JPH0557955A - ラインプリンタ - Google Patents

ラインプリンタ

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JPH0557955A
JPH0557955A JP21853891A JP21853891A JPH0557955A JP H0557955 A JPH0557955 A JP H0557955A JP 21853891 A JP21853891 A JP 21853891A JP 21853891 A JP21853891 A JP 21853891A JP H0557955 A JPH0557955 A JP H0557955A
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JP
Japan
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light
line
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JP21853891A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Shimura
政利 志村
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラインヘッドの主走査方向の光強度分布を均
一に補正するラインプリンタの小型軽量化や生産性を向
上させる。 【構成】 発光素子アレイの光強度分布を近似した誤差
データと、レンズアレイの集光特性の変動データと、発
光素子アレイとレンズアレイとの相対的な位置データと
を各々予め記憶した記憶手段39〜41を設け、このよ
うな記憶手段39〜41の各データから補正データを算
定してラインヘッドの光強度を均一化する発光補正手段
17,37,38を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式のライン
プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、各種のプリンタが実用化されてお
り、例えば、その一つにラインプリンタがある。例え
ば、電子写真方式のラインプリンタは、感光ドラムの周
面上に帯電器、ラインヘッド、現像器、転写器等の装置
を近接配置した構造となっており、帯電器の印加電圧で
帯電した感光ドラムの周面に、ラインヘッドに連設され
た発光素子の選択的な発光で露光を行なって潜像を形成
し、この潜像を現像器から供給されるトナーで現像して
転写器で印刷用紙に転写するようになっている。
【0003】このようなラインヘッドの発光素子として
は一般的にLED(Light Emitting Diode)などが
使用されているが、これは製作した素子間に特性差が生
じやすく、発光強度が均一なラインヘッドを製造するこ
とが困難である等の課題を有している。そこで、現在で
はラインヘッドの発光素子としてエッジエミッタなどと
も呼称される端面発光型EL(Electro Luminescenc
e)素子を使用することが考えられている。この端面発光
型EL素子とは、活性元素を含む硫化亜鉛等からなる薄
膜状の活性層を上下から囲んだ誘電体層の上下面に平板
電極を形成したもので、上面が発光する従来のELに比
して100倍程の発光強度の極扁平な光を活性層の端面か
ら出射することができる。
【0004】そこで、このような端面発光型EL素子を
利用したラインプリンタである端面発光型ELプリンタ
を、本出願人が特開平2-274570号公報等に開示してい
る。さらに、本出願人は、ラインヘッドに連設した端面
発光型EL素子の発光強度を各々予め測定しておき、こ
の素子データに従って各端面発光型EL素子に印加する
パルス数を制御することで、ラインヘッドの発光強度を
均一化した端面発光型ELプリンタを特開平3-73369号
公報に開示している。そこで、この端面発光型ELプリ
ンタを公知技術として図6に基づいて説明する。まず、
この端面発光型ELプリンタ1は、ホストコンピュータ
等の外部機器(図示せず)から入力される印刷データを転
送するプリンタコントローラ2がインターフェイス3に
接続され、このインターフェイス3に第一・第二のアド
レスカウンタ4,5と基準クロック発生部6とが接続さ
れたコントロール回路7を介してタイミングコントロー
ラ8が接続されている。また、前記インターフェイス3
は、各々スリーステート9〜12が入出力部に接続され
た二個のRAM(Random Access Memory)13,1
4に第一のデータ処理回路15を介して接続されてお
り、前記RAM13,14にはコントロール回路7と前
記第一・第二のアドレスカウンタ4,5とがセレクタ1
6を介して接続されている。さらに、前記RAM13,
14は、前記タイミングコントローラ8が接続された第
二のデータ処理回路17に前記スリーステート11,1
2を介して接続されている。
【0005】また、前記第二のデータ処理回路17と前
記タイミングコントローラ8とが接続された駆動IC
(Integrated Circuit)181〜18qは、m×n個の
発光素子である端面発光型EL素子19がアレイ状に連
設されたラインヘッド20にn個のブロック電極211
〜21nを介して接続されており、前記タイミングコン
トローラ8が接続されたコモンドライバ22は前記ライ
ンヘッド20にm個のコモン電極231〜23mを介し
て接続されている。ここで、前記駆動IC181〜18
qは、各々シフトレジスタ24とラッチ25及びブロッ
クドライバ26を順次パラレル接続した構造となってお
り、前記シフトレジスタ24と前記ラッチ25とに前記
タイミングコントローラ8が接続されている。
【0006】ここで、この端面発光型ELプリンタ1で
は、前記基準クロック発生部6と前記コントロール回路
7とが接続された第三のアドレスカウンタ27にROM
(Read Only Memory)等からなるデータテーブル2
8がパラレル接続されており、このデータテーブル28
が前記第二のデータ処理回路17に接続されている。そ
して、前記データテーブル28には、予めラインヘッド
20の端面発光型EL素子19の光強度分布を測定し、
この測定値に基づいて設定した補正データである素子出
力データが登録されている。ここで、このデータテーブ
ル28に登録される素子出力データは、例えば、各端面
発光型EL素子19に個々に3ビットで形成されてお
り、発光強度が最小のものを「111」とすると最大の「000」
まで順次設定されている。
【0007】また、同図のブロック図では、前記ライン
ヘッド20と前記駆動IC18とを便宜上別個に記載し
たが、図7に例示するように、前記ラインヘッド20
は、実際には前記駆動IC18が実装された回路基板2
9と前記端面発光型EL素子19が形成されたヘッド基
板30及びセルフォックレンズアレイ31を一個のベー
ス32上に一体に固定した構造などとして実現され、一
般的には装置本体(図示せず)に交換自在に装着されてい
る。
【0008】このような構成において、この端面発光型
ELプリンタ1では、プリンタコントローラ2からイン
ターフェイス3を介して入力されたクロック信号を含む
印刷データが、一主走査ライン毎に第一のデータ処理回
路15で並び換え等の処理により圧縮される。
【0009】そこで、この圧縮された印刷データは、R
AM13,14の一方に一主走査ラインの印刷時間中に
一時記憶され、同時に、他方のRAM14,13からは
事前に一時記憶した印刷データが高速で出力される。
【0010】ここで、印刷データを一時記憶するRAM
13,14の選択は、プリンタコントローラ2から第一
のアドレスカウンタ4に入力されたタイミングに従って
動作するセレクタ16により行なわれる。また、RAM
14,13からの印刷データ出力は、基準クロック発生
部6から発せられる高速出力用の基準クロック信号に同
期して動作するコントロール回路7及び第二のアドレス
カウンタ5に従って行なわれる。
【0011】この時、この端面発光型ELプリンタ1で
は、同様にコントロール回路7に制御された第三のアド
レスカウンタ27により、データテーブル28から素子
出力データが印刷データに同期して第二のデータ処理回
路17に出力される。
【0012】ここで、印刷データは各端面発光型EL素
子19の印刷の有無が「1」と「0」とで設定されており、
前述のように素子出力データは各端面発光型EL素子1
9毎に3ビットで「111」から「000」まで設定されている。
そして、これらのデータが入力される第二のデータ処理
回路17は、3ビットの素子出力データをデコードして
印刷データと合成する機能を備えている。
【0013】ここで、端面発光型EL素子19の発光強
度は入力するパルス数に応じて上昇するので、この端面
発光型ELプリンタ1では、八回のパルス入力で端面発
光型EL素子19の発光強度を最大としている。
【0014】そこで、例えば、ある端面発光型EL素子
19の発光強度が、八段階の設定で弱い方から二番目で
あったすると、この素子出力データは「110」となる。す
ると、この素子出力データは第二のデータ処理回路17
でデコードされて7回目のパルス出力時に低電圧パルス
の位相が制御され、この端面発光型EL素子19は七回
のパルス入力で発光する。また、上述した端面発光型E
L素子19よりも発光強度が小さく、素子出力データが
「111」として設定された場合、この端面発光型EL素子
19は八回のパルス入力で発光する。
【0015】そこで、このようにして各端面発光型EL
素子19毎に光強度差が補正された合成データは、駆動
IC181〜18qにパラレルに入力されて保持され
る。そして、これらの駆動IC181〜18qとコモン
ドライバ22とがタイミングコントローラ8に制御され
ることで、ブロック電極211〜21nとコモン電極2
1〜23mとから各々低電圧高電圧の駆動パルスがラ
インヘッド20に繰返し出力される。この時、これらの
駆動パルスの同期制御が行なわれることで、合成された
駆動パルスの電圧が端面発光型EL素子19の閾電圧以
上以下とされて発光非発光が制御される。
【0016】そして、この端面発光型ELプリンタ1
は、合成データが入力されたラインヘッド20の光強度
が均一な主走査発光により高品質な印刷を行なうことに
なる。
【0017】なお、この端面発光型ELプリンタ1で
は、上述の動作が1ラインの印刷時間中に複数回行なわ
れ、ラインヘッド20は一主走査ライン分の幅にライン
発光を複数繰返すことになる。これは、端面発光型EL
素子19が極度に扁平であることに対応したもので、こ
のように複数回の発光動作で一画素を形成することで、
略正方形の画素を印刷できることになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述した端面発光型E
Lプリンタ1では、予め測定したラインヘッド20の光
強度分布に従って印刷時に端面発光型EL素子19の発
光強度を補正することで、ラインヘッド20の主走査方
向の光強度を均一にして印刷品質を向上させるようにな
っている。
【0019】ここで、上述のような端面発光型ELプリ
ンタ1では、例えば、ラインプリンタ20に2480個など
と膨大な個数の端面発光型EL素子19が連設されるの
で、これらの端面発光型EL素子19に対して個々に設
定した素子出力データをデータテーブル28に格納して
おくことになる。しかし、これでは記憶するデータ量が
過大であるため、データテーブル28を形成するメモリ
が大型化すると共にデータテーブル28とデータ処理回
路17との配線数も増加することになって機器の小型軽
量化や生産性が阻害されることになる。
【0020】また、前述のようにラインヘッド20は消
耗品として一般的に交換自在となっているので、ライン
ヘッド20毎に異なる素子出力データを記憶するデータ
テーブル28はラインヘッド20と一体に設ける必要が
ある。例えば、発光素子としてLEDを利用したライン
プリンタ(図示せず)では、ラインヘッドに、駆動回路
と、通電時間からなる補正データのメモリと、補正デー
タと印刷データとを合成して駆動回路を制御する制御回
路とを組込んだものがあるが、これでは多数の回路部品
を搭載すると交換部品であるラインヘッドの小型軽量化
が阻害されて好ましくない。そこで、ラインヘッドには
補正データのメモリと駆動回路とを設け、制御回路は装
置本体のCPU(Central Processing Unit)などで
実現することも考えられるが、前述のように発光素子の
個々に設定した補正データは容量が膨大であるため、こ
れではラインヘッドと装置本体とのコネクタの個数が増
加するなどして好ましくない。
【0021】本発明は、ラインヘッドの主走査方向の光
強度分布を均一に補正するラインプリンタにおいて、ラ
インヘッドの小型軽量化や生産性を向上させると共に装
置本体との接続を簡易にするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
発光素子アレイとレンズアレイとを一体に設けたライン
ヘッドを形成し、このラインヘッドと対向する位置に相
対的に副走査移動する潜像担持体を配置し、この潜像担
持体の相対移動に同期してラインヘッドの発光素子に駆
動電力を印加する駆動回路を設けたラインプリンタにお
いて、発光素子アレイの主走査方向での光強度分布を連
続する所定数の発光素子からなるブロック毎に近似した
誤差データを予め記憶した素子誤差記憶手段を設け、レ
ンズアレイの主走査方向の集光特性の変動データを予め
記憶したレンズ誤差記憶手段を設け、発光素子アレイと
レンズアレイとの相対的な位置データを予め記憶した位
置記憶手段を設け、この位置記憶手段が記憶した位置デ
ータと素子誤差記憶手段が記憶した誤差データとレンズ
誤差記憶手段が記憶した変動データとから補正データを
算定して駆動回路がラインヘッドに出力する駆動電力の
制御でラインヘッドの光強度を均一化する発光補正手段
を設けた。
【0023】請求項2記載の発明は、少なくとも発光素
子アレイとレンズアレイと素子誤差記憶手段と位置記憶
手段とを一体にユニット化したラインヘッドを形成し、
このラインヘッドが着脱自在に装着される装置本体に少
なくとも発光補正手段を設けた。
【0024】
【作用】請求項1記載の発明は、位置記憶手段が記憶し
た位置データと素子誤差記憶手段が記憶した誤差データ
とレンズ誤差記憶手段が記憶した変動データとから補正
データを算定する発光補正手段が駆動回路がラインヘッ
ドに出力する駆動電力の制御でラインヘッドの光強度を
均一化することで、ラインヘッドの光強度が主走査方向
で均一に補正されるので印刷品質が良好であり、発光素
子の各々に対して設定される大容量の補正データが各々
小容量の変動データと誤差データと位置データとから算
定されるので、位置記憶手段と素子誤差記憶手段とレン
ズ誤差記憶手段とに大容量のメモリを要することがな
い。
【0025】請求項2記載の発明は、ラインヘッドに素
子誤差記憶手段と位置記憶手段とを設けると共に装置本
体に発光補正手段を設けたことで、ラインヘッドを交換
しても各記憶手段内のデータからラインヘッドに固有の
補正データが再現されるので、ラインヘッドを交換して
も印刷品質を良好に維持することができ、大容量の補正
データを取扱う発光補正手段は装置本体に内蔵されてラ
インヘッド内の記憶手段は各々小容量なので、交換自在
なラインヘッドを小型軽量化することができる。
【0026】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図5に基づいて
説明する。まず、図1のブロック図に例示するように、
このラインプリンタである端面発光型ELプリンタ33
では、ホストコンピュータ等の外部機器(図示せず)から
入力される印刷データを転送するプリンタコントローラ
2がインターフェイス3に接続され、このインターフェ
イス3に第一・第二のアドレスカウンタ4,5と基準ク
ロック発生部6とが接続されたコントロール回路7を介
してタイミングコントローラ8が接続されている。ま
た、インターフェイス3は、各々スリーステート9〜1
2が入出力部に接続された二個のRAM13,14に第
一のデータ処理回路15を介して接続されており、RA
M13,14にはコントロール回路7と第一・第二のア
ドレスカウンタ4,5とがセレクタ16を介して接続さ
れている。さらに、RAM13,14は、タイミングコ
ントローラ8が接続された第二のデータ処理回路17に
スリーステート11,12を介して接続されている。
【0027】また、第二のデータ処理回路17とタイミ
ングコントローラ8とが接続された駆動回路である駆動
IC341〜34qは、m×n個の発光素子である端面
発光型EL素子19がアレイ状に連設されたラインヘッ
ド35にn個のブロック電極211〜21nを介して接
続されており、タイミングコントローラ8が接続された
コモンドライバ22はラインヘッド35にm個のコモン
電極231〜23mを介して接続されている。ここで、
駆動IC341〜34qは、各々シフトレジスタ24と
ラッチ25と排他的論理和36及びブロックドライバ2
6を順次パラレル接続した構造となっており、シフトレ
ジスタ24とラッチ25及び前記排他的論理和36にタ
イミングコントローラ8が接続されている。
【0028】また、基準クロック発生部6とコントロー
ル回路7とが接続された第三のアドレスカウンタ27に
は、RAM等からなるデータテーブル37がパラレル接
続されており、このデータテーブル37が第二のデータ
処理回路17に接続されている。そして、この端面発光
型ELプリンタ33では、前記データテーブル37に補
正データ生成回路38が接続されており、このデータ生
成回路38には、レンズ誤差記憶手段であるレンズムラ
データROM39と位置記憶手段である相対位置データ
ROM40及び素子誤差記憶手段である発光分布近似値
ROM41が接続されている。ここで、前記レンズムラ
データROM39には、図3に例示するように、セルフ
ォックレンズアレイ31の主走査方向の集光特性の変動
データが予め格納され、前記相対位置データROM40
には、セルフォックレンズアレイ31と端面発光型EL
素子19アレイとの相対的な位置データが格納され、前
記発光分布近似値ROM41には、前記ラインヘッド3
5の主走査方向での光強度分布を連続する所定数の端面
発光型EL素子19からなるブロック毎に近似した誤差
データが予め格納されている。より具体的には、前記相
対位置データROM40内の位置データは、図3(b)に
例示するように、前記セルフォックレンズアレイ31の
集光特性のディップ上に位置する端面発光型EL素子1
9の通し番号Pなどで設定されており、前記発光分布近
似値ROM41内の誤差データは、図4に例示するよう
に、連続的に変化する端面発光型EL素子19アレイの
光強度分布を折線グラフで近似している。
【0029】そして、これらのROM39〜41のデー
タから補正データを算定して前記駆動IC34が前記ラ
インヘッド35に出力する駆動パルスの単位時間内の個
数を制御する発光補正手段が、データ処理回路17と前
記データテーブル37及び前記補正データ生成回路38
で形成されている。
【0030】また、図1のブロック図では、前記ライン
ヘッド35と前記駆動IC34及び前記ROM40,4
1を便宜上別個に記載したが、図2に例示するように、
前記ラインヘッド35は、実際には前記駆動IC34と
前記ROM40,41とが実装された回路基板29と前
記端面発光型EL素子19が形成されたヘッド基板30
及びセルフォックレンズアレイ31を一個のベース32
上に一体に固定した構造となっており、ここでは装置本
体(図示せず)に交換自在に装着されている。
【0031】このような構成において、本実施例で例示
する端面発光型ELプリンタ33では、一画素の形成に
対して端面発光型EL素子19に印加される駆動パルス
の個数が20、セルフォックレンズアレイ31の集光特性
の変動量が10%、端面発光型EL素子19の発光強度ム
ラが10%、発光補正手段による端面発光型EL素子19
の発光強度の補正が五段階として設定されている。
【0032】そして、この端面発光型ELプリンタ33
では、本体電源が投入されると、補正データ生成回路3
8がレンズムラデータROM39内の変動データと相対
位置データROM40内の位置データとを読出して重畳
し、この演算結果と発光分布近似値ROM41内の誤差
データとから、端面発光型EL素子19から出射されて
セルフォックレンズアレイ31で集光された主走査光の
光強度の近似値を算定する。すると、このようにして算
定されるラインヘッド35の光強度は、例えば、その最
小値に対する変動量を百分率に換算すると0〜20%など
となるので、この端面発光型ELプリンタ33では、上
述のようにして得られた補正データを五段階に分割して
3ビットの補正データを生成するようになっている。
【0033】つまり、上述のようなラインヘッド35の
光強度の変動量が0〜4(%)では「000」、4〜8(%)で
は「001」、8〜12(%)では「010」、12〜16(%)では「01
1」、16〜20(%)では「110」と云うような補正データが各
端面発光型EL素子19毎に生成されて装置本体(図示
せず)内のデータテーブル37に格納されることにな
る。
【0034】そこで、上述のような初期設定が完了する
と、この端面発光型ELプリンタ33は印刷可能とな
り、プリンタコントローラ2からインターフェイス3を
介して入力されたクロック信号を含む印刷データが、一
主走査ライン毎に第一のデータ処理回路15で並び換え
等の処理により圧縮される。
【0035】そこで、この圧縮された印刷データは、R
AM13,14の一方に一主走査ラインの印刷時間中に
一時記憶され、同時に、他方のRAM14,13からは
事前に一時記憶した印刷データが高速で出力される。
【0036】ここで、印刷データを一時記憶するRAM
13,14の選択は、プリンタコントローラ2から第一
のアドレスカウンタ4に入力されたタイミングに従って
動作するセレクタ16により行なわれる。また、RAM
14,13からの印刷データ出力は、基準クロック発生
部6から発せられる高速出力用の基準クロック信号に同
期して動作するコントロール回路7及び第二のアドレス
カウンタ5に従って行なわれる。
【0037】この時、この端面発光型ELプリンタ33
では、同様にコントロール回路7に制御された第三のア
ドレスカウンタ27により、データテーブル28から素
子出力データが印刷データに同期して第二のデータ処理
回路17に出力される。
【0038】ここで、印刷データは各端面発光型EL素
子19の素子発光の有無が「1」と「0」とで設定されてお
り、前述のように補正データは各端面発光型EL素子1
9毎に3ビットで「000」から「100」まで設定されている。
そして、これらのデータが入力される第二のデータ処理
回路17は、3ビットの補正データをデコードして印刷
データと合成する機能を備えている。
【0039】ここで、図5(b)に例示するように、端面
発光型EL素子19の発光強度は入力するパルス数に応
じて上昇するので、この端面発光型ELプリンタ33で
は、20回のパルス入力で端面発光型EL素子19の発光
強度を最大としている。
【0040】そこで、例えば、ある端面発光型EL素子
19に対応するラインヘッド35の発光強度が、五段階
の設定で弱い方から三番目であったとすると、この補正
データは「010」となる。すると、同図(a)に例示するよ
うに、この補正データは第二のデータ処理回路17でデ
コードされて18回目のパルス出力時に低電圧パルスの位
相が制御され、この端面発光型EL素子19は18回のパ
ルス入力で発光する。
【0041】そこで、このようにして各端面発光型EL
素子19毎に光強度差が補正された合成データは、駆動
IC341〜34qにパラレルに入力されて保持され
る。そして、これらの駆動IC341〜34qとコモン
ドライバ22とがタイミングコントローラ8に制御され
ることで、ブロック電極211〜21nとコモン電極2
1〜23mとから各々低電圧高電圧の駆動パルスがラ
インヘッド35に繰返し出力される。この時、これらの
駆動パルスの同期制御が行なわれることで、合成された
駆動パルスの電圧が端面発光型EL素子19の閾電圧以
上以下とされて発光非発光が制御される。
【0042】そして、この端面発光型ELプリンタ33
は、合成データが入力されたラインヘッド35の光強度
が均一な主走査発光により高品質な印刷を行なうことに
なる。
【0043】なお、この端面発光型ELプリンタ33で
は、上述の動作が1ラインの印刷時間中に複数回行なわ
れ、ラインヘッド35は一主走査ライン分の幅にライン
発光を複数繰返すことになる。これは、端面発光型EL
素子19が極度に扁平であることに対応したもので、こ
のように複数回の発光動作で一画素を形成することで、
略正方形の画素を印刷できることになる。
【0044】このようにすることで、この端面発光型E
Lプリンタ33では、ラインヘッド35に連設された端
面発光型EL素子19と同数の補正データを記憶するた
めに大容量で大型なデータテーブル37は装置本体に搭
載されており、ラインヘッド35に実装される相対位置
データROM40と発光分布近似値ROM41とは各々
データ容量が極めて小さく小型になっている。つまり、
図3に例示したように、端面発光型EL素子19の個数
に比して変動が緩慢なセルフォックレンズアレイ31の
集光特性で表現されるレンズムラデータROM39内の
変動データや、端面発光型EL素子19の連続的な光強
度分布を折線グラフや数個の近似値等で表現可能な発光
分布近似値ROM41内の誤差データは、端面発光型E
L素子19の個々に設定する補正データに比して小容量
であり、セルフォックレンズアレイ31の集光特性の変
動の一周期内に位置する数十個程度の端面発光型EL素
子19の個数で表現可能な相対位置データROM40内
の位置データは、一つの4ビットデータなどと極めて小
容量である。
【0045】従って、この端面発光型ELプリンタ33
では、上述のように小容量のROM40,41がライン
ヘッド35に実装されており、このようなROM40,
41内のデータから各端面発光型EL素子19の個々の
補正データを生成する補正データ生成回路38や記憶す
るデータテーブル37は装置本体に内蔵されているの
で、ラインヘッド35の小型軽量化や生産性向上に寄与
することができ、消耗品であるラインヘッド35を交換
してもROM40,41内のデータからラインヘッド3
5に固有の補正データが再現されることになる。さら
に、ラインヘッド35から端面発光型ELプリンタ33
の装置本体内に伝送されるデータ容量も小さいので、ラ
インヘッド35と装置本体とのコネクタ(図示せず)の個
数が増加するようなことも防止される。
【0046】なお、このような端面発光型ELプリンタ
33では、薄膜技術で製作するラインヘッド35の端面
発光型EL素子19アレイは、その膜厚に従って変化す
る光強度がアレイ方向で連続的になるので、光強度分布
をブロック毎に容易に近似できるようになっている。つ
まり、ここでは発光分布近似値ROM41等の素子誤差
記憶手段に格納する誤差データは、ラインヘッド35の
光強度分布がアレイ方向で連続的に変化しているので容
易に近似できるようになっている。
【0047】また、本発明で云うラインヘッドの発光素
子とは、自発光素子のみを意味するものではなく、例え
ば、蛍光灯と液晶シャッタとを組合わせたようなものも
内包している。
【0048】さらに、本実施例の端面発光型ELプリン
タ33では、初期設定時に補正データを算定してデータ
テーブル37に格納し、これを印刷時に読出してライン
ヘッド35の光強度を補正することを例示したが、例え
ば、各印刷時毎に補正データを算定するようなことも実
施可能である。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、発光素子アレイ
とレンズアレイとを一体に設けたラインヘッドを形成
し、このラインヘッドと対向する位置に相対的に副走査
移動する潜像担持体を配置し、この潜像担持体の相対移
動に同期してラインヘッドの発光素子に駆動電力を印加
する駆動回路を設けたラインプリンタにおいて、発光素
子アレイの主走査方向での光強度分布を連続する所定数
の発光素子からなるブロック毎に近似した誤差データを
予め記憶した素子誤差記憶手段を設け、レンズアレイの
主走査方向の集光特性の変動データを予め記憶したレン
ズ誤差記憶手段を設け、発光素子アレイとレンズアレイ
との相対的な位置データを予め記憶した位置記憶手段を
設け、この位置記憶手段が記憶した位置データと素子誤
差記憶手段が記憶した誤差データとレンズ誤差記憶手段
が記憶した変動データとから補正データを算定して駆動
回路がラインヘッドに出力する駆動電力の制御でライン
ヘッドの光強度を均一化する発光補正手段を設けたこと
により、ラインヘッドの光強度が主走査方向で均一に補
正されるので印刷品質が良好であり、発光素子の各々に
対して設定される大容量の補正データが各々小容量の変
動データと誤差データと位置データとから算定されるの
で、位置記憶手段と素子誤差記憶手段とレンズ誤差記憶
手段とに大容量のメモリを要することがなく、機器の小
型軽量化や生産性向上に寄与することができる等の効果
を有するものである。
【0050】請求項2記載の発明は、少なくとも発光素
子アレイとレンズアレイと素子誤差記憶手段と位置記憶
手段とを一体にユニット化したラインヘッドを形成し、
このラインヘッドが着脱自在に装着される装置本体に少
なくとも発光補正手段を設けたことにより、ラインヘッ
ドを交換しても各記憶手段内のデータからラインヘッド
に固有の補正データが再現されるので、ラインヘッドを
交換しても印刷品質を良好に維持することができ、大容
量の補正データを取扱う発光補正手段は装置本体に内蔵
されてラインヘッド内の記憶手段は各々小容量なので、
交換自在なラインヘッドの小型軽量化や生産性向上に寄
与することができ、さらに、ラインヘッドから装置本体
内に伝送されるデータ容量も小さいので、ラインヘッド
と装置本体とのコネクタの個数が増加するようなことも
防止され、ラインヘッドが小型軽量で交換が容易なライ
ンプリンタを得ることができる等の効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】ラインヘッドを示す斜視図である。
【図3】セルフォックレンズアレイの集光特性を示す特
性図である。
【図4】端面発光型EL素子アレイの光強度分布と近似
値とを示す特性図である。
【図5】端面発光型EL素子の駆動電力と発光強度との
関係を示す特性図である。
【図6】本出願人が過去に出願した先行技術を示すブロ
ック図である。
【図7】ラインヘッドの具体的構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
17,37,38 発光補正手段 19 発光素子 33 ラインプリンタ 34 駆動回路 35 ラインヘッド 39 レンズ誤差記憶手段 40 位置記憶手段 41 素子誤差記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 103 A 9186−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子アレイとレンズアレイとを一体
    に設けたラインヘッドを形成し、このラインヘッドと対
    向する位置に相対的に副走査移動する潜像担持体を配置
    し、この潜像担持体の相対移動に同期して前記ラインヘ
    ッドの発光素子に駆動電力を印加する駆動回路を設けた
    ラインプリンタにおいて、前記発光素子アレイの主走査
    方向での光強度分布を連続する所定数の発光素子からな
    るブロック毎に近似した誤差データを予め記憶した素子
    誤差記憶手段を設け、前記レンズアレイの主走査方向の
    集光特性の変動データを予め記憶したレンズ誤差記憶手
    段を設け、前記発光素子アレイと前記レンズアレイとの
    相対的な位置データを予め記憶した位置記憶手段を設
    け、この位置記憶手段が記憶した位置データと前記素子
    誤差記憶手段が記憶した誤差データと前記レンズ誤差記
    憶手段が記憶した変動データとから補正データを算定し
    て前記駆動回路が前記ラインヘッドに出力する駆動電力
    の制御で前記ラインヘッドの光強度を均一化する発光補
    正手段を設けたことを特徴とするラインプリンタ。
  2. 【請求項2】 少なくとも発光素子アレイとレンズアレ
    イと素子誤差記憶手段と位置記憶手段とを一体にユニッ
    ト化したラインヘッドを形成し、このラインヘッドが着
    脱自在に装着される装置本体に少なくとも発光補正手段
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のラインプリン
    タ。
JP21853891A 1991-08-29 1991-08-29 ラインプリンタ Pending JPH0557955A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1983001013A1 (en) * 1981-09-18 1983-03-31 Duveau, Jean Solids separation and liquid clarification system
US6622806B1 (en) 1999-04-27 2003-09-23 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Air inlet for ATV
US7717206B2 (en) 2003-04-02 2010-05-18 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Air intake system for off-road vehicle
JP2011213118A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Toshiba Corp 光ヘッドおよび画像形成装置
JP2017074686A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成制御方法

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