JP5526743B2 - インサート着脱式切削工具のヘッド部材およびインサート着脱式切削工具 - Google Patents
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Description
そして、下記の特許文献1には、下顎部の凸上湾曲外側面とインサート取付座との間に平坦側面を形成し、インサート取付座近傍の局所的な剛性を上げたインサート着脱式切削工具が提案されている。
しかしながら、下顎部と上顎部の肉厚を厚くすると、それら下顎部及び上顎部の側面と切削インサートの切刃の左右の張り出し部分とのクリアランスが小さくなる。このようにクリアランスが小さくなると、クリアランス管理を厳格に行わなければならず、下顎部や上顎部の位置を高精度で測定する必要が生じていた。
すなわち、本発明に係るインサート着脱式切削工具のヘッド部材は、切刃を有する切削インサートが着脱可能に取り付けられるインサート取付座がヘッド部材本体に形成されて、ホルダの先端に装着されることによりインサート着脱式切削工具を構成するインサート着脱式切削工具のヘッド部材であって、前記ヘッド部材本体には、前記切削インサートを上下方向から挟持して固定する上顎部と下顎部が設けられるとともに、前記上顎部の下面と前記下顎部の上面には、それぞれ前記インサート取付座が設けられ、前記上顎部及び前記下顎部の先端側から見て左右の側面の一方には湾曲した凸状湾曲外側面が、また前記左右の側面の他方には湾曲した凹状湾曲内側面がそれぞれ設けられ、前記上顎部の前記凹状湾曲内側面の下端には位置測定用の平坦側部が設けられていることを特徴とする。
ここでは、特に、平坦側部が上顎部の凹状湾曲内側面の下端に設けられており、切削インサートにおいて切刃は、通常上部に形成されている。このため、平坦側部が設けられる上顎部の凹状湾曲内側面の下端は、切刃の端部にごく近い位置となる。すなわち、上顎部の凹状湾曲内側面の下端に設けられた平坦側部の位置を測定することは、切削インサートの切刃のごく近傍位置を測定することとなり、被削材の切削に関して高精度の測定が可能となる。
図1は本発明の一実施形態のヘッド部材を先端上方側かつ先端側から向かって右側から見た斜視図、図2は図1に示す実施形態のヘッド部材を先端上方側かつ先端側から向かって左側から見た斜視図、図3は図1に示す実施形態のヘッド部材を後端下方側かつ後端側から向かって右側から見た斜視図である。図4は図1に示すヘッド部材が装着される本発明の一実施形態のインサート着脱式切削工具を、先端上方側かつ先端側から向かって右側から見た分解斜視図、図5は図1に示すヘッド部材が装着される本発明の一実施形態のインサート着脱式切削工具を、先端上方側かつ先端側から向かって左側から見た分解斜視図、図6はヘッド部材に切削インサートを組み付けた状態を表す斜視図、図7は図6のVII矢視図、図8は図6のVIII矢視図である。
さらに、図7、図9に示すように、下顎部34の下端部には、後端部の下端面31Cに略平行な測定用の平坦下面部34BBと、後端部の下端面31Cに略直交する測定用の平坦側部34BCがそれぞれ形成されている。具体的には、平坦下面部34BBは、図9において先端から左方に向かうに従い、後端部の下端面31Cを基準平面として0.5°〜5°の傾斜角θaをもって後退するように形成されている。また、平坦側面34BCは、図9において先端から上方に向かうに従い、前記下端面31Cに直交する基準立面から0.5°〜5°の傾斜角θbをもって上方側が左方に傾くように形成されている。なお、これら平坦下面部34BBおよび平坦側部34BCの幅寸法は、例えば0.3mm〜6.0mmの範囲に設定されている。
スリット38の前端には、上顎部33側に円弧状の切欠38Aが、また下顎部34側に円弧状の切欠38Bがそれぞれ形成されていて、切刃インサートが挿入してクランプされる際に、切削インサート50の後端角部が干渉しないようになっている。
すなわち、このヘッド部材30では、互いに直交する後端部の他方の側面31B、突壁部の背面32Aおよび後端部の下端面31Cが、当該ヘッド部材30をホルダ10の装着部16へ取り付ける際にホルダの第1〜第3受け面17,18,19にそれぞれ当接される当接基準面(当接側面、当接側面、当接下面)となる。
そして、この測定した値に基づき、上顎部33のインサート取付座35の位置が許容寸法範囲内に製作できているか否かを判断することができる。
そして、この測定した値に基づき、下顎部34のインサート取付座35の位置が許容寸法範囲内に製作できているか否かを判断することができる。
そして、この測定した値に基づき、下顎部34のインサート取付座35の位置が許容寸法範囲内に製作できているか否かを判断することができる。
例えば、本実施形態では、ホルダの先端に装着されるヘッド部材として、所定形状の鋼材から切削加工を施して形成することにより得られた例を挙げて説明したが、これに限られることなく、ヘッド部材を、図10に示すように、鋼材の原料微粉末と樹脂等のバインダーを混練して流動性を持たせた素材を、ヘッド部材本体の形状を反転させた分割金型内に射出成形した後、加熱によりバインダーを除去して原料微粉末を焼結する、MIM(Metal Injection Molding)法によって製造することもできる。
なお、このヘッド部材60にも、測定用の平坦側部33CA、34BAがそれぞれ形成されている。
なお、このヘッド部材70にも、測定用の平坦側部33CA、34BCがそれぞれ形成されている。
16 装着部16
30,60,70 ヘッド部材
30A ヘッド部材本体
31 後端部
31B 側面(当接側面)
31C 下端面
32 突壁部
32A 背面
33 上顎部
33A 押圧面
33B、34B 凸状湾曲外側面
33C,34C 凹状湾曲内側面
33CA 測定用の平坦側部
34 下顎部
34A 台座面
34BA 測定用の平坦側部
34BB 測定用の平坦下面部
34BC 測定用の平坦側部
35 インサート取付座
50 切削インサート
52 切刃
Claims (4)
- 切刃を有する切削インサートが着脱可能に取り付けられるインサート取付座がヘッド部材本体に形成されて、ホルダの先端に装着されることによりインサート着脱式切削工具を構成するインサート着脱式切削工具のヘッド部材であって、
前記ヘッド部材本体には、前記切削インサートを上下方向から挟持して固定する上顎部と下顎部が設けられるとともに、前記上顎部の下面と前記下顎部の上面には、それぞれ前記インサート取付座が設けられ、
前記上顎部及び前記下顎部の先端側から見て左右の側面の一方には湾曲した凸状湾曲外側面が、また前記左右の側面の他方には湾曲した凹状湾曲内側面がそれぞれ設けられ、
前記上顎部の前記凹状湾曲内側面の下端には位置測定用の平坦側部が設けられていることを特徴とするインサート着脱式切削工具のヘッド部材。 - 請求項1に記載のインサート着脱式切削工具のヘッド部材であって、
前記下顎部の前記凸状湾曲外側面の上端には位置測定用の平坦側部が設けられていることを特徴とするインサート着脱式切削工具のヘッド部材。 - 請求項1または2に記載のインサート着脱式切削工具のヘッド部材であって、
前記下顎部の下端部には、位置測定用の平坦下面部と、前記凹状湾曲内側面側に位置測定用の平坦側部がそれぞれ設けられていることを特徴とするインサート着脱式切削工具のヘッド部材。 - 請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のインサート着脱式切削工具のヘッド部材が前記ホルダの先端に取り付けられていることを特徴とするインサート着脱式切削工具。
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JP2009275722A JP5526743B2 (ja) | 2009-12-03 | 2009-12-03 | インサート着脱式切削工具のヘッド部材およびインサート着脱式切削工具 |
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JP2009275722A JP5526743B2 (ja) | 2009-12-03 | 2009-12-03 | インサート着脱式切削工具のヘッド部材およびインサート着脱式切削工具 |
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2009
- 2009-12-03 JP JP2009275722A patent/JP5526743B2/ja active Active
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