JP2000103114A - 有機elプリントヘッド - Google Patents

有機elプリントヘッド

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JP2000103114A JP27534698A JP27534698A JP2000103114A JP 2000103114 A JP2000103114 A JP 2000103114A JP 27534698 A JP27534698 A JP 27534698A JP 27534698 A JP27534698 A JP 27534698A JP 2000103114 A JP2000103114 A JP 2000103114A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低消費電力・小型軽量でフルカラー表示に適し
たプリントヘッドを提供する。 【解決手段】基板2の上に副走査方向に平行な陽極3を
主走査方向について千鳥状に形成する。陽極の上に発光
層4(R,G,B)を含む有機層を形成する。有機層の上に主走
査方向に平行な陰極を交差して形成する。陽極と陰極の
交点の間の発光層4は絶縁層の開口部によりドット状に
区画される。RGB の各色発光ドットは主走査方向に関し
千鳥状に並ぶ。陰極9を順次走査し、同期して陽極3に
各色の画像信号を入力し、同期してヘッドと記録媒体を
相対移動する。記録媒体の同一箇所にRGB の各色のドッ
ト光を多重露光できる。3色の発光ドットの千鳥状配置
による高精細なフルカラー効果と、蛍光表示管よりも輝
度ばらつきが少ない有機ELによる効果が相乗され、ヘ
ッドを1回移動させるだけで高画質のフルカラー画像を
形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光色の異なる複
数種類の発光ドットを備えた有機EL素子を用いてカラ
ー画像を形成する有機ELプリントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】自己発色方式のカラープリンタの光源と
しては、蛍光発光管を使用したものが知られている。こ
のようなカラープリントヘッド用の蛍光発光管の一構造
例を説明する。陽極発光部はR(赤)、G(緑)、B
(青)の3種類の発光ブロックに分けられており、各ブ
ロックともにZnO:Zn蛍光体が発光するようになっ
ている。各ブロックは、それぞれ多数の発光ドットが所
定のピッチで並設された構造になっている。そして、各
ブロックごとにR(赤)、G(緑)、B(青)のカラー
フィルタが設けられ、それぞれ赤、緑、青のドット状の
光を取り出せるように構成されている。これら各色のド
ット状の光は記録媒体に重ねて照射され、記録媒体上に
はフルカラーの画像(潜像)が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】蛍光発光管を利用した
従来の光プリントヘッドには次のような問題がある。 1)蛍光体の発光に消費されるエネルギ以外に消費される
エネルギが大きい。即ち、熱陰極やグリッド等に無効電
流が流れて発光に直接関与しないエネルギが消費される
ため、全体の消費電力が大きい。
【0004】2)蛍光発光管は、内部が高真空状態とされ
た外囲器の内部に各種電極類を収納した真空管の一種で
もあり、従って耐圧を確保するために外囲器を構成する
基板の材厚を薄くできない。このため、重量を軽減する
ことができない。
【0005】3)熱陰極を支持する部材が必要になり、こ
の部材を設置する場所が外囲器内に必要になる。この場
所は発光に関与しないデッドスペースであり、従ってプ
リントヘッド自体の小型化が困難である。
【0006】4)ZnO:Zn蛍光体は、プロセス条件や
管内ガス等の影響を受けて極表面(発光する表面に近い
範囲)の状態が変化しやすく、その結果として光出力が
変動しやすい。このため、光出力を一定にするための複
雑な補正操作を駆動制御等の手段によって行わなければ
ならず、煩雑である。
【0007】5)ZnO:Zn蛍光体には発光波長600
nm以上の赤色成分が少なく、感光剤とのマッチングが
悪いため、赤色の発色が不十分となる。このため、赤色
のみ2回発光させたり、ZnO:Zn蛍光体を用いたヘ
ッドの他に、赤色発光蛍光体を使用したヘッドを同一デ
バイス内に設けたりすることがあった。これによって装
置が大型化するとともに、製造コストが増大する。
【0008】また、蛍光表示管を利用したカラープリン
トヘッドの中には、発光ドットのラインを1列だけ有
し、発光素子外にはRGB3色のフィルタを切り換え可
能に設け、被書き込み対象の同一位置に3回の多重露光
を行う構造のものも知られている。この構造によれば、
各ドットの光出力が一定になりやすいが、ヘッドを少な
くとも3回往復させる必要があり、露光時間が長くかか
るという問題がある。
【0009】本発明は、消費電力が小さく、小型軽量
で、光出力が安定しており、フルカラー表示に適したプ
リントヘッドを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された有
機ELプリントヘッドは、少なくとも一方が透光性を有
する第1の電極と第2の電極の間に発光層を含む有機層
を備え、前記発光層の発光によって得られるドット状の
光を記録媒体に選択的に照射して画像を形成する有機E
L素子を備えた有機ELプリントヘッドにおいて、前記
発光層が、発光スペクトル分布が異なる発光ドットの2
以上の群によって構成されている。
【0011】請求項2に記載された有機ELプリントヘ
ッドは、請求項1記載の有機ELプリントヘッドにおい
て、同一の群に属する発光ドットが主走査方向に沿って
配置され、異なる群は副走査方向に沿って配置されてい
ることを特徴としている。
【0012】請求項3に記載された有機ELプリントヘ
ッドは、請求項2記載の有機ELプリントヘッドにおい
て、第1の電極が、副走査方向を長手方向として形成さ
れ、主走査方向に沿って所定間隔をおいて互いに平行に
配置された複数の電極であり、第2の電極が、主走査方
向を長手方向として形成され、前記第1の電極に交差す
るように副走査方向に沿って所定間隔をおいて互いに平
行に配置された複数の電極である。そして、前記各第1
の電極上に発光スペクトル分布が異なる発光ドットが所
定の順序で配置されるとともに、前記各第2の電極に沿
って発光スペクトル分布が同一である発光ドットがそれ
ぞれ配置されるように、前記第1の電極と前記第2の電
極の間に発光スペクトルが異なる複数種類の有機発光材
料が設けられたことを特徴としている。
【0013】請求項4に記載された有機ELプリントヘ
ッドは、請求項3記載の有機ELプリントヘッドにおい
て、互いに交差する前記第1の電極と前記第2の電極の
組が2組設けられ、各組に属する発光スペクトル分布が
同一である発光ドットが主走査方向に沿って千鳥状に配
置されるように構成されたことを特徴としている。
【0014】請求項5に記載された有機ELプリントヘ
ッドは、請求項1記載の有機ELプリントヘッドにおい
て、前記第1の電極が、透光性の基板に設けられた透光
性の陽極であり、前記有機層が前記陽極の上に形成され
た正孔注入輸送層を有しており、前記発光層が前記正孔
注入輸送層の上に形成されており、前記第2の電極が、
前記発光層の上に形成された陰極であることを特徴とし
ている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明者等はカラープリントヘッ
ドの研究を進める中で、有機EL素子は蛍光表示管や無
機EL素子等に比べて比較的カラー化が容易であり、カ
ラープリントヘッドの光源として有望であると考えるに
至った。そしてさらに鋭意研究に努めた結果、発光スペ
クトルの異なる複数種類の蛍光体材料を用いて高精細な
有機ELカラープリントヘッドを実現することに成功し
た。本実施の形態において、そのような有機ELプリン
トヘッドを実現するための具体的な構造・材料・製造方
法等を具体的に説明する。
【0016】図1及び図2に本例の有機ELプリントヘ
ッド1の構造を示す。その構造を製造工程に従って説明
する。 透明な基板2上に透明な第1電極としての陽極3を
形成する。陽極3の材質は、ITO(酸化インジウムと
錫の複合酸化物)や、IDIXO(商品名:出光透明導
電材料、Idemitsu Indium X-Metal Oxide 、酸化インジ
ウムと酸化亜鉛の複合酸化物) 等のように、表面の仕事
関数が4.1ev以上の透明な物質で構成する。
【0017】陽極3は次のようなパターンに形成する。
陽極3は副走査方向に平行な帯状の電極である。図1に
示すように、各陽極3の上方には、G(緑)、R
(赤)、B(青)の各色でドット状に発光する3つの発
光層4(G,R,Bとも表示する)が後工程で形成され
る。陽極3は複数個からなる。複数の陽極3は、主走査
方向に沿って所定間隔をおいて並び、列を構成する。こ
の列は、副走査方向の位置が異なる2か所に形成され
る。そして、主走査方向に並ぶこの2列は、陽極3の主
走査方向の位置が陽極3の主走査方向の幅よりも小さい
所定の寸法だけずれて配置されている。換言すれば、副
走査方向に平行な複数の帯状の陽極3は、主走査方向に
沿って千鳥状又はジグザグに配置されている。
【0018】 基板2上に絶縁層5を形成する。絶縁
層5の中で、陽極3に相当する部分には陽極3の形状に
相当する寸法形状の開口部5aを設け、陽極3を露出さ
せる。この開口部5aが発光ドットを区画する枠として
機能する。前記絶縁層5は、感光性ポリイミド、SiO
2 又はSiN等を材料としてスピンコート法、蒸着法、
スパッタ法等で基板2上の全面に形成する。そして、絶
縁層5の一部をフォトリソ法を用いてパターニングし、
前記陽極3と略同様の千鳥のパターンの開口部5aを形
成する。
【0019】 発光エリアとなる前記開口部5aの上
から、少なくとも開口部5aを埋めるように、有機層と
してのホール注入層6とホール輸送層7を抵抗加熱蒸着
法を用いて成膜する。成膜は発光エリア(開口部5a)
に対応した金属マスクを基板2に密着させて行う。
【0020】この時、ホール注入層6、輸送層には可視
域に対して透明な材料が好ましい。ホール注入層6を構
成するための材料としては、化学式(化1)に示すm−
MTDATA、即ち4,4',4"-tris (3-methylphenylphenylamin
o) triphenylamine がある。ホール輸送層7を構成する
ための材料としては、化学式(化2)に示すTPD、即
ちN,N'−diphenyl−N,N'−bis (3-methylphenyl)-1,1'-
biphenyl-4,4'-diamine や、化学式(化3)に示すα−
NPD、即ちBis(N-(1-naphtyl)-N-phenyl)benzidineな
どがある。
【0021】
【化1】
【0022】
【化2】
【0023】
【化3】
【0024】 発光エリアとなる前記開口部5aに相
当する部分に、有機層としての発光層4を形成する。発
光層4のパターンは、金属マスクを介して形成する。図
1に示すように、主走査方向について同一発光色の発光
層4が並び、かつ副走査方向については3色の発光層4
が所定の順序で並ぶように構成する。
【0025】前記発光層4は、記録媒体の感光剤によっ
てフルカラー画像が形成できるよう、その発光スペクト
ルの中心波長が感光材の感度に一致する材料を使用して
形成する。
【0026】感光材感度特性の一例を図3に示す。この
図に示すように、感光材の乳剤は、赤、緑、青の各色の
光に対して異なる感度を有している。このような感度特
性の乳剤に対応可能な蛍光体材料の例を表に示す。表1
は赤色発光系材料であり、表2は緑色発光系材料であ
り、表3は青色発光系材料である。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】各蛍光体は、その材料に応じた最適な成膜
条件が存在する。それぞれ単層膜で使用したり、適当な
ホスト材料にドープして使用する。
【0031】 発光層4(蛍光体層)形成後、その上
に必要に応じて有機層である電子輸送層8を形成する
が、これも使用する蛍光体材料の特性に従って決定す
る。
【0032】 陽極3の上に積層した有機層の上に、
第2電極としての陰極9を形成する。陰極9は、発光層
4又は電子輸送層8との界面で電子注入が容易に行われ
るよう、仕事関数の小さい材料で形成する。良好な特性
が得られるものとして、Li,Na,Mg,Ca等の単
体、及びその化合物、或いはAl:Li,Mg:In,
Mg:Ag等の各種合金が使用できる。
【0033】陰極9は次のようなパターンに形成する。
陰極9は主走査方向を長手方向とする帯状であり、陽極
3と交差する部分に発光領域がある。陰極9は、副走査
方向に沿って所定間隔をおいて互いに平行に配置されて
いる。主走査方向に並ぶ同一発光色の発光層4の上に
は、共通の陰極9が配設される。即ち、1本の陰極9は
複数本の陽極3と交差しているが、その両電極の間には
同一発光色の発光層4がある。
【0034】 陰極9形成後、水分を十分取り除いた
不活性ガス中で封止キャップ10を基板2の上面に封着
して封止を行い、プリントヘッドの作製プロセスを完了
する。
【0035】次に、本例の有機ELプリントヘッド1の
駆動方法について説明する。陰極9を順次走査するとと
もに、これに同期して陽極3に各色の画像信号を入力す
る。さらにこの有機ELプリントヘッド1の駆動タイミ
ングに同期して、ヘッド又は記録媒体を移動させる。こ
れによって、記録媒体の同一箇所にR,G,Bの各色の
ドット状の光を必要に応じて多重露光することができ
る。このように、本例によれば、発光ドットのラインを
R(赤)、G(緑)、B(青)の3系列設けることによ
ってフルカラー化を実現し、かつ各色のラインを千鳥状
に配置することによって高精細化を実現し、これによっ
てヘッド乃至記録媒体を1回移動させるだけで良好な画
質のフルカラー画像を形成できるようにしている。
【0036】本例は、プリントヘッドの光源として有機
EL素子を採用したので、特に次のような従来得られな
かった効果を達成することができた。まず、一般に光プ
リンタでは発光ドットの輝度に高い均一性が求められる
が、有機EL素子は蛍光表示管に比べ、以下に説明する
ようにこの点において優れている。
【0037】第1に、有機EL素子は、蛍光表示管のよ
うな厚膜構造とは異なる薄膜積層構造なので、膜厚の精
度が高い。多数の発光ドットの輝度のばらつきの一因は
積層される薄膜の膜厚のばらつきによる。膜厚の精度が
高い有機EL素子を採用した本例によれば、発光ドット
の輝度分布を極めて正確に設定することができる。具体
的な一例としては±1%位にすることができる。
【0038】第2に、蛍光表示管ではフィラメントから
放出された電子が真空中を飛んで蛍光体の厚膜に射突し
てその表面のみを発光させる。真空といっても均一では
ないので電子の挙動には不確定の影響があり、かつこの
電子の射突を受けて発光する蛍光体膜の表面状態は不均
一である。このため、蛍光表示管利用の光プリントヘッ
ドでは、各発光ドットの輝度のばらつきはかなり大きく
なり、補正せずにそのまま利用することはできない。こ
れに対し、有機EL素子では電子が膜中を通過するので
均一な発光が得られる。
【0039】このように、有機EL素子は光プリンタの
光源として適しており、各発光ドットの輝度が均一なの
で、従来の蛍光表示管を用いた光プリントヘッドのよう
に発光ドットごとに輝度の補正を行う等の煩雑な作業・
操作等が不要になる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、発光色の異なる発光ド
ット群を複数系列設けることによって多色化乃至フルカ
ラー化を実現し、かつ各色の群を例えば千鳥状に配置す
る等の構成をとることによって高精細化を実現してい
る。さらに、従来の蛍光表示管よりも発光ドットの輝度
のばらつきが少ないという有機ELによる効果が、前記
高精彩カラー化の効果に相乗され、これによってヘッド
乃至記録媒体を1回移動させるだけで良好な画質のマル
チカラー乃至フルカラー画像を形成することができると
いう従来の蛍光表示管利用のプリンタヘッドでは困難で
あった顕著な効果を比較的簡単な構成で達成することが
できた。
【0041】従来の蛍光表示管利用のプリントヘッド
と、本発明の有機ELプリントヘッドを略同一の条件で
製作して比較すると、例えば次のような差異が生じ、本
発明の有用性が確認された。 蛍光表示管を使用したプリントヘッドに比較して、
消費電力が1/3〜1/5になった。 基板2材厚はデバイスの大きさに関係なく1.1m
m以下にでき、デバイスとしての厚さは1/3〜1/5
になった。 重量も1/2以下となった。 デッドスペースが少なく、小型化が可能となった。 発光特性の変動が少なくなり、補正が必要なくなる
か、又は補正が容易となった。 外部カラーフィルタ切替え方式では、フルカラーの
1画面を書き込みするのに3回ヘッドを移動させる必要
があったのに対し、本方式では1プロセスの露光でフル
カラーの色再現が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である有機ELプリ
ントヘッドの電極構造の概略を示す模式的な平面図であ
る。
【図2】図1において、発光ドットの部分を主走査方向
に切断して副走査方向から観察した断面図である。
【図3】赤、緑、青の各色感光剤の感度特性を示すグラ
フを示した図である。
【符号の説明】
1 有機ELプリントヘッド 3 第1電極としての陽極 4,R,G,B 有機層としての発光層 6 有機層としてのホール注入層 7 有機層としてのホール輸送層 8 有機層としての電子輸送層 9 第2電極としての陰極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 幸彦 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 小堀 洋一 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 Fターム(参考) 2C162 AE28 AH06 FA16 FA34 5C051 AA02 CA06 DA06 DB02 DB04 DB06 DB07 DC02 DE31 EA01 EA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が透光性を有する第1の
    電極と第2の電極の間に発光層を含む有機層を備え、前
    記発光層の発光によって得られるドット状の光を記録媒
    体に選択的に照射して画像を形成する有機EL素子を備
    えた有機ELプリントヘッドにおいて、 前記発光層が、発光スペクトル分布が異なる発光ドット
    の2以上の群によって構成されている有機ELプリント
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 同一の群に属する発光ドットが主走査方
    向に沿って配置され、異なる群は副走査方向に沿って配
    置されていることを特徴とする請求項1記載の有機EL
    プリントヘッド。
  3. 【請求項3】 副走査方向を長手方向として形成された
    複数の第1の電極が主走査方向に沿って所定間隔をおい
    て互いに平行に配置され、 主走査方向を長手方向として形成された複数の第2の電
    極が前記第1の電極に交差するように副走査方向に沿っ
    て所定間隔をおいて互いに平行に配置され、 前記各第1の電極上に発光スペクトル分布が異なる発光
    ドットが所定の順序で配置されるとともに前記各第2の
    電極に沿って発光スペクトル分布が同一である発光ドッ
    トがそれぞれ配置されるように、前記第1の電極と前記
    第2の電極の間に発光スペクトルが異なる複数種類の有
    機発光材料が設けられたことを特徴とする請求項2記載
    の有機ELプリントヘッド。
  4. 【請求項4】 互いに交差する前記第1の電極と前記第
    2の電極の組が2組設けられ、各組に属する発光スペク
    トル分布が同一である発光ドットが主走査方向に沿って
    千鳥状に配置されるように構成された請求項3記載の有
    機ELプリントヘッド。
  5. 【請求項5】 前記第1の電極が、透光性の基板に設け
    られた透光性の陽極であり、前記有機層が前記陽極の上
    に形成された正孔注入輸送層を有しており、前記発光層
    が前記正孔注入輸送層の上に形成されており、前記第2
    の電極が、前記発光層の上に形成された陰極である請求
    項1記載の有機ELプリントヘッド。
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