JP2007260892A - インサート着脱式切削工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッド部材とホルダとを強固に固定して、切削加工を寸法精度良く行うことができるインサート着脱式切削工具を提供する。
【解決手段】インサート取付座36にインサートがクランプされることにより構成されるインサート着脱式切削工具であって、ヘッド部材30には、インサートのすくい面と対向する側から見て互いに交差する方向に延びる第1取付面と第2取付面とが設けられ、ホルダ10の先端には、第1取付面に当接される第1受け面17と第2取付面に当接される第2受け面18とが備えられ、第1受け面17には第1固定ネジ孔20A、20Bが穿設され、第2受け面18には第2固定ネジ孔21A、21Bが穿設されており、第1取付面及び第2取付面に挿通された固定ネジ47が螺着される第1固定ネジ孔20A、20B及び第2固定ネジ孔21A、21Bは、インサートのすくい面に対向する方向に互いに異なる位置に配置されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば被削材の溝入れや突っ切りに用いられるインサート着脱式切削工具に関するものである。
溝入れ加工や突っ切り加工に用いられるインサート着脱式切削工具として、ホルダの先端に一対の顎部が弾性変形可能に形成されて、この一対の顎部のうちの一方の顎部に押圧面が設けられ、他方の顎部に台座面が設けられ、これら押圧面と台座面とが互いに対向するように配置され、これら押圧面と台座面によって、切刃を有するインサートがクランプされることにより構成されるものが知られている。
そして、特許文献1では、この一対の顎部を、ホルダの先端に着脱可能に装着されたヘッド部材に形成したインサート着脱式切削工具が提案されている。
特許文献1に開示されたインサート着脱式切削工具は、前記ヘッド部材に、互いに直交する第1ブレードと第2ブレードとを設け、これら第1ブレードと第2ブレードとをホルダの先端に当接させて固定ネジで固定するものである。ここで、これらの固定ネジはそれぞれ同一平面上に配置されており、ヘッド部材を互いに直交する2方向に向けて取り付けることにより、ヘッド部材とホルダとの相対的位置関係を簡単に変換できるものである。
特開平05−192802号公報
しかしながら、特許文献1で開示されているインサート着脱式切削工具においては、ヘッド部材を互いに直交する2方向に向けて取り付け可能とするために、直交する2面に螺着させる固定ネジを同一平面上に配置せざるを得ない。したがって、これらの固定ネジが交差しないように固定ネジのネジ長さをそれぞれ短くする必要があり、一対の顎部を強固に固定できなくなってしまう。ネジ長さを確保するために一方のネジ孔をインサートから離間した位置に配置した場合には、インサートと固定ネジとの距離が離れてしまうため、切削抵抗をこの固定ネジで十分受けることができない。
このようにヘッド部材を強固に固定できない場合には、切削抵抗によってヘッド部材の位置ずれが生じてしまうおそれがあり、切削加工を寸法精度良く行うことができないといった問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、一対の顎部を備えたヘッド部材をホルダに強固に固定して、切削加工を寸法精度良く行うことができるインサート着脱式切削工具を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明は、ホルダの先端に、インサート取付座を備えたヘッド部材が装着され、前記インサート取付座に、切刃を有するインサートが固定されることにより構成されるインサート着脱式切削工具であって、前記ヘッド部材には、前記インサート取付座に前記インサートを固定した状態において、前記インサートのすくい面と対向する側から見て互いに交差する方向に延びる第1取付面と第2取付面とが形成され、前記ホルダの先端には、前記第1取付面に当接される第1受け面と、前記第2取付面に当接される第2受け面とが設けられており、これら第1受け面及び第2受け面には、前記第1取付面及び前記第2取付面に挿通された固定ネジが螺着される第1固定ネジ孔及び第2固定ネジ孔がそれぞれ穿設されており、前記第1固定ネジ孔及び前記第2固定ネジ孔は、前記インサートの前記すくい面に対向する方向において互いに異なる位置に配置されていることを特徴としている。
この構成のインサート着脱式切削工具によれば、すくい面と対向する側から見て互いに交差する方向に延びる第1受け面と第2受け面とにそれぞれ穿設され、第1取付面及び第2取付面に挿通された固定ネジが螺着される第1固定ネジ孔と第2固定ネジ孔とが、前記すくい面に対向する方向において互いに異なる位置に配置されているので、第1固定ネジ孔と第2固定ネジ孔とが交差することがなく、固定ネジの長さを長くすることができるとともに、固定ネジをインサートに近い位置に配置することが可能となる。したがって、インサート取付座を備えたヘッド部材をホルダに強固に固定することができる。また、ヘッド部材が破損したとしてもヘッド部材のみを交換すればよく、ヘッド部とホルダとが一体成形されたインサート着脱式切削工具と比較して使用コストを低減することができる。
また、前記ヘッド部材に一対の顎部を設け、一方の顎部に押圧面を形成するとともに他方の顎部に台座面を形成し、これら押圧面と台座面とを互いに対向するように配置して前記インサート取付座を構成し、前記インサートを、前記すくい面と反対側の面を前記台座面に着座するようにして前記インサート取付座にクランプして固定し、前記第1取付面及び前記第2取付面のうちの前記他方の顎部部分に、前記固定ネジを挿通することにより、インサートをクランプして固定するインサート着脱式切削工具において、インサートが着座される台座面を備えた他方の顎部をホルダ先端に強固に固定することができる。
ここで、前記第1取付面に、前記固定ネジが挿通される第1ネジ挿通孔を形成し、前記第1取付面と前記第1受け面及び前記第2取付面と前記第2受け面とを当接した状態において、前記第1固定ネジ孔を前記第1ネジ挿通孔よりも前記第2受け面から離間するように偏心して配置することにより、固定ネジをねじ込んだ際に第2取付面と第2受け面とが強く密着することになり、ヘッド部材をより強固に固定することができる。
また、前記第2取付面に、前記固定ネジが挿通される第2ネジ挿通孔を形成し、前記第1取付面と前記第1受け面及び前記第2取付面と前記第2受け面とを当接した状態において、前記第2固定ネジ孔を前記第2ネジ挿通孔よりも前記第1受け面から離間するように偏心して配置することにより、固定ネジをねじ込んだ際に第1取付面と第1受け面とが強く密着することになり、ヘッド部材をより強固に固定することができる。
さらに、前記ホルダに、前記すくい面に対向する方向を向く第3受け面を形成し、前記ヘッド部材に、前記第3受け面に当接される第3取付面を形成することにより、インサートに作用する切削抵抗の主分力をこの第3受け面で受けることになり、切削抵抗によるヘッド部材の位置ずれの発生を確実に防止でき、切削加工を精度良く行うことができる。
ここで、前記第1取付面と前記第1受け面及び前記第2取付面と前記第2受け面とを当接した状態において、前記第1固定ネジ孔及び前記第2固定ネジ孔の少なくとも一方を、その固定ネジ孔に螺着される前記固定ネジが挿通される前記第1ネジ挿通孔及び前記第2ネジ挿通孔よりも前記第3受け面に近接するように偏心して配置することにより、固定ネジをねじ込んだ際に、ヘッド部材が第3受け面に対して密着するようにして固定されるため、ヘッド部材をより強固かつ安定して固定することができる。
また、前記第1受け面及び前記第2受け面の少なくとも一方に、その受け面に穿設された前記固定ネジ孔よりも他方の受け面から離間した位置に引き込みネジ孔を穿設し、この引き込みネジ孔を、前記ホルダの内方に向かうにしたがい漸次前記第3受け面に近接するように、前記受け面に対して斜交させることにより、第1取付面又は第2取付面に挿通された引き込みネジをこの引き込みネジ孔に螺着することで、ヘッド部材を第3受け面に対して密着するようにして固定することができる。さらに、前記第1受け面及び前記第2受け面の少なくとも一方に設けられた引き込みネジ孔は、当該引き込みネジ孔が設けられた受け面に穿設されている前記固定ネジ孔よりも他方の受け面から離間した位置に設けられているので、ホルダの内部で固定ネジ孔と干渉するおそれががなく、固定ネジの長さを確保することができる。
また、前記第3受け面を、前記インサートが延びる方向において前記第2受け面と交差するように形成することにより、第3受け面のインサートが延びる方向に第2受け面が配置されることになり、切削抵抗の主分力を第3受け面で受けるとともに切削抵抗の背分力を第2受け面で受けることになる。したがって、このヘッド部材をより強固にかつ安定して固定することができるので、インサートに作用する切削抵抗によるヘッド部材の位置ずれを確実に防止でき、切削加工を寸法精度良く行うことができる。
また、前記インサートを、前記すくい面に対向する側から見て、前記第3受け面の少なくとも一部と重なり合うように配置することにより、インサートに作用する切削抵抗の主分力をこの第3受け面でより確実に受けることになり、切削抵抗によるヘッド部材の位置ずれをさらに確実に防止できる。
さらに、前記ホルダの先端に、前記一方の顎部と前記他方の顎部とを互いに近接するように弾性変形させるクランプネジを備え、該クランプネジを、前記一方の顎部側から前記他方の顎部側へと向かうにしたがい漸次前記第1受け面と離間するように、前記すくい面と対向する方向に対して傾斜する方向に延びるように配置することにより、このクランプネジによって一対の顎部を弾性変形させるとともに、ヘッド部材とホルダとを固定することができ、ヘッド部材をさらに強固に固定することができる。
このように、本発明によれば、一対の顎部を備えたヘッド部材をホルダに強固に固定して、切削加工を寸法精度良く行うことができるインサート着脱式切削工具を提供することができる。
本発明の第1の実施形態について、添付した図面を参照にして説明する。図1から図6に、第1の実施形態であるインサート着脱式切削工具を示す。
このインサート着脱式切削工具は、概略四角柱状をなすホルダ10と、このホルダ10の先端に装着されるヘッド部材30と、このヘッド部材30にクランプされるインサート60とを備えている。
ホルダ10は、図2、図3に示すように、互いに対向する上面11及び下面12と一対の側面13A、13Bとを有する概略四角柱状をなしており、その後端側(図2において右上側、図3において左上側)が軸線Lに沿って延びるシャンク部14とされるとともに、ホルダ10の先端側(図2において左下側、図3において右下側)は、ホルダ10の上面11から上方に向けて突出した突出部15を備え、後述するヘッド部材30を装着するための装着部16とされている。
装着部16には、ホルダ10の一方の側面13Aと平行に延びる平面状をなす第1受け面17と、この第1受け面17と直交するとともに軸線Lと直交する平面状をなしてホルダ10の先端面を構成する第2受け面18と、これら第1受け面17及び第2受け面18と直交する平面状をなす第3受け面19とが形成されている。
第1受け面17は、一方の側面13Aから他方の側面13B側に凹んで前記突出部15の一方の側面13A側を向く面まで延びるように構成されている。そして、この第1受け面17には、この第1受け面17に直交する方向に延びる2つの第1固定ネジ孔20A、20Bが穿設されており、これら2つの第1固定ネジ孔20A、20Bが軸線L方向に並ぶように、すなわち、本実施形態ではホルダ10の前後方向に並んで開口するように配置されている。
第2受け面18は、前記第1受け面17の軸線L方向先端側で交差するように配置されており、前記突出部15の先端面よりも後端側に凹むように形成されている。この第2受け面18には、この第2受け面18に直交する方向に延びる2つの第2固定ネジ孔21A、21Bが穿設されており、これら2つの第2固定ネジ孔21A、21Bが、軸線Lと直交して第1受け面17と平行に延びる方向に並ぶように、すなわち、本実施形態ではホルダ10の上下方向に並んで開口するように配置されている。
第3受け面19は、他方の側面13B側に凹んだ第1受け面17と一方の側面13Aとの間に配置され、ホルダ10の軸線Lに直交して第1受け面17と平行に延びる方向を向くように形成されており、この第3受け面19の軸線L方向先端側は、前記第2受け面18と交差している。これにより、前記第2受け面18は、第1受け面17と交差する部分と第3受け面19と交差する部分とを有し、正面視して概略L字状をなすことになる。
そして、前記第1固定ネジ孔20A、20Bと前記第2固定ネジ孔21A、21Bは、軸線Lに直交して第1受け面17と平行に延びる方向において、それぞれ異なる位置となるように配置されている。本実施形態では、図2に示すように、軸線Lに直交して第1受け面17と平行に延びる方向に並ぶように配置された2つの第2固定ネジ孔21A、21Bの間に、前記第1固定ネジ孔20A、20Bが配置されている。
また、突出部15には、図6に示すように、その上面から下面まで貫通して、軸線Lと直交するとともに前記第1受け面17と角度θで交差するように延びるクランプネジ孔22が穿設されている。このクランプネジ孔22の上面開口部には、クランプネジ孔22よりも大きく開口した凹部23が形成されており、この凹部23の一方の側面13A側は第1受け面17に開口されている。さらに、この凹部23の底面24は一方の側面13Aに向かうにしたがい漸次下方へと後退するように第1受け面17に対して傾斜させられている。
次に、前述した装着部16に装着されるヘッド部材30について説明する。このヘッド部材30には一方側(図2において右下側、図3において左下側)の側面部分から先端側(図2において左下側、図3において右下側)に向けて延びるともに先端側に開口する一対の顎部(上顎部32、下顎部33)を備えている。上顎部32には後述するインサート60を上方から押圧する押圧面34が設けられ、下顎部33には前記押圧面34と対向配置される台座面35が設けられており、これら押圧面34と台座面35とがインサート取付座36を構成している。ここで、上顎部32は、下顎部33との接続部分37を支点として下顎部33側に向けて撓むように弾性変形可能に構成されている。
また、先端側から見て、台座面35は上方に向けて凸となる逆凸V字状をなし、押圧面34は下方に向けて凸となる凸V字状をなしている。
上顎部32は、その他方側(図2において左上側、図3において右上側)を向く側面が前記突出部15の一方の側面13A側を向く面と概略同一形状をなすように形成されている。
下顎部33は、インサート取付座36が延びる方向及び前記押圧面34と台座面35とが対向する方向に平行に延びる方形平板状に形成されており、その後端側(図2において右上側、図3において左上側)部分は、他方側に向けて突出して先端側よりも肉厚とされ、第1プレート38を構成している。
そして、この第1プレート38に形成された上顎部32及び下顎部33の他方側を向く面が、前記ホルダ10の第1受け面17と当接される第1取付面39とされている。なお、第1取付面39は、上顎部32部分と下顎部33部分とで分割されているが同一平面状に形成されている。
第1プレート38には、前記第1取付面39と直交する方向に延びるように2つの第1挿通孔40A、40Bが形成され、これら2つの第1挿通孔40A、40Bはインサート取付座36が延びる方向に並んで配置されている。
また、下顎部33には、前記第1取付面39から他方側に向けて突出して、前記第1取付面39と直交するとともに前記押圧面34と台座面35とが対向する方向に平行に延びる方形平板状をなす第2プレート41が形成されている。
第2プレート41の後端側を向く面が、前記ホルダ10の第2受け面18と当接される第2取付面42とされている。この第2プレート41には、前記第2取付面42と直交する方向に延びるように2つの第2挿通孔43A、43Bが形成され、これら2つの第2挿通孔43A、43Bが前記押圧面34と台座面35とが対向する方向に並んで配置されている。
また、前記第1プレート38の下方を向く面は、第1取付面39及び第2取付面42とそれぞれ直交する平面状に形成されており、前記ホルダ10の第3受け面19と当接される第3取付面44とされている。この第3取付面44は、インサート取付座36が延びる方向において前記第2取付面42と交差するように構成されており、前記第2取付面42は、前記第2受け面18がなすL字の鏡像となる概略L字状をなしている。
また、上顎部32には、その上面に開口して、第2取付面42と平行、かつ、第1取付面39と斜交する方向に延びる座ぐり部45が形成されており、この座ぐり部45の底面46は、第1取付面39から離れるにしたがい漸次下方へと後退するように第1取付面39に対して傾斜させられている。また、この座ぐり部45の他方側の部分が第1取付面39に開口しており、座ぐり部45の断面は概略半円状をなしている。
このような構成とされたヘッド部材30が前記ホルダ10の装着部16に装着される。ヘッド部材30は、第1、第2、第3取付面39、42、44と第1、第2、第3受け面17、18、19とがそれぞれ互いに当接するようにして装着部16に載置され、ホルダ10の軸線Lとインサート取付座36が延びる方向とが平行となるように、かつ、インサート取付座36の押圧面34と台座面35とが対向する方向と軸線Lに直交して第1受け面17と平行に延びる方向とが平行となるように配置される。
ヘッド部材30をこのように載置した状態でホルダ10を側面視すると、第1固定ネジ孔20A、20Bは第1挿通孔40A、40Bよりも前記第2受け面18から離間するように、かつ、前記第3受け面19に近接するように偏心して配置される。
より具体的には、図4に示すように、ホルダ10先端側に配置された第1固定ネジ孔20Aの中心は、ホルダ10先端側に配置される第1挿通孔40Aの中心よりもインサート取付座36の延びる方向に対して角度α1で交差する方向にδ1だけ偏心しており、ホルダ10後端側に配置された第1固定ネジ孔20Bの中心は、ホルダ10後端側に配置される第1挿通孔40Bの中心よりもインサート取付座36の延びる方向に対して角度α2で交差する方向にδ2だけ偏心している。
なお、前記角度α1及びα2は、それぞれ0°≦α1≦90°、0°≦α2≦90°の範囲内となるように設定することが好ましい。本実施形態では、α1、α2がともに鋭角とされ、かつ、α1>α2とされているが、α1≦α2でも良い。
また、ヘッド部材30を装着部16に載置した状態でホルダ10を先端視すると、第2固定ネジ孔21A、21Bが第2挿通孔43A、43Bよりも前記第1受け面17から離間するように、かつ、前記第3受け面19に近接するように偏心して配置される。
より具体的には、図5に示すように、ホルダ10の上面11側に配置された第2固定ネジ孔21Aの中心は、ホルダ10の上面11側に配置される第2挿通孔43Aの中心よりも前記第1受け面17に直交する方向に対して角度β1で交差する方向にλ1だけ偏心しており、ホルダ10の下面12側に配置された第2固定ネジ孔21Bの中心は、ホルダ10の下面12側に配置される第2挿通孔43Bの中心よりも前記第1受け面17に直交する方向に対して角度β2で交差する方向にλ2だけ偏心している。
なお、前記角度β1及びβ2は、それぞれ0°≦β1≦90°、0°≦β2≦90°の範囲内となるように設定することが好ましい。本実施形態では、β1、β2がともに鋭角とされ、かつ、β1<β2とされているが、β1≧β2でも良い。
このように配置された第1、第2挿通孔40A、40B、43A、43Bのそれぞれに固定ネジ47が挿通されて、第1、第2固定ネジ孔20A、20B、21A、21Bに螺着されることにより、ヘッド部材30がホルダ10に装着され、ホルダ10の先端にインサート取付座36が配置されることになる。
ここで、上顎部32と突出部15とが密着することにより、突出部15の凹部23と上顎部32の座ぐり部45とが連接されて断面円形の収容部48が形成され、この収容部48の底面にクランプネジ孔22が配置される。ただし、この収容部48において座ぐり部45の底面46は凹部23の底面24よりも僅かに収容部48の開口部側に向けて突出されている。このクランプネジ孔22には、インサート取付座36の押圧面34を台座面35に近接するように上顎部32を弾性変形させるクランプ手段としてのクランプネジ50が螺着される。クランプネジ50は、外周面に雄ネジが形成された雄ネジ部51と、この雄ネジ部51よりも一段大径とされた円筒状をなす頭部52とを有し、この頭部52の端面にレンチ等の汎用の作業用工具に係合する係合孔53が形成されている。
次に、このインサート取付座36にクランプされるインサート60について説明する。このインサート60は、超硬合金等の硬質材料により構成されており、その外形が略角棒状に形成されたインサート本体61と切刃部62とを有する。インサート本体61は、その長手方向で幅が一定とされ、インサート本体61の長手方向中央部には上方に突出した凸部63が備えられている。
そして、凸部63の上面が被押圧面64とされ、この被押圧面64は、下側に向けて凹んだ凹V字状をなしており、凸V字状をなす押圧面34と互いに当接可能なように形成されている。
また、インサート本体61の下面が着座面65とされ、この着座面65は、上側に向けて凹んだ逆凹V字状をなしており、逆凸V字状をなす台座面35と互いに当接可能なように形成されている。
インサート本体61の長手方向の両端上面側に切刃部62が配置され、この切刃部62の上面端部には、インサート本体61の長手方向に直交する方向に延びる切刃66がそれぞれ形成されており、これらの切刃66に連なり長手方向の一方の端部及び他方の端部を向く面は切刃66の逃げ面とされてインサート本体61の下側に向かうにしたがいインサート本体61の長手方向の中央部側に近づくように傾斜させられていてポジの逃げ角が与えられている。
また、切刃66に連なりインサート60の上面側に延びる面がすくい面67とされており、このすくい面67は、上面視して切刃66側に向かうにしたがいインサート本体61の幅よりも広幅になるような等脚台形状に形成されている。つまり、インサート60は、その長手方向の中心部に対して対称となるように形成されたドッグボーン形インサートである。
このような構成とされたインサート60が、ホルダ10の先端に装着されたヘッド部材30のインサート取付座36にクランプされることにより、インサート着脱式切削工具が構成される。
インサート取付座36にインサート60が挿入され、台座面35と着座面65とが互いに当接するようにしてインサート60が台座面35に着座される。この状態でクランプネジ50をホルダ10側にねじ込むと、クランプネジ50の頭部52が上顎部32の座ぐり部45の底面46を押圧することになり、接続部分37を支点として上顎部32が下顎部33に近接するように弾性変形させられる。すると、上顎部32の押圧面34とインサート60の被押圧面64とが当接され、インサート60を台座面35側に向けて押圧することになり、インサート60が台座面35と押圧面34とによってクランプされて固定される。
このようにインサート60がクランプされることにより、図4に示すように、インサート60の切刃66に連なるすくい面67は第3受け面19と平行に配置される。これにより、すくい面67に対向する方向は、押圧面34と台座面35とが対向する方向及びホルダ10の軸線Lに直交して第1受け面17と平行に延びる方向と平行とされ、インサート60の延びる方向は、インサート取付座36の延びる方向及びホルダ10の軸線Lと平行とされる。
したがって、前記第1固定ネジ孔20A、20Bと前記第2固定ネジ孔21A、21Bは、すくい面67に対向する方向において、それぞれ異なる位置となるように配置されることになる。
また、インサート60は、図5に示すように、すくい面67に対向する方向において、インサート60の一部が、前記第3受け面19及び第3受け面19のホルダ10先端側で交差する第2受け面18と重なるように配置されることになる。本実施形態では、インサート60の幅方向の中心線と、第3受け面19とホルダ10の一方の側面13Aとの交差稜線とが、すくい面67に対向する方向から見てこの幅方向に略一致するように配置されている。
この構成のインサート着脱式切削工具は、インサート60をホルダ10の先端部に形成されたインサート取付座36にクランプして固定し、旋盤又はマシニングセンタ等の工作機械に支持されて、高速に回転するワークにインサート60が押し付けられた状態でワークに対して相対的に移動させられ、ホルダ10の先端側から突き出されたインサート60の切刃66によってワークの外面や端面を切削するものである。
本実施形態であるインサート着脱式切削工具によれば、第1受け面17に穿設された第1固定ネジ孔20A、20Bと第2受け面18に穿設された第2固定ネジ孔21A、21Bとが、軸線Lに直交して第1受け面17と平行に延びる方向(すくい面67に対向する方向)において、それぞれ異なる位置となるように配置されているので、第1固定ネジ孔20A、20Bと第2固定ネジ孔21A、21Bとがホルダ10内で交差することがなく、これらに螺着される固定ネジ47のネジ長さを長くすることができる。また、ホルダ10先端側に配置した第1固定ネジ孔20A及びホルダ10の上面11側に配置した第2固定ネジ孔21Aにそれぞれ固定ネジ47をねじ込むことにより、インサート60により近い位置でヘッド部材30を固定することができる。
また、ホルダ10の装着部16に、ホルダ10の軸線Lに直交して第1受け面17と平行に延びる方向(すくい面67に対向する方向)を向くように形成された第3受け面19が形成されるとともに、ヘッド部材30にこの第3受け面19と当接される第3取付面44が形成されているので、切削加工時にインサート60に作用する切削抵抗の主分力を第3受け面19で受けることができ、切削抵抗によるヘッド部材30の位置ずれを防止でき、切削加工を寸法精度良く行うことができる。
また、ホルダ10先端側に配置された第1固定ネジ孔20Aの中心が、ホルダ10先端側に配置される第1挿通孔40Aの中心よりもインサート取付座36の延びる方向に対して角度α1で交差する方向にδ1だけ偏心しており、ホルダ10後端側に配置された第1固定ネジ孔20Bの中心が、ホルダ10後端側に配置される第1挿通孔40Bの中心よりもインサート取付座36の延びる方向に対して角度α2で交差する方向にδ2だけ偏心しているので、これら第1固定ネジ孔20A、20Bに固定ネジ47をねじ込んだ際に、ヘッド部材30が第2受け面18及び第3受け面19に向けて密着されることになり、ヘッド部材30をより強固に固定することができる。
同様に、ホルダ10の上面11側に配置された第2固定ネジ孔21Aの中心が、ホルダ10の上面11側に配置される第2挿通孔43Aの中心よりも前記第1受け面17に直交する方向に対して角度β1で交差する方向にλ1だけ偏心しており、ホルダ10の下面12側に配置された第2固定ネジ孔21Bの中心は、ホルダ10の下面12側に配置される第2挿通孔43Bの中心よりも前記第1受け面17に直交する方向に対して角度β2で交差する方向にλ2だけ偏心しているので、これら第2固定ネジ孔21A、21Bに固定ネジ47をねじ込んだ際に、ヘッド部材30が第1受け面17及び第3受け面19に向けて密着されることになり、ヘッド部材30をより強固に固定することができる。
また、第3受け面19が、軸線L方向(インサート60が延びる方向)先端側において前記第2受け面18と交差するように形成されているので、切削抵抗の主分力を第3受け面19で受けることができるとともに、切削抵抗の背分力を第2受け面18で受けることができる。よって、切削抵抗によるヘッド部材30の位置ずれを確実に防止することができる。
特に、前記角度α1、α2、β1、β2がともに鋭角とされているので、固定ネジ47をねじ込んだ際に、第1、第2、第3取付面39、42、44がそれぞれ第1、第2、第3受け面17、18、19に押し付けられ、ヘッド部材30がこれら直交する3つの面で支持され、ヘッド部材30の位置が一層安定することになる。
さらに、インサート60が、すくい面67に対向する方向において、インサート60の一部が第3受け面19及び第3受け面19のホルダ10先端側で交差する第2受け面18と重なるように配置されているので、インサート60に作用する切削抵抗の主分力をこの第3受け面19でより確実に受けることができるとともに、切削抵抗の背分力を第2受け面18でより確実に受けることができる。したがって、切削抵抗によるヘッド部材30の位置ずれをさらに確実に防止できる。
また、突出部15の凹部23と上顎部32の座ぐり部45とが連接されることにより断面円形の収容部48が形成され、この収容部48の底面に配置された軸線Lと直交するとともに前記第1受け面17と傾斜して交差するように延びるクランプネジ孔22にクランプネジ50が螺着されているので、このクランプネジ50によって上顎部32を弾性変形させてインサート60をクランプできる。さらに、このクランプネジ50によってヘッド部材30を第1受け面17に密着するように押圧することになり、ヘッド部材30をより強固に固定することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図7及び図8に、本発明の第2の実施形態であるインサート着脱式切削工具のホルダ10とヘッド部材30とを示す。なお、第1の実施形態と同一の部材には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このインサート着脱式切削工具においては、ホルダ10の軸線Lとインサート取付座36の延びる方向とが直交するように配置されている。
ホルダ10の先端に形成された装着部16は、軸線Lと直交するように延びる平面状をなす第1受け面17と、ホルダ10の他方の側面13B側において第1受け面17と直交する第2受け面18と、これら第1受け面17及び第2受け面18とそれぞれ直交する第3受け面19とを有している。
第1受け面17は、ホルダ10の先端面から後方側に凹むようにして形成されており、この第1受け面17には、第1受け面17に直交する方向に延びる2つの第1固定ネジ孔20A、20Bが穿設されており、これら2つの第1固定ネジ孔20A、20Bが第3受け面19と平行かつ軸線Lと直交する方向に並ぶように配置されている。
第2受け面18は、ホルダ10の他方の側面13Bよりも一方の側面13A側に向けて凹むように形成されており、この第2受け面18には、第2受け面18に直交する方向に延びる2つの第2固定ネジ孔21A、21Bが穿設されており、これら2つの第2固定ネジ孔21A、21Bが、軸線Lと直交して第1受け面17と平行に延びる方向に並ぶように配置されている。
第3受け面19は、ホルダ10の先端面から後方側に凹んだ第1受け面17とホルダ10先端面との間に配置され、ホルダ10の軸線Lに直交して第1受け面17と平行に延びる方向を向くように形成されており、この第3受け面19の他方の側面13B側において前記第2受け面18と交差している。これにより、第2受け面18は、概略L字状をなすことになる。
そして、前記第1固定ネジ孔20A、20Bと前記第2固定ネジ孔21A、21Bは、軸線Lに直交して第1受け面17と平行に延びる方向において、それぞれ異なる位置となるように配置されている。本実施形態では、図7に示すように、軸線Lに直交して第1受け面17と平行に延びる方向に並ぶように配置された2つの第2固定ネジ孔21A、21Bの間に、前記第1固定ネジ孔20A、20Bが配置されている。
このように構成されたホルダ10に、前述したヘッド部材30が固定ネジ47によって装着される。すると、第1受け面17と当接される第1取付面39と平行に延びるインサート取付座36は、軸線Lに対して直交する方向に延びるように配置されることになる。
また、クランプネジ50はホルダ10の先端側から後端側に向けて傾斜するようにしてねじ込まれ、ヘッド部材30とホルダ10とが固定されることになる。
この構成のインサート着脱式切削工具によれば、前述した第1の実施の形態と同様に、ヘッド部材30を強固に固定でき、切削抵抗によるヘッド部材30の位置ずれを防止できる。
また、ホルダ10の軸線Lに対して直交する方向にインサート取付座36が延びるように配置されているので、ホルダ10と直交する方向に配置されたワークの外周面や端面を加工することができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図9及び図10に、本発明の第3の実施形態であるインサート着脱式切削工具のホルダ10とヘッド部材30とを示す。なお、第1の実施形態と同一の部材には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このインサート着脱式切削工具においては、第3受け面19が第2受け面18のホルダ10先端側にまで延びるように形成され、軸線Lに直交して第1受け面17と平行な方向から見て第3受け面19が概略L字状をなすように構成されている。
このように第3受け面19が形成されることによって面積が小さくされた第2受け面18には、この第2受け面18に直交する方向に延びる第2固定ネジ孔21がひとつだけ穿設されている。また、第1受け面17には、この第1受け面17に直交する方向に延びる2つの第1固定ネジ孔20A、20Bが穿設されており、これら2つの第1固定ネジ孔20A、20Bが軸線L方向に並ぶように配置されている。
そして、第1固定ネジ孔20A、20Bと第2固定ネジ孔21は、軸線Lに直交して第1受け面17と平行に延びる方向においてそれぞれ異なった位置となるように配置されており、本実施形態では、図9に示すように、第2固定ネジ孔21の下側に前記第1固定ネジ孔20A、20Bが配置されている。
このように構成された装着部16に装着されるヘッド部材30は、第1プレート38と第2プレート41の下側を向く面が、同一平面状に配置されてL字状をなし、前記第3受け面19と当接する第3取付面44とされており、ヘッド部材30は、図9及び図10に示すように比較的簡単な形状となる。また、第2取付面18には、ひとつの第2挿通孔43が穿設されている。
この構成のインサート着脱式切削工具によれば、前述した第1の実施の形態と同様の効果を奏するとともに、ヘッド部材30を容易に、かつ、低コストで製造することができる。また、第3受け面19が大きくされているので、切削抵抗の主分力を確実に受けることができ、ヘッド部材の位置ずれをさらに確実に防止できる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図11及び図12に、本発明の第4の実施形態であるインサート着脱式切削工具のホルダ10とヘッド部材30とを示す。なお、第1の実施形態と同一の部材には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このインサート着脱式切削工具においては、ホルダ10の先端に形成された突出部15にも第2受け面18が形成されている。
突出部15には、ホルダ10の上面11の延長面に沿って延びてホルダ10の先端面に開口するスリット71が形成されており、このスリット71に直交する方向にクランプネジ孔22が穿設されている。このクランプネジ孔22の上面開口部には、クランプネジ50の頭部52が収容される収容部48が形成されている。
スリット71は、第1受け面17にも開口するように形成されており、第1受け面17は、スリット71の上下においても同一平面状をなしている。第1受け面17のうちスリット71よりも下側の部分には、第1受け面17に直交する方向に延びる2つの第1固定ネジ孔20A、20Bが穿設され、これら2つの第1固定ネジ孔20A、20Bが軸線L方向に並ぶように配置されており、スリット71よりも上側の部分には、これら第1固定ネジ孔20A、20Bと平行に延びる第1上部ネジ孔72が穿設されている。
また、第2受け面18はスリット71の上下においても同一平面状をなしている。第2受け面18のうちスリット71よりも下側の部分には、第2受け面18に直交する方向に延びる2つの第2固定ネジ孔21A、21Bが穿設され、これら2つの第2固定ネジ孔21A、21Bが軸線Lに直交して前記第1受け面17と平行に延びる方向に並ぶように配置されており、スリット71よりも上側の部分には、これら第2固定ネジ孔21A、21Bと平行に延びる第2上部ネジ孔73が穿設されている。
そして、前記第1固定ネジ孔20A、20Bと前記第2固定ネジ孔21A、21Bは、軸線Lに直交して第1受け面17と平行に延びる方向において、それぞれ異なる位置となるように配置されている。本実施形態では、図11に示すように、軸線Lに直交して第1受け面17と平行に延びる方向に並ぶように配置された2つの第2固定ネジ孔21A、21Bの間に、前記第2固定ネジ孔21A、21Bが配置されている。
ヘッド部材30は、上顎部32の部分からも第1取付面39と直交するように第2プレート41が突出されて第2取付面42が配置されている。つまり、本実施形態では、第2プレート41は、上顎部32に位置する上部プレート41Aと下顎部33に位置する下部プレート41Bとを有している。この上顎部32には、第1取付面39と直交する方向に延びる第1上部挿通孔74が穿設されるとともに、上顎部32から延びる第2プレート41(上部プレート41A)に、第2取付面42と直交する方向に延びる第2上部挿通孔75が穿設されている。この第1、第2上部挿通孔74、75に挿通された上部固定ネジ76が、第1、第2上部ネジ孔72、73にそれぞれ螺着されることによって、突出部15のスリット71より上側部分と上顎部32とが接続されることになる。
したがって、突出部15に穿設されたクランプネジ孔22にクランプネジ50をねじ込むことにより、突出部15のスリット71よりも上側部分がクランプネジ50の頭部52によって押圧され、この突出部15のスリット71よりも上側部分と上部固定ネジ76よって接続された上顎部32も弾性変形させられて、押圧面34が台座面35に近接することになる。
この構成のインサート着脱式切削工具によれば、前述した第1の実施の形態と同様の効果を奏するとともに、クランプネジ孔22の形成が簡単であり、このインサート着脱式切削工具を低コストで製作することができる。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図13及び図14に、本発明の第5の実施形態であるインサート着脱式切削工具のホルダ10とヘッド部材30とを示す。なお、第1の実施形態と同一の部材には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このインサート着脱式切削工具においては、第1受け面17に第1固定ネジ孔20がひとつだけ穿設されており、この第1固定ネジ孔20よりも第2受け面18から離間した位置に、引き込みネジ孔81が穿設されている。
この引き込みネジ孔81は、ホルダ10の内方に向かうにしたがい漸次第3受け面19に近接するように、第1受け面17に対して斜交させられている。詳述すると、第1受け面17には、第1固定ネジ孔20よりも第2受け面18から離間した位置に、第3受け面19から離間するにしたがい漸次ホルダ10の一方の側面13Aから離間するように傾斜した切欠面80が形成されており、この切欠面80に対して直交するように引き込みネジ孔81が穿設されている。
また、ヘッド部材30の第1プレート38には、第1取付面39側に向かうにしたがい漸次第3取付面44に近接するように第1取付面39に対して斜交する方向に延びる貫通孔82が設けられている。
なお、本実施形態では、第2プレート41は、第2取付面42に対向する外面41Cが第2取付面42に対して斜交するように構成されている。この外面41Cには、第2挿通孔43A、43Bの開口部分に座ぐり孔41Dが形成されている。
ヘッド部材30がホルダ10の装着部に固定ネジ47によって装着される。この際に、第1プレート38の貫通孔82に挿通された引き込みネジ83が第1受け面19に穿設された引き込みネジ孔81に螺着される。
この構成のインサート着脱式切削工具によれば、第1受け面17に、ホルダ10の内方に向かうにしたがい漸次第3受け面19に近接するように、第1受け面17に対して斜交させられた引き込みネジ孔81が穿設され、この引き込みネジ孔81にヘッド部材30に挿通された引き込みネジ83が螺着されることにより、ヘッド部材30をホルダ10の装着部16に設けられた第3受け面19に密着するようにして固定することができ、ホルダ10とヘッド部材30とを強固に固定することができる。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。図15及び図16に、本発明の第6の実施形態であるインサート着脱式切削工具のホルダ10とヘッド部材30とを示す。なお、第5の実施形態と同一の部材には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このインサート着脱式切削工具においては、第1受け面17に第1固定ネジ孔20がひとつだけ穿設されており、この第1固定ネジ孔20よりも第2受け面18から離間した位置に、2つの引き込みネジ孔81A、81Bが穿設されている。
この引き込みネジ孔81A、81Bは、ホルダ10の内方に向かうにしたがい漸次第3受け面19に近接するように、第1受け面17に対して斜交させられている。また、この2つの引き込みネジ孔81A、81Bは、ホルダ10の上下方向に並ぶように配設されている。
ヘッド部材30の第1プレート38には、第1取付面39側に向かうにしたがい漸次第3取付面44に近接するように第1取付面39に対して斜交する方向に延びる2つの貫通孔82A、82Bが設けられている。
なお、本実施形態においても、第2プレート41は、第2取付面42に対向する外面41Cが第2取付面42に対して斜交するように構成されている。この外面41Cには、第2挿通孔43A、43Bの開口部分に座ぐり孔41Dが形成されている。
ヘッド部材30がホルダ10の装着部に固定ネジ47によって装着される。この際に、第1プレート38の貫通孔82A、82Bに挿通された引き込みネジ83A、83Bが第1受け面19に穿設された引き込みネジ孔81A、81Bに螺着される。
この構成のインサート着脱式切削工具によれば、第1受け面17に、ホルダ10の内方に向かうにしたがい漸次第3受け面19に近接するように、第1受け面17に対して斜交させられた2つの引き込みネジ孔81A、81Bが穿設され、この引き込みネジ孔81A、81Bにヘッド部材30に挿通された引き込みネジ83A、83Bが螺着されることにより、ヘッド部材30をホルダ10の装着部16に設けられた第3受け面19に密着するようにして固定することができ、ホルダ10とヘッド部材30とを強固に固定することができる。
以上、本発明の実施形態であるインサート着脱式切削工具について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、第1受け面と第2受け面とが互いに直交するように構成されたものとして説明したが、これに限定されることはなく、斜交するように配置されたものであってもよい。
また、第1固定ネジ孔と第1挿通孔とを第3受け面に近接するとともに第2受け面から離間するように偏心したものとして説明したが、これに限定されることはなく、偏心していなくても良い。ただし、少なくとも第2受け面から離間する方向に又は第3受け面に近接する方向のうちのいずれかの方向に偏心させることにより、ヘッド部材を強固に固定できるので好ましい。
同様に、第2固定ネジ孔と第2挿通孔とを第3受け面に近接するとともに第1受け面から離間するように偏心したものとして説明したが、これに限定されることはなく、偏心していなくても良い。ただし、少なくとも第1受け面から離間する方向に又は第3受け面に近接する方向のうちのいずれかの方向に偏心させることにより、ヘッド部材を強固に固定できるので好ましい。
また、第1受け面及び第2受け面にそれぞれ直交する第3受け面を形成したもので説明したが、第3受け面を設けなくてもよい。この場合には、第1固定ネジ孔と第1挿通孔との偏心する角度α1、α2及び第2固定ネジ孔と第2挿通孔との偏心する角度β1、β2は90°未満とすることが好ましい。
また、互いに対向する押圧面と台座面とによってインサート取付座を構成し棒状のインサートをクランプするものとして説明したが、これに限定されることはなく、多角形平板状のインサートをネジで固定するように構成されたものであってもよい。
また、台座面及び押圧面をそれぞれ凸V字状をなすものとして説明したが、これに限定されることはなく、これら台座面及び押圧面が平面状に形成されていてもよいし、凹V字状に形成されていてもよい。
インサートの形状についても、本実施形態に限定されることはなく、他の形状のインサートであってもよい。
また、第5、第6の実施形態において、第1受け面に引き込みネジ孔を穿設したものとして説明したが、これに限定されることはなく、引き込みネジ孔を第2受け面に設けてもよい。
また、第1受け面に穿設された引き込みネジ孔を、ホルダの内方に向かうにしたがい前記第3受け面に近接するとともに第2受け面から離間するように、第1受け面に対して斜交させてもよい。この場合には、引き込みネジによってヘッド部材を第3受け面及び第2受け面に密着するようにしてホルダに固定することができる。
本発明の第1の実施形態であるインサート着脱式切削工具を示す斜視図である。 図1に示すインサート着脱式切削工具の分解斜視図である。 図1に示すインサート着脱式切削工具において、図2とは異なる方向から見た分解斜視図である。 図1に示すインサート着脱式切削工具の側面視において、第1固定ネジ孔と第1ネジ挿通孔との配置を示す説明図である。 図1に示すインサート着脱式切削工具の正面視において、第2固定ネジ孔と第2ネジ挿通孔との配置を示す説明図である。 図4におけるX−X断面図である。 本発明の第2の実施形態であるインサート着脱式切削工具の分解斜視図である。 図7に示すインサート着脱式切削工具において、図7とは異なる方向から見た分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態であるインサート着脱式切削工具の分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態であるインサート着脱式切削工具において、図9とは異なる方向から見た分解斜視図である。 本発明の第4の実施形態であるインサート着脱式切削工具の分解斜視図である。 本発明の第4の実施形態であるインサート着脱式切削工具において、図11とは異なる方向から見た分解斜視図である。 本発明の第5の実施形態であるインサート着脱式切削工具の分解斜視図である。 本発明の第5の実施形態であるインサート着脱式切削工具において、図11とは異なる方向から見た分解斜視図である。 本発明の第6の実施形態であるインサート着脱式切削工具の分解斜視図である。 本発明の第6の実施形態であるインサート着脱式切削工具において、図11とは異なる方向から見た分解斜視図である。
符号の説明
10 ホルダ
17 第1受け面
18 第2受け面
20A、20B 第1固定ネジ孔
21A、21B 第2固定ネジ孔
30 ヘッド部材
32 上顎部
33 下顎部
34 押圧面
35 台座面
39 第1取付面
40A、40B 第1挿通孔
42 第2取付面
43A、43B 第2挿通孔
47 固定ネジ
50 クランプネジ
60 インサート
66 切刃
67 すくい面
81 引き込みネジ孔

Claims (10)

  1. ホルダの先端に、インサート取付座を備えたヘッド部材が装着され、前記インサート取付座に、切刃を有するインサートが固定されることにより構成されるインサート着脱式切削工具であって、
    前記ヘッド部材には、前記インサート取付座に前記インサートを固定した状態において、前記インサートのすくい面と対向する側から見て互いに交差する方向に延びる第1取付面と第2取付面とが形成され、
    前記ホルダの先端には、前記第1取付面に当接される第1受け面と、前記第2取付面に当接される第2受け面とが設けられており、これら第1受け面及び第2受け面には、前記第1取付面及び前記第2取付面に挿通された固定ネジが螺着される第1固定ネジ孔及び第2固定ネジ孔がそれぞれ穿設されており、
    前記第1固定ネジ孔及び前記第2固定ネジ孔は、前記インサートの前記すくい面に対向する方向において互いに異なる位置に配置されていることを特徴とするインサート着脱式切削工具。
  2. 前記ヘッド部材には、一対の顎部が設けられ、一方の顎部に押圧面が形成されるとともに他方の顎部に台座面が形成され、これら押圧面と台座面とが互いに対向するように配置されて前記インサート取付座を構成しており、
    前記インサートは、前記すくい面と反対側の面を前記台座面に着座させるようにして前記インサート取付座にクランプされて固定されており、
    前記第1取付面及び前記第2取付面のうちの前記他方の顎部部分に、前記固定ネジが挿通されていることを特徴とする請求項1に記載のインサート着脱式切削工具。
  3. 前記第1取付面には、前記固定ネジが挿通される第1ネジ挿通孔が形成され、前記第1取付面と前記第1受け面及び前記第2取付面と前記第2受け面とを当接した状態において、前記第1固定ネジ孔は前記第1ネジ挿通孔よりも前記第2受け面から離間するように偏心して配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインサート着脱式切削工具。
  4. 前記第2取付面には、前記固定ネジが挿通される第2ネジ挿通孔が形成され、前記第1取付面と前記第1受け面及び前記第2取付面と前記第2受け面とを当接した状態において、前記第2固定ネジ孔は前記第2ネジ挿通孔よりも前記第1受け面から離間するように偏心して配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のインサート着脱式切削工具。
  5. 前記ホルダには、前記すくい面に対向する方向を向く第3受け面が形成され、前記ヘッド部材には、前記第3受け面に当接される第3取付面が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のインサート着脱式切削工具。
  6. 前記第1取付面と前記第1受け面及び前記第2取付面と前記第2受け面とを当接した状態において、前記第1固定ネジ孔及び前記第2固定ネジ孔の少なくとも一方は、その固定ネジ孔に螺着される前記固定ネジが挿通される前記第1ネジ挿通孔及び前記第2ネジ挿通孔よりも前記第3受け面に近接するように偏心して配置されていることを特徴とする請求項5に記載のインサート着脱式切削工具。
  7. 前記第1受け面及び前記第2受け面の少なくとも一方には、その受け面に穿設された固定ネジ孔よりも他方の受け面から離間した位置に引き込みネジ孔が穿設されており、この引き込みネジ孔は、前記ホルダの内方に向かうにしたがい漸次前記第3受け面に近接するように、前記受け面に対して斜交させられていることを特徴とする請求項5に記載のインサート着脱式切削工具。
  8. 前記第3受け面は、前記インサートが延びる方向において前記第2受け面と交差するように形成されていることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載のインサート着脱式切削工具。
  9. 前記インサートは、前記すくい面に対向する側から見て、前記第3受け面の少なくとも一部と重なり合うように配置されていることを特徴とする請求項5から請求項8のいずれかに記載のインサート着脱式切削工具。
  10. 前記ホルダの先端には、前記一方の顎部と前記他方の顎部とを互いに近接するように弾性変形させるクランプネジが備えられており、
    該クランプネジは、前記一方の顎部側から前記他方の顎部側へと向かうにしたがい漸次前記第1受け面から離間するように、前記すくい面と対向する方向に対して傾斜する方向に延びるように配置されていることを特徴とする請求項2から請求項9のいずれかに記載のインサート着脱式切削工具。
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