JP2005161694A - 露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】副走査方向において露光位置のずれを防止し、高解像度での露光が行える露光装置を提供する。
【解決手段】複数の陰極ラインが副走査方向と同じ方向に発光時間tで順次点灯される場合には、陰極ラインの移動量及び移動方向、即ち、露光装置の副走査方向の移動量及び移動方向を予め考慮して、各発光部の副走査方向のピッチTを(m−1/n)Pで表す値とする。Pは露光画素のピッチ、mは2以上の整数、nは陰極ライン数である。ピッチTを(m−1/n)Pとした場合には、第2の陰極ラインが点灯した時にも所定画素位置を露光することができ、露光位置のずれによる解像度の低下を防止することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、露光装置に係り、特に、複数の発光素子が主走査方向に所定間隔で配列された素子列が、副走査方向に複数配列された露光装置に関する。
蛍光性の有機物質を発光層に用いた有機電界発光素子は、有機EL素子と称され、他の発光素子に比べて製造が容易であり、薄型かつ軽量の発光素子が構成できる等の利点により、従来、薄型ディスプレイ用素子として研究開発が進められてきた。近年では、発光輝度、発光効率、耐久性等の点でも発光ダイオード(LED)に匹敵する高性能の有機EL素子が得られていることから、ハロゲン化銀感光体等の感光体を露光する露光装置への応用が検討されている。
有機EL素子を用いた露光装置としては、例えば、図8に示すように、赤色(R)緑色(G)青色(B)各色に発光する有機EL素子80を各色毎に主走査方向に複数配列して形成された素子列をRGB3色1組として副走査方向に複数組(図8では2組)並べたものがある。なお、図8では、RGB各色の有機EL素子80を区別するために符号末尾に対応する色を示すアルファベット(R/G/B)を付して示している。この露光装置では、各素子間での光量バラツキにより、画像上において副走査方向に筋ムラが発生してしまう。
この問題を解決するために、複数の素子列を副走査方向に配列し、複数の素子列で1主走査ラインを繰り返し露光(多重露光)することで、素子間の光量バラツキを平均化して筋ムラを解消する技術が提案されている(特許文献1)。
特開2001−356422号公報
しかしながら、従来の多重露光装置では、副走査方向に配列した複数の素子列により1主走査ライン上を多重露光するが、副走査方向に露光位置がずれることにより解像度が低下するという問題があった。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、本発明の目的は、副走査方向において露光位置のずれを防止し、高解像度での露光が行える露光装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の第1の露光装置は、複数の発光素子が感光材料に対して副走査方向に並ぶように、各々独立に駆動制御が可能な発光素子が前記副走査方向と交差する主走査方向に沿って複数個配列された素子列が前記副走査方向に複数配列された発光素子アレイと、前記副走査方向に配列された複数の素子列が時分割で順次点灯されるように、前記発光素子の各々を駆動制御する駆動制御手段と、を備え、前記複数の素子列が副走査方向と同じ方向に順次点灯される場合には、前記素子列を下記式(1)で表されるピッチで配列すると共に、前記複数の素子列が副走査方向と逆方向に順次点灯される場合には、前記素子列を下記式(2)で表されるピッチで配列したことを特徴とする。
Figure 2005161694
式(1)及び(2)中、Pは露光画素のピッチ、mは2以上の整数、nは副走査方向に配列された素子列の数である。
本発明の第1の露光装置は、複数の発光素子が感光材料に対して副走査方向に並ぶように、各々独立に駆動制御が可能な発光素子が副走査方向と交差する主走査方向に沿って複数個配列された素子列が前記副走査方向に複数配列された発光素子アレイを備えており、副走査方向に並んだ複数の発光素子により感光材料の同一位置が多重露光される。駆動制御手段は、発光素子アレイの副走査方向に配列された複数の素子列が時分割で順次点灯されるように、即ち、いわゆるパッシブ駆動されるように、発光素子の各々を駆動制御する。
発光素子アレイにおいては、複数の素子列が副走査方向と同じ方向に順次点灯される場合には、素子列を上記式(1)で表されるピッチで配列する。また、複数の素子列が副走査方向と逆方向に順次点灯される場合には、素子列を上記式(2)で表されるピッチで配列する。式(1)及び(2)では、露光装置の副走査方向の移動量及び移動方向を予め考慮して、露光装置が移動した場合にも所定の画素位置を露光するように、各発光部の副走査方向のピッチTを決めているので、副走査方向において露光位置のずれを防止することができる。また、パッシブ駆動により露光するので、副走査方向での露光量分布が狭くなる。この結果、高解像度で多重露光を行うことができる。
上記目的を達成するために本発明の第2の露光装置は、複数の発光素子が感光材料に対して副走査方向に並ぶように、各々独立に駆動制御が可能な発光素子が前記副走査方向と交差する主走査方向に沿って複数個配列された素子列が前記副走査方向に複数配列された発光素子アレイと、前記副走査方向に配列された複数の素子列が時分割で順次点灯されるように、前記発光素子の各々を駆動制御する駆動制御手段と、を備え、各素子列の発光時間をt、フレーム間のインターバル時間をt1という条件の下で、前記複数の素子列が副走査方向と同じ方向に順次点灯される場合には、前記素子列を下記式(4)で表されるピッチで配列すると共に、前記複数の素子列が副走査方向と逆方向に順次点灯される場合には、前記素子列を下記式(5)で表されるピッチで配列したことを特徴とする。
Figure 2005161694
式(4)及び(5)中、Pは露光画素のピッチ、mは2以上の整数、nは副走査方向に配列された素子列の数である。
第2の露光装置では、露光装置の副走査方向の移動量及び移動方向に加え、フレーム間のインターバル時間をも予め考慮して、露光装置が移動した場合にも所定の画素位置を露光するように、各発光部の副走査方向のピッチT´を決めているので、実際の駆動シーケンスで、副走査方向における露光位置のずれを防止することができる。また、パッシブ駆動により露光するので、副走査方向での露光量分布が狭くなる。この結果、高解像度で多重露光を行うことができる。
上記の第1の露光装置においては、上記式(3)で表される副走査速度vで感光材料を走査露光することになる。また、上記の第2の露光装置においては、上記式(6)で表される副走査速度v´で感光材料を走査露光することになる。なお、発光素子アレイには有機EL素子を用いることが好ましく、この場合、有機EL素子の各発光部が本発明の「発光素子」に相当する。
本発明によれば、副走査方向において露光位置のずれを防止し、高解像度での露光が行える、という効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る露光装置は、透明基板10と、透明基板10上に蒸着により形成された有機EL素子20と、有機EL素子20の発光光を集光して感光材料40に照射するセルフォックレンズアレイ(以下、「SLA」という)30と、透明基板10やSLA30を支持する支持体50とを備えている。
有機EL素子20は、透明基板10上に、透明陽極21、発光層を含む有機化合物層22、金属陰極23が順次積層されて形成されている。発光層を含む有機化合物層22の材料を適宜選択することで所望の色の発光光を得ることができ、透明基板10上には、赤色(R)光を発光する発光部20R、緑色(G)光を発光する発光部20G、及び青色(B)光を発光する発光部20Bが、後述する所定のパターンで形成されている。なお、有機EL素子の場合は、各発光部が本発明の「発光素子」に相当する。
この有機EL素子20は、例えば、図1に示すステンレス製缶等の封止部材60により覆われている。封止部材60の縁部と透明基板10とは接着されて、乾燥窒素ガスで置換された封止部材60内に有機EL素子20が封止されている。この有機EL素子20の透明陽極21と金属陰極23との間に所定電圧が印加されると、有機化合物層22に含まれる発光層が発光し、発光光が透明陽極21及び透明基板10を介して取り出される。なお、有機EL素子20は、波長安定性に優れる特性がある。
また、有機EL素子20の透明電極21と金属電極23の両電極は、複数の発光部の各々を独立に駆動(パッシブ駆動)する駆動回路(図示せず)に接続されている。この駆動回路は、フレームメモリ(図示せず)を介して制御部(図示せず)に接続されている。
駆動回路は、両電極間に電圧を印加する電源(図示せず)及びトランジスタやサイリスタで構成されたスイッチング素子(図示せず)を含んで構成されており、フレームメモリを介して制御部から入力される制御信号に基づいて駆動信号を生成し、複数の発光部の各々を発光駆動している。
透明基板10は、発光光に対して透明な基板であり、ガラス基板、プラスチック基板等を用いることができる。また、透明基板10には、一般的な基板特性として、耐熱性、寸法安定性、耐溶剤性、電気絶縁性、加工性、低通気性、低吸湿性等が要求される。
透明陽極21は、400nm〜700nmの可視光の波長領域において、少なくとも50パーセント以上、好ましくは70パーセント以上の光透過率を有するものが好ましい。透明陽極21を構成するための材料としては、酸化錫、酸化錫インジウム(ITO)、酸化亜鉛インジウムなどの透明電極材料として公知の化合物のほか、金や白金など仕事関数が大きい金属からなる薄膜を用いてもよい。また、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリピロールまたはこれらの誘導体などの有機化合物でもよい。透明導電膜については、沢田豊監修「透明導電膜の新展開」シーエムシー刊(1999年)に詳細に記載されており、本発明に適用することができる。また、透明陽極21は、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などにより、透明基板10上に形成することができる。
有機化合物層22は、発光層のみからなる単層構造であってもよいし、発光層の外に、ホール注入層、ホール輸送層、電子注入層、電子輸送層等のその他の層を適宜有する積層構造であってもよい。有機化合物層22の具体的な構成(電極を含む)としては、陽極/ホール注入層/ホール輸送層/発光層/電子輸送層/陰極、陽極/発光層/電子輸送層/陰極、陽極/ホール輸送層/発光層/電子輸送層/陰極などが挙げられる。また、発光層、ホール輸送層、ホール注入層、電子注入層を複数設けてもよい。
有機化合物層22の各層は、透明電極21側の層から低分子系の各有機材料を蒸着によって順次薄膜形成して積層させることで形成することができる。この際、蒸着マスクを用いることで、簡単にパターンニングすることができる。
金属陰極23は、仕事関数の低いLi、Kなどのアルカリ金属、Mg、Caなどのアルカリ土類金属、及びこれらの金属とAgやAlなどとの合金や混合物等の金属材料から形成されるのが好ましい。陰極における保存安定性と電子注入性とを両立させるために、上記材料で形成した電極を仕事関数が大きく導電性の高いAg、Al、Auなどで更に被覆してもよい。なお、金属陰極23も透明陽極21と同様に、真空蒸着法、スパッタ法、イオンプレーティング法などの公知の方法で形成することができる。
SLA30は、複数のセルフォックレンズ31で構成されている。セルフォックレンズ31は、断面の半径方向に屈折率分布をもつ棒状の厚肉レンズである。セルフォックレンズ31に入射された光は、光軸に対して正弦波状に蛇行しながら進行し、感光材料40表面上で結像して露光スポット70を結ぶように感光材料40に向けて出力される。
また、露光スポットを絞り、光学的クロストークを抑制するために、このセルフォックレンズ31の開口部は有機EL素子20の各発光部の発光領域よりも大きく形成され、且つ隣り合うセルフォックレンズ31同士は互いに接するように配列されてされている。なお、セルフォックレンズ31は発光部と1対1で対応するように設けてもよいし、副走査方向に並んだ1組の発光部20R、20G、20Bに1つ又は2つというように、個々のセルフォックレンズ31が複数の発光部に対応するように設けてもよい。
次に、有機EL素子20の発光部の配置について説明する。
図2に示すように、透明基板10上には、発光部20R、20G、20Bが形成されている。より詳しくは、複数の発光部20Rが主走査方向に所定間隔ずつ隔てて配列された発光部列Rが、副走査方向に複数列配列されている。同様に、複数の発光部20Gを主走査方向に所定間隔ずつ隔てて配列した発光部列Gが、副走査方向に複数列配列され、複数の発光部20Bを主走査方向に所定間隔ずつ隔てて配列した発光部列Bが、副走査方向に複数列配列されている。有機EL素子はR色の発光強度が小さくという特性を有している。このため、発光部列Rの列数を多くすることが好ましい。この例では、4列の発光部列R、2列の発光部列G、及び2列の発光部列Bが、副走査方向にRGBの順で配列されている。従って、合計7個の発光部が副走査方向に並ぶことになる。
以上の通り構成された露光装置では、有機EL素子20の副走査方向に配列された各発光部(20R、20G、20B)からの発光光は、SLA30により集光されて、感光材料40の同一位置が露光され、露光スポット70が形成される。また、この露光装置が、感光材料40に対して副走査方向に相対移動されることで、感光材料40が走査露光される。
次に、各発光部の副走査方向のピッチについて説明する。
上述した通り、複数の発光部の各々は、駆動回路(図示せず)によりパッシブ駆動されている。パッシブ駆動とは、金属陰極に沿った発光部列(陰極ライン)を時分割線順次走査し、走査中の陰極ラインと交差する発光部(陽極ライン)を駆動信号に応じて駆動して、走査を全陰極ラインに順次行き渡らせる駆動方法である。
複数の陰極ラインが副走査方向と同じ方向に発光時間tで順次点灯される場合には、陰極ラインの移動量及び移動方向、即ち、露光装置の副走査方向の移動量及び移動方向を予め考慮して、各発光部の副走査方向のピッチTを下記式(1)で表す値とする。
Figure 2005161694
式(1)中、Pは露光画素のピッチ、mは2以上の整数、nは副走査方向に配列された発光部列の数である。副走査方向に配列されたn個の発光部により、同一画素がn回多重露光される。
図3(A)に示すように、順次点灯する第1の陰極ラインと第2の陰極ラインとの間のピッチTを、露光画素のピッチPの整数倍(図では3倍)とした場合には、第1の陰極ラインを点灯した時には、感光材料上の所定画素位置を露光することができるが、t秒後に第1の陰極ラインを消灯して第2の陰極ラインを点灯した時には、第2の陰極ラインは副走査方向にP/n移動しており、所定画素位置から副走査方向下流側にP/nずれた位置を露光することになる。
なお、陰極ラインの副走査方向の移動量がP/nとなるのは、1本の陰極ラインで1主走査ラインを露光する場合(アクティブ駆動の場合)には、発光時間の間に陰極ラインが露光画素ピッチPだけ移動すれば良いが、パッシブ駆動では、n本の陰極ラインで1主走査ラインを多重露光する場合には、各陰極ラインの発光時間tはアクティブ駆動する場合の1/nとなるためである。換言すれば、副走査速度vは下記式(3)で表される。
Figure 2005161694
これに対し、図3(B)に示すように、ピッチTを上記式(1)で表す値とした場合には、第2の陰極ラインを点灯した時にも所定画素位置を露光することができ、露光位置のずれによる解像度の低下を防止することができる。
また、アクティブ駆動する場合には、図4(A)及び(B)に示すように、陰極ラインは露光画素ピッチPだけ移動する間点灯しているので、図4(C)に示す露光量分布で露光されることになり、露光画素は副走査方向に間延びした形状となる。このため、解像度が低下する。これに対し、パッシブ駆動する場合には、図5(A)及び(B)に示すように、陰極ラインはP/n移動する間点灯しているだけなので、図5(C)に示すように、露光量分布も狭くなり、解像度が向上する。
以上説明した通り、本実施の形態の露光装置では、露光装置の副走査方向の移動量及び移動方向を予め考慮して、露光装置が移動した場合にも所定の画素位置を露光するように、各発光部の副走査方向のピッチTを決めているので、副走査方向において露光位置のずれを防止することができる。また、パッシブ駆動により露光するので、副走査方向での露光量分布が狭くなる。この結果、高解像度で多重露光を行うことができる。
なお、上記実施の形態では、複数の陰極ラインが副走査方向と同じ方向に発光時間tで順次点灯される場合について説明したが、複数の陰極ラインが副走査方向と逆方向に順次点灯される場合には、各発光部の副走査方向のピッチTを下記式(2)で表す値とする。
Figure 2005161694
図6(B)に示すように、ピッチTをピッチPの整数倍とした場合には、第1の陰極ラインを点灯した時には副走査方向の所定画素位置を露光することができるが、第2の陰極ラインを点灯した時には副走査方向の所定画素位置から副走査方向上流側にP/nずれた位置を露光することになる。これに対し、図6(B)に示すように、ピッチTを上記式(2)で表す値とした場合には、第2の陰極ラインを点灯した時にも所定画素位置を露光することができ、露光位置のずれによる解像度の低下を防止することができる。
また、上記実施の形態では、複数の陰極ラインが発光時間tで順次点灯される場合について説明したが、実際の駆動シーケンスにおいては、図7に示すように、フレーム毎に1フレーム分のデータを転送するための転送時間tDを考慮して、フレームとフレームとの間にインターバル時間tIが挿入される。インターバル時間tIは転送時間tDの最大値Max(tD)より大きな値とする。このインターバル時間tIを考慮せずに露光を実施すると、1フレーム毎に露光する画素位置がv・tIずれることになる。これでは、露光位置のずれにより、解像度の低下を招いてしまう。従って、上述のインターバル時間tIによる露光画素の位置ずれを補正する必要がある。
インターバル時間tIも含め1フレーム分のデータに基づき露光を行うのに必要とされる時間を「1フレーム時間」とすると、1フレーム時間はn・t+t1となる。1フレーム時間毎に露光装置(ヘッド)が露光画素ピッチPだけ移動するように設計することで、インターバル時間tIによるずれ量を1フレーム時間全体で吸収することができ、露光画素の位置ずれを最小限とすることができる。このときのヘッドの移動速度(補正後の副走査速度)v´は下記式(6)で表される。
Figure 2005161694
従って、各発光部の副走査方向のピッチT´は下記式で表される。
Figure 2005161694
上記式にv´の値を代入すると、下記式(7)を得ることができる。
Figure 2005161694
即ち、複数の陰極ラインが副走査方向と同じ方向に発光時間tで順次点灯される場合には、各発光部の副走査方向のピッチT´を下記式(4)で表す値とし、複数の陰極ラインが副走査方向と逆方向に順次点灯される場合には、各発光部の副走査方向のピッチT´を下記式(5)で表す値とする。
Figure 2005161694
この通り、露光装置の副走査方向の移動量及び移動方向に加え、フレーム間のインターバル時間をも予め考慮して、各発光部の副走査方向のピッチT´を決めることで、副走査方向において露光位置のずれを最小限にすることができる。また、パッシブ駆動により露光するので、副走査方向での露光量分布が狭くなる。この結果、高解像度で多重露光を行うことができる。
また、各陰極ラインへの階調割り付けは、色毎に独立して行う。発光部列Rが8列、発光部列Gが4列、発光部列Bが4列で、合計16列配列されている場合を例に説明する。画像データのビット数をbとすると、各陰極ラインを駆動するビット数aは、a=b−nで表される。ある露光画素の階調数をkとした場合、k<2bであり、この画素を露光する各陰極ラインの階調数はk/2aとなる。
例えば、各陰極ラインを駆動するビット数は、b=8ビット(256階調)、n=4とし、k=200とした場合、200/28-4=12.5となる。なお、小数点以下は階調として実現できないので、端数の部分(200−12×16=8)は1ずつ各陰極ラインに割り振る。この場合、第1の陰極ラインから第8の陰極ラインまでを13階調で露光し、第9の陰極ラインから第16の陰極ラインまでを12階調で露光すれば、1画素を200階調で露光することができる。
上記の割り付け方式では、各陰極ラインに略均等に階調を割り付けることができる。従って、一部の発光部の露光時間が長くなるなど、偏った駆動にならず、各発光部の劣化率を略一定にすることができる。その結果、露光装置全体の寿命を向上するすることができる。
また、上記実施の形態では、有機EL素子を用いる例について説明したが、無機EL素子やLED素子を用いてもよい。但し、有機EL素子を用いる場合には、無機EL素子を用いる場合に比べ低電圧で駆動できるという利点があり、LED素子を用いる場合に比べて、蒸着により一括して全ての素子を形成できるので各素子を所定の位置に正確に配置し易く、また素子毎の光量のバラツキも小さいという利点がある。
本発明の実施の形態に係る露光装置の構成を示す断面図である。 有機EL素子の発光部の形成パターンを示す平面図である。 (A)は陰極ラインのピッチTを露光画素のピッチPの整数倍とした場合の陰極ラインと露光画素との位置関係を示す図であり、(B)は陰極ラインのピッチTを式(1)に従い定めた場合の陰極ラインと露光画素との位置関係を示す図である。 アクティブ駆動する場合について、(A)は陰極ライン点灯時の発光光量を示すグラフであり、(B)は陰極ライン消灯時の発光光量を示すグラフであり、(C)は感光材料表面での露光量分布を示すグラフである。 パッシブ駆動する場合について、(A)は陰極ライン点灯時の発光光量を示すグラフであり、(B)は陰極ライン消灯時の発光光量を示すグラフであり、(C)は感光材料表面での露光量分布を示すグラフである。 (A)は陰極ラインのピッチTを露光画素のピッチPの整数倍とした場合の陰極ラインと露光画素との位置関係を示す図であり、(B)は陰極ラインのピッチTを式(1)に従い定めた場合の陰極ラインと露光画素との位置関係を示す図である。 各発光部を発光タイミングをフレーム毎に示すグラフである。 有機EL素子を用いた従来の露光装置の構成を示す図である。
符号の説明
10 透明基板
20 有機EL素子
20R、20G、20B 発光部
21 透明陽極
22 有機化合物層
23 金属陰極
30 SLA
31 セルフォックレンズ
40 感光材料

Claims (5)

  1. 複数の発光素子が感光材料に対して副走査方向に並ぶように、各々独立に駆動制御が可能な発光素子が前記副走査方向と交差する主走査方向に沿って複数個配列された素子列が前記副走査方向に複数配列された発光素子アレイと、
    前記副走査方向に配列された複数の素子列が時分割で順次点灯されるように、前記発光素子の各々を駆動制御する駆動制御手段と、
    を備え、
    前記複数の素子列が副走査方向と同じ方向に順次点灯される場合には、前記素子列を下記式(1)で表されるピッチで配列すると共に、前記複数の素子列が副走査方向と逆方向に順次点灯される場合には、前記素子列を下記式(2)で表されるピッチで配列した露光装置。
    Figure 2005161694
    式(1)及び(2)中、Pは露光画素のピッチ、mは2以上の整数、nは副走査方向に配列された素子列の数である。
  2. 下記式(3)で表される副走査速度vで感光材料を走査露光する請求項1に記載の露光装置。
    Figure 2005161694
    式(3)中、Pは露光画素のピッチ、nは副走査方向に配列された素子列の数、tは各素子列の発光時間である。
  3. 複数の発光素子が感光材料に対して副走査方向に並ぶように、各々独立に駆動制御が可能な発光素子が前記副走査方向と交差する主走査方向に沿って複数個配列された素子列が前記副走査方向に複数配列された発光素子アレイと、
    前記副走査方向に配列された複数の素子列が時分割で順次点灯されるように、前記発光素子の各々を駆動制御する駆動制御手段と、
    を備え、
    各素子列の発光時間をt、フレーム間のインターバル時間をt1という条件の下で、前記複数の素子列が副走査方向と同じ方向に順次点灯される場合には、前記素子列を下記式(4)で表されるピッチで配列すると共に、前記複数の素子列が副走査方向と逆方向に順次点灯される場合には、前記素子列を下記式(5)で表されるピッチで配列した露光装置。
    Figure 2005161694
    式(4)及び(5)中、Pは露光画素のピッチ、mは2以上の整数、nは副走査方向に配列された素子列の数である。
  4. 下記式(6)で表される副走査速度vで感光材料を走査露光する請求項1に記載の露光装置。
    Figure 2005161694
    式(6)中、Pは露光画素のピッチ、nは副走査方向に配列された素子列の数、tは各素子列の発光時間、t1はフレーム間のインターバル時間である。
  5. 前記発光素子が有機EL素子の各発光部である請求項1乃至4の何れか1項に記載の露光装置。
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