JP2007261089A - 平版印刷版用包装材及び平版印刷版包装構造 - Google Patents

平版印刷版用包装材及び平版印刷版包装構造 Download PDF

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Abstract

【課題】平版印刷版の塗布膜に損傷を生じさせず、また、リサイクルが可能である平版印刷版用包装材及びこの平版印刷版用包装材を使用した平版印刷版包装構造を提供する。
【解決手段】平版印刷版12を包装した状態で少なくとも一部が平版印刷版の塗布膜に接触する平版印刷版用包装材としての合紙10、10…である。この合紙10の白色度が60%以上となるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、平版印刷版用包装材及び平版印刷版包装構造に係り、特に、平版印刷版と合紙とが交互に積層された状態の積層体に好適に使用される平版印刷版用包装材及びこの平版印刷版用包装材を使用した平版印刷版包装構造に関する。
近年の製版法(電子写真製版法を含む)では、製版工程の自動化を容易にすべく、感光性印刷版や感熱性印刷版等の平版印刷版が広く用いられている。平版印刷版は、一般にシート状又はコイル状のアルミニウム板等の支持体に、たとえば、砂目立て、陽極酸化、シリケート処理、その他化成処理等の表面処理を単独又は適宜組み合わせて行い、次いで、感光層又は感熱層(以下、これらをまとめて「塗布膜」といい、塗布膜が塗布された面を「画像形成面」、塗布膜が形成されていない面を「非画像形成面」という)の塗布、乾燥処理を行った後に所望のサイズに切断されることにより製造される。
この平版印刷版は、露光、現像処理、ガム引き等の製版処理が行われ、印刷機にセットされる。そして、印刷機にセットされた平版印刷版に、インクが塗布され、これが転写されることにより、紙面に文字、画像等が印刷される。
ところで、複数の平版印刷版を積層して運搬等する場合、支持体に塗布された塗布膜(画像形成面)を保護するために、合紙と呼ばれる紙を塗布膜に接触させることがある。特に、平版印刷版を効率よく荷扱いするために、複数の平版印刷版を厚さ方向に積層して平版印刷版の積層束を構成し、この積層束を包装した状態で荷扱いすることがあり、この場合は上記した合紙を塗布膜に接触させることが好ましい。
この合紙に関しては、コストダウン、膜剥れの防止、平版印刷版との剥離性の向上、塗布膜の損傷防止、等の各種課題があり、この各課題に対処すべく本出願人により各種の提案がなされている(たとえば特許文献1〜特許文献4等。)。
このうち、特許文献1には、合紙の有無を確実に検出できるように、合紙に着色を施す内容が開示されている。特許文献2には、画像形成面と接触する合紙のベック平滑度を規定して膜剥れの防止を図る内容が開示されている。特許文献3には、非画像形成面と接触する合紙のベック平滑度を規定して平版印刷版との剥離性の向上を図る内容が開示されている。特許文献4には、静摩擦係数を規定して塗布膜の損傷防止を図る内容が開示されている。
そして、これら各種の提案を実施することにより、所期の効果が得られることが確認されている。
特開2004−17482号公報 特開2001−199472号公報 特開2001−247155号公報 特開2001−246869号公報
しかしながら、現状では合紙として未晒しクラフト紙が多用されており、この未晒しクラフト紙では依然として塗布膜に損傷を生じさせる不具合が指摘されている。また、未晒しクラフト紙は、茶色であり、合紙の有無の確実な検出には有利であるものの、リサイクルが不可能であるという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、平版印刷版の塗布膜に損傷を生じさせず、また、リサイクルが可能である平版印刷版用包装材及びこの平版印刷版用包装材を使用した平版印刷版包装構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、平版印刷版を包装した状態で少なくとも一部が該平版印刷版の塗布膜に接触する平版印刷版用包装材であって、該包装材の白色度が60%以上であることを特徴とする平版印刷版用包装材を提供する。
本発明者は、各種検討を繰り返した結果、平版印刷版用包装材の白色度を60%以上とすることにより、平版印刷版の塗布膜に損傷を生じさせる不具合を減少させ得ることを見出した、また、本発明によれば、合紙のリサイクルが可能となり、コストダウン効果が得られる。
本発明において、前記包装材の密度が0.7〜0.85g/cmであることが好ましい。このように、合紙の密度を適正範囲に制御することにより、平版印刷版の塗布膜に損傷を生じさせる不具合を一層減少させることができる。
また、本発明において、前記包装材に含まれる繊維のうち、繊維長1mm以下の繊維の含有率が50%以上であることが好ましい。このように、繊維長1mm以下の繊維の含有率を適正範囲に制御することにより、平版印刷版の塗布膜に損傷を生じさせる不具合を更に一層減少させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、平版印刷版の塗布膜に損傷を生じさせず、また、リサイクルが可能である平版印刷版用包装材及びこの平版印刷版用包装材を使用した平版印刷版包装構造を提供できる。
以下、添付図面に従って、本発明に係る平版印刷版用包装材及びこの平版印刷版用包装材を使用した平版印刷版包装構造の好ましい実施態様について説明する。
図1は、本発明に係る平版印刷版用包装材としての合紙10を使用して平版印刷版12を包装する過程を示す斜視図である。図1に示されるように、平版印刷版12と、塗布膜を保護する合紙10とが、交互に厚さ方向に重ね合わされ、更に、この上面及び下面に保護用厚紙16、16が配置され、平版印刷版12の積層束20が構成されている。
そして、積層束20を内装紙22によって包装(内装)することにより、本実施形態の平版印刷版包装構造24が構成されている。
平版印刷版12は、長方形の板状に形成された薄いアルミニウム製の支持体上に、塗布膜(感光性印刷版の場合には感光層、感熱性印刷版の場合には感熱層)を塗布して形成されている。この塗布膜に、露光、現像処理、ガム引き等の製版処理が行われ、印刷機にセットされ、インクが塗布されることにより、紙面に文字、画像等が印刷される。
なお、本実施形態の平版印刷版12は、印刷に必要な処理(露光や現像等)が施される前段階のものであり、場合によっては平版印刷版原版又は平版印刷版材と称されることもある。
なお、上記のような構成であれば、平版印刷版12の具体的構成は特に限定されない。たとえば、ヒートモード方式及びフォトン方式のレーザ刷版用の平版印刷版とすることによって、デジタルデータから直接製版可能な平版印刷版とすることができる。
また、平版印刷版12は、感光層又は感熱層中の成分を種々選択することによって、種々の製版方法に対応した平版印刷版とすることができる。本発明の平版印刷版の具体的態様の例としては、下記(1)〜(11)の態様が挙げられる。
(1) 感光層が赤外線吸収剤、熱によって酸を発生する化合物、及び酸によって架橋する化合物を含有する態様。
(2) 感光層が赤外線吸収剤、及び熱によってアルカリ溶解性となる化合物を含有する態様。
(3) 感光層が、レーザ光照射によってラジカルを発生する化合物、アルカリに可溶のバインダー、及び多官能性のモノマー又はプレポリマーを含有する層と、酸素遮断層との2層を含む態様。
(4) 感光層が、物理現像核層とハロゲン化銀乳剤層との2層からなる態様。
(5) 感光層が、多官能性モノマー及び多官能性バインダーとを含有する重合層と、ハロゲン化銀と還元剤を含有する層と、酸素遮断層との3層を含む態様。
(6) 感光層が、ノボラック樹脂及びナフトキノンジアジドを含有する層と、ハロゲン化銀を含有する層との2層を含む態様。
(7) 感光層が、有機光導電体を含む態様。
(8) 感光層が、レーザー光照射によって除去されるレーザ光吸収層と、親油性層及び/又は親水性層とからなる2〜3層を含む態様。
(9) 感光層が、エネルギーを吸収して酸を発生する化合物、酸によってスルホン酸又はカルボン酸を発生する官能基を側鎖に有する高分子化合物、及び可視光を吸収することで酸発生剤にエネルギーを与える化合物を含有する態様。
(10) 感光層が、キノンジアジド化合物と、ノボラック樹脂とを含有する態様。
(11) 感光層が、光又は紫外線により分解して自己もしくは層内の他の分子との架橋構造を形成する化合物とアルカリに可溶のバインダーとを含有する態様。
特に、近年では、レーザ光で露光する高感度感光タイプの塗布膜を塗布した平版印刷版や、感熱タイプの平版印刷版が使用されることもあるが(たとえば、上記した(1)〜(3)の態様等)、このような高感度タイプの平版印刷版の場合には、本発明の平版印刷版用包装材を使用することにより、画像形成面の品質低下を確実に防止できる。
なお、本実施形態の平版印刷版12(上記した(1)〜(11)の全ての態様の平版印刷版)は、積層束20を構成した状態で自動給版機能を持った自動製版機や、いわゆるプレートセッター等にセットされ、製版工程への供給(給版)される場合がある。
また、自動給版機能を持った自動製版機やいわゆるプレートセッター等にセットされるときに、保護用厚紙16がなく、平版印刷版12と合紙10とが各々2枚程度の少量でセットされる場合もある。
そして、図1により既述したように、塗布膜を保護する合紙10と、平版印刷版12と、を交互に厚さ方向に重ね合わせ、更に、この上面及び下面に保護用厚紙16を配置して、平版印刷版12の積層束20が構成されている。
1つの積層束20を構成する平版印刷版12の数は特に限定されないが、運搬や保管の効率化の観点等から、たとえば10枚〜100枚とすることができる。また、このように10枚〜100枚の平版印刷版12によって積層束20を構成した場合には、平版印刷版12と保護用厚紙16とがずれないように、粘着テープ等の固定手段でこれらを固定することが好ましい。
また、更に多くの平版印刷版12によって積層束20を構成し、より効率的に(少ない荷扱いの回数で)運搬や保管をできるようにすることも可能である。たとえば、平版印刷版12の枚数を最大で3000枚程度とし、平版印刷版12の20〜100枚ごとに保護用厚紙16を入れるようにしてもよい。
更に、平版印刷版12の枚数を最大で3000枚程度とし、その上下にのみ保護用厚紙16を配置してもよい。加えて、平版印刷版12の種類によっては、保護用厚紙16を省略してもよい。
図2は、平版印刷版包装構造24の外観を示す斜視図である。平版印刷版包装構造24は、上記のようにして構成された積層束20を、内装紙22によって内装し、粘着テープ28、28…によって内装紙22を所定位置で張り付けて構成されたものである。
この構成によって、不用意に内装紙22が広がったり脱落したりしないように固定され、平版印刷版12は確実に遮光及び防湿がなされる。このように、本実施形態では、積層束20を内装紙22によって内装することにより平版印刷版包装構造24が構成されている。
なお、平版印刷版12の種類や運搬方法等に応じ、積層束20を更に外装箱によって外装したり、パレットに積載したりしてもよい。
次に、本発明に係る平版印刷版用包装材としての合紙10について詳説する。合紙10の白色度は、60%以上であることが求められる。すなわち、本発明者は、各種検討を繰り返した結果、合紙10の白色度を60%以上とすることにより、平版印刷版の塗布膜に損傷を生じさせる不具合を減少させ得ることを見出した。また、合紙10の白色度を60%以上とすることにより、合紙10のリサイクルが可能となり、コストダウン効果が得られる。
この合紙10の白色度の評価は、JIS P 8123に準拠して反射測定計器により行われる。なお、合紙10の白色度を60%以上とするための具体的手段としては、合紙10に含まれるパルプのうち、バージンパルプと古紙パルプとの配合比率を制御したり、漂白処理又は脱色処理をしたり、公知の手法が採用できる。
たとえば、漂白処理は、前段階で塩素処理を行い、次いで、アルカリ処理で塩素化リグニンを溶解させる。更に、次亜塩素酸塩又は二酸化塩素による酸化処理やアルカリ処理を組み合わせて数段実施する。パルプ漂白剤は、塩素、次亜塩素酸塩、二酸化塩素、過酸化水素、酸素を主に使用する酸化漂白剤、又は、サイドロサルファイト、亜硫酸水を主に使用する還元漂白剤とがある。
また、合紙10の密度は、0.7〜0.85g/cmであることが好ましい。このように、合紙10の密度を適正範囲に制御することにより、平版印刷版12の塗布膜に損傷を生じさせる不具合を一層減少させることができる。
更に、合紙10に含まれる繊維のうち、繊維長1mm以下の繊維の含有率が50%以上であることが好ましい。このように、繊維長1mm以下の繊維の含有率を適正範囲に制御することにより、平版印刷版12の塗布膜に損傷を生じさせる不具合を更に一層減少させることができる。
上記のように、合紙10の密度を適正範囲に制御したり、合紙10に含まれる繊維のうち、繊維長1mm以下の繊維の含有率を制御したりする具体的手段としては、合紙10のを叩解処理条件を制御したり、カレンダー処理の圧力条件を制御したり、叩解処理時に所定量の古紙を混入させたりする手法等が採用できる。
合紙10としては、上記の各条件を満たしていれば、その材料や他の物性は特に限定されない。したがって、材料コストの低いものを選択することにより、合紙10を低コストで製造することができる。
たとえば、合紙10として、木材パルプを100%使用した紙や、木材パルプを100%使用せず合成パルプを使用した紙、及びこれらの紙の表面に低密度ポリエチレン層を設けた紙等を使用できる。
特に、合成パルプを使用しない紙では、材料コストが低くなるので、低コストで合紙10を製造することができる。より具体的には、漂白クラフトパルプから抄造した坪量30〜60g/m、密度0.7〜0.85g/cm、水分4〜8%、PH4〜7の合紙10が挙げられる。ただし、合紙10の具体的構成はこれに限定されるものではない。
このような合紙10の好ましい特性について、図3の表に纏める。以下、項目順に説明する。
合紙10に含まれるパルプのうち、バージンパルプと古紙パルプとの配合比率は、たとえば、バージンパルプが60%で古紙パルプが40%の場合や、バージンパルプが100%の場合が採用できる。
合紙10の白色度は、既述したように、60%以上であり、白色度の評価は、JIS P 8123に準拠する。
合紙10の厚さは、35〜80μmが好ましく、厚さの評価は、JIS P 8118に準拠する。
合紙10の坪量は、30〜60g/mが好ましく、坪量の評価は、JIS P 8124に準拠する。
合紙10の引張強さは、縦方向で1.4kN以上が好ましく、横方向で0.7kN以上が好ましい。引張強さの評価は、JIS P 8113に準拠する。
合紙10の引裂強さは、縦方向で150mN以上が好ましく、横方向で160mN以上が好ましい。引裂強さの評価は、JIS P 8116に準拠する。
合紙10のクラーク剛度は、5〜70が好ましい。クラーク剛度の評価は、JIS P 8143に準拠する。
合紙10の表面強度は、7以上が好ましい。表面強度の評価は、日本TAPPI社のNo1試験方法に準拠する。
合紙10の平滑度は、表/裏で10〜70秒が好ましい。平滑度の評価は、JIS P 8119に準拠する。
合紙10の透気度は、10〜200秒が好ましい。透気度の評価は、JIS P 8117に準拠する。
合紙10の水分値は、4〜7重量%が好ましい。水分値の評価は、JIS P 8127に準拠する。
合紙10の体積抵抗値は、1.0×1010〜1.0×1012Ω・cmが好ましい。体積抵抗値の評価は、以下の注1に示される。
(注1)
合紙を150mm×150mmのシートに切断し、このシートを温度20°Cで湿度65%RHの環境下で3時間以上放置したのち、同じ環境下で川口電気製作所製の高感度振動容量型ユニバーサル・エレクトロメーター(MMAII−17及びP−601)によって体積抵抗値を測定した。この体積抵抗値(Rv)と測定機の電極面積(19.62cm)の積から合紙の厚さ(t)を除して体積固有抵抗値(ρv)を求めた。
すなわち、ρv=19.62/t×Rvである。
合紙10の表面抵抗値は、1.0×10〜1.0×1015Ωが好ましい。表面抵抗値の評価は、以下の注2に示される。
(注2)
合紙を150mm×150mmのシートに切断し、このシートを温度20°Cで湿度65%RHの環境下で3時間以上放置したのち、同じ環境下で川口電気製作所製の高感度振動容量型ユニバーサル・エレクトロメーター(MMAII−17及びP−601)によって表面抵抗値を測定した。この表面抵抗値(Rs)と測定機の電極面積から算出される係数(18.7)の積から固有抵抗値(ρs)を求めた。
すなわち、ρs=18.7×Rsである。
合紙よりNHガスが検出されないことが好ましい。NHガスの検出方法は、以下の注3に示される。
(注3)
試料20gを細かく切り純水100gに入れ密封し、110°Cで10分間加熱後、北川式ガス検知管(20ppm用)にて測定した。
合紙より塩化物が検出されないことが好ましい。塩化物の検出方法は、以下の注4に示される。
(注4)
6mlの蒸留水中に3mlの合紙試料を入れ、その中に1%の硝酸銀溶液を2滴滴下し白濁の有無を観察した。
以上説明したように、本発明によれば、平版印刷版12の塗布膜に損傷を生じさせず、また、リサイクルが可能である合紙10及びこの合紙10を使用した平版印刷版包装構造24を提供できる。
以上、本発明に係る平版印刷版用包装材及びこの平版印刷版用包装材を使用した平版印刷版包装構造の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、各種の態様が採り得る。
たとえば、上記実施形態においては、平版印刷版用包装材として合紙10が採用されているが、他の包装材、たとえば保護用厚紙16や内装紙22に適用してもよく、これによっても本実施形態と同様の効果が得られる。
本発明に係る平版印刷版用包装材を使用して平版印刷版を包装する過程を示す斜視図 平版印刷版包装構造の外観を示す斜視図 平版印刷版用包装材の好ましい特性について纏めた表図
符号の説明
10…合紙(平版印刷版用包装材)、12…平版印刷版、16…保護用厚紙、20…積層束、22…内装紙、24…平版印刷版包装構造

Claims (4)

  1. 平版印刷版を包装した状態で少なくとも一部が該平版印刷版の塗布膜に接触する平版印刷版用包装材であって、該包装材の白色度が60%以上であることを特徴とする平版印刷版用包装材。
  2. 前記包装材の密度が0.7〜0.85g/cmである請求項1に記載の平版印刷版用包装材。
  3. 前記包装材に含まれる繊維のうち、繊維長1mm以下の繊維の含有率が50%以上である請求項1又は2に記載の平版印刷版用包装材。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の平版印刷版用包装材を使用して平版印刷版を包装したことを特徴とする平版印刷版包装構造。
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