JP2005029174A - 平版印刷版包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、積載板に対して小さい平版印刷版が積層される平版印刷版包装体において、内装紙の包装作業を容易に行うことができ、包装作業の全自動化を図ることができる平版印刷版包装体を提供する。
【解決手段】平版印刷版包装体10は、積載板22に積層された積層PS版束28の上面に、積載板22と同形で同じ大きさの天面部材30を配置し、積層PS版束28を積載板22及び天面部材30とともに内装紙32によって包装し、全体形状として直方体形状にした。天面部材30を配置することにより、積載板22の外周を覆う内装紙32の展開長と天面部材30の外周を覆う内装紙32の展開長とが等しくなるので、内装紙32を天板16の角部においてきっちりと90°に折り込むことができる。また、内装紙32の包装時における天面部材30の倒れの心配も要らないので、PS版20の積層作業及び内装紙32の包装作業を含めた包装作業の全自動化を達成できる。
【選択図】 図4
【解決手段】平版印刷版包装体10は、積載板22に積層された積層PS版束28の上面に、積載板22と同形で同じ大きさの天面部材30を配置し、積層PS版束28を積載板22及び天面部材30とともに内装紙32によって包装し、全体形状として直方体形状にした。天面部材30を配置することにより、積載板22の外周を覆う内装紙32の展開長と天面部材30の外周を覆う内装紙32の展開長とが等しくなるので、内装紙32を天板16の角部においてきっちりと90°に折り込むことができる。また、内装紙32の包装時における天面部材30の倒れの心配も要らないので、PS版20の積層作業及び内装紙32の包装作業を含めた包装作業の全自動化を達成できる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は平版印刷版包装体に関し、特に積載板上に積載された多数枚の平版印刷版を運搬及び保管するための平版印刷版包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真製版法を含む近年の製版法では、製版工程の自動化を容易にすべく、感光性印刷版や感熱性印刷版等の平版印刷版〔以下、PS版(Pre−Sensitized Plate)と称する〕が広く使用されている。PS版は、シート状又はコイル状のアルミニウム板等よりなる支持体の面上に、例えば砂目立て、陽極酸化、シリケート処理、及びその他化成処理等の親水化表面処理を単独又は適宜組み合わせて行い、次いで、感光液又は感熱液の塗布、乾燥処理を行った後、所望のサイズに切断することにより製造される。
【0003】
製造されたPS版は、活性エネルギー線照射により画像形成され、この後、アルカリ性現像液による現像処理、水洗、ガム処理、及び乾燥工程を経て印刷印版となる。
【0004】
ところで、図6の如く製造されたPS版1は、積載板2上に合紙3と交互に積載された後、防湿性及び遮光性のある内装紙4に包装され、この状態で運搬及び保管される。
【0005】
このような積載板は、PS版の複数の規格サイズに対応したサイズのものを複数種類予め用意し、積層されるPS版のサイズに対応したサイズのものを選択して使用することもできる。しかし、それでは部品管理に手間がかかるため、積載板はPS版の最大寸法の形状に合った一種類のもののみ用意され、共通化が図られている。
【0006】
したがって、最大寸法のPS版が積載板2に積層された場合には、積載板2の外周を覆う内装紙4の展開長(L1)とPS版の上面外周を覆う内装紙4の展開長(L2)とが等しくなるので、内装紙4の折り込み作業が容易になり、包装作業の全自動化を達成するための足掛かりとなる。これに対し、図6の如く積載板2に対して小さいサイズのPS版1が積層された場合には、積載板2の外周を覆う内装紙4の展開長(L1)とPS版の上面外周を覆う内装紙4の展開長(L2)に差(L1>L2)が生じるため、図6の矢印Aで示すように内装紙4を積層PS版1の上面に折り込むと、内装紙4の前記展開長の差分が皺や折れとなって発生し、うまく包装することができない。
【0007】
そこで、従来の平版印刷版包装体では、積載板に積層された積層PS版束の外周に段ボール等の緩衝部材を配置することで、前記展開長(L1、L2)を等しくさせたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−194351号公報(3頁 図3)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の平版印刷版包装体は、段ボール等の緩衝部材を積層PS版束の外周に配置するものなので、内装紙の包装時において段ボールの倒れを防止する必要があり、これを自動化するのは難しく結局のところ包装作業を自動化することが困難であった。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、積載板に対して小さい平版印刷版が積層される平版印刷版包装体において、内装紙の包装作業を容易に行うことができ、包装作業の全自動化を図ることができる平版印刷版包装体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、積載板と比較して大きさの小さい平版印刷版が該積載板上に所定枚数積載されるとともに、該積載板と同じ大きさの天面部材が、前記積載された平版印刷版の上面に載置され、該積載された平版印刷版が、前記積載板及び前記天面部材とともに内装材によって包装され直方体形状に形成されたことを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、積載板に積層された平版印刷版の上面に、積載板の同形で同じ大きさの天面部材を配置し、積層された平版印刷版を積載板及び天面部材とともに内装紙によって包装し、全体形状として直方体形状とした。よって、天面部材を配置することにより、積載板の外周を覆う内装紙の展開長と天面部材の外周を覆う内装紙の展開長とが等しくなるので、内装紙の折り込み作業を容易に行うことができ、また、内装紙の包装時における天面部材の倒れの心配も要らないので、包装作業の全自動化を達成することができる。
【0013】
平版印刷版包装体を客先に搬入する形態としては、平版印刷版包装体を架台上に載置し、架台にバンド部材で固定した形態が好ましい。この形態であれば、架台を介して平版印刷版包装体を、フォークリフト等の自走運搬車両によって容易に運搬できるからである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る平版印刷版包装体の好ましい実施の形態について詳説する。
【0015】
図1には、平版印刷版包装体10の運搬形態12の斜視図が示され、図2〜図5には、平版印刷版包装体10の作製方法が模式的に示されている。
【0016】
図1に示した運搬形態12は、平版印刷版包装体10が矩形板状のスキッド(架台に相当)14に載置されるとともに平版印刷版包装体12の上面に天板16が載置され、平版印刷版包装体12がスキッド14及び天板16とともに固定用バンド(バンド部材に相当)18、18…によって固定されて構成されたものである。天板16の表面形状は、スキッド14の表面形状と略同形に形成され、これにより運搬形態12全体が直方体形状に構成される。なお、天板16を使用することなく、平版印刷版包装体10をスキッド14に固定用バンド18によって固定してもよい。
【0017】
スキッド14の下部には2本の脚部15、15が設けられている。この2本の脚部15、15の間又は外側に、フォークリフト(不図示)のフォークを挿入することによって、平版印刷版包装体10はスキッド14を介して容易に持ち上げられ、製版機等に運ばれる。
【0018】
図2〜図5に示した模式図によれば、PS版20は、スキッド14上に載置された積載板22上に多数枚積み重ねられて積層されている。
【0019】
このPS版20は、長方形の板状に形成された薄いアルミニウム製の支持体上に、塗布膜(感光性印刷版の場合には感光層、感熱性印刷版の場合には感熱層、さらに必要に応じて、オーバーコート層やマット層等)を塗布して製造されたものである。この塗布膜に、露光、現像処理、ガム引き等の製版処理が行われ、印刷機にセットされ、インクが塗布されることで、紙面に文字、画像等が印刷される。なお、実施の形態のPS版20は、印刷に必要な処理(露光や現像等)が施される前段階のものである。
【0020】
積載板22は塩化ビニル製であり、図3の如くスキッド14よりも小さい矩形状に形成されている。また、PS版20は、積載板22よりも小さい規格サイズのものであり、積載板22に積層される場合には、PS版20の一つのコーナ部20Aが、積載板22の一つのコーナ部22Aに合わされるとともに、PS版20の一つの長辺部20Bが、積載板22の一つの長辺部22Bに合わされ、且つ、PS版20の一つの短辺部20Cが、積載板22の一つの短辺部22Cに合わされるようにして積載されている。
【0021】
さらにPS版20は、図2の如くPS版20の塗布膜を保護する合紙24と交互に厚み方向に重ね合わされて積層されるとともに、積層方向の両端面、あるいはPS版20の所定枚数ごとに保護用厚紙26が挿入されて積層されている。
【0022】
このように積層されて構成された積層PS版束28の上面には、天面部材30が載置される。この天面部材30は、厚紙で作製されるとともに、その表面形状は積載板22と同形で同じ大きさに形成されており、図3の如く、上面からみて積載板22と合致するように積層PS版束28上に載置される。
【0023】
PS版20を厚み方向に積層して積層PS版束28を構成する工程は特に限定されないが、例えば、PS版20の支持体であるウエブ状のアルミニウム板を長手方向に搬送しつつ所定のサイズに切断するPS版の加工ラインでは、PS版20を積載板22に順次集積する集積装置が設けられている。また、この加工ラインでは、切断前のアルミニウム板に、同じくウエブ状の合紙が接触配置され、その後にウエブ状のアルミニウム板と合紙24とが一体で切断されて所定サイズとされる。この場合には、集積装置での集積時に、平版印刷版10と合紙24とが交互に積層された状態で積層PS版束28が構成される。もちろん、PS版20と合紙24とを交互に積層したのち、さらにカッタ等によってPS版20及び合紙24の端部を切りそろえて、積層PS版束28を構成してもよい。
【0024】
また、1つの積層PS版束28を構成するPS版20の枚数は特に限定されないが、運搬や保管の効率化の観点等から、例えば10枚〜200枚とすることもできる。PS版20を10枚以上とすることで、荷扱いの効率化を図ることができる。また、200枚以下とすることで、積層PS版束28自体の重量が制限されることになるので、荷扱いにおける作業負荷が軽減される。さらに多数枚のPS版20によって積層PS版束28を構成し、より効率的(少ない荷扱いの回数で)に運搬や保管ができるようにすることも可能である。例えば、PS版20の枚数を500枚〜3000枚程度としても構わない。また、PS版20の種類によっては、合紙24及び保護用厚紙26のいずれか一方若しくは双方を省略して積層PS版束28を構成してもよい。
【0025】
このようにして構成された積層PS版束28及び天面部材30は、図4、図5の如く帯状の紙32によって内装される。内装紙32は、遮光性及び防湿性を有する紙によって構成されており、この内装紙32を使用して、PS版20が外部から完全に遮断されるように包装されることで、積層PS版束28が確実に遮光及び防湿される。
【0026】
内装紙32としては、その材質は、積層PS版束28を完全に外部から遮断して包装することが可能であれば特に限定されないが、例えば、所定の大きさとされた1枚の長方形状のクラフト紙によって構成することができる。また、このクラフト紙に、所定の厚さの金属薄膜を貼着し、場合によってはさらにこの金属薄膜上に所定の厚さの樹脂層を貼り合わせて構成されたものを使用してもよい。またさらに、この金属薄膜に、10〜70μmの低密度ポリエチレン層を貼着したり、この低密度ポリエチレン層に、70μm程度の黒ポリエチレンフィルムを貼り合わせたりして、遮光性及び防湿性を高めた物を使用することもできる。一般に、感光性印刷版は感光性が高く、僅かな可視光波長帯域の光によって露光されても感光層に変化が生じるため、遮光する必要がある。また、感熱性印刷板も、当たる光の熱エネルギーによって感熱層が変質したり、反応進行によって感度変化が起こったりする場合があるため、適度な遮光を行うことが好ましい。さらに、急激な湿度変化や温度変化を受けると、いずれの印刷板も、感光層又は感熱層に結露が発生して変質したり、合紙24と接着したりする等の不都合があるため、防湿する必要が生じる。内装紙32は上記したように構成されることで一定の遮光性及び防湿性を有するため、PS版20の感光層又は感熱層の変質が防止され、PS版20は一定の品質に維持される。もちろん、内装紙32が上記した一定の遮光性及び防湿性を発揮できれば、必ずしも低密度ポリエチレン層及び黒ポリエチレンフィルム等が貼着されている必要はない。
【0027】
内装紙32の形状及び内装構造(内装紙の折り方)等も、積層PS版束28を防湿及び遮光可能であれば特に限定されないが、積層PS版束28を包囲した短辺部の内装紙32A、32Aを天面部材30に向けて先に折り込み、この後、長辺部の内装紙32B、32Bを天面部材30に向けて折り込むことにより、うまく内装紙32を折り込むことができる。そして、粘着テープ等の固定手段によって、内装紙32の折込部を貼り付ける。これにより、内装紙32が不用意に広がったり脱落したりしないように固定される。固定手段としては、内装紙32を確実に固定できるものであれば限定されず、例えば、粘着テープに代えて(あるいは併用して)、ホットメルトや一般的な糊などの接着剤を使用してもよい。
【0028】
次に、実施の形態の平版印刷版包装体10の作用を説明する。
【0029】
この平版印刷版包装体10は、図2の如く積載板22に積層された積層PS版束28の上面に、積載板22と同形で同じ大きさの天面部材30を配置し、積層PS版束28を積載板22及び天面部材30とともに内装紙32によって包装し、全体形状として直方体形状としている。
【0030】
よって、天面部材30を配置することにより、積載板22の外周を覆う内装紙32の展開長と天面部材30の外周を覆う内装紙32の展開長とが等しくなるので、内装紙32を天面部材30の角部30A(図5参照)においてきっちりと90°で折り込むことができ、よって、内装紙32の折り込み作業が容易になる。
【0031】
また、平版印刷版包装体10によれば、内装紙32の包装時における天面部材30の倒れの心配も要らないので、PS版10の積層作業及び内装紙32の包装作業を含めた包装作業の全自動化を達成することができる。
【0032】
【実施例】
厚さ0.3mmで大きさが398×1100mmのアルミニウム板上に感光層又は感熱層が形成されたPS版を用意し、このPS版の塗布層に、漂白クラフトパルプから抄造した合紙を密着させ、PS版と合紙とを交互に積載した積層物の上下に、古紙から抄造した保護用厚紙を配置し積層PS版束を構成した。種類により合紙の無いもの、保護用合紙が積層PS版束に入らないもの、平版印刷版積載体の上下にのみ保護用厚紙が入るものがある。
【0033】
これらの積層PS版束は、より効率的に運搬や保管ができるようにするために、平版印刷版原版の枚数を500枚程度にして積載板の上に積載する。この集積方法は積層PS版束毎に手作業で積載板の上に積載する方法もあれば、集積装置によって1枚ずつ連続的に積載していく方法もある。
【0034】
また、実施例の平版印刷版包装体は、積載板と同寸法の天面部材を、積層されたPS版の上面に配置することにより、積載板とPS版の上面との外周差がなくなるので、内装材による皺や折れのない包装が可能となった。天面部材は、積層されたPS版の上面ばかりでなく積層されたPS版の中間にも複数配置してもよい。また、スキッドを含めて内装紙で内装してもよい。この場合、スキッドの大きさは、積載板の大きさに合わせておくことが、内装紙の包装上好ましい。
【0035】
本実施例では、天面部材として厚紙を使用したが、厚紙に代えて段ボールシートを使用してもよい。また、積載板と天面部材の周差は、30mm以内であれば問題ないが、好ましくは20mm以内さらに好ましくは10mm以下であることが好ましい。
【0036】
段ボールとしては、
(1)段ボールの段:
(強い)A>C>B>E(弱い)、の各段(JIS Z 1516)
(2)段ボールの層構成:
(強い)複々両面(AAA等)>複両面(AA等)>両面(A)(弱い)、の各段ボール(JIS Z 1516他)
(3)段ボールの表、裏ライナーの種類:
(強い)AA>A>B>C(弱い)
(4)段ボールの表、裏ライナーの坪量(g/m2 ):
(強い)440〜160(弱い)
(5)段ボールの中芯の種類:
(強い)強化中芯A>B>C(弱い)、の各級(JIS P 3904他)
(6)段ボールの中芯の坪量(g/m2 ):
(強い)280〜100(弱い)
(7)段ボールの代替材料:
坪量200〜2000(g/m2 )の厚紙
(8)ハニカム材の構成:
基本的に段ボールに使用されるライナー、中芯で構成。実施例では、天面部材に厚紙を使用したが、樹脂製等の材質はこの限りではない。
【0037】
一方、合紙としては、PS版の塗布膜を保護できれば、具体的構成は特に限定されないが、例えば、木材パルプを100%使用した紙や、木材パルプを100%使用せず合成パルプを使用した紙、及びこれらの紙の表面に低密度ポリエチレン層を設けた紙等を使用できる。特に、合成パルプを使用しない紙では、材料コストが低くなるので、低コストで合紙を製造することができる。より具体的には、漂白クラフトパルプから抄造した坪量30〜60g/m2 、密度0.7〜0.85g/cm3 、水分4〜8%、PH4〜6の合紙が挙げられるが、もちろんこれに限定されない。
【0038】
また、保護用厚紙としては、故紙から抄造した坪量200〜1500g/m2 、密度0.7〜0.85g/cm3 、水分4〜8%、ベック平滑度3〜20秒、PH4〜6の保護用厚紙を使用することができる。なお、例えば10枚〜100枚のPS版によって積層PS版束を構成した場合には、PS版と保護用厚紙とがずれないように、粘着テープ等の固定手段でこれらを固定してもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る平版印刷版包装体によれば、積載板に積層された平版印刷版の上面に、積載板と同じ大きさの天面部材を配置し、積層された平版印刷版を積載板及び天面部材とともに内装紙によって包装し、全体形状として直方体形状としたので、内装紙の折り込み作業が容易になり、また、内装紙の包装時における天面部材の倒れの心配も要らないので、包装作業の全自動化を達成することができる。
【0040】
また、平版印刷版包装体を客先に搬入する形態として、平版印刷版包装体を架台上に載置し、架台にバンド部材で固定した形態としたので、架台を介して平版印刷版包装体を、フォークリフト等の自走運搬車両によって製版機に容易に運搬できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の平版印刷版包装体の運搬形態を示した斜視図
【図2】実施の形態の平版印刷版包装体の積層PS版束を示した斜視図
【図3】図2に示した積層PS版束の上面図
【図4】積層PS版束が内装紙によって内装されている状態を示した斜視図
【図5】内装紙によって内装された積層PS版束の要部断面図
【図6】従来の積層PS版束が内装紙によって内装されている状態を示した斜視図
【符号の説明】
10…平版印刷版包装体、12…平版印刷版包装体の運搬形態、14…スキッド、16…天板、18…固定用バンド、20…PS版、22…積載板、24…合紙、26…保護用厚紙、28…積層PS版束、30…天面部材、32…内装紙
【発明の属する技術分野】
本発明は平版印刷版包装体に関し、特に積載板上に積載された多数枚の平版印刷版を運搬及び保管するための平版印刷版包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真製版法を含む近年の製版法では、製版工程の自動化を容易にすべく、感光性印刷版や感熱性印刷版等の平版印刷版〔以下、PS版(Pre−Sensitized Plate)と称する〕が広く使用されている。PS版は、シート状又はコイル状のアルミニウム板等よりなる支持体の面上に、例えば砂目立て、陽極酸化、シリケート処理、及びその他化成処理等の親水化表面処理を単独又は適宜組み合わせて行い、次いで、感光液又は感熱液の塗布、乾燥処理を行った後、所望のサイズに切断することにより製造される。
【0003】
製造されたPS版は、活性エネルギー線照射により画像形成され、この後、アルカリ性現像液による現像処理、水洗、ガム処理、及び乾燥工程を経て印刷印版となる。
【0004】
ところで、図6の如く製造されたPS版1は、積載板2上に合紙3と交互に積載された後、防湿性及び遮光性のある内装紙4に包装され、この状態で運搬及び保管される。
【0005】
このような積載板は、PS版の複数の規格サイズに対応したサイズのものを複数種類予め用意し、積層されるPS版のサイズに対応したサイズのものを選択して使用することもできる。しかし、それでは部品管理に手間がかかるため、積載板はPS版の最大寸法の形状に合った一種類のもののみ用意され、共通化が図られている。
【0006】
したがって、最大寸法のPS版が積載板2に積層された場合には、積載板2の外周を覆う内装紙4の展開長(L1)とPS版の上面外周を覆う内装紙4の展開長(L2)とが等しくなるので、内装紙4の折り込み作業が容易になり、包装作業の全自動化を達成するための足掛かりとなる。これに対し、図6の如く積載板2に対して小さいサイズのPS版1が積層された場合には、積載板2の外周を覆う内装紙4の展開長(L1)とPS版の上面外周を覆う内装紙4の展開長(L2)に差(L1>L2)が生じるため、図6の矢印Aで示すように内装紙4を積層PS版1の上面に折り込むと、内装紙4の前記展開長の差分が皺や折れとなって発生し、うまく包装することができない。
【0007】
そこで、従来の平版印刷版包装体では、積載板に積層された積層PS版束の外周に段ボール等の緩衝部材を配置することで、前記展開長(L1、L2)を等しくさせたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−194351号公報(3頁 図3)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の平版印刷版包装体は、段ボール等の緩衝部材を積層PS版束の外周に配置するものなので、内装紙の包装時において段ボールの倒れを防止する必要があり、これを自動化するのは難しく結局のところ包装作業を自動化することが困難であった。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、積載板に対して小さい平版印刷版が積層される平版印刷版包装体において、内装紙の包装作業を容易に行うことができ、包装作業の全自動化を図ることができる平版印刷版包装体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、積載板と比較して大きさの小さい平版印刷版が該積載板上に所定枚数積載されるとともに、該積載板と同じ大きさの天面部材が、前記積載された平版印刷版の上面に載置され、該積載された平版印刷版が、前記積載板及び前記天面部材とともに内装材によって包装され直方体形状に形成されたことを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、積載板に積層された平版印刷版の上面に、積載板の同形で同じ大きさの天面部材を配置し、積層された平版印刷版を積載板及び天面部材とともに内装紙によって包装し、全体形状として直方体形状とした。よって、天面部材を配置することにより、積載板の外周を覆う内装紙の展開長と天面部材の外周を覆う内装紙の展開長とが等しくなるので、内装紙の折り込み作業を容易に行うことができ、また、内装紙の包装時における天面部材の倒れの心配も要らないので、包装作業の全自動化を達成することができる。
【0013】
平版印刷版包装体を客先に搬入する形態としては、平版印刷版包装体を架台上に載置し、架台にバンド部材で固定した形態が好ましい。この形態であれば、架台を介して平版印刷版包装体を、フォークリフト等の自走運搬車両によって容易に運搬できるからである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る平版印刷版包装体の好ましい実施の形態について詳説する。
【0015】
図1には、平版印刷版包装体10の運搬形態12の斜視図が示され、図2〜図5には、平版印刷版包装体10の作製方法が模式的に示されている。
【0016】
図1に示した運搬形態12は、平版印刷版包装体10が矩形板状のスキッド(架台に相当)14に載置されるとともに平版印刷版包装体12の上面に天板16が載置され、平版印刷版包装体12がスキッド14及び天板16とともに固定用バンド(バンド部材に相当)18、18…によって固定されて構成されたものである。天板16の表面形状は、スキッド14の表面形状と略同形に形成され、これにより運搬形態12全体が直方体形状に構成される。なお、天板16を使用することなく、平版印刷版包装体10をスキッド14に固定用バンド18によって固定してもよい。
【0017】
スキッド14の下部には2本の脚部15、15が設けられている。この2本の脚部15、15の間又は外側に、フォークリフト(不図示)のフォークを挿入することによって、平版印刷版包装体10はスキッド14を介して容易に持ち上げられ、製版機等に運ばれる。
【0018】
図2〜図5に示した模式図によれば、PS版20は、スキッド14上に載置された積載板22上に多数枚積み重ねられて積層されている。
【0019】
このPS版20は、長方形の板状に形成された薄いアルミニウム製の支持体上に、塗布膜(感光性印刷版の場合には感光層、感熱性印刷版の場合には感熱層、さらに必要に応じて、オーバーコート層やマット層等)を塗布して製造されたものである。この塗布膜に、露光、現像処理、ガム引き等の製版処理が行われ、印刷機にセットされ、インクが塗布されることで、紙面に文字、画像等が印刷される。なお、実施の形態のPS版20は、印刷に必要な処理(露光や現像等)が施される前段階のものである。
【0020】
積載板22は塩化ビニル製であり、図3の如くスキッド14よりも小さい矩形状に形成されている。また、PS版20は、積載板22よりも小さい規格サイズのものであり、積載板22に積層される場合には、PS版20の一つのコーナ部20Aが、積載板22の一つのコーナ部22Aに合わされるとともに、PS版20の一つの長辺部20Bが、積載板22の一つの長辺部22Bに合わされ、且つ、PS版20の一つの短辺部20Cが、積載板22の一つの短辺部22Cに合わされるようにして積載されている。
【0021】
さらにPS版20は、図2の如くPS版20の塗布膜を保護する合紙24と交互に厚み方向に重ね合わされて積層されるとともに、積層方向の両端面、あるいはPS版20の所定枚数ごとに保護用厚紙26が挿入されて積層されている。
【0022】
このように積層されて構成された積層PS版束28の上面には、天面部材30が載置される。この天面部材30は、厚紙で作製されるとともに、その表面形状は積載板22と同形で同じ大きさに形成されており、図3の如く、上面からみて積載板22と合致するように積層PS版束28上に載置される。
【0023】
PS版20を厚み方向に積層して積層PS版束28を構成する工程は特に限定されないが、例えば、PS版20の支持体であるウエブ状のアルミニウム板を長手方向に搬送しつつ所定のサイズに切断するPS版の加工ラインでは、PS版20を積載板22に順次集積する集積装置が設けられている。また、この加工ラインでは、切断前のアルミニウム板に、同じくウエブ状の合紙が接触配置され、その後にウエブ状のアルミニウム板と合紙24とが一体で切断されて所定サイズとされる。この場合には、集積装置での集積時に、平版印刷版10と合紙24とが交互に積層された状態で積層PS版束28が構成される。もちろん、PS版20と合紙24とを交互に積層したのち、さらにカッタ等によってPS版20及び合紙24の端部を切りそろえて、積層PS版束28を構成してもよい。
【0024】
また、1つの積層PS版束28を構成するPS版20の枚数は特に限定されないが、運搬や保管の効率化の観点等から、例えば10枚〜200枚とすることもできる。PS版20を10枚以上とすることで、荷扱いの効率化を図ることができる。また、200枚以下とすることで、積層PS版束28自体の重量が制限されることになるので、荷扱いにおける作業負荷が軽減される。さらに多数枚のPS版20によって積層PS版束28を構成し、より効率的(少ない荷扱いの回数で)に運搬や保管ができるようにすることも可能である。例えば、PS版20の枚数を500枚〜3000枚程度としても構わない。また、PS版20の種類によっては、合紙24及び保護用厚紙26のいずれか一方若しくは双方を省略して積層PS版束28を構成してもよい。
【0025】
このようにして構成された積層PS版束28及び天面部材30は、図4、図5の如く帯状の紙32によって内装される。内装紙32は、遮光性及び防湿性を有する紙によって構成されており、この内装紙32を使用して、PS版20が外部から完全に遮断されるように包装されることで、積層PS版束28が確実に遮光及び防湿される。
【0026】
内装紙32としては、その材質は、積層PS版束28を完全に外部から遮断して包装することが可能であれば特に限定されないが、例えば、所定の大きさとされた1枚の長方形状のクラフト紙によって構成することができる。また、このクラフト紙に、所定の厚さの金属薄膜を貼着し、場合によってはさらにこの金属薄膜上に所定の厚さの樹脂層を貼り合わせて構成されたものを使用してもよい。またさらに、この金属薄膜に、10〜70μmの低密度ポリエチレン層を貼着したり、この低密度ポリエチレン層に、70μm程度の黒ポリエチレンフィルムを貼り合わせたりして、遮光性及び防湿性を高めた物を使用することもできる。一般に、感光性印刷版は感光性が高く、僅かな可視光波長帯域の光によって露光されても感光層に変化が生じるため、遮光する必要がある。また、感熱性印刷板も、当たる光の熱エネルギーによって感熱層が変質したり、反応進行によって感度変化が起こったりする場合があるため、適度な遮光を行うことが好ましい。さらに、急激な湿度変化や温度変化を受けると、いずれの印刷板も、感光層又は感熱層に結露が発生して変質したり、合紙24と接着したりする等の不都合があるため、防湿する必要が生じる。内装紙32は上記したように構成されることで一定の遮光性及び防湿性を有するため、PS版20の感光層又は感熱層の変質が防止され、PS版20は一定の品質に維持される。もちろん、内装紙32が上記した一定の遮光性及び防湿性を発揮できれば、必ずしも低密度ポリエチレン層及び黒ポリエチレンフィルム等が貼着されている必要はない。
【0027】
内装紙32の形状及び内装構造(内装紙の折り方)等も、積層PS版束28を防湿及び遮光可能であれば特に限定されないが、積層PS版束28を包囲した短辺部の内装紙32A、32Aを天面部材30に向けて先に折り込み、この後、長辺部の内装紙32B、32Bを天面部材30に向けて折り込むことにより、うまく内装紙32を折り込むことができる。そして、粘着テープ等の固定手段によって、内装紙32の折込部を貼り付ける。これにより、内装紙32が不用意に広がったり脱落したりしないように固定される。固定手段としては、内装紙32を確実に固定できるものであれば限定されず、例えば、粘着テープに代えて(あるいは併用して)、ホットメルトや一般的な糊などの接着剤を使用してもよい。
【0028】
次に、実施の形態の平版印刷版包装体10の作用を説明する。
【0029】
この平版印刷版包装体10は、図2の如く積載板22に積層された積層PS版束28の上面に、積載板22と同形で同じ大きさの天面部材30を配置し、積層PS版束28を積載板22及び天面部材30とともに内装紙32によって包装し、全体形状として直方体形状としている。
【0030】
よって、天面部材30を配置することにより、積載板22の外周を覆う内装紙32の展開長と天面部材30の外周を覆う内装紙32の展開長とが等しくなるので、内装紙32を天面部材30の角部30A(図5参照)においてきっちりと90°で折り込むことができ、よって、内装紙32の折り込み作業が容易になる。
【0031】
また、平版印刷版包装体10によれば、内装紙32の包装時における天面部材30の倒れの心配も要らないので、PS版10の積層作業及び内装紙32の包装作業を含めた包装作業の全自動化を達成することができる。
【0032】
【実施例】
厚さ0.3mmで大きさが398×1100mmのアルミニウム板上に感光層又は感熱層が形成されたPS版を用意し、このPS版の塗布層に、漂白クラフトパルプから抄造した合紙を密着させ、PS版と合紙とを交互に積載した積層物の上下に、古紙から抄造した保護用厚紙を配置し積層PS版束を構成した。種類により合紙の無いもの、保護用合紙が積層PS版束に入らないもの、平版印刷版積載体の上下にのみ保護用厚紙が入るものがある。
【0033】
これらの積層PS版束は、より効率的に運搬や保管ができるようにするために、平版印刷版原版の枚数を500枚程度にして積載板の上に積載する。この集積方法は積層PS版束毎に手作業で積載板の上に積載する方法もあれば、集積装置によって1枚ずつ連続的に積載していく方法もある。
【0034】
また、実施例の平版印刷版包装体は、積載板と同寸法の天面部材を、積層されたPS版の上面に配置することにより、積載板とPS版の上面との外周差がなくなるので、内装材による皺や折れのない包装が可能となった。天面部材は、積層されたPS版の上面ばかりでなく積層されたPS版の中間にも複数配置してもよい。また、スキッドを含めて内装紙で内装してもよい。この場合、スキッドの大きさは、積載板の大きさに合わせておくことが、内装紙の包装上好ましい。
【0035】
本実施例では、天面部材として厚紙を使用したが、厚紙に代えて段ボールシートを使用してもよい。また、積載板と天面部材の周差は、30mm以内であれば問題ないが、好ましくは20mm以内さらに好ましくは10mm以下であることが好ましい。
【0036】
段ボールとしては、
(1)段ボールの段:
(強い)A>C>B>E(弱い)、の各段(JIS Z 1516)
(2)段ボールの層構成:
(強い)複々両面(AAA等)>複両面(AA等)>両面(A)(弱い)、の各段ボール(JIS Z 1516他)
(3)段ボールの表、裏ライナーの種類:
(強い)AA>A>B>C(弱い)
(4)段ボールの表、裏ライナーの坪量(g/m2 ):
(強い)440〜160(弱い)
(5)段ボールの中芯の種類:
(強い)強化中芯A>B>C(弱い)、の各級(JIS P 3904他)
(6)段ボールの中芯の坪量(g/m2 ):
(強い)280〜100(弱い)
(7)段ボールの代替材料:
坪量200〜2000(g/m2 )の厚紙
(8)ハニカム材の構成:
基本的に段ボールに使用されるライナー、中芯で構成。実施例では、天面部材に厚紙を使用したが、樹脂製等の材質はこの限りではない。
【0037】
一方、合紙としては、PS版の塗布膜を保護できれば、具体的構成は特に限定されないが、例えば、木材パルプを100%使用した紙や、木材パルプを100%使用せず合成パルプを使用した紙、及びこれらの紙の表面に低密度ポリエチレン層を設けた紙等を使用できる。特に、合成パルプを使用しない紙では、材料コストが低くなるので、低コストで合紙を製造することができる。より具体的には、漂白クラフトパルプから抄造した坪量30〜60g/m2 、密度0.7〜0.85g/cm3 、水分4〜8%、PH4〜6の合紙が挙げられるが、もちろんこれに限定されない。
【0038】
また、保護用厚紙としては、故紙から抄造した坪量200〜1500g/m2 、密度0.7〜0.85g/cm3 、水分4〜8%、ベック平滑度3〜20秒、PH4〜6の保護用厚紙を使用することができる。なお、例えば10枚〜100枚のPS版によって積層PS版束を構成した場合には、PS版と保護用厚紙とがずれないように、粘着テープ等の固定手段でこれらを固定してもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る平版印刷版包装体によれば、積載板に積層された平版印刷版の上面に、積載板と同じ大きさの天面部材を配置し、積層された平版印刷版を積載板及び天面部材とともに内装紙によって包装し、全体形状として直方体形状としたので、内装紙の折り込み作業が容易になり、また、内装紙の包装時における天面部材の倒れの心配も要らないので、包装作業の全自動化を達成することができる。
【0040】
また、平版印刷版包装体を客先に搬入する形態として、平版印刷版包装体を架台上に載置し、架台にバンド部材で固定した形態としたので、架台を介して平版印刷版包装体を、フォークリフト等の自走運搬車両によって製版機に容易に運搬できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の平版印刷版包装体の運搬形態を示した斜視図
【図2】実施の形態の平版印刷版包装体の積層PS版束を示した斜視図
【図3】図2に示した積層PS版束の上面図
【図4】積層PS版束が内装紙によって内装されている状態を示した斜視図
【図5】内装紙によって内装された積層PS版束の要部断面図
【図6】従来の積層PS版束が内装紙によって内装されている状態を示した斜視図
【符号の説明】
10…平版印刷版包装体、12…平版印刷版包装体の運搬形態、14…スキッド、16…天板、18…固定用バンド、20…PS版、22…積載板、24…合紙、26…保護用厚紙、28…積層PS版束、30…天面部材、32…内装紙
Claims (2)
- 積載板と比較して大きさの小さい平版印刷版が該積載板上に所定枚数積載されるとともに、該積載板と同じ大きさの天面部材が、前記積載された平版印刷版の上面に載置され、該積載された平版印刷版が、前記積載板及び前記天面部材とともに内装材によって包装され直方体形状に形成されたことを特徴とする平版印刷版包装体。
- 前記平版印刷版包装体は、前記積載板が架台上に載置されるとともに該架台にバンド部材によって固定されることを特徴とする請求項1に記載の平版印刷版包装体。
Priority Applications (1)
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JP2003193352A JP2005029174A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | 平版印刷版包装体 |
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JP2003193352A Pending JP2005029174A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | 平版印刷版包装体 |
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2003
- 2003-07-08 JP JP2003193352A patent/JP2005029174A/ja active Pending
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