JP2004167898A - 露光装置 - Google Patents

露光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004167898A
JP2004167898A JP2002337770A JP2002337770A JP2004167898A JP 2004167898 A JP2004167898 A JP 2004167898A JP 2002337770 A JP2002337770 A JP 2002337770A JP 2002337770 A JP2002337770 A JP 2002337770A JP 2004167898 A JP2004167898 A JP 2004167898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
light
organic
emitting elements
exposure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002337770A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Hiuga
浩彰 日向
Yoshinori Morimoto
美範 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2002337770A priority Critical patent/JP2004167898A/ja
Publication of JP2004167898A publication Critical patent/JP2004167898A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】発光素子アレイを構成する各発光素子間で発光強度を均一化し、副走査による筋ムラの発生を抑制することができる露光装置を提供する。
【解決手段】1枚分の画像データの露光が終了すると、次の画像データの露光が始まる前に、各有機EL素子の累積発光量が同一になるように、各有機EL素子を空(から)発光させる劣化量均一化処理を実施する。各有機EL素子での劣化量が均一化されることにより、劣化量のばらつきによる筋ムラの発生が抑制される。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、露光装置に係り、特に、発光素子アレイから出射された光で感光材料を露光する露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
蛍光性の有機物質を発光層に用いた有機EL(エレクトロ・ルミネッセント)素子は、他の発光素子に比べて製造が容易であり、薄型かつ軽量の発光素子が構成できる等の利点により、従来、薄型ディスプレイ用素子として研究開発が進められてきた。近年では、発光輝度、発光効率、耐久性等の点でも発光ダイオード(LED)に匹敵する高性能の有機EL素子が得られていることから、ハロゲン化銀感光材料等の感光材料を露光する露光装置への応用が検討されている。
【0003】
有機EL素子を用いた露光装置は、例えば、図8に示すように、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色に発光する有機EL素子80を各色毎に主走査方向に複数配列して形成された素子列を、RGB3色1組として副走査方向に複数組(図8では2組)並べた有機EL素子アレイを備えている。なお、図8では、RGB各色の有機EL素子80を区別するために符号末尾に対応する色を示すアルファベット(R/G/B)を付して示している。この露光装置を感光材料に対して相対移動させることにより、フルカラーの画像潜像が形成される。
【0004】
RGB各色の有機EL素子80R,80G,80Bの発光強度は、感光材料の露光感度に応じて決定される。しかしながら、有機EL素子アレイを構成する素子間で発光光量が異なると劣化量に差が生じる。このため、発光光量が略同一の白色の有機EL素子を多数配列した有機EL素子アレイと、透過率を調整して各色毎に露光量を最適化するRGB各色のカラーフィルタとを用いて、劣化の大きさを一定にする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−103114号公報(段落0026)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、同一画素を多数回露光して多階調露光を行う多数回露光シーケンスを実施する場合等には、有機EL素子アレイを構成する素子間で発光強度及び発光時間の少なくとも一方に差が生じる。発光強度が同一でも発光時間が異なると、各素子の累積発光量が異なることになり、劣化量に差が生じる。その結果、有機EL素子アレイを構成する素子間で発光強度がばらつき、図9(A)に示すように、副走査方向に筋が走ったように見える濃度ムラ(いわゆる、筋ムラ)が発生する、という問題がある。特に、同一画像を何度も露光する場合には、特定箇所の有機EL素子の発光量だけが多くなって、素子間で劣化量に顕著な差が発生する。
【0007】
一方、この問題に対処するために、個々の有機EL素子の光量を補正して、上記の発光強度を均一にすることが考えられる。しかしながら、数千から数100万個もの有機EL素子の光量を1個ずつ測定して補正するには複雑な装置が必要になり、装置コストが著しく高くなる、という問題がある。また、補正に要する時間が長くなり、生産性が低下する、という問題がある。
【0008】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、本発明の目的は、発光素子アレイを構成する各発光素子間で劣化量を均一化し、副走査による筋ムラの発生を抑制することができる露光装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の露光装置は、複数個の発光素子が配列された発光素子アレイと、前記発光素子の各々について累積発光量を演算すると共に、露光時には画像データに応じて前記発光素子を発光させるための制御信号を生成し、且つ露光終了後には累積発光量が最大の発光素子の累積発光量と他の発光素子の累積発光量とが同一になるように少なくとも前記他の発光素子を発光させるための制御信号を生成する制御手段と、前記制御手段で生成された制御信号に基づいて、前記発光素子の各々を独立に駆動する駆動手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明の露光装置は、複数個の発光素子が配列された発光素子アレイを備えている。制御手段は、この発光素子アレイの発光素子の各々について累積発光量を演算すると共に、露光時には画像データに応じて前記発光素子を発光させるための制御信号を生成する。また、露光終了後には、制御手段は、累積発光量が最大の発光素子の累積発光量と他の発光素子の累積発光量とが同一になるように少なくとも他の発光素子を発光させるための制御信号を生成する。これにより、発光素子アレイを構成する各発光素子間で劣化量が均一化され、更には発光強度が均一化されて、副走査による筋ムラの発生が抑制される。
【0011】
また、上記目的を達成するために本発明の露光装置は、発光スペクトルが異なる複数種類の発光素子が複数個ずつ配列された発光素子アレイと、前記発光素子の各々について累積発光量を演算すると共に、露光時には画像データに応じて前記発光素子を発光させるための制御信号を生成し、且つ露光終了後には同じ発光スペクトルを有する全発光素子について累積発光量が最大の発光素子の累積発光量と他の発光素子の累積発光量とが同一になるように少なくとも前記他の発光素子を発光させるための制御信号を生成する制御手段と、前記制御手段で生成された制御信号に基づいて、前記発光素子の各々を独立に駆動する駆動手段と、を備えるように構成することができる。
【0012】
発光スペクトルが異なる複数種類の発光素子が複数個ずつ配列された発光素子アレイを備えた露光装置では、露光終了後には、制御手段は、同じ発光スペクトルを有する全発光素子について累積発光量が最大の発光素子の累積発光量と他の発光素子の累積発光量とが同一になるように少なくとも前記他の発光素子を発光させるための制御信号を生成する。これにより、同じ発光スペクトルを有する発光素子間で劣化量が均一化され、更には発光強度が均一化されて、副走査による筋ムラの発生が抑制される。
【0013】
また、この露光装置は、前記複数種類の発光素子の発光光量を発光素子の種類毎に検出する光量検出手段を更に備えていてもよい。この場合、制御手段は、複数種類の発光素子の発光光量が所定の比率になるように、種類毎に制御信号を生成する。発光素子の発光スペクトルが異なると劣化率が異なるため、同じ発光強度で発光させても劣化量に差が生じ、複数種類の発光素子の発光光量の比率が変化する。従って、制御手段において、複数種類の発光素子の発光光量が所定の比率になるように、種類毎に発光素子の発光光量を補正するための制御信号を生成することで、カラー・バランスの良い画像を得ることができる。
【0014】
また、複数種類の発光素子を、感光材料との関係でフルカラーの画像を形成可能な発光スペクトルを備えた3種類の発光素子とすることができる。例えば、赤色光を発光する赤色の発光素子、緑色光を発光する緑色の発光素子、及び青色光を発光する青色の発光素子の3種類の発光素子とすることができる。これにより、フルカラーの画像(潜像)を形成することができる。
【0015】
本発明の露光装置に使用する発光素子としては、アレイ化が容易な有機EL素子が好ましい。有機EL素子は、真空蒸着の外、塗布、インクジェット法等を用いることにより単一基板上に多数形成することが容易である。上記の露光装置において発光素子として有機EL素子を使用した場合には、露光装置の生産性を向上することができると同時に、個々の発光素子の配置位置を調整する手間が省け、配置位置を高精度に維持できるというメリットがある。
【0016】
なお、本発明の露光装置は、ハロゲン化銀カラー感光材料を露光する場合に特に好適に使用される。R色の露光感度が低いハロゲン化銀カラー感光材料を露光する場合には、R色で発光する発光素子が劣化し易くなるが、本発明の露光装置を用いることで、RGB各色の発光素子間で劣化量が均一化され、画像の筋ムラが低減されて、高画質画像を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[露光装置の構成]
本発明の実施の形態に係る露光装置は、図1に示すように、透明基板10と、透明基板10上に形成され且つRGB色の何れかの色で発光する複数の発光部(以下、便宜上、各発光部を「有機EL素子」という)を備えた有機ELアレイ20と、有機ELアレイ20の各有機EL素子からの光を集光して感光材料40に照射するセルフォックレンズアレイ(以下、「SLA」という)30と、透明基板10及びSLA30を支持する支持体50とを備えている。
【0018】
有機ELアレイ20は、透明基板10上に、陽極としての透明電極21、発光層を含む有機化合物層22、陰極としての金属電極23が順次積層されて形成されている。透明電極21及び金属電極23は、透明電極21のライン(陽極ライン)と金属電極23のライン(陰極ライン)とが有機EL素子の配置レイアウトに応じて交差するように、各々ライン状にパターンニングされている。
【0019】
この有機ELアレイ20は、例えばステンレス製缶等の封止部材60により覆われており、封止部材60の縁部と透明基板10とが接着剤により接着されて、乾燥窒素ガスで置換された封止部材60内に封止されている。この有機ELアレイ20の透明電極21と金属電極23との間に所定電流が注入されると、陽極ラインと陰極ラインとの交差点に在る有機化合物層22に含まれる発光層が発光し、発光光が透明電極21及び透明基板10を介して取り出される。
【0020】
また、透明電極21と金属電極23の両電極は、複数の有機EL素子の各々を独立に駆動(パッシブ・マトリックス駆動)する駆動部80に接続されている。この駆動部80は、両電極間に電圧を印加する電源(図示せず)及びトランジスタやサイリスタで構成されたスイッチング素子(図示せず)を含んで構成されている。なお、パッシブ・マトリックス駆動とは、各陰極ラインを時分割線順次走査し、走査中の陰極ラインと交差する陽極ラインを信号に発光させたい信号に応じて駆動して、走査を全陰極線に順次行き渡らせる駆動方法である。
【0021】
上記の駆動部80は、CPU,後述する各種処理ルーチンを記憶したROM,RAM,及びデータ入出力部を備えた制御部90に接続されている。この制御部90において、各有機EL素子を駆動制御するための制御信号を生成し、駆動部80が、制御部90からの制御信号に基づいて各有機EL素子を変調駆動する。
【0022】
変調方式は、定電流でのパルス幅変調、定電圧でのパルス幅変調、定電流又は定電圧でのパルス数変調、強度変調の何れでもよい。また、複数の変調方式を適宜併用することもできる。また、有機EL素子は基本的には電流駆動素子であり、駆動電圧を変化させて変調駆動する電圧駆動変調より、駆動電流を変化させて変調駆動する電流駆動変調の方が、温度特性、経時駆動特性が安定する。従って、電流駆動変調の方がより好ましい。
【0023】
SLA30の光出射側には、SLA30を通過した光の強度を検出する光検出器100が、RGB各色毎に1個ずつ設置されている。この位置で測定される光強度が、感光材料を露光する光の強度に相当する。光検出器100は、制御部90に接続されており、光検出器100で検出した検出値は制御部90にフィードバックされる。
【0024】
なお、光検出器100は、露光の妨げとならないように設置することが好ましい。例えば、有機ELアレイ2内に露光に使用しないダミー素子を配置し、このダミー素子の露光光路上に光検出器100を設置することができる。また、光検出器100を可動とし、非露光時にだけ有機EL素子の露光光路上に光検出器100を挿入する装置構成とすることもできる。
【0025】
透明基板10は、発光光に対して透明な基板であり、ガラス基板、プラスチック基板等を用いることができる。また、透明基板10には、一般的な基板特性として、耐熱性、寸法安定性、耐溶剤性、電気絶縁性、加工性、低通気性、低吸湿性等が要求される。
【0026】
透明電極(陽極)21は、400nm〜700nmの可視光の波長領域において、少なくとも50%以上、好ましくは70%以上の光透過率を有するものが好ましい。透明電極21を構成するための材料としては、酸化錫、酸化錫インジウム(ITO)、酸化亜鉛インジウムなどの透明電極材料として公知の化合物の他、金や白金など仕事関数が大きい金属の薄膜を用いてもよい。また、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリピロールまたはこれらの誘導体などの有機化合物でもよい。透明導電膜については、沢田豊監修「透明導電膜の新展開」シーエムシー刊(1999年)に詳細に記載されており、本発明に適用することができる。また、透明電極21は、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などにより、透明基板10上に形成することができる。
【0027】
有機化合物層22は、発光層のみからなる単層構造であってもよいし、発光層の外に、ホール注入層、ホール輸送層、電子注入層、電子輸送層等のその他の層を適宜有する積層構造であってもよい。有機化合物層22の具体的な構成(電極を含めて表示する)としては、陽極/ホール注入層/ホール輸送層/発光層/電子輸送層/陰極、陽極/発光層/電子輸送層/陰極、陽極/ホール輸送層/発光層/電子輸送層/陰極、などが挙げられる。また、発光層、ホール輸送層、ホール注入層、電子注入層を複数層設けてもよい。
【0028】
有機ELアレイ20は、有機化合物層の材料に応じた色で発光する。従って、素子毎に有機化合物層の材料を塗り分けることにより、RGB色の何れかの色で発光する複数の有機EL素子を備えた有機ELアレイ20を得ることができる。ホール輸送層、電子輸送層、発光層および導電性高分子層などの有機化合物層の各構成層には、従来公知の材料を適宜用いることができる。また、各構成層は、真空蒸着法、スパッタ法、ディッピング法、スピンコーティング法、キャスティング法、バーコート法、ロールコート法等、公知の方法を用いて形成することができる。また、溶媒を使い分けることにより多層塗布も可能である。
【0029】
金属電極(陰極)23は、仕事関数の低いLi、Kなどのアルカリ金属、Mg、Caなどのアルカリ土類金属、及びこれらの金属とAgやAlなどとの合金や混合物等の金属材料から形成されるのが好ましい。陰極における保存安定性と電子注入性とを両立させるために、上記材料で形成した電極を、仕事関数が大きく導電性の高いAg、Al、Auなどで更に被覆してもよい。なお、金属電極23も透明電極21と同様に、真空蒸着法、スパッタ法、イオンプレーティング法などの公知の方法で形成することができる。また、金属電極23を透明電極21と同様に透明導電膜で構成することもできる。
【0030】
SLA30は、複数のセルフォックレンズ31で構成されている。セルフォックレンズ31は、断面の半径方向に屈折率分布をもつ棒状の厚肉レンズである。セルフォックレンズ31に入射された光は、光軸に対して正弦波状に蛇行しながら進行し、感光材料40表面上で結像して露光スポット70を結ぶように感光材料40に向けて出力される。
【0031】
また、露光スポットを絞り、光学的クロストークを抑制するために、このセルフォックレンズ31の開口部は各有機ELアレイ20の各発光領域よりも大きく形成され、且つ隣り合うセルフォックレンズ31同士は互いに接するように配列されてされている。なお、セルフォックレンズ31は有機ELアレイ20の各有機EL素子と1対1で対応するように設けてもよいし、副走査方向に並んだ複数の有機EL素子に対して1つというように、1対N(N:2以上の整数)で対応するように設けてもよい。
【0032】
感光材料40は、RGB3色でのカラー露光が可能であれば、特に制限されない。例えば、感光材料40としてカラーのハロゲン化銀感光材料を使用することができる。また、感光感熱材料も使用することができる。なお、感光材料40は、図示しない搬送装置により、露光装置の主走査方向と交差する方向に搬送される。
【0033】
[発光素子の配列]
次に、有機ELアレイ20の有機EL素子の配列について説明する。有機ELアレイ20には、図2に示すように、赤色(R色)に発光する有機EL素子25R、緑色(G色)に発光する有機EL素子25G、及び青色(B色)に発光する有機EL素子25Bが、以下に説明するレイアウトで同一基板上に千鳥状に配列されている。
【0034】
有機EL素子25Rが主走査方向に所定間隔で複数個配列されて素子列Rを構成し、この素子列Rが副走査方向に複数行配列されている。同様に、有機EL素子25Gを複数個配列した素子列Gが副走査方向に素子列Rと同数行配列され、有機EL素子25Bを複数個配列した素子列Bが副走査方向に素子列Rと同数行配列されている。また、複数行配列された素子列のうち相互に隣接する素子列同士は、主走査方向に所定間隔ずらして配置されている。これにより、所定の素子列の有機EL素子による露光スポット間を、この素子列に隣接する素子列の有機EL素子によって露光することができる。
【0035】
例えば、図2では、有機EL素子25Rが各々主走査方向に20個配列された2行の素子列R、R、有機EL素子25Gが各々主走査方向に20個配列された2行の素子列G、G、及び有機EL素子25Bが各々主走査方向に20個配列された2行の素子列B、Bが、副走査方向にRGBの順に配列されている。また、相互に隣接する素子列Rと素子列R、素子列Gと素子列G、素子列Bと素子列Bとは主走査方向に所定間隔ずらして配置され、副走査方向にはRGB各色の有機EL素子が1個ずつ、合計3個の有機EL素子が配列されている。
【0036】
各発光部の形状は略六角形であり、図3に示すように、隣接する同色の素子列(例えば、素子列Rと素子列R)は1本の陰極ライン(金属電極23のライン)上に形成されている。即ち、2列で1組の素子列が1本の陰極ライン上に形成され、1本の陰極ラインで駆動される。これにより、各列毎に1本の陰極ラインを割り当てる場合と比較して、陰極ラインの本数を半分に低減でき、駆動回路及び制御回路を単純化することができる。
【0037】
[画像データに基づく露光処理]
次に、上記の露光装置を用いて感光材料を露光する場合の露光動作について説明する。なお、以下では、定電流駆動のパルス幅変調(PWM:Pulse width modulation)により各有機EL素子を変調駆動して感光材料を露光する場合について説明する。パルス幅変調では、各素子の発光強度は一定であり、発光時間が変化する。
【0038】
まず、露光処理を行う場合には、ROMに記憶された露光処理ルーチンが読み出されて実行される。図4を参照して、制御部90で実行される露光処理ルーチンについて説明する。
【0039】
制御部90に画像データが入力されると、ステップ100で、入力された画像データに応じて、有機ELアレイ20の各有機EL素子の、発光強度及び発光時間を設定し、ステップ102で、設定された発光強度及び発光時間の値をRAMに記憶する。
【0040】
なお、有機EL素子の駆動電流値は、RGB各色毎に予めRAMに記憶されている。また、初期状態でRGB各色の有機EL素子を定電流駆動して、SLA30を通過した各色の光の強度(透過光強度)を検出し、RGB各色の素子郡内で透過光強度にばらつきがある場合には、素子毎にパルス幅の長短或いは発光強度を補正するための補正係数を設定してもよい。この補正係数が設定されている場合には、この補正係数を考慮して発光強度及び発光時間を設定する。
【0041】
次に、ステップ104で、設定された発光強度及び発光時間の値に基づいて制御信号を生成し、ステップ106で、生成した制御信号を駆動部80に出力する。
【0042】
感光材料40が搬送されるのに伴い、駆動部80により有機ELアレイ20の有機EL素子25R、25G、及び25Bの各々が制御信号に基づいて所定のタイミングで点灯され、副走査方向に配列されたRGB3色の有機EL素子により感光材料40の同一位置が露光(多重露光)される。例えば、図2に示す素子配列では、R色に発光する有機EL素子25Rで1回、G色に発光する有機EL素子25Gで1回、及びB色に発光する有機EL素子25Bで1回の合計3回の多重露光がなされる。
【0043】
[劣化量均一化処理]
1枚分の画像データの露光が終了すると、次の画像データの露光が始まる前に、各有機EL素子の劣化量を均一化するための劣化量均一化処理を実施する。劣化量均一化処理は、各有機EL素子の累積発光量が同一になるように、各有機EL素子を空(から)発光させる処理である。
【0044】
劣化量均一化処理を行う場合には、ROMに記憶された劣化量均一化処理ルーチンが読み出されて実行される。図5を参照して制御部90で実行される劣化量均一化処理ルーチンについて説明する。
【0045】
ステップ200で、1枚分の画像データについて、RAMに記憶された発光強度及び発光時間の値を読み出し、ステップ202で、各有機EL素子の積算発光時間Ti,jを演算する。積算発光時間は、有機EL素子を発光させた発光時間の総和であり、この積算発光時間と発光強度との積が累積発光量である。なお、iは有機EL素子の発光色(R,G,B)の別を表し、jは有機EL素子を特定するために各色毎に付番された番号を表す。例えば、TR,20は、20番目の有機EL素子25Rの積算発光時間を表す。
【0046】
次に、ステップ204で、下記式に従い、各有機EL素子の空発光時間τi,jを演算する。MAX(j:Ti,j)は、有機EL素子の発光色毎の最大積算発光時間であり、RGB各色について演算された積算発光時間の最大値である。
【0047】
τi,j=MAX(j:Ti,j)−Ti,j
次に、ステップ206で、各有機EL素子の空発光時間τi,jに基づいて空発光用の制御信号を生成し、ステップ208で、生成した制御信号を駆動部80に出力する。駆動部80により有機ELアレイ20の有機EL素子25R、25G、及び25Bの各々がこの制御信号に基づいて点灯される。
【0048】
この通り、最大積算発光時間と積算発光時間との差分の時間、各有機EL素子を空発光させることで、RGB各色毎に積算発光時間が同一になる。また、上述した通り、発光強度が一定であるため、累積発光量も略同一になる。これにより、各有機EL素子での劣化量が均一化され、劣化量のばらつきによる筋ムラの発生が抑制される。なお、劣化量均一化処理を実施した場合には、図9(B)に示すように、副走査方向の筋ムラが無い、良好な画像を得ることができる。
【0049】
[色調補正処理]
有機EL素子はRGB各色毎に構成材料が異なるので、RGB各色での劣化率が必ずしも同じではない。このため、上記の様に劣化量均一化処理を実施する場合であっても、露光装置の使用に伴い徐々に色調がずれる(カラーバランスが悪くなる)場合がある。このような色調のずれを調整するために、適宜、色調補正処理を実施する。
【0050】
色調補正処理は、光検出器100の検出値に基づいて、RGB各色の有機EL素子の発光強度比が一定になるように、各素子の駆動電流値を調整し、色調を補正する処理である。色調補正処理を行う場合には、ROMに記憶された色調補正処理ルーチンが読み出されて実行される。図6を参照して制御部90で実行される色調補正処理ルーチンについて説明する。
【0051】
ステップ300で、光検出器100で検出された光強度値を取り込む。既に説明した通り、光検出器100はRGB各色毎に1個ずつ設置され、SLA30を通過した各色の光の強度(透過光強度)を検出する。次のステップ302で、RAMからRGB各色の初期設定値を読み出す。初期設定値は、初期状態での透過光強度の値であり、RGB各色毎に予めRAMに記憶されている。
【0052】
ステップ304で、光検出器100で検出されたRGB各色の透過光強度が初期設定値からずれているか否かを判断し、透過光強度が初期設定値からずれている場合には、ステップ306で、初期設定値と同じ透過光強度を得るために必要な駆動電流値を演算し、ステップ308で、演算した駆動電流値を設定値としてRAMに記憶する。これにより、次回から新たに設定された駆動電流値を用いて制御信号が生成され、各有機EL素子は新たに設定された駆動電流値で定電流駆動されるので、初期状態と同じ透過光強度を得ることができる。一方、透過光強度が初期設定値からずれていない場合には、ルーチンを終了する。
【0053】
この通り、RGB各色の透過光強度が初期設定値に維持される限り、RGB各色の透過光強度の比、即ち、RGB各色の有機EL素子の発光強度の比は一定に保たれる。従って、上記の色調補正処理により、カラーバランスが補正される。
【0054】
なお、上記では、RGB各色の透過光強度を初期設定値に維持する例について説明したが、RGB各色の有機EL素子の発光強度の比(カラーバランス)が一定に維持されるように補正すればよく、必ずしも透過光強度を初期設定値に一致させる必要は無い。
【0055】
以上説明した通り、本実施の形態の露光装置では、最大積算発光時間と積算発光時間との差分の時間、各有機EL素子を空発光させる劣化量均一化処理を実施することで、RGB各色毎に積算発光時間が同一になり、累積発光量も略同一になる。これにより、各有機EL素子での劣化量が均一化され、劣化量のばらつきによる筋ムラの発生が抑制される。
【0056】
また、RGB各色の有機EL素子の発光強度の比は一定に保つ色調補正処理を実施することで、常に良好なカラーバランスの画像を得ることができる。数千から数100万個もの有機EL素子の光量を1個ずつ測定して補正する場合と比較すると、単純な構成でカラーバランスを補正できるので、装置コストを低減することができ、生産性も向上する。
【0057】
[本実施の形態の変形例]
(発光素子)
上記では、発光素子として有機EL素子を備えた露光装置について説明したが、レーザ・ダイオード(LD)や発光ダイオード(LED)等の他の発光素子を備えた露光装置にも、本発明を適用することができる。
【0058】
(累積発光量の基準値)
上記では、定電流でのパルス幅変調駆動(発光強度が一定)において、最大積算発光時間を基準値とし、各有機EL素子について積算発光時間(パルス幅の総和)が同一になるように劣化量均一化処理を実施したが、発光量は発光時間と発光強度との積として求められるので、累積発光量の基準値は変調方式等に応じて適宜選択することができる。
【0059】
パルス数変調(発光強度が一定)の場合には、最大積算パルス数を基準値とすることができる。この場合、空発光のパルス数は、最大積算パルス数と各有機EL素子についての積算パルス数(パルス数の総和)との差分として算出される。強度変調(発光時間が一定)の場合には、最大積算発光強度を基準値とすることができる。この場合、空発光の発光強度は、最大積算発光強度と各有機EL素子についての積算発光強度(発光強度の時間積分値)との差分として算出される。
【0060】
また、実際の累積発光量は発光時間と実際に測定された発光強度との積として求められるが、実際の累積発光量より大きな値を基準値として設定することもできる。例えば、RGB各色の有機EL素子について装置設計上の発光強度が設定されているが、この設定された発光強度と発光時間との積を基準値とすることができる。有機EL素子の発光強度は使用時間に応じて低下するので、設定値は常に実測値以上の値となる。但し、空発光を適切に実施するためには、実際の累積発光量を基準値とすることが好ましい。
【0061】
(劣化量均一化処理の実施タイミング)
上記では1枚分の画像データの露光が終了した後、次の露光が開始するまでの間に劣化量均一化処理を実施したが、劣化量均一化処理の実施タイミングは任意に設定することができる。例えば、複数枚分の画像データの露光が終了した段階で、まとめて劣化量均一化処理を実施してもよい。また、装置立ち上げ時、キャリブレーション・モード実行時等に併せて実施してもよい。更に、1日1回、1週間に1回というように、定期的に実施してもよい。
【0062】
(色調補正処理の実施タイミング)
駆動電流値を調整するタイミングは、1)装置立ち上げ時、2)1枚分の画像データの露光が終了し、次の露光が開始するまでの間、3)毎日、露光開始前、4)キャリブレーション・モード実行時、5)劣化量均一化処理実行時、6)露光シーケンスの最中等、任意のインターバル・タイミングで任意に設定することができる。
【0063】
また、有機EL素子の劣化に伴う発光強度低下以外に、外気温が変化した場合や装置を長時間連続使用して装置内環境温度が変化した場合にも、有機EL素子の発光強度が変化し色調がずれる。このような場合にも、色調の補正を行うことで良好なカラーバランスを実現することができる。
【0064】
一方、同じ材料で構成された白色の有機EL素子を多数配列した有機EL素子アレイと、透過率を調整して各色毎に露光量を最適化するRGB各色のカラーフィルタとを併せて用いる等して、総ての有機EL素子の劣化率を一定にした場合には、色調補正処理を省略することができる。
【0065】
(色調の補正方法)
上記では、定電流でのパルス幅変調駆動において、各有機EL素子の駆動電流値を変更して色調を補正したが、色調の補正方法は変調方式等に応じて適宜選択することができる。例えば、定電圧でのパルス幅変調の場合は、駆動電圧値を変更して色調を補正する。パルス幅変調の場合には、駆動電流値又は駆動電圧値は初期状態から変更せずに、パルス幅の割り付け方を変更して色調を補正し、パルス数変調の場合には、パルス数の割り付け方を変更して色調を補正する。通常はパルス幅又はパルス数が増加するように変更する。強度変調の場合には、強度ステップの割り付け方を変更して色調を補正する。通常は強度が増加するように変更する。
【0066】
(発光素子の他の配列)
上記では、RGB各色の素子列が2列ずつ(合計6列)が副走査方向に並ぶように、RGB各色の有機EL素子を配列した例(図2参照)について説明したが、有機ELアレイにおける有機EL素子の配置レイアウトはこれには限定されない。
【0067】
例えば、感光材料40としてハロゲン化銀カラーペーパーを使用する場合には、図7に示すレイアウトで有機EL素子を配置することが好ましい。ハロゲン化銀カラーペーパーの感度は、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色の光に対し、1:10:70程度であり、R光に対する感度が最も低い。
【0068】
このレイアウトでは、R色の有機EL素子25Rを配列したR領域28Rと、G色の有機EL素子25Gを配列したG領域28G及びB色の有機EL素子25Bを配列したB領域28Bを合わせたGB領域とに分けて、各有機EL素子が配置されている。また、R領域及びGB領域の各々において、各有機EL素子の配置は単純マトリックス配置とされている。
【0069】
上記のR領域には、有機EL素子25Rが1920個配列された素子列R,R´が、素子列R及び素子列R´を1組として、32組64行配列されている。また、上記のGB領域には、有機EL素子25Gが1920個配列された素子列G,G´が16組32行配列され、有機EL素子25Bが1920個配列された素子列B,B´が16組32行配列されている。
【0070】
この様に多数の有機EL素子が配列された有機ELアレイほど、素子間で劣化量の差を生じ易く、劣化量均一化処理、色調補正処理の効果が顕著に現れる。また、多数の有機EL素子が配列された有機ELアレイほど、個々の有機EL素子の光量を測定して色調を補正すると、コストが上昇し、生産性が低下する。従って、コスト低減、生産性向上の観点からも優位性が大きい。
【0071】
隣接する1組の素子列R、素子列R´は1本の陰極ライン(金属電極23のライン)上に形成され、1本の陰極ラインで駆動される。従って、この素子配列の場合、R領域の発光素子25Rを駆動するには、32本の陰極ラインと3840本の陽極ラインとが必要になる。同様に、GB領域の発光素子25G及び発光素子25Bを駆動するには、32本の陰極ラインと3840本の陽極ラインとが必要になる。なお、R領域の陽極ラインとGB領域の陽極ラインとは各々独立である。
【0072】
また、基板10上には、各領域の発光素子が形成された領域を取り囲むように、陰極用駆動回路と陽極用駆動回路とが配置されている。R領域の単純マトリックスを駆動するために、32チャンネルの陰極用駆動回路rowIC−Rが1個設けられると共に、480チャンネルの陽極用駆動回路columnIC−Rが8個設けられている。32チャンネルの陰極用駆動回路rowIC−Rにより32本の陰極ラインを駆動することができる。また、480チャンネルの陽極用駆動回路columnIC−Rが8個カスケード接続されることにより、3840本の陽極ラインを駆動することができる。
【0073】
また、GB領域の単純マトリックスを駆動するために、1個の陰極用駆動回路rowIC−GB(32チャンネル)と、8個の陽極用駆動回路columnIC−GB(480チャンネル×8個)とが設けられている。
【0074】
なお、駆動回路の割り付け方法は、上記の方法には限定されない。例えば、R領域の32本の陰極ラインとGB領域の32本の陰極ラインとを、デュアルスキャンが可能な1個の64チャンネルの陰極用駆動回路により駆動することができる。また、3840本の陽極ラインを駆動するのに、8個の480チャンネルの陽極用駆動回路の代わりに、10個の384チャンネルの陽極用駆動回路又は1個の3840チャンネルの陽極用駆動回路を用いることもできる。
【0075】
この変形例に示した有機ELアレイ20を備えた露光装置では、R領域及びGB領域の各々は、対応する駆動回路により同時独立にパッシブ・マトリックス駆動(デュアル・スキャン)される。このように発光素子群を複数の領域に分割して、各領域毎にパッシブ・マトリックス駆動することにより、発光素子群全体をパッシブ・マトリックス駆動する場合と比較すると、各発光素子の駆動デューティが向上し、ピーク発光強度が低下する。例えば、発光素子群を2つの領域に分割する場合には、各発光素子の駆動デューティが2倍に向上し、ピーク発光強度が半減する。
【0076】
特に、発光素子群を、最も低感度のR色の発光素子を配列したR領域と、G色及びB色の発光素子を配列したGB領域とに分割することで、R色の発光素子のピーク発光強度を低減でき、露光装置の信頼性が向上する。
【0077】
また、赤色の発光素子25Rの配列行数を、緑色の発光素子25Gの配列行数や青色の発光素子25Bの配列行数よりも多くすることで、R色の発光素子1個当りの発光強度(時間平均)を低減でき、露光装置の信頼性が更に向上する。
【0078】
【発明の効果】
本発明の露光装置によれば、発光素子アレイを構成する各発光素子間で劣化量を均一化し、副走査による筋ムラの発生を抑制することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る露光装置の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る露光装置の有機ELアレイの発光部(有機EL素子)の配列を示す平面図である。
【図3】図2に示す有機ELアレイの部分拡大図である。
【図4】露光処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】劣化量均一化処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】色調補正処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】有機ELアレイの他の配置レイアウトを示す平面図である。
【図8】従来の露光装置の透明基板上に形成された有機EL素子の配列を示す概略的な平面図である。
【図9】(A)は劣化量均一化処理を実施しない場合の画像、(B)は劣化量均一化処理を実施した場合の画像の例である。
【符号の説明】
10 透明基板
20 有機ELアレイ
21 透明電極
22 有機化合物層
23 金属電極
25R、25G、25B 発光素子
30 セルフォックレンズアレイ(SLA)
31 セルフォックレンズ
40 感光材料
50 支持体
60 封止部材
70 露光スポット
80 駆動部
90 制御部
100 光検出器

Claims (5)

  1. 複数個の発光素子が配列された発光素子アレイと、
    前記発光素子の各々について累積発光量を演算すると共に、露光時には画像データに応じて前記発光素子を発光させるための制御信号を生成し、且つ露光終了後には累積発光量が最大の発光素子の累積発光量と他の発光素子の累積発光量とが同一になるように少なくとも前記他の発光素子を発光させるための制御信号を生成する制御手段と、
    前記制御手段で生成された制御信号に基づいて、前記発光素子の各々を独立に駆動する駆動手段と、
    を備えた露光装置。
  2. 発光スペクトルが異なる複数種類の発光素子が複数個ずつ配列された発光素子アレイと、
    前記発光素子の各々について累積発光量を演算すると共に、露光時には画像データに応じて前記発光素子を発光させるための制御信号を生成し、且つ露光終了後には同じ発光スペクトルを有する全発光素子について累積発光量が最大の発光素子の累積発光量と他の発光素子の累積発光量とが同一になるように少なくとも前記他の発光素子を発光させるための制御信号を生成する制御手段と、
    前記制御手段で生成された制御信号に基づいて、前記発光素子の各々を独立に駆動する駆動手段と、
    を備えた露光装置。
  3. 前記複数種類の発光素子の発光光量を発光素子の種類毎に検出する光量検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、複数種類の発光素子の発光光量が所定の比率になるように、種類毎に制御信号を生成する請求項2に記載の露光装置。
  4. 前記複数種類の発光素子を、感光材料との関係でフルカラーの画像を形成可能な発光スペクトルを備えた3種類の発光素子とした請求項2又は3に記載の露光装置。
  5. 前記発光素子を有機EL素子とした請求項1乃至4の何れか1項に記載の露光装置。
JP2002337770A 2002-11-21 2002-11-21 露光装置 Pending JP2004167898A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002337770A JP2004167898A (ja) 2002-11-21 2002-11-21 露光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002337770A JP2004167898A (ja) 2002-11-21 2002-11-21 露光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004167898A true JP2004167898A (ja) 2004-06-17

Family

ID=32701185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002337770A Pending JP2004167898A (ja) 2002-11-21 2002-11-21 露光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004167898A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260907A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Casio Comput Co Ltd 印刷装置
JP2016198993A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 コニカミノルタ株式会社 光書き込み装置及び画像形成装置
JP2019084733A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、管理システム、画像形成制御プログラム、管理プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260907A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Casio Comput Co Ltd 印刷装置
JP2016198993A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 コニカミノルタ株式会社 光書き込み装置及び画像形成装置
JP2019084733A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、管理システム、画像形成制御プログラム、管理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101347931B1 (ko) 디스플레이를 구동하는 방법, 기록 매체 및 디스플레이를 구동하기 위한 구동기
JP2004167899A (ja) 露光装置
JP4233196B2 (ja) 露光装置
US6836076B2 (en) Exposure device
JP2005103816A (ja) 画像記録装置およびその光量補正方法
JP2004167898A (ja) 露光装置
US7242419B2 (en) Light quantity adjustment device and method and exposure apparatus
US20060017800A1 (en) Exposure system
JP4637650B2 (ja) 露光装置および露光装置における階調補正方法
JP2000103114A (ja) 有機elプリントヘッド
JP4660389B2 (ja) 露光装置
JP2004050572A (ja) 露光装置
JP2006218746A (ja) 露光ヘッドおよびその光量補正方法並びに露光装置
JP4694338B2 (ja) 露光装置
JP4637712B2 (ja) 露光装置
JP2004050571A (ja) 露光装置
JP2006289721A (ja) 光走査装置における光量偏差補正方法
JP4637710B2 (ja) 露光装置
JP2000238324A (ja) 有機elプリントヘッド
JP2004050570A (ja) 露光装置
JP4694335B2 (ja) 露光装置
WO2005123401A1 (ja) 露光ヘッドおよび露光装置
JP2005161694A (ja) 露光装置
WO2006004179A1 (ja) 露光ヘッドおよび露光装置
JP4265005B2 (ja) 光プリントヘッドの光量制御方法および光プリントヘッド