなわち、速度がV2より高い領域ではK2=0かつK1=1である一方、V1より低い領域ではK2=1かつK1=0となる。さらに速度V1からV2の間の切替え領域では、ゲインK1およびK2は、それぞれ図3(b)に示すように直線状に変化する。低速域と高速域を切替えるしきい値Thは、図3(b)でK1=K2となるような速度である。
すなわち高速域では、ゲインK1=1かつK2=0となるため、速度制御出力切替器7は速度制御器3の出力であるF/Bq軸電流指令を選択するよう切り替えられており、q軸電流制御出力切替器12はF/Bq軸電圧指令を選択するように切り替えられる。このような接続により、速度推定器6の出力であるF/B速度を用いたセンサレス閉ループ速度制御が行われる。また位相演算部4は推定周波数を用いて位相を演算し、演算した位相を用いて電圧座標変換部14が電圧の座標を変換し、また電流座標変換部17が電流の座標を変換することでベクトル制御を成立させる。従って、速度指令とF/B速度との間に外乱等により偏差が発生した場合には、速度制御閉ループが動作することにより、偏差が抑制されるように制御される。またq軸電流指令とF/Bq軸電流との間に外乱などによって偏差が発生した場合には、q軸電流制御の閉ループが働くことによってq軸電流偏差が抑制されるように制御される。
一方、高速域で速度指令が変化して加減速される場合は、電流F/F制御器2において必要なトルクを計算し、F/Fq軸電流Iqaがq軸電流指令演算器5へ供給される。また電圧F/F制御器8が必要なdq軸電圧指令vdffおよびvqffをd軸電圧指令演算器11およびq軸電圧指令演算器13へ供給する。従って外乱がなければ、全てF/F成分で電動機16を動作させることになる。
次に低速域での動作について説明する。低速域ではゲインK1=0かつK2=1となるため、速度制御出力切替器7およびq軸電流制御出力切替器12は、速度制御ループ及びq軸電流ループを切り放した状態となる。すなわち、速度制御出力切替器7は固定値C1を選択するよう切り替えられており、q軸電流制御出力切替器12も固定値C2を選択するように切り替えられる。このような接続により、d軸電流ループのみを閉ループとし、速度制御ループ及びq軸電流制御ループを用いない制御が行われる。
速度制御出力切替器7の出力は、固定値C1として例えば零を出力する。これにより、q軸電流指令演算器5の出力はF/Fq軸電流と等価となり、電圧F/F制御器8はF/Fq軸電流により制御されることとなる。一方、q軸電流制御出力切替器12の出力は、固定値C2として例えば極めて低速な領域で一定速を維持する場合や、停止時に必要な電圧を事前に測定しておき、その測定値を固定値C2として予め記憶装置に設定する。これにより、極めて低速域における一定速時や停止時に必要な電圧を与えることができる。また位相演算部4は、推定周波数からF/F速度に切り替え、F/F速度に基づいて位相を演算する。この場合q軸電流ループを使用していないので、軸ずれが発生した場合でも軸ずれを抑える制御はなされず、振動は収束する。
次に、低速域で速度指令が変化して加減速される場合は、式1及び式2にて計算されるF/Fdq軸電圧指令vdffおよびvqffが印加されることにより、外乱を無視すれば全てF/F成分にて電動機16を動作させることになる。なお、式2の電圧方程式は過渡電圧も考慮しているので、電動機16にかかる電圧を正確に模擬することができる。
以上述べたように、本実施の形態1では、高速域で閉ループ速度制御及びq軸電流制御を行うことにより高速かつ高精度な速度制御及びトルク制御を行うことができる。また低速域でq軸電流ループを動作停止することによりダンピングを改善し、かつ一定速時や停止時の振動を抑圧することができる。さらに、V/F一定制御と異なり電圧フィードフォワード制御器によって必要な電圧をまかなうので、制御切替時のショックや段付きを防止して滑らかな加減速動作を実現できる。
なお、低速域と高速域の制御切替は、速度指令やF/F速度などの速度または周波数に基づいて行われる。切替がスムーズになるよう、図3に示す例のようにゲイン比率を速度に応じて連続的に変更するなど徐々に切り替えてもよい。速度制御ループ及びq軸電流ループの切替はF/F速度あるいはF/Fq軸電流の大きさに基づいて判断を行う。すなわちF/F速度またはF/Fq軸電流が大きくなると高速域の制御に切替える。F/F速度またはF/Fq軸電流が十分小さいときに切り替えるようにすれば、切替ショックを抑制することができる。また減速してq軸電流ループの制御を停止する際に、切替前のq軸電流指令の値またはそれより十分大きな値を切替後のd軸電流指令として用いることができる。これにより、切替後にトルク不足で脱調する可能性を低減することができる。
またセンサレス制御時には電動機を停止させる際に直流制動が用いられるケースも多い。直流制動は一定の直流電流を流すことによりモータを停止させる手法である。本実施の形態において、切替え後のd軸電流指令に直流制動用の電流値を設定してやることで、減速して速度指令が0になった状態で直流制動状態となるため、スムーズに直流制動に入ることができる。
図4に本実施の形態1による発明の効果を説明する速度応答波形を示す。(a)は特許文献1に示される従来技術1の、(b)は特許文献2に示される従来技術2の、また(c)は本実施の形態1における本発明の、それぞれ減速停止時の速度指令と実速度を示す波形である。
図4(a)に示す従来技術1では、低速域でdq軸同期電流制御を行い、dq軸電流ループにより制御を行うためダンピングが悪く、わずかな外乱や誤差に起因して停止時に振動が発生する。また図4(b)に示す従来技術2では、低速域で電流ループをオフにするためダンピングは悪化せず振動は発生しないものの、必要な電流及び電圧を理論的に用いた制御ではなく電流及び電圧の変化率が不連続となるため、切替時の実速度に段差が生じるという問題がある。これらに対して、本実施の形態1の発明では、図4(c)に示すように停止時の振動及び切替時の実速度の段差のいずれも発生せず、滑らかな減速停止動作が実現できる。
なお、本実施の形態1では、速度指令を制御装置1の外部から入力されるものとして説明したが、これは必ずしも必要ではない。たとえばCPUの内部で速度指令を作成してもよい。また速度指令は電流F/F制御器2において制御対象が追従可能な速度であるF/F速度となって速度制御器3に入力されたが、これは必ずしも必要ではない。例えば制御装置1に入力される前に、フィルタ等を用いて速度指令を制御対象が追従可能な速度とすれば、速度制御器3に直接入力することができる。
また本実施の形態1では、電圧F/F制御器8が使用する速度情報として、速度制御器3が出力するF/F電圧演算用速度を用いる構成で説明したが、これは必ずしも必要ではない。すなわち速度情報は電動機16の速度を示す情報であればどのようなものでもよく、例えばF/F速度でもよく、速度指令でもよい。さらに本実施の形態1では、電圧F/F制御器8が出力するF/Fdq軸電圧指令vdff、vqffの演算式として式2を用いるものとして説明したが、これは必ずしも必要ではない。たとえば電流変化が十分小さい場合はLd・s・idおよびLq・s・iqの項を無視した構成としても良い。またF/Fd軸電圧指令によるd軸電流制御には急峻な応答が求められないケースも多いため、このような場合にはF/Fq軸電圧指令vqffのみを演算し、vdffは演算しない構成としてもよい。さらに微分項についてはハイパスフィルタを用いる等による代替演算を行っても良い。
また式2のdq軸電流指令やF/F速度を利用する部分は、高速域では電流ループや速度ループが働いているので、dq軸実電流やF/B速度を用いて演算してもよく、低速域に切り替える際にF/F速度を用いるように切り替えても良い。
また本実施の形態1では、速度制御出力切替器7及びq軸電流制御出力切替器12は、それぞれ速度制御器3及びq軸電流制御器9の後段に設けるものとして説明したが、これは必ずしも必要ではない。すなわち、本実施の形態1では、速度制御器3及びq軸電流制御器9の出力を、それぞれ固定値と切替える機能があればどのようなものでもよく、例えば切替える機能を速度制御器3及びq軸電流制御器9の内部に備えれば、必ずしも速度制御出力切替器7及びq軸電流制御出力切替器12は必要ではない。
また本実施の形態1では、電圧座標変換部14の入力である電圧が速度推定器6に入力されるものとして説明したが、これは必ずしも必要ではない。すなわち、電圧座標変換部14の変換が等価的であれば、電圧制御変換部14の出力でもよいし、さらに電力変換器15の出力でもよい。同様に、速度推定器6に入力される電流も電流座標変換部17の出力に限らない。例えば、電動機の電流であれば、電流座標変換部17の入力でもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、速度制御器3およびq軸電流制御器9の出力を、それぞれ速度制御出力切替器7およびq軸電流制御出力切替器12で切替える場合を例にとり説明したが、必ずしもこれらの出力を切替える必要はない。たとえば、速度制御器3およびq軸電流制御器9の入力を切替える構成としても良い。本実施の形態2では、速度制御器3およびq軸電流制御器9の入力を切替える場合を例にとり説明する。
図5は本実施の形態2における制御装置1の構成を示すブロック図である。図5において、図1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。本実施の形態2では、実施の形態1において速度制御出力切替器7およびq軸電流制御出力切替器12を備えない代わりに、速度制御器3およびq軸電流制御器9の入力に、それぞれF/B速度切替器51およびF/Bq軸電流切替器52が設けられる。F/B速度切替器51は、F/F速度とF/B速度とを入力とし、これらを切り替えて修正F/B速度を出力する。またF/Bq軸電流切替器52は、実q軸電流とq軸電流指令とを入力とし、これらを切替えて修正F/Bq軸電流を出力する。そして、図1の速度制御器3の入力であるF/B速度の代わりに修正F/B速度が入力され、同様に図1のq軸電流制御器9の入力であるF/Bq軸電流の代わりに、修正F/Bq軸電流が入力される。また、速度制御器3およびq軸電流制御器9は、積分器のホールド値をクリアする処理が追加される。
次に制御装置1の動作を説明する。まず、高速域での動作は実施の形態1と同様であり、F/B速度切替器51はF/B速度を出力し、F/Bq軸電流切替器52は実q軸電流を出力する。すなわち、速度制御ループ及びq軸電流ループを繋いだ状態とし、速度推定器6によるF/B速度を用いたセンサレス閉ループ速度制御が行われる。
次に、低速域では、F/B速度切替器51はF/F速度を出力し、F/Bq軸電流切替器52はq軸電流指令を出力するように切り替えられる。すると速度制御ループ及びq軸電流ループの制御入力の偏差が0となり、速度制御ループ及びq軸電流ループが切り離された状態となる。すなわち、d軸電流ループのみを閉ループとし、速度制御ループ及びq軸電流制御ループを開いた開ループ速度制御が行われる。
本実施の形態2でも、たとえば高速域と低速域とのF/B速度切替器51およびF/Bq軸電流切替器52の切替は、実施の形態1と同様にゲイン比率を速度に応じて連続的に変更するなど徐々に切り替えを行う。このとき、速度制御器3およびq軸電流制御器9の積分器のホールド値のクリアも、所定の時定数を持って緩やかに変更する。その結果、高速域において摩擦などの外乱トルクを速度制御器3で、また外乱電圧をq軸電流制御器9で、それぞれ補償していたものが、減速時に制御を切替えた後にも、内部の積分器が有効であるので、引き続き補償することができるとともに、徐々にクリアされることで、切替ショックが生じない効果を得ることができる。
なお、本実施の形態2では、速度制御や電流制御の停止は、F/B速度切替器51およびF/Bq軸電流切替器52を切替えるものとして説明したが、これは必ずしも必要ではない。例えば速度制御および電流制御の制御ゲインを0ないし十分小さな値に変更してもよい。制御ゲインを十分小さくすれば、制御器の出力はほぼ零となるので、実施の形態1および上で述べたのとほぼ同様の動作を実現することができる。なお、PI制御を適用する場合には、比例ゲインを十分小さくすると同時に積分ゲインも下げることが望ましい。
また、本実施の形態2では、低速域でq軸電流制御を停止する一方、d軸電流制御を動作させる構成としているが、これは必ずしも必要ではない。例えば、低速域でd軸電流制御を停止し、q軸電流制御を動作させる構成としてもよい。このような場合であっても、停止時のダンピング特性を向上させる効果を得ることができる。かつ、外乱トルク分をq軸電流制御ループが受け持つことにより、大きな外乱電圧の存在時にはショックが出にくいという効果を得ることができる。
また、本実施の形態2では、F/B速度切替器51の出力を速度制御器3に入力し、速度制御器3がF/F速度と修正F/B速度を適宜切替えてF/F電圧演算用速度を生成するものとして説明したが、これは必ずしも必要ではない。たとえば、修正F/B速度を、そのままF/F電圧演算用速度として電圧F/F制御器8へ入力してもよい。この場合、速度制御器7における切替が不要となり、制御が簡単になるという効果を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、低速域ではd軸電流制御ループのみが閉ループとなる場合を例にとり説明したが、必ずしもd軸電流制御ループを閉ループとする必要はない。たとえば、q軸電流制御ループと同様に、d軸電流制御ループを切り離した状態としてもよい。本実施の形態3では、低速域でd軸電流制御ループを切り放した場合を例にとり説明する。
図6は本実施の形態3における制御装置1の構成を示すブロック図である。図6において、図1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図6では、図1に対してd軸電流制御出力切替器61が追加されており、その他の部分は実施の形態1と同様の構成である。d軸電流制御出力切替器61は、d軸電流制御出力であるF/Bd軸電圧指令を所定の値と切り替え、修正F/Bd軸電圧指令を生成し、d軸電圧指令演算部11へ出力する。
本実施の形態3においても、実施の形態1と同様に高速域と低速域とで制御を切り替える。高速域の制御は実施の形態1と同様であるため説明を省略する。次に低速域においては、本実施の形態では、d軸電流制御も切り離す。すなわち、d軸電流制御出力切替器61の出力を所定の固定値に切り替えて出力する。その結果、電動機16は主として電圧F/F制御器8の出力であるF/Fdq軸電圧vdffおよびvqffによって駆動されることとなる。このように、本実施の形態3ではq軸電流ループのみならずd軸電流ループも停止されるので、実施の形態1と同様に低速域ではF/F電圧で駆動されることとなり、ダンピングが良く、かつ切替時にショックが発生しないという効果を得ることができる。また、本実施の形態3では、低速域では電流検出値を一切利用しない構成にすることが可能であるため、電流検出に異常がある場合でも制御することができるという効果を得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、電流F/F制御器2および電圧F/F制御器8を備える場合を例にとり説明したが、必ずしもこのような構成に限るものではない。たとえば、電流電圧F/F制御器を備える構成としてもよい。本実施の形態4では、電流電圧F/F制御器を備える場合を例にとり説明する。
図7は本実施の形態4における制御装置1の構成を示すブロック図である。図7において、図1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図7では、図1に対して電流電圧F/F制御器71が追加されており、その他の部分は実施の形態1と同様の構成である。電流電圧F/F制御器71は、速度指令を入力として、F/F速度wa、F/Fq軸電流指令Iqa、d軸電流指令、およびF/Fdq軸電圧指令vdffおよびvqffを出力する。wa、Iqa、vdff、vqffは、例えば式3で計算される。
Figure 2010279095
式3においてPmは極対数である。なお、d軸電流指令idは、固定値あるいは速度指令に応じて適宜、強め励磁・弱め励磁を行えばよい。
本実施の形態4では、電流および電圧が完全にF/F成分のみで演算されるので、より制御が安定になるという効果を得ることができる。またF/F電流および電圧を指令成分だけに基づき計算することができるため、微分演算によりノイズ分を助長させるなどのおそれがないという効果を得ることもできる。
なお、本実施の形態4では、外乱が無ければF/Fdq軸電圧のみで駆動できるので、F/Fq軸電流指令を適用しない構成とすることもでき、構成を簡単化することができる。この場合、電流電圧F/F制御器71は、電圧F/F制御器として動作する。
上述した本発明の実施の形態においては、速度制御モードを用いて説明をしているが、例えば、外側のループに位置制御や圧力制御などのような他の制御ループを組む場合であっても、本発明を利用できることは言うまでもない。また、本発明はセンサレス制御において低速域と高速域とで制御を切り替えるものとして説明したが、センサ付制御において異常が発生した際に、実施の形態で説明した低速域側での制御に切り替えるような手段としても利用することができる。
また、本発明の技術は、モータのdq軸インダクタンス差を利用した速度推定を用いずに実施できるため、非突極型のモータにも適用することができる。さらに実施の形態は永久磁石型同期電動機を例にとり説明したが、電動機は永久磁石型同期電動機に限るものではない。例えばリラクタンスモータや誘導電動機など、ベクトル制御を用いて制御できる交流電動機であれば、それぞれの電動機に対応した回路方程式を利用することにより、本発明の技術を適用することができる。
この発明は工作機械などの分野において、交流電動機のセンサレス制御を行う機器に利用できる。

Claims (8)

  1. 交流電動機の電流と交流電動機に印加される電圧とに基づいて前記交流電動機の速度を推定する速度推定手段と、
    推定速度と速度指令とに基づき速度制御を行いq軸電流指令を出力する速度制御手段と、
    速度情報と電動機定数を用いてフィードフォワード電圧指令を生成する電圧フィードフォワード制御手段と、
    回転同期座標上でd軸電流指令及びq軸電流指令に基づき電流制御を行いフィードバック電圧指令を生成するd軸電流制御手段およびq軸電流制御手段と、
    フィードフォワード電圧指令とフィードバック電圧指令とから交流電動機に印加される電圧を生成する電圧変換手段と、
    を備えた交流電動機のセンサレス制御装置において、
    速度制御手段、およびq軸電流制御手段またはd軸電流制御手段のいずれかを、低速域において動作停止することを特徴とする交流電動機のセンサレス制御装置。
  2. 前記センサレス制御装置は、q軸電流制御手段及びd軸電流制御手段を、低速域において動作停止することを特徴とする、請求項1に記載のセンサレス制御装置。
  3. 前記電圧フィードフォワード制御手段は、電流指令またはフィードフォワード電流を用いてフィードフォワード電圧を演算することを特徴とする、請求項1または2に記載のセンサレス制御装置。
  4. 前記センサレス制御装置は、さらに速度指令と機械慣性とに基づきフィードフォワードq軸電流を演算する電流フィードフォワード制御手段を備え、
    前記速度制御手段の出力にフィードフォワードq軸電流を加えてq軸電流指令とすることを特徴とする、請求項1または2に記載のセンサレス制御装置。
  5. 前記電流フィードフォワード制御手段は、さらに速度指令に基づきフィードフォワード速度を演算し、
    前記速度制御手段は、推定速度とフィードフォワード速度とに基づき速度制御を行うことを特徴とする、請求項4に記載のセンサレス制御装置。
  6. 前記センサレス制御装置は、さらに、
    前記速度制御手段の出力と、
    前記d軸電流制御手段または前記q軸電流制御手段のいずれか一方または両方の出力と、を
    低速域において、それぞれ所定の固定値に切替えることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載のセンサレス制御装置。
  7. 前記センサレス制御装置は、さらに、
    前記速度制御手段の入力と、
    前記d軸電流制御手段または前記q軸電流制御手段のいずれか一方または両方の入力と、を
    低速域において、零または極小値とすることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載のセンサレス制御装置。
  8. 前記センサレス制御装置は、さらに、
    前記速度制御手段の制御ゲインと、
    前記d軸電流制御手段または前記q軸電流制御手段のいずれか一方または両方の制御ゲインと、を
    低速域において、零または極小値とすることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載のセンサレス制御装置。
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