JPH09260064A - 光学的素子及びその製造方法 - Google Patents

光学的素子及びその製造方法

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JPH09260064A
JPH09260064A JP8087216A JP8721696A JPH09260064A JP H09260064 A JPH09260064 A JP H09260064A JP 8087216 A JP8087216 A JP 8087216A JP 8721696 A JP8721696 A JP 8721696A JP H09260064 A JPH09260064 A JP H09260064A
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electrode
conductive layer
organic
layer
substrate
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JP8087216A
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Nobutoshi Asai
伸利 浅井
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Original Assignee
Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/805Electrodes
    • H10K50/81Anodes
    • H10K50/814Anodes combined with auxiliary electrodes, e.g. ITO layer combined with metal lines
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/17Passive-matrix OLED displays

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アノードの抵抗を低下させた整流性の高い光
学的素子及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 基板6とITO透明電極5との間に導電
層9を設け、この導電層9の側面9aが基体6側にかけ
てその膜厚が減少するように傾斜させて形成し、この上
にITO透明電極5、ホール輸送層4、発光層3、電子
輸送層2及び金属輸送層1を積層して素子を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的素子(例え
ば自発光の平面型ディスプレイに利用され、その発光物
質として有機電界発光素子を用いるディスプレイ)及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有機電界発光素子(以下、有機EL素子
と称することがある。)を用いた、複数の画素からなる
表示デバイスにおいては、素子に加えた電圧により陰極
から電子を注入しかつ陽極からホールを注入し、電子−
ホールの再結合により発光を生ぜしめている。この発光
は、有機電界発光材料層を挟んで陰極と陽極とが重なり
合う部分で起きる。
【0003】図14には、従来の有機発光素子としてのダ
ブルヘテロ構造の有機EL素子10の一例を示す。このE
L素子10は、透明基板(例えばガラス基板)6上に、I
TO(Indium tin oxide)透明電極5、ホール輸送層
4、発光層3、電子輸送層2、陰極(例えばアルミニウ
ム電極)1を例えば真空蒸着法で順次成膜したものであ
る。
【0004】そして、陽極である透明電極5と陰極1と
の間に直流電圧7を選択的に印加することによって、透
明電極5から注入されたホールがホール輸送層4を経
て、また陰極1から注入された電子が電子輸送層2を経
て、それぞれ発光層3に到達して電子−ホールの再結合
が生じ、ここから所定波長の発光8が生じ、透明基板6
の側から観察できる。
【0005】また、図15は別の従来例を示し、図14の例
において発光層3を省略し、電子輸送層2とホール輸送
層4との界面から所定波長の発光18が生じるように構成
したシングルヘテロ構造の有機EL素子10Aを示すもの
である。
【0006】図16は、このように構成された有機EL素
子の具体例を示すものである。即ち、各有機層(ホール
輸送層4、発光層3又は電子輸送層2)の積層体を陰極
1と陽極5との間に配するが、これらの電極をマトリク
ス状に交差させてストライプ状に設け、シフトレジスタ
内蔵の制御回路40、輝度信号回路41によって時系列に信
号電圧を印加し、交差位置にて発光させるように構成し
ている。
【0007】従って、このような構成により、ディスプ
レイとして勿論、画像再生装置としても使用可能とな
る。なお、上記のストライプパターンを赤(R)、緑
(G)、青(B)の各色毎に配し、フルカラー又はマル
チカラー用として構成することができる。
【0008】しかし、上記のような有機EL素子は、以
下に述べる問題点を有している。
【0009】例えば、パッシブマトリクス型で有機EL
素子を駆動させる場合、走査線数が数100 本であるとす
れば、十分な輝度を確保するためには1A/cm2程度の電
流を流す必要がある。この場合、ディスプレイのサイズ
によって異なるが、ロウ側のITO透明電極には、 0.5
〜1A程度の電流が瞬間的に流れるので、電圧降下が小
さくなるように電極の電気抵抗を下げる必要がある。
【0010】このようなITO透明電極の電気抵抗を下
げる対策として、金属配線をITO透明電極に併設する
提案が、特開平5−307997号公報に示された有機
エレクトロルミネッセンス素子において一応なされては
いる。これによれば、図17のように、ITO透明電極5
と有機EL層4等の間の一部に、ITOよりも仕事関数
の低い金属層19を電極の一部として形成するものであ
る。
【0011】しかし、図17のような構成では、パッシブ
マトリクス型の場合、非駆動時に、逆電圧がかかれば、
導電層7を介して順方向以外に電流が流れる可能性が高
い。このため、素子の整流性が悪くなり、パッシブマト
リクスの動作自体が正常に行えなくなるという危険性が
ある。
【0012】また、ITO電極5に併設する電極層19に
より発光領域が縮小されないように、この電極層7が素
子の主面に占める面積をできるだけ小さくすると共に、
厚膜に形成して電気抵抗を小さく確保する必要がある。
更に、その上に有機EL層を形成する際、電極層19の側
面にも有機層が一様に蒸着され、蒸着ムラを生じないよ
うにする必要があるが、上記した厚膜化のために困難で
ある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような事情に鑑みてなされたものであって、電極の抵
抗を下げ、整流性が高く、高性能な光学的素子と、その
光学的素子を生産性良く製造する方法を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、基体上
に電極と有機層とがこの順に積層されてなる光学的素子
において、前記電極よりも導電性の高い導電層が前記基
体と前記電極との間にこの電極に接して電極の一部分と
して設けられ、前記導電層の側面での層厚が前記基体側
にかけて減少するように前記側面が前記基体側へ傾斜し
ていることを特徴とする光学的素子に係るものである。
【0015】そして、本発明は、基体上に電極と有機層
とがこの順に積層されてなる光学的素子において、前記
電極よりも導電性の高い導電層が前記基体と前記電極と
の間にこの電極に接して電極の一部分として設けられ、
前記導電層の側面での層厚が前記基体側にかけて減少す
るように前記側面が前記基体側へ傾斜していることを特
徴とする光学的素子を製造するに際し、所定パターンの
マスクを用いて前記導電層を乾式成膜法で前記基体上に
成膜し、しかる後に前記導電層上に前記電極及び前記有
機層をそれぞれ成膜する、光学的素子の製造方法にも係
るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】上記の光学的素子は、導電層が、
その幅方向の両側面に傾斜面を有し、この傾斜面の傾斜
角度の上限が20〜30度の範囲にあり、前記傾斜角度の下
限が10〜20度の範囲にあることが好ましく、更に好まし
くは、傾斜角度が12〜22度である。
【0017】そして、上記の構造において、基体上に並
列に配設された複数の導電層上にそれぞれ主電極が積層
されて複数の第1の電極が並列に形成され、前記第1の
電極上に、この第1の電極と交差して並列に配設された
複数の有機層と、前記第1の電極と交差して前記複数の
有機層上にそれぞれ配設された複数の第2の電極とが積
層されていることが望ましい。
【0018】また、上記の素子は、光学的に透明な基体
上に、導電層及び透明電極からなる第1の電極と、有機
ホール輸送層及び/又は有機電子輸送層と、有機発光層
と、金属電極からなる第2の電極とが積層されているこ
とが望ましい。
【0019】これにより、上記の素子は好適な有機電界
発光素子として構成される。
【0020】上記の光学的素子の製造方法においては、
導電層の幅方向の両側面に傾斜面を有する導電層を形成
するに際し、前記傾斜面の傾斜角度の上限が20〜30度の
範囲にあり、前記傾斜角度の下限が10〜20度の範囲にあ
るように基体とマスクとの間隔を決めることが望まし
い。
【0021】そして、更に、導電層の両側面の傾斜角度
が12〜22度となるように、基体とマスクとの間隔を決め
ることが望ましく、このためには、基体とマスクとの間
隔を50〜200 μmとして導電層を形成することが望まし
い。
【0022】そして、上記の方法において、基体上に並
列に配設した複数の導電層上にそれぞれ主電極を積層し
て複数の第1の電極を並列に形成し、前記第1の電極上
に、この第1の電極と交差して並列に配設した複数の有
機層と、前記第1の電極と交差して前記複数の有機層上
にそれぞれ配設した複数の第2の電極とを積層すること
が望ましい。
【0023】また、上記の方法により、光学的に透明な
基体上に、導電層及び透明電極からなる第1の電極と、
有機ホール輸送層及び/又は有機電子輸送層と、有機発
光層と、金属電極からなる第2の電極とを積層すること
が望ましい。
【0024】これにより、好適な有機電界発光素子の製
造方法となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0026】図1は、本実施例により製造された有機E
L素子20を示す断面図である。図1は、図3の如く、ガ
ラス基板6上に多数形成された画素PXの一つを示した
もの(図3のV−V線断面の一部)であってよい。
【0027】本実施例による有機EL素子は、図1に示
すように、ガラス基板6上に、複数の両側面(両側縁
部)を角度θ=10〜30度で直線的に傾斜した傾斜面9a
に形成し、クロム膜8で被覆した導電層9を並列にスト
ライプ状に設け、その上をITO(Indium Tin Oxide)
からなる透明電極5(アノード)で覆い、更にホール輸
送層4、発光層3、電子輸送層2及びアルミニウム又は
その合金からなる電極1(カソード)が積層されたもの
であり、ダブルヘテロ型の積層体を構成している。
【0028】導電層9はITO電極5を主体とするカソ
ードの一部として機能するものであるが、上記傾斜面9
aによって、そこでの層厚が基板6側にかけて直線的に
減少している。また、導電層9の下面及び表面のクロム
膜8は、導電層9と基板6及びITO5との密着性を良
くするものである。
【0029】なお、この素子構造は、図15に示したよう
に、電子輸送層2(又はホール輸送層4)が発光層3を
兼ねたシングルヘテロ型の有機EL素子にも適用するこ
とができる。
【0030】図2は、図1における導電層9の一方の側
面付近を拡大して示した断面図である。真空蒸着装置に
より、この有機EL素子20の蒸着膜を積層して形成する
場合、例えばホール輸送材料からなる蒸着材料は同図に
示す矢印30方向から基板6の面に対してほぼ直角に飛翔
してくるので、図2のように導電層9の側面9a(従っ
て、傾斜面9a上のITO電極5の面5a)が基板6側
へ直線的に角度θで傾斜しているので、導電層9の表面
9b上及び基板6の面6a上のホール輸送層4の堆積膜
厚W1 よりも傾斜面9a上でのホール輸送層4の堆積膜
厚W2 は一般に薄く形成される。これは他の有機層3や
2でも同様であるが、ここではホール輸送層を例に説明
する。
【0031】従って、導電層9の側面がこのように傾斜
せずに、導電層9の側面が垂直の段差をなしている場合
には、導電層9の側面に形成される膜厚はその側面が図
2のように傾斜している場合よりも更に薄くなり、有機
層の蒸着の厚みムラ又は段切れを生じ易くなり、有機E
L素子の性能に大きな支障となる。
【0032】図2において、蒸着の厚みムラは(W1
2 )/W1 で表させるが、この厚みムラは通常10%以
内に抑えることが有機EL素子の性能劣化を小さくする
上で必要であるが、導電層9の側面9bの傾斜角度θを
26度程度とすれば、厚みムラを10%程度にすることがで
きる。
【0033】即ち、この傾斜角度θについて、図示した
ように、 cosθ=W2 /W1 であるから、W2 /W1
0.9 のときにはθはほぼ26度となる。
【0034】10%程度のムラであれば、有機EL素子の
特性をそれ程劣化させることにはならないと考えられる
ので、傾斜角θは30度以下であってよく、26度以下、更
には10〜26度、特に12〜22度とするのが望ましい。導電
層9の側面9aの傾斜角度θが12〜22度に形成されるた
めには、基板と蒸着マスクとの間隔を50〜200 μmで成
膜することが必要である。
【0035】次に、上記の導電層9とその傾斜面9aの
効果について更に詳細に説明する。
【0036】後述する成膜方法によりガラス基板6と蒸
着マスク(ピッチ 300μm、スリット幅50μm、 240
本)との間隔を0〜1000μmの範囲で種々の値に設定
し、導電層9の材料としてアルミニウムを約2μmの厚
みに種々の側面傾斜角度でそれぞれ成膜した。なお、導
電層9とITO及び基板との密着性を良くするため、予
め上記したクロム膜8を10nm程度の厚みに蒸着した。
【0037】そして、上記の各間隔において形成された
導電層9の側面9aの傾斜角度θ及びこの傾斜面の長さ
を3次元形状SEM(走査電子顕微鏡)で測定した。そ
の結果は下記の表1に示す通りであった。
【0038】
【0039】上記のように作製した有機EL素子のディ
スプレイを駆動したところ、導電層9を基板6とマスク
との間隔を50μm以上で作製したものは、ほとんどの画
素(図3のPX)の発光が認められたが、それ以下の基
板マスク間隔で作製したものは、電気的な短絡が生じ易
く、画像表示できない場合が多かった。また、基板マス
ク間隔を 200μm以上で作製したものは、導電層9の傾
斜面が長くなって導電層自体が幅広となり、不透明部分
が増えるために発光領域がかなり減り、暗くなり易かっ
た。
【0040】即ち、基板6と蒸着マスクとの間隔が 200
μm以上と離れすぎる場合は、蒸着した導電層9の側面
9aのなす傾斜面が緩やかな傾斜角度となり、その裾部
が長く延びて長い傾斜面を形成する。従って、その裾部
が素子の発光面積を狭めてしまう。
【0041】また、これとは逆に、基板6と蒸着マスク
との間隔が50μm以下で蒸着した場合は、導電層9の側
面9aの傾斜角度が大きく形成されるため、その上に積
層するITO透明電極5が上記側面9aのなす傾斜面に
おいては薄く形成され、前述したW2 /W1 のムラが大
きくなる。従って、この部分の膜物性が劣化し易くな
る。
【0042】以上のことから、導電層9の側面9aの傾
斜角度θは大きすぎても、反対に小さすぎても良くない
ため、この傾斜角度θは上限が20〜30度の範囲、下限が
10〜20度の範囲がよく、望ましくは12〜22度の範囲がよ
いと考えられる。
【0043】即ち、上記表1における基板と蒸着マスク
との間隔は50〜200 μm程度とするのが、蒸着ムラを10
%以下(傾斜角θは26度以下)に抑え、有機EL素子の
膜厚均一性を得るためには適切な間隔であると判断され
る。このような膜厚均一性は、導電層9上のITO電極
5においても同様に得られるものであるが、これは、ア
ノードの電気抵抗の均一性及び安定化にとっても有利で
あると考えられる。
【0044】なお、有機EL素子において、アノード側
の電極材料は透明であることが必要条件であるが、これ
に加えて、電極材料であるためには導電性を有する材料
でなければならない。即ち、材料の透明度及び導電率の
二つの物性を具備しなければならない。
【0045】こうした電極材料としては、ITO以外に
二酸化スズ(SnO2 )、二酸化スズ−アンチモン混合
物(SnO2 +Sb)、酸化インジウム(In
2 3 )、酸化亜鉛−アルミニウム混合物(ZnO+A
l)等がある。但し、これらは導電性は金属よりは低い
ので、抵抗がより大きくなる。この抵抗を少なくするた
めには、本実施例において、ITO電極5よりも導電率
の高い材料であるアルミニウムを用いてアノードの一部
としての導電層9を設けている。これにより、配線抵抗
はITO単独の場合の10-4Ω−cmから10-6Ω−cm程度に
下げることができ、従来のITO透明電極の抵抗値の 1
/100程度に大幅に低下させることができる。このために
は、導電層9の比抵抗は10-5〜10-6Ω−cm、厚みは1000
〜10,000nmとするのがよい。
【0046】また、本実施例においては、前述した従来
例の如くにITO透明電極とこの上に積層する有機層と
の間に設けるのとは異なり、導電層9をITO透明電極
5と基板6との間に設けているので、この導電層9を構
成する金属の仕事関数は素子の性能とは無関係となるた
め、導電性の高い材料を選ぶことができる。即ち、仕事
関数が低い金属を用いると、従来例では逆方向のリーク
電流が流れ易いが、本実施例ではITO電極下に設ける
ために仕事関数が低くても、非駆動時に逆方向に電流が
流れ難くなり、整流性が大きく向上する。
【0047】本実施例では、導電層9の材料としてIT
Oよりは導電性の高いものであることを必要とする。上
記では、アルミニウムを用いたが、これ以外にも導電性
の高い銅、タングステン、金、銀、ニッケル、マグネシ
ウム、亜鉛及びこれらを含む合金等の金属を使用するこ
とができる。
【0048】また、従来例では、ITO電極と併設する
導電層は、発光領域を確保するためにできるだけ面積を
小さくし、厚膜を形成する必要があり、更に、有機EL
素子を形成するために導電層の側端部が蒸着ムラを生じ
ない程度になだらかにする必要がある。このように側端
部をなだらかに形成する方法としては、TFT(薄膜ト
ランジスタ)基板等のMOSトランジスタのゲート電極
を形成するために、なだらかな凸型のレジストを形成し
た後にイオンミリングする方法等が開発されているが、
極めて複雑なプロセスで、製造コストの上昇につなが
る。
【0049】これに対して、本実施例では、導電層9の
側端部(側面9a)をなだらかに傾斜して形成するの
に、上述したようにマスクと基板間の距離を特に50〜20
0 μm程度の間隔を置いて蒸着することによって、1回
の蒸着プロセスを行えるので、極めて生産性が高くな
る。
【0050】なお、導電層9を形成すれば、透明電極5
を薄くしても長手方向の抵抗はほとんど大きくならな
い。そこで透明電極5を極力薄くすることによって、光
透過率を高めることができる。
【0051】上記のようにして導電層9上にストライプ
状に形成した各ITO透明電極5の上に、図3、図4及
び図5のようにマトリクス状に交差して、有機ホール輸
送層4、有機発光層3、有機電子輸送層2及びアルミニ
ウム合金の金属電極1からなる積層体31を順次積層し、
この上をSiN又はAlN保護層12(図3では仮想線で
示す。)で被覆し、有機EL素子15を作製する。そし
て、積層体31として、赤(R)、緑(G)、青(B)の
各発光色のものを一組13としてこれを多数配列すること
によって、フルカラー用又はマルチカラー用のディスプ
レイを提供できる。
【0052】図3は、この有機EL素子15を破断して示
した一部の拡大平面図であり、図4は図3のIV−IV線断
面図、図5は図3のV−V線断面図である。図5におい
て、仮想線32は金属電極1の端部1aに接続する外部端
子を示している。
【0053】次に、上記した本実施例による有機EL素
子15の具体的な作製方法を説明する。
【0054】この有機EL素子15は、図6のような同じ
真空蒸着装置21により同一の成膜プロセス下で作製して
いる。この装置の内部には、アーム22の下に固定された
一対の支持手段23が設けられ、この双方の固定手段23、
23の間には、透明ガラス基板6を下向きにし、蒸着マス
ク16、26をセットできるステージ機構(図示省略)が設
けられている。そして、ガラス基板及びマスクの下方に
は、所定個数の24A〜24Eからなる各種蒸着源24を配置
する。各蒸着源は、電源25による抵抗加熱方式で加熱さ
れる。この加熱には、必要に応じてEB(電子線)加熱
方式等も使用される。
【0055】上記の真空蒸着装置21の中には図7に示す
ような導電層蒸着用のマスク16が設けられている。この
マスク16は図8に示す部分拡大図のように、ピッチPが
300μm、スリット幅W3 が50μmで下部を幅広に開口
したスリット 240本が、ホルダー27の中央開口部27aに
形成されている。
【0056】このホルダー27は上記の真空蒸着装置21の
ステージ機構にセッティングされており、基板6はホル
ダー27の基板ガイド27bに位置合わせする。これによ
り、基板6とマスク16との間隔Lは図8に示すように50
〜200 μmの範囲内に保持される。このようなマスクの
構造により、前述したような側面9aが26度以下に傾斜
した導電層9を形成できる。
【0057】なお、導電層9の蒸着に際しては、導電層
9と基板6及びITO透明電極5との接着性を高めるた
めに、図8に示すように、クロム層8を10μmの厚みに
基板6上に予め蒸着した(これはマスクによる蒸着で形
成可能)。しかる後に、マスク16を用いて導電層9とし
てアルミニウムを2μmの厚みに所定パターンに蒸着
し、更にこの上にクロム層8を10μm蒸着して、導電層
9の周囲を被覆する。
【0058】上記のようにして導電層9を形成した基板
6は一旦、真空蒸着装置21から取り出し、成膜した導電
層9上の全面にITOをスパッタリングにより 100nmの
膜厚に成膜後、エッチングにより所定パターンのITO
透明電極5を形成する。図9は、このようにして導電層
9上にITO透明電極5が形成された基板6の部分拡大
平面図である。
【0059】次に、透明電極5を形成した基板6を再
度、真空蒸着装置21の中に入れ、図10のように、この基
板6に設けた透明電極5の上に真空蒸着装置21により所
定のマスクを用い、この透明電極5と直交するようにS
iO2 絶縁層11を、所定の幅、厚さ、及びピッチで専用
のマスク(図示省略)を用い多数平行に(ストライプ状
に)形成する。この絶縁層11は、その後に基板6上に形
成する電界発光有機層及び電極(陰極)の幅方向の端縁
部を通って電流がリークするのを防ぐためである。
【0060】図11は、上記のようにして形成したSiO
2 絶縁層11を示したものであり、図10におけるA部の拡
大図である。
【0061】次に、上記の真空蒸着装置21の中のマスク
26を用い、図12の如くSiO2 絶縁層11、11の間にマス
ク26の穴17の小幅の開口18Aを位置合わせして、図6に
示した蒸着源24から選択的に所定の蒸着材料を加熱す
る。
【0062】この加熱により飛翔した蒸着材料は、マス
ク26の穴17を通過して基板6上に蒸着する。このように
して図12のように、厚さ50nmの有機ホール輸送層4、厚
さ50nmの有機発光層3、厚さ50nmの有機電子輸送層2及
び厚さ2kÅのアルミニウムからなる金属電極1を順次
積層させ、例えば赤色Rの発光領域が形成される。図に
おいて、矢印24Aは蒸着材料の飛翔を示している。
【0063】次に、マスク26を掛け替えて(マスクを移
動させてもよい)、最初に蒸着した赤色R領域の積層体
の隣の絶縁層11、11の間にマスク26を上記と同様に位置
合わせし、図13のように、例えば緑色G領域の積層体を
上記と同様にして形成する。そして、これが終われば同
様に次に青色B領域を積層する。
【0064】上記のようにして本実施例の有機EL素子
を作製するが、ITO透明電極5以外は同じ真空蒸着装
置21を用いて、同じ蒸着プロセスの下で各成膜を行うこ
とができる点は、操作性及び生産性向上にとって有利で
ある。
【0065】本実施例によれば、導電性のよい導電層9
を基板6とITO透明電極5との間に併設しているの
で、仕事関数に関係なしに導電層9として導電率の高い
材料を使用することができ、これによりITO透明電極
5の電気抵抗が低下すると共に整流性が向上する。
【0066】また、導電層9の側面9aを傾斜して形成
するため、その上に積層される蒸着材料の膜厚のムラを
少なくすることができる。しかも、新たな設備を付加す
ることなく、既存の真空蒸着装置により同一の蒸着プロ
セスで効率的に作製することができる。
【0067】以上、本発明を実施例について説明した
が、上述した実施例は本発明の技術的思想に基づいて各
種の変形が可能である。
【0068】例えば、上述の導電層9やITO電極5の
パターンや、ホール輸送層等の有機層及び電極の積層パ
ターン又はその平面形状はストライプ状以外にも様々で
あってよいし、また、その層構成や組成等も上述した例
のものに限られることはなく、上述の絶縁層11やクロム
層8は必ずしも設けなくてよい。
【0069】導電層9の傾斜面9aの断面形状も曲線
状、或いは直線的なステップ状、曲線と直線の組み合わ
せ等があり、また、傾斜面の配置も電極側縁部に沿って
様々であってよい。
【0070】蒸着に使用する材料としては、例えば、カ
ソード電極材料については、上述した材料以外にも、効
率良く電子を注入するために、電極材料の真空準位から
の仕事関数の小さい金属を用いるのが好ましく、例え
ば、インジウム(In)、マグネシウム(Mg)、銀
(Ag)、カルシウム(Ca)、バリウム(Ba)、リ
チウム(Li)等の低仕事関数の金属を単体で、または
他の金属との合金として安定性を高めて使用してもよ
い。
【0071】また、ホール輸送層としては、ジアミン誘
導体、ベンジジン誘導体、スチリルアミン誘導体、トリ
フェニルメタン誘導体、ヒドラゾン誘導体等のホール輸
送性有機物質を用いてもよい。同様に、電子輸送層に
は、キノリノール誘導体、ペリレン誘導体、ビススチリ
ル誘導体、ピラジン誘導体等の電子輸送性有機物質を用
いてもよい。
【0072】また、発光層はホスト−ゲスト系発光層で
ももちろんよく、その場合、ゲスト材料としては、昇華
性をもつ材料であれば何でもよく、螢光性を有する色素
に限定されない。例えばキナクリドンのような顔料でも
よい。
【0073】ホール輸送層又は電子輸送層には螢光物質
を含有させておいてもよい。また、亜鉛錯体や他の発光
物質であるアントラセン、ナフタリン、フェナントレ
ン、ピレン、クリセン、ペリレン、ブタジエン、クマリ
ン、アクリジン、スチルベン等を併用してよい。こうし
た亜鉛錯体又は螢光物質等は、電子輸送層2に含有させ
ることができる。
【0074】また、素子の各層の作製法も通常の真空蒸
着法、ラングミュアブロジェット(LB)蒸着法をはじ
め、ディップコーティング法、スピンコーティング法、
真空蒸着法、有機分子線エピタキシ法(ONBE)等が
採用可能である。ITO透明電極は蒸着法でも形成でき
るが、この場合は図7の装置を使用できる。導電層9も
スパッタ法で形成可能である。
【0075】また、上述の例ではマルチカラー又はフル
カラー用のディスプレイとしての有機EL素子を説明し
たが、モノカラー用のディスプレイにも適用することが
できる。
【0076】また、ディスプレイ以外にも、例えば、文
字板などの光源として利用することも可能であり、この
場合、マトリックス状にする必要はない。また、色度を
調製するためのフィルタや、光起電装置(バッテリー
用)、光通信機器など、自発光素子としても応用は可能
である。或いはまた、入射光を電気信号に変換する場合
の応用として、撮像素子なども挙げられる。
【0077】
【発明の作用効果】本発明は、上述の如く、基体上に電
極と有機層とが積層されている光学的素子において、前
記電極よりも導電性の高い導電層が前記基体と前記電極
との間にこの電極に接して電極の一部分として設けられ
ているので、仕事関数の低い導電層材料を使用して前記
電極の抵抗を大幅に低下させ、電極の整流性を高めるこ
とができる。
【0078】また、前記導電層の側面での層厚が前記基
体側にかけて減少するように前記側面が前記基体側へ傾
斜しているので、この傾斜面上に形成される有機層の膜
厚のムラを少なくでき、素子性能を保持することができ
る。
【0079】また、導電層を所定パターンのマスクを用
いて乾式成膜法で形成しているので、導電層を1回の成
膜プロセスで形成でき、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による有機EL素子の概略断面
図である。
【図2】同有機EL素子の導電層の一方の側面付近を示
す拡大断面図である。
【図3】同有機EL素子の要部を示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】同実施例に用いた真空蒸着装置の概略断面図で
ある。
【図7】同導電層蒸着マスクの概略平面図である。
【図8】同導電層蒸着時の基板と蒸着マスクとの位置関
係を示す部分拡大断面図である。
【図9】同ITO透明電極形成後の基板の一部の拡大平
面図である。
【図10】同SiO2 絶縁膜形成後の状態を示す基板の概
略平面図である。
【図11】図10のA部の拡大図である。
【図12】同蒸着状態を示す要部の拡大断面図である。
【図13】同他の蒸着状態を示す要部の拡大断面図であ
る。
【図14】従来例による有機EL素子の概略断面図であ
る。
【図15】同他の有機EL素子の概略断面図である。
【図16】同有機EL素子の具体例を示す概略斜視図であ
る。
【図17】同更に他の有機EL素子の概略断面図である。
【符号の説明】
1…金属電極(カソード)、2…電子輸送層、3…発光
層、4…ホール輸送層、5…ITO透明電極(アノー
ド)、5a…傾斜面、6…ガラス基板、8…クロム膜、
9、19…導電層、9a…傾斜面、11…SiO2 層、12…
保護膜、13…R、G、Bの1組、15…有機EL素子、1
6、26…マスク、21…真空蒸着装置、22…アーム、23…
支持手段、24…蒸着源、27…ホルダー、30…蒸着方向、
31…積層体、W1 、W2 …膜厚、θ…傾斜角度、PX…
画素

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に電極と有機層とがこの順に積層
    されてなる光学的素子において、前記電極よりも導電性
    の高い導電層が前記基体と前記電極との間にこの電極に
    接して電極の一部分として設けられ、前記導電層の側面
    での層厚が前記基体側にかけて減少するように前記側面
    が前記基体側へ傾斜していることを特徴とする光学的素
    子。
  2. 【請求項2】 導電層が、その幅方向の両側面に傾斜面
    を有し、この傾斜面の傾斜角度の上限が20〜30度の範囲
    にあり、前記傾斜角度の下限が10〜20度の範囲にある、
    請求項1に記載した光学的素子。
  3. 【請求項3】 傾斜角度が12〜22度である、請求項2に
    記載した光学的素子。
  4. 【請求項4】 基体上に並列に配設された複数の導電層
    上にそれぞれ主電極が積層されて複数の第1の電極が並
    列に形成され、前記第1の電極上に、この第1の電極と
    交差して並列に配設された複数の有機層と、前記第1の
    電極と交差して前記複数の有機層上にそれぞれ配設され
    た複数の第2の電極とが積層されている、請求項1に記
    載した光学的素子。
  5. 【請求項5】 光学的に透明な基体上に、導電層及び透
    明電極からなる第1の電極と、有機ホール輸送層及び/
    又は有機電子輸送層と、有機発光層と、金属電極からな
    る第2の電極とが積層されている、請求項4に記載した
    光学的素子。
  6. 【請求項6】 有機電界発光素子として構成された、請
    求項5に記載した光学的素子。
  7. 【請求項7】 基体上に電極と有機層とがこの順に積層
    されてなる光学的素子において、前記電極よりも導電性
    の高い導電層が前記基体と前記電極との間にこの電極に
    接して電極の一部分として設けられ、前記導電層の側面
    での層厚が前記基体側にかけて減少するように前記側面
    が前記基体側へ傾斜していることを特徴とする光学的素
    子を製造するに際し、所定パターンのマスクを用いて前
    記導電層を乾式成膜法で前記基体上に成膜し、しかる後
    に前記導電層上に前記電極及び前記有機層をそれぞれ成
    膜する、光学的素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 幅方向の両側面に傾斜面を有する導電層
    を形成するに際し、前記傾斜面の傾斜角度の上限が20〜
    30度の範囲にあり、前記傾斜角度の下限が10〜20度の範
    囲にあるように基体とマスクとの間隔を決める、請求項
    7に記載した方法。
  9. 【請求項9】 傾斜角度が12〜22度となるように、基体
    とマスクとの間隔を決める、請求項8に記載した方法。
  10. 【請求項10】 基体とマスクとの間隔を50〜200 μmと
    して導電層を形成する、請求項9に記載した方法。
  11. 【請求項11】 基体上に並列に配設した複数の導電層上
    にそれぞれ主電極を積層して複数の第1の電極を並列に
    形成し、前記第1の電極上に、この第1の電極と交差し
    て並列に配設した複数の有機層と、前記第1の電極と交
    差して前記複数の有機層上にそれぞれ配設した複数の第
    2の電極とを積層する、請求項7に記載した方法。
  12. 【請求項12】 光学的に透明な基体上に、導電層及び透
    明電極からなる第1の電極と、有機ホール輸送層及び/
    又は有機電子輸送層と、有機発光層と、金属電極からな
    る第2の電極とを積層する、請求項11に記載した方法。
  13. 【請求項13】 有機電界発光素子として構成する、請求
    項12に記載した方法。
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