JP2010253633A - 切削工具 - Google Patents

切削工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2010253633A
JP2010253633A JP2009107912A JP2009107912A JP2010253633A JP 2010253633 A JP2010253633 A JP 2010253633A JP 2009107912 A JP2009107912 A JP 2009107912A JP 2009107912 A JP2009107912 A JP 2009107912A JP 2010253633 A JP2010253633 A JP 2010253633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insert
clamp member
rear end
end side
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009107912A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Uno
哲也 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2009107912A priority Critical patent/JP2010253633A/ja
Publication of JP2010253633A publication Critical patent/JP2010253633A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

【課題】 インサートのインサート着座部への装着が容易であり、かつインサートの固定が十分な切削工具を提供すること。
【解決手段】 ホルダの先端部上面に形成したインサート着座部の底面および後端側壁面に、略角柱状のスローアウェイインサートを当接させ、該インサート着座部の後端側に具備されたクランプ部材で、該スローアウェイインサートを押圧して固定する切削工具であって、前記クランプ部材の押圧面と前記スローアウェイインサートの被押圧面とには、係止手段が備えられ、前記ホルダには、前記インサート着座部の後端側の上面において、後端に向かうにしたがって下面側に傾斜する傾斜面が形成され、前記クランプ部材の押圧面側には、前記傾斜面に当接する傾斜当接面が形成され、前記クランプ部材の後端側には、前記クランプ部材を先端側に付勢させるような弾性部材が配設されていることを特徴とする切削工具を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、切削工具に関する。
従来、溝入れ加工用の切削工具は、スローアウェイインサート(以下、単にインサートという)の長手方向端面に形成した平坦面を、ホルダの先端部上面に形成されたインサート着座部の後端側壁面に押し当るとともに、クランプ部材でインサート上面を押圧して固定する構造などが採用されている(例えば、特許文献1)。
しかし、上記のような切削工具は、クランプ時に、インサートをインサート着座部の後端側壁面に押し当てながら固定しなければならず、煩雑である。さらに、インサートを手で押さえながらクランプする場合には、この後端側壁面に完全に当接されない場合もあり、この場合、切削時に、先端部から後端部への長手方向の切削抵抗(背分力)を受けることにより、刃先位置が後退し、加工不良を生じる場合がある。
実開平3−079202号公報
本発明の目的は、インサートのインサート着座部への装着が容易であり、かつインサートの固定が十分な切削工具を提供することにある。
本発明の切削工具は、ホルダの先端部上面に形成したインサート着座部の底面および後端側壁面に、略角柱状のスローアウェイインサートを当接させ、該インサート着座部の後端側に具備されたクランプ部材で、該スローアウェイインサートを押圧して固定する切削工具であって、前記クランプ部材の押圧面と前記スローアウェイインサートの被押圧面とには、係止手段が備えられ、前記ホルダには、前記インサート着座部の後端側の上面において、後端に向かうにしたがって下面側に傾斜する傾斜面が形成され、前記クランプ部材には、前記傾斜面に当接する傾斜当接面が形成され、前記クランプ部材の後端側には、前記クランプ部材を先端側に付勢させるような弾性部材が配設されていることを特徴とする。
ある実施態様においては、前記係止手段が、前記クランプ部材の押圧部および前記スローアウェイインサートの上面の一方に形成される凸部と、他方に形成される凹部とからなることを特徴とする。
ある実施態様においては、前記凸部が、前記スローアウェイインサートの長手方向に沿って形成されていることを特徴とする。
本発明の切削工具によれば、クランプ部材の押圧面とインサートの上面とが係止され、かつホルダの上面に後端に向かうにしたがって下面側に傾斜する傾斜面が形成されているため、クランプ部材をクランプ取付ねじで締め付けるにしたがい、クランプ部材がホルダに形成された傾斜面に沿って後端側に引き込まれ、クランプ部材に係止されたインサートがインサート着座部の後端側壁面に強く押し付けられて固定される。したがって、クランプ時にインサートを指で強く押さえつけるといった煩雑さが低減され、作業性が良好である。さらに、インサートがインサート着座部の後端側壁面に強く押し付けられて固定されているため、切削時に大きな背分力を受けた場合においても刃先位置の後退が低減され、安定した加工を行うことができる。また取り外しにおいても、クランプ部材の後端側に形成された弾性部材と、上記傾斜面によって、クランプ部材が傾斜上方に移動するため簡便な取り外しが可能である。
本発明の一実施形態である切削工具の(a)全体斜視図、(b)上面図、および(c)側面図である。 スローアウェイインサートの(a)斜視図および(b)側面図である。 スローアウェイインサートをホルダに取付ける方法を説明するための工程図である。
<切削工具>
以下、図1を用いて、本発明の一実施形態である切削工具について説明する。図1において、切削工具1は、ホルダ10の先端部上面に形成したインサート着座部11に、略角柱状のスローアウェイインサート(以下、単にインサートと略称する)20をホルダ10の長手方向に平行に載置し、ホルダ10に装備したクランプ部材30で上記インサート20を押圧することによって、このインサート20を固定している。
上記切削工具1を構成するホルダ10は、略柱状であり、突出した先端部の上面にインサート着座部11が形成され、さらにこのインサート着座部11の後端側にクランプ部材30が装着されるようなクランプ部材取付部12が形成されている。
インサート着座部11は、インサート20が載置される底面111と、後端部側に設けられ、インサート20の側面が当接される後端側壁面112を有している。底面111は、インサート20の下面が当接するような構造であればよく、特に制限されない。図1においては、インサート20がホルダ10の長手方向にスライドして着脱できるように、底面がホルダの下面側に凹んだ形状を有している。他方、後端側壁面112は平坦面であり、切削時に大きな背分力を受けた場合に、インサートの刃先位置が後退しないように設けられる。
このインサート着座部11には、角柱状のインサート20が装着される。インサート20は、例えば、図2に示すように、長軸方向両端部分の上面21と側面22との交差稜線部に切刃23が形成されており、下面24はインサート着座部11と当接するような形状を有している。本実施形態において、下面24は、インサート着座部11の底面12に当接されるように、長手方向に沿って突出した構造を有している。さらに上面21上に長手方向に平行に突起部25が形成されている。この突起部25はさらに中央部分が上部に突出した凸部26を有する構造であり、本実施形態ではこの凸部26が、後述のクランプ部材30のインサートを押圧する押圧面に形成される凹部32とともに係止手段を構成する。係止手段は、インサート20とクランプ部材30とが係止できるような構造であればよく、特に制限されない。例えば、インサート20の凸部26を形成する部分に凹部を形成していてもよく、この場合、対応するクランプ部材の押圧面には凸部が形成される。このインサート20はさらに、中央部分において幅方向の大きさが下面に向かうにしたがって大きくなるような側面を有している。
クランプ部材取付部12は、クランプ部材30がインサート20の上面を押圧できるように、インサート着座部11の後端部側に設けられており、このクランプ部材取付部の後端側には、後端部に向かうにしたがって(インサート着座部11から離れるにしたがって)、下面側に傾斜する傾斜面121が傾斜されている。この傾斜面121は、クランプ部材30を締め付けるにしたがって、クランプ部材を後端部側に移動させるための面として設けられる。これによりクランプ部材に係止されたインサートは、ホルダ10の後端側壁面112に強く押し当てられて固定されることとなる。
上記クランプ部材取付部12には、さらにクランプ部材30の後端部側に弾性部材13が配置されている。この弾性部材13は、クランプ部材30のねじ止めを緩める際に、クランプ部材30を先端部側に付勢して、作業性を簡便にする目的で配置されている。弾性部材13は、図1においては、例えば、ばねなどが用いられる。弾性部材13の配置については、図1に示すように、クランプ部材取付部12の後端側にホルダ10の軸線に垂直な側壁面が形成されており、クランプ部材30と側壁面との間に弾性部材13を介するように設けられる。
上記クランプ部材取付部12には、さらにホルダ取付のクランプ部材30をねじ止めするためのねじ止め孔が形成されている。
上記ホルダ10の上面、具体的には、クランプ部材取付部12には、クランプ部材30が具備されている。クランプ部材30は、図1(c)に示すように、ホルダ10と当接するホルダ当接部31と、インサート20を押圧するインサート押圧部32と、ホルダ当接部31とインサート押圧部32とを架橋する架橋部33とからなる。そして、インサート押圧部32の下面にインサート20と当接する押圧面が形成され、他方、ホルダ当接部31の下面にホルダ10と当接するホルダ当接面を有している。ホルダ当接面にはさらに、上記ホルダ10の傾斜面に当接するような傾斜当接面311が下面に向かって張り出すように形成されている。
ホルダ当接部31は、その略中央部に、クランプ取付孔が形成されており、このクランプ取付孔に取付ねじを挿通してねじ止めすることによって固定される。このクランプ取付孔は、クランプ部材30がホルダ10の長手方向にスライドできるように、例えば長円形であることが好ましい。
インサート押圧部32の押圧面は、インサート20に当接するように形成されていればよく、インサート20の形状に応じて適宜形成される。一般に、クランプ部材30は、インサート20の上面を押圧するため、インサート押圧部32の押圧面は、インサート20の上面の形状に応じて設計される。例えば、図2に示すように、インサート20の上面の長手方向に沿って突起部25が形成されている場合は、この突起部25の形状に合わせて、凹状に形成される。このように凹状に形成される場合、インサート20の着脱方向がホルダ10の長手方向に規定されるとともに、クランプ取付ねじを緩めた直後に生じるインサート20のホルダ10の側方(横方向)への脱落が抑制される。
上記のような構成を有する切削工具1は、インサートのインサート着座面への装着が容易であり、かつインサートに対して十分な固定が可能である。そのため、切削時においても大きな背分力を受けた場合においてもインサート20の刃先位置が後退しにくく、安定した加工を行うことができる。したがって、例えば、溝入れ加工用の切削工具として好適に利用される。また、インサート20の取り外しにおいても、クランプ取付ねじを緩めると、簡便に行うことができる。
以下、本実施形態の切削工具1におけるインサート20のホルダ10への着脱方法について図3を用いて詳細に説明する。
まず、図3(a)に示すように、ホルダ10のインサート着座部11の後端側壁面112にインサート20を当接するように載置し、インサートの上方に、クランプ部材30のインサート押圧部32が位置するように、クランプ部材30をホルダ10に配置する。このとき、インサート20とクランプ部材30とは係止手段により係止されている。また、クランプ部材30の後端側の側面が弾性部材13に当接するように配置される。
次いで、クランプ部材のクランプ取付ねじを締める。クランプ部材30は、この締め付けに伴い、ホルダ10の傾斜面311に沿って、傾斜下方(S方向)にスライドする。これにより、クランプ部材30に係止されたインサート20は、上記S方向にスライドされ、ホルダの後端部方向に向かって引き込まれる。このような作用により、インサート20は、図3(b)に示すように、上面をクランプ部材30のインサート押圧部32に押圧されるとともに、後端部側側面を、ホルダ10の後端側壁面112に強く押圧されることとなり、強固に固定される。なお、クランプ取付ねじの締め付けにより、弾性部材13は収縮された状態となる。
また、取り外しにおいては、クランプ取付ねじを緩めると、直後に弾性部材13の弾性回復作用によって、傾斜面311に沿ってクランプ部材30がスライドする。具体的には、クランプ部材は、傾斜上方(図3(b)に示すO方向)にスライドする。そのため、例えば、インサート20とクランプ部材30との係止手段を凹部と凸部とで構成している場合は、この係止状態が、クランプ部材30のO方向へのスライドにより解放され、インサート20を簡便に取り外すことが可能となる。
以上、本発明にかかるいくつかの実施形態について例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
1 切削工具
10 ホルダ
11 インサート着座部
111 底面
112 後端側壁面
12 クランプ部材取付部
13 弾性部材
121 傾斜面
20 スローアウェイインサート
30 クランプ部材
31 ホルダ当接部
311 傾斜当接面
32 インサート押圧部
33 架橋部

Claims (3)

  1. ホルダの先端部上面に形成したインサート着座部の底面および後端側壁面に、略角柱状のスローアウェイインサートを当接させ、該インサート着座部の後端側に具備されたクランプ部材で、該スローアウェイインサートを押圧して固定する切削工具であって、
    前記クランプ部材の押圧面と前記スローアウェイインサートの被押圧面とには、係止手段が備えられ、
    前記ホルダには、前記インサート着座部の後端側の上面において、後端に向かうにしたがって下面側に傾斜する傾斜面が形成され、
    前記クランプ部材の押圧面側には、前記傾斜面に当接する傾斜当接面が形成され、
    前記クランプ部材の後端側には、前記クランプ部材を先端側に付勢させるような弾性部材が配設されていることを特徴とする、切削工具。
  2. 前記係止手段が、前記クランプ部材の押圧部および前記スローアウェイインサートの上面の一方に形成される凸部と、他方に形成される凹部とからなることを特徴とする、請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記凸部が、前記スローアウェイインサートの長手方向に沿って形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の切削工具。
JP2009107912A 2009-04-27 2009-04-27 切削工具 Pending JP2010253633A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009107912A JP2010253633A (ja) 2009-04-27 2009-04-27 切削工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009107912A JP2010253633A (ja) 2009-04-27 2009-04-27 切削工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010253633A true JP2010253633A (ja) 2010-11-11

Family

ID=43315153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009107912A Pending JP2010253633A (ja) 2009-04-27 2009-04-27 切削工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010253633A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4867661B2 (ja) インサート着脱式切削工具
KR101075292B1 (ko) 절삭 공구
JP5836382B2 (ja) 切削チップを工具ホルダに取り付けるための独立な弾性クランプ指状突起を備えるクランプ装置
JP2002538010A (ja) 着脱式ブレードを備えるツールホルダ
JP6203842B2 (ja) 切削工具、およびストッパ面を有する切削インサート
RU2005125939A (ru) Режущий инструмент и вставка для него
JP4918799B2 (ja) 切削インサートのクランプ機構及びインサート着脱式切削工具
JP5466307B2 (ja) 切削工具アセンブリ
JP2013166237A (ja) ノッチを有する切削インサートをクランプするための瘤部を有する工具ホルダ
RU2011135731A (ru) Режущий инструмент с зажимным механизмом
JP2011020235A (ja) 切削工具
JP2010253633A (ja) 切削工具
EP2838684B1 (en) Cutting tool assembly with removable tool head
JP5780930B2 (ja) スローアウェイ式切削工具
JP2009166158A (ja) クリップ着脱工具
JP2007144573A (ja) 端面溝入れ加工用ホルダおよびそれを用いた切削工具
JP2007290098A (ja) 切削工具
JP2009131915A (ja) 切削工具および該切削工具を用いた切削方法
KR20140051708A (ko) 절삭공구 조립체
JP2004255468A (ja) 溝入れ加工用スローアウェイ式切削工具
JP2007203437A (ja) 切削インサートのクランプ機構、インサート着脱式切削工具及び切削インサート
JP2014240095A (ja) 切削工具
JP2007203436A (ja) 切削インサートのクランプ機構、インサート着脱式切削工具及び切削インサート
JP2000254806A (ja) スローアウェイ式バイトのクランプ構造
JP2000071109A (ja) 切削工具