JP2014240095A - 切削工具 - Google Patents

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JP2014240095A
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弘樹 松原
Hiroki Matsubara
弘樹 松原
陽介 島本
Yosuke Shimamoto
陽介 島本
上田 正信
Masanobu Ueda
正信 上田
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Sumitomo Electric Hardmetal Corp
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Abstract

【課題】台金のコーナ部にブランクを取付けた切削インサートを使用する切削工具の経済効果を高めることを課題としている。【解決手段】工具本体に固定する切削インサートを、切れ刃を有するブランク、台金、その台金に前記ブランクを固定する固定部材で構成し、前記台金のコーナ部に前記ブランクを一側部から抜き差しする嵌合溝を具備させ、その嵌合溝に主座面と副座面と第1拘束面及び第2拘束面を備えさせ、ブランクは、切削に関与する側のコーナ部と切削に関与する側とは反対側のコーナ部にそれぞれ位置交換の可能な切れ刃を有するものにし、前記固定部材が前記ブランクを前記副座面に押しつけるようにした。【選択図】図3

Description

この発明は、台金のコーナ部にブランク(チップ)を着脱自在に取り付け、そのブランクで切れ刃を構成した切削インサートを工具本体に装着して構成される切削工具に関する。
刃先交換式切削工具に採用される切削インサートの中には、下記特許文献1などに示されるようなもの、即ち、刃先近傍のみに硬質焼結体などからなる硬質材を貼り付けたものがある。この貼り付けられた刃先部をブランクと言い、そのブランクを載せる部分を台金と称している。
かかる切削インサートのブランクは、裏面(すくい面とは反対側の面)と切削背分力を受ける側の側面を台金に鑞付けして固定している。
特開平11−320219号公報
上記特許文献1に開示された切削インサートは、ブランクが台金に鑞付けされている。
そのために、切れ刃の寿命が尽きると台金も含めて全体を交換する必要があり、経済ロスが大きい。
特許文献1の切削インサートは、ブランクが台金のひとつのコーナにのみ存在する1コーナ使用型となっているため、経済ロスが特に大きくなる。
そこで、この発明は、台金のコーナ部にブランクを取付けた切削インサートを使用する削り加工用工具の経済効果を高めることを課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明においては、工具本体と、切削インサートと、その切削インサートを前記工具本体に着脱自在に固定するクランプ部材を備える切削工具を以下の通りに構成する。
即ち、前記切削インサートを、切れ刃を有するブランクと台金とその台金に前記ブランクを固定する固定部材とで構成する。
また、前記台金は平面視形状が多角形又は円形をなす平板状の台金にし、その台金のコーナ部に前記ブランクを台金の一側部から抜き差しする嵌合溝を具備させる。
その嵌合溝は、前記ブランクの加工に関与する側の下面を支える主座面と、前記ブランクの加工に関与する側とは反対側の上面を支える副座面と、その副座面よりも前方において前記ブランクの上面に設けた段部を突き当てる第1拘束面と、前記ブランクの前記嵌合溝への差込み方向前方の側面を突き当てる第2拘束面を有する溝にする。
また、前記ブランクは、切削に関与する側のコーナ部と切削に関与する側とは反対側のコーナ部にそれぞれ位置交換の可能な切れ刃を有し、前記固定部材が前記ブランクを前記副座面に押しつけるように構成された切削工具となす。
この発明の切削工具は、切削インサートのブランクを台金に対して着脱自在に固定したので、台金の繰り返し使用が可能であり、その繰り返し使用により、経済ロスが低減されて経済効果が高まる。
この発明をバイトに適用した例を示す平面図である。 図1の切削工具(バイト)に用いた切削インサートの平面図である。 図2の切削インサートの側面図である。 図1の切削インサートを、ブランクを外した状態にして示す側面図である。 この発明の切削工具に用いる切削インサートの他の例を示す平面図である。 図2のVI−VI線に沿った位置の拡大断面図である。 図2のVII−VII線に沿った位置の拡大断面図である。
以下、添付図面の図1〜図7に基づいて、この発明の切削工具の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の切削工具の一例であり、図のそれは旋削用のバイトである。この切削工具1は、工具本体(バイトホルダ)2と、切削インサート10と、その切削インサート10を工具本体2の先端の支持座3に着脱自在に固定するクランプ部材4を組み合わせて構成されている。
切削インサート10は、切れ刃11の形成されたブランク12と、そのブランクを支持する台金13と、ブランク12を台金13に固定する固定部材14を組み合わせて構成されている。
ブランク12は、切削に関与する側のコーナ部と切削に関与する側とは反対側のコーナ部に互いの位置交換が可能な切れ刃11を有する。
切削に関与する側のコーナ部の切れ刃11は上面と側面との間の稜線で構成され、切削に関与する側とは反対側のコーナ部の切れ刃11は下面と側面との間の稜線で構成されている。
また、このブランク12は、上面と下面に段部15を有している。例示のブランク12は、上面のコーナと下面のコーナを結ぶ直線に対して垂直、かつ、上面に対して平行な中心の軸C(図2、図3参照)を基準にして点対称形状をなしている。
段部15は、図3に示すような斜面にするとブランク12の中心部の強度を確保しやすい。また、台金13の後述する主座面18が設置される側のバックメタル量も確保し易い。
また、図示のブランク12の上下面には、好ましい要素として位置決め用の凹部16が設けられている。図示のブランク12は、軸Cを中心にして180°回転させたときに上面のコーナ部と下面のコーナ部の位置が入れ替わり、回転前の上面が下面、下面が上面となる。
台金13は平板状で平面視形状が菱形のものを例示した。この台金13は、菱形以外の多角形や円をなすものも考えられる。
図示の台金13は中心に貫通した取付け孔13a(図2参照)を有している。その取付け孔13aにクランプ部材4として設けられたクランプねじを通し、そのクランプねじを工具本体2に設けられたねじ孔(図示せず)にねじ込んで切削インサート10を工具本体2に固定するようにしている。
切削インサート10の固定は、周知の他のクランプ機構、例えば、クランプボルトに締付けられるクランプ駒や揺動式のピンや引き込みピンなどを使用して行うことも可能であり、取付け孔13aが不要な場合もある。
台金13のコーナ部には、ブランク12を台金の一側部から抜き差しする嵌合溝17が設けられている。
その嵌合溝17は、ブランク12の切削に関与する側の下面を支える主座面18(この主座面は台金13の上面よりも低い位置にある)と、ブランク12の切削に関与する側とは反対側の上面を支える副座面19と、その副座面よりも前方(刃先側)においてブランク12の上面の段部15を突き当てる第1拘束面20と、ブランク12の嵌合溝17への差込み方向前方の側面を突き当てる第2拘束面21を有している。
図示の工具の固定部材14は、図6に示すように、台金13に底面側からねじ込まれたねじである。そのねじを締め込んでブランク12を副座面19に押しつけるようにしている。
その押しつけは、ブランク12の中心の軸Cから切削に関与する側とは反対側に偏った位置において行なわれるようにしてあり、そのために、ブランク12が揺動してそのブランクの切削に関与する側の下面が主座面18に押しつけられ、ブランク12の固定が安定する。
なお、例示の切削工具には、以上の構成要素のほかに、嵌合溝17に挿入されたブランク12を仮止めするボールプランジャ5と図1、図2に示した工具差込み穴6が設けられている。
ボールプランジャ5は、図7に示すように、台金13にねじ込まれている。このボールプランジャ5のばねに付勢された先端のボールは、ブランク12が嵌合溝17に正しく挿入されるとそのブランクの下面の凹部16に入り込む。
これにより、ブランク12が仮止めされて嵌合溝17からの抜け出しが防止される。そのために、固定部材14によるブランク12の固定作業が支障なく行える。
このように、ボールプランジャ5があるとブランク12の仮止めがなされて好ましいが、一方で、ボールプランジャ5の先端のボールが凹部16に入り込んだ状態ではブランク12の嵌合溝17からの抜き取りに抵抗が加わる。
そのときに、工具差込み穴6が有効性を発揮する。その工具差込み穴6から工具本体2とブランク12との間にドライバなどの工具を差し込むことができ、その状態で工具をこじることでブランク12を嵌合溝から強制的に押し外すことができる。
このように構成した例示の切削工具1は、切削インサート10の台金13に対する着脱が可能であり、これにより台金13の繰り返し使用が可能となり、台金を廃棄する無駄が無くなって経済効果が高まる。
例示の切削工具は、ブランクが2コーナ使用型となっており、より経済効果が高まる。
図1に示したバイトは、送りをかける方向の前方に嵌合溝17のブランク挿入口を配置して使用するとよい。そのような使い方をすると、ブランク12に対して工具の使用中に嵌合溝17から抜け出させるような力が加わらず、加工の安定性が損なわれることがない。
なお、掘削機に利用される掘削ビットなどの掘削工具は、見方によっては大型の切削工具と言うことができる。この発明の適用対象には、掘削機に利用されるその掘削工具も含まれる。
掘削ビットなどの掘削工具は旋削加工用のバイトなどに比べるとサイズが大きく、この発明を適用する上での適正がバイトよりもむしろ高い。
1 切削工具
2 工具本体
3 支持座
4 クランプ部材
5 ボールプランジャ
6 工具差込み穴
10 切削インサート
11 切れ刃
12 ブランク
13 台金
13a 取付け孔
14 固定部材
15 段部
16 凹部
17 嵌合溝
18 主座面
19 副座面
20 第1拘束面
21 第2拘束面
C ブランク中心の軸

Claims (6)

  1. 工具本体と、切削インサートと、その切削インサートを前記工具本体に着脱自在に固定するクランプ部材を備える切削工具であって、
    前記切削インサートが、切れ刃を有するブランクと台金とその台金に前記ブランクを固定する固定部材とからなり、
    前記ブランクは、切削に関与する側のコーナ部と切削に関与する側とは反対側のコーナ部にそれぞれ位置交換の可能な切れ刃を有し、さらに、前記台金は平面視形状が多角形又は円形をなす平板状であり、その台金がコーナ部に前記ブランクの切削に関与しない側を台金の一側部から抜き差しする嵌合溝を具備し、
    その嵌合溝は、前記ブランクの切削に関与する側の下面を支える主座面と、前記ブランクの切削に関与する側とは反対側の上面を支える副座面と、その副座面よりも前方、かつ前記主座面よりも上方において前記ブランクの上面に設けられた段部を突き当てる第1拘束面と、前記ブランクの前記嵌合溝への差込み方向前方の側面を突き当てる第2拘束面を有し、
    前記固定部材が前記ブランクを前記副座面に押しつけるように構成された切削工具。
  2. 前記ブランクが、上面のコーナと下面のコーナを結ぶ直線に対して垂直、かつ、上面に対して平行な中心の軸を基準にして点対称形状をなし、前記中心の軸を支点にしてブランクを180°回転させたときに上面のコーナと下面のコーナの位置が入れ替わるように構成された請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記固定部材が、前記台金に底面側からねじ込まれたねじであり、そのねじを締め込んで当該ねじで前記ブランクを前記副座面に押しつけるように構成された請求項1又は請求項2に記載の切削工具。
  4. 前記ブランクの上下面に位置決め用の凹部が設けられ、前記工具本体にボールプランジャが設けられ、前記ブランクが前記嵌合溝に正しく挿入された位置で前記ボールプランジャのばねに付勢されたボールが前記凹部に入り込むように構成された請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の切削工具。
  5. 前記工具本体に、前記工具本体と前記ブランクとの間に前記ブランクを前記嵌合溝から押し外すための工具を差し込む工具差込み穴が設けられている請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の切削工具。
  6. 前記切削工具が、掘削工具である請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の切削工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111618616A (zh) * 2020-05-19 2020-09-04 河源市蓝海米克模具刀具有限公司 一种铸造金属切削高耐磨工业刀具

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