JP2007260907A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007260907A
JP2007260907A JP2006084838A JP2006084838A JP2007260907A JP 2007260907 A JP2007260907 A JP 2007260907A JP 2006084838 A JP2006084838 A JP 2006084838A JP 2006084838 A JP2006084838 A JP 2006084838A JP 2007260907 A JP2007260907 A JP 2007260907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emission
light emitting
light
printing
operation period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006084838A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kusuno
哲也 楠野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2006084838A priority Critical patent/JP2007260907A/ja
Publication of JP2007260907A publication Critical patent/JP2007260907A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)

Abstract

【課題】プリンタヘッドの光源に設けられる複数の発光素子間の経時的な特性劣化の度合いのばらつきを低減して、印刷ムラの発生を抑制することができる印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置100は、複数の有機EL素子からなる光源を有するプリンタヘッド10と、印刷データを格納する第1の記憶部21、及び、制御部30により生成される追加発光データを格納する第2の記憶部22を有するフレームメモリ20と、少なくとも印刷データに基づいてプリンタヘッド10(光源)に設けられた各有機EL素子ごとの追加発光データを生成する動作、及び、フレームメモリ20に格納された印刷データ又は追加発光データに基づいて、プリンタヘッド10の光源を発光動作させる動作を制御する制御部30と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置に関し、特に、有機エレクトロルミネッセンス素子等の発光素子をアレイ状に配列した光源を備えたプリンタヘッドを有する電子写真方式の印刷装置に関する。
従来、レーザープリンタやLEDプリンタ等の電子写真方式の印刷装置が知られている。この方式の印刷装置は、感光ドラムに一様な電荷を与え、印刷データに応じて光源からの光を集束して結像させた後、トナーを付着させ、それを熱と圧力で印刷用紙に転写して定着させることにより所望の情報を印刷するものである。
このような電子写真方式の印刷装置のプリンタヘッドに設けられる光源としては、例えば発光ダイオード(LED)をアレイ状に配列したものが知られているが、発光ダイオードは素子欠陥や素子特性のバラツキ等が生じやすく、また、高密度実装が困難であるため、近年、有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、「有機EL素子」と略記する)をアレイ状に配列した光源をプリンタヘッドに適用することが研究開発されている。このようなプリンタヘッドを備えた印刷装置については、例えば特許文献1等に詳しく記載されている。
特開平9−226172号公報 (第2頁〜第3頁、図1、図2)
上述したような発光ダイオードや有機EL素子等の発光素子をプリンタヘッドの光源として適用した印刷装置においては、発光時間や発光強度(輝度)等に起因して発光特性の経時的な変化(劣化)が生じて、明るさが徐々に低下していく。印刷内容によって発光素子(発光画素)ごとの実際の累積発光量はまちまちであるため、使用時間が長くなるにつれて、発光素子ごとの特性劣化の度合い(程度)に差異が生じて、複数の発光素子の間では発光ムラが生じ、結果として印刷ムラ(筋ムラ)が生じるという問題を有していた。
そこで、本発明は、上述した課題に鑑み、プリンタヘッドの光源に設けられる複数の発光素子間の経時的な特性劣化の度合いのばらつきを低減して、印刷ムラの発生を抑制することができる印刷装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、複数の発光素子が配列された光源を有するプリントヘッドを備える印刷装置において、前記印刷装置の印刷動作期間に、前記光源の各発光素子を発光動作させて印刷用紙に所望の情報を印刷するための印刷データを格納する第1の記憶部と、前記印刷装置の非印刷動作期間に、前記光源の各発光素子を所定のタイミングで所定の時間発光動作させる追加発光データを格納する第2の記憶部と、前記印刷データに基づいて前記光源の各発光素子ごとの前記追加発光データを生成し、前記印刷データ又は追加発光データに基づいて、前記光源の各発光素子を発光動作させる制御部と、を具備することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の印刷装置において、前記制御部は、前記印刷動作期間に前記印刷データに基づいて設定される前記光源の各発光素子の発光時間と、前記非印刷動作期間に前記追加発光データに基づいて設定される前記光源の各発光素子の追加発光時間と、の合計時間が前記各発光素子間で等しくなるように、前記追加発光データを設定することを特徴とすることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の印刷装置において、前記光源は、絶縁性基板上に複数の有機エレクトロルミネッセンス素子がアレイ状に配列されてなることを特徴とする。
本発明に係る印刷装置によれば、プリンタヘッドの光源に設けられる複数の発光素子間の累積発光量(合計累積発光時間)が等しくなるように制御されるので、発光素子間の経時的な特性劣化の度合いのばらつきを低減して、印刷ムラの発生が抑制された印刷装置を実現することができる。
以下、本発明に係る印刷装置について、実施の形態を示して詳しく説明する。なお、以下に示す実施形態においては、プリンタヘッドに設けられる光源として、複数の有機EL素子をアレイ状に配列したものを示すが、発光ダイオード(LED)等の他の発光素子を適用するものであってもよい。
(印刷装置)
図1は、本発明に係る印刷装置の一実施形態を示す概略ブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る印刷装置100は、概略、一行または複数の行にわたって設けられている複数の有機EL素子(発光素子)からなる光源を有するプリンタヘッド10と、外部装置200から供給される印刷データを格納(記憶)する第1の記憶部(印刷動作期間データ領域)21、及び、後述する制御部(CPU)30により生成される追加発光データを格納する第2の記憶部(非印刷動作期間データ領域)22を有するフレームメモリ20と、少なくとも印刷データに基づいてプリンタヘッド10(光源)に設けられた各有機EL素子ごとの追加発光データを生成する動作、及び、フレームメモリ20に格納された印刷データ又は追加発光データに基づいて、プリンタヘッド10の光源を発光動作させる動作を制御する制御部(CPU)30と、該制御部30における一連の制御動作を実行するための制御プログラムが格納されたプログラム記憶部(ROM又は外部記憶装置)40と、を備えている。
プリンタヘッド10は、図示を省略したが、ガラス基板等の透明な絶縁性基板上に複数の有機EL素子がアレイ状に配列された光源と、各有機EL素子の発光動作を制御するドライバ(又は、ドライバ及びそのコントローラ)と、を備え、制御部30からの発光制御信号に基づいて、ドライバによりフレームメモリの第1の記憶部に格納された印刷データ、又は、第2の記憶部に格納された追加発光データに基づいて、光源に設けられた各有機EL素子が個別に発光動作するように制御される。なお、印刷データに基づいて各有機EL素子から放出された光は、例えば集束性レンズ等の光学部材を介して感光ドラム(感光体)50表面に結像されることにより、上述した従来技術と同様に、印刷用紙に所望の情報が印刷される。
フレームメモリ20に設けられる第1の記憶部21は、パーソナルコンピュータ等の外部装置200から供給される印刷内容に応じた印刷データを、制御部30からの取込制御信号に基づいて取り込み格納する記憶領域である。ここで、印刷データは、印刷装置100の印刷動作期間において、上述したプリンタヘッド10及び感光ドラム50により印刷用紙に所望の情報を印刷するためのデータであって、上記第1の記憶部21は、例えば1回分の画像(例えば1ページ分の画像)の印刷動作により使用される印刷データを格納することができる程度の記憶容量を有するように設定されている。
また、第2の記憶部22は、制御部30において生成された上記プリンタヘッド10の各有機EL素子についての追加発光データを取り込み格納する記憶領域である。ここで、追加発光データは、印刷装置100の非印刷動作期間において、上述したプリンタヘッド10の各有機EL素子を個別に発光動作させて、印刷動作期間及び非印刷動作期間全体での各有機EL素子における累積発光時間(合計累積発光時間)を略均一化するためのデータであって、上記第2の記憶部22は、例えば上記第1の記憶部21と同等の記憶容量を有するように設定されている。
なお、第1の記憶部21及び第2の記憶部22は、図1に示したように、単一のフレームメモリ内に設定された異なる記憶領域を適用するものであってもよいし、個別のフレームメモリを適用するものであってもよい。
また、制御部30は、プログラム記憶部40に格納された制御プログラムに基づいて、少なくとも、外部装置200から供給される印刷データをフレームメモリ20に取り込み、第1の記憶部21に格納する動作、第1の記憶部21に格納された印刷データを読み出して、プリンタヘッド10(光源)に設けられ、印刷データに応じて発光する各有機EL素子のうち、印刷動作期間に最も発光する時間が長い有機EL素子の発光時間、或いは発光時間×発光輝度が最も大きい有機EL素子の発光時間×発光輝度を記憶し、最も発光する時間が長い有機EL素子の発光時間から各有機EL素子の発光時間を減算し、或いは発光時間×発光輝度が最も大きい有機EL素子の発光時間×発光輝度から各有機EL素子の発光時間×発光輝度を減算し、減算されたデータを追加発光データとして第2の記憶部22に格納する(書き込む)動作、印刷動作期間に第1の記憶部21に格納された印刷データに基づいてプリンタヘッド10の各有機EL素子を発光させる動作、及び、非印刷動作期間に第2の記憶部22に格納された追加発光データに基づいてプリンタヘッド10の各有機EL素子を発光させる動作を実行制御する。
つまり、各有機EL素子ごとの追加発光データを生成する動作は、印刷データに基づいて、例えば1回分(例えば印刷用紙1ページ分)の印刷動作期間における各有機EL素子の発光時間の累積値(累積発光時間)を算出し、各有機EL素子の累積発光時間のうち、最大となる(最長の)累積発光時間を抽出して、各有機EL素子の累積発光時間が当該最長累積発光時間と同じになるように、非印刷期間において各有機EL素子を発光動作させる時間(追加発光時間)を算出して追加発光データを生成する。
(印刷装置の駆動制御動作)
次に、本実施形態に係る印刷装置における駆動制御動作について説明する。以下に説明する各動作は、上述したように、制御部30において実行制御される。
図2は、本実施形態に係る印刷装置における駆動制御動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、各有機EL素子の発光輝度は一定である設定になっている。
本実施形態に係る印刷装置における駆動制御動作は、概略、印刷動作期間において、フレームメモリ20の第1の記憶部21に格納された印刷データに基づいて、プリンタヘッド10の各有機EL素子を所定のタイミングで所定の時間だけ発光させる動作と、この動作と並行して、又は、異なるタイミングで、1回分の印刷データの印刷動作期間(単位印刷期間)における各有機EL素子の発光時間を累積加算した累積発光時間を算出し、各有機EL素子間の累積発光時間が同一になるように(すなわち、最長の累積発光時間に合わせるように)、累積発光時間の短い発光素子に対して追加発光時間を設定して追加発光データとしてフレームメモリ20の第2の記憶部22に格納(書き込む動作)する動作と、上記印刷動作期間終了後の非印刷動作期間において、上記追加発光データに基づいて、各有機EL素子を所定のタイミングで所定の時間(追加発光時間)だけ発光させる動作からなる。
以下、具体的に説明する。
本実施形態に係る印刷装置における駆動制御動作は、図2に示すように、まず、制御部30が外部装置200から供給される単位印刷期間(例えば印刷用紙1ページ分)分の印刷データを取り込んでフレームメモリ20の第1の記憶部(印刷動作期間データ領域)21に格納する(ステップS101)。
次いで、制御部30がフレームメモリ20の第1の記憶部21に格納された印刷データを読み出して(ステップS102)、プリンタヘッド10(光源)に設けられた各有機EL素子に対応するように並べ替える(ステップS103)。そして、印刷装置の印刷動作期間において、当該印刷データに基づいて、プリンタヘッド10の各有機EL素子を所定のタイミングで所定の時間だけ発光させる(ステップS111)。
一方、ステップS103において、制御部30が各有機EL素子ごとに並べ替えられた印刷データに基づいて、印刷動作期間における各有機EL素子ごとの発光時間を順次累積加算して累積発光時間を算出し(ステップS104)、最も長い累積発光時間(最長累積発光時間)を抽出して(ステップS105)、制御部30の内部に一時保持(記憶)する。
次いで、フレームメモリ20の第1の記憶部21から各有機EL素子ごとの累積時間データを読み出し、上記制御部30に一時保持された最長累積発光時間から各有機EL素子ごとの累積発光時間を減算して得られた差分を計算する(ステップS106)。そして、各有機EL素子ごとに、印刷動作期間における累積発光時間と非印刷動作期間における発光時間との合計時間が、上記最長発光時間と同じになるように(すなわち、上記ステップ106において計算された差分に対応する)非印刷動作期間における発光時間(追加発光時間)を設定し、追加発光データとしてフレームメモリ20の第2の記憶部(非印刷動作期間データ領域)22に格納する(ステップS107)。
このとき、フレームメモリ20(第2の記憶部22)への追加発光データの格納方法は、各有機EL素子に対応する記憶領域において発光タイミングが早い領域から順に追加発光時間分の追加発光データを格納していき、当該追加発光データがなくなった時点で非発光状態を設定するデータ(非発光データ)を格納する。すなわち、非印刷動作期間における追加発光時間が最も長くなる有機EL素子以外の有機EL素子に対応する記憶領域においては、発光タイミングが遅い領域では非発光データが格納される。
そして、上記ステップS111における印刷動作期間終了後の非印刷動作期間において、当該追加発光データに基づいて、プリンタヘッド10の各有機EL素子を所定のタイミングで所定の時間だけ発光させる(ステップS112)。この非印刷動作期間における発光動作は、フレームメモリ20の第2の記憶部22に格納されている追加発光データを発光タイミングの早い領域から順次読み出して実行し、(追加発光時間が最も長くなる有機EL素子に対応する記憶領域に格納された)最後の追加発光データが読み出されるまでの期間、追加発光データ又は非発光データに基づいて各有機EL素子の発光動作又は非発光動作が個別に実行される。
そして、第2の記憶部22に格納された最後の追加発光データに基づく発光動作が終了した時点で非印刷動作期間を終了し、少なくともフレームメモリ20の第2の記憶部22に格納された各有機EL素子ごとの累積発光時間をリセットした後、次の印刷動作又は待機状態に移行する(ステップS108)。
上述した一連の制御動作において、ステップS104〜S107及びS112は、後述する本発明の特徴である発光素子の劣化均一化処理に相当する。また、非印刷動作期間は、最長累積発光時間に等しいので、最長累積発光時間が印刷動作期間より短ければ非印刷動作期間を印刷動作期間より短くできる。
なお、印刷動作期間及び非印刷動作期間における各有機EL素子の発光動作は、制御部における一連の制御動作(ステップS101〜S108)と同時並行して実行されるものであってもよいし、当該一連の制御動作の終了後に実行されるものであってもよい。
(発光素子の劣化均一化処理)
次に、本実施形態に係る印刷装置の駆動制御方法における発光素子(有機EL素子)の劣化均一化処理について具体例を示してさらに詳しく説明する。
図3は、本実施形態に係る印刷装置における発光素子の劣化均一化処理の一例を示す概念図である。ここでは、図示の都合上、各発光素子における発光動作のタイミングを示す単位時間(単位発光時間)を便宜的にハッチングを施して示した。
上述したステップS104〜S107及びS112において示した発光素子の劣化均一化処理について、簡単な印刷データを用いて具体的に説明する。ここでは、図3に示すように、例えば8個の発光素子(有機EL素子)が直線状に配列された光源において、1回分の印刷動作期間の印刷データとして、タイミングT1、T4、T7で4、5番目の発光素子が発光し、タイミングT2、T3、T5、T6で3、6番目の発光素子が発光するように設定されているものとする。
この場合、印刷動作期間における各発光素子の累積発光時間は、図3下表に示すように、3、6番目の発光素子が4単位発光時間分、4、5番目の発光素子が3単位発光時間分と算出される。また、1、2、7、8番目の発光素子では発光動作が行われないため、0単位発光時間となる。
これにより、最長累積発光時間として、3、6番目の発光素子の4単位発光時間分が抽出されるので、非印刷動作期間における各発光素子の追加発光時間は、4単位発光時間と各発光素子の累積発光時間との差分となり、図3下表に示すように、1、2、7、8番目の発光素子では4単位発光時間分、4、5番目の発光素子では1単位発光時間分と算出される。また、3、6番目の発光素子では0単位発光時間となる。
この追加発光時間に対応する追加発光データは、フレームメモリ20の第2の記憶部22において発光タイミングの早い領域から順に格納されるので、非印刷動作期間における各発光素子の発光動作は、図3に示すように、タイミングT11で1、2、4、5、7、8番目の発光素子が発光し、タイミングT12〜T14では1、2、7、8番目の発光素子が発光するように制御される。
このような駆動制御により、各発光素子(上述した具体例では1〜8番目の発光素子)の印刷動作期間と非印刷動作期間における発光時間の合計(合計累積発光時間)が等しくなるので、各発光素子(有機EL素子)間の特性劣化の度合い(程度)のばらつきが抑制(均一化)されて、印刷ムラを低減することができる。
本実施形態では、累積発光時間が最も長い3、6番目の発光素子では、タイミングT1、T4、T7で発光していないため、非印刷動作期間ではその分を省略できる。つまり、印刷動作期間がタイミングT1〜T7まであったのに対し、非印刷動作期間は、タイミングT1〜T7から印刷動作期間タイミングT1、T4、T7を差し引いた時間で済み、次の印刷動作に速やかに移行できる。
なお、上述した具体例においては、説明を簡明にするために、各発光素子により実現される階調(印刷階調)が2階調の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、各発光素子をパルス幅変調により発光動作させて中間階調を有する多階調の情報として印刷する場合であっても、上述した駆動制御方法と同様に、印刷動作期間における各発光素子の階調に応じた実質的な累積発光時間を算出し、それに応じて非印刷動作時における追加発光時間を設定して発光動作させることにより、各発光素子間の合計累積発光時間を等しくして、特性劣化の度合いのばらつきを抑制することができる。
また、多階調印刷の他の手法として、各発光素子に供給する電流値を制御する手法(電流制御)を適用するものであってもよく、この場合においては、予め電流値ごとの劣化係数を求めておいて、印刷動作期間の各発光素子ごとの劣化量(電流値×時間×劣化係数から算出される値)を監視し、印刷動作期間と非印刷動作期間の発光動作における上記劣化量の和が一定になるように追加発光時間を設定することにより、上述した実施形態と同等の技術思想で、各発光素子間の特性劣化の度合いのばらつきを抑制することができる。
また、有機EL素子を発光、非発光の2階調とするのではなく、それより多い階調として発光するよう設定した場合、各発光素子の発光輝度×時間を算出して、そのうち最も大きいものから各発光素子の発光輝度×時間を減算した差分を非印刷動作期間に発光するようにしてもよい。例えば図3に示すような印刷動作で印刷動作期間の発光時の輝度が一定であった場合、4、5番目の発光素子の非印刷動作期間での発光時間を1単位発光時間分とするのではなく、非印刷動作期間での発光時間が最長である1、2、7、8番目の発光素子に合わせて4単位発光時間分とし、且つ、4、5番目の発光素子の発光輝度を1、2、7、8番目の発光素子の1/4としてもよい。このとき、発光輝度と発光素子の劣化量が比例しない場合、比例するようなパラメータを加えて非印刷動作期間での発光時間または発光輝度を調整してもよい。
なお、上述した実施形態においては、単位印刷期間として、例えば印刷用紙1ページ分の印刷データをフレームメモリに格納する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、より大きな記憶容量を有するフレームメモリを適用できる場合にあっては、例えば、数ページ分の印刷データや電源投入から遮断までの印刷データをフレームメモリに格納するものであってもよい。これによれば、より長い単位印刷期間における各発光素子の累積発光実時間のうちの最長値に基づいて、追加発光時間が設定されるので、短い単位印刷期間ごとに追加発光時間を設定し、非印刷動作期間ごとに発光動作を実行する動作を繰り返す場合に比較して、発光素子の追加発光時間を実質的に短くすることができるので、駆動制御動作全体として発光素子の発光時間を短縮して、発光動作に起因する特性劣化の進行を抑制することができる。
本発明に係る印刷装置の一実施形態を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る印刷装置における駆動制御動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る印刷装置における発光素子の劣化均一化処理の一例を示す概念図である。
符号の説明
10 プリンタヘッド
20 フレームメモリ
21 第1の記憶部
22 第2の記憶部
30 制御部
40 プログラム記憶部
50 感光ドラム
100 印刷装置
200 外部装置

Claims (3)

  1. 複数の発光素子が配列された光源を有するプリントヘッドを備える印刷装置において、
    前記印刷装置の印刷動作期間に、前記光源の各発光素子を発光動作させて印刷用紙に所望の情報を印刷するための印刷データを格納する第1の記憶部と、
    前記印刷装置の非印刷動作期間に、前記光源の各発光素子を所定のタイミングで所定の時間発光動作させる追加発光データを格納する第2の記憶部と、
    前記印刷データに基づいて前記光源の各発光素子ごとの前記追加発光データを生成し、前記印刷データ又は追加発光データに基づいて、前記光源の各発光素子を発光動作させる制御部と、
    を具備することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御部は、前記印刷動作期間に前記印刷データに基づいて設定される前記光源の各発光素子の発光時間と、前記非印刷動作期間に前記追加発光データに基づいて設定される前記光源の各発光素子の追加発光時間と、の合計時間が前記各発光素子間で同一になるように、前記追加発光データを設定することを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記光源は、絶縁性基板上に複数の有機エレクトロルミネッセンス素子がアレイ状に配列されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置。
JP2006084838A 2006-03-27 2006-03-27 印刷装置 Pending JP2007260907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006084838A JP2007260907A (ja) 2006-03-27 2006-03-27 印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006084838A JP2007260907A (ja) 2006-03-27 2006-03-27 印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007260907A true JP2007260907A (ja) 2007-10-11

Family

ID=38634395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006084838A Pending JP2007260907A (ja) 2006-03-27 2006-03-27 印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007260907A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015159303A (ja) * 2010-03-31 2015-09-03 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
US9709917B2 (en) 2015-05-27 2017-07-18 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus and light intensity adjusting method
JP2019084733A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、管理システム、画像形成制御プログラム、管理プログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000118041A (ja) * 1998-10-15 2000-04-25 Ricoh Co Ltd 画像記録装置
JP2000343752A (ja) * 1999-06-03 2000-12-12 Futaba Corp 有機elプリントヘッド
JP2001260416A (ja) * 2000-03-22 2001-09-25 Futaba Corp 有機elプリントヘッド
JP2002361924A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Canon Inc 露光装置、画像形成装置および露光装置の光量調整方法
JP2003334990A (ja) * 2002-05-23 2003-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 露光ヘッドの制御方法および露光ヘッドを塔載した電子写真装置
JP2004167898A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Fuji Photo Film Co Ltd 露光装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000118041A (ja) * 1998-10-15 2000-04-25 Ricoh Co Ltd 画像記録装置
JP2000343752A (ja) * 1999-06-03 2000-12-12 Futaba Corp 有機elプリントヘッド
JP2001260416A (ja) * 2000-03-22 2001-09-25 Futaba Corp 有機elプリントヘッド
JP2002361924A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Canon Inc 露光装置、画像形成装置および露光装置の光量調整方法
JP2003334990A (ja) * 2002-05-23 2003-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 露光ヘッドの制御方法および露光ヘッドを塔載した電子写真装置
JP2004167898A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Fuji Photo Film Co Ltd 露光装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015159303A (ja) * 2010-03-31 2015-09-03 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
US9709917B2 (en) 2015-05-27 2017-07-18 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus and light intensity adjusting method
JP2019084733A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、管理システム、画像形成制御プログラム、管理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009025735A (ja) 画像表示装置
EP1326199A2 (en) Adaptive light emitting diode bar equalization
KR20120081084A (ko) 표시 장치, 얼룩 보정 방법 및 컴퓨터 프로그램
JP2007260907A (ja) 印刷装置
JP2007086581A (ja) 画像処理装置、電気光学装置、電子機器およびデータ生成方法
US7944459B2 (en) Light-emitting device, driving circuit, driving method, electronic apparatus, and image forming apparatus
JP2005283816A (ja) 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置の製造方法、及び電子機器
CN102566361B (zh) 延长发光二极管印刷杆寿命或改善图像质量的设备和方法
JP4637650B2 (ja) 露光装置および露光装置における階調補正方法
JP2006179885A (ja) 発光素子アレイの製造方法及び輝度調整方法、露光ヘッド、並びに電子写真装置
JP7091192B2 (ja) プリントヘッド及び画像形成装置
JP2007062020A (ja) 露光装置
JP2007182073A (ja) 電子写真プリンタ用の露光デバイスの調整方法と露光デバイス
JP5810626B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法および記録媒体
JP2007083558A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JPH0557955A (ja) ラインプリンタ
JP6160429B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置
US10802416B1 (en) Print head and image forming apparatus
JP2009056774A (ja) 露光装置及びその駆動制御方法並びに画像形成装置
JP2006021533A (ja) 露光装置、露光装置を用いた印刷装置、および、ノンインパクト印刷装置を調節するための方法
JP2003127462A (ja) 光書込みヘッドの光量補正方法
JP2003220727A5 (ja)
JP2013099900A (ja) 印刷装置
JP4450194B2 (ja) 光学ヘッドの制御装置および画像形成装置
JP6631334B2 (ja) 光書込み装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111005

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120207