JP2007255890A - ジャイロ装置 - Google Patents

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章 森
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郁 永井
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Abstract

【課題】 角速度検出信号の温度ドリフトの影響を除きつつ、温度補償後の角速度検出信号にリップルが発生しないようにして、従来よりも一層精度良く角速度を検出することが可能なジャイロ装置を提供する。
【解決手段】 角速度検出素子の温度を検出する温度センサ65の検出特性曲線に対する温度勾配を補正する補正係数を記憶するメモリ66、上記補正係数に基づいて温度センサ65の検出出力を調整し、これを温度ドリフト補正信号として生成する温度ドリフト補正信号生成回路643、および上記温度ドリフト補正信号を角速度検出素子で得られる角速度検出信号に加算する加算回路646を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、角速度やその回転方向を検出するために使用されるジャイロ装置に関する。
近年、車両の姿勢検知、ナビゲーション装置の進行方向検知、カメラの手振れ補正、仮想現実操作などの手段としてジャイロ装置が使用されている。
このジャイロ装置において、一定の角速度が印加されている状態では、振動子等で構成される角速度検出素子を含む角速度検出部からはその角速度に応じた電圧レベルをもつ角速度検出信号が出力される。そして、この角速度検出信号の直流電圧レベルの大きさを判別することにより、角速度の大きさと回転方向とを検出することができる。
ところで、上記のように、角速度検出部から出力される角速度検出信号の電圧レベルは、角速度の大きさ以外の要因によっても変化することがある。すなわち、ジャイロ装置の周囲温度が変化すると、無回転時の電圧レベルが変動する、いわゆる温度ドリフトが生じることがある。また、周囲温度の変化によって角速度検出素子やその周辺回路の感度が変化することがある。
このように、角速度検出部から出力される角速度検出信号の電圧レベルが、周囲温度変化に起因した温度ドリフトや検出感度の変化の影響を受けて変動すると、角速度の大きさを精度良く検出することが困難になる。したがって、角速度を正確に検出するためには、このような誤差要因を除くことが必要となる。
そこで、従来技術では、例えば温度ドリフトに関して、所定の比較的狭い温度間隔ごとに設定した温度補正値をメモリに記憶しておき、温度センサの出力に基づいてメモリから各温度に対応した温度補正値を読み出し、この温度補正値をD/Aコンバータでアナログ化した後に角速度検出信号に加算するなどして、角速度検出信号の電圧レベルを補正するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、従来技術では、所定の比較的広い温度間隔ごとに設定した温度補正値をメモリに記憶しておき、メモリに記憶されていない温度に対する温度補正値については、前後に存在する温度補正値から補間処理によってその温度に対応する温度補正値を求め、この補間処理により得られた温度補正値によって上記と同様に角速度検出信号の出力レベルを補正するようにしたものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
実用新案登録2577760号公報 特開2000−258162号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような前者の従来技術では、次の課題がある。例えば、いま、角速度検出信号が温度変化に対して図12(a)に示すような温度ドリフトを生じているとする。このとき、メモリに記憶されている各温度に対応した温度補正値は離散的なデータであるので、この温度補正値をD/Aコンバータでアナログ化した場合には、図12(b)のように温度変化に対して階段状に変化する特性を示す。
したがって、図12(a)に示すような温度ドリフトを生じる角速度検出信号を、同図(b)に示すような特性をもつ温度補正値で補正して得られる角速度検出信号には、同図(c)に示すように、温度変化に対して鋸歯波状に変化する、いわゆるリップルが発生する。このため、角速度検出信号のS/N比が劣化し、微小角速度の検出が困難となる。
温度ドリフト補正後の角速度検出信号にリップルが発生しないようにするには、細かい温度間隔でもって温度補正値をメモリに記憶しておくことが考えられる。しかし、そうすると、逆に大きなメモリ容量が必要となってコストアップを招来するため得策でない。
また、特許文献2に記載されているような後者の従来技術では、各温度に対して不足する温度補正値を補間処理によって得ているので、温度補正値を記憶するメモリの容量は比較的少なくて済む。
しかしながら、この場合においても、補間処理により得られた温度補正値をD/Aコンバータでアナログ化して角速度検出信号に加算する点では前者の従来技術と同じであるので、離散的なデジタル値をアナログ値に変換する際の不連続性は避けられない。したがって、D/Aコンバータでアナログ化した温度補正値によって温度ドリフトを補正した後の角速度検出信号には、図12(c)に示したように、依然として温度変化に対してリップルが発生する。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、角速度検出素子から出力される角速度検出信号の周囲温度変化に起因した温度ドリフトや検出感度の変化に対して高い精度で温度補償を行えるとともに、温度補償後の角速度検出信号にリップルが発生しないようにして、従来よりも一層精度良く角速度を検出することが可能なジャイロ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のジャイロ装置は次の構成を採る。
すなわち、請求項1記載の発明では、角速度検出部と、温度を検出してアナログ値で出力する温度センサと、この温度センサの検出出力の温度勾配を補正する補正係数を記憶するメモリと、このメモリに記憶されている前記補正係数に基づいて前記温度センサの検出出力を調整し、これを温度ドリフト補正信号として生成する温度ドリフト補正信号生成回路と、この温度ドリフト補正信号生成回路で生成された温度ドリフト補正信号を前記角速度検出部から出力される角速度検出信号に加減算する加減算回路と、を備えることを特徴としている。
請求項2記載の発明では、角速度検出部と、温度を検出してアナログ値で出力する温度センサと、この温度センサの検出出力の温度勾配を補正する補正係数を記憶するメモリと、このメモリに記憶されている前記補正係数に基づいて前記温度センサの検出出力を調整し、これを感度温度補正信号として生成する感度温度補正信号生成回路と、この感度温度補正信号生成回路で生成された感度温度補正信号を前記角速度検出部から出力される角速度検出信号に乗徐算する乗徐算回路と、を備えることを特徴としている。
請求項3記載の発明では、請求項1記載の温度ドリフト補正信号生成回路および加減算回路、ならびに請求項2記載の感度温度補正信号生成回路および乗徐算回路を共に備えることを特徴としている。
請求項4記載の発明では、請求項1または請求項3記載の発明の構成において、前記温度ドリフト補正信号生成回路は、前記温度センサの検出出力に対してメモリから読み出された補正係数を乗徐算する乗徐算回路からなることを特徴としている。
請求項5記載の発明では、請求項2または請求項3記載の発明の構成において、前記感度補正信号生成回路は、前記温度センサの検出出力に対してメモリから読み出された補正係数を乗徐算する乗徐算回路からなることを特徴としている。
請求項6記載の発明では、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の発明の構成において、前記メモリに記憶されている前記補正係数は、複数の温度領域ごとに個別の値が設定されていることを特徴としている。
請求項7記載の発明では、請求項6記載の発明の構成において、前記温度センサの検出出力を基準電圧と比較して現在の温度領域を判定する比較器を備えることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、角速度検出部から出力される角速度検出信号が周囲温度変化に起因して温度ドリフトを生じた場合には、温度ドリフト補正信号を加減算して温度ドリフトの影響を相殺するので、高い精度で温度補償を行うことができる。
しかも、その際に使用する温度ドリフト補正信号は、D/Aコンバータの出力ではなく、基本的に温度センサの検出出力そのものを加工して生成されたアナログ信号であるので、温度変化に対して連続的に変化する信号となる。このため、温度ドリフト補正信号で温度補償した後の角速度検出信号には従来のようなリップルが発生しない。したがって、従来よりもS/N比が向上し、一層精度良く角速度を検出することが可能になる。
また、メモリには補正係数を記憶しておくだけでよく、従来のように各温度に個別に対応した温度ドリフト補正値までは記憶しておく必要がないので、少ないメモリ容量で対処することができ、メモリに要する費用を削減することができる。
請求項2記載の発明によれば、角速度検出素子の検出感度が周囲温度変化の影響を受けて変動した場合には、感度温度補正信号を乗徐算して検出感度の変動の影響を相殺するので、高い精度で温度補償を行うことができる。
しかも、その際に使用する感度温度補正信号は、D/Aコンバータの出力ではなく、基本的に温度センサの検出出力そのものを加工して生成されたアナログ信号であるので、温度変化に対して連続的に変化する信号となる。このため、感度温度補正信号で角速度検出信号の感度を温度補正する際にはリップルが発生しない。したがって、従来よりもS/N比が向上し、一層精度良く角速度を検出することが可能になる。
また、メモリには補正係数を記憶しておくだけでよく、各温度に対応した感度温度補正値までは記憶しておく必要がないので、少ないメモリ容量で対処することができ、メモリに要する費用を削減することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の温度ドリフト補正信号生成回路および減算回路、ならびに請求項2記載の感度温度補正信号生成回路および乗徐算回路を共に備えているので、角速度検出信号の温度ドリフトに対する温度補償、ならびに角速度検出素子の検出感度の変動に対する温度補償を共に行うことができるので、さらに一層精度良く角速度を検出することが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1または請求項3記載の発明の効果に加えて、温度ドリフト補正信号生成回路は、温度センサの検出出力に対してメモリから読み出された補正係数を乗徐算する乗徐算回路からなるので、簡単な構成でもって適切な温度ドリフト補正信号を生成することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項2または請求項3記載の発明の効果に加えて、感度補正信号生成回路は、温度センサの検出出力に対してメモリから読み出された補正係数を乗徐算する乗徐算回路からなるので、簡単な構成でもって適切な感度温度補正信号を生成することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、メモリには複数の温度領域ごとに個別の補正係数が設定されているので、温度ドリフトや感度の温度変化が2次以上の関数値を示す場合においても適切な対応をとることができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明の効果に加えて、温度センサの検出出力を基準電圧と比較して現在の温度領域を判定する比較器を備えるので、簡単な構成でもって現在の温度領域を判定することができる。
この実施の形態では、振動子を角速度検出素子として用いたジャイロ装置に適用した場合について説明する。
図1はこの実施の形態のジャイロ装置に使用される振動子の構造を示す平面図、図2はこのジャイロ装置を構成する振動子基板と保護基板とを接合した状態の一部を示す断面図である。
この実施の形態のジャイロ装置は、角速度検出素子としての振動子1を備えている。この振動子1は、静電駆動/容量検出型のものであって、例えば単結晶または多結晶をなす低抵抗なシリコン材料からなる振動子基板2と、この振動子基板2の主面および裏面に設けられた例えば高抵抗なシリコン材料、ガラス材料等からなる保護基板3とを有する。そして、両基板2,3は、振動子基板2の可動部分を確保するためのキャビティ4形成箇所を除いて、例えば陽極接合等の接合方法により一体的に接合されている。また、キャビティ4内は振動ダンピングを低減するために真空状態あるいは低圧力状態に保たれている。
振動子基板2には、エッチング処理等の微細加工を施すことにより、第1〜第4の各質量部71〜74や駆動梁8、第1,第2モニタ電極91,92、第1〜第4駆動電極101〜104、第1〜第4検出電極161〜164、および接地電極181,182などが形成されている。ここで、図1において、振動子1の長手方向をY軸方向、これに直交する短手方向をX軸方向、両軸に共に直交する紙面に垂直な方向をZ軸方向としたとき、第1〜第4の各質量部71〜74は、部分的に接地電極181,182に接続された駆動梁8によってY軸方向に沿って直列に支持されており、これによって第1〜第4の各質量部71〜74はX軸方向に沿って振動可能な状態になっている。すなわち、第1〜第4の各質量部71〜74や駆動梁8が可動部となっており、第1,第2モニタ電極91,92、第1〜第4駆動電極101〜104、および接地電極181,182が固定部となっている。
上記の第1質量部71は、第1モニタ電極91および第1,第2の駆動電極101,102の櫛歯状部分に対向するように左右に突出形成された櫛歯状の可動側電極111a,111b,111cが設けられている。
また、第2質量部72は、駆動梁8により支持された四角形の第1駆動枠121と、その内側において上下の第1検出梁131により支持された2つの四角形を連接させた形状の第1検出枠141とを有する。第1駆動枠121の外側には第1質量部71に近接して上記の第1,第2駆動電極101,102の櫛歯状部分に対向した櫛歯状の可動側電極151a,151bが形成されている。また、第1検出枠141の2つの四角形部分の内側にはそれぞれ櫛歯状の第1,第2検出電極161,162にそれぞれ対向して櫛歯状の可動側電極171が形成されている。これにより、第1検出枠141は可動側電極171と共に第1検出梁131によってY軸方向に沿って振動可能な状態になっている。
上記の第4質量部74は、第2モニタ電極92および第3,第4の駆動電極103,104の櫛歯状部分に対向するように左右に突出形成された櫛歯状の可動側電極112a,112b,112cが設けられている。
また、第3質量部73は、駆動梁8により支持された四角形の第2駆動枠122と、その内側において上下の第2検出梁132により支持された2つの四角形を連接させた形状の第2検出枠142とを有する。第2駆動枠122の外側には、第4質量部74に近接して上記の第3,第4駆動電極103,104の櫛歯状部分に対向した櫛歯状の可動側電極152a,152bが形成されている。また、第2検出枠142の四角形部分の内側にはそれぞれ櫛歯状の第3,第4検出電極163,164にそれぞれ対向して櫛歯状の可動側電極172が形成されている。これにより、第2検出枠142は可動側電極172と共に第2検出梁132によってY軸方向に沿って振動可能な状態になっている。
上記の第1,第2モニタ電極91,92、第1〜第4駆動電極101〜104、第1〜第4検出電極161〜164、および接地電極181,182は、振動子基板2上の保護基板3との接合箇所の上に形成されていて固定状態になっている。そして、これらの固定側の各電極91,92、101〜104、161〜164、181,182は、図2に示すように各電極パッド5にそれぞれ個別に接続されており、これらの各電極パッド5を介して後述する外部の電気回路と電気的接続が可能になっている。なお、振動子1の可動部分は、駆動梁8を介して接地電極181,182と機械的かつ電気的に接続されていて接地電位に保たれている。
図3はジャイロ装置の全体の回路構成を示すブロック図である。
第1モニタ電極91は第1CV変換回路31に接続され、第2モニタ電極92は第2CV変換回路32に接続されている。第1,第2CV変換回路31,32は共に第1差動増幅回路41に接続され、この第1差動増幅回路41は、フィルタ回路51、第1位相調整回路23を介してAGC回路22に接続されている。また、第1差動増幅回路41は、フィルタ回路51を介して後述の第2位相調整回路60に接続されている。AGC回路22の出力部は、第2駆動電極102と第3駆動電極103とに直接接続されるとともに、反転回路21を介して第1駆動電極101と第4駆動電極104とに接続されている。
一方、第1検出電極161と第3検出電極163は共に第3CV変換回路33に接続され、また、第2検出電極162と第4検出電極164は共に第4CV変換回路34に接続されている。そして、第3,第4CV変換回路33,34は共に第2差動増幅回路42に接続されている。さらに、第2差動増幅回路42は、フィルタ回路52を介して同期検波回路61に接続されている。
なお、上記の第1〜第4のCV変換回路31〜34としては、例えば、図4(a)に示すような電荷増幅回路や、図4(b)に示すようなインピーダンス変換回路が適用される。また、第1,第2差動増幅回路41,42としては、例えば演算増幅器が適用される。
上記の第2位相調整回路60は、第1差動増幅回路41からフィルタ回路51を介して出力されるモニタ信号の位相を90°ずらせて検波参照信号S4として出力するものである。また、同期検波回路61は、第2位相調整回路60から出力される検波参照信号S4に同期して第2差動増幅回路42からフィルタ回路52を介して与えられる角速度検出信号S3の位相検波を行うものである。そして、この同期検波回路61は、平滑回路62および増幅回路63を介して出力調整回路64に接続されている。また、出力調整回路64には、温度センサ65、メモリ66、および基準電圧発生器67がそれぞれ接続されている。
上記の温度センサ65は、角速度検出素子1を含むジャイロ装置全体の温度をアナログ値で検出するもので、例えばサーミスタ等が適用される。また、メモリ66は、例えばROMからなり、温度センサ65の検出出力の温度勾配を補正する補正係数が複数の温度領域ごとに個別に設定されて記憶されている。すなわち、本例では低温領域と高温領域の2つの領域について、それぞれ温度ドリフト補正用に利用される補正係数(以下、温度ドリフト補正係数という)、および感度温度補正用に利用される補正係数(以下、感度温度補正係数という)が個別に記憶されている。さらに、メモリ66にはオフセット電圧調整値、および感度調整値が予め記憶されている。
出力調整回路64は、図5に示すように、比較器64A、オフセット電圧調整部64B、温度ドリフト補正部64C、感度温度補正部64D、および感度調整部64Eからなる。
比較器64Aは、温度センサの検出出力を基準電圧発生器67から与えられる基準電圧と比較して現在の温度領域を判定するもので、例えば低温領域ならばローレベル、高温領域ならばハイレベルの信号が出力されるようになっている。
オフセット電圧調整部64Bは、常温でかつ振動子1に角速度が加わっていない場合において、角速度検出信号の電圧レベルが常に一定のオフセット値(例えば+2.5V)になるようにメモリ66から与えられるオフセット電圧調整値によって調整するもので、D/Aコンバータ641と第1加算回路642とからなる。
温度ドリフト補正部64Cは、メモリ66に記憶されている温度ドリフト補正係数に基づいて温度センサ65の検出出力を調整し、これを温度ドリフト補正信号として生成する温度ドリフト補正信号生成回路643と、この温度ドリフト補正信号生成回路643で生成された温度ドリフト補正信号をオフセット電圧調整後の角速度検出信号に加算する第2加算回路646とを備える。
そして、上記の温度ドリフト補正信号生成回路643は、メモリ66から与えられる温度ドリフト補正係数を選択する第1選択回路644と、この第1選択回路644で選択された温度ドリフト補正係数を温度センサ65の検出出力に対して乗算する乗算回路で構成された第1温度勾配調整回路645とからなる。
感度温度補正部64Dは、メモリ66に記憶されている感度温度補正係数に基づいて温度センサ65の検出出力を調整し、これを感度温度補正信号として生成する感度温度補正信号生成回路647と、この感度温度補正信号生成回路647で生成された感度温度補正信号を温度ドリフト補正後の角速度検出信号に乗算する第1乗算回路650とを備える。
そして、上記の感度補正信号生成回路647は、メモリ66から与えられる感度温度補正係数を選択する第2選択回路648と、この第2選択回路648で選択された感度温度補正係数を温度センサ65の検出出力に対して乗算する乗算回路で構成された第2温度勾配調整回路649とからなる。
感度調整部64Eは、振動子1の温度特性とは関係なく、振動子1の検出性能等の特性ばらつきによって常温での角速度検出信号の感度が異なる場合が生じるので、メモリ66から与えられる感度調整値によって利得調整を行うために設けられたもので、D/Aコンバータ651と、第2乗算回路652とからなる。
次に上記構成のジャイロ装置の動作について説明する。
第1,第4駆動電極101,104にはAGC回路22から出力される駆動信号S11を反転回路21でレベル反転した後の駆動信号S12が加えられる。また、第2,第3駆動電極102,103にはAGC回路22から出力される駆動信号S11がそのまま加えられる。この場合、両駆動信号S11,S12は、図6(a),(b)に示すように、接地電位に対して例えば+2.5Vのオフセット電位を基準として互いにレベルが反転関係にある交流信号である。
このため、例えば、一方の駆動信号S12がハイレベル、他方の駆動信号S11がローレベルの場合、第1,第4駆動電極101,104とこれらの電極101,104に対向する可動側電極111a,151aおよび112b,152bの静電引力は“強”の状態になる一方、第2,第3駆動電極102,103とこれらの電極102,103に対向する可動側電極111b,151bおよび112a,152aの静電引力は“弱”の状態になる。当然、両信号S12,S11のレベルが逆の場合には、上記の説明と逆の状態になる。このため、その静電引力の差によって、図7(a)に示すように、第1〜第4の各質量部71〜74はX軸方向に互いに逆相で駆動されて振動する。
この振動に依存して第1質量部71に設けられている可動側電極111cと第1モニタ電極91間の容量、および第4質量部74に設けられている可動側電極112cと第2モニタ電極92間の容量がそれぞれ変化する。
振動子1のX軸方向の駆動振動状態をモニタする第1,第2モニタ電極91,92における容量変化は、第1,第2CV変換回路31,32によって各容量変化に対応した電圧レベルをもつモニタ信号S21,S22に変換される。この場合、両モニタ信号S21,S22は互いに逆相の信号であるので、次段の第1差動増幅回路41で一つのモニタ信号S2に増幅変換される。
このモニタ信号S2は、フィルタ回路51で不要なノイズ成分が除かれ、さらに第1位相調整回路23で自励発振に必要な位相調整が行われた後、AGC回路22に入力される。AGC回路22は、その入力信号振幅が一定となるようにその増幅率を自動的に調整する。このため、第1〜第4の各駆動電極101〜104には、常に適切な振幅をもつ駆動信号S11,S12が加えられることになる。
このようにして、第1,第2モニタ電極91,92で得られるモニタ信号S2から駆動信号S11,S12をそれぞれ生成して各駆動信号S11,S12を第1〜第4駆動電極に印加することにより、閉ループの自励発振回路が構成され、振動子1は駆動信号S11,S12と同じ周波数の共振周波数で振動が持続される。
この状態で、Z軸を中心軸とした回転角速度が振動子1に加わると、各質量部71〜74には振動方向と直交するY軸方向にコリオリ力が発生する。そして、第1,第2検出梁131,132に支持されている第1,第2検出枠141,142は、図7(b)に示すように、コリオリ力によってY軸方向に互いに逆方向に駆動されてX軸方向の駆動振動と同じ周波数で振動する。この振動に依存して第1,第2検出枠141,142にそれぞれ設けられた可動側電極171,172と第1〜第4検出電極161〜164間の容量がそれぞれ変化する。なお、図7(b)については、各質量部71〜74のX軸方向の振動については省略している。
角速度印加時に発生するコリオリ力Fは、次式で与えられる。
F=2Mωv
ここに、Mは第1〜第4質量部71〜74全体の質量、ωは角速度、vは第1〜第4質量部71〜74全体の駆動振動速度である。
ここで、振動子1が非共振型の場合、振動子1の構造的なY軸方向の共振周波数が駆動信号S11,S12によりX軸方向に駆動される際の振動周波数と十分に離れているので、コリオリ力により生じるY軸方向の振動と駆動信号S11,S12によって駆動されるX軸方向の駆動振動とは90°の位相差を有している。このため、X軸方向に駆動振動している状態で、Y軸方向の振動が生じると、図8に示すように、第1〜第4の各質量部71〜74は楕円運動を行う。したがって、駆動振動に伴って第1,第2モニタ電極91,92に発生する容量変化と、コリオリ力による振動に伴って各検出電極161〜164に発生する容量変化とは、90°の位相差が生じることになる。
一方、コリオリ力による振動に伴って第1,第3検出電極161,163に発生する容量変化は、第3CV変換回路33によって容量変化に対応した電圧レベルをもつ角速度検出信号S31に変換される。同様に、コリオリ力による振動に伴って第2,第4検出電極162,164に発生する容量変化は、第4CV変換回路34によって容量変化に対応した電圧レベルをもつ角速度検出信号S32に変換される。
この場合、第3,第4CV変換回路33,34からそれぞれ出力される角速度検出信号S31,S32はコリオリ力に依存する成分に関しては互いに逆相の信号であるので、次段の第2差動増幅回路42で一つの角速度検出信号S3に増幅変換される。この角速度検出信号S3はフィルタ回路52で不要なノイズ成分が除かれた後、同期検波回路61に入力される。
また、第1差動増幅回路41から出力されるモニタ信号S2は、フィルタ回路51で不要なノイズ成分が除かれた後、第2位相調整回路60に入力される。フィルタ回路51,52は、その位相回転量が同一となるように予め設計されている。第2位相調整回路60は、このフィルタ回路51の出力信号の位相を90°ずらせて検波参照信号S4として出力する。前述のように、非共振型の振動子1においては、モニタ信号S2と角速度検出信号S3とは元々90°の位相差をもって出力される。また、フィルタ回路51とフィルタ回路52の位相回転は同一となるように設計されている。したがって、第2位相調整回路60から出力される検波参照信号S4は、フィルタ回路52から出力される信号のコリオリ成分と同相(あるいは逆相)になり、この検波参照信号S4が同期検波回路61に入力される。
同期検波回路61は、検波参照信号S4によって角速度検出信号S3を同期検波する。この場合、上記の両信号S3,S4は同相(あるいは逆相)になっているので、同期検波回路61で同期検波された後の角速度検出信号S5は半波整流された形となり、これがさらに平滑回路62で平滑化されることで角速度に対応した直流電圧レベルをもつ角速度検出信号S6が得られる。そして、この角速度検出信号S6が次段の増幅回路63で増幅された後に出力調整回路64に与えられる。
メモリ66に格納されているオフセット電圧調整値は、オフセット電圧調整部64BのD/Aコンバータ641でアナログ化された後、第1加算回路642に与えられる。第1加算回路642は、このオフセット電圧調整値を角速度検出信号に加算することで、振動子1に角速度が加わっていない場合における角速度検出信号の常温での電圧レベルが常に一定のオフセット値(例えば+2.5V)になるように調整される。
また、温度センサ65の検出出力は、比較器64Aに加わるとともに、第1,第2温度勾配調整回路645,649にそれぞれ与えられる。比較器64Aは、温度センサ65の検出出力を基準電圧発生器67から与えられる基準電圧と比較して現在の温度領域を判定し、現在の温度領域に対応した信号、例えば低温領域ならばローレベルの信号、高温領域ならばハイレベルの信号を出力する。
温度ドリフト補正部64Cにおいて、第1選択回路644は、例えば、現在の温度が低温領域に含まれるために比較器64Aの出力信号がローレベルであるときには、m1の値をもつ温度ドリフト補正係数を選択する。また、現在の温度が高温領域に含まれるために比較器64Aの出力信号がハイレベルであるときには、m2の値をもつ温度ドリフト補正係数を選択する。
このようにして第1選択回路644で選択された温度ドリフト補正係数m1あるいはm2は、第1温度勾配調整回路645に与えられる。第1温度勾配調整回路645は、第1選択回路644で選択された温度ドリフト補正係数m1あるいはm2を温度センサ65の検出出力に対して乗算し、これを温度ドリフト補正信号として第2加算回路646に与える。第2加算回路646は、第1温度勾配調整回路645から出力される温度ドリフト補正信号を角速度検出信号に加算する。
したがって、例えば出力調整回路64に入力される角速度検出信号S6が図9(a)に示すような温度ドリフトを生じる一方、温度センサ65の検出出力が同図(b)に示すようなリニアな検出特性曲線をもつ場合、この温度センサ65の検出出力そのものを角速度検出信号に対する温度ドリフト補正信号として利用することができない。そこで、温度センサ65の検出出力に対して高温領域と低温領域についてそれぞれ適切な温度ドリフト補正係数m1,m2を乗算することにより、同図(c)に示すような温度特性を有する温度ドリフト補正信号が得られる。そして、この温度ドリフト補正信号を角速度検出信号に加算することにより、加算後の角速度検出信号は、同図(d)に示すように、温度ドリフトを生じない略平坦な特性をもつように補正される。しかも、この場合、温度ドリフト補正信号は、温度センサ65の検出出力に基づいて作成された連続したアナログ信号であるので、温度ドリフト補正後の角速度検出信号には従来のようなリップルは発生しない。
温度ドリフト補正された角速度検出信号は、次段の感度温度補正部64Dに入力される。この感度温度補正部64Dにおいて、第2選択回路648は、例えば、現在の温度が低温領域に含まれるために比較器64Aの出力信号がローレベルであるときには、n1の値をもつ感度温度補正係数を選択する。また、現在の温度が高温領域に含まれるために比較器64Aの出力信号がハイレベルであるときには、n2の値をもつ感度温度補正係数を選択する。
このようにして第2選択回路648で選択された感度温度補正係数n1あるいはn2は、第2温度勾配調整回路649に与えられる。第2温度勾配調整回路649は、第2選択回路648で選択された感度温度補正係数n1あるいはn2を温度センサ65の検出出力に対して乗算し、これを感度温度補正信号として第1乗算回路650に与える。第1乗算回路650は、第2温度勾配調整回路649から出力される感度温度補正信号を角速度検出信号に乗算する。
したがって、例えば出力調整回路64に入力される角速度検出信号の感度が図10(a)に示すような温度変化を生じる場合には、温度センサ65の検出出力に対して高温領域と低温領域についてそれぞれ適切な感度温度補正係数n1,n2を乗算することにより、同図(c)に示すような温度特性を有する感度温度補正信号が得られる。そして、この感度温度補正信号を角速度検出信号に乗算することにより、乗算後の角速度検出信号の感度は、同図(d)に示すように、温度変化に影響されない略平坦な特性をもつように補正される。しかも、この場合、感度温度補正信号は、温度センサ65の検出出力に基づいて作成された連続したアナログ信号であるので、角速度検出信号の感度補正の際にリップルが発生しない。
感度温度補正された角速度検出信号は、次段の感度調整部64Eに入力される。メモリ66に格納されている感度調整値は、感度調整部64EのD/Aコンバータ651でアナログ化された後、第2乗算回路652に与えられる。第2乗算回路652は、この感度調整値を感度温度補正された後の角速度検出信号に乗算することで、振動子1の検出性能等の特性ばらつきによって角速度検出信号のレベルが異なる場合の利得調整が行われる。そして、利得調整後の角速度検出信号S7に基づいて図示しない以降の処理回路によって実際の角速度の大きさとその回転方向とが算出される。
なお、上記の実施の形態では、低温領域と高温領域の2つの領域によってそれぞれ温度ドリフト補正係数m1,m2、感度温度補正係数n1,n2を設定しているが、さらに細かい温度領域についてそれぞれ適切な温度ドリフト補正係数や感度温度補正係数を設定することもできる。
また、図11(a)に示すように、角速度検出信号の温度ドリフト特性がリニアに変化するような場合には、温度領域を区別せずに単一の温度ドリフト補正係数m3を用い、この温度ドリフト補正係数m3を同図(b)に示す温度センサ65の検出出力に対して乗算することにより、同図(c)に示すような温度特性を有する温度ドリフト補正信号を生成するようにしてもよい。同様に、角速度検出信号の感度が温度変化に応じてリニアに変化するような場合には、単一の感度温度補正係数を用いることができる。
さらにまた、上記の実施の形態では、温度ドリフト補正部64Cを構成する第1温度勾配調整回路645は乗算回路により構成しているが、温度補正の内容によっては除算回路とすることもできる。また、第1加算回路646についても温度ドリフトの内容によって減算回路で構成することができる。さらに、感度温度補正部64Dを構成する第2温度勾配調整回路645は乗算回路により構成しているが、補正の内容によっては除算回路とすることもできる。また、第1乗算回路650についても温度感度変化の内容によって除算回路で構成することができる。
上記の実施の形態では、ジャイロ装置として、静電駆動/容量検出型の振動子1を備えた振動ジャイロに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、圧電材料や単結晶からなる音片型振動子を角速度検出素子として備えた振動ジャイロや、音叉型振動子を角速度検出素子として備えた振動ジャイロ、さらには他の種類のジャイロ装置についても広く適用することが可能である。
本発明の実施の形態におけるジャイロ装置の振動子の構造を示す平面図である。 図1のジャイロ装置を構成する振動子基板と保護基板とを接合した状態の一部を示す断面図である。 ジャイロ装置の全体の回路構成を示すブロック図である。 CV変換回路の一例を示す回路図である。 出力調整回路の詳細を示すブロック図である。 振動子の駆動電極に加える駆動信号の波形図である。 振動子の振動状態の説明図である。 振動子における駆動振動方向とコリオリ力による振動方向との関係を示す説明図である。 角速度検出信号に生じる温度ドリフトを温度ドリフト補正信号により補正する場合の処理動作の説明図である。 角速度検出信号に生じる感度の温度変化を感度温度補正信号により補正する場合の処理動作の説明図である。 角速度検出信号に生じる温度ドリフトを温度ドリフト補正信号により補正する場合の他の処理動作の説明図である。 従来技術において、角速度検出信号に生じる温度ドリフトを温度ドリフト補正信号により補正する場合の処理動作の説明図である。
符号の説明
1 振動子
64 出力調整回路
64A 比較器
64B オフセット電圧調整部
64C 温度ドリフト補正部
64D 感度温度補正部
64E 感度調整部
65 温度センサ
66 メモリ
643 温度ドリフト補正信号生成回路
645 第1温度勾配調整回路(乗徐算回路)
646 第1加算回路(加減算回路)
647 感度温度補正信号生成回路
649 第2温度勾配調整回路(乗徐算回路)
650 第1乗算回路(乗徐算回路)

Claims (7)

  1. 角速度検出部と、
    温度を検出してアナログ値で出力する温度センサと、
    この温度センサの検出出力の温度勾配を補正する補正係数を記憶するメモリと、
    このメモリに記憶されている前記補正係数に基づいて前記温度センサの検出出力を調整し、これを温度ドリフト補正信号として生成する温度ドリフト補正信号生成回路と、
    この温度ドリフト補正信号生成回路で生成された温度ドリフト補正信号を前記角速度検出部から出力される角速度検出信号に加減算する加減算回路と、
    を備えることを特徴とするジャイロ装置。
  2. 角速度検出部と、
    温度を検出してアナログ値で出力する温度センサと、
    この温度センサの検出出力の温度勾配を補正する補正係数を記憶するメモリと、
    このメモリに記憶されている前記補正係数に基づいて前記温度センサの検出出力を調整し、これを感度温度補正信号として生成する感度温度補正信号生成回路と、
    この感度温度補正信号生成回路で生成された感度温度補正信号を前記角速度検出部から出力される角速度検出信号に乗徐算する乗徐算回路と、
    を備えることを特徴とするジャイロ装置。
  3. 請求項1記載の温度ドリフト補正信号生成回路および加減算回路、ならびに請求項2記載の感度温度補正信号生成回路および乗徐算回路を共に備えることを特徴とするジャイロ装置。
  4. 前記温度ドリフト補正信号生成回路は、前記温度センサの検出出力に対して前記メモリから読み出された補正係数を乗徐算する乗徐算回路からなることを特徴とする請求項1または請求項3記載のジャイロ装置。
  5. 前記感度補正信号生成回路は、前記温度センサの検出出力に対して前記メモリから読み出された補正係数を乗徐算する乗徐算回路からなることを特徴とする請求項2または請求項3記載のジャイロ装置。
  6. 前記メモリに記憶されている前記補正係数は、複数の温度領域ごとに個別の値が設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のジャイロ装置。
  7. 前記温度センサの検出出力を基準電圧と比較して現在の温度領域を判定する比較器を備えることを特徴とする請求項6記載のジャイロ装置。
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